JP4702001B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4702001B2 JP4702001B2 JP2005325819A JP2005325819A JP4702001B2 JP 4702001 B2 JP4702001 B2 JP 4702001B2 JP 2005325819 A JP2005325819 A JP 2005325819A JP 2005325819 A JP2005325819 A JP 2005325819A JP 4702001 B2 JP4702001 B2 JP 4702001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- substrate
- time
- potential
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
また、特許文献1には、トランジスタ・オフ時に基板に逆バイアスをかけることにより、しきい値電圧の最適化を図ることができると記載されている。
しかし、ゲート電極と基板の電位差をトランジスタのオン・オフで一定とすれば、トランジスタ・オフ時に基板に逆バイアスをかけることになる。
但し、トランジスタ・オフ時に基板に逆バイアスをかける場合に、ゲート電極と基板の電位差をトランジスタのオン・オフで一定とする必要はない。
ゲートが絶縁された絶縁ゲート型トランジスタ(Tp,Tn)と、
そのトランジスタの基板電位(VB)を制御する基板電位制御回路(14,32)と
を備えた半導体装置(10,30)であって、
前記基板電位制御回路は、
前記トランジスタのターンオフ時に、当該トランジスタのしきい値電圧(Vt)と当該トランジスタのゲートに入力される電圧(Vin)との電位差の絶対値(|Vt−Vin|)が大きくなるように前記基板電位を制御することにより、当該トランジスタの基板に逆バイアスをかけ、
その逆バイアスをかけるタイミング(t4)を、当該トランジスタのターンオンが完了した時点(t3)以降で、且つ、当該トランジスタのゲートに入力される電圧(Vin)が当該トランジスタをオフさせるレベルに切り替わる時点(t5)以前に設定することを技術的特徴とする。
請求項1に記載の半導体装置(10,30)において、
前記基板電位制御回路(14,32)は、前記トランジスタ(Tp,Tn)の基板にかけた逆バイアスを解除するタイミング(t8)を、前記トランジスタのターンオフが完了した時点(t7)以降で、且つ、当該トランジスタのゲートに入力される電圧(Vin)が当該トランジスタを再びオンさせるレベルに切り替わる時点(t9)以前に設定することを技術的特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の半導体装置において、
前記基板電位制御回路(14,32)は、
前記トランジスタ(Tp,Tn)の基板に逆バイアスをかけるための電圧(Vp,Vq)を生成する電圧生成手段(16,34)と、
前記トランジスタのゲートに入力される信号(Vin)を所定の遅延時間(tc)だけ遅延して出力する遅延手段(19)と、
その遅延手段の出力した信号に従い、前記電圧生成手段が生成した電圧を前記トランジスタの基板に印加する電圧印加手段(Tc,Te)と
を備えたことを技術的特徴とする。
絶縁ゲート型トランジスタでは、基板に逆バイアスをかけて基板効果を発生させることにより、ソース電位(エミッタ電位)から見たしきい値電圧の絶対値が上昇する。
また、NチャネルMOSトランジスタ(Tn)では、基板電位(VB)を低くすることで基板に逆バイアスをかけて基板効果を発生させることにより、ソース電位(Vs)から見たしきい値電圧(Vt)の絶対値を上昇させ、しきい値電圧の実際の値を増大させることができる。
このとき、トランジスタのスイッチングによる発熱は第2期間に発生する。
そのため、トランジスタの発熱に影響する第2期間(tb)を短くすることが可能になり、トランジスタのターンオフ時間を短くすることができる。
すなわち、特許文献1の技術では、トランジスタのゲートに入力される電圧(Vin)がトランジスタをオフさせるレベルに切り替わるタイミング(t5)で、基板に逆バイアスをかけている。
その結果、前記第2期間(tb)は、特許文献1の技術に比べて、請求項1の発明の方が短くなる。
このとき、前記第1期間(t5〜t6)は、特許文献1の技術の方が請求項1の発明よりも僅かに短くなる。しかし、第1期間は第2期間(tb)に比べて短いため、第1期間と第2期間を合わせた時間であるターンオフ時間(t5〜t7)は、特許文献1の技術に比べて、請求項1の発明の方が短くなる。
