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JP4707110B2 - 車両用灯火装置 - Google Patents
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JP4707110B2 - 車両用灯火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯火装置に係り、特に、カウルに設けられた所定の位置に正確に取り付けることができる車両用灯火装置を提供することにある。
従来から、方向指示灯等の灯火装置を、走行風から乗員を防護するカウルに埋め込むように取り付けた車両が知られている。
特許文献1には、バルブが収納されたベース部材をレンズで覆った方向指示灯(フラッシャランプ)をカウルの左右に取り付ける際に、ベース部材の裏面側からバルブのソケット部を突出させると共に、方向指示灯の取り付け時にこのソケット部がカウル側に形成された貫通孔に挿入されるようにした自動二輪車用フラッシャランプ装置が開示されている。この装置によれば、カウル表面から突出する方向指示灯の全高を低減することができるので、方向指示灯による空気抵抗が低減されると共に、カウルと方向指示灯との一体感を高めることが可能となる。
特公平7−35149号公報
しかしながら、特許文献1には、灯火装置をカウルの所定位置に正確かつ確実に結合することで外観に連続性を与える手法については開示および示唆されておらず、例えば、カウルの方向指示器の取付面が平らな場合は目立たないが、取付面が突出しているときに取付面と方向指示器の位置がずれると、外観上ずれが目立つことになる。このように、方向指示灯とカウルとを連続的かつ一体的な曲面で形成する場合に必要な結合精度を得るには、未だ工夫の余地が残されていた。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、カウルに設けられた所定の位置に灯火装置を正確に取り付けることができる車両用灯火装置を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、車両のカウル表面に取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に取り付けられるレンズと、前記ベース部材に支持されて該ベース部材および前記レンズで囲繞された空間に臨むバルブとからなる車両用灯火装置において、前記ベース部材の裏面に形成された前記カウルとの結合用突起および位置決め用突起を具備し、前記位置決め用突起が前記カウルに形成された係合孔に係合し、前記結合用突起が前記カウル裏面からねじ止めされている点に第1の特徴がある。
また、前記結合用突起が、端部に前記ねじ止め用ねじ孔を有し、該端部が、ねじ止め用ねじが貫通する前記カウル表面の結合用孔周辺に形成された垂直結合面に当接するように構成されている点に第2の特徴がある。
また、前記レンズには、その外周部に沿ってリブが立設しており、前記ベース部材には、前記リブと係合する係合溝が設けられており、前記位置決め用突起が、前記係合溝の裏側に位置する前記ベース部材の凸部に一部重複して形成されている点に第3の特徴がある。
また、前記位置決め用突起が、前記結合用突起の周辺に設けられている点に第4の特徴がある。
また、前記位置決め用突起が、前記ベース部材の長手方向の両端部に互いに分離して複数形成されている点に第5の特徴がある。
また、前記位置決め用突起が、柱状、かつ端部で外形が細められた段付き形状であり、前記段部分で前記カウル表面に当接されている点に第6の特徴がある。
また、前記ベース部材の外周縁部分が、前記カウル表面と面一になるように構成されている点に第7の特徴がある。
さらに、前記ベース部材の外周縁部分の端部と前記カウル表面との間に隙間が形成されるよう、前記結合用突起の突出長さが設定されている点に第8の特徴がある。
第1の発明によれば、ベース部材の裏面に形成されたカウルとの結合用突起および位置決め用突起を具備し、位置決め用突起がカウルに形成された係合孔に係合し、結合用突起がカウル裏面からねじ止めされるように構成するので、カウルに対する灯火装置の位置決めを正確かつ確実に行うことが可能となる。これにより、カウル側の所定の位置に方向指示灯が正確に配置されて両者のずれや段差がなくなり、カウル全体の外観の連続性や高級感を高めることができる。
第2の発明によれば、結合用突起が、端部に前記ねじ止め用ねじ孔を有し、該端部が、ねじ止め用ねじが貫通するカウル表面の結合用孔周辺に形成された垂直結合面に当接するように構成されているので、ねじで締め付けることで締め付け方向における正確な位置決めがされることとなり、車両用灯火装置とカウルとの結合精度を高めることが可能となる。
