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JP4701660B2 - 金銭取扱端末 - Google Patents
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JP4701660B2 - 金銭取扱端末 - Google Patents

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本発明は、キャッシュカードやクレジットカード等の情報記録媒体に記録された情報に基づき、金銭の取引を行う金銭取扱端末、特に、現金の入出金を行う現金自動預入支払機(以下、ATMという)に関するものである。
従来、ATMによる金銭取引は、磁気カードを利用したキャッシュカードやクレジットカード等の情報記録媒体をカード挿入口から挿入し、表示画面に表示された案内に従ってATMを操作することで、現金の預け入れや払い出し、振り込み等の金銭取引を行っている。このようなATMは、例えば、特許文献1に示されている。
また、近年、磁気カードに代わり、情報記録媒体として無線式カード(以下、非接触カードという)を用いて金銭取引を行うATMが見受けられるようになっている。
特に、非接触カードを用いた金銭取引においては、ATMの使用者が財布やカバン等から情報記録媒体を出すことなく、使用者が所有している複数の情報記録媒体の中から、所望の情報記録媒体を選択し、選択した情報記録媒体からの情報に基づき金銭取引を行うATMが、例えば、特許文献2に示されている。
特開2000−3469号公報
特開2002−32827号公報
上記特許文献1に示されているようなATMにおいては、取引処理に使用するカードを財布や鞄の中から取り出す必要があり、カードの取り出しに時間がかかってしまうことがある。一般的なATMは、カード情報の入力、即ち、カード挿入口からカードを挿入することにより、認証処理が実行されて取引が可能な状態となるが、カードが挿入されるまでの待機時間も取引に必要な処理時間となる。このため、磁気カードを使用するATMにおいては、カードの挿入までに時間がかかると、取引時間も長くなってしまい、処理効率が低下するという問題があった。
上記特許文献2に示されているようなATMにおいては、取引処理に使用するカードを財布や鞄の中から取り出すことなく、取引処理を行うことができるので、処理効率を向上させることができる。しかしながら、非接触カードを使用するATMの多くは、非接触カードの情報を読み取る無線通信部と、ATMを操作するための操作表示部とを離して配置しており、情報の読み取りとATMの操作性についての配慮がなされていないという問題があった。
また、非接触カードを使用するATMの多くは、非接触カード専用であり、磁気カード等の接触式カードでの取引に対する配慮がなされていないという問題があった。
そこで、本発明の目的とするところは、取引処理に使用するカードの種類に関係なく取り引きを行うことができ、かつ操作性の良好な金銭取扱端末を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、内部に各種の取引処理を行う取引処理ユニットを有する本体と、この本体の前面に配置されたフロントパネルとを備えた金銭取扱端末において、前記フロントパネルは、前記本体の前面の垂直部分を構成するパネル面を備え、前記パネル面は、操作表示部と、この操作表示部の下方に配置された媒体取扱部とを備え、前記媒体取扱部は、記録媒体口と、この記録媒体口と横並びで配置された明細票排出口と、前記明細票排出口の下方に配置された紙幣口と、前記記録媒体口の下方に配置され、該金銭取扱端末の機能を拡張する外部機器が設置される増設ユニットとを備えるとともに、前記記録媒体口と前記明細票排出口との間で、かつ前記記録媒体口と前記明細票排出口よりも奥まった位置に配置されたテンキーを備え、前記増設ユニットは、前記外部機器が搭載される傾斜面と垂直面を備え、前記傾斜面と前記垂直面には、記録媒体に記録された情報を読み取るための読取面を備えた前記外部機器がそれぞれ配置され、前記傾斜面に配置された前記外部機器の読取面は前記傾斜面に配置され、前記垂直面に配置された前記外部機器の読取面は前記垂直面に配置されるた構成とする。
本発明によれば、取引処理に使用するカードの種類に関係なく取り引きを行うことができ、かつ操作性の良好な金銭取扱端末を提供することができる。
以下、本発明に係る金銭取扱端末の実施形態を、現金自動取引機(以下、ATMという)を例にして、図を参照にしながら説明する。なお、各実施形態の同一または同様な部分や部位は同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
