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JP4704134B2 - 記録液容器及び画像形成装置 - Google Patents
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JP4704134B2 - 記録液容器及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は記録液容器及び画像形成装置に関し、特に被記録媒体に記録液の液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置及びこれに用いる記録液容器に関する。
一般に、プリンタ/ファックス/コピア或いはこれらの機能を複合した画像形成装置としては、画像形成部に電子写真方式を採用したものが知られているが、例えば、記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを用いて、被記録媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、記録媒体、転写材なども同義で使用する。)を搬送しながら、記録液の液滴(以下、インク滴ともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行なうインクジェット方式の画像形成部を搭載したものもある。
このようなインクジェット記録方式の画像形成装置において、キャリッジ上に記録ヘッドに記録液を供給する小容量の記録液容器であるサブタンクを搭載し、大容量のメインカートリッジ(メインタンク)を装置本体側に設置し、サブタンクに装置本体側のメインカートリッジから記録液(インク)を補充供給するようにした装置が知られている。
このようなサブタンクとしては、特許文献1に記載されているように、記録液収容部の開口を可撓性を有するシール部材で封止して内部に弾性部材を配し、更に記録液収容部を大気に開放する開閉可能な大気開放口を備えたものがある。
特開2003−237108号公報
その他、上述した記録液が補充供給されないメインカートリッジとしては、特許文献2に記載されているように、内部に負圧を導入するための負圧導入部と、この負圧導入部から導入される負圧により内部に液体を取り入れるための液体取り入れ部と、負圧導入部に配されて気体のみを通す気液分離部材とを備えたものがある。
特開2003−200585号公報
また、特許文献3に記載されているように、インクを保持する負圧発生部材が収容され、且つインクをインクジェットヘッドに供給するためのインク供給口と大気との連通を得るための大気連通口とが設けられていて、大気連通口近傍の領域がインクを保持しない領域を形成する空間部材を有した第1の収納室と、大気連通口から離れた位置に設けられたインクの連通路のみを介して第1の収納室に連通され、実質的に密閉状態となってインクを収納する第2の収納室を有し、第1の収納室と第2の収納室を一時的同時に大気連通させ、その後第2の収納室のみを再度密閉させる開密封手段を備えたものがある。
特開2004−009444号公報
その他、インクカートリッジ(メインタンク)としては特許文献4に記載のようなもの、他の記録材収納容器としては特許文献5に記載のようなトナー収納容器がある。
特開2001−315349号公報 特開2003−084552号公報
ところで、上述したように記録液収容部を大気開放口を介して大気開放する構成の記録液容器にあっては、記録液収容部と大気開放口とを連通する空気流路に記録液、特に高粘度の記録液が入り込むと、記録液の膜ができて、空気流路内から記録液を除去することが困難になって記録液収容部を大気開放できなくなるおそれがある。また、記録液が空気流路から大気開放口を開閉するための大気開放弁に付着すると、弁が作動しなくなって大気開放できなくなったり、あるいは、大気開放状態になったままになって大気開放口から記録液がリークしたりする。
通常、このように記録液収容部と大気開放口とを連通する空気流路に記録液が入り込むことはないが、輸送時やユーザーのハンドリング時などに記録液容器を上下逆にしてしまう可能性がないことはない。そこで、輸送中などには記録液容器に使用する記録液よりも粘度の低い充填液を充填しておき、初期使用時に、充填液を排出して記録液に置換するような対策が講じられている。
しかしながら、このように初期使用時に充填液を排出して記録液に置換するのでは、初期立ち上がりに時間がかかることになるとともに充填液が無駄になるという課題を生じることになる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、記録液を初期充填可能な記録液容器及びこの記録液容器を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る記録液容器は、
記録ヘッドに供給する記録液を収容する記録液収容部を形成する容器本体に、
前記記録液収容部を大気に開放する大気開放口と、
前記記録液収容部と前記大気開放口とを連通する空気流路と、が設けられ、
前記空気流路の一部は貫通穴を有する弾性部材で形成され、前記容器本体の外側から前記弾性部材が押圧されて潰されることで前記空気流路が閉じられ、潰された状態が開放されることで前記空気流路が開放され、
前記弾性部材を前記容器本体の外側から押圧して潰すための保持部材を着脱可能に備えている
