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JP4740385B2 - センサおよびセンサの製造方法 - Google Patents
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JP4740385B2 - センサおよびセンサの製造方法 - Google Patents

センサおよびセンサの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、軸線方向に延びる板型形状をなし、電極端子部が形成される検出素子と、検出素子を挿通するための素子挿通孔が形成されたセパレータと、検出素子とセパレータの素子挿通孔の内面との間に配置されると共に電極端子部に電気的に接続されて電流経路を形成する金属端子部材と、を備えるセンサ、およびそのようなセンサの製造方法に関する。
従来から、軸線方向に延びる板型形状をなすと共に、測定対象物に向けられる先端側に検出部が形成された検出素子(センサ素子)が組み付けられたセンサが知られている。このようなセンサとしては、λ(ラムダ)センサ、全領域空燃比センサ、酸素センサ、NOxセンサなどのガスセンサや、温度検出を行う温度センサなどが挙げられる。
板型形状の検出素子は、一般に、軸線方向(長手方向)の先端側に検出部を備え、後端側に電極端子部を備えて構成されている。このような検出素子を備えるセンサとしては、導電性材料からなるリードフレーム(金属端子部材)を電極端子部に対して電気的に接続することで、検出素子と外部機器との間に流れる電流の電流経路の一部をリードフレームで形成する構造のものがある。なお、検出素子と外部機器とを電気的に接続する電流経路には、例えば、検出素子による検出結果に応じた検出電流(検出信号)や、検出素子がヒータを備える場合には、ヒータへの電力供給のための電流などが挙げられる。
そして、リードフレームを備えるセンサとしては、弾性変形(圧縮変形)可能な板バネとしての弾性接触部を有するリードフレームを用いて、検出素子の電極端子部にリードフレームの弾性接触部を接触させた状態で、検出素子をセパレータの挿通孔の内部で保持する構成のセンサが知られている(特許文献1参照)。
このような構成のセンサにおいては、弾性接触部が大きな弾性力を発生する構成のリードフレームを用いることで、リードフレームと検出素子の電極端子部との接続状態を良好にすることができる。なお、弾性接触部が大きな弾性力を発生するリードフレームとしては、例えば、幅寸法が広く形成されたリードフレームや厚みが厚く形成されたリードフレームなどが挙げられる。
特開2001−188060号公報(図1、図6) しかし、リードフレームの弾性接触部が過度に大きな弾性力を発生する場合には、検出素子との組付け作業時において、リードフレームから検出素子に対して必要以上に大きな圧力が加わることになり、その圧力によって検出素子に欠けや割れといった破損が生じる虞がある。
また、上記従来のセンサのように、幅寸法の広いリードフレーム(金属端子部材)を用いる場合には、リードフレームの配置スペースを広く確保する必要があるため、小型化が要求される用途のセンサには適さないという問題がある。さらに、幅寸法の広いリードフレームは、幅寸法の狭い電極端子部が複数近接して形成された検出素子に対して使用する際には、1つのリードフレームが複数の電極端子部にそれぞれ接触してしまい電流経路を適切に構成できない虞がある。
このような問題に対しては、リードフレームとして、幅寸法を狭くまたは厚みを薄く形成したリードフレームを用いると良く、このようなリードフレームを用いることで、リードフレームが検出素子に対して過剰な圧力が加わるのを防止でき、リードフレームの設置スペースを縮小化することができる。また、幅寸法の狭いリードフレームを用いることで、1つのリードフレームが複数の電極端子部に跨って接触することを避けることができる。
しかし、幅寸法が狭く形成され、あるいは厚さが薄く形成されたリードフレームは、剛性が低下する傾向にある。このように剛性の低いリードフレームは、セパレータの素子挿通孔に配置された状態で検出素子を素子挿通孔に挿入した場合、その際の挿入抵抗に起因して座屈し易く不適切な形状に変形する虞がある。そして、リードフレーム自身にこのような変形が生じると、リードフレームと検出素子の電極端子部との電気的な接続が適正に得られなかったり、リードフレーム同士が接触して短絡を生じたりする問題が発生してしまう。
また、剛性の低いリードフレームを備えるセンサは、例えば、実際の使用環境下において何らかの外力を受けてセンサの外形形状が変形した場合には、その変形の影響によりリードフレームに対して不適切な外力が加わり、リードフレームと検出素子との相対位置が変化する場合がある。つまり、剛性の低いリードフレームは、外力印加による変形が生じ易いため、不適切な外力を受けてリードフレームと検出素子との相対位置が変化することにより、リードフレームと電極端子部との電気的な接続が適切に維持できなくなる虞がある。
そこで、本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、セパレータの素子挿通孔に検出素子を挿入する際の挿入抵抗が発生してもリードフレームが座屈し難く、また不適切な外力がリードフレームに印加された場合でも、リードフレームと検出素子の電極端子部との電気的な接続を維持できるセンサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の1つの特徴により、軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に電極端子部が形成される検出素子と、検出素子の後端側を収納する素子挿通孔を有し、絶縁材料からなるセパレータと、検出素子とセパレータの素子挿通孔の内面との間に配置される金属端子部材と、を備えるセンサであって、金属端子部材は、金属製の板状部材からなり、軸線方向に延びるフレーム本体部と、フレーム本体部の先端から屈曲し方向転換して軸線方向後端側に向かって延び、検出素子の電極端子部に接触することで電気的に接続されて電流経路を形成する素子当接部と、フレーム本体部の一部に設けられ、当該フレーム本体部における他の部分の幅よりも広い幅を有するフレーム係止部と、を備え、金属端子部材は、フレーム係止部にてセパレータと係合した状態で、セパレータ内に配置されているセンサが提供される。
このセンサは、フレーム本体部、素子当接部を有する金属端子部材を備えて構成されており、金属端子部材は、素子当接部の少なくとも一部が検出素子の電極端子部に当接することで、外部回路との電流経路の一部を形成する。
そして、本発明のセンサでは、金属端子部材のフレーム本体の一部に、当該フレーム本体部における他の部分の幅よりも広い幅を有するフレーム係止部を設けており、このフレーム係止部をセパレータに係合させることで、金属端子部材をセパレータ内に配置させている。
このようにフレーム本体部の一部に形成したフレーム係止部をセパレータに係合させることにより、セパレータに対してフレーム本体部が軸線方向後端側あるいは素子挿通孔の内面から離れる方向に移動するのを抑制することができる。従って、不適切な外力が金属端子部材に加わった場合であっても、フレーム本体部の移動を抑制することができるため、セパレータの内部に配置される金属端子部材と検出素子との相対位置が変化するのを効果的に防ぐことができる。
また、フレーム係止部を、フレーム本体部の他の部分よりも幅が広くなるように形成しているので、フレーム本体部の幅(幅寸法)を狭く設計する場合であっても、フレーム係止部の剛性については確保することができ、フレーム係止部のセパレータに対する係止力を有効に得ることができる。さらに、フレーム係止部の幅が広く設定することにより、フレーム係止部を自由に折り曲げたりすることができ、セパレータへの係合を行うにあたってのフレーム係止部の設計自由度が高いというメリットもある。
なお、本明細書において、幅(幅寸法)とは、軸線方向に垂直で、かつ素子当接部とフレーム本体部との隙間間隔方向に垂直となる方向の寸法である。
さらに、上記のセンサであって、前記フレーム係止部は、前記素子当接部から離れる方向に向かって延設しつつ、その途中で少なくとも1回以上方向転換するように折り曲げられた延設部を有し、前記延設部を前記フレーム本体部における前記他の部分の幅方向に沿うように展開したときの前記フレーム係止部の幅が、前記フレーム本体部における前記他の部分の幅よりも広い幅を有していると良い。
