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JP4664780B2 - 無線lanシステム - Google Patents
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Description

本発明は、無線LANシステムに関し、更に詳しくは、LANによって無線基地局に接続された端末から、無線LAN端末を遠隔起動するのに適した無線LANシステムに関する。
複数の端末をLANで接続した有線LANシステムにおいては、各端末は、他の端末のIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を示すARP(Address Resolution Table)テーブルを備えている。各端末は、IPアドレスで宛先端末を指定した送信パケットが発生すると、ARPテーブルから宛先IPアドレスと対応するMACアドレスを検索し、送信パケットに宛先端末をMACアドレスで指定したMACヘッダを付加して、MACフレーム形式でLANに送出する。
通信相手端末のMACアドレスが不明の場合、各端末は、アドレス解決の対象となる端末をIPアドレスで指定したARPリクエストを生成し、これをLANにブロードキャストする。アドレス解決対象として指定された端末は、LANからARPリクエストを受信すると、自分のMACアドレスとIPアドレスとの対応関係を示すARPレスポンスを生成し、これをARPリクエストの送信元端末に返送する。ARPリクエストの送信元端末は、上記ARPレスポンスを受信すると、受信メッセージが示すMACアドレスとIPアドレスとの対応関係をARPテーブルに登録し、送信パケットに付加すべきMACヘッダの生成に利用する。
通常、有線LANシステムを形成する各端末は、ARPテーブルに登録されたIPアドレスをMACアドレスの解決対象として、定期的にARPリクエストを発行し、ARPレスポンスを返送しなくなった端末のテーブルエントリをARPテーブルから削除するダイナミックなテーブル更新を行っている。
また、有線LANシステムの各端末は、無駄な電力消費を無くすために、LANインタフェースと、MACレイヤ以下のプロトコル処理を行うLANボード部のみを常時動作させておき、端末本体は電源オフ状態、または省電力モードで間歇的に動作させている。この構成において、上述した送信パケットへのMACヘッダの付加は、LANボード部で行われ、ARPリクエストへの応答は、端末本体で行われる。
従って、LANボード部でARPリクエストを受信しても、端末本体が電源オフ状態または省電力モードとなっていれば、ARPレスポンスを返送することができず、結果的に、電源オフ状態または省電力モード状態にある端末のテーブルエントリが、問合せ元となった端末のARPテーブルから削除される可能性が高くなる。
有線LANシステムの分野では、電源オフ状態、または省電力モードとなっている端末を他の端末から遠隔起動するための技術として、Wake ON LANパケットが知られている。Wake ON LANパケットは、遠隔操作元の端末本体で動作するアプリケーションソフトウェアによって生成され、そのペイロードには、起動対象となる端末をMACアドレスで指定した起動命令用のフレームデータが設定されている。Wake ON LANパケットのフレームデータに設定されるMACアドレスの値は、通常、遠隔操作元の端末ユーザによってキーボードから入力される。
Wake ON LANパケットは、宛先MACアドレスにブロードキャストアドレスを適用して、LANにブロードキャストされる。この場合、起動対象となった端末のLANボードは、受信パケットペイロードのフレームデータが示す宛先MACアドレスの値から、受信パケットが自端末宛のWake ON LANパケットであることを認識して、端末本体を起動する。
複数の端末(有線LAN端末)が接続されたLANに無線基地局(無線LAN基地局)を接続しておき、該無線基地局に無線チャネルを介して複数の無線端末(無線LAN端末)を接続することによって、有線LAN端末と無線LAN端末との通信を可能とした無線LANシステムを構築できる(非特許文献1、非特許文献2)。
LANに接続された端末を遠隔起動する従来技術として、例えば、特開平11−110089号公報(特許文献1)には、交換機に接続されたLAN端末(コンピュータ)において、MACヘッダに含まれる宛先アドレスが自端末のMACアドレスに一致するユニキャストフレームに応答して、LANカードが端末(コンピュータ)本体の電源状態を回復するシステム構成が開示されている。
特開平11−110089号公報 ANCI/IEEE802.11 Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specification IEEE802.11 無線ネットワーク管理 Matthew S. Cast著(発行:株式会社オライリー・ジャパン)
無線LANシステムでも、各無線LAN端末を端末本体とLANボードに分けた構造とすることによって、無線LAN端末本体を電源オフ状態または省電力モードで動作させることができる。しかしながら、無線LANシステムにおいて、有線LAN端末から、Wake ON LANパケットを使用して、電源オフ状態または省電力モードの無線LAN端末を遠隔起動しようとすると、次のような問題がある。
例えば、通信相手となる無線LAN端末が電源オフ状態または省電力モード状態となっていた場合、有線LAN端末は、前述したように、宛先MACアドレスにブロードキャストアドレスを適用して、Wake ON LANパケット用のMACフレームをLANにブロードキャストすることになる。このMACフレームは、無線基地局で受信され、送信元アドレスとして無線基地局のMACアドレスを追加した形で、無線チャネルにブロードキャストされる。