第3の発明によれば、レンズには、その外周部に沿ってリブが立設しており、ベース部材には、リブと係合する係合溝が設けられており、位置決め用突起が、係合溝の裏側に位置するベース部材の凸部に一部重複して形成されるので、位置決め用突起を短くすることが可能となり、折れ等の破損の可能性を低減すると共に、位置決め用突起の形成に必要な材料を低減することができるようになる。
第4の発明によれば、位置決め用突起が、結合用突起の周辺に設けられているので、ベース部材とカウルとを結合させる結合用突起の周辺で位置決めが正確かつ確実に行われることとなり、ビス等で締め付けた際にベース部材に偏荷重が生じることを防ぐことができる。また、車両用灯火装置とカウルとの結合精度をさらに高めることが可能となる。
第5の発明によれば、位置決め用突起が、ベース部材の長手方向の両端部に互いに分離して複数形成されているので、ベース部材が細長い形状とされる場合でもその両端部で正確な位置決めと結合とが行われることとなり、カウルへの取り付け時にベース部材に偏荷重が生じることを防ぐことが可能となる。
第6の発明によれば、位置決め用突起が、柱状、かつ端部で外形が細められた段付き形状であり、段部分でカウル表面に当接されているので、位置決め用突起の軸方向、すなわちカウルの係合孔に挿入する方向への位置決めを正確に行うことが可能となる。
第7の発明によれば、ベース部材の外周縁部分が、カウル表面と面一になるように構成されているので、外観の連続性を高めて車両用灯火装置とカウルとの一体感を向上させて高級感を高めることができるようになる。また、両者にずれや段差がある場合に比して、走行時の空気抵抗を低減することが可能となる。
第8の発明によれば、ベース部材の外周縁部分の端部とカウル表面との間に隙間が形成されるよう、結合用突起の突出長さが設定されているので、ベース部材とカウルとが干渉することでお互いに傷をつけたり、ベース部材とカウルとの間に水等が溜まることを防止することができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用灯火装置が適用された自動二輪車1の側面図である。自動二輪車1の車体フレーム2の前方側には、左右一対のフロントフォーク4,4を回動可能に軸支するヘッドパイプ3が接合されている。ハンドル15によって操舵可能とされるフロントフォーク4,4の下端部には、前輪WFが回転自在に軸支されている。車体フレーム2の下方には、駆動源としてのエンジン6が懸架されている。エンジン6は、エアクリーナ7を介して吸入される空気と燃料とから生成される混合気の燃焼によって運転され、その排気ガスは、車体後方側に取り付けられたマフラ14から排出される。エンジン6の回転駆動力は、ドライブチェーン13によって後輪WRに伝達される。後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム12は、リヤショックユニット11で吊り下げられることによって、エンジン6の後方に配設されるピボット軸16を軸に揺動自在に構成されている。また、エンジン6の上方には、燃料タンク5が取り付けられており、その後方には、着座シート8およびシートカウル9が配設されている。シートカウル9の後端部には、尾灯と後側の方向指示灯とを一体的に構成したテールランプユニット10が取り付けられている。
ハンドル15の車体前方側には、ヘッドパイプ3の前面部に結合されたカウルステー(不図示)によってフロントカウル20が支持されている。フロントカウル20には、ヘッドライトユニット21と、ウィンドスクリーン22と、左右一対の方向指示灯50L,50R(右側は不図示)が取り付けられている。本発明に係る車両用灯火装置は、この方向指示灯50L,50Rに適用されている。
図2は、フロントカウル20の正面図である。樹脂等の薄板部材によって形成されるフロントカウル20の裏面側には、図示しないカウルステーに結合される取付ステー26が形成されている。フロントカウル20の中央部には、バルブ23を有するヘッドライトユニット21と、ポジションライトユニット24が取り付けられている。ポジションライトユニット24の上部に配設されるウィンドスクリーン22は、左右一対の後側取付ステー22a,22aおよび前側取付ステー22b,22bによって、フロントカウル20の裏面側に形成されたボス(図3参照)に固定されている。
本発明の一実施形態としての方向指示灯50L,50Rは、ヘッドライトユニット21の下方側の左右にそれぞれ取り付けられている。方向指示灯50L,50Rは、それぞれ、バルブ53L,53Rを収納したベース部材51L,51Rの上方を、レンズ52L,52Rで覆った左右対称の構成とされている。