本発明では、フレーム本体部の一部に設けられるフレーム係止部が、素子当接部から離れる方向に向かって延設しつつ、その途中で少なくとも1回以上折り曲げられた延設部を有している。フレーム係止部をこのような延設部を含めて構成することにより、フレーム係止部の幅をフレーム本体部における他の部分の幅よりも広く設計する場合であっても、金属端子部材(フレーム本体)自身に過剰に幅が広がった部位が形成されるのを避けることができる。従って、金属端子部材をセパレータ内部に配置させる場合に、その配置スペースを広く確保する必要はなく、センサの小型化を有効に図ることができる。
さらに、上記のいずれか記載のセンサであって、前記セパレータは、前記フレーム係止部に係合される係止用溝部または隔壁部を備えると良い。
フレーム係止部をセパレータに係合させるにあたり、セパレータに係止用溝部を設け、この係止用溝部にフレーム係止部を収容させて係合させることにより、より確実にフレーム係止部をセパレータに係合させることができる。
また、隔壁部を素子挿通孔とフレーム係止部の少なくとも一部との間に介在させることにより、フレーム係止部をセパレータに対して容易に係合させることができる。
なお、上記係止用溝部又は/及び隔壁部は、金属端子部材のフレーム係止部を収容させ易くするために、セパレータの先端面に形成することが好ましい。
本発明の他の特徴により、軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に電極端子部が形成される検出素子と、検出素子の後端側を収納する素子挿通孔を有し、絶縁材料からなるセパレータと、検出素子とセパレータの素子挿通孔の内面との間に配置される金属端子部材と、を備えるセンサであって、金属端子部材は、金属製の板状部材からなり、軸線方向に延びるフレーム本体部と、フレーム本体部の先端から屈曲し方向転換して軸線方向後端側に向かって延び、検出素子の電極端子部に接触することで電気的に接続されて電流経路を形成する素子当接部と、フレーム本体部の一部に設けられるフレーム係止部と、を備え、セパレータは、自身の先端面に形成される係止用溝部を備えており、フレーム係止部は、係止用溝部に係合されているセンサが提供される。
本発明のセンサにおいても、フレーム本体部、素子当接部を有する金属端子部材を備えて構成されている。そして、フレーム本体部の一部にフレーム係止部を設け、このフレーム係止部をセパレータに係合させることで、金属端子部材をセパレータ内に配置させている。このようにフレーム本体部の一部に形成したフレーム係止部をセパレータに係合させることにより、不適切な外力が金属端子部材に加わった場合であっても、フレーム本体部の移動を抑制することができ、セパレータの内部に配置される金属端子部材と検出素子との相対位置が変化するのを効果的に防ぐことができる。
また、本発明のセンサでは、フレーム係止部をセパレータに係合させるにあたり、セパレータの先端面に係止用溝部を設け、この係止用溝部にフレーム係止部を係合させている。
セパレータに形成した係止用溝部にフレーム係止部を収容させて係合させることにより、確実にフレーム係止部をセパレータに係合させることができ、また係止用溝をセパレータの先端面に形成することにより、フレーム係止部を係止用溝に収容させ易くなる。
本発明の更に他の特徴により、軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に電極端子部が形成される検出素子と、検出素子の後端側を収納する素子挿通孔を有し、絶縁材料からなるセパレータと、検出素子とセパレータの素子挿通孔の内面との間に配置される金属端子部材と、を備えるセンサであって、金属端子部材は、金属製の板状部材からなり、軸線方向に延びるフレーム本体部と、フレーム本体部の先端から屈曲し方向転換して軸線方向後端側に向かって延び、検出素子の電極端子部に接触することで電気的に接続されて電流経路を形成する素子当接部と、フレーム本体部の軸線方向における後端側に臨む第1係止面、およびフレーム本体部と前記素子当接部との隙間間隔方向における素子当接部側に臨む第2係止面を有するフレーム係止部と、を備え、セパレータは、フレーム係止部を配置するための係止用溝部を備えると共に、係止用溝部の内壁面にて第1係止面および第2係止面に係合するセンサが提供される。
本発明のセンサにおいても、フレーム本体部、素子当接部を有する金属端子部材を備えて構成されており、金属端子部材は、素子当接部の少なくとも一部が検出素子の電極端子部に当接することで、外部回路との電流経路の一部を形成する。
そして、本発明のセンサでは、金属端子部材は、第1係止面および第2係止面を有するフレーム係止部を備えており、このフレーム係止部がセパレータの係止用溝部に配置され、第1係止面および第2係止面が係止用溝部の内壁面に係合するよう構成されている。
このようにフレーム係止部の第1係止面が係止用溝部の内壁面に係合することで、フレーム本体部が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、フレーム係止部の第2係止面が係止用溝部の内壁面に係合することで、フレーム本体部が素子挿通孔の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。つまり、不適切な外力が金属端子部材に加わった場合であっても、フレーム本体部の移動を抑制できるため、金属端子部材と検出素子との相対位置が変化するのを防ぐことができる。
よって、本発明によれば、幅寸法を狭くまたは厚みを薄く形成した金属端子部材を用いるにあたり、不適切な外力が金属端子部材に加わった場合であっても、金属端子部材と検出素子との相対位置の変化を防止でき、金属端子部材と電極端子部との電気的接続を適切に維持することができる。
なお、係止用溝部は、金属端子部材のフレーム係止部を収容させ易くするために、セパレータの先端面に形成することが好ましい。
さらに、上記のセンサであって、前記金属端子部材は、前記検出素子の前記電極端子部と電気的に接続する前の自由状態では、前記素子当接部のうち前記フレーム本体部の先端に連結される端部よりも後端側に位置するフレーム当接部が、前記フレーム本体部に当接しないように構成される一方、前記電極端子部と電気的に接続して前記素子当接部が前記フレーム本体部に向かって弾性変形した場合には、前記フレーム当接部が前記フレーム本体部に当接するように構成されていると良い。
金属端子部材は、自由状態において、素子当接部のうちフレーム当接部がフレーム本体部に当接せずに、素子当接部が1ヵ所(即ち、フレーム本体部の先端に連結される端部(以下、この端部を「連結側端部」ともいう))でフレーム本体部に支持されるよう構成されている。このため、金属端子部材は、素子当接部のフレーム当接部がフレーム本体部に当接しない状態においては、素子当接部のうちで連結側端部寄りの弾性変形に伴って生じる応力にて、金属端子部材を検出素子の電極端子部に押し付けるように構成されている。そして、素子当接部がフレーム本体部に向かって弾性変形を続け、フレーム当接部がフレーム本体部に当接することにより、素子当接部が少なくとも連結側端部およびフレーム当接部の2ヵ所フレーム本体部に支持されるようになる。
このように、本発明のセンサに備えられる金属端子部材は、素子当接部のフレーム当接部がフレーム当接部に当接する場合と当接しない場合とで、検出素子に対して金属端子部材を押圧する圧力が変動するように構成されている。より詳細には、金属端子部材は、自身を検出素子の電極端子部に対して押し付ける圧力の大きさが、素子当接部のフレーム当接部がフレーム本体部に当接しない状態(1点支持状態)に比べて、素子当接部のフレーム当接部がフレーム本体部に当接する状態(2点支持状態)の方が大きくなるよう構成されている。
このようにセンサの完成時点において2点支持状態となる素子当接部は、弾性変形により生じる応力が、1点支持状態の場合に比べて大きくなる。つまり、この金属端子部材は、より大きな応力で素子当接部を検出素子の電極端子部に押し付けることができ、金属端子部材と検出素子の電極端子部との電気的な接続状態を良好に得ることができる。
さらに、上記のいずれかに記載のセンサであって、前記フレーム係止部は、前記フレーム本体部の先端寄り部位を、前記素子当接部から離れる方向に向けて延設させた第1連結部と、該第1連結部のうち前記素子当接部から離れる側に位置する端部から、前記フレーム本体部の軸線方向における先端側に向けて延設させた第2連結部と、前記第2連結部から当該第2連結部の幅方向に突出して形成される幅広突出部と、を備え、前記第1連結部に前記第1係止面が形成され、前記幅広突出部に前記第2係止面が形成されていると良い。
このセンサに備えられるフレーム係止部のうち第1連結部は、フレーム本体部の先端寄り部位を、素子当接部から離れる方向に向けて延設されるようにして構成されており、その延設方向がフレーム本体部の軸線方向に対して平行ではないことから、少なくともフレーム本体部の軸線方向後端側に臨む部分(表面)を有する。この部分は、第1係止面として利用できることから、第1連結部のうち少なくとも一部をセパレータの係止用溝部の内壁面に係合させることで、フレーム本体部(金属端子部材)が軸線方向後端側に向けて移動するのを制限できる。
