JP4728044B2 - 建造物 - Google Patents
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Description
回転建造物61は、本体建造部63に設けられた突出部分65を軸として、回転建造部64を回転可能に支持したものであって、回転建造部64の下面には複数のレール66、66・・が設置されている。一方、本体建造部63には、複数の車輪67、67・・が設置されており、該車輪67、67・・に回転建造部64のレール66、66・・を載置した状態となっている。
また、該回転建造物61の高層化を図り、高層マンション等に適用したとしても、回転しない本体建造部64の上方から回転建造部64を被せるといった構成となっているため、最上階及びその下数階を同期した状態でしか回転させることができない。したがって、最上階においてのみしか回転を体験することができないため、趣向性に乏しく、中途階であっても回転を体験することが可能な回転建造物の実現が望まれている。
請求項2に記載された発明は、上方へと突出する突出部分を備えた固定建造部と、前記突出部分に嵌装された状態で前記固定建造部上に載置され、鉛直方向に沿った回転軸を中心として回転可能な回転建造部と、該回転建造部を回転させるために前記固定建造部と回転建造部との間に設置される駆動手段とを少なくとも一組備えてなる回転建造物と、前記固定建造部と連結された共用部とを有し、一の前記共用部に対して、前記固定建造部と前記回転建造部とを交互に積層してなる二の前記回転建造物を備えるとともに、前記回転建造物同士において、前記固定建造部と前記回転建造部との位置を互い違いとしたことを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2の発明において、固定建造部と回転建造部との間に、下方へと立設されたガード板、及び該ガード板の下端を差し込み可能で、液体によって前記ガード板との隙間を塞いだ溝を設けるとともに、U字部にて前記固定建造部と前記回転建造部との間の隙間を塞ぐU字状部材を設けたことを特徴とする。
また、配管設備等が必要なキッチンやトイレ、バスといった機能を固定建造部に設けることができるため、従来の建造物と比較して、突出部分の広さを小スペース化することができ、ひいては、建造物全体の大きさのコンパクト化を図ることができる。したがって、実現性・実用性を向上させることができる上、回転の際に必要となるコストを従来よりも低く抑えることができる。
さらに、請求項1の発明によれば、回転建造物において、固定建造部と回転建造部とを交互に積層するとともに、回転建造物を支持するために固定建造部同士を連結する支持体を設けている。したがって、回転建造部と共用部との間にたとえ2〜3m程度の隙間が設けられていたとしても、非常時等には、回転建造部から固定建造部と共用部との連結部分の上面を通って共用部へと避難可能となっており、防災性にも富む上、回転建造物を高層化したとしても十分な耐性を備えさせることができる。
さらにまた、請求項2の発明によれば、一の共用部に対して、固定建造部と回転建造部とを交互に積層してなる二の回転建造物を備えるとともに、回転建造物同士における固定建造部と回転建造部との位置関係を互い違いとしている。したがって、たとえば共用部と連通する側の回転建造物の利用者が、そのフロアをより広く利用できるとともに、プライバシーの確保・防犯性の向上といった効果を期待することができる、といった合理的な建造物を提供することができる。
加えて、請求項3の発明によれば、固定建造部と回転建造部との間に、下方へと立設されたガード板、及び該ガード板の下端を差し込み可能で、液体によってガード板との隙間を塞いだ溝を設けるとともに、U字部にて固定建造部と回転建造部との間の隙間を塞ぐU字状部材を設けているため、固定建造部と回転建造部との間からの外気の侵入(隙間風等)を確実に防止することができる。したがって、暖房効率が非常に良い。
ユニット3aは、上述の如く固定建造部4aの上方に回転建造部5aが設置された2階建て構造となっている。固定建造部4aは、軸30を中心として略円周状に立設された外壁14内に居住空間15を形成したものであって、該居住空間15には、共用部6(フロア)に通じる玄関13に加え、キッチン、バス、トイレ等といった配管・配管設備(水道やガス)を必要とする機能が設けられている。尚、各配管は、玄関13脇等から、共用部6に設けられた配管室33内へと導かれており、該配管室33を通して供給源(図示しない)に連結される。尚、11、12は、それぞれ固定建造部4aの天井、床である。
