JP4647495B2 - 搾乳器 - Google Patents
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Description
そして、利用者の乳房を大カップ41に当接させた状態で吸引ポンプ5を動作させると、大カップ41内が陰圧となり、弾性体である大カップ41が乳房側に吸い寄せられ、大カップ41によって乳房は圧迫されるので、効果的な搾乳が可能となる構成となっている。
また、特許文献1の手動搾乳器の外縁部等は、上述にように大カップ41内が陰圧となると、その周縁部が大きく変形し、利用者の乳房を確実に保持できないという問題もあった。
このため、前記空間内圧変更手段によって前記密閉空間内が負圧(陰圧)状態となると、前記変形手段は乳房側に変形する。その後、前記密閉空間内が大気圧となると前記変形手段は変形前の状態に戻る。
また、前記ラッパ部は、前記密閉空間の内部圧力の変化に拘わらず変形しない構成であり、前記ラッパ部は、前記連通部側に配置される基端部と、乳房を挿入する入口側に配置される開口端部と、を有する。そして、前記変形手段は、前記ラッパ部に対して着脱可能な着脱部を有しており、前記着脱部は、前記ラッパ部の前記基端部に固定される基端側着脱部と、前記開口端部に固定される開口側着脱部と、を有している。
前記変形手段の前記基端側着脱部と前記開口側着脱部は、前記密閉空間の内部圧力の変化に拘わらず変形しない構成である前記ラッパ部の前記基端部と前記開口端部に配置される。
このため、前記空間内圧変更手段によって前記変形手段が変形すると、変形手段の前記基端側着脱部と前記開口側着脱部との間が乳房側に変形等することになる。このとき、前記変形手段の変形する部分には、前記凸状刺激部が配置されているので、この変形により前記凸状刺激部が乳房の特定部分、例えば乳房の乳輪等を集中的に刺激し、母乳を効率よく搾乳することが可能となる。
すなわち、乳房に前記搾乳器を押し当てているときは、前記変形手段の前記基端側着脱部と前記開口側着脱部は前記ラッパ部に配置されているので、前記ラッパ部の剛性で、前記変形手段と乳房の間に前記密閉空間が確実に密閉状態となる。また、前記変形手段の中間部は、前記ラッパ部に固定されていないため、変形可能な状態となっている。
このため、搾乳のために乳房に刺激を与える変形し易い要請と、乳房に当接し、前記密閉空間を破壊しないという変形し難い要請とを同時に達成することが可能となっている。
すなわち、変形する前記変形手段の外側に配置される前記ラッパ部は、前記空間内圧変更手段によって変形することがないので、例えば、前記変形手段の前記凸状刺激部が配置されている部分と前記ラッパ部との間は負圧状態等になり、前記ラッパ部が前記変形手段の変形を妨げるおそれがある。この点、本請求項に係る発明は、前記ラッパ部には前記常圧状態形成手段が形成されているため、前記凸状刺激部と前記ラッパ部との間の空間が大気圧状態に維持され、密閉空間が負圧になったことに伴って前記変形手段が変形等することを妨げることなく、円滑な変形を可能にする。このため、より効率的な搾乳が可能となる。
また、前記構成によれば、前記ラッパ部の前記基端部側の曲率が変化する曲率変化部の近傍に前記変形手段の前記凸状刺激部が配置される構成となっている。
この前記ラッパ部の前記基端部側の曲率が変化する曲率変化部の近傍は、利用者の乳房を配置した際に、乳房の乳輪近傍が位置するので、最も母乳が出やすくなるよう促す部分である乳房の乳輪近傍が前記凸状刺激部で集中的に刺激されることになる。
このため、より母乳が出やすくなり、効果的な搾乳が可能となる。
また、前記構成によれば、前記常圧状態形成手段が、前記ラッパ部と前記変形手段の間となる空間を、外部に当たる外気と連通する通気開口部であるので、前記常圧状態形成手段を容易に且つ低コストで形成することができる。
請求項2の構成によれば、前記変形手段の前記基端側着脱部は、前記連通部と前記ラッパ部の前記基端部との間に配置される構成となっているので、前記基端側着脱部を前記連通部と前記ラッパ部との間に挟み込むことで容易に配置することができる。このため、複雑な構成を用いることなく簡易且つ確実に前記基端側着脱部を配置して固定することができ密閉空間における負圧の変動に伴う変形で、変形手段がラッパ部から外れてしまうことがない。
