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JP4648170B2 - 固体撮像モジュール - Google Patents
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JP4648170B2 - 固体撮像モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像モジュールに関し、特に、電荷結合素子型固体撮像素子の有する光電変換素子を電子シャッタによりリセットするための固体撮像モジュールに関する。
固体撮像素子として、電荷結合素子(CCD)エリアセンサが用いられている。CCDエリアセンサは、例えば、n型の半導体基板にp型のウェル領域(pウェル)を形成し、pウェル中にn型の光電変換素子(フォトダイオード)やn型の電荷転送路を形成することにより作製される。光電変換素子が、入射光量に応じた量の電荷を蓄積する。
光電変換素子に蓄積され得る最大電荷量は、基板に印加するオーバーフロードレイン(OFD)電圧により制御される。OFD電圧が低いほど蓄積最大電荷量が多くなり、OFD電圧が高いほど蓄積最大電荷量が少なくなる。OFD電圧は、例えば10V程度に設定される。
基板の電位を極端に高くすることにより(例えば30〜40Vとすることにより)、光電変換素子に蓄積された電荷すべてを基板に排出することができる(電子シャッタ)。露光の開始時に、電子シャッタにより光電変換素子がリセットされる。電子シャッタ動作時には、OFD電圧に電圧パルスを重畳した高い電圧(これをシャッタ電圧と呼ぶこととする)が基板に印加される。重畳される電圧パルスの振幅は、例えば20V程度に設定される。
図7は、CCDエリアセンサにOFD電圧及びシャッタ電圧を印加する固体撮像モジュールの回路の例を示す。図7に示す回路は、直流(DC)バイアス発生用の抵抗ブリーダBと、ダイオードD1と、交流(AC)結合用の容量C1と、クロックドライバ回路CDとを含んで構成される。抵抗ブリーダBと基板NSUBとの間に、抵抗ブリーダB側にアノードが配置され、基板NSUB側にカソードが配置されるように、ダイオードD1が挿入されている。
露光中は、クロックドライバCDの出力電圧が低レベルとなっており、抵抗ブリーダBの有する抵抗R1及びR2で定まるOFD電圧が、基板NSUBに印加される。
光電変換素子から電荷の読み出しが行われた後、次の露光が開始される直前に、クロックドライバCDの出力電圧が高レベルとなる。容量結合により、クロックドライバCDの出力電圧がOFD電圧に重畳されて、シャッタ電圧が生成される。
電子シャッタ動作時には、ダイオードD1に逆バイアス電圧が印加され、ダイオードD1がオフになり、抵抗ブリーダBと基板NSUBとが電気的に分離される仕組みになっている。
抵抗ブリーダから基板NSUBに印加されるOFD電圧のレベルが、光電変換素子の飽和出力電荷量を定める。OFD電圧レベルと飽和出力電荷量との関係は、製造工程におけるばらつきにより変化するので、CCDエリアセンサの製造において、抵抗ブリーダ及びヒューズをエリアセンサと同一チップに内蔵し、出荷検査時に、個体ごとに固有のOFD電圧となるよう調整する場合が多い。
特開2002−262186号公報
上述の固体撮像モジュールでは、ダイオードD1の電圧降下(Vf)を見込んでDC電圧を設定する必要がある。しかし、ダイオードD1の電圧降下は個体ごとのばらつきがあり、さらに温度によっても変化する。これに起因して、OFD電圧レベルの精度を高めることが難しい。ブリーダ抵抗の精度を高めても、出力電圧の精度は必ずしも高まらない。
電子シャッタ動作時に、30〜40Vに達する高い電圧が用いられる。固体撮像モジュールを、MOSトランジスタを用いて構成したい場合がある。
本発明の一目的は、ダイオードを用いずとも作製が可能な固体撮像モジュールを提供することである。
本発明の他の目的は、耐圧を特に高めたMOSトランジスタを用いることなく作製が可能な固体撮像モジュールを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、新規な構成を有する固体撮像モジュールを提供することである。
本発明の第1の観点によれば、入力電圧に応じた電圧値に維持されたオーバーフロードレイン電圧を供給する、固体撮像素子のオーバーフロードレイン電圧制御回路と、前記オーバーフロードレイン電圧に重畳される電圧パルスを発生させるパルス発生回路と
を有し、前記オーバーフロードレイン電圧制御回路は、前記オーバーフロードレイン電圧を前記入力電圧に応じた電圧値に維持する演算増幅器を含み、該演算増幅器は、プルアップ側に第1のPMOSトランジスタを含み、該第1のPMOSトランジスタのドレインが前記オーバーフロードレイン電圧を供給し、前記オーバーフロードレイン電圧制御回路は、さらに、シャッタ動作時制御回路を含み、該シャッタ動作時制御回路は、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されない通常動作時に、前記第1のPMOSトランジスタのゲートに、該第1のPMOSトランジスタをオンにする電圧を印加し、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されるシャッタ動作時に、前記第1のPMOSトランジスタのゲートに、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されたシャッタ電圧を印加して該第1のPMOSトランジスタをオフにする固体撮像モジュールが提供される。
本発明の第2の観点によれば、第1の観点の固体撮像モジュールにおいて、前記シャッタ動作時に、前記第1のPMOSトランジスタのバルクの電位が、前記シャッタ電圧に向かって上昇する固体撮像モジュールが提供される。