本発明の第1の実施形態に係るATMを、図1から図7を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係るATMの外観について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るATMの外観構造を示す図であり、図1(a)は斜視図、図1(b)は正面の部分拡大図である。
図1において、符号1で総括的に示すのは、金融機関等のロビーに設置されるATMであり、ATM1は、直方体の前面上方の一部分が側面から見てL字形に切り欠かれた開口部を有する本体2と、L字形の開口部を塞ぐように配置された側面から見てL字形のフロントパネル3とから構成される。
本体2は、前面が開口した筐体5と、筐体5の前面下方の開口部を塞ぐように設けられた板状の前面扉6と、筐体5の背面に配置された板状の背面扉7とを有している。
筐体5は、各種の取引処理を行う処理ユニット、例えば、図示しないカードユニットや紙幣ユニット、明細票ユニット等を内蔵しており、各ユニットの媒体口は、L字形の開口部から露出するように配置されている。そして、L字形の開口部から露出した各ユニットの媒体口は、フロントパネル3に形成された開口部から露出して設けられている。
フロントパネル3は、本体正面の垂直面を形成するパネル面31を備え、このパネル面31にタッチパネル式の操作表示部32と媒体取扱部33が配置されている。
操作表示部32には、各種の操作キーやガイダンスが表示されるようになっており、表示されたガイダンスに沿って、操作キーを操作する(タッチする)ことで、ATMを操作するようにしている。また、操作表示部32の周囲には、撮像部41やスピーカー42、増設キー配置部43が設けられている。
媒体取扱部33には、磁気カードやICカード等の情報記録媒体の挿入/排出を行う記録媒体口34と、現金(紙幣)の挿入/排出を行う紙幣口35と、取引明細票を排出する明細票排出口36が設けられるとともに、増設ユニット37やテンキー38が設けられている。
この実施形態では、操作表示部32と媒体取扱部33とを上下に配置し、媒体取扱部33に各媒体口や増設ユニットを配置した構成に大きな特徴を備えている。この構成により、操作表示部32や媒体取扱部33の視認性が高く、かつ操作表示部32や媒体取扱部33が操作しやすいATMを実現することができる。加えて、この実施形態では、正面から見て、記録媒体口34を媒体取扱部33の右上方、明細票排出口36を媒体取扱部33の左上方で記録媒体口34と同じ高さ、紙幣口35を媒体取扱部33の中央から左下方にかけて配置した構成にも大きな特徴を備えている。
ATMの一般的な取引操作としては、操作表示部に表示された案内に従って画面をタッチし、カードや明細書、紙幣等の挿入/排出を、操作表示部32の周囲やその他の場所に設けられた各媒体口を介して行うようになっている。また、一般的なATMでは、暗証番号の入力等を操作表示部で行っているが、近年でセキュリティの観点から、操作表示部や各媒体口から離れた場所あるいは操作表示部の手前などに設けられるテンキーにより、暗証番号の入力等を行う傾向が増えている。
本実施形態では、上述したように、操作表示部32のすぐ下、即ち、媒体取扱部33に横一列かつ同じ高さで各操作媒体部分を設けることで、記録媒体口34へのカード挿入からテンキーでの暗証番号入力操作、明細票排出口36から排出される明細書の受け取りを行い、最後に紙幣口35から排出された紙幣を受け取るまでの一連の流れを、上部の操作表示部32と関連付け、一貫した操作性が確保されるものである。
加えて、本実施形態では、記録媒体口34と明細票排出口36の間で、記録媒体口34と明細票排出口36よりも奥まった位置にテンキー38配置することで、テンキー38による入力操作を周囲から見えづらくすることができ、利用者が安心して操作できる構成としている。
これにより、各媒体口が操作表示部32の近傍にまとめて配置された印象を与え、かつ操作の流れを右側から左側へ一直線とすることができ、ATMの操作を簡潔にすることができる。
また、本実施形態では、各操作媒体部分の上方に、ランプ部39a、39b、39c、39d、39eが設けられている。ランプ部39a、39b、39cは点滅動作を行うように構成され、点滅動作により各操作媒体部分における操作を誘導するようにしている。ランプ部39d、39eは点灯動作を行うようになっており、点灯させることで各操作媒体部分の周囲を照らし、操作性や視認性を向上させるようにしている。特に、奥まった位置に配置されたテンキー38の周囲の暗くなる部分をランプ部39dの点灯により、テンキー38を照らすことができ、テンキー38を見やすくしている。
