JP4723294B2 - クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板 - Google Patents
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Description
従来、鉄系、アルミニウム系、銅系等金属の切削屑、研削屑等の大小切粉が混在する混濁クーラントを、ヒンジベルトが設けられた混濁クーラント処理槽に投入し、この混濁クーラントに含まれている大小切粉を切粉搬出コンベヤ装置で搬送して混濁クーラント処理槽から搬出する切粉搬出コンベヤ装置が知られている(例えば、特許文献1)。
なお、図10、図11における符号14は、仕切板であり、符号14aは、仕切板の終端部であり、符号17は、スクリューコンベヤであり、符号18は、排出部である。
そこで、図12、図13に示すようなクーラント・切粉分離装置31が考えられていた。従来のクーラント・切粉分離装置31は、スクリューコンベヤのコンベヤトラフ32に穴33を穿設すると共に、排出部近傍のトラフ32を持ち上げ、排出部34にクーラント誘導板35を設けたものである。
クーラントと切粉とが混在する混合物は、穴33でクーラントが充分排出されないため、排出部34から排出されると、クーラントがクーラント誘導板35を伝わり、切粉と共に切粉受容箱36に排出される。
切粉受容箱36内に溜まったクーラントは、切粉と共に廃棄され回収されないので、クーラント回収箱内のクーラント量が減少し、クーラントの補給、補給に伴う手間が必要になるという問題があり、また、切粉受容箱36の運搬時や切粉受容箱36の一時保管場所でクーラントが床や地面等にこぼれる可能性が大きく環境に悪いという問題があった。
さらに、排出部34近傍のコンベヤトラフ32を高さ方向に持ち上げる構造とするため、上方に余分なスペースが必要になるという問題があった。
また、垂直面部が下端部に向けて徐々に幅が縮小する形状に形成されているため、垂直面部及び傾斜面部に沿って伝わり流れるクーラントを集約させることができ、回収部分のスペースを小さくすることができる。
以下詳述するように、切粉分離搬出コンベヤ装置1は、概略混濁クーラント処理槽2内部に設けられて循環走行する無端状のヒンジベルト3と、ヒンジベルト3の搬出側ベルト3a下面に対峙して、戻り側ベルト3b上方に設けられた仕切板14と、仕切板終端部14aに設けられたスクリューコンベヤ17で構成されている。
そして、スクリューコンベヤ17の排出部18の下部には、クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板19が設けられている。
なお、スクリューコンベヤ17に代えてスパイラルコンベヤを用いても構わない。
無端状ヒンジベルト3は、上側を走行する搬出側ベルト3aが水平方向に走行した後、斜め上向き方向に走行し、戻り側ベルト3bが水平底板2a、傾斜底板2bと略々平行に走行する。
なお、各図における符号Cは、ヒンジベルト3の進行方向である。
サイドチェーン5は、リンクプレート7とローラ8とからなり、このローラ8は、ベルトピン6に嵌入されている。
また、ヒンジプレート4それぞれの両側端には、ヒンジベルト3上面に捕捉された大小切粉K1,K2がこぼれ落ちるのを防止するためのサイドウイング9が取着板9aにより取り付けられている。
この外クリート10は、戻り側ベルト3bが走行するとき、処理槽2の槽底2a,2b、特に水平底板2a上に沈降、堆積した切粉K2が、ある程度嵩高になったとき、掻き取り搬送するためのものであり、搬出側ベルト3aが排出口16側に向かって斜め上方に走行するとき、搬出側ベルト3a上の切粉を支えるためのものである。
すなわち、この仕切板14は、該搬出側ベルト3aの下部に、該搬出側ベルト3aに対峙して長手方向に亘って設けられている。
仕切板14は、図4に示すように、中央部の幅方向に亘って形成された平面板14bと、該平面板14bの両外端側で傾斜して立ち上げられた傾斜板14cとで凹溝状に形成され、傾斜板14cの先端水平部は搬出側ベルト3aのガイドレールも兼ねている。
なお、図4における符号2eは、戻り側レールであり、符号2fは、押さえレールである。
このスクリューコンベヤ17は、仕切板14の仕切板終端部14aから落ち込んだ混合物を受け取り、排出部18から処理槽2の側方外部に排出する。
このクーラント誘導板19はクーラントを伝わせる垂直面部20と、垂直面部20の下端に屈曲して延設された傾斜面部21とを備えている。
垂直面部20と傾斜面部21と同一の幅に形成されていると共に、傾斜面部21が垂直面に対して、すなわち、傾斜面部21が垂直面部20の下方延長線上にある垂直面に対して、鋭角θ1をなして切粉が自重落下する方向から徐々に離間する方向に傾斜している(図6参照)。