そして、トランジスタのスイッチングによる発熱が発生するのは第2期間(tb)であるため、特許文献1の技術に比べて、第2期間が短い請求項1の発明によればトランジスタのスイッチングによる発熱を抑えることができる。
このように、請求項1の発明によれば、トランジスタの発熱に影響するターンオフ時間を、特許文献1の技術に比べて更に短くすることができる。
請求項2の発明では、トランジスタ(Tp,Tn)の基板にかけた逆バイアスを解除するタイミング(t8)を、トランジスタのターンオフが完了した時点(t7)以降で、且つ、トランジスタのゲートに入力される電圧(Vin)がトランジスタを再びオンさせるレベルに切り替わる時点(t9)以前に設定している。
従って、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の作用・効果をより確実に得ることができる。
請求項3の発明では、基板電位制御回路(14,32)を、電圧生成手段(16,34)、遅延手段(19)、電圧印加手段(Tc,Te)から構成している。
従って、請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の作用・効果を得ることが可能な基板電位制御回路を簡単な構成で容易に実現することができる。
尚、上術した[課題を解決するための手段][発明の効果]に記載した( )内の符号等は、後述する[発明を実施するための最良の形態]に記載した構成部材・構成要素の符号に対応したものである。
そして、[課題を解決するための手段][発明の効果]に記載した構成部材・構成要素と、[発明を実施するための最良の形態]に記載した構成部材・構成要素との対応関係は以下のようになっている。
「トランジスタのゲートに入力される電圧」は、発振回路12が生成した信号電圧Vinに該当する。
「電圧生成手段」は、昇圧回路16または降圧回路34に該当する。
「遅延手段」は、遅延回路19に該当する。
「電圧印加手段」は、トランジスタTc,Teに該当する。
図1は、第1実施形態の半導体装置10の回路構成を示す回路図である。
発振装置を構成する半導体装置10は、Pチャネル・パワーMOSトランジスタTp、ゲート抵抗Rg、発振回路12、基板電位制御回路14がワンチップに集積化されたモノリシックIC(Integrated Circuit)から成る。
信号Vinは、ゲート抵抗Rgを介してトランジスタTpのゲートに入力されると共に、基板電位制御回路14に入力されている。
尚、ゲート抵抗Rgは、(1)トランジスタTpの寄生振動を防止する、(2)トランジスタTpのゲートにサージ電圧が印加されるのを防止する、(3)発振回路12の電流ドライブ能力とトランジスタTpとの整合をとる、ことなどを目的に設けられている。
トランジスタTpは、基板の電位(基板電位VB)とソースの電位(ソース電位Vs)を独立に制御可能な構造になっている。尚、トランジスタTpの具体的な構造は、特許文献1(図1〜図8,図11〜図16,図19,図22)に開示される構造に限らず、基板電位とソース電位を独立に制御可能であれば、どのような構造でもよい。
昇圧回路16は、発振器としてのリングオシレータOC、スイッチング素子としてのトランジスタTa,Tb、コレクタ抵抗Ra,Rb、ポンピング容量Ca,Cb、整流回路を構成するダイオードDa,Dbを備えた公知の昇圧型チャージポンプ回路から成り、直流電源Vcを昇圧したプラス電圧Vpを生成して出力する。
発振回路12が生成した信号Vinは、遅延回路19を介してトランジスタTcのゲートに入力されている。
トランジスタTcにおいて、ドレインはトランジスタTpの基板に接続されると共に抵抗Rsを介して直流電源Vsに接続され、ソースは昇圧回路16に接続されて昇圧電圧Vpが印加されている。
また、トランジスタTpのソースは直流電源Vsに接続されているため、ソース電位Vsは直流電源Vsの電位と等しい一定電圧になっている。
尚、説明を分かり易くするため、ソース電位Vsと直流電源Vsとは同一符号を用いて表記している。また、発振回路12が生成した矩形波である信号Vinと、その信号電圧Vinとは同一符号を用いて表記している。
信号電圧Vinがハイレベル(ソース電位Vs)からローレベル(アース電位GND)に切り替えられるとトランジスタTpのターンオンが開始され(時刻t1)、トランジスタTpのゲートの前記寄生容量に電荷が注入されて充電が開始される。