さらに、この実施形態では、媒体取扱部33の右下方に形成された傾斜面に増設ユニット37を設け、この増設ユニット37に非接触ICカードリーダライタや個人認証装置等の増設機器を設置することで、ATMの機能を拡張することができる。なお、増設機器の設置および機能については後述する。
次に、図2を参照して、第1の実施形態のATMの内部構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係るATMの部品構成を示す図である。
図2において、本体2(図1参照)の内部には、カードユニット21、テンキーユニット22、明細票ユニット23、紙幣口カバー24、金銭ユニット(紙幣ユニット)26、液晶ユニット27、カメラユニット28、増設キーユニット29等が収納されており、各ユニットの一部分、例えば、カードユニット21の正面に設けられた挿入/排出口21aや液晶ユニット27の表示面27aが露出するように、フロントパネル3を本体2の正面に取り付けることで、ATMが構成されるようになっている。
次に、各ユニットの取付構造について説明する。図2において、30はフロントパネル3の骨格を形成するフレームであり、このフレーム30に形成された開口部3a、3b、3c、3dに、各部品を嵌合させることで、フロントパネルが形成されるようになっている。
33aは媒体取扱部33の骨格を構成する媒体口パネルであり、この媒体口パネル33aに形成された開口部33b、33c、33d、33e、33fにそれぞれカードユニット21、テンキーユニット22、明細票ユニット23、紙幣口カバー24、増設ユニット37を取り付けることで、媒体取扱部33が構成されている。また、各ユニットやカバーの上方には、ランプ部を構成する複数のランプユニット39が配置されている。そして、この媒体取扱部33は、開口部3aに嵌合させることで、フロントパネル3に取り付けられるようになっている。
紙幣口カバー24は、側面に配置されたカメラ部24aと底面に形成された開口部24bを備え、開口部24bは、本体2の内部下方に配置される金銭ユニット(紙幣ユニット)26の入出金口26aと連通し、金銭の預け入れ/払い出しを行うようになっている。
開口部3bから3dには、それぞれ液晶ユニット27、カメラユニット28、増設キーユニット29が取り付けられるようになっている。また、図2において、48は開口部3aの一部分をカバーするフロントピースであり、このフロントピース48がフロントパネル3の水平方向の面(テーブル面)を形成するようになっている。
カメラユニット28は、カメラ28aとハーフミラー28bとから構成され、ハーフミラー28bを開口部3cに嵌合させることで、ATMの操作者に対して、カメラ28aを極力意識させないような構成としている。なお、49はキーユニットである。
次に、図3から図7を参照して、本実施形態に係るATMの外観寸法および使用状態について説明する。図3は、第1の実施形態に係るATMの外形寸法を示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は右側面図である。図4は、第1の実施形態に係るATMの使用状態を示す右側面図である。図5および図6は、第1の実施形態に係るATMに設置される追加機器の一例を示す図であり、図5(a)から図5(d)は非接触ICカードリーダライタの外観、図6(a)および図6(b)は赤外線通信ユニットを有する非接触ICカードリーダライタの外観、図6(c)は指静脈認証ユニットを示している。
まず、図3を参照し、本実施形態のATMの外観寸法について説明する。図3において、本実施形態に係るATM1は、全体の高さH1が1597mm、幅Wが570mm、奥行Dが765mmの外形寸法を備えると共に、フロントパネル3の水平方向に形成されたテーブル面の先端部までの高さH2が974mm、媒体取扱口の上端部までの高さH3が1290mmとなっている。また、フロントパネル3は、正面(垂直方向の面)を構成するパネル面31が本体2に対して角度θ1だけ傾斜するように本体2の前面上方に取り付けられている。本実施形態では、角度θ1を約15度に設定している。
なお、本実施形態に係る現金自動取引機1の外形寸法は、高さH1が1300mm≦H1≦1700mmの範囲、幅Wが400mm≦W≦800mmの範囲、奥行Dが400mm≦D≦1000mmの範囲、H2が700mm≦H2≦1000mmの範囲、H3が1000mm≦H3≦1350mmの範囲、角度θ1が0°≦θ1≦35°で形成されるようになっている。
そして、本実施形態に係るATM1は、図4で示すように、利用者XがATM1の正面に立って操作する際、操作表示部32や媒体取扱部33は、利用者Xの視野範囲θ2に納まるようになっている。
