JP4707650B2 - 超伝導フィルタデバイス - Google Patents
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Description
(a)誘電体ベース基板と、
(b)前記誘電体ベース基板上に超伝導材料で形成された平面図形形状の共振器パターンと、
(c)前記共振器パターンの上方に位置し、非線形の誘電率の電界依存特性を有する材料で構成される積層誘電体と、
(d)前記積層誘電体の表面に形成され、所定の帯域幅に対応するカップリングを発生させる導体パターンと、
(e) 前記積層誘電体にバイアス電圧を印加する手段と
を備える。
(a)誘電体ベース基板と、
(b)前記誘電体ベース基板上に超伝導材料で形成された平面図形形状の共振器パターンと、
(c)前記共振器パターン上の所定の箇所に局所的に配置され、誘電率の電界依存特性を有する材料で構成される積層誘電体と、
(d)前記積層誘電体の表面に形成される導体膜と、
(e)前記積層誘電体上の導体膜と、前記共振器パターンとの間にバイアス電圧を印加する手段と
を備える。
をさらに有し、前記積層誘電体は、前記共振器パターンの中心に対して、前記入力フィーダおよび出力フィーダと対称となるライン上に位置する。
超伝導材料としては、Nbなどの金属、NbNなどの窒化物、YBCO (Y、Ba、Cuの複合酸化物) などの酸化物など、任意の材料を適用できるが、臨界温度が高いYBCOなどの酸化物系超伝導材料が好ましい。酸化物系超伝導材料としては、YBCO以外にも、たとえば、RBCO(R−Ba−Cu−O)系材料、すなわち、R元素としてY(イットリウム)に代えて、Nd、Sm、Gd、Dy、Hoを用いた超伝導材料を用いてもよい。また、BSCCO(Bi−Sr−Ca−Cu−O)系、PBSCCO(Pb−Bi−Sr−Ca−Cu−O)系、CBCCO(Cu−Bap−Caq−Cur−Ox、1.5<p<2.5、2.5<q<3.5、3.5<r<4.5)を超伝導材料に用いてもよい。
超伝導共振器パターン12としては円形が好ましいが、耐電力性に優れる平面図形型のパターンとして、円形の他にも楕円形、多角形、リング状などのパターンも適用できる。本明細書および特許請求の範囲において「平面図形型パターン」あるいは「平面図形形状のパターン」という場合は、ストリップ状あるいはライン状(1次元)のパターンとは区別され、円形、楕円形、多角形、リングなどの2次元図形形状のパターンを意味するものとする。
積層誘電体14は、誘電率の電界依存性が大きく(非線形の誘電率の電界依存性を有し)、高周波での損失が小さい材料で構成される。たとえば、SrTiO3、(Ba,Sr)TiO3などのペロブスカイト系酸化物やBZN(Bi、Zn,Nbの複合酸化物) などのパイロクロア系酸化物などが適している。また、積層誘電体14の設置形態としては、多結晶または単結晶の板を超伝導共振器パターン12上に搭載する方法、多結晶または単結晶の薄膜または厚膜を超伝導共振器パターン12上に成長させる方法がある。
超伝導共振器パターン12へ高周波信号を入出力するためのフィーダ13は、金属パッケージ21に設けられた入力コネクタおよび出力コネクタ22にそれぞれ接続されている。一方、バイアス印加用配線16は、金属パッケージ21に設けられたバイアス用コネクタ24にそれぞれ接続されている。バイアス印加用配線16を介して、金属パッケージ外部の直流電源から、バイアス電圧が、デュアルモード発生用導体15と超伝導共振器パターン12の間に印加される。
この誘電体ベース基板11上に、(Ba,Sr)TiO3の薄膜をエピタキシャル成長した。(Ba,Sr)TiO3薄膜上に、YBCOエピタキシャル薄膜からなる直径38mmのデュアルモード発生用導体パターン15とヘアピンライン状のバイアス印加用配線16を形成した。
このようにして作成した超伝導フィルタデバイス10は、バイアス印加なしで3.90GHzに中心周波数を有するが、30Vの電圧印加で4.10GHzと、0.2GHz変化した。
(付記1) 誘電体ベース基板と、
前記誘電体ベース基板上に超伝導材料で形成された2次元回路型の共振器パターンと、
前記共振器パターンの上方に位置し、非線形の誘電率の電界依存特性を有する材料で構成される積層誘電体と、
前記積層誘電体の表面に形成され、所定の帯域幅に対応するカップリングを発生させる導体パターンと、
前記積層誘電体にバイアス電圧を印加する手段と
を備えることを特徴とする超伝導フィルタデバイス。