請求項3の発明の構成によれば、変形手段の変形案内部によって変形手段の変形方向を規制することができるので、凸状刺激部が例えば、乳房の乳輪等に集中的に当接する方向に変形手段の変形を促すことができる。このため、効率的に乳房に刺激を与えられることができる搾乳器となる。
請求項4の発明の構成によれば、変形案内部が、相互に対向して配置された複数の前記凸状刺激部同士を結んだ第1の仮想線と交差する方向に配置される第2の仮想線上に配置されている。
このため、変形案内部によって、変形手段上に相互に対向して形成されている凸状刺激部同士が近接する方向に変形手段が変形させられる。
このとき、相互に近接する凸状刺激部は、変形手段内に配置されている乳房の乳輪等を2方向、例えば上下方向から集中的に刺激することとなる。
これは、乳児等が母親の乳首を口腔内に取り込み、哺乳する状態と近似することになる。すなわち、乳児等は、母親の乳首を自己の口腔内の上口蓋等と舌により挟み込むように押さえ、舌の蠕動様運動を行う。すなわち、乳児等は乳首等に対して、例えば上下方向である2方向から刺激を与える動作を行う。
したがって、本発明のように、凸状刺激部が乳首の2方向から乳輪等に集中的に刺激を与える構成とすることで実際の乳児等の哺乳運動に近似する動作を行わせることができ、より効率的に乳房への刺激を与えられる搾乳器となる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の搾乳器の第1の実施の形態に係る手動搾乳器100を示す概略斜視図であり、図2は図1の手動搾乳器100の概略断面図である。
図1に示すように手動搾乳器100は、搾乳した母乳を収容する哺乳器本体である例えば、哺乳瓶110を有している。哺乳瓶110はガラス又はPES(ポリエーテルスルフォン)やポリカーボネート、ポリプロピレン等のプラスチック樹脂等からなっている。
この哺乳瓶110の開口側(上部側)には、哺乳瓶110の開口を覆うように連通部130が配置されている。この連通部130は、図2の右上方向に設けられている第1の開口S1、下方向に設けられている下方向に開口S2、そして左上方向に設けられている第3の開口S3を有している。
このため、連通部130は第1の開口S1と第2の開口S2との間には第1の通気路U1が形成され、第2の開口S2と第3の開口S3との間には、第2の通気路U2が形成されている。そして、図2の第2の開口S2には、第2の開口S2を覆うように弁200が形成されている。
弁200は、弁200を哺乳瓶110側へ開放するためのスリット201を有しており、搾乳された母乳がスリット201を介して哺乳瓶110内に収容される構成となっている。なお、この弁200は図2に示す形態だけでなく、搾乳時において哺乳瓶110と連通部130を空気的に分離可能な構成ならば、異なる形態でもよく、さらに弁200がない構成としても良い。
図3は、図2の部分拡大図である。図3のラッパパーツ150は剛性のあるポリカーボネートや、PES、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリシクロオレフィン等の樹脂等で形成され、容易に変形しない構成となっている。
図3に示すように、連通部130の第1の開口S1には、変形部材170とラッパパーツ150とを収容し、連通部130に装着するための連結手段である収容部132が形成されている。この収容部132は、図示するように連通部130の第1の開口S1側が外方に拡径して形成されている。
したがって、基端側脱着部171は、ラッパパーツ150と連通部130との間に挟み込まれることで固定されることになる。この固定は、基端側脱着部171を基端側変形部材配置部151bに配置し、連通部130の収容部132に配置するだけなので容易で且つ確実な固定構造となっている。
また、ラッパ基端部151には、ラッパパーツ150を連通部130の収容部132内に収容されたときの位置決めを行う、位置決め凸部151aが形成されている。すなわち、この位置決め凸部151aが連通部130の収容部132の端部に当接することで位置決めが行われる。