また、フレーム係止部のうち第2連結部は、第1連結部の端部から軸線方向先端側に向けて延設されるようにして構成されており、その延設方向がフレーム本体部と素子当接部との隙間間隔方向に対して平行ではないことから、少なくとも素子当接部側に臨む部分(表面)を備える。この部分は、第2係止面として利用できることから、第2連結部のうち少なくとも一部をセパレータの係止用溝部の内壁面に係合させることで、フレーム本体部(金属端子部材)が素子挿通孔の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、第1連結部および第2連結部を有するフレーム係止部が備えられる金属端子部材は、不適切な外力が加わった場合であっても、フレーム本体部の移動を抑制できるため、自身と検出素子との相対位置が変化するのを防ぐことができる。
なお、幅広突出部は、例えば、第2連結部の側面から延設して形成することができる。また、幅広突出部位は、第2連結部の一方の側面にのみ形成しても良く、あるいは、第2連結部の両方の側面にそれぞれ形成しても良い。なお、幅方向とは、軸線方向に垂直で、かつ素子当接部とフレーム本体部との隙間間隔方向に垂直となる方向をいう。
さらに、上記のセンサであって、前記幅広突出部は、前記第2連結部を中心軸として左右非対称に形成されていると良い。
このようなセンサとしては、例えば、第2連結部の側面のうち一方の側面にのみ幅広突出部が形成される態様や、第2連結部の両方の側面にそれぞれ幅広突出部が備えられると共に、一方の幅広突出部の幅寸法(突出寸法)が、他方の幅広突出部の幅寸法(突出寸法)に比べて大きく形成される態様などが挙げられる。
第2連結部の一方の側面にのみ幅広突出部を備える態様のセンサにおいては、この幅広突出部がセパレータの係止用溝部に当接することで、金属端子部材に対して不適切な外力が加わった場合であっても、確実にフレーム本体部の移動を抑制することができる。そして、第2連結部のうち他方の側面には幅広突出部が形成されていないことから、セパレータにおける係止用溝部は、1個の幅広突出部に当接する領域を確保すれば良い。このことから、第2連結部の両方の側面に幅広突出部を設ける場合に比べて、幅広突出部に当接する部分の寸法を小さくできるため、複数の金属端子部材を並べて配置する場合に、隣接する金属端子部材の間隔を小さくできるという利点がある。
また、第2連結部の両方の側面にそれぞれ幅広突出部を備える態様のセンサにおいては、第2連結部の両方の側面に設けられた幅広突出部がそれぞれセパレータの係止用溝部に当接することで、金属端子部材に対して不適切な外力が加わった場合であっても、確実にフレーム本体部の移動を抑制することができる。そして、第2連結部の両側面のうち一方の側面に設けられる幅広突出部は、突出寸法が小さいことから、セパレータにおける係止用溝部のうち当該幅広突出部に当接する部分の寸法を小さくできるため、複数の金属端子部材を並べて配置する場合に、隣接する金属端子部材の間隔を小さくできるという利点がある。
このように金属端子部材の設置間隔を短縮することで、単位長さあたりの金属端子部材の設置個数密度を高めることができ、同一寸法の素子挿通孔に配置可能な金属端子部材の個数を増加できるため、多数の電極端子部を有する検出素子においても、各電極端子部に対してそれぞれ金属端子部材を確実に接続できる。
なお、幅広突出部の幅寸法(突出寸法)は、幅広突出部のうち第2連結部と連結される端部から第2連結部の幅方向外側における端部までの寸法を意味する。
さらに、上記のいずれかに記載のセンサであって、前記フレーム係止部は、前記フレーム本体部の先端寄り部位より、前記素子当接部から離れる方向に延設された第1延設部と、前記第1延設部のうち前記素子当接部から離れる側に位置する端部から前記フレーム本体部に対して略平行に延設された第2延設部と、を備え、前記第1係止面は、前記第1延設部または前記第2延設部の少なくとも一方に形成され、前記第2係止面は、前記第2延設部に形成されていると良い。
このセンサに備えられるフレーム係止部のうち第1延設部は、フレーム本体部の先端寄り部位より、素子当接部から離れる方向に延設されており、その延設方向がフレーム本体部の軸線方向に対して平行ではないことから、少なくともフレーム本体部の軸線方向後端側に臨む部分(表面)を有する。この部分は、第1係止面として利用できることから、第1連結部のうち少なくとも一部をセパレータの係止用溝部の内壁面に係合させることで、フレーム本体部(金属端子部材)が軸線方向後端側に向けて移動するのを制限できる。
また、フレーム係止部のうち第2延設部は、第1延設部の端部からフレーム本体部に対して略平行に延設されており、その延設方向がフレーム本体部と素子当接部との隙間間隔方向に対して平行ではないことから、少なくとも素子当接部側に臨む部分(表面)を有する。この部分は、第2係止面として利用できることから、第2連結部のうち少なくとも一部をセパレータの係止用溝部の内壁面に係合させることで、フレーム本体部(金属端子部材)が素子挿通孔の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、第1延設部および第2延設部を有するフレーム係止部が備えられる金属端子部材は、不適切な外力が加わった場合であっても、フレーム本体部の移動を抑制できるため、自身と検出素子との相対位置の変化を防止することができる。
なお、第2延設部の延設方向は、少なくともフレーム本体部と素子当接部との隙間間隔方向における素子当接部側に臨む部分(表面)を有する方向であればよく、特定の方向に限定されることはない。例えば、第2延設部は、フレーム本体部の軸線方向先端側に延設されても、フレーム本体部の軸線方向後端側に延設されてもよい。
さらに、上記のセンサであって、前記フレーム係止部は、少なくとも2個備えられており、それぞれ前記フレーム本体部における先端寄り部位のうち異なる位置から延設されていると良い。
このようにフレーム係止部を少なくとも2個備える金属端子部材を用いることで、フレーム係止部とセパレータ(係止用溝部の内壁面)との係合部分の面積を拡大することができ、金属端子部材に加わる不適切な外力が大きくなる場合であっても、フレーム本体部の移動をより確実に抑制でき、金属端子部材と検出素子との相対位置の変化をより確実に防ぐことができる。
そして、2個のフレーム係止部を備える金属端子部材としては、例えば、フレーム本体部の幅方向両端部からフレーム係止部をそれぞれ延設して備える構成の金属端子部材を挙げることができる。また、フレーム係止部は、軸線方向に垂直な断面における断面形状が略L字形となるように形成することで、第1延設部および第2延設部を形成することができる。さらに、複数のフレーム係止部を備える金属端子部材においては、各フレーム係止部における第2延設部の延設方向を同一方向に制限する必要はなく、セパレータの係止用溝部の形状に応じて、フレーム係止部毎にそれぞれ異なる方向に第2延設部を形成してもよい。
さらに、上記のいずれかに記載のセンサであって、前記フレーム係止部は、前記フレーム本体部の先端寄り部位を、前記素子当接部から離れる方向に向けて延設させた第1フレーム連結部と、該第1フレーム連結部のうち前記素子当接部から離れる側に位置する端部から前記フレーム本体部の軸線方向における後端側に向けて延設させた第2フレーム連結部と、該第2フレーム連結部のうち前記第1フレーム連結部との連結側とは反対側の端部から前記素子当接部に連結するように延設させた第3フレーム連結部と、を備え、前記第1フレーム連結部に前記第1係止面が形成され、前記第2フレーム連結部に前記第2係止面が形成されていると良い。
このセンサに備えられるフレーム係止部のうち第1フレーム連結部は、フレーム本体部の先端寄り部位を、素子当接部から離れる方向に向けて延設させるようにして構成されており、その延設方向がフレーム本体部の軸線方向に対して平行ではないことから、少なくともフレーム本体部の軸線方向後端側に臨む部分(表面)を有する。この部分は、第1係止面として利用できることから、第1連結部のうち少なくとも一部をセパレータの係止用溝部の内壁面に係合させることで、フレーム本体部(金属端子部材)が軸線方向後端側に向けて移動するのを制限できる。
また、フレーム係止部のうち第2フレーム連結部は、第1フレーム連結部の端部から軸線方向後端側に向けて延設されるようにして構成されており、その延設方向がフレーム本体部と素子当接部との隙間間隔方向に対して平行ではないことから、少なくとも素子当接部側に臨む部分(表面)を有する。この部分は、第2係止面として利用できることから、第2連結部のうち少なくとも一部をセパレータの係止用溝部の内壁面に係合させることで、フレーム本体部(金属端子部材)が素子挿通孔の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、第1フレーム連結部および第2フレーム連結部を有するフレーム係止部が備えられる金属端子部材は、不適切な外力が加わった場合であっても、フレーム本体部の移動を抑制できるため、自身と検出素子との相対位置の変化を防止することができる。
