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JP4635999B2 - キャビネット - Google Patents
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Description

本発明は、キャビネットに設けられた外レールに引き出し箱の側板外面に形成された内レールを摺動自在に係合してなるキャビネットに関する。さらに詳しくは、引き出し箱の設置が配管類の邪魔により困難な場合においても容易に引き出し箱を設置することができるキャビネットに関するものである。
従来から特許文献1に示されるキャビネットは知られている。即ち、左右両側板の外側面後部の上下に間隔をもってローラーをそれぞれ設け、これらローラーによってキャビネット本体に取り付けた外レールを上下から挟持すると共に、前記左右両側板の外側面に、前後方向の内レールを設け、この内レールによって案内されるローラーを、前記外レールの前部に設けた引き出し案内機構とする引き出し箱を有するキャビネットである。
キャビネットは上面に洗面部を設けた洗面化粧台、上面にシンクを設けたキッチンキャビネット等、水を使用する場合、キャビネット内に給水管、配水管等が配管され、設置する引き出し箱の奥行きに制限を受ける場合があり、この制限は施工現場によって異なるものである。この制限に対応するには両側板、底板を切断し、引き出し箱の奥行きを小さくすれば良いものであるが、両側板を切断する場合に両側板の外側面に設けた内レールも切断するために、内レールが切断時に変形したり、切断面にバリが生じたりして外レールとの摺動自在な係合が円滑にいかない場合があった。
又、底板のみを切断し、背板の位置を手前側に移動して両側板間に固定すれば両側板を切断せずに引き出し箱の奥行きを小さくすることができる。しかし、この場合においても背板の位置が手前側に移動しているために背板より奥側部では背板が支持しないので両側板は撓み、変形しやすいもので、引き出し箱を挿入するさい、両側板の内レールとキャビネット本体にもうけた外レールとの摺動自在な係合が円滑にいかない場合があった。
特開2004−305353号公報(要約及び図2)
本発明は、上記従来例におけるキャビネットの欠点を解決するもので、特に引きだし箱の奥行きを変更し、配管類が存在しても対応した引きだし箱を円滑に摺動自在に設けることができるキャビネットを提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係るキャビネットは、キャビネットに設けられた外レールに、前板、側板、背板、底板で構成される引き出し箱の側板外面に形成された内レールを摺動自在に係合してなるキャビネットにおいて、引き出し箱の背板と側板との引き出し方向の相対的位置を選択自在に設定すると共に、背板を側板間に固定してこの背板の手前側にのみ底板を設け、背板の奥側であって底板の存在しない側板間に回避空間を形成すると共に、一片は背板奥外面に固定し他片は背板より奥方向に突出する側板に固定する補強ブラケットを設けてなるものである。
請求項1に記載のキャビネットは、引き出し箱の背板と側板との引き出し方向の相対的位置を選択自在に設定すると共に、背板を側板間に固定し、背板の奥側であって底板の存在しない側板間に回避空間を形成すると共に、一片は背板奥外面に固定し他片は背板より奥方向に突出する側板に固定する補強ブラケットを設けてなるために、背板より奥方向に突出する側板は補強ブラケットにより撓みや変形することがなくキャビネット本体に設けられた外レールに引き出し箱の側板外面に形成された内レールを摺動自在に円滑に係合することができるものである。
請求項2に記載のキャビネットは、補強ブラケットは合成樹脂製L型材で形成され、側板には側板奥端部を内方に折曲して形成した係止片に係止し固定してなるために、請求項1に記載のキャビネットの効果に加え補強ブラケットの側板に容易に係止し固定することができるものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は本発明の実施例であるキャビネットを示す斜視図、図2は図1に示す実施例のX−X断面説明図、図3は引き出し箱の分解斜視図、図4は図3に示す引き出し箱の斜視図、図5は補強ブラケットの斜視図、図6は図4に示す引き出し箱に補強ブラケットを使用した状態の一部を示す平面説明図である。
図1及び図2において、1はキャビネットを示すもので天板にシンク2を形成したキッチンキャビネットであり、3はカランである。キャビネット1は前面に幕板10、扉板4、及び引き出し箱5が設けられている。引き出し箱5は図3、図4に示す如く、前板6、側板7、7、背板8、底板9で構成されている。
側板7、7は外面に内レール11を形成しており、内面に背板8を固定する固定部12を形成している。固定部12は側板7の奥行き方向に位置をずらせて複数個形成されており、奥行き方向に背板8の固定位置を変えることができるものである。奥行き方向に背板8の固定位置を変えると図2に示すごとく回避空間13がその大きさを変えながら側板7、7と背板8との間により形成されることになる。回避空間13は図2に示す如く配管部14を回避するものである。
15はキャビネット1に設けられた外レールであり側板7、7の外面に形成された内レール11と摺動自在に係合して引き出し箱5が引き出し自在となるのである。ここで外レール15と内レール11が摺動自在に係合するということは特定の構造を限定して表現しているのではなく、従来から知られた構造であってもよい。
図5は補強ブラケット16を示すもので、補強ブラケット16は合成樹脂で形成されたL型材でなるものであり、図6に示す如く、一片17は背板8奥外面に例えばビスで固定され、他片18は側板7奥端部を内方に折曲して形成した係止片19に係止されるものである。即ち、補強ブラケット16の他片18は係止突出部20を有し、該係止突出部20を係止片19の係止孔21に挿入係止するものである。
このように、補強ブラケット16は背板8と側板7とを連結したことになるために側板7が撓んだり変形したりする恐れが少なく、このために引き出し箱5の内レール11と外レール15が円滑に摺動自在に係合するのである。尚、図面ではキッチンキャビネットを示したが洗面化粧台であってもよい。
本発明にかかるキャビネットの実施例の斜視図。 図1に示す実施例のキャビネットのX−X断面説明図。 図1に示す実施例の引き出し箱の補強ブラケットを除いた状態分解斜視図。 図1に示す実施例の引き出し箱の補強ブラケットを除いた状態の斜視図。 補強ブラケットの斜視図。 図1に示す実施例の引き出し箱の一部を示す平面説明図。
符号の説明
1 キャビネット
2 シンク
3 カラン
4 扉板
5 引き出し箱
6 前板
7 側板
8 背板
9 底板
10 幕板
11 内レール
12 固定部
13 回避空間
14 配管部
15 外レール
16 補強ブラケット
17 一片
18 他片
19 係止片
20 係止突出部
21 係止孔

Claims (2)

  1. キャビネットに設けられた外レールに、前板、側板、背板、底板で構成される引き出し箱の側板外面に形成された内レールを摺動自在に係合してなるキャビネットにおいて、引き出し箱の背板と側板との引き出し方向の相対的位置を選択自在に設定すると共に、背板を側板間に固定してこの背板の手前側にのみ底板を設け、背板の奥側であって底板の存在しない側板間に回避空間を形成すると共に、一片は背板奥外面に固定し他片は背板より奥方向に突出する側板に固定する補強ブラケットを設けてなるキャビネット。
  2. 補強ブラケットは合成樹脂製L型材で形成され、側板には側板奥端部を内方に折曲して形成した係止片に係止し固定してなることを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
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