そして、ゲート電位Vgがしきい値電圧Vtに達すると(時刻t2)、トランジスタTpがオンし、トランジスタTpのソース・ドレイン間の電位差が減少するため、ドレイン電位Vdが上昇し始める。
その後、トランジスタTpのソース・ドレイン間の電位差が減少しきるとターンオンが完了し(時刻t3)、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのローレベルに向けて下降し始める。
つまり、期間taは、電荷量Qgを信号電圧Vinとしきい値電圧Vtとの電位差の絶対値(|Vt−Vin|)で除算した値に比例する。
ta=Qgd×Rg/|Vt−Vin| ………(数式1)
信号電圧Vinがローレベルからハイレベルに切り替えられるとトランジスタTpのターンオフが開始され(時刻t5)、トランジスタTpのゲートの前記寄生容量から電荷が引き抜かれだして放電が開始される。
そして、ゲート電位Vgがしきい値電圧Vtに達すると(時刻t6)、トランジスタTpがオフし、トランジスタTpのソース・ドレイン間の電位差が増大するため、ドレイン電位Vdが下降し始める。
その後、トランジスタTpのソース・ドレイン間の電位差が増大しきるとターンオフが完了し(時刻t7)、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのハイレベルに向けて上昇し始める。
ここで、時刻t6〜t7の期間tbについても、時刻t2〜t3の期間taと同じく、前記数式1によって表される(tb=Qgd×Rg/|Vt−Vin|)。
第1実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
つまり、Pチャネル・パワーMOSトランジスタTpでは、基板電位VBを高くすることで基板に逆バイアスをかけて基板効果を発生させることにより、ソース電位Vsから見たしきい値電圧Vtの絶対値を上昇させ、しきい値電圧Vtの実際の値を低下させることができる。
そのため、期間tbを短くすることが可能になり、トランジスタTpのターンオフ時間を短くすることができる。
また、トランジスタTpがターンオフした時点(時刻t7)より以降の時点で、基板電位VBをソース電位Vsと等しくすることで基板にかけた逆バイアスを解除して基板効果の発生を停止させることにより、ソース電位Vsから見たしきい値電圧Vtの絶対値を下降させ、しきい値電圧Vtの実際の値を増大させる(時刻t8)。
そして、トランジスタTpがターンオフする前後の期間は、基板電位VBを高い一定値に保持させ、しきい値電圧Vtの実際の値を低い一定値に保持させる(時刻t4〜t8)。
尚、図3において、図2と同様の動作が行われる時刻(タイミング)には同じ符号を付してある。
特許文献1の技術では、ゲート電位Vgと基板電位VBとの電位差をトランジスタTpのオン・オフで一定として、トランジスタTpのオフ時に基板に逆バイアスをかけている。
そして、トランジスタTpがターンオフした後は、ゲート電位Vgと基板電位VBとの電位差を一定するため、基板電位VBを高い値で変化させ、しきい値電圧Vtの実際の値を低い値で変化させる(時刻t5〜t9)。
そのため、トランジスタTpのターンオフ時(時刻t5〜t7)には、第1実施形態のしきい値電圧Vtの実際の値Vmに比べて、特許文献1の技術のしきい値電圧Vtの実際の値Vnの方が大きくなる。
そのため、前記数式1により、期間tbは特許文献1の技術に比べて第1実施形態の方が短くなる。
このとき、時刻t5〜t6の期間は、特許文献1の技術の方が第1実施形態よりも僅かに短くなる。しかし、時刻t5〜t6の期間は期間tbに比べて短いため、トランジスタTpのターンオフ時間(時刻t5〜t7)は、特許文献1の技術に比べて、第1実施形態の方が短くなる。
そして、トランジスタTpのスイッチングによる発熱が発生するのは期間tbであるため、特許文献1の技術に比べて、期間tbが短い第1実施形態によればトランジスタTpのスイッチングによる発熱を抑えることができる。
このように、第1実施形態によれば、トランジスタTpの発熱に影響するターンオフ時間を、特許文献1の技術に比べて更に短くすることができる。
ここで、信号電圧Vinがローレベルからハイレベルに切り替わる時点とは、信号電圧VinがトランジスタTpをオフさせるレベルに切り替わる時点である。
そして、基板に逆バイアスをかけるタイミングは、望ましくは、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのローレベルに向けて十分に下降した後の時点に設定する必要がある。