また、上記いずれかに記載のセンサであって、前記検出素子は、前記電極端子部を複数備えており、前記金属端子部材は、前記電極端子部の個数に応じて複数備えられると共に、それぞれ異なるリード線に接続されており、セパレータの素子挿通孔は、軸線方向に貫通して形成されると共に、複数のリード線を全て挿通できる大きさに形成されていると良い。
つまり、セパレータは、1本にリード線毎に1個のリード線挿通孔を備えるのではなく、全てのリード線を挿通できる大きさの素子挿通孔をリード線挿通孔として用いるよう構成されている。この場合、素子挿通孔は、リード線毎に個別に設けられるリード線挿通孔に比べて、開口断面の断面積が大きくなることから、リード線と素子挿通孔の内面との隙間間隔を大きく確保できる。これにより、挿通作業時にリード線が素子挿通孔の内壁などに引っかかり難くなり、リード線挿通作業時にリード線に被覆部材が削り取られるのを防止できると共に、セパレータの素子挿通孔に対するリード線の挿通作業の煩雑さを軽減することができる。
本発明の更に他の特徴により、軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に電極端子部が形成される検出素子と、検出素子の後端側を収納する素子挿通孔を有し、絶縁材料からなるセパレータと、検出素子とセパレータの素子挿通孔の内面との間に配置される金属端子部材と、を備えるセンサの製造方法であって、金属端子部材は、金属製の板状部材からなり、軸線方向に延びるフレーム本体部と、フレーム本体部の先端から屈曲し方向転換して軸線方向後端側に向かって延び、検出素子の電極端子部に接触することで電気的に接続されて電流経路を形成する素子当接部と、フレーム本体部の軸線方向における後端側に臨む第1係止面、およびフレーム本体部と素子当接部との隙間間隔方向における素子当接部側に臨む第2係止面を有するフレーム係止部と、を備え、セパレータは、フレーム係止部を配置するための係止用溝部を備えており、金属端子部材のうち少なくとも素子当接部をセパレータの素子挿通孔の内部に配置すると共に、フレーム係止部を係止用溝部に配置して、係止用溝部の内壁面に第1係止面および第2係止面を係合させる第1工程と、検出素子のうち電極端子部が形成される後端側をセパレータの先端側に配置する第2工程と、検出素子の後端側をセパレータの素子挿通孔に挿入して、検出素子の電極端子部と金属端子部材の素子当接部とを接触させる第3工程と、を有するセンサの製造方法が提供される。
本発明のセンサの製造方法では、第1工程にて、金属端子部材のフレーム係止部をセパレータの係止用溝部に配置して、係止用溝部の内壁面に第1係止面および第2係止面を係合させている。このようにフレーム係止部の第1係止面が係止溝部の内壁面に係合することで、フレーム本体部が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、フレーム係止部の第2係止面が係止用溝部の内壁面に係合することで、フレーム本体部が素子挿通孔の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
このため、第3工程において、検出素子をセパレータの素子挿通孔に挿入するにあたり、検出素子と金属端子部材(詳細には、素子当接部)との間に生じる摩擦力(挿入抵抗)により金属端子部材に外力が掛かった場合であっても、係止用溝部の内壁面に第1係止面および第2係止面が係合されるため、フレーム本体部(金属端子部材)の移動を抑制することができる。
よって、本発明のセンサの製造方法によれば、検出素子のセパレータへの挿通作業時において、金属端子部材と検出素子の電極端子部との相対位置が不適切となるのを防止でき、金属端子部材と検出素子の電極端子部とを電気的に確実に接続させることができる。また、フレーム係止部を係止用溝部に係合させることで、センサ製造時における金属端子部材の移動が制限されるため、金属端子部材に座屈が生じ難く、金属端子部材と検出素子の電極端子部とが電気的に接続できなくなることを防止することができる。
さらに、上記のセンサの製造方法であって、前記金属端子部材は、前記検出素子の前記電極端子部と電気的に接続する前の自由状態では、前記素子当接部のうち前記フレーム本体部の先端に連結される端部よりも後端側に位置するフレーム当接部が、前記フレーム本体部に当接しないように構成される一方、前記電極端子部と電気的に接続して前記素子当接部が前記フレーム本体部に向かって弾性変形した場合には、前記フレーム当接部が前記フレーム本体部に当接するように構成されており、前記第1工程において、外力が印加されていない状態の前記金属端子部材を前記セパレータの前記素子挿通孔の内部に配置し、前記第3工程において、前記検出素子を前記素子当接部に押し付けながら当該検出素子を前記素子挿通孔に挿入することで、前記素子当接部を前記フレーム本体部に向かって弾性変形させると共に、前記素子当接部の前記フレーム当接部を前記フレーム本体部に当接させることを含むと良い。
このセンサの金属端子部材は、素子当接部のフレーム当接部がフレーム当接部に当接する場合と当接しない場合とで、検出素子に対して金属端子部材を押圧する圧力が変動するように構成されている。より詳細には、金属端子部材は、自身を検出素子の電極端子部に対して押し付ける圧力の大きさが、素子当接部のフレーム当接部がフレーム本体部に当接しない状態(1点支持状態)に比べて、素子当接部のフレーム当接部がフレーム本体部に当接する状態(2点支持状態)の方が大きくなるよう構成されている。
これにより、センサの製造工程において、金属端子部材と検出素子とを組み付けるにあたり、組み付け作業の前半では、比較的小さい力で金属端子部材の素子当接部が検出素子の電極端子部に押し付けられることになり、過剰な圧力が検出素子に加わることによって検出素子が破損に至るのを抑制することができる。
実施例の全領域空燃比センサの全体構成を示す断面図である。 検出素子の概略構造を表す斜視図である。 リードフレームの外観を表す斜視図である。 セパレータの外観を表す斜視図である。 挿通孔にリードフレームが配置された状態のセパレータの斜視図である。 検出素子をセパレータの挿通孔に挿通する作業時において、挿通孔の内部でリードフレームが変形する状態を表す説明図である。 検出素子の後端側を主体金具の後端部およびセラミックスリーブの後端部から突出させた状態にある中間組立部品の斜視図である。 第2セパレータの外観を表す斜視図である。 第3リードフレームおよび第4リードフレームの外観を表す斜視図である。 第3セパレータの外観を表す斜視図である。 第5リードフレームおよび第6リードフレームの外観を表す斜視図である。 第4セパレータの外観を表す斜視図である。 第7リードフレームの外観を表す斜視図である。
以下、本発明を適用した実施例を図面と共に説明する。
なお、本実施例では、ガスセンサの一種であって、自動車や各種内燃機関における空燃比フィードバック制御に使用するために、測定対象となる排ガス中の特定ガスを検出する検出素子(ガスセンサ素子)が組み付けられるとともに、内燃機関の排気管に装着される全領域空燃比センサ2(以下、空燃比センサ2という)について説明する。
〔第1実施例〕
図1は、本発明方法を適用した実施例の空燃比センサ2の全体構成を示す断面図である。
空燃比センサ2は、軸線方向(図中上下方向)に延びる板状形状をなす検出素子4と、検出素子4の先端部を突出させた状態で検出素子4を収納する筒状の主体金具102と、検出素子4と主体金具102との間に配置される筒状のセラミックスリーブ6と、検出素子4の後端部の周囲を取り囲む状態で配置されるアルミナ製のセパレータ82と、を備えている。
検出素子4は、軸線方向に延びる板状形状をなし、測定対象となるガスに向けられる先端側(図中下方)に保護層に覆われた検出部8が形成され、後端側(図中上方)の外表面のうち表裏の位置関係となる第1板面21および第2板面23に電極端子部30、31、32、34、36が形成されている(図2参照)。5個のリードフレーム(金属端子部材)10が検出素子4とセパレータ82との間に配置され、検出素子4の電極端子部30、31、32、34、36にそれぞれ電気的に接続されている。また、リードフレーム10は、その後端側において、外部からセンサの内部に配設されるリード線46にも電気的に接続されており、リード線46が接続される外部回路と電極端子部30、31、32、34、36との間に流れる電流の電流経路を形成する。