一方、図1及び図3等に示す変形部材170は、例えばシリコーンゴムやエラストマー、イソプレンゴム等の弾性体で形成されている。この変形部材170の連通部130側には、ラッパパーツ150のラッパ基端部151に固定される基端部側脱着部171が形成されている。この基端部側脱着部171は上述のように連通部130と挟まれることで固定される構成となっている。このため、基端部側脱着部171がパッキンとして機能し、連通部130とラッパパーツ150の間を確実に密閉することができる。
このため、変形部材170は、基端部側脱着部171と開口側脱着部172の2カ所がラッパパーツ150に固定され、これらの間は固定されない状態で配置されることになる。
このように配置された変形部材170を取り外すときは、ラッパパーツ150を連通部130の収容部132から外すことで、基端部側脱着部171は容易に取り外すことができる。また、開口側脱着部172は、変形部材170が柔らかいので、利用者が手で操作することで容易に取り外せる構成となっている。
したがって、変形部材170はラッパパーツ150に対して容易に脱着可能な構成となっている。
なお、図3では凸状刺激部173は上下左右の対向する4箇所に形成されているが、45度回転した斜めの状態であってもよい。
図4は人の乳房における母乳生成の概略説明図であるが、図4に示すように乳房の乳輪部分を外部から集中的に圧迫するよう刺激することで母乳の生成や分泌が促されることになる。
そして、図2の変形部材170内に利用者が乳房を挿入した際に、その乳輪が位置するのが図3の曲率変化部154近傍となる。このため後述のように負圧発生手段170の動作によって、負圧が生じ、この負圧によって変形部材170の内、特に凸状刺激部173を中心として内側、すなわち乳房側に移動すると、その際、乳房の乳輪を刺激し、母乳の生成を促す働きをすることになる。
また、この凸状刺激部173の位置に対応するラッパパーツ150には、常圧状態形成手段である例えば通気開口153が、凸状刺激部173と同様に4個形成されている。
したがって、凸状刺激部173の変形を妨げることがないので、より効果的に乳房の乳輪を刺激でき、母乳の分泌を促すことができる。
図2のレバー191と連通部130との間には板バネ210が配置され、この板バネ210によって負圧発生手段190は、図2の矢印A1の方向に付勢されている。また、負圧発生手段190には、図2の第1の通気路U1及び第2の通気路U2内の圧力を調整するための圧力調整手段194が形成されている。
この状態で利用者は、図2のレバー191を図の矢印B1方向に、板バネ210の付勢力に逆らって動かす。図5は、図2のレバー191を矢印B1方向へ移動させて、搾乳している最中の状態を示す概略図である。
図5に示すように、通気路U1及び通気路U2内に負圧が生じ、大気圧と圧力差が生じる。すなわち、連通部130は、負圧発生手段190と乳房が配置されている変形部材170との間の密閉空間を接続する役割を果たす。
特に、ラッパパーツ150の通気開口153が形成されている部分は、ラッパパーツ150と変形部材170の間が大気圧状態に保持されるので、変形を妨げる力が働かず、確実に変形する。
このように、確実に変形する部分に図5に示すように凸状刺激部173が配置されているので、上述のように利用者の乳房の乳輪部近傍を集中的に刺激でき、より効果的な母乳生成を促し、効率的な搾乳が可能となる。
一方、変形部材170の開口側脱着部172と基端側脱着部171の間となる区間は、ラッパパーツ150と固定されていないので変形し易く、所定の位置で乳房を刺激できる構成となる。このように、本実施の形態では、効率良い搾乳のため乳房に刺激を与えるため変形し易くしたいという要請と、乳房に当接し、密閉空間を破壊しないため変形し難くしたいという要請とを同時に達成することが可能となっている。
図6に示すように、連通部130の固定ピストン131の先端のパッキン131aが、負圧発生手段190のピストン案内部192のリーク先端部193に達する。このとき、パッキン131aと負圧発生手段190との間に隙間が生じ、第2の通気路U2及び第1の通気路U1の密閉状態が破壊され、負圧が大気圧へと変化する。すると、図6に示すように、母乳を刺激していた凸状刺激部173が、乳房から離間する方向に移動する。
このとき、乳頭から分泌し搾乳された母乳は、その自重により弁200のスリット201が開き、母乳が哺乳瓶110内に収容される。