例えば、信号電圧Vinがハイレベルからローレベルに切り替わる時点(時刻t1)から再びハイレベルに切り替わる時点(時刻t5)までの期間のうち、30%以降で且つ90%以前に設定すればよい。
ここで、信号電圧Vinが再びハイレベルからローレベルに切り替わる時点とは、信号電圧VinがトランジスタTpを再びオンさせるレベルに切り替わる時点である。
そして、基板にかけた逆バイアスを解除するタイミングは、望ましくは、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのハイレベルに向けて十分に上昇した後の時点に設定する必要がある。
例えば、信号電圧Vinがローレベルからハイレベルに切り替わる時点(時刻t5)から再びローレベルに切り替わる時点(時刻t9)までの期間のうち、50%以降で且つ90%以前に設定すればよい。
また、トランジスタTcにおいて、ドレインはトランジスタTpの基板に接続されると共に抵抗Rsを介して直流電源Vsに接続されて、ソースは昇圧回路16に接続されて昇圧電圧Vpが印加されている。
また、信号電圧Vinがローレベルからハイレベルに切り替わる時点(時刻t5)から遅延回路19による遅延時間tcが経過した後に、トランジスタTcがオフする。すると、トランジスタTpの基板には抵抗Rsを介してソース電位Vsが印加され、基板電位VBはソース電位Vsと等しくなる。
その結果、前記[1−1]のように基板電位VBが変化する。
尚、抵抗Rsは、トランジスタTcのオン時に基板電位VBがソース電位Vsと等しくなるのを防止するために設けられており、その抵抗値はカット・アンド・トライにより実験的に最適値を見つけて設定すればよく、例えば、数百〜数千Ωに設定すればよい。
このように、基板電位制御回路14は簡単な構成で容易に実現することができる。
図4は、第2実施形態の半導体装置30の回路構成を示す回路図である。
発振装置を構成する半導体装置30は、Nチャネル・パワーMOSトランジスタTn、ゲート抵抗Rg、発振回路12、基板電位制御回路32がワンチップに集積化されたモノリシックICから成る。
トランジスタTnは、基板の電位とソースの電位を独立に制御可能な構造になっている。尚、トランジスタTnの具体的な構造は、特許文献1に開示される構造に限らず、基板電位とソース電位を独立に制御可能であれば、どのような構造でもよい。
降圧回路34は、発振器としてのリングオシレータOC、スイッチング素子としてのトランジスタTd、インダクタL、ポンピング容量Cc、整流回路を構成するダイオードDcを備えた公知の降圧回路から成り、直流電源Vcを降圧したマイナス電圧Vqを生成して出力する。
発振回路12が生成した信号Vinは、遅延回路19を介してトランジスタTeのゲートに入力されている。
トランジスタTeにおいて、ドレインはトランジスタTnの基板に接続されると共に抵抗Rsを介してアースに接続され、ソースは降圧回路34に接続されて降圧電圧Vqが印加されている。
また、トランジスタTnのソースはアースに接続されているため、ソース電位Vsはアース電位GNDになっている。
尚、直流電源Vaの電位Vaは、第1実施形態の直流電源Vsの電位Vsと等しい。
信号電圧Vinがローレベル(アース電位GND)からハイレベル(電位Va)に切り替えられるとトランジスタTnのターンオンが開始され(時刻t1)、トランジスタTnのゲートの前記寄生容量に電荷が注入されて充電が開始される。
そして、ゲート電位Vgがしきい値電圧Vtに達すると(時刻t2)、トランジスタTnがオンし、トランジスタTnのソース・ドレイン間の電位差が減少するため、ドレイン電位Vdが下降し始める。
その後、トランジスタTnのソース・ドレイン間の電位差が減少しきるとターンオンが完了し(時刻t3)、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのハイレベルに向けて上昇し始める。
信号電圧Vinがハイレベルからローレベルに切り替えられるとトランジスタTnのターンオフが開始され(時刻t5)、トランジスタTnのゲートの前記寄生容量から電荷が引き抜かれだして放電が開始される。
そして、ゲート電位Vgがしきい値電圧Vtに達すると(時刻t6)、トランジスタTnがオフし、トランジスタTnのソース・ドレイン間の電位差が増大するため、ドレイン電位Vdが上昇し始める。
その後、トランジスタTnのソース・ドレイン間の電位差が増大しきるとターンオフが完了し(時刻t7)、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのローレベルに向けて下降し始める。