(付記2) 前記バイアス電圧印加手段は、前記導体パターンと超伝導共振器パターンのそれぞれに接続され、高周波成分を除去するインダクタンス成分を含むバイアス印加用配線を含むことを特徴とする付記1に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記3) 前記バイアス印加用配線は、ヘアピンライン状のパターンを有することを特徴とする付記2に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記4) 前記積層誘電体は、ペロブスカイト型酸化物またはパイロクロア型酸化物であることを特徴とする付記1に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記5) 前記積層誘電体は、前記超伝導共振器パターンが形成された誘電体ベース基板上に搭載される板状の誘電体であることを特徴とする付記1に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記6) 前記積層誘電体は、前記超伝導共振器パターンが形成された誘電体ベース基板上に結晶成長で成膜される誘電体膜であることを特徴とする付記1に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記7) 前記カップリングを生じさせる導体パターンは超伝導体であることを特徴とする付記1に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記8) 前記カップリングを生じさせる導体パターンは円形または楕円形であることを特徴とする付記1に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記9)誘電体ベース基板と、
前記誘電体ベース基板上に超伝導材料で形成された平面図形形状の共振器パターンと、
前記共振器パターン上の所定の箇所に局所的に配置され、誘電率の電界依存特性を有する材料で構成される積層誘電体と、
前記積層誘電体の表面に形成される導体膜と、
前記積層誘電体上の導体膜と、前記共振器パターンとの間にバイアス電圧を印加する手段と
を備えることを特徴とする超伝導フィルタデバイス。
(付記10)前記共振器パターンに信号を供給する入力フィーダと、前記共振器から信号を出力する出力フィーダと、
をさらに有し、前記積層誘電体は、前記共振器パターンの中心に対して、前記入力フィーダおよび出力フィーダと対称となるライン上に位置することを特徴とする付記9に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記11)前記入力フィーダと出力フィーダは、互いに90°の角度を成して配置されることを特徴とする付記10に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記12)前記バイアス印加手段は、
前記誘電体ベース基板上に形成され、前記共振器パターンに接続される第1バイアス印加用配線と、
前記誘電体ベース基板上に形成され、前記積層誘電体上の導体膜に接続される第2バイアス印加用配線と
を含むことを特徴とする付記9に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記13)前記第1及び第2のバイアス印加用配線は、インダクタンス成分を含むように反復パターンで形成されていることを特徴とする付記12に記載の超伝導フィルタイス。
(付記14)前記誘電体ベース基板上の第2バイアス印加用配線は、ワイヤボンディングにより前記積層誘電体上の導体膜に接続されていることを特徴とする付記12に記載の超伝導フィルタデバイス。
(付記15)前記積層誘電体は、前記共振器パターンの外側へ出ないように配置されることを特徴とする付記10に記載の超伝導フィルタデバイス。
11 誘電体ベース基板
12 超伝導共振器パターン
13 フィーダ(信号入出力線)
14、34 積層誘電体
15 デュアルモード発生用導体パターン
16、16a、16b バイアス印加用配線
35 導体膜
40 誘電率可変誘電体
42 ワイヤボンディング
Claims (5)
- 誘電体ベース基板と、
前記誘電体ベース基板上に超伝導材料で形成された平面図形形状の共振器パターンと、
前記共振器パターン上の所定の箇所に局所的に配置され、誘電率の電界依存特性を有する材料で構成される積層誘電体と、
前記積層誘電体の表面に形成される導体膜と、
前記積層誘電体上の導体膜と、前記共振器パターンとの間にバイアス電圧を印加する手段と
を備えることを特徴とする超伝導フィルタデバイス。 - 前記共振器パターンに信号を供給する入力フィーダと、前記共振器から信号を出力する出力フィーダと、
をさらに有し、前記積層誘電体は、前記共振器パターンの中心に対して、前記入力フィーダおよび出力フィーダと対称となるライン上に位置することを特徴とする請求項1に記載の超伝導フィルタデバイス。 - 前記バイアス印加手段は、
前記誘電体ベース基板上に形成され、前記共振器パターンに接続される第1バイアス印加用配線と、
前記誘電体ベース基板上に形成され、前記積層誘電体上の導体膜に接続される第2バイアス印加用配線と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の超伝導フィルタデバイス。 - 前記第1及び第2のバイアス印加用配線は、インダクタンス成分を含むように反復パターンで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の超伝導フィルタデバイス。
- 前記誘電体ベース基板上の第2バイアス印加用配線は、ワイヤボンディングにより前記積層誘電体上の導体膜に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の超伝導フィルタデバイス。
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