フロントカウル20には、方向指示灯50L,50Rを取り付ける部分に張り出し部25L,25Rが形成されている。この張り出し部25L,25Rに方向指示灯50L,50Rを取り付けると、車体前方側で両者の表面が面一となり、フロントカウル20の前面部に滑らかな曲線が形成されるように構成されている。なお、フロントカウル20の下端部にも、前記カウルステーへの取付ステー27が設けられている。
図3は、フロントカウル20の斜視図である。図2と同一符号は、同一または同等部分を示す。前記ヘッドライトユニット21が収められる開口部21aの上方には、ポジションライトユニット24を支持する取付ステー28が設けられた開口部24aが形成されている。図示するように、本発明に係る車両用灯火装置を適用すれば、方向指示灯50L,50Rの前側端部と、張り出し部25L,25Rの前側端部とが、接合線70において面一となって滑らかな曲線でつながれることとなり、フロントカウル20および方向指示灯50L,50Rの外観に高級感が与えられると共に、走行風による空気抵抗も低減されるようになる。
図4は、フロントカウル20の右側面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。フロントカウル20の裏面側には、前記ウィンドスクリーン22の後側取付ステー22a(図2参照)と係合するボス34と、ウィンドスクリーン22の前側取り付けステー22bと係合するボス35とが形成されている。そして、右側の方向指示灯50Rを取り付けるために形成された右側張り出し部25Rには、平坦状の取り付け面25aが形成されている。本実施形態に係る方向指示灯50L,50Rおよびフロントカウル20は左右対称に構成されているため、以下は、右側の方向指示灯50Rおよび右側の取り付け面25aに着目して説明する。
取り付け面25aの略中央部には、右側バルブ53Rのソケット(図7参照)が挿入される大径のソケット挿入孔29が形成されている。ソケット挿入孔29の車体前後方向には、垂直面部43を有する結合用孔33と、垂直面部42を有する結合用孔32とが形成されている。垂直面部42,43は、前記ベース部材51Rの裏面側に形成されている結合用突起(図6参照)の端部と当接する座となる。また、結合用孔33の下方には、垂直面部41を有する係合孔31が形成されていると共に、結合用孔32の車両後方側には、垂直面部を持たない係合孔30が形成されている。本実施形態に係る方向指示灯50L,50Rは、上記したような計5箇所の孔を使用することで、取り付け面25aの所定の位置に正確に取り付けることができるように構成されている。
図5は、方向指示灯50Rの側面図である。前記したように、方向指示灯50Rは、バルブ53Rを収納したベース部材51Rの上方をレンズ52Rで覆った構成とされている。バルブ53Rの車両後方側には、バルブ53Rの照射光を車両後方側に漏らさずに車体前方側に反射させるリフレクタ54が取り付けられている。リフレクタ54は、ベース部材51Rに設置されたリフレクタ用位置決め突起65に係合されるステー54aと一体的に形成されており、取付ねじ64によってベース部材51に結合されている。なお、レンズ52Rは、レンズ52Rの裏面側に形成されている締結用突起66,67を用いて、ベース部材51Rの裏面側から螺号される取付ねじ(図14参照)によってベース部材51Rに締結されている。
なお、ベース部材51L,51Rは、フロントカウル20と同色または任意の色の樹脂等で形成し、レンズ52L,52Rは、無色透明または有色透明の樹脂等で形成することができる。また、ベース部材51L,51Rは、任意の色に塗色さすることができる。例えば、フロントカウル20の塗色が方向指示灯の点灯光と類似した橙である場合に明度の低い黒等を選択すれば、レンズ52L,52Rの周縁部がベース部材51L,51Rによって縁取られてコントラストが強められるので、方向指示灯50L,50Rの被視認性を高めることが可能となる。
図6は、ベース部材51Rの側面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ベース部材51Rの表面側には、バルブ53Rの照射光を反射するためのメッキまたは塗装処理が施されている。この図では、ベース部材51Rの裏面側に設けられた位置決め用突起等の配置を二点鎖線で示している。バルブ53Rの前後方向には、前記取り付け面25aに結合するための結合用突起62,63が形成されている。そして、結合用突起62の左側上方には、前記係合孔30に係合する位置決め用突起60が形成され、一方、結合用突起63の左側下方には、前記係合孔31と係合する位置決め用突起61が形成されている。各断面線の詳細は後述する。