本発明の第3の観点によれば、入力電圧に応じた電圧値に維持されたオーバーフロードレイン電圧を供給する、固体撮像素子のオーバーフロードレイン電圧制御回路と、前記オーバーフロードレイン電圧に重畳される電圧パルスを発生させるパルス発生回路とを有し、前記オーバーフロードレイン電圧制御回路は、前記オーバーフロードレイン電圧を前記入力電圧に応じた電圧値に維持する演算増幅器を含み、該演算増幅器は、プルアップ側に第1のNMOSトランジスタを含み、該第1のNMOSトランジスタのソースが前記オーバーフロードレイン電圧を供給し、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されない通常動作時に、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに、該第1のNMOSトランジスタをオンにする電圧が印加され、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されるシャッタ動作時に、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されたシャッタ電圧との電圧差を耐圧以下とするような値の電圧であって、かつ、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されたことに伴い前記第1のNMOSトランジスタの前記ソースの電圧が上昇したとき当該ソースが動作上ドレインに転じて該第1のNMOSトランジスタがオンとなる値以下の電圧が印加される固体撮像モジュールが提供される。
本発明の第4の観点によれば、第3の観点の固体撮像モジュールにおいて、前記オーバーフロードレイン電圧制御回路が、前記シャッタ動作時に前記第1のNMOSトランジスタのバルクに前記第1の電源電圧を印加するシャッタ動作時制御回路を含む固体撮像モジュールが提供される。
第1の観点による固体撮像モジュールは、シャッタ動作時に、第1のPMOSトランジスタのゲートにシャッタ電圧を印加して、第1のPMOSトランジスタをオフにする。これにより、シャッタ動作時に、演算増幅器に電流が逆流することが抑制される。
シャッタ動作時に、オーバーフロードレイン電圧を供給する第1のPMOSトランジスタのドレインに、シャッタ電圧が印加される。シャッタ動作時に、第1のPMOSトランジスタのゲートにシャッタ電圧を印加することにより、第1のPMOSトランジスタのドレイン・ゲート間の電圧差がほぼなくなり、ドレイン・ゲート間の電圧差に起因して第1のPMOSトランジスタが破壊されることが抑制される。
第2の観点による固体撮像モジュールは、シャッタ動作時に、第1のPMOSトランジスタのバルクの電位がシャッタ電圧に向かって上昇する。これにより、シャッタ動作時に、第1のPMOSトランジスタのゲート・バルク間の電圧差が小さくなり、ゲート・バルク間の電圧差に起因して第1のPMOSトランジスタが破壊されることが抑制される。
第3の観点による固体撮像モジュールは、シャッタ動作時に、第1のNMOSトランジスタをオフにする。これにより、シャッタ動作時に、演算増幅器に電流が逆流することが抑制される。
シャッタ動作時に、オーバーフロードレイン電圧を供給する第1のNMOSトランジスタのソースにシャッタ電圧が印加され、ゲートにシャッタ電圧との電圧差を耐圧以下にするゲート電圧が印加される。このようなゲート電圧の印加により、例えばゲート電圧を接地電位とする場合に比べて、第1のNMOSトランジスタのソース・ゲート間の電圧差が小さくなり、ソース・ゲート間の電圧差に起因して第1のNMOSトランジスタが破壊されることが抑制される。
第4の観点による固体撮像モジュールは、シャッタ動作時に、第1のNMOSトランジスタのバルクに第1の電源電圧を印加する。これにより、シャッタ動作時に、例えばバルクを接地電位とする場合に比べて、第1のNMOSトランジスタのソース・バルク間の電圧差が小さくなり、ソース・バルク間の電圧差に起因して第1のNMOSトランジスタが破壊されることが抑制される。
図1は、本発明の実施例による固体撮像モジュール101と、固体撮像モジュール101で駆動される固体撮像素子(CCDエリアセンサ)102とを含んで構成される固体撮像装置を示すブロック図である。固体撮像モジュール101は、OFD制御回路103及びパルス発生回路104を含んで構成される。
OFD制御回路103は、電流出力型の演算増幅器で構成される。OFD制御回路103に、CCDエリアセンサ102からのアナログ出力信号OFDIが入力され、OFD制御回路103からOFD電圧OFDOが出力される。OFDIの電位(これをVofdiとする)は、通常10〜12V程度に設定される。OFD制御回路103は、OFDOをOFDIと等電位となるように制御する。
パルス発生回路104が電圧パルスSUBOを出力する。OFD制御回路103の出力OFDOとパルス発生回路104の出力との間に容量106が挿入されており、容量結合により電圧パルスSUBOをOFDOに重畳することができる。電圧パルスSUBOがOFDOに重畳されることにより、シャッタ電圧が生成される。OFDOの電位Vofdiに電圧パルスSUBOの振幅を足した値をVHHとする。
パルス発生回路104はインバータ105を含む。インバータ105の電源電圧は、高電源電圧VHと低電源電圧VLである。高電源電圧VHは例えば15V程度に設定され、低電源電圧VLは例えば−10V〜−6V程度に設定される。
通常動作時に(電子シャッタ動作時以外の状態で)、インバータ105の入力Aが高レベルにされ、出力が低電源電圧VLとなる。電子シャッタ動作時に、インバータ105の入力Aが低レベルにされ、出力が高電源電圧VHとなる。