構成とした。
本発明に係る記録液容器は、
記録ヘッドに供給する記録液を収容する記録液収容部を形成する容器本体に、
前記記録液収容部を大気に開放する大気開放口と、
前記記録液収容部と前記大気開放口とを連通する空気流路と、が設けられ、
前記空気流路の一部は前記容器本体の外側に這い回された弾性変形可能なチューブ状部材で形成され、前記容器本体の外側において前記チューブ状部材が潰されることで前記空気流路が閉じられ、潰された状態が開放されることで前記空気流路が開放され、
前記弾性部材を前記容器本体の外側において潰すための保持部材を備えている
構成とした。
本発明に係る記録液容器によれば、空気流路の一部は貫通穴を有する弾性部材で形成され、容器本体の外側から弾性部材が押圧されて潰されることで空気流路が閉じられ、潰された状態が開放されることで空気流路が開放され、弾性部材を容器本体の外側から押圧して潰すための保持部材を着脱可能に備えている構成としたので、初期充填で記録液を充填しても空気流路ないし大気開放口への記録液の侵入を防止できて、装置の初期立ち上がり時間を短縮することができる。
本発明に係る記録液容器によれば、空気流路の一部は容器本体の外側に這い回された弾性変形可能なチューブ状部材で形成され、容器本体の外側においてチューブ状部材が潰されることで空気流路が閉じられ、潰された状態が開放されることで空気流路が開放され、弾性部材を容器本体の外側において潰すための保持部材を備えている構成としたので、初期充填で記録液を充填しても空気流路ないし大気開放口への記録液の侵入を防止できて、装置の初期立ち上がり時間を短縮することができる
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る記録液容器を備えているので、装置の初期立ち上がり時間を短縮することができる。
本発明に係る記録液容器及び画像形成装置によれば、記録液を収容する記録液収容部と、この記録液収容部を大気に開放する大気開放口と、記録液収容部と大気開放口とを連通する空気流路とを備えるとともに、空気流路を封止/開放する開閉手段を備えているので、初期充填で記録液を充填しても空気流路ないし大気開放口への記録液の侵入を防止できて、装置の初期立ち上がり時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2は同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図、図3は同副走査搬送部の拡大説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1の内部(筺体内)に、画像を形成するための画像形成部(手段)2、副走査搬送部(手段)3等を有し、装置本体1の底部に設けた収容手段である給紙部(手段)4から被搬送部材である被記録媒体(以下「用紙」というが、材質を紙に限定するものではない。)5を1枚ずつ分離して給紙し、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で間歇的に搬送しながら、画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、排紙搬送部6を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ7上に用紙5を排紙する。
また、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体1の上部で排紙トレイ7の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)11を備えている。この画像読取部11は、照明光源13とミラー14とを含む走査光学系15と、ミラー16、17を含む走査光学系18とが移動して、コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ19の後方に配置した画像読み取り素子20で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。なお、コンタクトガラス12上には原稿を押えるための圧板10を備えている。
さらに、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データを含む印刷データ等をケーブル或いはネットワークを介して受信可能であり、受信した印刷データを処理して印刷することができる。
ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、図2にも示すように、キャリッジガイド21及び図示しないガイドステーでキャリッジ23を主走査方向に移動可能に保持し、主走査モータ27で駆動プーリ28aと従動プーリ28b間に架け渡したタイミングベルト29を介して主走査方向に移動走査する。
そして、このキャリッジ23上に、それぞれの色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド24を搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。
記録ヘッド24は、それぞれブラック(Bk)インクを吐出する2個の液滴吐出ヘッド24k1、24k2と、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ1個の液滴吐出ヘッド24c、24m、24yの計5個の液滴吐出ヘッド(以下単に「ヘッド」という。)で構成されている。また、キャリッジ23には各記録ヘッド24に所要の色の記録液を供給するために本発明に係る記録液容器であるサブタンク25を搭載している。
