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JP4728779B2 - 検出回路 - Google Patents
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Description

本発明は、半導体集積回路チップ(LSIチップ)をパッケージ等の基板上に実装後、その接続状態を確認する方法に関する。
従来、LSIチップ(以下、適宜、単に「チップ」とも言う)側の電極パッドとパッケージ側のリード端子とが電気的に接続されているか否かの検出は、LSIチップのコーナー部にダミーパッドをおいて、それらを電気的に接続し、パッケージ封止後、それらパッドが接続されている端子に対するオープン/ショートテストを実施することにより、パッケージ段階にて電極パッドとリード端子との接続状態を判断し、問題が生じているか否かを判断していた。また、チップの設計段階でJTAGテスト回路を挿入し、製品実装後、JTAG回路を利用したDCテストのオープン/ショートにより、電極パッドとリード端子との接続状態を検出していた。
また、入力側に、GND(接地電圧レベル)とショートしていれば“H”(電源電圧レベル)を検出信号として出力するパッドを設け、パッドからの検出信号と外部から入力された制御信号とをOR(論理和)ゲートに入力し、ORゲートの出力を外部に出力する半導体集積回路がある(例えば、特許文献1参照)。この半導体集積回路は、これらのしくみを内蔵したチップを複数個基板に搭載し、夫々の入力と出力を順次接続することで、GNDとの短絡や基板とチップとの接続状態を確認するものである。
特開平8−285924号公報
上述した従来技術は、何れも、LSIチップの実装直後のチップと基板(リード端子)との接続状態を確認するものであり、電子機器等の製品として組み立てが完了した後には、確認ができないという問題があった。
尚、近年、携帯機器等の薄型化が進み、高密度実装のため、例えば、チップ上の電極パッドとパッケージのリード端子とが電気的に接続されることによってチップが支持される半導体装置において、LSIチップを実装する基板であるフィルム(TCPやCOP等)もさらなる薄型化が進んでいる。薄型化によりフィルムがたわみやすくなることから、LSIチップの電極パッドがフィルム上のリード端子からはがれる危険性が増大している。また、例えば、フィルム上に液晶ドライバLSIや液晶コントローラLSI等のLSIをモジュール化して複数個搭載する場合には、実装方法が異なる場合がある。このため、テスタ等で1つのLSIの搭載状態(接続状態)を確認する場合に比べ、LSIを複数個搭載している場合は、LSIの実装後のチェック及び不良LSIの特定が困難である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、チップを基板に実装した状態でソフトウェア的に、半導体集積回路チップとそれと接する基板側との接続状態を検出することができる半導体装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る検出回路は、半導体集積回路チップ上の電極パッドとパッケージのリード端子とが電気的に接続されることによって前記チップが支持される半導体装置において、前記チップがパッケージから剥離するのを検出する検出回路であって、入力レベルを所定の第1レベルに固定可能な入力バッファを少なくとも有する第1バッファと、出力レベルを前記第1レベルと異なる第2レベルにして出力可能な出力バッファを少なくとも有する第2バッファと、前記第1バッファの入力端子と接続する第1電極パッドと、前記第2バッファの出力端子と接続する第2電極パッドと、を備え、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとが、前記リード端子を介してチップ外で接続した状態において、検査トリガ信号入力時に、前記第2バッファが前記第2レベルを出力し、前記第1バッファが前記第2レベルの入力を検出したときに正常であると判定し、前記第1バッファが前記第1レベルの入力を検出したときに異常であると判定するように構成され、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドの対が、前記チップの4隅に夫々配置されていることを第1の特徴とする。
上記特徴の検出回路は、前記第1電極パッド前記第2電極パッドとが、前記チップの周辺部に設置されていることを第2の特徴とする。