ここで、時刻t6〜t7の期間tbについても、時刻t2〜t3の期間taと同じく、前記数式1によって表される(tb=Qgd×Rg/|Vt−Vin|)。
第2実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
そのため、期間tbを短くすることが可能になり、トランジスタTnのターンオフ時間を短くすることができる。
また、トランジスタTnがターンオフした時点(時刻t7)より以降の時点で、基板電位VBをソース電位Vs(=アース電位GND)と等しくすることで基板にかけた逆バイアスを解除して基板効果の発生を停止させることにより、ソース電位Vsから見たしきい値電圧Vtの絶対値を下降させ、しきい値電圧Vtの実際の値を低下させる(時刻t8)。
そして、トランジスタTnがターンオフする前後の期間は、基板電位VBを低い一定値に保持させ、しきい値電圧Vtの実際の値を高い一定値に保持させる(時刻t4〜t8)。
尚、図6において、図5と同様の動作が行われる時刻(タイミング)には同じ符号を付してある。
特許文献1の技術では、ゲート電位Vgと基板電位VBとの電位差をトランジスタTnのオン・オフで一定として、トランジスタTnのオフ時に基板に逆バイアスをかけている。
そして、トランジスタTnがターンオフした後は、ゲート電位Vgと基板電位VBとの電位差を一定するため、基板電位VBを低い値で変化させ、しきい値電圧Vtの実際の値を高い値で変化させる(時刻t5〜t9)。
そのため、トランジスタTnのターンオフ時(時刻t5〜t7)には、第2実施形態のしきい値電圧Vtの実際の値Vxに比べて、特許文献1の技術のしきい値電圧Vtの実際の値Vyの方が小さくなる。
そのため、前記数式1により、期間tbは特許文献1の技術に比べて第1実施形態の方が短くなる。
このとき、時刻t5〜t6の期間は、特許文献1の技術の方が第2実施形態よりも僅かに短くなる。しかし、時刻t5〜t6の期間は期間tbに比べて短いため、トランジスタTnのターンオフ時間(時刻t5〜t7)は、特許文献1の技術に比べて、第2実施形態の方が短くなる。
そして、トランジスタTnのスイッチングによる発熱が発生するのは期間tbであるため、特許文献1の技術に比べて、期間tbが短い第2実施形態によればトランジスタTnのスイッチングによる発熱を抑えることができる。
このように、第2実施形態によれば、トランジスタTnの発熱に影響するターンオフ時間を、特許文献1の技術に比べて更に短くすることができる。
ここで、信号電圧Vinがハイレベルからローレベルに切り替わる時点とは、信号電圧VinがトランジスタTnをオフさせるレベルに切り替わる時点である。
そして、基板に逆バイアスをかけるタイミングは、望ましくは、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのハイレベルに向けて十分に上昇した後の時点に設定する必要がある。
例えば、信号電圧Vinがローレベルからハイレベルに切り替わる時点(時刻t1)から再びローレベルに切り替わる時点(時刻t5)までの期間のうち、30%以降で且つ90%以前に設定すればよい。
ここで、信号電圧Vinが再びローレベルからハイレベルに切り替わる時点とは、信号電圧VinがトランジスタTnを再びオンさせるレベルに切り替わる時点である。
そして、基板にかけた逆バイアスを解除するタイミングは、望ましくは、ゲート電位Vgが信号電圧Vinのローレベルに向けて十分に下降した後の時点に設定する必要がある。
例えば、信号電圧Vinがハイレベルからローレベルに切り替わる時点(時刻t5)から再びハイレベルに切り替わる時点(時刻t9)までの期間のうち、50%以降で且つ90%以前に設定すればよい。
また、トランジスタTeにおいて、ドレインはトランジスタTnの基板に接続されると共に抵抗Rsを介してアースに接続されてアース電位GNDになっており、ソースは降圧回路34に接続されて降圧電圧Vqが印加されている。
また、信号電圧Vinがハイレベルからローレベルに切り替わる時点(時刻t5)から遅延回路19による遅延時間tcが経過した後に、トランジスタTeがオフする。すると、トランジスタTnの基板には抵抗Rsを介してアース電位GNDが印加され、基板電位VBはアース電位GNDと等しくなる。
その結果、前記[2−1]のように基板電位VBが変化する。
尚、抵抗Rsは、トランジスタTeのオン時に基板電位VBがアース電位GNDと等しくなるのを防止するために設けられており、その抵抗値はカット・アンド・トライにより実験的に最適値を見つけて設定すればよく、例えば、数百〜数千Ωに設定すればよい。
