JP4714373B2 - 半導体記憶装置の読み出し回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置の読み出し回路に関し、更に詳しく言えば、メモリセルより供給される電流を検知することでメモリセルに書き込まれたデータを読み出すROMの読み出し回路における低消費電力化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体記憶装置の読み出し回路の構成について図面を参照しながら説明する。
【0003】
図3は、複数個のメモリセルが並列に配列されて成るROM(リード・オンリー・メモリ)において、当該メモリセルより供給される電流を検知することで、各メモリセルに記憶されたデータを読み出す方式の半導体記憶装置の回路構成である。
【0004】
即ち、複数個のメモリセル(本実施形態では、4個のNチャネル型MOSトランジスタから成るメモリセルM11,M12,M13,M14を例示してある。)の各ドレイン電極がそれぞれスイッチSW11,SW12,SW13,SW14を介してビット線BL1に接続可能に形成されている。尚、図3では、ビット線BL1のみを便宜的に図示しているが、他のビット線(図示省略)も同様に複数個のメモリセルが配置されている。
【0005】
また、ソース電極側は、常に電源電圧VDDが印加されている。そして、前記各メモリセルM11,M12,M13,M14の各ゲート電極は、それぞれワード線WL1,WL2,WL3,WL4に接続されている。
【0006】
更に、前記ビット線BL1・・等は、それぞれ選択トランジスタM15,M16,M17等の各ソース電極に接続され、当該選択トランジスタM15,M16,M17等の各ドレイン電極を介してデータ読み出し線1に接続されている。
【0007】
2は、データ入力線(IN)を介して前記データ読み出し線1に接続される読み出し回路で、当該読み出し回路2は、ソース電極が電源電圧VDDに接続されたPチャネル型MOSトランジスタM2,Nチャネル型MOSトランジスタM1,ソース電極が接地電圧VSSに接続されたNチャネル型MOSトランジスタM3が直列接続され、前記Nチャネル型MOSトランジスタM1のゲート電極には、基準電圧(VREF)を供給するためPチャネル型MOSトランジスタM4,Nチャネル型MOSトランジスタM5が直列接続された、その交点が接続されている。
【0008】
そして、前記Pチャネル型MOSトランジスタM2とNチャネル型MOSトランジスタM1との交点から各メモリセルからの読み出し結果がデータ出力線3を介して出力(OUT)される。
【0009】
以下、上記読み出し回路2による読み出し動作を説明する。
【0010】
先ず、選択されたメモリセルがビット線BL1と接続されている場合(選択されたメモリセルがM12,M13,M14の場合)、例えばメモリセルM12より読み出し回路2の前記トランジスタM3に電流が供給され、データ入力線(IN)の電位は上昇し、前記トランジスタM1のゲート−ソース間電圧Vgsが小さくなることにより、当該トランジスタM1はオフする。よって、データ出力線3を介して、「1」が出力(OUT)される。
【0011】
また、選択されたメモリセルM11がビット線BL1と接続されていない場合(選択されたメモリセルがM11の場合)、例えばメモリセルM11より読み出し回路2の前記トランジスタM3に電流が供給されない。よって、データ入力線(IN)の電位は変化せず、データ出力線3を介して、「0」が出力(OUT)される。
【0012】
このようなメモリセルより供給される電流を検知する読み出し方式の利点は、高速化が図れ、読み出しスピードがビット線の容量に大きく依存しないため、大容量化が可能になるということである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記読み出し回路2は、プリチャージ期間にも一定の電圧レベルになり、定常的に電流が流れるため、低消費電力化の妨げとなっていた。
【0014】
即ち、上記回路構成において、プリチャージ期間中、前記Pチャネル型MOSトランジスタM2,Pチャネル型MOSトランジスタM4のゲート電極には、当該Pチャネル型MOSトランジスタM2,M4がオンするように接地電圧Vssが印加されており、また、Nチャネル型MOSトランジスタM3のゲート電極には電源電圧VDDが定常的に印加されており、常にオンしているため、読み出し回路2には定常的に電流が流れる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記課題に鑑み本発明の半導体記憶装置の読み出し回路は、複数のメモリセルの各ドレイン電極がそれぞれスイッチを介してビット線に接続可能に形成されており、各ソース電極側は、常に電源電圧が印加されており、前記各メモリセルの各ゲート電極は、それぞれ対応するワード線に接続されており、データ読み出し線を介して前記メモリセルから供給される電流を検知することで前記メモリセルに書き込まれたデータを読み出す半導体記憶装置の読み出し回路において、基準電圧がゲート入力される第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタと直列接続され、そのソース電極が電源電圧に接続された第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタに直列接続され、そのソース電極が接地電圧に接続され、そのゲート電極に前記電源電圧が定常的に印加された第3のトランジスタと、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとの交点に接続されたデータ出力線と、
前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタとの交点に接続されたデータ読み出し線と、そのソース電極が電源電圧に接続され、そのドレイン電極が前記第1のトランジスタのゲート電極に接続された第4のトランジスタと、そのソース電極が接地電圧に接続され、そのドレイン電極とゲート電極が前記第1のトランジスタのゲート電極に接続された第5のトランジスタと、を備え、プリチャージ期間中に、前記第2のトランジスタのゲート電極に当該トランジスタがオフする信号を印加すると共に、前記第4のトランジスタのゲート電極に当該トランジスタがオフする信号を印加することを特徴とする。