一方、図1に示すように、装置本体1の前面からカートリッジ装着部26Aに、ブラック(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した記録液カートリッジである各色のインクカートリッジ26を着脱自在に装着でき、各色のインクカートリッジ26から各色のサブタンク25に図示しないチューブを介してインク(記録液)を補充供給する。なお、ブラックインクは1つのインクカートリッジ26から2つのサブタンク25に供給する構成としている。
なお、記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。
また、キャリッジ23の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するためのヘッドクリーニング装置を含む維持回復装置121を配置している。この維持回復装置121は、5個の記録ヘッド24の各ヘッドのノズル面をキャピングするための5個の保湿用キャップ122k2、122k1、122c、122m、122y(色を区別しないときは「保湿用キャップ122」という。)と、1個の吸引用キャップ123と、記録ヘッド24のノズル面をワイピングするためのワイパーブレード124と、空吐出を行うための空吐出受け125などを備えている。
副走査搬送部3は、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32とテンションローラである従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるために高圧電源から交番電圧である高電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ34と、搬送ベルト31を画像形成部2の対向する領域でガイドするガイド部材35と、用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける押さえコロ(加圧コロ)36と、画像形成部2によって画像が形成された用紙5を搬送ベルト31から分離するための分離爪37と、分離された用紙5を排紙搬送部6に送り出すための搬送ローラ38を備えている。
この副走査搬送部3の搬送ベルト31は、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ32が回転されることで、図2の用紙搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト31は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)との2層構造としている。
また、従動ローラ33と帯電ローラ34との間に、搬送ベルト31の表面に付着した紙粉等を除去するためのクリーニング手段(ここではマイラを用いている。)135と、搬送ベルト31表面の電荷を除去するための除電ブラシ136とを備えている。
給紙部4は、装置本体1に抜き差し可能で、多数枚の用紙5を積載して収納する収容手段である給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙5を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ42及びフリクションパッド43と、給紙される用紙5を副走査搬送部3に対して搬送する給紙搬送ローラ44とを有している。給紙コロ42は図示しない給紙クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動源)45によって回転され、また給紙搬送ローラ44も給紙モータ45によって回転駆動される。
排紙搬送部6は、画像形成が行われた用紙5を搬送する排紙搬送ローラ対61、62と、用紙5を排紙トレイ7へ送り出すための排紙搬送ローラ対63及び排紙ローラ64とを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、搬送ベルト31を駆動する搬送ローラ32の回転量を検出して、この検出した回転量に応じて副走査モータ131を駆動制御するとともに、図示しないACバイアス供給部から帯電ローラ34に交番電圧である正負極の矩形波の高電圧を印加し、これによって、搬送ベルト31には正と負の電荷が搬送ベルト31の搬送方向に対して交互に帯状に印加され、搬送ベルト31上に所定の帯電幅で帯電が行われて不平等電界が生成される。
そこで、用紙5が給紙部4から給紙されて、搬送ローラ32と押えコロ36との間に送り込まれて、正負極の電荷が形成されることによって不平等電界が発生している搬送ベルト31上へと送り込まれると、用紙5は電界の向きにならって瞬時に分極し、静電吸着力で搬送ベルト31上に吸着され、搬送ベルト31の移動に伴って搬送される。
そして、この搬送ベルト31で用紙5を間歇的に搬送しながら、用紙5上に記録ヘッド24から記録液の液滴を吐出して画像を記録(印刷)し、印刷が行われる用紙5の先端側を分離爪37で搬送ベルト31から分離して搬送ローラ38で排紙搬送部6に送り出す。