このような構成とすることにより、利用者XがATM1の正面に立った際、フロントパネルのパネル面に配置された操作表示部や媒体取扱口の位置を視覚的にわかり易くすることができる。しかも、視線を極端に動かすことなく、操作表示部や媒体取扱口を取り扱うことができるので、操作表示部の操作性や視認性および媒体取扱部の取扱性を良好にすることができる。
また、本実施形態では、記録媒体口34の下部に増設ユニット37を、角度θ0をつけて配置することで、視認性および取扱性を良好にすることができる。なお、本実施形態では、増設ユニット37の設置角度θ0を40°としているが、0°≦θ0≦90°の範囲で使用状況によって設定できるようになっている。特に、本実施形態では、記録媒体口34と関連した操作性を考慮し、最適な設置角度θ0として、0°≦θ0≦60°の範囲で設定されるようになっている。
次に、増設ユニットによる取引使用方法について、増設ユニットに非接触ICカードリーダライタを設置した場合を例として説明する。
増設ユニット37による取引使用方法としては、画面操作の案内に従い基本操作として通常カードユニット21の正面に設けられた挿入/排出口21a(記録媒体口34)にカードを挿入する代わりに、増設ユニット37に機能を増設する外部機器として設置された非接触ICカードリーダライタに記録媒体、例えば、非接触ICカード(以下、カードとする)を所定の位置に置いたり、かざしたりすることで、ATMにカードを挿入することなく基本的な取引が可能になる。
また、カードユニット21の正面に設けられた挿入/排出口21aにカードを挿入しながら増設ユニット37に設置された非接触ICカードリーダライタにカードを置くことで、例えば、銀行カード(キャッシュカード)を使用し、自分の口座から非接触ICカードリーダライタに置かれた交通カード等へ電子マネーチャージ等が可能になる。
以上のように、本実施形態では、増設ユニット37を記録媒体口34下に配置した構成とすることで、増設ユニット37に設置される各種の外部機器を、良好な操作性で使用することが可能である。
また増設ユニット37には、傾斜面37a(図5参照)と垂直面37b(図5参照)が設けられており、拡張する機能によって複数のユニットを組み合わせて増設ユニット37に搭載して使用することが可能である。例えば、垂直面37bには傾斜面37aに入らない大きさの紙、例えば請求書のバーコード部を読み込ませ、料金の支払いを行う事が可能となる。
また携帯電話を離れた位置からテーブル面に置かずに赤外線等を使い情報を送信し、カードへのチャージ、取引等が可能となる。
次に、図5および図6を参照して、増設ユニット37(図1参照)に機能拡張ユニットとして設置することができる各種の外部機器について説明する。
まず、図5(a)は、増設ユニット37に機能拡張ユニットとして設置することができる非接触ICカードリーダライタ25aを示している。この非接触ICカードリーダライタ25aは、非接触ICカード25bの読取面25cを平坦面で形成したものである。また、図5(b)で示す非接触ICカードリーダライタ25dは、基本的に非接触ICカードリーダライタ25aと同様の機能を有しているが、読取面25cを平坦面とした非接触ICカードリーダライタ25aに対し、非接触ICカードリーダライタ25dは読取面25cを傾斜させ、かつ読み取り面の下方にカード保持部25rを形成したものである。
この非接触ICカードリーダライタ25aおよび25dを、増設ユニット37に機能拡張ユニットとして設置し、ATM1に取り付けた場合、特に非接触ICカード25bを読取面25cに置いた状態での取り引き、例えば、非接触ICカード25bに現金(電子マネー)をチャージするような取引に適している。
図5(c)および図5(d)で示す非接触ICカードリーダライタ25eは、読取面25cを傾斜させたものである。このような非接触ICカードリーダライタ25eを、増設ユニット37(図1参照)に機能拡張ユニットとして設置し、ATM1に取り付けた場合、特に非接触ICカード25bや携帯型情報端末機100等を読取面25cにかざした状態での取り引きに適している。
また、図6(a)および図6(b)に示す非接触ICカードリーダライタ25jは、非接触ICカードリーダライタ25dにデータ送受信部25fを設けたものであり、非接触ICカード25bのICチップ部25hや携帯形情報端末25jの送受信部25kとデータ送受信部25fとの間で無線通信を行うことにより、各種の取り引きを行うようになっている。
図6(c)は、増設ユニット37(図1参照)に機能拡張ユニットとして設置することができる指静脈認証装置25gを示している。この指静脈認証装置25gの略中央には認識部25mが形成されており、認識部25mに指を置くことで個人認証を行い、認証が終了したら、取引を行えるようになっている。