上記何れかの特徴の検出回路は、前記第1バッファは、入力端子にプルアップ若しくはプルダウン機構を備えた双方向バッファであることを第3の特徴とする。
上記何れかの特徴の検出回路は、前記第2バッファは、入力制御機能付の双方向バッファであることを第4の特徴とする。
上記何れかの特徴の検出回路は、チップ内部に検証結果データを格納可能なステータスレジスタを備え、前記ステータスレジスタの検証結果データを外部から読み出し可能に構成されていることを第5の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体装置は、上記何れかの特徴の検出回路を備え、前記第1電極パッド前記第2電極パッドとが前記チップ外でパッケージの前記リード端子を介して接続されていることを特徴とする。
尚、本発明において、パッケージは、少なくとも1つのLSIチップを支持して当該チップと電気信号のやり取りをするものを指し、プリント基板等も含まれる。
本発明によれば、入力レベルを所定の第1レベルに固定可能な入力バッファを少なくとも有する第1バッファと、出力レベルを前記第1レベルと異なる第2レベルにして出力可能な出力バッファを少なくとも有する第2バッファとを備える構成であるため、JTAG回路等の特別な回路を用いなくとも、標準的なバッファを用いて電極バッドとリード端子間の導通状態が検出でき、チップとパッケージの接続状態を検出可能となり、余計なコストを必要としない。更に、通常状態において、動作を全く行わないように構成すれば、テスト実施時に、1クロックサイクルしか動作しないため、消費電力に影響しない。また、通常の入力バッファ、出力バッファ、若しくは、I/Oバッファとしてライブラリに登録されているものをそのまま流用できることから、新たに特別なテスト用バッファを作成する必要がなく、簡単な構成で検出回路を実現できる。
更に、チップとパッケージとの接続状態の検出には、第1バッファと第2バッファの2つのバッファでチップ上の1箇所に第1電極パッドまたは第2電極バッド対する検出回路を実現し、これらを4つ使用してチップの角の4ヶ所に設置すれば、チップの4隅に対するチップとパッケージとの接続状態の検出が可能となる。通常、チップを接着する場合、中央付近がたわみ、チップの4隅がオープンとなる状況が多くあることから、チップの4隅での電極パッドとリード端子間の導通状態を検出することで、最低限の回路構成でチップとパッケージとの接続不良の検出を行うことが可能となる。
また、検出回路をロジック回路で実現し、その結果を保持するステータスレジスタを備える構成の場合には、製品完成後、ホスト側からその問題の発生の有無をソフトウェア的に検出可能となる。これによって、電子機器の組み立て完了後にも、実装状態を簡易に確認することが可能となる。更に、ソフトウェアにて定期的にこの検査をすることによって、通常動作においてチップの接続状態を検査し、問題が発生した場合には、システムを停止する等、チップ剥離に伴う導通不良によるシステム上の他の回路に対する影響を回避するための対策をとることができ、製品の破壊を防ぐことが可能になる。
以下、本発明に係る検出回路(以下、適宜「本発明回路」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明回路及び本発明回路を搭載する半導体装置の構成について、図1及び図2を基に説明する。本発明回路1を搭載する半導体装置は、チップ上の電極パッドに形成されたバンプとフィルム(パッケージ側の基板に相当)上に形成されたインナーリード(リード端子)とを熱圧着することにより、チップとフィルムとを接続する構成となっている。ここで、図1は、本発明回路1を備えた半導体装置を示している。本実施形態では、図1に示すように、双方向I/Oバッファからなる第1バッファ2と第2バッファ3の双方向バッファの対を4組使用し、第1バッファ2に接続される第1電極パッド4と第2バッファ3に接続される第2電極パッド5の対が夫々チップの4隅に配置されている場合を想定して説明する。チップを実装する基板上には、第1バッファ2に接続される第1電極パッド4と第2バッファ3に接続される第2電極パッド5とをチップの外で接続するためのリード端子6が、チップの4隅に夫々配置されている。
図2は、本発明回路1の構成を示しており、第1バッファ2は、入力レベルを所定の第1レベル、ここでは“L”(低電圧レベル、例えば、接地電圧レベル)に固定可能なプルダウン機能付の入力バッファを備えて構成されている。第2バッファ3は、出力レベルを第1レベルと異なる第2レベル、ここでは“H”(高電圧レベル、例えば、電源電圧レベル)にして出力可能に構成されている。尚、第1レベル及び第2レベルは、電源電圧レベルや接地電圧レベルに限定されるものではなく、各バッファの入力電圧と出力電圧の“H”または“L”として判定できる電圧レベルであれば良い。