主体金具102は、その外表面に排気管に固定するためのネジ部103を有し、内部に軸線方向に貫通する貫通孔109をする略筒状に構成されている。また、主体金具102は、検出部8を貫通孔109の先端側に突出させ、電極端子部30、31、32、34、36を貫通孔109の後端側に突出させた状態で検出素子4を貫通孔109内に保持するよう構成されている。
主体金具102の先端側(図1における下方)外周には、検出素子4の突出部分を覆うと共に、複数の孔部を有する金属製(例えば、ステンレスなど)の二重の外部プロテクタ42および内部プロテクタ43が、溶接等によって取り付けられている。
また、主体金具102の後端部104より突出した検出素子4の後端側(図1における上方)の周囲には、セパレータ82が配置され、検出素子4の電極端子部30、31、32、34、36を挿通孔84内に収納している。
そして、主体金具102の後端側外周には、外筒44が固定されている。また、外筒44の後端側(図1における上方)の開口部には、グロメット50が配置され、グロメット50のリード線挿通孔61には5本のリード線46が挿通されている。
主体金具102の貫通孔109の内部には、検出素子4の径方向周囲を取り囲む状態で、環状のセラミックホルダ106、粉末充填層108(以下、滑石リング108ともいう)、補助スリーブ110およびセラミックスリーブ6が、この順に先端側から後端側に向けて積層されている。これらの積層体は、主体金具102の棚部107と後端部104との間で、パッキン129および加締リング112を介して加締め固定されている。
ここで、検出素子4の概略構造を表す斜視図を、図2に示す。なお、図2では、軸線方向における中間部分を省略して検出素子4を表している。
検出素子4は、軸線方向(図2における左右方向)に延びる板状形状に形成された素子部20と、同じく軸線方向に延びる板状形状に形成されたヒータ22とが積層されて、矩形の軸断面を有する板型形状に形成されている。なお、空燃比センサ2として用いられる検出素子4は従来公知のものであるため、その内部構造等の詳細な説明は省略するが、その概略構成は以下のようである。
まず、素子部20は、固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素濃淡電池素子と、同じく固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素ポンプ素子と、これらの両素子の間に積層され、中空の測定ガス室を形成するためのスペーサとから構成される。この固体電解質基板は、イットリアを安定化剤として固溶させたジルコニアから形成され、多孔質電極は、Ptを主体に形成される。また、測定ガス室を形成するスペーサは、アルミナを主体に構成されており、中空の測定ガス室の内側には、酸素濃淡電池素子の一方の多孔質電極と、酸素ポンプ素子の一方の多孔質電極が露出するように配置されている。なお、測定ガス室は、素子部20の先端側に位置するように形成されており、この測定ガス室が形成される部分が検出部8に相当する。
ついで、ヒータ22は、アルミナを主体とする絶縁基板の間に、Ptを主体とする発熱抵抗体パターンが挟み込まれて形成されている。
そして、素子部20とヒータ22とは、セラミック層(例えば、ジルコニア系セラミックやアルミナ系セラミック)を介して互いに接合される。また、検出素子4のうち少なくとも測定対象物(本実施形態では、排ガス)に晒される電極の表面上には、被毒防止用の多孔質状のセラミック(例えば、アルミナ系セラミックなど)からなる保護層(図示省略)が形成される。なお、本実施形態では、検出素子4のうち排ガスに晒される電極の表面を含む先端側全面を保護層にて覆っている。
このような検出素子4では、図2に示すように、第1板面21の後端側(図2における右側)に3個の電極端子部30、31、32が形成され、第2板面23の後端側に2個の電極端子部34、36が形成されている。電極端子部30、31、32は、素子部20に形成されるものであり、1つの電極端子部は、測定ガス室の内側に露出する酸素濃淡電池素子の一方の多孔質電極と酸素ポンプ素子の一方の多孔質電極と共用する形で電気的に接続される。また、電極端子部30、31、32のうち残りの2つの電極端子部は、酸素濃淡電池素子の他方の多孔質電極と酸素ポンプ素子の他方の多孔質電極と各々電気的に接続されている。また、電極端子部34、36は、ヒータ22に形成されるものであり、ヒータ22の厚さ方向に横切るビア(図示せず)を介して発熱抵抗体パターンの両端に各々接続されている。
次に、セパレータ82について説明する。図4に、先端側から見たときのセパレータ82の外観を表す斜視図を示す。
図4に示すように、セパレータ82は、アルミナからなり、軸線方向に貫通する挿通孔84を有する筒状形状に形成されると共に、外表面から径方向外向きに突出する鍔部83が備えられている。セパレータ82は、鍔部83が外筒44の外筒側支持部64に当接することで、外筒44の内部に配置される。なお、外筒側支持部64は、外筒44において内向きに突出する形態で形成されている(図1参照)。
そして、挿通孔84のうち検出素子4の第1板面21(図示省略)に対向する内壁面には、内向きに突出する第1リブ部87が2カ所に形成されている。第1リブ部87は、3個のリードフレーム10をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための3つの第1フレーム配置溝86の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、3つの第1フレーム配置溝86は、検出素子4の第1板面21における電極端子部30,31,32に対応する位置に形成されている。
また、挿通孔84のうち検出素子4の第2板面23(図示省略)に対向する内壁面には、内向きに突出する第2リブ部89が1カ所に形成されている。第2リブ部89は、2個のリードフレーム10をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための2つの第2フレーム配置溝88の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、2つの第2フレーム配置溝88は、検出素子4の第2板面23における電極端子部34、36に対応する位置に形成されている。
第1リブ部87および第2リブ部89は、隣接するフレーム配置溝に配置されるリードフレーム10同士が接触するのを阻止する機能を有しており、隣接して配置されるリードフレーム10同士が電気的に導通するのを阻止することにより、電流経路が不良となるのを防止できる。
また、セパレータ82は、先端面(図における手前側の面)に、挿通孔84の先端側開口部に繋がる形態で形成される第1係止用溝部90および第2係止用溝部91を備えている。
第1係止用溝部90は、セパレータ82の先端側からみたときに略L字形に形成されており、リードフレーム10の後述する第1フレーム係止部19を配置可能に形成されている。なお、第1係止用溝部90は、3個の第1フレーム配置溝86のうち両端に形成される2個の第1フレーム配置溝86に繋がる2カ所と、2個の第2フレーム配置溝88に繋がる2カ所に形成されている。
第2係止用溝部91は、2個の凸条部92の間に形成される狭小幅溝部93と、絶縁コンタクト部材82の先端面のうち狭小幅溝部93よりも径方向外側に形成される拡大幅溝部94とからなり、リードフレーム10の後述する第2フレーム係止部219を配置可能に形成されている。なお、凸条部92は、第1リブ部87の先端部分から連続する形状に形成されている。また、第2係止用溝部91は、3個の第1フレーム配置溝86のうち中央に形成される1個の第1フレーム配置溝86に繋がる1カ所に形成されている。
また、セパレータ82は、隔壁部を有している。この隔壁部は、第1係止用溝部90と挿通孔84との間に設けられる。リードフレーム10を装着時に、第1係止用溝部90に挿入された第1フレーム係止部19と素子挿通孔との間に介在し、第1フレーム係止部19が脱落するのを防止する役割を担う。
次に、リードフレーム10について説明する。リードフレーム10の外観を表す斜視図を図3に示す。なお、本実施例の空燃比センサ2は、フレーム係止部の形状が異なる2種類のリードフレーム10(図3にて左側に示す第1リードフレーム11と、右側に示す第2リードフレーム211)を備えて構成されている。また、リードフレーム10は、高温に繰り返し晒されても、弾性(バネ弾性)を維持可能な周知の材料である、例えば、インコネル(登録商標)やステンレス鋼等にて形成されている。
まず、第1リードフレーム11について説明する。