ヒンジベルト3の戻り側ベルト3b上面で捕捉されないで、水平底板2a上に沈降、堆積した小さい切粉K2は、戻り側ベルト3bの外クリート10でコンベヤテール部側Tに向かって水平底板2aに沿って摺動移送され、コンベヤテール部側Tでの戻り側ベルト3bの反転走行により外クリート10で掻き上げられて、上側を走行するようになった搬出側ベルト3a上面に乗り移って、前記の大きい切粉K1と一緒に搬送される。
この搬送中に液切りして混濁クーラント処理槽2の上方における搬出部側Hで排出口16から外部に自然落下して排出され、切粉受容箱22に受容される。
また、クーラント流出口2dから流出したクーラントは、受容槽23に回収される。
この場合、クーラントがある程度の粘性を有するため、排出部18からこぼれ出るように切粉K2と共に流れ出たクーラントは、垂直面部20及び傾斜面部21の表面を伝わって流れ、傾斜面部21の先端からクーラント回収箱(図示略)に滴下する。
一方、排出部18から出た切粉K2は、そのまま、あるいは、傾斜面部21上方の屈曲箇所でクーラントと分離して切粉受容箱22に自重落下する。
前述した参考例と同様に、クーラント誘導板24は、切粉分離搬出コンベヤ装置1の仕切板終端部14aに設けられたスクリューコンベヤ17の排出部18の下部に設けられている。
垂直面部25は、下端部25aに向けて徐々に幅が所定の傾斜角度θ2で縮小する形状に形成され、傾斜面部26は、垂直面部の下端部25aと同じ幅に形成されている。
傾斜面部26は、前述した参考例と同様に、垂直面に対して鋭角をなして切粉が自重落下する方向から徐々に離間する方向に傾斜している。
前述した参考例と同じように、仕切板14上沿って摺動移送されたクーラントと切粉が混在する混合物は、仕切板終端部14bでスクリューコンベヤ17の中に落ち込み、スクリューコンベヤ17により排出部18から混濁クーラント処理槽2の側方に排出され自重落下する。
この場合、排出部18から切粉K2と共に流れ出たクーラントは、垂直面部25及び傾斜面部26の表面を伝わって流れ、傾斜面部26からクーラント回収箱に滴下する。
また、垂直面部25は下端部25aに向けて徐々に幅が所定の傾斜角度θ2で縮小する形状に形成され、傾斜面部26は垂直面部の下端部25aと同じ幅に形成されていることにより、垂直面部25及び傾斜面部26表面を伝わり流れるクーラントが集約されて傾斜面部26から滴下する。
このため、回収部分のスペースを小さくすることが可能となる。
一方、排出部18から出た切粉K2は、そのまま、あるいは、傾斜面部21上方の屈曲箇所でクーラントと分離して切粉受容箱に自重落下する。
前述した参考例、実施例1と同様に、クーラント誘導板27は、切粉分離搬出コンベヤ装置1の仕切板終端部14aに設けられたスクリューコンベヤ17の排出部18の下部に設けられている。
以下、詳述するが、このクーラント誘導板27は、前述した実施例1のクーラント誘導板24において、垂直面部に溝28aを形成したものに相当する。
そして、前述した垂直面部28は、下端部28aに向けて徐々に幅が縮小する形状に形成され、傾斜面部29は、垂直面部28の下端部28aと同じ幅に形成されている。
傾斜面部29は、前述した参考例、実施例1と同様に、垂直面に対して鋭角をなして切粉が自重落下する方向から徐々に離間する方向に傾斜している。
前述した垂直面部28の表面には、図9示すように、中央に向かって下方に傾斜する溝28bが、垂直面部中央の両側に、それぞれ複数形成されている。
溝28bの深さは、切粉が溜まらない程度の若干の深さに設定される。
前述した参考例、実施例1と同じように、仕切板14上沿って摺動移送されたクーラントと切粉が混在する混合物は、仕切板終端部14bでスクリューコンベヤ17の中に落ち込み、スクリューコンベヤ17により排出部18から混濁クーラント処理槽2の側方に排出されて自重落下する。
この場合、排出部18から切粉K2と共に流れ出たクーラントは、垂直面部28及び傾斜面部29の表面を伝わって流れ、傾斜面部29からクーラント回収箱に滴下するが、垂直面部28に溝28bが形成されていることにより、クーラントは、流れ下ちるスピードが小さくなり、その向きが中央に向けられるため、垂直面部28の中央から傾斜面部29に向かって、殆ど切粉を含まずに集約して伝わり流下し、傾斜面部29の先端から滴下する。
このため、回収部分のスペースを小さくすることが可能となり、クーラントの回収能力を大きくすることが可能となる。
一方、排出部18から出た切粉K2は、そのまま、あるいは、傾斜面部21上方の屈曲箇所でクーラントと分離して切粉受容箱に自重落下する。