続いて、本発明回路1の動作について図3を基に説明する。尚、本実施形態の本発明回路1は、テスタによる接続チェックではなく、ソフトウェアレベルでの確認を行うものである。
先ず、通常状態での本発明回路1の動作について説明する。通常状態では、プルダウン機能付の第1バッファ2は出力モード、入力制限機能付の第2バッファ3は入力モードに設定されている。
より詳細には、第1バッファ2は、通常状態では、出力制御信号OEN2が“L”(接地電圧レベル)に設定されており、第1バッファ2の出力バッファがアクティブとなっている。このとき、本実施形態では、チップ内部から出力バッファを介して第1電極パッド4へ出力される出力信号O_Data2は“L”が設定されている。更に、入力信号I_Data2は、出力信号O_Data2の出力が入力バッファを介して入力されるため、“L”となる。また、プルダウン制御信号PDEN2は”H”(電源電圧レベル)となっている。従って、通常状態では、第1バッファ2は第1電極パッド4から出力信号“L”を出力し、その出力信号“L”が第2バッファ3に入力されている。
第2バッファ3は、通常状態では、出力制御信号OEN1が“H”に設定されており、出力信号O_Data1は“H”に設定されているが、第2バッファ3の出力バッファからは出力されない。入力制御信号PCTLA1は“H”に設定されており、入力バッファはアクティブとなっている。上述したように、第1バッファ2からの出力信号“L”が、第2電極パッド5に入力されているので、第2電極パッド5からチップ内部へ入力バッファを介して入力される入力信号I_Data1は、PCTLA1がアクティブであることを受けて“L”となる。
尚、本実施形態では、通常状態では第1バッファ2及び第2バッファ3を使用しないことから、第1バッファ2の出力をフローティング状態にし、第2バッファ3の入力を固定するように構成しても構わない。
次に、検査トリガ信号入力時の動作について説明する。検査トリガ信号入力時には、プルダウン機能付の第1バッファ2は入力モード、入力制限機能付の第2バッファ3は出力モードに設定される。本発明回路1は、チップの接続状態の確認のためのトリガ信号を受信した後、テストモードに移行してチップの接続状態の検出を行う。トリガ信号が入力されると、第2バッファ3は出力モード、第1バッファ2は入力モードに切り替わる。
詳細には、第2バッファ3は、トリガ信号が入力されると、出力制御信号OEN1を“L”に設定して、出力バッファをアクティブにし、出力信号O_Data1を“H”に設定する。これによって、第2バッファ3の第2電極パッド5から第1バッファ2に対して“H”が出力される。尚、本実施形態では、このとき、入力制御信号PCTLA1が”H”に設定されており、入力信号I_Data1には“H”が入力される。
第1バッファ2は、トリガ信号が入力されると、出力制御信号OEN2を”H”に設定して出力バッファの出力を遮断する。このとき、本実施形態では、出力信号O_Data2は”L”に設定されている。更に、プルダウン機能制御信号PDEN2を”L”に設定して、プルダウン機能を有効にする。
このとき、上述したように、第2バッファ3からは出力信号”H”が出力され、第2電極パッド5と第1電極パッド4とが剥離していなければ、第1バッファ2に第2バッファ3の出力信号”H”が入力され、第1バッファ2の入力信号I_Dataが”H”となり、これが内部で検出できる。これに対し、第2電極パッド5と第1電極パッド4とが剥離していれば、第1電極パッド4には第2バッファ3からの出力信号が入力されず、第1バッファ2の入力はHi-Z(オープン)となるため、プルダウン機能が働き、入力信号I_Data2は”L”となる。即ち、第1バッファ2の入力信号I_Data2が”H”である場合はチップとフィルムとが剥離していないと判定し、”L”である場合には、チップとフィルムとが剥離していると判定することができる。
本実施形態では、更に、第1バッファ2の入力信号I_Data2が夫々ステータスレジスタ7に入力されている。テストモードでは、第1バッファ2の入力信号I_Data2をチップ内部で観測した後、その結果がステータスレジスタ7に反映される。そして、このステータスレジスタ7をI/Oパッド8を介して参照することで、チップとフィルムとが剥離しているか否かを判定することができる。これによって、チップとフィルムとが剥離しているとの結果がステータスレジスタ7に記憶された場合には、チップとフィルムとが剥離したLSIの動作を停止する等の動作を実行することにより、周辺回路へ影響を与えないようにすることが可能になる。