然るに、無線区間では、送信電波の減衰、障害電波との干渉、障害物による反射波のマルチパスフェージング等の影響がある。そのため、無線LANは、有線LANと比較して通信の信頼性に劣り、無線基地局から送信された通信フレームを無線LAN端末で正常に受信処理できる確率が低下している。通信の信頼性に劣る無線区間において、無線基地局と無線LAN端末が、例えば、TCP/IPプロトコルを適用できるユニキャストパケットを送受信する場合は、送信側装置が、相手装置からの受信確認パケット(ACK)が受信される迄、同一のパケットの再送を繰り返すことによって、送信パケットを相手装置に正しく届けることが可能となる。
しかしながら、上述したWake ON LANパケットのように、無線基地局が送信パケットをブロードキャストした場合、IEEE802.11の規定では、受信側端末からACKを返送する必要がない。従って、無線LAN端末からのACKの有無を利用して、無線基地局に同一Wake ON LANパケットを再送動作させることができない。
つまり、無線区間での通信品質が劣化した状況下では、起動対象となった無線LAN端末が、無線基地局からブロードキャストされたWake ON LANパケットを正常に受信できなかったために、遠隔起動に失敗する可能性が高くなる。また、起動対象となった無線LAN端末からのACKの返送がないため、遠隔操作元となった有線LAN端末では、遠隔起動の結果を直ちに把握できないという問題がある。
本発明の目的は、無線LAN端末の遠隔起動に適した無線LANシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の無線LANシステムは、LANに接続された無線基地局および複数の有線LAN端末と、上記無線基地局に無線チャネルで接続された複数の無線LAN端末とからなり、
上記無線基地局が、接続状態にある無線LAN端末のMACアドレスを記憶するための無線LAN接続テーブルと、上記LANから、ペイロード部に起動対象となる無線LAN端末をMACアドレスで指定した起動命令用のフレームデータを含み、MACヘッダの宛先アドレスにブロードキャストアドレスを含むMACフレームを受信した時、上記フレームデータが示すMACアドレスが上記無線LAN接続テーブルに登録済みであることを確認して、該MACフレームの宛先アドレスを上記MACアドレスに変換し、受信フレームをユニキャストMACフレームとして無線チャネルに送信する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線区間にユニキャストのMACフレームを適用できるため、無線基地局の制御部が、起動命令用のMACフレームに対する無線LAN端末からの応答が受信される迄、MACフレームの送信を繰り返すことが可能となる。本発明の1実施例では、上記無線LAN接続テーブルが、各MACアドレスと対応して起動用MACフレームの送信要否を示すフラグ情報を記憶しており、無線基地局の制御部が、上記フラグ情報の状態に従って、同一無線LAN端末への前記MACフレームの送信を制御する。
本発明による無線LANシステムの他の特徴は、上記無線基地局の制御部が、LANから、フレームデータ部に起動対象となる無線LAN端末のMACアドレスを含み、MACヘッダの宛先アドレスにブロードキャストアドレスを含む遠隔起動用のMACフレームを受信した時、該MACフレームの宛先アドレスを上記無線LAN接続テーブルに登録済みのMACアドレスに順次に変換し、受信フレームをユニキャストMACフレームとして無線チャネルに送信することによって、接続状態にある複数の無線LAN端末に対して、個別に遠隔起動用のMACフレームを送信することにある
本発明による無線LANシステムの更に他の特徴は、LANに接続された前記各有線LAN端末が、無線LANシステムを構成する他の端末のIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を示す複数のテーブルエントリからなるアドレス変換テーブルと、上記アドレス変換テーブルに登録されたIPアドレスについて、定期的に相手端末への問い合わせを行い、応答しない端末のテーブルエントリを削除する制御部とを備え、
有線LAN端末のうちの少なくとも1つが、上記アドレス変換テーブルにおける予め指定された特定端末のテーブルエントリに、該テーブルエントリの削除を禁止する情報を設定することによって、上記特定端末を起動するためのMACフレームをユニキャスト宛先MACアドレスでLANに送信できるようにしたことにある。
本発明によれば、遠隔制御元端末が、起動対象となる無線LAN端末のアドレス変換情報がARPテーブルに未登録の状態となっていたために、遠隔起動用のパケットをブロードキャストMACフレーム形式で送信した場合でも、無線基地局で受信フレームをユニキャストフレームに変換することによって、遠隔起動の成功率を大幅に改善できる。また、遠隔制御元の端末で、予め指定された特定の無線LAN端末については、ARPテーブルからのエントリ削除を禁止し、遠隔起動用のパケットをユニキャストMACフレーム形式で送信できるようにしておくことによって、遠隔起動の成功率を大幅に改善できる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明が適用される無線LANシステムの構成を示す。
無線LANシステムは、LAN100に接続された複数の端末(有線LAN端末)10(10A、10B、・・・)および無線基地局(無線LAN基地局)20と、無線基地局20と無線チャネルで交信する複数の端末(無線LAN端末)30(30D、30E、・・・)とからなる。
各端末は、それぞれ個別のIPアドレスとMACアドレスをもっている。以下の実施例では、簡単化のために、図1で括弧[ ]内に「IP:」と「MAC:」で示すように、端末10A、10B、30D、30Eが、それぞれIPアドレス「A」、「B」、「C」、「D」と、MACアドレス「a」、「b」、「c」、「d」を有し、無線LAN基地局20が、IPアドレス「Y」とMACアドレス「y」を有するものとして説明する。
図2は、有線LAN端末10(10A、10B)の構成の1例を示す。
有線LAN端末10は、端末本体11と、LANボード12と、LANインタフェース13とからなる。端末本体11は、例えば、プロセッサ(制御部)、メモリ、表示部、入力部、電源など、通常の端末装置と同様の構成要素からなっている。LANボード12は、バス17、電源線18および起動信号線19を介して端末本体11に接続された制御部14と、制御部14に接続されたメモリ15とからなっている。例えば、バス17がPCIバスの場合、電源線18は3.3Vauxであり、起動信号線18はPME#である。端末本体11には、後述するARPテーブル16が形成されている。
端末本体11が電源オフ状態または省電力モードの期間中でも、制御部14とメモリ15には常時電力が供給されており、LANインタフェース13からのパケット受信時に、LANボード12で、ARPテーブル16を参照したMACレイヤのプロトコル処理を実行できるようになっている。但し、端末本体11が休止期間中は、受信パケットに対するMACレイヤより上位のプロトコル処理は実行不能となる。
図3は、ARPテーブル16の構成を示す。
ARPテーブル16は、IPアドレス161と、MACアドレス162と、エントリタイプ163との対応関係を示す複数のテーブルエントリ160(160−1、160−2、・・・)からなる。エントリタイプ163には、そのテーブルエントリを動的に削除してよい場合は「dynamic」、そうでない場合は「static」が設定される。図1に示した無線LANシステムの場合、有線LAN端末10AのARPテーブル16には、図示したように、自端末10Aの通信相手となる他の通信装置10B、20、30D、30EのIPアドレス「B」、「Y」、「D」、「E」と対応した複数のテーブルエントリが登録される。
例えば、有線LAN端末10AのARPテーブル16において、有線LAN端末10B用のテーブルエントリが未登録で、MACアドレスが不明の場合、有線LAN端末10Aは、アドレス解決すべき有線LAN端末10BをIPアドレス「B」で指定したARPリクエストパケットをLAN100にブロードキャストする。
上記ARPリクエストパケットが送信された時点で、有線LAN端末10Bの端末本体が動作中であれば、有線LAN端末10Bから10Aに、IPアドレス「B」とMACアドレス「b」との対応関係を示すARPレスポンスパケットが返送される。従って、有線LAN端末10Aは、上記ARPレスポンスパケットに基づいて、IPアドレス「B」とMACアドレス「b」との対応関係を示す新たなテーブルエントリ160−1をARPテーブル16に登録することが可能となる。
上記ARPリクエストパケットが送信された時点で、有線LAN端末10Bの端末本体が、電源オフ状態または省電力モードで動作を休止していた場合、有線LAN端末10BからのARPレスポンスはない。この場合、有線LAN端末10Aは、有線LAN端末10Bを起動するためにWake ON LANパケットを発行する必要がある。
図4は、各有線LAN端末10Aから送信されるWake ON LANフレーム300のフォーマットを示す。
Wake ON LANフレーム300は、IPパケットを含むペイロード310に、宛先MACアドレス(DMAC)321と送信元MACアドレス(SMAC)322とを含むMACヘッダを付加した形となっている。ペイロード310に設定されるIPパケットは、送信元IPアドレス(SIP)311と宛先IPアドレス(DIP)312とを含むIPヘッダと、Wake ON LANフレームデータ313とからなる。
Wake ON LANパケットのフレームデータ313は、送信元(有線LAN端末10A)の端末本体11で動作するアプリケーションプログラムによって生成される。フレームデータ313は、IPヘッダを付加した後、LANボード12に出力され、LANボード12でMACフレームに変換して、LAN100に送信される。Wake ON LANパケットのフレームデータ313は、「FF:FF:FF-FF:FF:FF」に続いて、端末ユーザが指定した宛先MACアドレスの値が16回繰り返されている。
ARPテーブルに有線LAN端末10Bのテーブルエントリが未登録の場合、LANボード12では、有線LAN端末10B宛のユニキャストのMACヘッダを生成することができない。この場合、端末本体11は、IPヘッダの宛先IPアドレス312に、IPブロードキャストアドレスの値「255:255:255:255」を設定し、送信元IPアドレス311に、有線LAN端末10AのIPアドレスの値「A」を設定したIPパケットをLANボード12に出力する。
上記IPパケットを受け取ったLANボード12の制御部14は、受信パケットの宛先IPアドレス312がIPブロードキャストアドレス「255:255:255:255」となっていることから、宛先MACアドレス321にMACレイヤのブロードキャストアドレス「FF:FF:FF-FF:FF:FF」を含み、送信元MACアドレス322に有線LAN端末10AのMACアドレスの値「a」を含むMACヘッダを生成し、受信IPパケットをMACフレーム形式でLAN100に送信する。
一方、起動対象となった有線LAN端末10Bでは、上記Wake ON LANフレーム300がLANインタフェース13で受信され、LANボード12の制御部14に入力される。制御部14は、受信フレーム300の宛先MACアドレス321が、ブロードキャストアドレス「FF:FF:FF-FF:FF:FF」となっているため、IPヘッダの宛先IPアドレス312を判定する。
この例では、宛先IPアドレス312がブロードキャストアドレス「255:255:255:255」となっているため、制御部14は、フレームデータ313をチェックする。フレームデータ313には、「FF:FF:FF-FF:FF:FF」の次に、有線LAN端末10BのMACアドレスが16回繰り返されているため、制御部14は、受信パケットが自端末宛のWake ON LANパケットであると判断し、起動信号線19にイネーブル信号を出力する。有線LAN端末10Bの端末本体11は、起動信号線19にイネーブル信号(起動信号)が出力されたことを検知すると、休止状態から動作状態に移行するための起動シーケンスを実行する。
図5は、IEEE802.11で規定された無線LAN端末の状態遷移図を示す。
IEEE802.11の無線LANでは、無線基地局(無線LAN基地局)20と端末(無線ALN端末)30との間に、状態1、状態2、状態3の3つの状態が存在する。状態1は、無線基地局20と端末30とが未通信の状態を示し、状態3は、無線基地局20と端末30との間の接続が完了して、端末30が他の端末と通信可能な状態を示す。状態2は、無線基地局20と端末30との間で認証シーケンスを終えた状態を示す。状態2で、無線基地局20と端末30とがアソシェーション・シーケンスに成功すると、状態3に遷移する。
図6は、無線基地局20と無線ALN端末30との間で実行される通信シーケンスと状態遷移との関係を示す。また、図7は、無線基地局20が備える無線LAN接続テーブル28を示す。無線LAN接続テーブル28には、無線基地局20に接続中の無線LAN端末30について、MACアドレス281とリッスン間隔282との対応関係を示す複数のテーブルエントリ280−1、280−2、・・・が登録される。
状態1にある無線LAN端末30が、無線基地局20にプローブリクエストを送信し(SQ1)、無線基地局20がプローブレスポンスを返送すると(SQ2)、無線LAN端末30は、無線基地局20に認証リクエストを送信する(SQ3)。無線基地局20が、端末認証に成功したことを示す認証レスポンスを返送すると(SQ4)、無線LAN端末30は状態2に遷移する。
状態2となった無線LAN端末30は、無線基地局20にリッスン間隔nを指定したアソシェーションリクエストを送信する(SQ5)。無線基地局20は、アソシェーションリクエストを受信すると、メッセージの送信元を示すMACアドレスとリッスン間隔nとの対応関係を無線LAN接続テーブル28に登録した後、アソシェーションレスポンスを返送する(SQ6)。アソシェーションに成功すると、無線LAN端末30は状態3に遷移する。尚、無線LAN接続テーブル28に登録されたテーブルエントリは、無線基地局20が、無線LAN端末30から認証解除フレームを受信した時、または、無線LAN端末30からのアクセスが一定時間以上途絶えたことを検知した時点で削除される。
LAN100に接続された何れかの端末10が、無線LAN接続テーブル28にエントリ登録された無線LAN端末30宛のARPリクエストをLAN100に送信した場合、無線基地局20は、上記ARPリクエストを無線LAN端末30に中継する(SQ7)。無線LAN端末30が、ARPレスポンスを返送すると(SQ8)、無線基地局20は、受信したARPレスポンスをLAN100に中継する。
LAN100に接続された何れかの端末10が、無線LAN端末30宛のユニキャストのデータパケットをLAN100に送信した場合、無線基地局20は、受信したデータパケットを無線LAN端末30に中継する(SQ9)。無線LAN端末30が、応答パケット(ACK)を返送すると(SQ10)、無線基地局20は、これをLAN100に中継する。
図8は、省電力モードで動作可能な無線LAN端末30のブロック構成図を示す。
無線LAN端末30は、図2に示した有線LAN端末10と同様、端末本体31と、LANボード32とからなる。LANボード32は、バス37、電源線38および起動信号線39を介して端末本体31に接続された制御部34と、制御部34に接続されたメモリ35と、アンテナに接続された送受信回路33とからなる。
端末本体31が電源オフ状態または省電力モードの期間中でも、LANボード32の制御部34とメモリ35と送受信回路33には常時電力が供給されており、送受信回路33から受信パケットに対して、LANボード32でのMACレイヤプロトコル処理が実行可能となっている。また、端末本体31が電源オフ状態であっても、LANボードの制御部34が、送受信回路33を介して無線基地局20と定期的に交信することによって、無線基地局20との接続状態3を維持している。すなわち、無線LAN端末30は、一旦、接続状態3になると、ユーザが切断操作をしない限り、無線基地局20との接続を維持しており、無線基地局20の無線LAN接続テーブル28に、MACアドレスとリッスン間隔との関係を示すテーブルエントリを維持した状態となっている。
図9は、省電力モードで動作中の無線LAN端末30Dが、無線基地局20との間で実行するIEEE802.11に従ったユニキャストデータパケットの送受信シーケンスを示す。
ここでは、無線LAN端末30Dが、無線基地局20に対して、リッスン間隔「3」を指定したアソシェーションリクエストを送信(SQ20)した後、休止(sleep)状態に陥った場合について説明する。この場合、無線LAN接続テーブル28には、図7のテーブルエントリ280−1が示すように、無線LAN端末30DのMACアドレス「d」と対応してリッスン間隔「3」が記憶される。リッスン間隔「3」は、無線基地局20が定期的に送信するビーコン周期ΔTを単位として、無線LAN端末30Dが3ビーコン周期毎に間歇的に動作(wake)状態に復帰することを意味している。
例えば、無線基地局20が、有線LAN端末10Aから無線LAN端末30D宛に送信されたユニキャストデータパケットを受信した時、無線LAN端末30Dが省電力モードで休止状態になっていたと仮定すると、無線基地局20は、無線LAN端末30Dが動作(wake)状態に復帰するまで、上記パケットを一時的に保存する。
無線基地局20は、定期的にビーコンを送信しており(SQ21(1)、SQ21(2)、・・・)、無線LAN接続テーブルが示すリッスン間隔の値「3」に従って、3番目のビーコンで(SQ21(3))、無線LAN端末30Dに、受信すべきパケットが保存されていることを示すTIM情報を通知する。動作(wake)状態に復帰した無線LAN端末30Dは、上記TIM情報を受信すると、無線基地局20にデータ送信を要求するポーリングを行う(SQ22)。
無線基地局20は、上記ポーリングを受信すると、ACKを返送(SQ23)した後、ポーリングの送信元となった無線LAN端末30D宛のユニキャストデータパケットを送信する(SQ24)。無線LAN端末30Dは、上記ユニキャストデータパケットを受信すると、無線基地局20にACKを返送(SQ25)し、受信パケットを処理した後、再び休止状態となる。
尚、無線LAN端末30D宛のパケットが保存されていなければ、無線基地局20が送信する3番目のビーコンは、第1、第2のビーコンと同様、無線LAN端末30D宛のTIM情報を含まない。この場合、上記3番目のビーコンを受信した無線LAN端末30Dは、受信すべきパケットが存在していないことを確認して、休止状態に陥る。
次に、有線LAN端末、例えば、端末10Aが、無線LAN端末30DにWake ON LANフレームを送信した場合の無線基地局20の動作について説明する。
図10は、無線基地局20が、有線LAN端末10Aから受信したWake ON LANフレームを従来の方式で中継した場合のMACフレームフォーマットを示す。
図4で説明したように、有線LAN端末10Aは、宛先IPアドレス312としてブロードキャストアドレス「255.255.255.255」を含むWake ON LAN用IPパケットを端末本体11で生成し、これをLANボード12に出力する。LANボード12は、上記IPパケットの宛先IPアドレスがブロードキャストアドレスとなっていることから、宛先MACアドレス321にMACブロードアドレス「FF: FF: FF-FF: FF: FF」を含み、送信元MACアドレス322に有線LAN端末10AのMACアドレス「a」を含むMACヘッダを生成し、受信パケットをMACフレームとしてLAN100に送信する。
上記MACフレームを受信した従来方式の無線基地局20の場合、宛先MACアドレス321はそのままにして、MACヘッダに、無線LAN基地局20のMACアドレス「y」を示す送信元MACアドレス322Aを追加し、第2のMACアドレス322Bとして有線LAN端末10AのMACアドレス「a」を含むMACフレームを無線チャネルに転送する。
この場合、Wake ON LANフレームは、ブロードキャストフレームとなっているため、受信側端末からのACK(受信確認パケット)の受信有無によるWake ON LANフレームの再送要否判定は行われず、送信元端末10Aにおいて、宛先端末30Dが上記Wake ON LANフレームを正常に受信したか否かを判断することもできない。
図11は、本発明の無線基地局20が無線チャネルに送信するWake ON LAN用のMACフレームフォーマットの1例を示す。
本発明は、宛先IPアドレス312と宛先MACアドレス321にそれぞれブロードキャストアドレス「255.255.255.255」、「FF: FF: FF-FF: FF: FF」を含むWake ON LANフレームを受信した無線基地局20が、受信フレームの宛先MACアドレス321を書き換え、ユニキャストMACフレームに変換して、無線チャネルに送信することを特徴とする。
図11に示した例では、宛先MACアドレス321が、フレームデータ313内で繰り返されている宛先MACの値から判明する無線LAN端末30DのMACアドレス「d」に書き換えられている。本発明の無線LAN基地局20は、MACアドレス「d」を示すテーブルエントリが無線LAN接続テーブル28に登録されている場合に限り、上述したユニキャストMACフレームへの変換を実行する。
図12は、無線基地局20のブロック構成図の1例を示す。
無線基地局20は、プロセッサ(制御部)21と、アンテナに接続された無線信号を送受信するためのRF回路22と、RF回路22に接続された無線信号の変復調処理を行うための信号変換部23と、信号変換部23に接続された無線回路インタフェース24と、LAN100に接続するためのLANインタフェース25と、プロセッサ21が実行する各種のプログラムを格納したプログラムメモリ26と、図7で説明したLAN接続テーブル28が形成されるデータメモリ27とからなる。
図13は、本発明の第1実施例として、ブロードキャストのWake ON LANフレームをユニキャストMACフレームに変換するために無線基地局20のプロセッサ21が実行する無線LAN送信パケット処理ルーチン200のフローチャートを示す。
プロセッサ21は、LAN100からパケット(MACフレーム)を受信すると、無線LAN送信パケット処理ルーチン200を実行し、先ず、IEEE802.11に従って、図10に示したように、受信パケットのMACヘッダに自分のMACアドレスを示す送信元MACアドレス322Aを追加する(ステップ201)。
次に、プロセッサ21は、MACヘッダの宛先MACアドレス321の値から、受信フレームがブロードキャストフレームか否かを判定する(202)。宛先MACアドレス321がブロードキャストアドレスでなければ、プロセッサ21は、MACフレームを無線チャネルに送信(無線回路インタフェース24に出力)して(208)、このルーチンを終了する。
宛先MACアドレス321がブロードキャストアドレスの場合、プロセッサ21は、フレームデータ310の内容から、受信フレームがWake ON LANフレームか否かを判定する(203)。受信フレームがWake ON LANフレームでなければ、プロセッサ21は、MACフレームを無線チャネルに送信して(208)、このルーチンを終了する。
受信フレームがWake ON LANフレームの場合、プロセッサ21は、フレームデータ310に含まれる宛先MACアドレスが、LAN接続テーブル28に登録されているか否かを判定する(204)。宛先MACアドレスが、LAN接続テーブル28に未登録の場合、Wake ONの対象となる無線LAN端末が無線LAN基地局20と通信できる状態にはなっていないため、プロセッサ21は、MACフレームを廃棄して(209)、このルーチンを終了する。
宛先MACアドレスがLAN接続テーブル28登録済みの場合、プロセッサ21は、MACヘッダの宛先MACアドレス(DMAC)321をフレームデータ310が示す宛先MACアドレスに書き換え(205)、Wake ON LANフレームを無線LANに送信(無線回路インタフェース24に出力)して(206)、宛先無線LAN端末からのACKの受信を待つ(207)。Wake ON LANフレームを送信してから所定時間内にACKが受信されない場合、プロセッサ21は、所定の周期でステップ206を繰り返し、ACKを受信すると、これを要求元の有線LAN端末に転送して(210)、このルーチンを終了する。
本実施例によれば、無線基地局20から無線LAN端末、例えば、端末30Dに転送されるWake ON LAN用のMACフレームの宛先アドレスが、ブロードキャストアドレス「FF: FF: FF- FF: FF: FF」からユニキャストアドレスに書き換えられている(205)。従って、無線LAN端末30Dでは、上記MACフレームの受信に応答して、LANボード制御部34が端末本体31を起動し、無線基地局20宛にACKを返送することになる。また、本実施例では、無線基地局20が、Wake ON LAN用のMACフレームの宛先MACアドレスが、無線LAN接続テーブル28に登録されていることを確認して(204)、無線チャネルへのMACフレームを中継し、所定時間内に応答(ACK)がなければ、Wake ON LANフレームの再送を繰り返すようになっているため、宛先LAN端末を確実に起動することが可能となる。
尚、無線LAN端末30D宛のWake ON LANフレームの再送動作は、送信の繰り返し回数が所定回数に達した時点で終了し、要求元の有線LAN端末にNAC応答を返送して、このルーチンを終了するようにしてもよい。
図14は、本発明の第2実施例として、ブロードキャストWake ON LANフレームをユニキャストMACフレームに変換するために無線LAN基地局20のプロセッサ21が実行する無線LAN送信パケット処理ルーチン220のフローチャートを示す。
第2実施例は、LAN100からブロードキャストWake ON LANパケットを受信した無線基地局20が、受信フレームをユニキャストMACフレームに変換して、無線LAN接続テーブル28にエントリ登録された全ての無線LAN端末に対して個別に送信するようにしたことを特徴とする。
プロセッサ21は、LAN100からMACフレーム(パケット)を受信すると、無線LAN送信パケット処理ルーチン220を実行し、第1実施例と同様、先ず、IEEE802.11に従って、図10に示したように、受信パケットのMACヘッダに自分のMACアドレスを示す送信元MACアドレス322Aを追加する(ステップ221)。
次に、プロセッサ21は、MACヘッダの宛先MACアドレス321の値から、受信フレームがブロードキャストフレームか否かを判定する(222)。受信フレームがブロードキャストフレームでなければ、プロセッサ21は、MACフレームを無線チャネルに送信(無線回路インタフェース24に出力)して(231)、このルーチンを終了する。
宛先MACアドレス321がブロードキャストアドレスの場合、プロセッサ21は、フレームデータ310の内容から、受信フレームがWake ON LANパケットを含むフレームか否かを判定する(223)。受信フレームがWake ON LANパケット用のものでなければ、プロセッサ21は、MACフレームを無線チャネルに送信して(231)、このルーチンを終了する。
受信フレームがWake ON LANパケット用のMACフレームの場合、プロセッサ21は、無線LAN接続テーブル28のテーブルエントリを特定するためのパラメータiの値を0に初期化(224)し、パラメータiの値をインクリメントして(225)、無線LAN接続テーブル28の第iエントリを参照する(226)。プロセッサ21は、第iエントリが無効の場合は、このルーチンを終了し、第iエントリが有効の場合は、このエントリが示すMACアドレス281の値をMACヘッダの宛先MACアドレス(DMAC)321とフレームデータの宛先MACに設定し(227)、Wake ON LANフレームを無線LANに送信(無線回路インタフェース24に出力)して(228)、宛先無線LAN端末からのACKの受信を待つ(229)。
Wake ON LANフレームを送信してから所定時間内にACKが受信されない場合、プロセッサ21は、ステップ228を繰り返し、ACKを受信すると、ステップ225に戻って、無線LAN接続テーブル28に登録された次のテーブルエントリが示すMACアドレスに対して、Wake ON LANフレームをユニキャストする。但し、1つの無線LAN端末に対するWake ON LANフレームの再送動作は、送信の繰り返し回数が所定回数に達した時点で終了し、次の無線LAN端末に対してWake ON LANフレームを送信するようにしてもよい。
本実施例によれば、有線LAN端末からWake ON LANフレームが発生した時、無線基地局20に接続中の全ての無線LAN端末にWake ON LANフレームをユニキャストして、順次に起動することが可能となる。
図15は、本発明の第3実施例で使用される無線LAN接続テーブル28を示し、図16は、第3実施例における無線基地局20と無線LAN端末30との通信シーケンス図を示す。
第3実施例は、起動対象となった無線LAN端末30が、ブロードキャストMACアドレス321を含む図10に示したWake ON LANフレームを受信した時、無線基地局20に応答フレームを返送することを前提として、無線LAN基地局20が、無線LAN端末からの応答がある迄、Wake ON LANフレームを繰り返して送信することを特徴とする。
第3実施例で無線LAN基地局20が利用する無線LAN接続テーブル28は、図15に示すように、各テーブルエントリにWake ON LANフラグ283と、Wake ON LANフレーム記憶エリア284を備えている。但し、Wake ON LANフレームは、無線LAN接続テーブル28とは別のメモリ領域(バッファエリア)に保存しておき、無線LAN接続テーブル28のエリア284には、バッファエリアへのポインタアドレスを記憶するようにしてもよい。
無線LAN基地局20は、LAN100からWake ON LANパケット用のブロードキャストMACフレームを受信すると、無線LAN接続テーブル28から、受信フレームのフレームデータ310が示す宛先MACアドレスと対応するテーブルエントリを検索する。無線LAN接続テーブル28に宛先MACアドレスと対応するテーブルエントリが未登録の場合、プロセッサ21は、受信フレームを廃棄する。
宛先MACアドレスと対応するテーブルエントリが登録済みの場合、プロセッサ21は、Wake ON LANフラグ283に“1”を設定し、受信フレームをWake ON LANフレーム記憶エリア284に記憶した後、受信フレームのMACヘッダに自分のMACアドレスを追加して、図10に示したフレームフォーマットでWake ON LANフレームを無線チャネルに送信する。これらのWake ON LANフラグビットとWake ON LANフレームは、無線LAN端末から応答フレームを受信した時点で消去される。
プロセッサ21は、ビーコンの送信周期に合わせて、無線LAN接続テーブル28を参照し、Wake ON LANフラグ283に“1”が設定されたテーブルエントリからWake ON LANフレームを読み出して、受信フレームのMACヘッダに自分のMACアドレスを追加して無線チャネルに送信する。
本実施例では、Wake ON LANフレームにブロードキャストMACアドレスが適用された場合であっても、図16に示すように、無線LAN端末30が応答フレームを返送(SQ220)する迄、ビーコンの送信周期(SQ21(1)、SQ21(2)、・・・)に合わせて、Wake ON LANフレームが繰り返して送信される(SQ210(1)、SQ210(2)、・・・)。従って、無線LAN端末を確実に起動することが可能となる。
図17は、本発明の第4実施例で有線LAN端末が使用するARPテーブル16の1例を示す。
第4実施例は、無線LAN端末の遠隔起動元となる有線LAN端末が、制御対象となる無線LAN端末のアドレス変換情報(この例では、IPアドレスとMACアドレス)をARPテーブル16に固定的に保存し、Wake ON LANフレームを送信する際に、ARPテーブル16から確実に相手端末のMACアドレスを検索できるようにしたことを特徴とする。
起動対象となる無線LAN端末のMACアドレスがARPテーブル16から消去されないようにしておけば、LANボード12は、端末本体11から出力されたWake ON LANパケットをユニキャストの宛先MACアドレスをもつMACフレームに変換できるため、宛先端末にACKを返送させることが可能となる。
上記目的を達成するため、第4実施例の有線LAN端末、例えば、端末10Aは、図17に示すように、ARPテーブル16に登録されたテーブルエントリのうち、遠隔起動の対象となる特定の無線LAN端末のテーブルエントリ、例えば、無線LAN端末30Dのテーブルエントリ160−3については、エントリタイプを「static」に設定しておく。この設定は、ARPコマンドを利用して、マニュアルで行うことができる。
エントリタイプを「static」に設定しておくことによって、端末10AがARPリクエストを発行した時、端末本体31が電源オフ、または省電力モードになっていたために無線LAN端末30DがARPレスポンスを送信できない場合でも、テーブルエントリ160−3がARPテーブルから消去されるのを回避できる。
図18は、第4実施例において、有線LAN端末10AからLAN100に送信されるWake ON LANパケット用のMACフレームを示す。
有線LAN端末10Aから無線LAN端末30Dを起動する場合、本実施例では、起動対象端末30DのMACアドレスがARPテーブル16に保存されているため、有線LAN端末10Aの端末本体11は、宛先IPアドレス312として無線LAN端末30DのIPアドレスの値「D」を含むWake ON LANパケットをLANボード12に出力する。LANボード12の制御部14は、ARPテーブル16から上記宛先IPアドレス「D」と対応するMACアドレスの値「d」を検索し、宛先MACアドレス321に無線LAN端末30Dのアドレス「d」、送信元MACアドレス322に自端末のアドレス「a」を設定したMACヘッダを生成し、Wake ON LANパケットを図18に示したMACフレーム形式でLAN100に送信する。
図19は、上記MACフレームを受信した無線基地局20から無線チャネルに送信されるWake ON LANフレームのフォーマットを示す。
無線基地局20は、LAN100からの受信フレームがユニキャストフレームとなっているため、MACヘッダに自分のMACアドレスの値「y」を示す送信元アドレス322Aを追加して、受信フレームを無線チャネルに送信する。この動作は、図13のフローチャートにおけるステップ201、202、208、図14のフローチャートにおけるステップ221、222、231に相当する。
本実施例によれば、Wake ON LANパケットがユニキャストパケットとなっているため、これを正常受信した無線LAN端末30Dが、送信元の無線基地局20にACKを返送する。また、無線LAN端末30DからのACKが受信されない場合、無線基地局20は、IEEE802.11の規定に従って、ACKが正常に受信される迄、同一Wake ON LANフレームの再送動作を繰り返すことになる。
本発明が適用される無線LANシステムの構成図。 有線LAN端末10の構成を示すブロック図。 有線LAN端末10が備えるARPテーブルの構成図。 Wake ON LANフレームのフォーマットを示す図。 無線LAN端末30の状態遷移図。 無線基地局20と無線LAN端末30との間で実行される通信シーケンスと状態遷移との関係を示す。 無線基地局20が備える無線LAN接続テーブルを示す図。 省電力モードで動作可能な無線LAN30のブロック構成図。 省電力モードで動作中の無線LAN端末30Dが、無線基地局20との間で実行するIEEE802.11に従ったユニキャストデータパケットの送受信シーケンス図。 無線基地局20が、有線LAN端末10Aから受信したWake ON LANフレームを従来の方式で中継した場合のMACフレームフォーマットを示す図。 本発明の無線基地局20が無線チャネルに送信するWake ON LAN用のMACフレームフォーマットの1例を示す図。 無線基地局20のブロック構成図。 本発明の第1実施例において、無線基地局20のプロセッサ21が実行する無線LAN送信パケット処理ルーチン200のフローチャート。 本発明の第2実施例において、無線基地局20のプロセッサ21が実行する無線LAN送信パケット処理ルーチン220のフローチャート。 本発明の第3実施例で使用される無線LAN接続テーブル28を示す図。 本発明の第3実施例における無線基地局20と無線LAN端末30との通信シーケンス図。 本発明の第4実施例で有線LAN端末が使用するARPテーブル16の1例を示す図。 本発明の第4実施例において、有線LAN端末10DからLAN100に送信されるWake ON LANパケット用のMACフレームの1例を示す図。 本発明の第4実施例において、無線基地局20から無線チャネルに送信されるWake ON LANフレームのフォーマットの1例を示す図。
符号の説明
10:有線LAN端末、11、31:端末本体、12、32:LANボード、13:LANインタフェース、16:ARPテーブル、20:無線基地局、28:無線LAN接続テーブル、30:無線LAN端末、100:LAN。

Claims (5)

  1. LANに接続された無線基地局および複数の有線LAN端末と、上記無線基地局に無線チャネルで接続された複数の無線LAN端末とからなる無線LANシステムにおいて、
    上記無線基地局が、
    接続状態にある無線LAN端末のMACアドレスを記憶するための無線LAN接続テーブルと、
    上記LANから、ペイロード部に起動対象となる無線LAN端末をMACアドレスで指定した起動命令用のフレームデータを含み、MACヘッダの宛先アドレスにブロードキャストアドレスを含むMACフレームを受信した時、上記フレームデータが示すMACアドレスが上記無線LAN接続テーブルに登録済みであることを確認して、該MACフレームの宛先アドレスを上記MACアドレスに変換し、受信フレームをユニキャストMACフレームとして無線チャネルに送信する制御部とを備えることを特徴とする無線LANシステム。
  2. 前記無線基地局の制御部が、前記MACフレームに対する無線LAN端末からの応答が受信される迄、前記MACフレームの送信を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の無線LANシステム。
  3. 前記無線LAN接続テーブルが、各MACアドレスと対応して起動用MACフレームの送信要否を示すフラグ情報を記憶しており、
    前記無線基地局の制御部が、上記フラグ情報の状態に従って、同一無線LAN端末への前記MACフレームの送信を制御することを特徴とする請求項2に記載の無線LANシステム。
  4. LANに接続された無線基地局および複数の有線LAN端末と、上記無線基地局に無線チャネルで接続された複数の無線LAN端末とからなる無線LANシステムにおいて、
    上記無線基地局が、
    接続状態にある無線LAN端末のMACアドレスを記憶するための無線LAN接続テーブルと、
    上記LANから、フレームデータ部に起動対象となる無線LAN端末のMACアドレスを含み、MACヘッダの宛先アドレスにブロードキャストアドレスを含む遠隔起動用のMACフレームを受信した時、該MACフレームの宛先アドレスを上記無線LAN接続テーブルに登録済みのMACアドレスに順次に変換し、受信フレームをユニキャストMACフレームとして無線チャネルに送信することによって、接続状態にある複数の無線LAN端末に対して、個別に遠隔起動用のMACフレームを送信する制御部とを備えたことを特徴とする無線LANシステム。
  5. 前記LANに接続された前記各有線LAN端末が、
    無線LANシステムを構成する他の端末のIPアドレスとMACアドレスとの対応関係を示す複数のテーブルエントリからなるアドレス変換テーブルと、
    上記アドレス変換テーブルに登録されたIPアドレスについて、定期的に相手端末への問い合わせを行い、応答しない端末のテーブルエントリを削除する制御部とを備え、
    前記有線LAN端末のうちの少なくとも1つが、上記アドレス変換テーブルにおける予め指定された特定端末のテーブルエントリに、該テーブルエントリの削除を禁止する情報を設定することによって、上記特定端末を起動するためのMACフレームをユニキャスト宛先MACアドレスでLANに送信できるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の無線LANシステム。
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