切粉分離搬出コンベヤ装置の仕切板としては、実施例として説明したような底面を有する凹溝状のものに限らず、全体的に平板面状となっている仕切板を用いても構わない。
また、クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板が用いられる切粉分離搬出コンベヤ装置は、実施例で示したものに限らず、コンベヤケースが水平に設置された水平方向に走行する切粉分離搬出コンベヤ装置に用いられるものとしても構わない。
2 ・・・混濁クーラント処理槽
2a ・・・水平底板
2b ・・・傾斜底板
2c ・・・テールカバー
2d ・・・クーラント流出口
2e ・・・戻り側レール
2f ・・・押さえレール
3 ・・・ヒンジベルト
3a ・・・搬出側ベルト
3b ・・・戻り側ベルト
4 ・・・ヒンジプレート
4a ・・・ヒンジパイプ
5 ・・・サイドチェーン
6 ・・・ベルトピン
7 ・・・リンクプレート
8 ・・・ローラ
9 ・・・サイドウイング
9a ・・・取着板
10 ・・・外クリート
11 ・・・内クリート
12 ・・・駆動側スプロケット
13 ・・・テールディスク
14 ・・・仕切板
14a ・・・仕切板終端部
14b ・・・平面板
14c ・・・傾斜板
15 ・・・円筒部材
16 ・・・排出口
17 ・・・スクリューコンベヤ
18 ・・・排出部
19 ・・・クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板
20 ・・・垂直面部
21 ・・・傾斜面部
22 ・・・切粉受容箱
23 ・・・受容槽
24 ・・・クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板
25 ・・・垂直面部
25a ・・・下端部
26 ・・・傾斜面部
27 クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板
28 ・・・垂直面部
28a ・・・下端部
28b ・・・溝
29 ・・・傾斜面部
MX ・・・混濁クーラント
K1 ・・・大きい切粉
K2 ・・・小さい切粉
H ・・・搬出部側
T ・・・コンベヤテール部側
C ・・・ヒンジベルトの進行方向
Claims (2)
- クーラントと切粉とが混在する混合物を搬送するスクリューコンベヤ又はスパイラルコンベヤの排出部の下部に設けられるクーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板であって、
前記クーラント誘導板がクーラントを伝わせる垂直面部と該垂直面部の下端に屈曲して延設された傾斜面部とを備え、前記垂直面部が下端部に向けて徐々に幅が縮小する形状に形成されていると共に、前記傾斜面部が前記垂直面部の下端部と同じ幅に形成され、前記傾斜面部が垂直面に対して鋭角に切粉落下方向と離間する方向に傾斜していることを特徴とするクーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板。 - 前記垂直面部の表面には、垂直面部中央の両側に、中央に向かって下方に傾斜する溝がそれぞれ複数形成されていることを特徴とする請求項1記載のクーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005188575A JP4723294B2 (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005188575A JP4723294B2 (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007007744A JP2007007744A (ja) | 2007-01-18 |
| JP4723294B2 true JP4723294B2 (ja) | 2011-07-13 |
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Family Applications (1)
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| JP2005188575A Expired - Lifetime JP4723294B2 (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | クーラント・切粉分離機能を有するクーラント誘導板 |
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2005
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