〈別実施形態〉
本発明回路1の別実施形態について説明する。
〈1〉上記実施形態では、第1バッファ2がプルダウン機能付の双方向バッファである場合について説明したが、第1バッファ2がプルアップ機能付の双方向バッファであっても良い。この場合には、テストモード時、第2バッファ3の出力信号O_Data1を“L”に設定し、第2バッファ3から第1バッファ2に対して“L”を出力するように構成する。更に、プルアップ制御信号PDEN2を“L”に設定してプルアップ機能を有効にしておく。このように構成することで、第1バッファ2の入力信号I_Data2が”L”である場合はチップとフィルムとが剥離していないと判定し、”H”である場合には、チップとフィルムとが剥離していると判定することができる。
〈2〉上記各実施形態では、本発明回路がチップの4隅に設置されている場合について説明したが、チップの周辺部に設置されているのも好ましい実施態様である。
〈3〉上記各実施形態では、本発明回路を2つの双方向バッファで構成する場合について説明したが、これに限るものではない。第1バッファ2に対し、入力レベルを所定の第1レベルに固定可能な入力バッファを少なくとも備えるバッファであっても良い。また、第2バッファ3に対し、出力レベルを第1レベルと異なる第2レベルにして出力可能な出力バッファを少なくとも有するバッファであっても良い。
本発明に係る検出回路を搭載した半導体記憶装置の概略構成を示す概略構成図 本発明に係る検出回路の一構成例を示す回路図 本発明に係る検出回路の動作をしめすタイミングチャート
符号の説明
1:本発明回路
2:第1バッファ
3:第2バッファ
4:第1電極バッド
5:第2電極パッド
6:リード端子
7:ステータスレジスタ
8:I/Oバッファ

Claims (6)

  1. 半導体集積回路チップ上の電極パッドとパッケージのリード端子とが電気的に接続されることによって前記チップが支持される半導体装置において、前記チップがパッケージから剥離するのを検出する検出回路であって、
    入力レベルを所定の第1レベルに固定可能な入力バッファを少なくとも有する第1バッファと、出力レベルを前記第1レベルと異なる第2レベルにして出力可能な出力バッファを少なくとも有する第2バッファと、前記第1バッファの入力端子と接続する第1電極パッドと、前記第2バッファの出力端子と接続する第2電極パッドと、を備え、
    前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとが、前記リード端子を介してチップ外で接続した状態において、検査トリガ信号入力時に、前記第2バッファが前記第2レベルを出力し、前記第1バッファが前記第2レベルの入力を検出したときに正常であると判定し、前記第1バッファが前記第1レベルの入力を検出したときに異常であると判定するように構成され、
    前記第1電極パッドと前記第2電極パッドの対が、前記チップの4隅に夫々配置されていることを特徴とする検出回路。
  2. 前記第1電極パッド前記第2電極パッドとが、前記チップの周辺部に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
  3. 前記第1バッファは、入力端子にプルアップ若しくはプルダウン機構を備えた双方向バッファであることを特徴とする請求項1または2に記載の検出回路。
  4. 前記第2バッファは、入力制御機能付の双方向バッファであることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の検出回路。
  5. チップ内部に検証結果データを格納可能なステータスレジスタを備え、前記ステータスレジスタの検証結果データを外部から読み出し可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の検出回路。
  6. 請求項1〜の何れか1項に記載の検出回路を備え、前記第1電極パッド前記第2電極パッドとが前記チップ外でパッケージの前記リード端子を介して接続されていることを特徴とする半導体装置。
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