以上のように、本実施形態に係るATMによれば、増設ユニット37に機能拡張ユニットとして各種の外部機器を設置することができるので、使用目的に合った使い勝手の良いATMを実現することが可能となる。
本発明の第2の実施形態に係るATMを、図7から図12を参照しながら説明する。まず、図7を参照して、本発明の第の実施形態に係るATMの外観について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係るATMの外観構造を示す図であり、図7(a)は斜視図、図7(b)は正面の部分拡大図である。
図7において、符号70で総括的に示すのは、金融機関等のロビーに設置されるATMであり、ATM70は、直方体の前面上方の一部分が側面から見てL字形に切り欠かれた開口部を有する本体71と、L字形の開口部を塞ぐように配置され側面から見てL字形に形成されたフロントパネル72とから構成される。
本体71は、前面が開口した筐体73と、筐体73の前面下方に設けられた板状の前面扉74と、筐体73の背面に配置された板状の背面扉75とを有している。
筐体73は、各種の取引処理を行う機構部、例えば、図示しないカード/明細ユニットや紙幣ユニット、硬貨ユニット、通帳ユニット、操作表示部等を内蔵しており、操作表示部の表面や各ユニットの媒体口は、フロントパネル72から露出するように配置されている。
L字形のフロントパネル72は、本体正面の垂直面を形成するパネル面76と、水平面を構成するテーブル部77とを備え、筐体73に内蔵された操作表示部や各ユニットの媒体口がパネル面76やテーブル部77から露出するように、フロントパネル72が本体71に取り付けられるようになっている。本実施形態では、媒体取扱部120に配置されたカード/明細票取扱口81や通帳取扱口82、紙幣挿入/排出口83、硬貨挿入/排出口84がパネル面76から露出し、操作表示部85がテーブル面77から露出するようになっている。
本実施形態に係るATM70は、上述した第1の実施形態と同様、ATMの利用者が操作する操作表示部や媒体取扱口の近傍に、増設ユニット86が設けられている点に大きな特徴を有している。具体的に、本実施形態では、テーブル面77に露出した操作表示部85の両側に、増設ユニット86を設けた構成としている。この増設ユニット86には、第1の実施形態と同様、使用状況に応じて、非接触ICカードリーダライタや赤外線通信ユニットを有する非接触ICカードリーダライタ、指静脈認証ユニット等を設置することができるようになっている。加えて、本実施形態では、図7(a)で示すように、通話を行うためのハンドセット86aを増設ユニット86に設けるようにしても良い。
このような構成とすることにより、第1の実施形態と同様、使用状態に合わせた使い勝手の良好なATMとすることができる。
次に、本実施形態に係るATMの、その他の特徴について説明する。
図7において、前面扉74は、テーブル面77の手前側よりも一段奥まった位置に設けられ、ATM70の前面に蹴込み部を形成している。また、テーブル面77の手前側には丸みが付けられているとともに、このテーブル面77の手前側の両側面に凹部87を形成している。このような構成とすることで、利用者が近づきやすい形状のATMとすることができ、しかもATMの操作時には凹部に手を掛けて、体を支えることができるので、楽な姿勢でATMを操作することができる。また、このような構成とすることで、例えば、車椅子の方がATMを利用する時に、凹部を筐体へ近づく際の取手部とすることができるので、車椅子の方にとっても使い易いATMとすることができる。
図7において、フロントパネルの垂直面に配置されるカード/明細票取扱口81および通帳取扱口82は、その下側に、左右に通った横長のテーブル部88を形成し、このテーブル部88をフロントパネル72の垂直面から突出するように設けた構成としている。
このような構成とすることにより、ATMの使用時におけるカード/明細票取扱口81および通帳取扱口82の視認性を良好にすることができる。また、カードおよび通帳の出し入れを行う際には、横長のテーブル部88をガイドとして使用することができるので、カードや通帳の出し入れを確実に行うことができる。
次に、図8を参照して、第2の実施形態に係るATMの内部構成について説明する。図8は、第2の実施形態に係るATMの部品構成を示す図である。