このように、基板電位制御回路32は簡単な構成で容易に実現することができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
また、第2実施形態の降圧回路34についても、降圧電圧Vqを生成可能であれば、どのような回路を用いてもよい。また、降圧回路34を、電圧Vqを生成するマイナスの高電圧電源に置き換えてもよい。
また、本発明は、1つのチャネルを有する絶縁ゲート型トランジスタだけでなく、複数チャネルを有する絶縁ゲート型トランジスタに適用してもよい。
そして、IGFETのソース・ドレイン領域の構造は、LDMOS(Laterally Diffused MOS:横方向拡散)やVDMOS(Vertically Diffused MOS:垂直方向拡散)など、どのような構造でもよい。
12…発振回路
14…基板電位制御回路
16…昇圧回路(電圧生成手段)
18…基板バイアス回路
19…遅延回路(遅延手段)
30…第2実施形態の半導体装置
32…基板電位制御回路
34…降圧回路(電圧生成手段)
36…基板バイアス回路
Tp…Pチャネル・パワーMOSトランジスタ
Tc…PチャネルMOSトランジスタ(電圧印加手段)
Tn…Nチャネル・パワーMOSトランジスタ
Te…NチャネルMOSトランジスタ(電圧印加手段)
Rg…ゲート抵抗
Rs…抵抗
Vin…トランジスタ駆動指令信号(信号電圧)
Vg…ゲート電位
Vd…ドレイン電位
Vs…ソース電位
Vt…しきい値電圧
VB…基板電位
Vp…昇圧電圧
Vq…降圧電圧
GND…アース電位
Va…直流電源Vaの電位
Claims (3)
- ゲートが絶縁された絶縁ゲート型トランジスタと、
そのトランジスタの基板電位を制御する基板電位制御回路と
を備えた半導体装置であって、
前記基板電位制御回路は、
前記トランジスタのターンオフ時に、当該トランジスタのしきい値電圧と当該トランジスタのゲートに入力される電圧との電位差の絶対値が大きくなるように前記基板電位を制御することにより、当該トランジスタの基板に逆バイアスをかけ、
その逆バイアスをかけるタイミングを、当該トランジスタのターンオンが完了した時点以降で、且つ、当該トランジスタのゲートに入力される電圧が当該トランジスタをオフさせるレベルに切り替わる時点以前に設定することを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記基板電位制御回路は、前記トランジスタの基板にかけた逆バイアスを解除するタイミングを、前記トランジスタのターンオフが完了した時点以降で、且つ、当該トランジスタのゲートに入力される電圧が当該トランジスタを再びオンさせるレベルに切り替わる時点以前に設定することを特徴とする半導体装置。 - 請求項1または請求項2に記載の半導体装置において、
前記基板電位制御回路は、
前記トランジスタの基板に逆バイアスをかけるための電圧を生成する電圧生成手段と、
前記トランジスタのゲートに入力される信号を所定の遅延時間だけ遅延して出力する遅延手段と、
その遅延手段の出力した信号に従い、前記電圧生成手段が生成した電圧を前記トランジスタの基板に印加する電圧印加手段と
を備えたことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005325819A JP4702001B2 (ja) | 2005-11-10 | 2005-11-10 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005325819A JP4702001B2 (ja) | 2005-11-10 | 2005-11-10 | 半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007134479A JP2007134479A (ja) | 2007-05-31 |
| JP4702001B2 true JP4702001B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=38155895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005325819A Expired - Fee Related JP4702001B2 (ja) | 2005-11-10 | 2005-11-10 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4702001B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1032481A (ja) * | 1996-07-17 | 1998-02-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 論理回路 |