第1リードフレーム11は、軸線方向に延びる長尺状の板状部材からなるフレーム本体部12と、フレーム本体部12の先端から折り返されてフレーム本体部12と検出素子4との間に配置されるように延び、自身の一部が検出素子4の電極端子部に当接することになる素子当接部16と、リード線46と電気的に接続されるリード線接続部17とを備えている。
フレーム本体部12は、軸線方向における略中間位置に湾曲部13を有しており、湾曲部13よりも先端に位置する先端側部分と、湾曲部13よりも後端に位置する後端側部分とが、板面の厚さ方向における位置が異なる位置となるように構成されている。この湾曲部13のうち、フレーム当接部15との対向面は、先端側に向く斜面を構成しており、フレーム当接部15と当接したときにフレーム当接部が軸方向後端側または径方向外側に移動するのを規制する機能を有している。また、フレーム本体部12は、軸線方向中間位置よりも先端側部分における板面の幅寸法W1が1.1[mm]、板厚が0.2[mm]に形成されている。
ここで、幅寸法とは、軸線方向に垂直で、かつ素子当接部16とフレーム本体部12との隙間間隔方向に垂直となる方向の寸法である。また、リードフレーム10(第1リードフレーム11および第2リードフレーム211)は、従来のリードフレームに比べて、幅寸法が狭く、厚さが薄く形成されている。
第1リードフレーム11は、フレーム本体部12の一部に、セパレータ82の第1係止用溝部90に配置可能に形成された第1フレーム係止部19を備えている。第1フレーム係止部19は、フレーム本体部12の先端寄り部位の側面から板面に対する垂直方向に向けて延設されると共に、フレーム本体部12の板面に平行となる部分を有するよう折り曲げられて構成されている。つまり、フレーム係止部19は、フレーム本体部12における他の部分の幅方向に沿うように展開したときの幅(合計幅)が、フレーム本体部12における当該他の部分の幅よりも広い幅を有している。
この第1フレーム係止部19は、フレーム本体部12の先端寄り部位の側面から板面に対する垂直方向に向けて延設される第1延設部131と、第1延設部131のうちフレーム本体部12との連結側とは反対側の端部からフレーム本体部12に対して平行に延設された第2延設部133と、を備えている。このうち、第1延設部131は、フレーム本体部12の先端寄り部位より、素子当接部16から離れる方向に延設されている。
第1フレーム係止部19のうち、第1延設部131および第2延設部133は、フレーム本体部12の軸線方向後端側に臨む第1係止面135を有しており、第2延設部133は、フレーム本体部12と素子当接部16との隙間間隔方向における素子当接部16側に臨む第2係止面137を有している。
素子当接部16は、フレーム本体部12の先端から径方向内側に屈曲し方向転換して軸線方向後端側に向かって延びる形態をなしている。そして、この素子当接部16は、フレーム本体部12の先端に連結される連結側端部14と、この連結側端部14よりも後端側に形成されるフレーム当接部であって、第1リードフレーム11自身の自由状態において、フレーム本体部12から離れた状態となるフレーム当接部15とを有している。
ここで、素子当接部16は、板面の幅寸法W1が1.1[mm]、板厚が0.2[mm]に形成されている。また、素子当接部16は、軸線方向中間部からフレーム本体部12までの間隙寸法が、フレーム当接部15からフレーム本体部12までの間隙寸法に比べて長くなるように湾曲した円弧状形状に形成されており、円弧状形状のうち凸側曲面が検出素子4に当接するように形成されている。
なお、素子当接部16は、外力が印加される(詳細には、素子当接部16からフレーム本体部12に向かう外力が加わる)ことで、フレーム当接部15がフレーム本体部12に向けて弾性変形し、最終的にフレーム当接部15がフレーム本体部12の湾曲部13に当接するよう構成されている。
また、第1リードフレーム11は、外力が印加されず連結側端部14(素子当接部16自身)が弾性変形しない場合には、素子当接部16のフレーム当接部15とフレーム本体部12との間隙寸法が、セパレータ82の第1フレーム配置溝86および第2フレーム配置溝88の深さ寸法よりも小さくなるよう構成されている。
なお、第1リードフレーム11は、素子当接部16がフレーム本体部12に向けて弾性変形した状態で検出素子4とセパレータ82との間に扶持された場合には、素子当接部16のフレーム当接部15がフレーム本体部12の湾曲部13に当接すると共に、素子当接部16のうち少なくとも一部が第1フレーム配置溝86および第2フレーム配置溝88から突出して検出素子4の電極端子部に当接されるよう構成されている。
次に、第2リードフレーム211について説明する。
第2フレーム本体部212は、湾曲部213付近よりも先端側部分における板面の幅寸法W2が0.8[mm]、板厚0.2[mm]に形成されており、第1リードフレーム11のフレーム本体部12と比べて横面の幅寸法は異なるが、軸線方向に平行かつ板面に垂直な平面における断面形状は、フレーム本体部12と略同様の形状に形成されている。
第2素子当接部216は、板面の幅寸法W2が0.8[mm]、板厚0.2[mm]に形成されており、第1リードフレーム11の素子当接部16と比べて板面の幅寸法および板厚は異なるが、軸線方向に平行な平面における断面形状は、素子当接部16と略同様の円弧状に形成されており、連結側端部14に対応する第2連結側端部214と、フレーム当接部15に対応する第2フレーム当接部215と、を有している。
また、第2リードフレーム211は、第2フレーム本体部212の一部に、セパレータ82の第2係止用溝部91に配置可能に形成された2個の第2フレーム係止部219を備えている。第2フレーム係止部219は、第2フレーム本体部212から板面に対する垂直方向に向けて延設されると共に、第2フレーム本体部212の板面に平行となる部分を有するよう外向きに折り曲げられて、断面形状が略L字形となるように構成されている。つまり、第2フレーム係止部219は、第2フレーム本体部212における他の部分の幅方向に沿うように展開したときの幅(合計幅)が、第2フレーム本体部212における当該他の部分の幅よりも広い幅を有している。
この第2フレーム係止部219は、第2フレーム本体部212の先端寄り部位の側面から板面に対する垂直方向に向けて延設される第3延設部231と、第3延設部231のうち第2フレーム本体部212との連結側とは反対側の端部から第2フレーム本体部212に対して平行に延設された第4延設部233と、を備えている。このうち、第3延設部231は、第2フレーム本体部212の先端寄り部位から、第2フレーム本体部212と第2素子当接部216との隙間間隔方向のうち第2素子当接部216から離れる方向に延設されている。また、2個の第2フレーム係止部219は、第4延設部233の延設方向が、それぞれ反対方向となる構成されている。
第2フレーム係止部のうち、第3延設部231および第4延設部233は、第2フレーム本体部212の軸線方向後端側に臨む第3係止面235を有しており、第4延設部233は、第2素子当接部216側に臨む第4係止面237を有している。
さらに、第2リードフレーム211は、第1リードフレーム11のリード線接続部17と略同様の形状に形成された第2リード線接続部217を、第2リードフレーム本体部212の後端に連結する形態で備えている。
このように構成されたリードフレーム10のうち、4本の第1リードフレーム11および1本の第2リードフレーム211が、第1リブ部87および第2リブ部89により互いに絶縁された状態で、セパレータ82の挿通孔84に配置される。このとき、4本の第1リードフレーム11は、検出素子4の電極端子部30、32に対応する2つの第1フレーム配置溝86、および電極端子部34、36に対応する2つの第2フレーム配置溝88に配置され、第2リードフレーム211は、検出素子4の電極端子部31に対応する第1フレーム配置溝86に配置される。
挿通孔84にリードフレーム10が配置された状態のセパレータ82の斜視図を図5に示す。
図5に示すように、第1リードフレーム11が挿通孔84に配置される場合には、第1リードフレーム11の第1フレーム係止部19は、セパレータ82の第1係止用溝部90に配置される。この結果、第1フレーム係止部19の第1係止面135(図3参照)および第2係止面137(図3参照)は、第1係止用溝部90の内壁面に係合する状態となる。
また、第2リードフレーム211が挿通孔84に配置される場合には、第2リードフレーム211の第2フレーム係止部219は、セパレータ82の第2係止用溝部91に配置される。この結果、第2フレーム係止部219の第3係止面235(図3参照)および第4係止面237(図3参照)は、第2係止用溝部91の内壁面に係合する状態となる。
なお、リードフレーム10は、リード線接続部17(第2リード線接続部217)にリード線46が接続された後に、リード線46と共にセパレータ82の挿通孔84に挿通される状態で、挿通孔84に配置される。