図8において、本体71の内部には、カード/明細票ユニット91、通帳ユニット92、紙幣ユニット93、硬貨ユニット94、液晶ユニット95等が収納されている。80はフロントパネル72の垂直方向(縦方向)の骨格を形成するフレームである。このフレーム80は、正面に切欠部80aが形成されており、この切欠部80aにL字形の媒体口パネル96の垂直面96aを嵌合させることで、フロントパネル72の垂直面(パネル面76)を形成している。81はフロントパネルの水平方向(横方向)の骨格を形成するフロントカバーである。このフロントカバー81は、上面に切欠部81aが形成されており、この切欠部81aにL字形の媒体口パネル96の水平面96aを嵌合させることで、フロントパネル72の水平面、即ちテーブル面77を形成している。
媒体口パネル96の垂直面96aおよび水平面96bは、それぞれ開口部を備えており、本体71に収納された各ユニットの一部分がこの開口部から露出するようになっている。
次に、本体に収納された各ユニットとフロントパネルとの取付構造について説明する。図8において、カード/明細票ユニット91および通帳ユニット92の前方には媒体取扱口91a、92aが設けられており、この媒体取扱口91a、92aにそれぞれベゼル91b、92bを取り付けた状態で、媒体口パネル96の垂直面96aに形成された開口部91c、92cとそれぞれ嵌合させることで、フロントパネル72の垂直面にカード/明細票取扱口81および通帳取扱口82が形成される。また、ベゼル91b、92bは突出部を備えており、この突出部がカード/明細票取扱口81および通帳取扱口82の下部のテーブル部88を構成している。
紙幣ユニット93および硬貨ユニット94は、それぞれ入出金口93a、94aを備えており、媒体口パネル96の水平面96bに形成された開口部93b、94bが入出金口93a、94aが位置と重なるようにフロントパネル72を本体71の前面に配置することで、フロントパネル72の水平面の奥側、即ち、テーブル面88の奥側に紙幣口83および硬貨口84が形成される。
液晶ユニット95は、媒体口パネル96の水平面96bに形成された開口部95aと重なるように配置されることで、テーブル面88に操作表示面95bが配置される。
媒体口パネル96の水平面96bに形成された一対の開口部97には、通常、目隠し板97aが配置されているが、使用目的に応じて、紙幣ユニット93および硬貨ユニット94の増設機器を設けることができるようになっている。
また、フロントパネル72の正面上方には、カメラ110aとスピーカー110bが取り付けられた表示ユニット110と、この表示ユニットを覆うカバー111が配置されている。この表示ユニット110は、ATMにより実施可能な取り引き、例えば、現金の引き出しや預け入れ、振り込み等の取り引きを案内するようになっている。
次に、図9から図12を参照して、本実施形態に係るATMの外観寸法および使用状態について説明する。図9は、第2の実施形態に係るATMの外形寸法を示す図であり、図9(a)は正面図、図9(b)は右側面図である。図10は、第2の実施形態に係るATMの使用状態を示す右側面図である。図11は、第2の実施形態に係るATMに設置される追加機器の一例を示す図であり、図11(a)は非接触ICカードリーダライタの外観図、図11(b)および図11(c)はカードを設置した状態を示す図である。また、図12は、第2の実施形態に係るATMに設置される追加機器の一例を示す図であり、図12(a)は非接触ICカードリーダライタに携帯電話を設置した状態を示す図、図12(b)が非接触ICカードリーダライタに携帯情報端末を設置した状態を示す図である。
まず、図9を参照し、第2の実施形態に係るATMの外観寸法について説明する。図9において、第2の実施形態に係るATM70は、全体の高さH4が1200mm、幅W1が570mm、奥行D1が1070mmの外形寸法を備えると共に、フロントパネル72の水平方向に形成されたテーブル面88の先端部までの高さH5が825mm、媒体取扱口の上端部までの高さH61050mmとなっている。また、テーブル部は、設置面に対して角度θ3だけ傾斜するように配置されている。本実施形態では、角度θ3を8°に設定している。
なお、本実施形態に係るATM70の外形寸法は、高さH4が1000mm≦H4
≦1600mmの範囲、幅W1が450mm≦W1≦600mmの範囲、奥行D1
が450mm≦D1≦1200mmの範囲、H5が700mm≦H5≦850mmの範囲、H6が1000mm≦H6≦1500mmの範囲、角度θ3が0°≦θ3≦30°で形成されるようになっている。
そして、本実施形態に係るATM1は、図10で示すように、利用者XがATM70の正面に立って操作する際、操作表示部85や媒体取扱部120は、利用者Xの腕の動作範囲に納まるようになっている。
このような構成とすることにより、利用者XがATM1の正面に立った際に、フロントパネルのパネル面に配置された操作表示部や媒体取扱口の位置を視覚的にわかり易くすることができる。しかも、視線を極端に動かすことなく、操作表示部や媒体取扱口を取り扱うことができるので、操作表示部の操作性や視認性および媒体取扱部の取扱性を良好にすることができる。
また、本実施形態では、操作表示部85の両側に増設ユニット86を、角度θをつけて配置することで、視認性および取扱性を良好にすることができる。なお、本実施例では増設ユニット86の設置角度θ3を8°としているが、0°≦θ3≦30°の範囲で使用状況によって設定できるようになっている。特に、本実施形態では、記録媒体口34と関連した操作性を考慮し、最適な設置角度θ3として、0°≦θ≦20°の範囲で設定されるようになっている。
次に、増設ユニットによる取引使用方法について、増設ユニットに非接触ICカードリーダライタを設置した場合を例として説明する。
増設ユニット86による取引使用方法としては、画面操作の案内に従い基本操作として通常媒体取扱部120に配置されたカード/明細票取扱口81にカードを挿入する代わりに、増設ユニット86に機能を増設する外部機器として設置された非接触ICカードリーダライタに記録媒体、例えば、非接触ICカード(以下、カードとする)を所定の位置に置いたり、かざしたりすることで、ATMにカードを挿入することなく基本的な取引が可能になる。
また、通常媒体取扱部120に配置されたカード/明細票取扱口81にカードを挿入しながら増設ユニット86に設置された非接触ICカードリーダライタにカードを置くことで、例えば、銀行カード(キャッシュカード)を使用し、自分の口座から非接触ICカードリーダライタに置かれた交通カード等へ電子マネーチャージ等が可能になる。
以上のように、本実施形態では、離れた位置ではあるが、増設ユニット86操作表示部85の両側に配置した構成とすることで、増設ユニット86に設置される各種の外部機器を、良好な操作性で使用することが可能である。
また、媒体取扱部120に配置されたカード/明細票取扱口81より手前側にある増設ユニット86を使用する事で画面を見ながら関連づけて操作が可能になる。
また手前側にある事で媒体口まで距離があって手が届きにくい車椅子使用者の方は使用しやすくなる。
次に、図11および図12を参照して、増設ユニット86(図7参照)に機能拡張ユニットとして、非接触ICカードリーダライタを設置した場合の使用方法について説明する。
まず、図11(a)において、非接触ICカードリーダライタ99は、テーブル面88の傾斜角に合わせて傾斜した状態で設置されている。また、非接触ICカードリーダライタ99の上方に点字シート99aを設けるようにしてもよい。
この非接触ICカードリーダライタ99の読み取り面99bに、図11(b)で示すようにカード99cを置くと、非接触ICカードリーダライ99に設けられた図示しないセンサによりカード99cを検知し、両サイドからカード99cの落下を防止するためのロック機構130が突出し、この状態で取り引きを行うようになっている。
このようなロック機構を設けることで、取り引き時におけるカードの保持性ができ、取り引きを確実に行うことができる。また、ロック機構を両サイドに配置することで、前後方向(短手方向)にスペースを確保することができ、カード取り出し時の取扱性を良好にすることができる。
取り引きが終了すると、図11(c)で示すように、ロック機構130が収納されるとともに、カード99cがせりあがり、カード99cを取り出すことができるようになっている。
また、この非接触ICカードリーダライタ99は、図12で示すように、カード99cの他に携帯電話機100やPDA等の携帯型情報端末機150を読み取り面9bにかざしたり、置いたりすることができるようになっている。このような構成とすることにより、近年、普及が著しい携帯型情報端末機を用いて各種の金銭取り引きを行うことができるので、ATMの使い勝手を良好にすることができる。
なお、第2の実施形態では、機能拡張ユニットの一例として非接触ICカードリーダライタを用いて説明したが、第1の実施形態で説明した指静脈認証ユニットを、機能拡張ユニットとして設置することもできるようになっている。
(その他の実施形態)