電子シャッタ動作時にパルス発生回路104から出力される電圧パルスSUBOの振幅は、高電源電圧VHと低電源電圧VLとの差となる。高電源電圧VHが例えば15Vであり、低電源電圧VLが例えば−10Vであるとき、電圧パルスSUBOの振幅は25Vとなる。電圧パルスSUBOの振幅が20V以上となるように、高電源電圧VH及び低電源電圧VLの値が選択される。
シャッタ電圧VHHは、例えば30〜40Vの範囲に設定される。シャッタ電圧VHHは、VHH=Vofdi+(VH−VL)と表されるので、例えばVofdiが12Vであり、電圧パルスSUBOの振幅が25Vであるとき、シャッタ電圧VHHは37Vとなる。
次に、OFD制御回路103の具体的な構成及び動作について説明する。まず、図2を参照し、第1の実施例のOFD制御回路103Aについて説明する。
PMOSトランジスタP5、P6、P10〜P12、NMOSトランジスタN10、N11、N16〜N19、及びPMOSトランジスタP1が、演算増幅器を構成する。PMOSトランジスタP2〜P4、及びNMOSトランジスタN10〜N15が、シャッタ動作時制御回路を構成する。
演算増幅器の正入力に相当するNMOSトランジスタN18のゲートに、OFDIが入力される。PMOSトランジスタP1のドレイン及びNMOSトランジスタN10のドレインの相互接続点が、出力OFDOを供給する。演算増幅器の負入力に相当するNMOSトランジスタN17のゲートに、出力OFDOが入力され、フィードバックループが構成されている。
PMOSトランジスタP6及びP5が、PMOSトランジスタP6のソースを高電源電圧VH側として、高電源電圧VHにカスコード接続される。PMOSトランジスタP5のゲートに、飽和領域で動作させるための一定のバイアス電圧VCPが印加される。PMOSトランジスタP5のドレインに接続されるノード20が、PMOSトランジスタP1のソースに接続される。
PMOSトランジスタP1のゲートがノード21を介してNMOSトランジスタN12のドレインに接続される。PMOSトランジスタP1のバルクとなるnウェルが、バルクノードnwに接続される。
NMOSトランジスタN12のゲートが高電源電圧VHに接続され、NMOSトランジスタN12のソース及びバルクがノード24に接続される。ノード24は、NMOSトランジスタN13のドレインに接続される。NMOSトランジスタN13のゲートにスイッチ信号RSTが入力され、NMOSトランジスタN13のソースが接地される。
PMOSトランジスタP2のソースが高電源電圧VHに接続される。PMOSトランジスタP1のバルクが接続するバルクノードnwに、PMOSトランジスタP2のドレイン及びバルクが接続される。PMOSトランジスタP2のゲートがノード22に接続される。ノード22は、NMOSトランジスタN14のドレインに接続される。
NMOSトランジスタN14のゲートが高電源電圧VHに接続され、NMOSトランジスタN14のソース及びバルクがノード25に接続される。ノード25は、NMOSトランジスタN15のドレインに接続される。NMOSトランジスタN15のゲートにスイッチ信号RSTが入力され、NMOSトランジスタN15のソースが接地される。
出力OFDOとノード21との間にPMOSトランジスタP3が配置され、出力OFDOとノード22との間にPMOSトランジスタP4が配置される。PMOSトランジスタP3及びP4のゲートが高電源電圧VHに接続され、PMOSトランジスタP3及びP4のバルクが、PMOSトランジスタP1のバルクが接続するバルクノードnwに接続される。
NMOSトランジスタN10とNMOSトランジスタN11とが、NMOSトランジスタN11のソースを接地電位側として、接地電位にカスコード接続される。NMOSトランジスタN11のドレインにノード23が接続され、ノード23にNMOSトランジスタN10のソース及びバルクが接続される。NMOSトランジスタN10のゲートがスイッチS2に接続され、スイッチS2が、NMOSトランジスタN10のゲートに印加される電圧を、一定のバイアス電圧VCN2と高電源電圧VHとの間で切り換える。バイアス電圧VCN2は、NMOSトランジスタN10を飽和領域で動作させる。
NMOSトランジスタN17とN18とが差動対を構成し、NMOSトランジスタN16が差動対に電流を供給する。NMOSトランジスタN16のゲートがスイッチS1に接続され、スイッチS1が、NMOSトランジスタN16のゲートに印加される電圧を、一定バイアス電圧VCN1と接地電位との間で切り換える。バイアス電圧VCN1は、NMOSトランジスタN16を飽和領域で動作させ、接地電位は、NMOSトランジスタN16をオフにする。
制御装置150Aが、スイッチS1、S2を制御する。制御装置150Aは、また、スイッチ信号RSTを制御する。
通常動作時に関し、さらにOFD制御回路103Aについての説明を続ける。通常動作時には、NMOSトランジスタN13及びN15のゲートに入力されるスイッチ信号RSTが高レベルにされ、NMOSトランジスタN13及びN15がオンとなる。これによりノード21及び22が接地電位となり、PMOSトランジスタP1及びP2がオンとなって、出力OFDOとノード20とが導通するとともに、バルクノードnwが高電源電圧VHとなる。
PMOSトランジスタP3は、ソース/ドレインが接地電位とOFDO電位となり、ゲートがOFDOより高電位のVHとなり、オフする。PMOSトランジスタP4も同様に、ソース/ドレインが接地電位とOFDO電位となり、ゲートがOFDOより高電位のVHとなり、オフする。
スイッチS2により、NMOSトランジスタN10のゲートにバイアス電圧VCN2が印加され、スイッチS1により、NMOSトランジスタN16のゲートにバイアスVCN1が印加される。NMOSトランジスタN16は飽和領域でオンとなり、一定電流を流す。この電流は、NMOSトランジスタN17及びN18について、それぞれに印加されるゲート電圧に応じて分配される。
出力をプルアップするPMOSトランジスタP6は、PMOSトランジスタP11とカレントミラーを構成する。PMOSトランジスタP11に、NMOSトランジスタN18と共通の電流が流れる。従って、PMOSトランジスタP6を流れる電流が、NMOSトランジスタN18を流れる電流に比例する。
出力をプルダウンするNMOSトランジスタN11が、NMOSトランジスタN19とカレントミラーを構成する。NMOSトランジスタN19とPMOSトランジスタP12とに共通の電流が流れる。PMOSトランジスタP12は、PMOSトランジスタP10とカレントミラーを構成する。PMOSトランジスタP10に、NMOSトランジスタN17と共通の電流が流れる。従って、NMOSトランジスタN11を流れる電流が、NMOSトランジスタN17を流れる電流に比例する。
このような構成により、NMOSトランジスタN17にフィードバックされる出力OFDOの電位がNMOSトランジスタN18に入力されるOFDIの電位より低ければ、NMOSトランジスタN18にはNMOSトランジスタN17よりも多くの電流が流れるので、出力のプルアップ側に多くの電流が流れ、プルダウン側には少ない電流が流れることとなり、OFDOの電位が引き上げられる。
OFDOとOFDIの大小関係が逆の場合には、逆の動作となり、OFDOの電位が引き下げられる。このようなプッシュプルの動作により、出力OFDOが入力OFDIと等電位に維持される。
PMOSトランジスタP1のソースに接続するノード20の電位は、出力OFDOの電位Vofdiに近いが、それより高い値となる。NMOSトランジスタN10のソースに接続するノード23の電位は、NMOSトランジスタN10のゲートバイアス電圧VCN2よりも、トランジスタの閾値Vthと飽和電圧分程度低い値となる。
次に、電子シャッタ動作時に関し、さらにOFD制御回路103Aについての説明を続ける。電子シャッタ動作時には、入力スイッチ信号RSTを低レベルとし、スイッチS1を接地電位側とし、スイッチS2を高電源電圧VH側とする。
スイッチS1を接地電位側とすることにより、NMOSトランジスタN16がオフとなって電流が流れないため、PMOSトランジスタP6及びNMOSトランジスタN11がオフとなり、それぞれのゲート電圧はほぼ高電源電圧VH及びほぼ接地電位となる。
入力スイッチ信号RSTを低レベルとすることにより、NMOSトランジスタN13及びN15はオフとなる。電圧パルスSUBOの立ち上がりとともにシャッタ電圧がほぼ高電源電圧VHを超えると(正確には高電源電圧VHをPMOSトランジスタの閾値分超えると)、PMOSトランジスタP3及びP4がオンとなり、ノード21及び22の電位がシャッタ電圧と等しくなる。これにより、PMOSトランジスタP1及びP2がオフとなる。
バルクノードnwは、高電源電圧VHと遮断される一方、PMOSトランジスタP1、P3、及びP4においてOFDOの接続するドレインとバルクとの間で順方向の電圧が印加されるため、シャッタ電圧にほぼ等しい電位まで上昇する。また、ノード20は高電源電圧VHにほぼ等しい電位を維持したまま高インピーダンス状態となる。
このようにして、PMOSトランジスタP1のドレインに高い電圧であるシャッタ電圧が印加されても、PMOSトランジスタP1のドレインから順方向の電流が流れる(電流が逆流する)ことが防止される。シャッタ電圧を所望の高い電圧VHHまで上昇させることができる。
なお、PMOSトランジスタP1のドレインにシャッタ電圧が印加されているとき、ドレイン側よりもソース側(ノード20側)の方が低い電位となり、トランジスタ動作の観点からは、ドレインとソースとが逆転する。本明細書では、OFDOを出力する側を、PMOSトランジスタP1のドレインと呼んでいる。
なお、演算増幅器の出力OFDOが、外部の結合容量106に直接接続されるので、位相補償のための容量を内部に別途設ける必要がない。
ドレインにシャッタ電圧VHHが印加されるNMOSトランジスタN10、N12及びN14は電流が流れず、ゲート電圧がすべて高電源電圧VHとなるため、ノード23、24、及び25の電位はVHより閾値Vthだけ低い値となる。
また、出力OFDOが入力されるNMOSトランジスタN17で構成される差動対では電流が流れないため、PMOSトランジスタP10は、相互に接続されているゲート及びドレインの電位が高電源電圧VHとほぼ等しくなってオフとなる。同様に、PMOSトランジスタP11も、相互に接続されているゲート及びドレインの電位が高電源電圧VHとほぼ等しくなってオフとなる。NMOSトランジスタN17は、ゲートにシャッタ電圧が印加されることにより低抵抗でオンとなり、ソース側のノード26も、ドレイン側と同様に高電源電圧VHとほぼ等しい電位となる。
電子シャッタ動作に伴ってシャッタ電圧が印加されるトランジスタは、PMOSトランジスタP1〜P4、及びNMOSトランジスタN10、N12、N14、N17となる。
PMOSトランジスタP1、P2において、ソース・ゲート間、ソース・ドレイン間、ソース・バルク間にVHH−VH程度の電圧差が生じる。PMOSトランジスタP3、P4において、ゲート・ソース間、ゲート・ドレイン間、ゲート・バルク間にVHH−VH程度の電圧差が生じる。
NMOSトランジスタN10、N12、N14において、ドレイン・ソース間、ドレイン・バルク間にVHH−(VH−Vth)程度の電圧差が生じる。また、NMOSトランジスタN17のゲート・ソース間、ゲート・ドレイン間にVHH−VH程度の電圧差が生じる。
つまり、端子間に生じる最大電圧差がVHH−VH程度となるのが、PMOSトランジスタP1〜P4、及びNMOSトランジスタN17である。また、端子間に生じる最大電圧差がVHH−(VH−Vth)程度となるのが、NMOSトランジスタN10、N12、N14である。
なお、NMOSトランジスタN10のゲート電圧を通常動作時のVCN2よりも高いVHに切り換えることにより、NMOSトランジスタN10のドレイン・ゲート間(及び、ドレイン・ソース間、ドレイン・バルク間)の電圧差が低減される。
例えば、OFDOの電位Vofdiが12Vであり、高電位電源VHが15Vであり、VHHが37Vであり、閾値Vthが1Vであるとき、PMOSトランジスタP1〜P4、及びNMOSトランジスタN17の端子間に印加される最大電圧差が22V(VHH37V−VH15V)となり、NMOSトランジスタN10、N12、N14の端子間に印加される最大電圧差が23V(VHH37V−(VH15V―Vth1V))となる。各トランジスタの耐圧が、例えば30V以上であれば、シャッタ電圧の印加に起因するトランジスタの破壊が生じない。
なお、電子シャッタ動作時に、PMOSトランジスタP1のドレイン、ゲートにシャッタ電圧が印加され、PMOSトランジスタP1のバルクの電位がほぼシャッタ電圧まで上昇するので、これらの端子間の電圧差は非常に小さい。
次に、図3を参照して、出力OFDOを供給するPMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN10をp型基板上に形成した場合を例に、端子間に生じる電圧差について説明する。
p型基板1Aに、相互に離れて2つのn型のウェル2A及び3Aが形成されている。nウェル2Aの表面に、PMOSトランジスタP1のソースとなるp型領域4A及びPMOSトランジスタP1のドレインとなるp型領域5Aが形成されている。nウェル2Aの上に、絶縁膜を介して、PMOSトランジスタP1のゲート電極6Aが形成されている。
nウェル3A内に、p型のウェル7Aが形成され、pウェル7Aの表面に、NMOSトランジスタN10のソースとなるn型領域8A及びNMOSトランジスタN10のドレインとなるn型領域9Aが形成されている。pウェル7Aの上に、絶縁膜を介して、NMOSトランジスタN10のゲート電極10Aが形成されている。
nウェル2Aがn型領域11Aを介してバルクノードnwに接続され、p型領域4Aがノード20に接続され、ゲート電極6Aがノード21に接続される。pウェル7Aがp型領域12Aを介してノード23に接続され、n型領域8Aがノード23に接続され、ゲート電極10AがスイッチS2に接続される。p型領域5Aとn型領域9Aとが、出力OFDOを供給する。nウェル3Aがn型領域13Aを介して高電源電圧VHに接続され、p型基板1Aが接地電位に接続される。
電子シャッタ動作時に、nウェル2A、ゲート電極6A、p型領域5A、n型領域9Aにシャッタ電圧VHHが印加され、p型領域4A、ゲート電極10Aに高電源電圧VHが印加され、n型領域8A及びpウェル7Aに高電源電圧と閾値との差VH−Vthが印加される。
VHHが37Vであり、VHが15Vであり、Vthが1Vである場合、電子シャッタ動作時に、PMOSトランジスタP1のソース・ゲート間、ソース・ドレイン間、及びソース・バルク間の電圧差がVHH−VH=22Vとなる。
また、NMOSトランジスタN10のドレイン・ソース間、及びドレイン・バルク間の電圧差がVHH−(VH−Vth)=23Vとなる。なお、NMOSトランジスタN10のドレイン・ゲート間の電圧差はVHH−VH=22Vとなり、ドレイン・ソース間、ドレイン・バルク間の電圧差より小さくなる。PMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN10は、共に耐圧30V以下とすることができる。
ただし、このような構成では、電子シャッタ動作時に、nウェル2Aとp型基板1Aとの間に最大VHH(=37V)の電圧が印加されるので、nウェル2Aとp型基板1Aとの間の耐圧はVHH以上とする必要がある。
次に、図4を参照して、第2の実施例によるOFD制御回路103Bについて説明する。図1に示した固体撮像モジュール101において、第1の実施例のOFD制御回路103Aの代わりに、第2の実施例のOFD制御回路103Bを使うことができる。
第2の実施例のOFD制御回路103Bは、第1の実施例のOFD制御回路103AからPMOSトランジスタP1〜P4、及びNMOSトランジスタN10〜N15を取り除き、NMOSトランジスタN1〜N4を追加した構成を有する。
PMOSトランジスタP5、P6、P10〜P12、NMOSトランジスタN10、N11、N16〜N19、及びNMOSトランジスタN1、N4が、演算増幅器を構成する。NMOSトランジスタN2、N3が、シャッタ動作時制御回路を構成する。なお、制御装置150Bが、スイッチS1を制御する。
出力OFDOのプルアップ側ノードにNMOSトランジスタN1を設け、このトランジスタのバルクとなるpウェルに接続するバルクノードpwの電位を、通常動作時と電子シャッタ動作時とで切り換える構成とした。また、プルダウン側ノードには、カスコードを構成するNMOSトランジスタN10と出力OFDOとの間に、ゲートが高電源電圧VHに接続されるNMOSトランジスタN4を設け、NMOSトランジスタN10のゲートにかかるバイアス電圧を、通常動作時と電子シャッタ動作時とで切り換える必要のない構成とした。
以下詳しく説明する。NMOSトランジスタN1のドレインが、PMOSトランジスタP5のドレインに接続するプルアップ側のノード20に接続される。NMOSトランジスタN1のゲートに一定のバイアス電圧VHAが入力され、NMOSトランジスタN1のソースが出力OFDOを供給し、ソースフォロアの構成となっている。
NMOSトランジスタN1の、pウェルからなるバルクが接続するバルクノードpwに、NMOSトランジスタN2及びN3のソース及びバルクが接続される。NMOSトランジスタN2のドレインが出力OFDOに接続され、NMOSトランジスタN2のゲートに一定のバイアス電圧VHAが印加される。NMOSトランジスタN3のドレインが高電源電圧VHに接続され、NMOSトランジスタN3のゲートに出力OFDOが印加される。
NMOSトランジスタN1のソースが供給する出力OFDOの最大電圧は、バイアス電圧VHAにより制限され、バイアス電圧VHAから閾値Vth分降下した値となる。出力OFDOの最大電圧をなるべく高くするために、バイアス電圧VHAは高電源電圧VH程度か、またはそれ以上とする。なお、VHAがVH+Vth以上である場合のOFDOの最大電圧は、高電源電圧VHで制限される。
また、出力OFDOが高電源電圧VHより高くなった場合にNMOSトランジスタN2及びN3の双方がオンとなることを避けるため、バイアス電圧VHAはVH+Vth以下とする必要がある。
NMOSトランジスタN11とともに接地電位に対しカスコード接続されるNMOSトランジスタN10のドレインが、ノード30に接続される。ノード30に、NMOSトランジスタN4のソース及びバルクが接続される。NMOSトランジスタN4のゲートが高電源電圧VHに接続され、NMOSトランジスタN4のドレインが出力OFDOを供給する。
通常動作時に関し、さらにOFD制御回路103Bについての説明を続ける。通常動作時では、NMOSトランジスタN16のゲートに、スイッチS1によりバイアス電圧VCN1を印加する。出力OFDOの電位がNMOSトランジスタN1の最大出力電圧に達しない限り、NMOSトランジスタN1はオンとなる。このとき、PMOSトランジスタP6とNMOSトランジスタN11には、第1の実施例のOFD制御回路103Aについて説明したように所定の電流が流れ、出力OFDOは入力OFDIと等しい電位となる。
また、NMOSトランジスタN2もオンとなり、バルクノードpwは出力OFDOと等電位になり、NMOSトランジスタN1には、出力OFDOの変動に起因する閾値の変動である基板バイアス効果が生じない。
NMOSトランジスタN1のドレインに接続するノード20の電位は、出力OFDOの電位Vofdiに近いがそれより高い値となる。NMOSトランジスタN4は、ゲートに高電源電圧VHが印加されてオンとなっているため、ノード30の電位は、出力OFDOの電位Vofdiに近いがそれより低い値となる。
電子シャッタ動作時に関し、さらにOFD制御回路103Bについての説明を続ける。電子シャッタ動作時には、スイッチS1を接地電位側とする。これにより、NMOSトランジスタN16はオフとなって電流が流れなくなる。PMOSトランジスタP6及びNMOSトランジスタN11もオフとなり、それぞれのゲート電圧はほぼ高電源電圧VH及びほぼ接地電位となる。
電圧パルスSUBOの立ち上がりとともにシャッタ電圧がNMOSトランジスタN1の最大出力電圧VHA−Vthを超えると、NMOSトランジスタN1及びN2はオフとなり、ノード20とバルクノードpwとは出力OFDOから遮断される。シャッタ電圧がVH+Vthを超えると、NMOSトランジスタN3がオンとなり、バルクノードpwは高電源電圧VHと等電位となる。NMOSトランジスタN1のバルクノードpwとドレイン間のPN接合に順方向の電圧が印加されるため、ノード20に高電源電圧VHにほぼ等しい電圧が印加されることになる。
このようにして、電流が逆流することなく、シャッタ電圧を所望の高い電圧VHHまで上昇させることができる。
なお、NMOSトランジスタN1のソースにシャッタ電圧が印加されているとき、ソース側よりもドレイン側(ノード20側)の方が低い電位となり、トランジスタ動作の観点からは、ソースとドレインとが逆転する。本明細書では、OFDOを出力する側を、NMOSトランジスタN1のソースと呼んでいる。
なお、NMOSトランジスタN1のゲート電圧VHAが高すぎれば、シャッタ電圧印加に伴ってNMOSトランジスタN1のソース電圧が上昇したとき、ソースが動作上ドレインに転じてNMOSトランジスタN1がオンとなる。ゲート電圧VHAは、電子シャッタ動作時にNMOSトランジスタN1がオンとなる値以下にする必要がある。
ドレインにシャッタ電圧VHHが印加されるNMOSトランジスタN4は、NMOSトランジスタN11がオフとなるために電流が流れず、ノード30の電位は高電源電圧VHより閾値Vthだけ低い値となる。
また、出力OFDOが入力されるNMOSトランジスタN17では、第1の実施例のOFD制御回路103Aについて説明したのと同様に、ソース側のノード26及びドレインの双方とも高電源電圧VHとほぼ等しい電位となる。
なお、電子シャッタ動作時であっても、ノード30には高電源電圧VHを超える電圧が印加されることがないため、NMOSトランジスタN10のゲートを常時一定のバイアス電圧VCN2とし、バルクを接地電位とすることができる。
本実施例で、端子間に高い電圧差が生じるトランジスタは、NMOSトランジスタN1〜N4、及びN17となる。NMOSトランジスタN1において、ソース・ドレイン間、ソース・バルク間にVHH−VH程度の電圧差が生じる。NMOSトランジスタN2において、ドレイン・ソース間、ドレイン・バルク間にVHH−VH程度の電圧差が生じる。NMOSトランジスタN3において、ゲート・ソース間、ゲート・ドレイン間、ゲート・バルク間にVHH−VH程度の電圧差が生じる。NMOSトランジスタN4において、ドレイン・ソース間、ドレイン・バルク間にVHH−(VH−Vth)程度の電圧差が生じる。また、NMOSトランジスタN17のゲート・ソース間、ゲート・ドレイン間にVHH−VH程度の電圧差が生じる。
つまり、端子間に生じる最大電圧差がVHH−VH程度となるのが、NMOSトランジスタN1〜N3、N17である。また、端子間に生じる最大電圧差がVHH−(VH−Vth)程度となるのが、NMOSトランジスタN4である。例えばVHHが37Vであり、VHが15Vであり、Vthが1Vである場合、VHH−VHは22Vとなり、VHH−(VH−Vth)は23Vとなる。各トランジスタの耐圧が、例えば30V以上であれば、シャッタ電圧の印加に起因するトランジスタの破壊が生じない。
次に、図5を参照して、出力OFDOを供給するNMOSトランジスタN1及びN4をn型基板上に構成した場合を例に、端子間に生じる電圧差について説明する。n型基板1Bに、相互に離れて2つのp型のウェル2B及び3Bが形成されている。pウェル2Bの表面に、NMOSトランジスタN1のソースとなるn型領域4B及びNMOSトランジスタN1のドレインとなるn型領域5Bが形成されている。pウェル2Bの上に、絶縁膜を介して、NMOSトランジスタN1のゲート電極6Bが形成されている。
pウェル3B内に、NMOSトランジスタN4のソースとなるn型領域7B及びNMOSトランジスタN4のドレインとなるn型領域8Bが形成されている。pウェル3Bの上に、絶縁膜を介して、NMOSトランジスタN4のゲート電極9Bが形成されている。
pウェル2Bがp型領域10Bを介してバルクノードpwに接続され、n型領域5Bがノード20に接続され、ゲート電極6Bがバイアス電圧VHAに接続される。pウェル3Bがp型領域11Bを介してノード30に接続され、n型領域7Bがノード30に接続され、ゲート電極9Bが高電源電圧VHに接続される。n型領域4Bとn型領域8Bとが、出力OFDOを供給する。n型基板1Bがn型領域12Bを介して高電源電圧VHに接続される。
電子シャッタ動作時に、n型領域4B、n型領域8Bにシャッタ電圧VHHが印加され、ゲート電極6Bにバイアス電圧VHAが印加され、pウェル2B、n型領域4B、ゲート電極9Bに高電源電圧VHが印加され、n型領域7B及びpウェル3Bに高電源電圧と閾値との差VH−Vthが印加される。
VHHが37Vであり、VHが15Vであり、Vthが1Vであり、VHAが15Vである場合、電子シャッタ動作時に、NMOSトランジスタN1のソース・ドレイン間、ソース・バルク間、及びソース・ゲート間の電圧差がVHH−VH=VHH−VHA=22Vとなる。
また、NMOSトランジスタN4のドレイン・ソース間、及びドレイン・バルク間の電圧差がVHH−(VH−Vth)=23Vとなる。なお、NMOSトランジスタN4のドレイン・ゲート間の電圧差はVHH−VH=22Vとなり、ドレイン・ソース間、ドレイン・バルク間の電圧差より小さくなる。NMOSトランジスタN1及びNMOSトランジスタN4は、共に耐圧30V以下とすることができる。
なお、pウェル2B及び3Bの電位が最大でも高電源電圧VH程度以下となるので、電子シャッタ動作時のpウェルとn型基板1Bとの間の電圧差を、例えば30V以下とすることができる。従って、pウェルとn型基板1Bとの間の耐圧を、例えば30V以下とすることができる。
なお、第2の実施例のOFD制御回路の変形例として、通常動作時と電子シャッタ動作時とでバイアス電圧VHAの値を切り換えることもできる。図6に、バイアス電圧VHAを切り換えるスイッチS3を示す。
通常動作時には、バイアス電圧VHAが、VH0に設定される。VH0は、高電源電圧と閾値との和VH+Vthより高く、かつトランジスタの耐圧を超えない値であればよい。例えば、VHを15Vとし、Vthを1Vとしたとき、VH0は18V程度とすることができる。バイアス電圧VH0の印加により、NMOSトランジスタN1による最大出力電圧の制限がなくなり、出力OFDOを高電源電圧VHまで高めることができる。また、NMOSトランジスタN2も、この出力電圧の範囲である限り常時オンとなり、バルクノードpwが出力OFDOと等電位に保たれる。
電子シャッタ動作時には、バイアス電圧VHAを高電源電圧VHとする。OFDOの電位がVH−Vthを超えると、NMOSトランジスタN1及びN2がオフとなる。VHAを一定とする第2の実施例では、バイアス電圧VHAをVH〜VH+Vthまでの値に精度良く調整する必要があるが、本変形例ではそのようなVHAの微調整が必要ない。通常動作時と電子シャッタ動作時とでVHAの値を切り換えることにより、NMOSトランジスタN2及びN3の双方がオンとなることによる貫通電流が容易に防止される。
なお、電子シャッタ動作時の、NMOSトランジスタN1のゲートに印加するバイアス電圧VHAを、高電源電圧VHより低くすることも可能である。シャッタ電圧が印加されるNMOSトランジスタN1のソースと、ゲートとの電圧差が、耐圧を超えないように、バイアス電圧VHAが印加されればよい。
以上説明したように、実施例による固体撮像モジュールは、シャッタ電圧に起因してOFD制御回路に電流が逆流するのを抑制するために、ダイオードを用いる必要がない。
電子シャッタ動作時に、シャッタ電圧VHHを印加されるMOSトランジスタが、接地電位に接続される端子を有していれば、MOSトランジスタの耐圧をVHH以上(例えば耐圧を40V以上)とする必要がある。実施例による固体撮像モジュールでは、電子シャッタ動作時に、シャッタ電圧VHHを印加されるMOSトランジスタの各端子に、高電源電圧VH−閾値Vth程度以上の電圧が印加される。これにより、耐圧が特に高くない(例えば、耐圧が30V程度の)MOSトランジスタを用いて、固体撮像モジュールを作製することが容易となる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本発明の実施例による固体撮像モジュール、及び実施例の固体撮像モジュールで駆動される固体撮像素子の構成を示すブロック図である。 第1の実施例によるOFD制御回路を概略的に示す回路図である。 第1の実施例によるOFD制御回路が有するPMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN10の概略断面図である。 第2の実施例によるOFD制御回路を概略的に示す回路図である。 第2の実施例によるOFD制御回路が有するNMOSトランジスタN1及びN4の概略断面図である。 第2の実施例の変形例によるOFD制御回路でVHAを切り換えるスイッチを示す。 従来の固体撮像モジュールを概略的に示す回路図である。
符号の説明
101 固体撮像モジュール
102 CCDエリアセンサ
103 OFD制御回路
104 パルス発生回路
105 インバータ
106 容量
OFDO オーバーフロードレイン電圧
SUBO 電圧パルス

Claims (10)

  1. 入力電圧に応じた電圧値に維持されたオーバーフロードレイン電圧を供給する、固体撮像素子のオーバーフロードレイン電圧制御回路と、
    前記オーバーフロードレイン電圧に重畳される電圧パルスを発生させるパルス発生回路と
    を有し、
    前記オーバーフロードレイン電圧制御回路は、前記オーバーフロードレイン電圧を前記入力電圧に応じた電圧値に維持する演算増幅器を含み、該演算増幅器は、プルアップ側に第1のPMOSトランジスタを含み、該第1のPMOSトランジスタのドレインが前記オーバーフロードレイン電圧を供給し、
    前記オーバーフロードレイン電圧制御回路は、さらに、シャッタ動作時制御回路を含み、該シャッタ動作時制御回路は、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されない通常動作時に、前記第1のPMOSトランジスタのゲートに、該第1のPMOSトランジスタをオンにする電圧を印加し、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されるシャッタ動作時に、前記第1のPMOSトランジスタのゲートに、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されたシャッタ電圧を印加して該第1のPMOSトランジスタをオフにする固体撮像モジュール。
  2. 前記シャッタ動作時制御回路は、第2のPMOSトランジスタを含み、該第2のPMOSトランジスタのソース/ドレインの一方が、前記第1のPMOSトランジスタのゲートに接続され、該第2のPMOSトランジスタのソース/ドレインの他方が、前記第1のPMOSトランジスタのドレインに接続され、前記シャッタ動作時に、該第2のPMOSトランジスタがオンとなる請求項1に記載の固体撮像モジュール。
  3. 前記シャッタ動作時に、前記第1のPMOSトランジスタのバルクの電位が、前記シャッタ電圧に向かって上昇する請求項1または2に記載の固体撮像モジュール。
  4. 前記演算増幅器は、差動対と、該差動対に電流を供給する電流源となる電流源用MOSトランジスタとを含み、
    さらに、前記通常動作時に、前記電流源用MOSトランジスタをオンとし、前記シャッタ動作時に、前記電流源用MOSトランジスタをオフとする電流源制御装置を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像モジュール。
  5. 前記演算増幅器は、プルダウン側に第1のNMOSトランジスタを含み、さらに、
    前記シャッタ動作時に、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに、前記通常動作時よりも高い電圧を印加する制御装置を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像モジュール。
  6. 入力電圧に応じた電圧値に維持されたオーバーフロードレイン電圧を供給する、固体撮像素子のオーバーフロードレイン電圧制御回路と、
    前記オーバーフロードレイン電圧に重畳される電圧パルスを発生させるパルス発生回路と
    を有し、
    前記オーバーフロードレイン電圧制御回路は、前記オーバーフロードレイン電圧を前記入力電圧に応じた電圧値に維持する演算増幅器を含み、該演算増幅器は、プルアップ側に第1のNMOSトランジスタを含み、該第1のNMOSトランジスタのソースが前記オーバーフロードレイン電圧を供給し、
    前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されない通常動作時に、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに、該第1のNMOSトランジスタをオンにする電圧が印加され、
    前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されるシャッタ動作時に、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されたシャッタ電圧との電圧差を耐圧以下とするような値の電圧であって、かつ、前記オーバーフロードレイン電圧に前記電圧パルスが重畳されたことに伴い前記第1のNMOSトランジスタの前記ソースの電圧が上昇したとき当該ソースが動作上ドレインに転じて該第1のNMOSトランジスタがオンとなる値以下の電圧が印加される固体撮像モジュール。
  7. 前記入力電圧は接地電位以上で第1の電源電圧以下であり、前記通常動作時に、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに、前記第1の電源電圧以上の電圧が印加される請求項6に記載の固体撮像モジュール。
  8. 前記シャッタ動作時に、前記第1のNMOSトランジスタのゲートに、前記第1の電源電圧以上の電圧が印加される請求項6または7に記載の固体撮像モジュール。
  9. 前記オーバーフロードレイン電圧制御回路は、前記シャッタ動作時に前記第1のNMOSトランジスタのバルクに前記第1の電源電圧を印加するシャッタ動作時制御回路を含む請求項6〜8のいずれか1項に記載の固体撮像モジュール。
  10. 前記演算増幅器は、差動対と、該差動対に電流を供給する電流源となる電流源用MOSトランジスタとを含み、
    さらに、前記通常動作時に、前記電流源用MOSトランジスタをオンとし、前記シャッタ動作時に、前記電流源用MOSトランジスタをオフとする電流源制御装置を有する請求項6〜9のいずれか1項に記載の固体撮像モジュール。
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