このようにリードフレーム10が配置された状態のセパレータ82のコンタクト挿通孔84に対して、検出素子4を挿通することで、リードフレーム10の素子当接部16(第2素子当按部216)と検出素子4の電極端子部30,31,32,34,36とを当接させつつ電気的に接続することができる。
次に、検出素子4を、リードフレーム10が配置された状態の挿通孔84に挿通して、検出素子4、リードフレーム10およびセパレータ82を一体に組み付ける組み付け作業について説明する。
検出素子4をセパレータ82の挿通孔84に挿通する作業時において、挿通孔84の内部でリードフレーム10が変形する状態を表す説明図を図6に示す。なお、図6では、1個のリードフレーム10および検出素子4を図示しており、セパレータ82については図示を省略している。
まず、組み付け作業の開始直後の第1ステップでは、検出素子4をセパレータ82の先端側に配置したあと、挿通孔84の先端側開口部に検出素子4を移動させると共に、検出素子4をリードフレーム10の素子当接部16に当接させる。
次の第2ステップでは、検出素子4をリードフレーム10の素子当接部16に押し付けて外力を印加することで、連結側端部14近傍を弾性変形させる(換言すれば、素子当接部16をフレーム本体部12に向けて弾性変形させる)と共に、素子当按部16のフレーム当接部15をフレーム本体部12の湾曲部13に近接させる作業を行う。そして、素子当接部16に対して検出素子4を更に押し付けて素子当接部16をフレーム本体部12に向けて弾性変形させると共に、素子当接部16のフレーム当接部15をフレーム本体部12の湾曲部13に当接させる作業を行う。これにより、素子当接部16は、連結側端部14およびフレーム当接部15の2カ所でフレーム本体部12に支持される状態と、つまり2点支持状態となる。
続く第3ステップでは、挿通孔84の内部後端側に検出素子4を更に挿入させ、検出素子4とセパレータ82との相対位置を移動させる作業を行う。これにより、リードフレーム10のうちフレーム本体部12の先端側部分および素子当接部16が、検出素子4と挿通孔84の内壁面との間に挟み込まれる状態となる(図1参照)。このとき、素子当接部16は、検出素子4の板面に沿うように軸線方向中間部が弾性変形しており、検出素子4の電極端子部に対して広い面積で当接する状態となる。
このようにして組み付け作業を行うことで、検出素子4、リードフレーム10およびセパレータ82を一体に組み付けることができる。ここでは、組み付け作業時における第1リードフレーム11の弾性変形状態について説明したが、第2リードフレーム211についても、第1リードフレーム11と同様の変形状態を示す。
なお、検出素子4を挿通孔84に挿通する際には、検出素子4とリードフレーム10(詳細には、素子当接部16)との間に生じる摩擦力により、フレーム本体部12が挿通孔84の内壁面から離れる方向の外力が、リードフレーム10に印加される。
これに対して、リードフレーム10のうち第1リードフレーム11は、第1フレーム係止部19の第1係止面135および第2係止面137が第1係止用溝部90の内壁面に係合する状態で、挿通孔84に配置されている。また、リードフレーム10のうち第2リードフレーム211は、第2フレーム係止部219の第3係止面235および第4係止面237が第2係止用溝部91の内壁面に係合する状態で、挿通孔84に配置されている。
このように第1フレーム係止部19の第1係止面135が第1係止用溝部90の内壁面に係合することで、フレーム本体部12が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、第1フレーム係止部19の第2係止面137が第1係止用溝部90の内壁面に係合することで、フレーム本体部12が挿通孔84の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。同様に、第2フレーム係止部219の第3係止面235が第2係止用溝部91の内壁面に係合することで、第2フレーム本体部212が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、第2フレーム係止部219の第4係止面237が第2係止用溝部91の内壁面に係合することで、第2フレーム本体部212が挿通孔84の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、外力がリードフレーム10に印加された場合であっても、フレーム本体部12(第2フレーム係止部219)の移動を抑制できるため、リードフレーム10(第1リードフレーム11、第2リードフレーム211)と検出素子4との相対位置が変化するのを防ぐことができる。
なお、検出素子4、リードフレーム10およびセパレータ82を一体に組み付ける組み付け作業は、空燃比センサ2の製造工程の途中段階で実行される。そして、空燃比センサ2の製造工程では、この組み付け作業の前段階で、検出素子4、セラミックスリーブ6、滑石リング108、セラミックホルダ106および主体金具102などからなる中間組立部品105の組み立て作業を実行している。図7に、検出素子4の後端側を主体金具102の後端部104およびセラミックスリーブ6の後端部から突出させた状態にある中間組立部品105を斜視図にて示す。
空燃比センサ2の製造工程では、中間組立部品105を構成する状態の検出素子4に対して、上述のような組み付け作業を行うことで、リードフレーム10およびセパレータ82を検出素子4に組み付けることができる。
リードフレーム10、セパレータ82および検出素子4を一体に組み付けた後、外筒44などを主体金具102に対してレーザー溶接などにより接合すると共に、グロメット50を加締め加工により外筒44に固定する固定作業などを実行することで、空燃比センサ2が完成すると共に、空燃比センサ2の製造工程が完了する。
なお、本実施例においては、リードフレーム10が特許請求の範囲に記載の金属端子部材に相当し、挿通孔84が素子挿通孔に相当している。第2リードフレーム211のうち、第2フレーム係止部219の第3係止面235が特許請求の範囲に記載の第1係止面に相当し、第4係止面237が特許請求の範囲に記載の第2係止面に相当する。
また、センサの製造工程のうち、リードフレーム10をセパレータ82のコンタクト挿通孔84の内部に配置すると共に、第1フレーム係止部19を第1係止用溝部90に配置し、第2フレーム係止部219を第2係止用溝部91に配置する作業工程が、特許請求の範囲に記載の第1工程に相当し、検出素子4、リードフレーム10および絶縁コンタクト部材82を一体に組み付ける組み付け作業における第1ステップが、特許請求の範囲に記載の第2工程に相当する。さらに、検出素子4、リードフレーム10および絶縁コンタクト部材82を一体に組み付ける組み付け作業における第2ステップおよび第3ステップが、特許請求の範囲に記載の第3工程に相当する。
以上、説明したように、本実施例の空燃比センサ2は、フレーム本体部12、素子当接部16を有するリードフレーム10を備えて構成されており、リードフレーム10は、素子当接部16のフレーム本体部12に向かっての弾性変形による復元力により、素子当接部16が検出素子4の電極端子部30,31,32,34,36に当接することで電流経路の一部を形成するよう構成されている。
そして、リードフレーム10のうち第1リードフレーム11は、第1係止面135および第2係止面137を有する第1フレーム係止部19を備えており、第1フレーム係止部19は、セパレータ82の第1係止用溝部90に配置されると共に、第1係止面135および第2係止面137が第1係止用溝部90の内壁面に係合するよう構成されている。また、リードフレーム10のうち第2リードフレーム211は、第3係止面235および第4係止面237を有する第2フレーム係止部219を備えており、第2フレーム係止部219は、セパレータ82の第2係止用溝部91に配置されると共に、第3係止面235および第4係止面237が第2係止用溝部91の内壁面に係合するよう構成されている。
第1リードフレーム11においては、第1フレーム係止部19の第1係止面135が第1係止用溝部90の内壁面に係合することで、フレーム本体部12が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、第1フレーム係止部19の第2係止面137が第1係止用溝部90の内壁面に係合することで、フレーム本体部12が挿通孔84の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。また、第2リードフレーム211においては、第2フレーム係止部219の第3係止面235が第2係止用溝部91の内壁面に係合することで、第2フレーム本体部212が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、第2フレーム係止部219の第4係止面237が第2係止用溝部91の内壁面に係合することで、第2フレーム本体部212が挿通孔84の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、外力がリードフレーム10に印加された場合であっても、フレーム本体部12(第2フレーム本体部212)の移動を抑制できるため、リードフレーム10と検出素子4との相対位置が変化するのを防ぐことができる。