次に、この画像形成装置における本発明を適用する記録液容器であるサブタンクの一例について図4ないし図6を参照して説明する。なお、図4はサブタンクの分解斜視説明図、図5は同サブタンクの模式的側面説明図、図6は図5のA−A線に沿う概略断面説明図である。
このサブタンク25は、記録液であるインクを収容する記録液収容部であるインク収容部200を形成する容器本体(ケース)201に、インク収容部200の開口を封止する可撓性を有するフィルム状部材(膜部材)202を接着又は溶着などで貼り付けたものであり、ケース本体201とフィルム状部材202との間にはフィルム状部材202を外方に付勢するためのバネなどの弾性部材203を介装している。また、フィルム状部材202には弾性部材203に対応して膨らみ部202aを形成してその外面に補強部材204を貼り付けている。
また、インク収容部200にインクを補充供給したときに満タンになったことを検知するための満タン検知レバー206をケース201の側部に設けた支持部207,207に揺動可能に取り付けている。
一方、ケース201にはインク収容部200にインクを補充するためのインク導入路部211を設け、このインク導入路部211とインクカートリッジ26に接続された供給チューブ216とを接続するための連結手段212を着脱自在に装着できるようにしている。
また、ケース201の下部にはインク収容部200から記録ヘッド24にインクを供給するための連結部材213を取り付け、この連結部材213には記録ヘッド24のインク供給路214を形成し、インク収容部200との間にはフィルタ215を介装している。
そして、ケース201の上部分にはインク収容部200から空気を出すための空気流路221を形成している。この空気流路221は、インク収容部200に開口が臨む入口流路部分222と、この入口流路部分222に続く流路部分223とを含み、下流側でケース201に設けた大気開放穴(口)231に連通し、更に大気開放穴231よりも使用状態で下側になる部分に蓄積部225を連続して形成している。
この大気開放穴(口)231には大気開放弁機構232を設けている。この大気開放弁機構232はホルダ233内に弁座234、弁体であるボール235及びこのボール235を弁座234側に付勢するスプリング236を収納して構成している。
また、ケース201の上部にはインクエンド又はニアーエンドを検知するための2本の検知電極241、242を装着している。
このように構成したので、大気開放機構232のボール235を図示しない大気開放ピンで押圧することによって大気開放穴231を開口して、インク収容部200内を空気流路221、大気開放穴231を通じて大気開放した状態で、インクカートリッジ26からインクを圧送してサブタンク25内にインクを補充供給する。このとき、サブタンク25内の空気は空気流路221から大気開放弁機構232を通じて排出されることになる。
その後、大気開放弁機構232を閉状態にしてサブタンク25内を大気開放から遮断した状態にし、記録ヘッド24をキャッピングした状態でサブタンク25内のインクをノズルから吸引する(ヘッド吸引を行う)ことにより、可撓性フィルム状部材202にはバネ203の付勢力が掛かっているため、サブタンク25内には負圧が発生する。
このようにインク収容部200と大気開放穴(口)231とを細い空気流路221を介して連通した場合、特に顔料系インクなどの粘度の高いインク、例えば7mPa・s以上のインクの場合には、固まりやすいために、一旦空気流路221内にインクが侵入すると、空気流路221が塞がれて大気開放ができなくなる。
そこで、本実施形態では空気流路221の入口流路部分222に空気流路221を開閉する開閉手段(部材ないし機構)を設けるようにしている。
まず、本発明に係るサブタンク(記録液容器)の第1実施形態について図7ないし図9を参照して説明する。なお、図7はサブタンクの入口流路部分の空気流路を閉じた状態の要部拡大断面説明図、図8は同じく空気流路を開放した状態の要部拡大断面説明図、図9は開閉手段を構成するシャッタ部材の斜視説明図である。
ここでは、ケース201とフィルム状部材202との間に、図9に示すように、空気流路を構成する貫通穴302を形成した弾性変形可能なシャッタ部材301を配置している。このシャッタ部材301は図9(b)に示すように側方から押圧して押し潰すことによって貫通穴302が閉じられた状態にすることができ、押圧を解除することによって同図(a)に示すように貫通穴302が開いた状態にすることができる。このシャッタ部材301は、ケース201に設けた保持部311に変形可能な状態で嵌め込んでいる。
そして、このシャッタ部材301のケース201側端面側は弾性変形可能なシール部材303でシールしている。このシール部材303の復元力はシャッタ部材301の復元力よりも弱く、シャッタ部材301の復元力によって伸びることができる。このシール部材303は周囲をケース301に接着して密封し、中央部が変形できるように取り付けている。
さらに、このサブタンク25には、シール部材303を介してシャッタ部材301を押圧して貫通穴302を閉じた状態に保持するための保持部材304を備え、この保持部材304を例えばケース201に係止部304aで係止することでシャッタ部材301は貫通穴302が閉じた状態に保持される。このようにサブタンク25のフィルム状部材202と反対側からシャッタ部材301を開閉できるようにすることで、シャッタ部材301の開閉によって、負圧を保持するためのフィルム状部材202が動くことを低減することができ、負圧変動によって記録ヘッド24からインクが漏れるようなことを防止できる。