なお、図2等に示すように、ラッパパーツ150に通気開口153という開口を形成し、その位置に対応して凸状刺激部173を配置するので、複雑な構成とならず、低コストで使い易い手動搾乳器100となっている。
図7は第1の実施の形態の変形例に係る手動搾乳器400を示す概略図である。本変形例に係る手動搾乳器400の構成の多くは第1の実施の形態に係る手動搾乳器100と同様なため同様の構成は第1の実施の形態と同一符号等として説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
図7に示すように、本変形例では変形部材470の図において一側である例えば、乳房の下側にのみ当接するよう凸状刺激部473が形成されている。そして、これに対応してラッパパーツ450には下側にのみ通気開口453が形成されている。すなわち、図7に示すように乳房を変形部材470に当接させた際、乳輪の下側のみを凸状刺激部473で刺激しても母乳生成促進効果を発揮することができる。
このように下側のみに凸状刺激部473を形成することで、あたかも乳児が哺乳する場合に、負圧に当たる吸啜圧を発生させつつ、舌の隆起を蠕動様に移動させていることに近い感触を母親に与えることができる。
また、第1の実施の形態とは、連通部130の収容部132と、ラッパパーツ150の基端側変形部材配置部151b、変形部材170の基端側脱着部171による連結手段の構成が異なる。
図7に示すように、基端側脱着部471を基端側変形部材配置部451bに装着した状態で、収容部となる連結手段432を覆うように圧入させる。つまり、変形部材470が外れないよう、基端側脱着部471だけでなく、変形部材470の脱着部側を連結手段432と基端側変形部材配置部451bで挟み込むことでも固定しており、確実に固定している。なお、連結手段432は、変形部材470よりも内側に配置されるため、乳房に角部による刺激を与えないよう、内側を曲面状に形成している。
図8は本発明の第2の実施の形態に係る手動搾乳器300の要部を示す概略図である。図8に示す手動搾乳器300の多くの構成は第1の実施の形態に係る手動搾乳器100と同様なため、第1の実施の形態と同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
図8に示すように、本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、ラッパパーツと連通部が異なる部品とされておらず、連通部330がラッパパーツを含む構成となっている。すなわち、第1の実施の形態の連通部130とラッパパーツ150とが一体となって、連通部330が乳房に当接するラッパ機能を有する構成と成っている。
また、連通部330には、変形部材370の基端側着脱部用孔331が形成されている。この基端側着脱部用孔331は、円形の貫通孔となっている。このため、この基端側着脱部用孔331に変形部材370側に基端側着脱部用孔331よりも僅かに大きな円形状の凸部とされた基端側着脱部372を挿入することで、基端側着脱部372が固定される構成となっている。
つまり、本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、ラッパパーツと連通部が一体となっている連通部330に変形部材370の基端側を着脱可能に固定する係止部が形成されることで、変形部材370が固定されている。
一方、第1の実施の形態の場合は、それぞれ別体となっているラッパパーツ150と連通部130に、かかる係止部である基端側着脱部372等が形成されても構わない。
本実施の形態に係る手動搾乳器300は連通部とラッパパーツとが一体となっているので、部品点数を増やすことなく、さらに、凸状刺激部373によって強い感触を感じながら搾乳ができる手動搾乳器300となる。