【0017】
更に、プリチャージ期間中に、前記第5のトランジスタのゲート電極に当該トランジスタがオフする信号を印加する第6のトランジスタを接続したことを特徴とする。
【0018】
また、そのソース電極が接地電圧に接続され、そのドレイン電極が前記データ出力線に接続された第7のトランジスタを有し、プリチャージ期間中に、当該第7のトランジスタがオンする信号を印加することを特徴とする。
【0019】
更に、そのソース電極が接地電圧に接続され、そのドレイン電極が前記データ読み出し線に接続された第8のトランジスタを有し、プリチャージ期間中に、当該第8のトランジスタがオンする信号を印加することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の半導体記憶装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、従来(図3に示す)構成と同等の構成については重複した説明を避けるために同符号を付して説明を簡略化する。
【0021】
図1は、複数個のメモリセルが並列に配列されて成るROM(リード・オンリー・メモリ)において、当該メモリセルより供給される電流を検知することで、各メモリセルに記憶されたデータを読み出す方式の半導体記憶装置の回路構成である。
【0022】
ここで、本発明の特徴を為す回路構成は、図1に示すようにビット線BL1・・・等に複数個のメモリセルが並列配置されて成るROM構造において、プリチャージ期間において読み出し回路2をオフさせる機構を追加したことである。
【0023】
即ち、複数個のメモリセル(本実施形態では、4個のNチャネル型MOSトランジスタから成るメモリセルM11,M12,M13,M14を例示してある。)の各ドレイン電極がそれぞれスイッチSW11,SW12,SW13,SW14を介してビット線BL1に接続可能に形成されている。尚、図1では、ビット線BL1のみを便宜的に図示しているが、他のビット線(図示省略)も同様に複数個のメモリセルが配置されている。
【0024】
そして、スイッチSW11,SW12,SW13,SW14を介して各メモリセルM11,M12,M13,M14に書き込まれるデータ内容が決定される。即ち、「1」データを書き込みたいメモリセルはスイッチをつなぎ、「0」データを書き込みたいメモリセルはスイッチをつながないようにすることで、各メモリセルへのデータ書き込みが完了する。尚、本工程は、生産段階におけるメタルマスクによるマスク切り替えにて、任意に設定される。即ち、例えば第2層の金属配線と第3層の金属配線とを接続することで可能になる。
【0025】
また、前記メモリセルM11,M12,M13,M14の各ゲート電極は、それぞれワード線WL1,WL2,WL3,WL4に接続されている。
【0026】
更に、前記ビット線BL1・・等は、それぞれ選択トランジスタM15,M16,M17等の各ソース電極に接続され、当該選択トランジスタM15,M16,M17・・・等の各ドレイン電極を介してデータ読み出し線1に接続されている。尚、図示した説明は省略するが、前記選択トランジスタM15,M16,M17・・・の各ゲート電極には、回路内部で作られた信号が入力され、当該信号を受けて、読み出し動作を行いたいビット線が選択される。また、前記データ読み出し線1には読み出し動作を行う前に、当該データ読み出し線1の電位を所定電位(本実施形態では、ロウ“L”レベル)にするためのプリディスチャージトランジスタM8が接続されている。
【0027】
2は、前記データ読み出し線1に接続される電流センス型の読み出し回路で、当該読み出し回路2は、ソース電極が電源電圧VDDに接続されたPチャネル型MOSトランジスタM2,Nチャネル型MOSトランジスタM1,ソース電極が接地電圧VSSに接続されたNチャネル型MOSトランジスタM3が直列接続され、前記Nチャネル型MOSトランジスタM1のゲート電極には、基準電圧(VREF)を供給するためにPチャネル型MOSトランジスタM4,Nチャネル型MOSトランジスタM5が直列接続された、その交点が接続されている。
【0028】
また、前記Pチャネル型MOSトランジスタM2,Pチャネル型MOSトランジスタM4のゲート電極には回路内部で作られたクロック(CLK)信号がインバータ4を介して反転された/CLK信号が供給され、前記Nチャネル型MOSトランジスタM5のゲート電極には前記/CLK信号がゲート電極に入力されるNチャネル型MOSトランジスタM6のドレイン電極が接続されている。更に、前記/CLK信号がゲート電極に入力されるNチャネル型MOSトランジスタM7のドレイン電極がデータ出力線3に接続されている。更にまた、前記プリディスチャージトランジスタM8のゲート電極にも前記/CLK信号が入力されるように構成されている。
【0029】
そして、前記Pチャネル型MOSトランジスタM2とNチャネル型MOSトランジスタM1との交点から各メモリセルからの読み出し結果が、前記データ出力線3を介して出力(OUT)される。
【0030】
以上のように構成される半導体記憶装置では、図2に示すようにプリチャージ期間(/CLK信号がハイ“H”レベルであるため)に前記Pチャネル型MOSトランジスタM2,M4が共にオフし、前記Nチャネル型MOSトランジスタM6,M7が共にオンすることで、読み出し回路2をオフさせることができる。また、このとき、“H”レベルの/CLK信号がゲート入力される前記プリディスチャージトランジスタM8がオンしてプリチャージ電圧が接地電圧VSSとなるように構成されていることで、電流は流れない。
【0031】
従って、本発明の半導体記憶装置は、プリチャージ期間中に電流を流さない回路構成を実現したことで、従来の回路構成に比して低消費電力化が図れる。
【0032】
最後に、読み出し時には、図2に示すように“L”レベルの/CLK信号に基づき、前記Pチャネル型MOSトランジスタM2,M4が共にオンし、前記Nチャネル型MOSトランジスタM6,M7が共にオフすることで、読み出し回路2による通常の読み出し動作が行われる。即ち、例えばアドレスデータ(ADDR)で指定されたA0番地のデータ(A0data)がデータ出力線3より出力される。以下、同様である。