このように構成したので、輸送時などには図7に示すように保持部材304をサブタンク25に装着してシール部材303を介してシャッタ部材301を押圧して貫通穴302を閉じた状態に保持する。これによって、サブタンク25の空気流路221は閉じられているため、インク収容部200にインク(記録液)を収容した状態で、サブタンク25が振動したり、上下逆にされたりしたような場合でも、インク収容部200のインクが空気流路221内に侵入して凝固することを防止できる。
そして、画像形成装置の使用を開始するときには、サブタンク25に装着している保持部材304を取り外すことによって、図8に示すように、シャッタ部材301の復元によって貫通穴302が開放されて、空気流路221が開放されることになり、インク収容部200を大気開放することもできるようになる。
つまり、サブタンク25に記録液を初期充填して輸送等を行なうことができるようになる。また、このように、当初からサブタンク25に記録液を充填して輸送を行なうことができるようになることで、サブタンク25に充填液を充填して画像形成装置の初期立ち上がり時にサブタンク25の充填液をインクに置換するための動作が不要になって、装置の初期立ち上がり動作を簡略化することができる。
このように、サブタンクの空気流路を封止/開放する開閉手段を備えていることで、記録液を初期充填することができるようになるとともに、このサブタンクを使用する画像形成装置では初期立ち上がり動作の簡略化を図ることができ、立ち上がり時間を短くすることができる。
ここで、開閉手段は空気流路を形成する貫通穴を有する弾性部材であって、外部から潰されることで空気流路が封止され、潰された状態が開放されることで空気流路を開放するように構成することで、簡単な構成で空気流路の開閉を行なうことができるようになる。そして、この場合、弾性部材を外部から潰すための保持部材を着脱可能に備えていることで、ユーザーの元で簡単に空気流路を開放することができるようになる。
次に、本発明に係るサブタンク(記録液容器)の第2実施形態について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10はサブタンクの入口流路部分の空気流路を閉じた状態の要部拡大断面説明図、図11は同じく空気流路を開放した状態の要部拡大断面説明図である。
ここでは、前記実施形態と同様に空気流路221の入口流路部分222を開閉するためにシャッタ部材301を押圧変形可能にケース201の保持部311内に嵌め込み、保持部311の穴部311aを弾性変形可能なシール部材305によって封止している。そして、保持部311の穴部311a内にシール部材305を介して嵌め込み可能な凸部306aを備えた保持部材306でシャッタ部材301を閉じた状態に保持できるようにしている。
つまり、輸送時などには図10に示すように保持部材306の凸部306aをサブタンク25の保持部311の穴部311a内にシール部材305を介して押し込むことで、シール部材305を介してシャッタ部材301を押圧して貫通穴302を閉じた状態に保持する。これによって、サブタンク25の空気流路221は閉じられているため、インク収容部200にインク(記録液)を収容した状態で、サブタンク25が振動したり、上下逆にされたりしたような場合でも、インク収容部200のインクが空気流路221内に侵入して凝固することを防止できる。
そして、画像形成装置の使用を開始するときには、サブタンク25に装着している保持部材306を取り外すことによって、図11に示すように、シャッタ部材301の復元によって貫通穴302が開放されて、空気流路221が開放されることになり、インク収容部200を大気開放することもできるようになる。
次に、本発明に係るサブタンク(記録液容器)の第3実施形態について図12及び図13を参照して説明する。なお、図12はサブタンクの空気流路を閉じた状態の要部拡大斜視説明図、図13は同じく空気流路を開放した状態の要部拡大斜視説明図である。
ここでは、インク収容部と大気開放穴(口)とを連通する空気流路を、サブタンクのケース401の外側に露出した中空状で弾性変形可能なチューブ(パイプ)421によって構成し、このチューブ421を押し潰した状態に保持するための保持部材であるクリップ部材431を備えている。
したがって、輸送時などには、図12に示すように、このチューブ421をクリップ部材431で挟んで潰すことによって内部の空気流路となる中空穴が閉じられ、画像形成装置の使用を開始するときには、図13に示すように、クリップ部材431を外すことによって、チューブ421が復元して内部の中空穴が開放されて空気流路が開放されるようにしている。
このように、空気流路を弾性変形可能な中空状のチューブ(又はパイプ状)部材で構成すれば、チューブを潰すか開放するかによって空気流路の開閉を行なうことができ、空気流路の開閉操作を簡単に行なうことができる。
次に、本発明に係るサブタンク(記録液容器)の第4実施形態について図14ないし図16を参照して説明する。なお、図14はサブタンクの空気流路形成部材及び開閉部材の斜視説明図、図15は同じく空気流路を閉じた状態の要部断面説明図、図16は同じく空気流路を開放した状態の要部断面説明図である。
ここでは、サブタンク側に空気流路521を形成する第1部材である空気流路形成部材501(上述した実施形態のケースであっても、別部材であってもよい。)を備え、この空気流路形成部材501には空気流路521の途中に凹部531を形成している。一方、この空気流路形成部材501の凹部531に嵌め合う凸部532を有する第2部材である弾性変形可能なシャッタ部材502と備えている。シャッタ部材502の周囲は空気流路501に密閉状態で接合などしている。
そして、シャッタ部材502を押圧変形させてシャッタ部材502の凸部532が空気流路形成部材501の凹部531には押し付けられて空気流路521を閉じた状態に保持するための保持部材504を備え、この保持部材504を係止部504aなどで流路形成部材501に係止することでシャッタ部材502は空気流路521を閉じた状態に保持される。この保持部材504にはシャッタ部材502の凸部532の部分を効果的に押圧できるように凸部504bを形成している。
したがって、輸送時などには、図15に示すように、保持部材504を装着してシャッタ部材502の凸部532を凹部531にはめ込んで空気流路521を閉じた状態にしておき、画像形成装置の使用を開始するときには、図16に示すように、保持部材504を外すことによってシャッタ部材502が復元して凸部532が凹部531から離れることで空気流路521が開放される。
このように、凹部を有する第1部材とこれに嵌め合う凸部を有する第2部材とを有し、第1部材と第2部材が離れた状態で空気流路を開放する開閉手段を備えることによっても、サブタンクへの記録液の初期充填が可能になるとともに、これを使用する画像形成装置の初期立ち上がり動作を簡略化することができ、立ち上がり時間を短くすることができる。
なお、上記実施形態においては、本発明をマルチファンクション機能を有する画像形成装置に適用した例で説明した、単なるプリンタ、ファックス、複写機などの単機能の画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の説明に供する概略構成図である。 同じく画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図である。 同じく副走査搬送部の拡大説明図である。 本発明を適用する同画像形成装置に搭載するサブタンクの分解斜視説明図である。 同サブタンクの模式的側面説明図である。 図5のA−A線に沿う概略断面説明図である。 本発明に係るサブタンクの第1実施形態におけるサブタンクの入口流路部分の空気流路を閉じた状態の断面説明図である。 同じく空気流路を開放した状態の断面説明図である。 同実施形態における開閉手段を構成するシャッタ部材の斜視説明図である。 本発明に係るサブタンクの第2実施形態におけるサブタンクの入口流路部分の空気流路を閉じた状態の断面説明図である。 同じく空気流路を開放した状態の断面説明図である。 本発明に係るサブタンクの第3実施形態におけるサブタンクの入口流路部分の空気流路を閉じた状態の要部斜視説明図である。 同じく空気流路を開放した状態の要部斜視説明図である。 本発明に係るサブタンクの第4実施形態におけるサブタンクの空気流路部分の説明に供する斜視説明図である。 同じく空気流路を閉じた状態の断面説明図である。 同じく空気流路を開放した状態の断面説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…画像形成部
3…副走査搬送部
4…給紙部
5…用紙(被記録媒体)
6…排紙搬送部
7…排紙トレイ(排紙部)
11…画像読取部
21…ガイドロッド
22…ガイドレール
23…キャリッジ
24…記録ヘッド
25…サブタンク
31…搬送ベルト
32…搬送ローラ
34…帯電ローラ
200…インク収容部
201…ケース
202…フィルム状部材
203…弾性部材
221…空気流路
231…大気開放穴(口)
301…シャッタ部材
302…貫通穴
303…シール部材
304…保持部材

Claims (3)

  1. 記録ヘッドに供給する記録液を収容する記録液収容部を形成する容器本体に、
    前記記録液収容部を大気に開放する大気開放口と、
    前記記録液収容部と前記大気開放口とを連通する空気流路と、が設けられ、
    前記空気流路の一部は貫通穴を有する弾性部材で形成され、前記容器本体の外側から前記弾性部材が押圧されて潰されることで前記空気流路が閉じられ、潰された状態が開放されることで前記空気流路が開放され、
    前記弾性部材を前記容器本体の外側から押圧して潰すための保持部材を着脱可能に備えている
    ことを特徴とする記録液容器。
  2. 記録ヘッドに供給する記録液を収容する記録液収容部を形成する容器本体に、
    前記記録液収容部を大気に開放する大気開放口と、
    前記記録液収容部と前記大気開放口とを連通する空気流路と、が設けられ、
    前記空気流路の一部は前記容器本体の外側に這い回された弾性変形可能なチューブ状部材で形成され、前記容器本体の外側において前記チューブ状部材が潰されることで前記空気流路が閉じられ、潰された状態が開放されることで前記空気流路が開放され、
    前記弾性部材を前記容器本体の外側において潰すための保持部材を備えている
    ことを特徴とする記録液容器。
  3. 請求項1又は2に記載の記録液容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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