床24下面には、軸30を中心とした同心円状に外側レール45及び内側レール46が、床24下面から垂れ下がった状態で設置されている。該外側レール45及び内側レール46は、鉄道等に利用される断面I字状のレールであって、図4に示す如く、それぞれH鋼47を介して床24下面に固着されている。尚、外側レール45とH鋼47とのジョイント部分には、多数の縦長な歯を等間隔で連続的に外向きに突設した金属製のラック48が固着されており、後述するように各ギアードモータ43のピニオン49と噛合した状態となっている。
ユニット3bは、上述の如く固定建造部4bの下方に回転建造部5bを設置した2階建て構造である。該ユニット3bにおける固定建造部4b及び回転建造部5bの構成は、ユニット3aの固定建造部4a及び回転建造部5aと略同様であって、固定建造部4bは玄関13等を通じて共用部6に連通した状態(連結状態)で設けられている。また、回転建造部5bは、共用部6との間に所定間隔の隙間を有した状態で設置されており、共用部6に拘束されることなく回転可能となっている。
そして、制御装置(図示しない)による制御のもと、軸30を中心として、回転建造部5bを固定建造部4bの下方で任意の方向へと回転させることができる。
尚、駆動機構41の構成(回転等に係る構成)や、溝やガード板等による外気の侵入を防ぐ構成等は、ユニット3aの構成と同様である。
共用部6’の略中央には吹き抜け57が設けられており、建造物2c、2d側と建造物2e、2f側とを分けた状態となっている。尚、各回転建造物のユニット等の構成は、対応する上記実施の形態のユニット等の構成と同様であり、回転建造部が任意に回転可能となっている。
また、吹き抜け57に床板を設置すれば、たとえば回転建造物2cと回転建造物2fとを行き来可能な構成とすることができ、各回転建造物間の移動をスムーズに行えるようになることから、建造物1’を展示会場やイベント会場等として好適に利用することができる。すなわち、汎用性の高い建造物1’とすることができる。
さらに、内壁(突出部分)の内部に、トイレや洗面所等の配管設備等を必要とする構成を備えることは当然可能である。したがって、たとえば上記実施の形態の回転建造物2aにおいて、偶数階の内壁内にトイレ等を設置しても何ら問題はない。
ここで、支持機構55について説明する。支持機構55は、回転建造部5の上面と固定建造部4の下面との間に設置されるものであって、垂直軸を軸として回転可能な支持車輪56を備えた支持車輪装置と、該支持車輪56に係合可能で、回転建造部の軸を中心として周設された支持レール57とからなる。支持車輪装置は、上記実施の形態における内側車輪等と同様、回転建造部5の回転軸を中心とした同心円周上に複数設置されている。一方、支持レール56は、回転建造部5の上面と固定建造部4の下面との間で、内壁16から円板状に突設されたコンクリート壁19に周設される。
Claims (3)
- 上方へと突出する突出部分を備えた固定建造部と、前記突出部分に嵌装された状態で前記固定建造部上に載置され、鉛直方向に沿った回転軸を中心として回転可能な回転建造部と、該回転建造部を回転させるために前記固定建造部と回転建造部との間に設置される駆動手段とを少なくとも一組備えてなる回転建造物と、前記固定建造部と連結された共用部とを有し、
前記回転建造物において、前記固定建造部と前記回転建造部とを交互に積層するとともに、前記回転建造物を支持するために前記固定建造部同士を連結する支持体を設けたことを特徴とする建造物。 - 上方へと突出する突出部分を備えた固定建造部と、前記突出部分に嵌装された状態で前記固定建造部上に載置され、鉛直方向に沿った回転軸を中心として回転可能な回転建造部と、該回転建造部を回転させるために前記固定建造部と回転建造部との間に設置される駆動手段とを少なくとも一組備えてなる回転建造物と、前記固定建造部と連結された共用部とを有し、
一の前記共用部に対して、前記固定建造部と前記回転建造部とを交互に積層してなる二の前記回転建造物を備えるとともに、前記回転建造物同士において、前記固定建造部と前記回転建造部との位置を互い違いとしたことを特徴とする建造物。 - 固定建造部と回転建造部との間に、下方へと立設されたガード板、及び該ガード板の下端を差し込み可能で、液体によって前記ガード板との隙間を塞いだ溝を設けるとともに、U字部にて前記固定建造部と前記回転建造部との間の隙間を塞ぐU字状部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の建造物。
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