【0033】
尚、本実施形態では、複数個のNチャネル型MOSトランジスタを並列配置することでROMを構成しているが、複数個のPチャネル型MOSトランジスタを並列配置するものであっても良く、この場合には、ビット線にソース電極を介して複数個のメモリセルが並列接続され、当該複数個のメモリセルの各ドレイン電極に電源電圧VDDを印加して各メモリセルより供給される電流を検知することでメモリセルに書き込まれたデータを読み出す読み出し回路を備えることになる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、プリチャージ期間において電流を流さない回路構成を実現したことで、従来の回路構成に比して低消費電力化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の半導体記憶装置を説明するための回路図である。
【図2】本発明のデータ読み出し動作を説明するためのタイミング図である。
【図3】従来の半導体記憶装置を説明するための回路図である。
【符号の説明】
M1 Nチャネル型MOSトランジスタ(第1のトランジスタ)
M2 Pチャネル型MOSトランジスタ(第2のトランジスタ)
M3 Nチャネル型MOSトランジスタ(第3のトランジスタ)
M4 Pチャネル型MOSトランジスタ(第4のトランジスタ)
M5 Nチャネル型MOSトランジスタ(第5のトランジスタ)
M6 Nチャネル型MOSトランジスタ(第6のトランジスタ)
M7 Nチャネル型MOSトランジスタ(第7のトランジスタ)
M8 プリディスチャージトランジスタ(第8のトランジスタ)
M11 メモリセル
M12 メモリセル
M13 メモリセル
M14 メモリセル
BL1 ビット線
1 データ読み出し線
2 読み出し回路
3 データ出力線
Claims (4)
- 複数のメモリセルの各ドレイン電極がそれぞれスイッチを介してビット線に接続可能に形成されており、各ソース電極側は、常に電源電圧が印加されており、前記各メモリセルの各ゲート電極は、それぞれ対応するワード線に接続されており、データ読み出し線を介して前記メモリセルから供給される電流を検知することで前記メモリセルに書き込まれたデータを読み出す半導体記憶装置の読み出し回路において、
基準電圧がゲート入力される第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと直列接続され、そのソース電極が電源電圧に接続された第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタに直列接続され、そのソース電極が接地電圧に接続され、そのゲート電極に前記電源電圧が定常的に印加された第3のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとの交点に接続されたデータ出力線と、
前記第1のトランジスタと前記第3のトランジスタとの交点に接続されたデータ読み出し線と、
そのソース電極が電源電圧に接続され、そのドレイン電極が前記第1のトランジスタのゲート電極に接続された第4のトランジスタと、
そのソース電極が接地電圧に接続され、そのドレイン電極とゲート電極が前記第1のトランジスタのゲート電極に接続された第5のトランジスタと、を備え、
プリチャージ期間中に、前記第2のトランジスタのゲート電極に当該トランジスタがオフする信号を印加すると共に、前記第4のトランジスタのゲート電極に当該トランジスタがオフする信号を印加することを特徴とする半導体記憶装置の読み出し回路。 - プリチャージ期間中に、前記第5のトランジスタのゲート電極に当該トランジスタがオフする信号を印加する第6のトランジスタを接続したことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
- そのソース電極が接地電圧に接続され、そのドレイン電極が前記データ出力線に接続された第7のトランジスタを有し、プリチャージ期間中に、当該第7のトランジスタがオンする信号を印加することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
- そのソース電極が接地電圧に接続され、そのドレイン電極が前記データ読み出し線に接続された第8のトランジスタを有し、プリチャージ期間中に、当該第8のトランジスタがオンする信号を印加することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
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| JP2001187658A JP4714373B2 (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | 半導体記憶装置の読み出し回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2001187658A JP4714373B2 (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | 半導体記憶装置の読み出し回路 |
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Family Cites Families (2)
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|---|---|---|---|---|
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2001
- 2001-06-21 JP JP2001187658A patent/JP4714373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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