図7は、図2のA−A線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ベース部材51Rの裏面側には円筒状の延出部68が形成されており、この延出部68の端部に、ゴム等で形成されたパッキン81を介してバルブ53Rを保持するソケット80が取り付けられている。ソケット80には、バルブ53Rに電力を供給する配線コード82,83が接続されており、前記延出部68およびソケット80は、フロントカウル20の取り付け面25aに設けられたソケット挿入孔29に挿入されている。これにより、方向指示灯の厚さを低減し、フロントカウル20に対する方向指示灯50Rの突出量を少なくすることが可能となる。また、ベース部材51の表面側には、外部からの水等の侵入を防ぐシール85を介してレンズ52Rが取り付けられている。本実施形態では、このベース部材51Rとレンズ52Rとが連続的な表面を形成しているように、ベース部材53Rとフロントカウル20の車体前方側の接合線70においても、段差がなく連続的な表面を確実に形成することを可能にしている。
図8は、図6のB−B線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。バルブ53Rおよびこれを支持するソケット80は、フロントカウル20の取り付け面25aが垂直方向に対して大きく傾斜しているのに対して、車体と水平またはほぼ水平に配設されている。また、ベース部材51Rの上下に形成されたリフレクタ面95a,95bは、バルブ53Rの照射光が上下方向に均等に反射されるように上下対称の形状とされており、ソケット80に接続されている配線コード82,83は、被覆チューブ84によって束ねられている。
図9は、図6のC−C線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ベース部材51Rの裏面側には、その長手方向の後方側に、段部60aを有する位置決め用突起60が形成されている。方向指示灯50Rを取り付け面25aに取り付ける際には、段部60aより先端側の小径な挿入部60bが係合孔30に係合されることで、方向指示灯50Rの後端側の位置決めが行われる。このとき、係合孔30には垂直面部が形成されていないので、段部60aは、その上側の一部で取り付け面25aと接触することとなる。また、位置決め用突起60は、シール85が収められた凸部93に重なるように形成されている。ベース部材51Rのフロントカウル20側には、レンズ52Rのリブ52aが挿入される係合溝92を設けたために全周にわたって凸部93が形成される。この凸部93をその一部として利用することで位置決め用突起60を短く形成できるので、折れ等の破損のおそれを小さくすると共に、位置決め用突起60の形成に必要な材料を低減することが可能となる。
図10は、図6のD−D線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ベース部材51Rの裏面側には、その長手方向の前方側に、段部61aを有する柱状の位置決め用突起61が形成されている。方向指示灯50Rを取り付け面25aに取り付ける際には、段部61aより先端側で外径が細められた挿入部61bが係合孔31に係合されることで、方向指示灯50Rの前端側の位置決めが行われる。このとき、位置決め用突起61の段部61aは、係合孔31の周囲の垂直面部41にその全周が当接するので、フロントカウル20に対する方向指示灯50Rは、水平方向にも安定的に位置決めされることになる。これにより、接合線70においてベース部材51Rとフロントカウル20に設けられている隙間は、後述するねじ止め用ねじを締めつけることで常に所定量に保たれることになる。この隙間は、ベース部材51Rの周縁部と取り付け面25aの周縁部とが干渉することでお互いに傷をつけたり、ベース部材51Rと取り付け面25aとの間に水等が溜まることを防ぐため、ベース部材51Rの周縁部の全周に渡って確保されている。
図11は、図6のE−E線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ベース部材51Rの裏面側には、略円柱状の結合用突起62,63が形成されている。車体後方側に位置する結合用突起62は、インサートナット86が挿入固定された先端の平面部が垂直面部42と当接するように構成されており、フロントカウル20の裏面側からねじ止め用ねじ87を締め付けると両者が安定的に支持される。また、車体前方側に位置する結合用突起63は、インサートナット86が挿入固定された先端面が垂直面部43と当接するように構成されており、フロントカウル20の裏面側からねじ止め用ねじ87を締め付けると両者が安定的に支持される。そして、図6に示したように、結合用突起62,63の近傍には、それぞれ位置決め用突起60,61が設けられているので、それぞれの箇所で位置決めが行われることとなり、ねじ止め用ねじ87,87を締め付けた際にベース部材51に偏荷重がかかることを防ぐことができるようになる。また、特に車体前方側においては、位置決め用突起61によって垂直方向および水平方向の位置決めが正確かつ確実に行われて結合精度が高められている。したがって、レンズ52Rからフロントカウル20の張り出し部25Rに至るまでの輪郭線を一体的な曲線で形成すると共に、特に前面部において面一の精度を高めることにより、曲面で形成されるフロントカウル20全体の外観の連続性を向上させることが可能となる。
図12は、図6のF−F線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。リフレクタ54は、その外側端部がレンズ52Rの内壁近傍まで延長され、バルブ53Rの照射光が車体後方側に漏れないように構成されている。また、リフレクタ54は、そのリフレクタ面の内側端部に形成されたリフレクタ用位置決め突起54bによってベース部材51Rに係合されると共に、ステー54aを貫通する取付ねじ64によってベース部材51Rに結合されている。
図13は、図6のG−G線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。リフレクタ54のステー54aには、ベース部材51Rに形成されたリフレクタ用位置決め突起65と係合するリフレクタ用係合孔54cが設けられている。すなわち、リフレクタ54は、取付ねじ64、リフレクタ用位置決め突起54b、リフレクタ用位置決め突起65の3つの要素を用いてベース部材51Rに支持されている。これにより、リフレクタ54がベース部材51Rに対して一体的に固定され、走行時に振動が発生しても揺れたりすることのないリフレクタ54が得られることとなる。
図14、図15は、それぞれ、図6のH−H線断面図およびI−I線断面図である。ベース部材51Rとレンズ52Rとは、車両の後方側と前方側の2箇所の締結部で結合されている。レンズ52Rの車両後方側には、円柱状の締結用突起66が形成されており、これをベース部材51Rに形成されている円筒状の嵌合部90と嵌合させて取付ねじ88で締結する構成とされている。一方、レンズ52Rの車両前方側には、締結用突起67が形成されており、これを円環状のリブ91aを有する嵌合部91に嵌合させる構成とされている。嵌合部90,91は、前記結合用突起62,63と同様に、それぞれ、前記位置決め用突起60,61の周囲に設けられているので、レンズ52Rを取り付ける際に嵌合部90,91に偏荷重がかかることを防ぎ、ベース部材51Rに対するレンズ52Rの位置決めを正確に行うことが可能になる。
上記したように、本発明に係る車両用灯火装置によれば、ベース部材に設けられた結合用突起で方向指示灯をフロントカウルに結合すると共に、結合用突起の周辺に設けられた位置決め用突起がフロントカウルの係合孔に係合されるように構成することで、方向指示灯の位置決めを正確に行うことができるようになる。
なお、灯火装置は、ヘッドライトやテールランプなど任意のものでも良く、カウルも車両の外観に設けられるものであれば、カバーなどでも良いことは言うまでもない。方向指示灯やフロントカウルの形状、ベース部材の裏面側に形成される結合用突起や位置決め用突起の形状や個数等は、上記した実施形態に限定されず突起と孔の関係が逆転していても良く、種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウルの正面図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウルの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカウルの右側面図である。 本発明の一実施形態に係る方向指示灯の側面図である。 本発明の一実施形態に係る方向指示灯のベース部材の側面図である。 図2のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。 図6のC−C線断面図である。 図6のD−D線断面図である。 図6のE−E線断面図である。 図6のF−F線断面図である。 図6のG−G線断面図である。 図6のH−H線断面図である。 図6のI−I線断面図である。
符号の説明
20…フロントカウル、25a…取り付け面、25R…張り出し部、52a…リブ、52R…レンズ、61…位置決め用突起、61a…段部、61b…挿入部、41…垂直面部、70…接合線、85…シール、93…凸部

Claims (7)

  1. 車両(1)のカウル(20)表面に取り付けられるベース部材(51R)と、前記ベース部材(51R)に取り付けられるレンズ(52R)と、前記ベース部材(51R)に支持されて該ベース部材(51R)および前記レンズ(52R)で囲繞された空間に臨むバルブ(53R)とからなる車両用灯火装置において、
    前記ベース部材(51R)の裏面に形成された前記カウル(20)との結合用突起(62,63)および位置決め用突起(60,61)を具備し、
    前記位置決め用突起(60,61)および結合用突起(62,63)は、前記レンズ(52R)の開口縁の内側に位置し、
    前記位置決め用突起(60,61)が前記カウル(20)に形成された係合孔(30,31)に係合し、前記結合用突起(62,63)が前記カウル(20)裏面からねじ止めされており、
    ベース部材(51R)が、前記カウル(20)に設けられた取り付け面(25a)上に配設されており、
    前記位置決め用突起(60,61)および結合用突起(62,63)が、前記取り付け面(25a)側に指向して突出していることを特徴とする車両用灯火装置。
  2. 前記取り付け面(25a)の略中央部に、前記バルブ(53R)のソケット(80)が挿入されるソケット挿入孔(29)が形成され、該ソケット挿入孔(29)の車体前後方向に垂直面部(42,43)を有する結合用孔(32,33)が形成され、
    前記結合用突起(62,63)は、端部に前記ねじ止め用ねじ孔を有し、該端部が、ねじ止め用ねじ(87)が貫通する前記カウル(20)表面の結合用孔(32,33)周辺に形成された垂直結合面(42,43)に当接するように構成されており、
    前記ベース部材(51R)の車両前方側に位置する前記結合用孔(33)の下方に、垂直面部(41)を有する係合孔(31)が形成されていると共に、前記ベース部材(51R)車両後方側に位置する前記結合用孔(32)の後方側に、垂直面部を持たない係合孔(30)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯火装置。
  3. 前記レンズ(52R)には、その外周部に沿ってリブ(52a)が立設しており、
    前記ベース部材(51R)には、前記リブ(52a)と係合する係合溝(92)が設けられており、
    前記位置決め用突起(60,61)が、前記係合溝(92)の裏側に位置する前記ベース部材(51R)の凸部(93)に一部重複して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯火装置。
  4. 前記位置決め用突起(60,61)が、前記結合用突起(62,63)の周辺に設けられると共に、前記ベース部材(51R)の長手方向の両端部に互いに分離して複数形成されており、
    前記ベース部材(51R)と前記レンズ(52R)とは、車両の後方側と前方側の2箇所の締結部で結合され、
    前記締結部のうち車両後方側の1つは、前記レンズ(52R)の車両後方寄りの位置に形成された円柱状の締結用突起(66)と、前記ベース部材(51R)に形成されて前記締結用突起(66)と嵌合する嵌合部(90)とからなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用灯火装置。
  5. 前記位置決め用突起(60,61)が、柱状、かつ端部で外形が細められた段付き形状であり、
    前記段部分で前記カウル(20)表面に当接されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用灯火装置。
  6. 前記ベース部材(51R)の外周縁部分が、前記カウル(20)表面と面一になるように構成され、
    前記ベース部材(51R)の外周縁部分の端部と前記カウル(20)表面との間に隙間が形成されるよう前記結合用突起の突出長さが設定されており、
    前記カウル(20)の取り付け面(25a)が車体上下方向に対して傾斜しているのに対し、前記位置決め用突起(61)の段付き形状をなす段部(61a)は、前記垂直面部(41)にその全周が当接して略車体上下方向に指向することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用灯火装置。
  7. 前記バルブ(53R)に近接配置されるリフレクタ(54)を備え、
    前記リフレクタ(54)は、その外側端部が前記レンズ(52R)の内壁近傍まで延長されると共に、その内側端部に形成されたリフレクタ用位置決め突起(54b)によって前記ベース部材(51R)に係合されており、
    前記リフレクタ(54)には、前記ベース部材(51R)に形成されたリフレクタ用位置決め突起(65)が係合するリフレクタ用係合孔(54c)と、該リフレクタ(54)をねじ(64)によって前記ベース部材(51R)に結合するための貫通孔とが形成されたステー(54a)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両用灯火装置。
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