-
2005
- 2005-11-10 JP JP2005325819A patent/JP4702001B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2007134479A (ja) | 2007-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| USRE40844E1 (en) | High-side transistor driver for power converters | |
| US7602229B2 (en) | High frequency control of a semiconductor switch | |
| CN105391298B (zh) | 开关转换器控制 | |
| JP5341780B2 (ja) | 電力供給制御回路 | |
| US7459945B2 (en) | Gate driving circuit and gate driving method of power MOSFET | |
| US7126388B2 (en) | Power MOSFET driver and method therefor | |
| JP5341781B2 (ja) | 電力供給制御回路 | |
| JP6056128B2 (ja) | 駆動回路 | |
| CN105024676B (zh) | 高压自举式栅极驱动装置 | |
| US6674317B1 (en) | Output stage of a charge pump circuit providing relatively stable output voltage without voltage degradation | |
| JP2014027345A (ja) | 半導体素子駆動回路 | |
| JP2008182381A (ja) | 高速ゲート駆動回路 | |
| Crébier et al. | Loss free gate driver unipolar power supply for high side power transistors | |
| US8072257B2 (en) | Charge pump-type voltage booster circuit and semiconductor integrated circuit device | |
| JP2014150654A (ja) | ゲート駆動回路 | |
| JP3006320B2 (ja) | 高効率ドライバ−を有する電圧変換回路 | |
| JP4702001B2 (ja) | 半導体装置 | |
| JP4319336B2 (ja) | Mosスイッチング回路 | |
| CN101980445B (zh) | 高可靠零功耗复位电路 | |
| JP4013011B2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
| JPH0923639A (ja) | 電圧変換装置 | |
| JPH0430207B2 (ja) | ||
| JP2008306887A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
| JP2008029085A (ja) | スイッチング素子の駆動装置およびスイッチング定電圧電源装置 | |
| US11979142B2 (en) | Gate driver |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071213 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101202 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110120 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110208 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110221 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |