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JP4702317B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
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本発明は、燃料ポンプ、およびこの燃料ポンプが内側に挿入配置される燃料フィルタを備える燃料供給装置に関する。
燃料フィルタの内部に燃料ポンプを組付けてなるポンプフィルタユニットを備える燃料供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
燃料フィルタは、内部に濾過エレメントが配置される筒状を呈した筒状フィルタ部と、この筒状フィルタ部の一端側を覆うフィルタ蓋部とを一体化したものであり、燃料ポンプは燃料フィルタの内部に挿入された状態で組付けられる。
一方、燃料ポンプの燃料吐出側の端には、燃料ポンプの通電を行うためのポンプコネクタが設けられており、フィルタ蓋部には燃料ポンプに設けられたポンプコネクタを外部に露出させるコネクタ開口が設けられている{図1(a)参照}。
燃料フィルタは、消耗部品であるため、交換の必要がある。
また、予期せぬ不具合等により燃料ポンプが作動不良を発生する場合も考えられる。
燃料フィルタの交換時、あるいは燃料ポンプのメンテナンス時には、燃料フィルタの内部から燃料ポンプを抜き出して、燃料フィルタと燃料ポンプとを分離させる必要が生じる。
燃料フィルタ内から燃料ポンプを抜き出す手段として、従来の技術では次の2つの手段の一方を用いていた。
(1)フィルタ蓋部に開口形成されたコネクタ開口からポンプコネクタを押して、燃料ポンプを燃料フィルタの内部から外部へ押し出す。
(2)燃料ポンプのポンプ吸込口に圧入嵌合されているサクションフィルタを外部から掴み、サクションフィルタとともに燃料ポンプを燃料フィルタの内部から外部へ引っ張り出す。
ここで、燃料ポンプのポンプ吐出口は、フィルタ蓋部に設けられた燃料入口とOリング(シール部材の一例)を介して接続されており、燃料ポンプを燃料フィルタ内から抜き出すには、Oリングの圧迫力に抗した力を燃料ポンプに加える必要がある。即ち、燃料ポンプを燃料フィルタ内から抜き出すには、燃料フィルタから燃料ポンプが抜け出る方向に大きな力を加える必要がある。
このため、上記(1)の方法で燃料ポンプを燃料フィルタの内部から外部へ押し出す場合、ポンプコネクタに過大な負荷が加わることになり、ポンプコネクタを成す樹脂部分の破損を招いたり、ポンプコネクタ内に支持されるターミナル端子を曲げてしまう可能性がある。
また、上記(2)の方法で燃料ポンプを燃料フィルタの内部から外部へ引っ張り出す場合、燃料ポンプとサクションフィルタの圧入嵌合部に過大な負荷が加わることになり、圧入嵌合部が外れてしまう可能性がある。メンテナンス時に圧入嵌合部が外れると、燃料ポンプのポンプ吸込口の内部、およびサクションフィルタのポンプ接続口の内部に異物が入る可能性がある。
特開2005−83303号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポンプコネクタに負荷を加えることなく、燃料フィルタの内部から燃料ポンプを外部へ押し出すことのできる燃料供給装置の提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用する燃料供給装置は、燃料ポンプと、この燃料ポンプが内部に挿入配置される燃料フィルタと備え、燃料フィルタのフィルタ蓋部に設けられた燃料入口が燃料ポンプのポンプ吐出口にシール部材を介して接続されるとともに、このシール部材が、燃料入口およびポンプ吐出口に対して径方向の圧迫力を付与するものであって、燃料フィルタのフィルタ蓋部には、燃料ポンプの電気的な接続を行うポンプコネクタを露出させるコネクタ開口の他に、燃料ポンプのカバーエンドの一部を露出し、硬質な棒状治具を挿入可能な治具挿入開口を備える。
このため、燃料フィルタの交換時、あるいは燃料ポンプのメンテナンス時において、燃料フィルタの内部から燃料ポンプを抜き出す際、治具挿入開口から棒状治具を押し入れ、棒状治具により燃料ポンプのカバーエンドを押して、燃料ポンプを燃料フィルタの内部から外部へ押し出すことができる。
このように、棒状治具によってカバーエンドを押して、燃料ポンプを燃料フィルタの内部から外部へ押し出すことができるため、ポンプコネクタおよびサクションフィルタに負荷が加わることがない。
この結果、ポンプコネクタの破損およびポンプコネクタ内におけるターミナル端子の変形を招くことがなく、また燃料ポンプとサクションフィルタが外れることもなく、燃料フィルタの内部から燃料ポンプを抜き出すことができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用する燃料供給装置は、燃料フィルタのフィルタ蓋部のコネクタ開口と治具挿入開口とが、コネクタ開口の両側に治具挿入開口が一体に設けられて全体として半円形状を呈している。
即ち、治具挿入開口とコネクタ開口は共通開口であり、この共通開口の内部に露出するポンプコネクタの外縁と、共通開口の開口縁との間に治具挿入開口が形成されるものである。
最良の形態の燃料供給装置は、一端側(車両搭載時において下方)にポンプ吸込口を備え、他端側(車両搭載時において上方)に通電用のポンプコネクタとポンプ吐出口を備える燃料ポンプと、この燃料ポンプが内部に挿入配置される燃料フィルタとを具備する。
燃料フィルタは、燃料ポンプの外周を覆い、内部に濾過エレメントが内蔵される筒状フィルタ部と、燃料ポンプにおけるポンプ吐出口側を覆い、燃料ポンプの吐出燃料を筒状フィルタ部に導くフィルタ蓋部とが一体化され、フィルタ蓋部に設けられた燃料入口がポンプ吐出口にシール部材を介して接続されるものであって、このシール部材が、燃料入口およびポンプ吐出口に対して径方向の圧迫力を付与するものである。
フィルタ蓋部は、燃料ポンプの電気的な接続を行うポンプコネクタを露出させるコネクタ開口の他に、燃料ポンプのカバーエンドの一部を露出し、硬質な棒状治具を挿入可能な治具挿入開口を備える。なお、治具挿入開口は、後述する実施例1に示すようにコネクタ開口と一体に設けられるものが好適であるが、コネクタ開口とは独立して開口するものであっても良い。
本発明が適用された具体的な一例を実施例1として図1〜図4を参照して説明する。
なお、以下の実施例1では、先ず燃料供給装置の一例として開示する「燃料供給装置の主要構成」を説明し、その後で「実施例1の特徴」を説明する。また、以下では、燃料タンクとともに車両に搭載された状態(車両搭載時)における上方向(図2、図3の上側)を上、車両搭載時における下方向を下として説明する。
〔燃料供給装置の主要構成〕
燃料供給装置は、図2に示すように、燃料タンクの上壁に形成された開口穴を閉塞するフランジ部材1、燃料タンク内に収容されるタンク内ユニット2を備える。
このタンク内ユニット2は、図3に示すように、サブタンク3、ポンプフィルタモジュール4、センダゲージ5を備える。
また、ポンプフィルタモジュール4は、図4に示すように、燃料ポンプ6、サクションフィルタ7、燃料フィルタ8を備える。
フランジ部材1は、燃料タンクの上部の開口穴に装着され、燃料タンク内を密閉するべく開口穴を閉塞する樹脂製の蓋部材であり、燃料吐出管11および電気コネクタ12が設けられている。
燃料吐出管11は、フランジ部材1を構成する樹脂部材によって形成されたフランジ部材1の内外を貫通するパイプである。燃料吐出管11の下部(燃料タンク内に配置される部分)は、ポンプフィルタモジュール4のメイン吐出口13と蛇腹接続管(伸縮管)14を介して結合される。
なお、燃料吐出管11の上部(燃料タンクの外部に配置される部分)は、エンジン(内燃機関)の燃料噴射装置に燃料を導く外部配管が接続されるものであり、後述する燃料ポンプ6から吐出された燃料は燃料吐出管11から外部配管を介して燃料噴射装置に供給される。
電気コネクタ12は、センダゲージ5および燃料ポンプ6と、燃料タンクの外部に配置される電源およびECU(または油蓄量指示部)との電気的な接続を行う手段である。電気コネクタ12の下部(燃料タンク内に配置される部分)には、燃料ポンプ6に接続される2本のリード線15と、センダゲージ5に接続される2本のリード線15とが接続されている。
タンク内ユニット2は、燃料タンクの底部に押し付けられた状態で配置されるサブタンク3、このサブタンク3内に組付けられるポンプフィルタモジュール4、サブタンク3の側面に組付けられるセンダゲージ5を備える。
サブタンク3は、有底容器形状を呈する樹脂容器であり、下部には燃料タンクの底部の燃料をサブタンク3内に流入させる流入口16が形成されている。なお、この流入口16は、燃料ポンプ6の余剰燃料の流れを利用したジェットポンプの吸入口であり、このジェットポンプの吸込力によって、燃料タンク内の燃料がサブタンク3内に吸引される。
サブタンク3は、上述したフランジ部材1とシャフト(支柱)17を介して連結されている。シャフト17の上端は、フランジ部材1に圧入等で結合されている。シャフト17の下端は、サブタンク3の上側側面に形成された窪みに緩く挿入され、フランジ部材1に対してサブタンク3が上下方向へ移動可能に設けられている。シャフト17の周囲には、フランジ部材1とサブタンク3とが互いに離間する方向に付勢する圧縮コイルバネ18が装着されている。この構造によって、燃料タンク内が温度変化、気圧変化、貯量変化によって膨張または収縮しても、圧縮コイルバネ18の付勢力により、サブタンク3の底部が燃料タンクの底部内壁に常に押し付けられる。
ポンプフィルタモジュール4は、図4に示されるように、サブタンク3内の燃料を吸引し吐出する燃料ポンプ6、この燃料ポンプ6に吸い込まれる燃料を濾過するサクションフィルタ7、燃料ポンプ6の吐出した燃料を濾過して吐出する燃料フィルタ8からなる。
燃料ポンプ6は、燃料フィルタ8の内部において回転軸が上下方向に向いて組付けられる略円柱形状の電動ポンプであり、下部にポンプ吸込口、上部にポンプ吐出口21を備える。
この燃料ポンプ6は、上部に樹脂製のカバーエンド22(ショルダー部)を備える周知構造のものであり、燃料ポンプ6の上端には通電用のポンプコネクタ23が形成されている。
このポンプコネクタ23は、図1に示すように、カバーエンド22を成す樹脂によって一体成形された樹脂コネクタ部24と、この樹脂コネクタ部24の内部においてカバーエンド22を構成する樹脂によってモールド保持される2本のターミナル端子25とからなる。このターミナル端子25は、燃料ポンプ6内に内蔵された電動モータと電気的に接続されている。
このポンプコネクタ23は、ポンプ用オスコネクタであり、リード線15と結合したポンプ用メスコネクタが接続されるものであり、電気コネクタ12、リード線15、ポンプ用メスコネクタを介して通電されると作動して、サクションフィルタ7を介して燃料を吸引圧縮して燃料フィルタ8へ吐出する。
サクションフィルタ7は、燃料ポンプ6の下部に設けられたポンプ吸込口に圧入嵌合されるものであり、サブタンク3の底部内壁と接触して配置される。サクションフィルタ7は布織布で覆われており、燃料ポンプ6がサブタンク3内から吸引する燃料に含まれる比較的大きな異物を濾過する。
このサクションフィルタ7には、燃料フィルタ8(具体的には、後述するフィルタケース31)の下部外周面に嵌まり合うサクションフィルタキャップ部26が設けられている。このサクションフィルタキャップ部26は、燃料フィルタ8に設けられた突起26aとスナップフィットにより係合するものであり、サクションフィルタ7が燃料ポンプ6に圧入嵌合した状態で、サクションフィルタキャップ部26が燃料フィルタ8にスナップフィットを用いて係合することで、サクションフィルタ7が燃料フィルタ8の下部に支持される。
燃料フィルタ8は、フィルタケース31と、このフィルタケース31内に配置される濾過エレメント32とを備える。
フィルタケース31は、燃料ポンプ6の外周を覆い、内部に濾過エレメント32が内蔵される2重筒構造を採用する筒状フィルタ部Aと、燃料ポンプ6の上部(燃料吐出側)を覆い、燃料ポンプ6の吐出燃料を筒状フィルタ部Aに導くフィルタ蓋部Bとが一体化されたものである。
フィルタ蓋部Bの下面には、燃料ポンプ6のポンプ吐出口21が挿入され、燃料ポンプ6の吐出燃料をフィルタケース31内に導く燃料入口33が設けられている。この燃料入口33は略筒状を呈するものであり、略筒状を呈するポンプ吐出口21の周囲に装着されたゴム製のOリング(シール部材の一例)34を介してポンプ吐出口21に接続される。
フィルタケース31の上部側面には、サブタンク3の上部に嵌まり合うブラケット35が設けられている。このブラケット35は、サブタンク3とスナップフィットにより係合するものであり、ブラケット35がサブタンク3にスナップフィットを用いて係合することで、ポンプフィルタモジュール4がサブタンク3内で支持される。
フィルタケース31の下部側面には、吐出燃料の圧力を調整するレギュレータ36が設けられ、濾過エレメント32を通過した燃料がレギュレータ36に導かれる。レギュレータ36の出口部には、メイン吐出口13とサブ吐出口37を備える二股の分岐管38が設けられている。メイン吐出口13には、上述した蛇腹接続管14が接続され、フランジ部材1に設けられた燃料吐出管11を介して外部に調圧燃料が吐出される。サブ吐出口37には、ジェットポンプに吐出燃料を導くジェットポンプ配管39が接続され、ジェットポンプに余剰燃料を供給する。
ジェットポンプは、サブタンク3に設けられており、ジェットポンプ配管39を介してサブタンク3内に戻される燃料の流れ作用を利用して、燃料タンクの底部の燃料をサブタンク3内に吸い込む。なお、ジェットポンプに、燃料ポンプ6の吐出部の吐出燃料(レギュレータ36に供給される前の燃料)を直接的に導いても良いし、エンジン側からリターンされる余剰燃料(リターン燃料)を導いても良い。このジェットポンプの作用により、燃料タンク内の貯油量が減少しても、サブタンク3内に燃料を必要量満たすことができる。
センダゲージ5は、上述したようにサブタンク3の側面に取り付けられており、センサ部41、アーム部材42、フロート43からなる。このフロート43は、アーム部材42の先端に取り付けられ、燃料タンク内の燃料液面に浮かぶ部材である。アーム部材42の根元はセンサ部41によって回動自在に支持される。センサ部41は、複数の導電パターンを備え、アーム部材42の回動位置に応じて変位する接触子が導電パターンに接触している。センサ部41の導電パターンは、フランジ部材1の電気コネクタ12から伸びるリード線15を介して接続され、アーム部材42の回動位置、即ち貯油量に応じた抵抗値(具体的には、抵抗値に応じた電流)をECU(または油蓄量指示部)に出力する。
〔実施例1の特徴〕
燃料フィルタ8は、長期にわたって使用されると濾過エレメント32が捕捉した不純物の堆積が懸念されるため、交換の必要がある。また、予期せぬ不具合等により燃料ポンプ6が作動不良を発生する場合も考えられる。
燃料フィルタ8の交換時、あるいは燃料ポンプ6のメンテナンス時には、燃料フィルタ8の内部から燃料ポンプ6を抜き出して、燃料フィルタ8と燃料ポンプ6とを分離させる必要が生じる。
燃料フィルタ8内から燃料ポンプ6を抜き出す手段として、図1(a)に示す「従来の技術」では次の2つの手段の一方を用いていた。
(1)従来技術における燃料フィルタ8のフィルタ蓋部Bの一部には、燃料ポンプ6のポンプコネクタ23を露出させるコネクタ開口Xが形成されているため、フィルタ蓋部Bに開口形成されたコネクタ開口Xからポンプコネクタ23を押して、燃料ポンプ6を燃料フィルタ8の内部から外部へ押し出す。
(2)燃料ポンプ6のポンプ吸込口に圧入嵌合されているサクションフィルタ7を外部から掴み、サクションフィルタ7とともに燃料ポンプ6を燃料フィルタ8の内部から外部へ引っ張り出す。
しかし、燃料ポンプ6のポンプ吐出口21と、フィルタ蓋部Bの燃料入口33とは、Oリング34を介在させた状態で液密に接続されているため、燃料ポンプ6を燃料フィルタ8内から抜き出すには、Oリング34の圧迫力に抗した力を燃料ポンプ6に加える必要がある。即ち、燃料ポンプ6を燃料フィルタ8内から抜き出すには、燃料フィルタ8から燃料ポンプ6が抜け出る方向に大きな力を加える必要がある。
このため、上記(1)の方法では、ポンプコネクタ23に過大な負荷が加わり、樹脂コネクタ部24およびターミナル端子25の破損を招く可能性があり、上記(2)の方法では、燃料ポンプ6とサクションフィルタ7の圧入嵌合部に過大な負荷が加わって圧入嵌合部が外れ、燃料ポンプ6のポンプ吸込口の内部、およびサクションフィルタ7のポンプ接続口の内部に異物が入る可能性がある。
そこで、この実施例1では、上記の不具合を回避する手段として、図1(b)に示す特徴を採用している。
フィルタ蓋部Bに、燃料ポンプ6の電気的な接続を行うポンプコネクタ23を露出させるコネクタ開口Xの他に、燃料ポンプ6のカバーエンド22の一部を露出し、硬質な棒状治具α(符号、図4参照)を挿入可能な治具挿入開口Yを設けている。
この実施例1における治具挿入開口Yは、コネクタ開口Xと一体に設けられたものであり、コネクタ開口Xと治具挿入開口Yは共通開口である。即ち、この共通開口の内部において露出するポンプコネクタ23の外縁(具体的には、樹脂コネクタ部24の外縁)と、共通開口の開口縁との間に治具挿入開口Yが設けられるものである。
棒状治具αは、燃料ポンプ6のカバーエンド22を押圧して、Oリング34の圧迫力に抗して燃料ポンプ6を燃料フィルタ8の内部から外部へ押し出すことのできる強度と長さを備えるものであれば手頃な棒材やネジ回しなど、何を用いても良い。なお、棒状治具αの先端形状(カバーエンド22との当接形状)は、治具挿入開口Y内に露出するカバーエンド22に当接可能であれば良いが、先が鋭利に尖ったものは好ましくない。
治具挿入開口Yは、上記強度を有する棒状治具αを挿入可能な大きさであれば良く、例えば直径7mm以上の開口面積、好ましくは直径10mm以上の開口面積を備えるものである。
次に、燃料フィルタ8内から燃料ポンプ6を抜き出す手順を説明する。
(a)先ず、燃料フィルタ8とサクションフィルタ7のスナップフィットによる係合を外す。
(b)次に棒状治具αを用い、共通開口(コネクタ開口X+治具挿入開口Y)に棒状治具αを挿し入れ、棒状治具αの先端を燃料ポンプ6のカバーエンド22に押し当て、棒状治具αを燃料フィルタ8内から燃料ポンプ6が抜け出る方向(図4の矢印参照)に強く押す。
上記の操作により、図4に示すように、燃料フィルタ8内に組付けられた燃料ポンプ6(具体的には、燃料ポンプ6とサクションフィルタ7とが組付けられたポンプウィズサクション)を、燃料フィルタ8の外部へ抜き出すことができる。
(実施例1の効果)
この実施例1の燃料供給装置では、上述したように、燃料フィルタ8の交換時、あるいは燃料ポンプ6のメンテナンス時において、燃料フィルタ8の内部から燃料ポンプ6を抜き出す際、治具挿入開口Y(この実施例1ではコネクタ開口Xとの共通開口)から棒状治具αを押し入れ、棒状治具αにより燃料ポンプ6のカバーエンド22を押して、燃料ポンプ6を燃料フィルタ8の内部から外部へ押し出すことができる。
このように、棒状治具αによってカバーエンド22を押して、燃料ポンプ6を燃料フィルタ8の内部から外部へ押し出すことができるため、ポンプコネクタ23およびサクションフィルタ7に負荷が加わらない。
この結果、ポンプコネクタ23における樹脂コネクタ部24およびターミナル端子25の破損を招くことがなく、また燃料ポンプ6とサクションフィルタ7が外れることもなく、燃料フィルタ8の内部から燃料ポンプ6を抜き出すことができる。
〔変形例〕
上記の実施例では、治具挿入開口Yとコネクタ開口Xとを共通の開口部として設ける例を示したが、治具挿入開口Yとは別に、コネクタ開口Xを独立して設けても良い。また、図1(b)では、具体的な一例として、コネクタ開口Xの両側に治具挿入開口Yを設けたが、治具挿入開口Yの数は1つであっても良い。
上記の実施例では、センダゲージ5と燃料ポンプ6の両方を備える燃料供給装置におけるポンプフィルタモジュール4に本発明を適用する例を示したが、センダゲージ5を備えない燃料供給装置(センダゲージ5が燃料ポンプ6とは独立して搭載されるタイプ)におけるポンプフィルタモジュール4に本発明を適用しても良い。
ポンプフィルタモジュールの上視図である。 燃料供給装置の側面図である。 タンク内ユニットの断面図である。 燃料フィルタから燃料ポンプを抜き出す際の説明図である。
符号の説明
6 燃料ポンプ
8 燃料フィルタ
21 ポンプ吐出口
22 カバーエンド
23 ポンプコネクタ
32 濾過エレメント
33 燃料入口
34 Oリング(シール部材)
A 筒状フィルタ部
B フィルタ蓋部
X コネクタ開口
Y 治具挿入開口
α 棒状治具

Claims (2)

  1. 一端側にポンプ吸込口を備え、他端側に通電用のポンプコネクタとポンプ吐出口を備える燃料ポンプと、
    この燃料ポンプが内部に挿入配置される燃料フィルタと、
    を具備する燃料供給装置において、
    前記燃料フィルタは、前記燃料ポンプの外周を覆い、内部に濾過エレメントが内蔵される筒状フィルタ部と、前記燃料ポンプにおける前記ポンプ吐出口側を覆い、前記燃料ポンプの吐出燃料を前記筒状フィルタ部に導くフィルタ蓋部とが一体化され、前記フィルタ蓋部に設けられた燃料入口が前記ポンプ吐出口にシール部材を介して接続されるものであって、
    前記シール部材は、前記燃料入口および前記ポンプ吐出口に対して径方向の圧迫力を付与するものであり、
    前記フィルタ蓋部は、前記ポンプコネクタを露出させるコネクタ開口の他に、前記燃料ポンプのカバーエンドの一部を露出し、硬質な棒状治具を挿入可能な治具挿入開口を備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置において、
    前記コネクタ開口と前記治具挿入開口とは、前記コネクタ開口の両側に前記治具挿入開口が一体に設けられて全体として半円形状を呈していることを特徴とする燃料供給装置。
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