図9は、第3の実施の形態に係る手動搾乳器500を示す概略図である。本実施の形態に係る手動搾乳器500の多くの構成は第1の実施の形態の手動搾乳器100と同様であるため、同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、連通部とラッパパーツが一体となって連通部530が乳房に当接するラッパ機能を有する構成と成っている。また、連通部530には通気開口は形成されず、図9に示すように、連通部530のラッパ開口部552と変形部材570の開口側着脱部572との間に通気開口553が形成されている。つまり、ここでは3箇所に形成された変形部材570の凸状刺激部573から、乳房が挿入される開口に向かって溝状に通気開口553が形成され、ラッパ開口部552を回り込むように溝が形成されることで、外気と連通されている。そして、変形部材570は、図において上側に示されるように、通気開口553以外は、開口側脱着部572でラッパ開口部552を覆うように配置されて、開口側でも固定されている。
このため、図9の通気開口553は、変形部材570と連通部530との間の領域が大気圧状態に維持する常圧状態形成手段の一例となっている。
また、変形部材570の基端側脱着部571と連通部530とは凹凸の係合部はなく、両者の接触面積を大にすることによる摩擦力や、連通部530の内径に対する変形部材570の基端側脱着部571の外径を僅かに大きくして圧入させることで固定されている。
本実施の形態によれば、連通部530に、特別な構成を設けないので、変形部材570を用意し、既存の搾乳器のラッパ側に装着するだけで使用することができ、さらに、乳房や乳輪の大きさが変化し、連通部530に配置できないような場合でも使用可能な手動搾乳器500となる。
図10は第4の実施の形態に係る電動搾乳器600を示す概略図である。本実施の形態の電動搾乳器600の多くの構成は、第1の実施の形態の手動搾乳器100と同様であるため、同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
図10に示すように、電動搾乳器600は、ポンプユニット610と、その両側に配置されるボトルホルダ620を有している。ポンプユニット610はモータ等によりポンプを駆動させるもので、図1の負圧発生手段170に代わるものである。すなわち、第1の実施の形態では手動で連通部130及び変形部材170内に負圧を発生させていたが、本実施の形態では、電動ポンプにより負圧を発生させる構成となっている。
なお、ポンプユニット610には、電源スイッチ610aや吸引調節ダイヤル610b等が設けられている。
また、このような負圧を周期的に変化させられるタイプの電動搾乳器ならば、第1の実施の形態における構成によるものではなく、その他の実施の形態における構成のいずれも採用することができる。
本実施の形態においてもポンプユニット610により、負圧が生じ、変形部材170の凸状刺激部173が乳房の乳輪を集中的に刺激し母乳の分泌を促して、効率的な搾乳が可能となる。特に本実施の形態は、手動ではなく電動であるため負圧をより効率良く発生させることができるので、使用者である母親等の労力を低減することができる。
図11は、本発明の第5の実施の形態に係る手動搾乳器700の要部であるラッパパーツ750及び変形部材770等の構成を示す概略斜視図ある。図12は、図11のラッパパーツ750及び変形部材770等の概略断面図である。図13は、図12のA−A’線概略断面図である。
本実施の形態に係る手動搾乳器700の多くの構成は、上述の各実施の形態と共通するため、同様の構成は同一符号等として説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
先ず、本実施の形態では、図12に示すように、第3の実施の形態と同様に、ラッパパーツ750の開口端側であるラッパ開口部752を覆うように、変形部材770の開口側脱着部772が形成されている。そして、ラッパ開口部752と開口側脱着部772との間に通気開口753が形成される。
つまり、図12の通気開口753によりラッパパーツ750と変形部材770との間の領域が大気圧状態に維持される構成となっている。
したがって、上下方向のみに設けられた凸状刺激部773は、利用者の乳輪等を集中的に刺激することが可能となっている、
変形案内部778は、例えば、図13に示すように、変形部材770の他の部分より肉厚を薄くした脆弱部と成っており、凸状刺激部773と略同等の長さとされている。
ここでは2つの変形案内部778は、例えば長円(図11の破線部分)と成っている。