上記第1および第2の実施形態では、金銭取引端末の一例としてATMを用いて説明したが、例えば、クレジット認証端末装置やPOSレジ端末等の各種の金銭取引端末にも適用することができ、第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明により、種々のカードに対応した使い勝手の良いATMの実現が可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るATMの外観構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るATMの部品構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るATMの外形寸法を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るATMの使用状態を示す右側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るATMに設置される追加機器の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るATMに設置される追加機器の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るATMの外観構造を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るATMの部品構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るATMの外形寸法を示す図である 本発明の第2の実施形態に係るATMの使用状態を示す右側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るATMに設置される追加機器の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るATMに設置される追加機器の一例を示す図である。
符号の説明
1…ATM、2…本体、3…フロントパネル、5…筐体、6…前面扉、7…背面扉、21…カードユニット、22…テンキーユニット、23…明細票ユニット、24…紙幣口カバー、26…金銭ユニット(紙幣ユニット)、27…液晶ユニット、28…カメラユニット、29…増設キーユニット、30…フレーム、31…パネル面、32…操作表示部、33…媒体取扱部、34…記録媒体口、35…紙幣口、36…明細票排出口、37…増設ユニット、38…テンキー、39…ランプユニット、41…撮像部、42…スピーカー、43…増設キー配置部、48…フロントピース、49…キーユニット、70…ATM、71…本体、72…フロントパネル、73…筐体、74…前面扉、75…背面扉、76…パネル面、77…テーブル部、80…フレーム、81…カード/明細票取扱口、82…通帳取扱口、83…紙幣挿入/排出口、84…硬貨挿入/排出口、85…操作表示部、86…増設ユニット、88…テーブル部、91…カード/明細票ユニット、92…通帳ユニット、93…紙幣ユニット、94…硬貨ユニット、95…液晶ユニット、96…媒体口パネル、100…携帯電話機、110…表示ユニット、111…カバー、120…媒体取扱部。

Claims (3)

  1. 内部に各種の取引処理を行う取引処理ユニットを有する本体と、この本体の前面に配置されたフロントパネルとを備えた金銭取扱端末において、
    前記フロントパネルは、前記本体の前面の垂直部分を構成するパネル面を備え、
    前記パネル面は、操作表示部と、この操作表示部の下方に配置された媒体取扱部とを備え、
    前記媒体取扱部は、記録媒体口と、この記録媒体口と横並びで配置された明細票排出口と、前記明細票排出口の下方に配置された紙幣口と、前記記録媒体口の下方に配置され、該金銭取扱端末の機能を拡張する外部機器が設置される増設ユニットとを備えるとともに、前記記録媒体口と前記明細票排出口との間で、かつ前記記録媒体口と前記明細票排出口よりも奥まった位置に配置されたテンキーを備え
    前記増設ユニットは、前記外部機器が搭載される傾斜面と垂直面を備え、
    前記傾斜面と前記垂直面には、記録媒体に記録された情報を読み取るための読取面を備えた前記外部機器がそれぞれ配置され、
    前記傾斜面に配置された前記外部機器の読取面は前記傾斜面に配置され、前記垂直面に配置された前記外部機器の読取面は前記垂直面に配置される
    ことを特徴とする金銭取扱端末。
  2. 請求項1に記載の金銭取扱端末において、
    前記媒体取扱部は、その右上方に前記記録媒体口、左上方に前記明細票排出口、左下方に前記紙幣口、右下方に前記増設ユニットがそれぞれ配置されている
    ことを特徴とする金銭取扱端末。
  3. 請求項1または請求項2に記載の金銭取扱端末において、
    前記外部機器は、前記記録媒体に記録された情報を前記読取面を介して非接触で読み取る非接触ICカードリーダライタである
    ことを特徴とする金銭取扱端末。
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