そして、この変形に伴い、図13の2つの凸状刺激部773は相互に近接方法(図13の矢印方向)に確実に移動する。これら、2つの凸状刺激部773の間には、図12に示すように、利用者の乳輪等が配置されるため、2つの凸状刺激部773は、上下方向から、乳輪等を押圧等し、集中的に刺激することになる。すなわち、2つの凸状刺激部773は、変形案内部778によって移動が上下方向になるように規制されている。
したがって、本実施の形態のように、凸状刺激部773が乳首等の上下2方向から、乳輪等に集中的に刺激を与える構成は、実際の乳児等の哺乳運動と近似しているため、効率良く乳房への刺激を与えられることができる構成となっている。
ところで、乳児等が哺乳に際し、舌による蠕動様運動を行うとき、母親等の乳首の先端側から根本側にかけて舌を移動することが知られている。このため、凸状刺激部773を舌の移動方向と同じ方向に長く配置することで、実際の乳児等の舌の動きに近似した動作を手動搾乳器700に行わせることができる。
[図2]図1の手動搾乳器の概略断面図である。
[図3]図2の部分拡大図である。
[図4]人の乳房における母乳生成の概略説明図である。
[図5]図2のレバーを矢印B1方向へ移動させた状態を示す概略図である。
[図6]エアーリーク状態を示す概略図である。
[図7]第1の実施の形態の変形例に係る手動搾乳器を示す概略図である。
[図8]本発明の第2の実施の形態に係る手動搾乳器の要部を示す概略図である。
[図9]第3の実施の形態に係る手動搾乳器を示す概略図である。
[図10]第4の実施の形態に係る電動搾乳器を示す概略図である。
[図11]本発明の第5の実施の形態に係る手動搾乳器の要部であるラッパパーツ及び変形部材等の構成を示す概略斜視図ある。
[図12]図11のラッパパーツ及び変形部材等の概略断面図である。
[図13]図12のA−A’線概略断面図である。
Claims (4)
- 搾乳された母乳を収容可能な哺乳器本体と、
乳房に当接することで密閉空間を形成する変形手段と、
前記変形手段の外側に配置するラッパ部と、
前記密閉空間内において負圧状態と大気圧状態とを交互に生じさせる空間内圧変更手段と、
前記空間内圧変更手段と前記密閉空間とを接続する連通部と、を有する搾乳器であって、
前記ラッパ部は、前記密閉空間の内部圧力の変化に拘わらず変形しない構成であり、
前記ラッパ部は、前記連通部側に配置される基端部と、
乳房を挿入する入口側に配置される開口端部と、を有し、
前記変形手段は、前記ラッパ部の内面を覆っており、前記密閉空間の内部圧力の変化に応じて変形する構成となっていると共に、前記ラッパ部に対して着脱可能な着脱部を有しており、
前記着脱部は、前記ラッパ部の前記基端部に固定される基端側着脱部と、
前記開口端部に固定される開口側着脱部と、を有し、
前記変形手段には、その内側に向かって凸状刺激部が形成され、
前記凸状刺激部は、前記基端側着脱部と前記開口側着脱部との間に形成され、
前記ラッパ部には、前記凸状刺激部と前記ラッパ部との間の空間を大気圧状態に維持するための常圧状態形成手段が設けられ、
前記ラッパ部の前記基端部側の曲率が変化する曲率変化部の近傍に前記変形手段の前記凸状刺激部が、平面から突出するように複数個配置され、
前記常圧状態形成手段が、前記ラッパ部と前記変形手段の間となる空間を外部と連通する複数の通気開口部であり、
複数の前記通気開口部が複数の前記凸状刺激部に対応する位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする搾乳器。 - 前記変形手段の前記基端側着脱部は、前記連通部と前記ラッパ部の前記基端部との間に配置される構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の搾乳器。
- 前記変形手段には、前記変形手段の変形方向を規制するための変形案内部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搾乳器。
- 前記凸状刺激部は、少なくとも、それらの一部が相互に対向して配置され、
これら相互に対向して配置された複数の前記凸状刺激部同士を結んだ第1の仮想線と交差する方向に配置される第2の仮想線上に前記変形案内部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の搾乳器。
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