よって、本実施例によれば、幅寸法を狭く又は厚さを薄く形成したリードフレーム10を用いるにあたり、不適切な外力がリードフレーム10に印加された場合であっても、リードフレーム10と検出素子4との相対位置の変化を防止でき、リードフレーム10と電極端子部30,31,32,34,36との電気的接続を適切に維持できる。
この結果、検出素子4、リードフレーム10およびセパレータ82の組み付け作業時において、リードフレーム10の座屈が生じ難くなり、センサの製造作業における不良品の発生頻度を低下できると共に、センサの製造効率の向上を図ることができる。
また、本実施例の空燃比センサ2は、検出素子4の電極端子部に接触する素子当接部16の支持状態が1点支持状態から2点支持状態に変形する構成のリードフレーム10(第1リードフレーム11、第2リードフレーム211)を用いて構成されている。
そして、リードフレーム10は、素子当按部16(第2素子当接部216)のフレーム当接部15(第2フレーム当接部215)がフレーム本体部12(第2フレーム本体部212)に当接しない1点支持状態においては、連結側端部14(第2連結側端部214)近傍の弾性変形により生じる小さい応力によって、素子当接部16を検出素子4の電極端子部に対して押し付けるように構成されている。また、リードフレーム10は、フレーム当接部15(第2フレーム当接部215)がフレーム本体部12(第2フレーム本体部212)に当接する場合には、素子当接部16(第2素子当接部216)の軸線方向中間部が弾性変形することにより、大きな応力を発生することになる。
つまり、リードフレーム10は、素子当接部16(第2素子当接部216)のフレーム当接部15(第2フレーム当接部215)がフレーム本体部12(第2フレーム本体部212)に当接しない1点支持状態よりも、素子当接部16(第2素子当接部216)のフレーム当接部15(第2フレーム当接部215)がフレーム本体部12(第2フレーム当接部212)に当接する2点支持状態の方が、素子当接部16(第2素子当接部216)を検出素子4の電極端子部に対して押し付ける圧力が大きくなるように構成されている。
これにより、空燃比センサ2の製造工程において、リードフレーム10と検出素子4とを組み付けるにあたり、組み付け作業の前半段階では、比較的小さい力でリードフレーム10の素子当接部16(第2素子当接部216)が検出素子4の電極端子部30,31,32,34,36に押し付けられることになる。この結果、リードフレーム10と検出素子4との組み付け作業時に、リードフレーム10の弾性変形に伴って検出素子4に過剰な圧力が加わるのを防止でき、圧力印加によって検出素子4が破損に至るのを抑制することができる。
また、組み付け作業の完了後においては、素子当接部16(第2素子当接部216)は、連結側端部14(第2連結側端部214)およびフレーム当接部15(第2フレーム当接部215)によりフレーム本体部12(第2フレーム本体部212)に対して支持される2点支持状態となる。この2点支持状態の素子当接部16(第2素子当接部216)の弾性変形により生じる大きい応力(弾性力)で、リードフレーム10の素子当接部16(第2素子当接部216)自身が検出素子4の電極端子部に押し付けられることで、リードフレーム10と検出素子4の電極端子部との電気的接続状態を良好にすることができる。
このため、検出素子4の電極端子部との接続状態を良好にするべく弾性力を大きく確保するために、リードフレーム10の幅寸法や厚さを大きくする必要が無くなる。つまり、本実施例のリードフレーム10は、1点支持状態の素子当接部を有するリードフレームと比較した場合には、同等の弾性力を発生させるために必要となる幅寸法や厚さを小さくすることができるといった利点がある。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例(以下、第1実施例ともいう)に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。次に、第2実施例として、幅方向に突出して形成される幅広突出部を有するリードフレームを備えて構成される第2全領域空燃比センサ(以下、第2空燃比センサともいう)について説明する。
なお、第2空燃比センサは、第1実施例の空燃比センサ2と比べて、リードフレームおよびセパレータが異なる形状に形成されており、そのほかの部材(主体金具、検出素子など)は、同様の形状であることから、以下の説明では、異なる部分であるリードフレームおよびセパレータを中心に記載する。
第2空燃比センサは、第3リードフレーム251、第4リードフレーム253および第2セパレータ182を備えている。
まず、第2セパレータ182について説明する。
図8に、先端側から見たときの第2セパレータ182の外観を表す斜視図を示す。なお、図8では、第2挿通孔184に第3リードフレーム251および第4リードフレーム253が配置された状態の第2セパレータ182の斜視図を表している。
図8に示すように、第2セパレータ182は、軸線方向に貫通する第2挿通孔184を有する筒状形状に形成されると共に、外表面から径方向外向きに突出する第2鍔部183が備えられている。第2セパレータ182は、第2鍔部183が外筒44の外筒側支持部64に当接することで、外筒44の内部に配置される。なお、外筒側支持部64は、外筒44において内向きに突出する形態で形成されている(図1参照)。
そして、第2挿通孔184のうち検出素子4の第1板面21(図1参照)に対向する内壁面には、内向きに突出する第1リブ部187が2カ所に形成されている。第1リブ部187は、3個の第4リードフレーム253をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための3つの狭小フレーム配置溝186の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、3つの狭小フレーム配置溝186は、検出素子4の第1板面21における電極端子部30,31,32に対応する位置に形成されている。
また、第2挿通孔184のうち検出素子4の第2板面23(図1参照)に対向する内壁面には、内向きに突出する第2リブ部189が1カ所に形成されている。第2リブ部189は、2個の第3リードフレーム251をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための2つの幅広フレーム配置溝188の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、2つの幅広フレーム配置溝188は、検出素子4の第2板面23における電極端子部34,36に対応する位置に形成されている。
第1リブ部187および第2リブ部189は、隣接するフレーム配置溝に配置されるリードフレーム同士が接触するのを阻止する機能を有しており、隣接して配置されるリードフレーム同士が電気的に導通するのを阻止することにより、電流経路が不良となるのを防止できる。
また、第2セパレータ182は、先端面(図における手前側の面)に、第2挿通孔184の先端側開口部に繋がる形態で形成される幅広係止用溝部190および狭小係止用溝部191を備えている。
幅広係止用溝部190は、軸線方向に垂直な面における断面形状が略L字形に形成されており、第3リードフレーム251の後述する第1幅広連結部271および第2幅広連結部273を配置可能に形成されている。なお、幅広係止用溝部190は、2個の幅広フレーム配置溝188に繋がる2カ所に形成されている。
狭小係止用溝部191は、軸線方向に垂直な面における断面形状が略L字形に形成されており、第4リードフレーム253の後述する第1狭小連結部321および第2狭小連結部323を配置可能に形成されている。なお、狭小係止用溝部191は、3個の狭小フレーム配置溝186に繋がる3カ所に形成されている。
次に、第3リードフレーム251および第4リードフレーム253について説明する。
図9に、第3リードフレーム251および第4リードフレーム253の外観を表す斜視図を示す。
第3リードフレーム251は、軸線方向に延びる長尺状の板状部材からなる第3フレーム本体部262と、第3フレーム本体部262の先端から延びると共に、自身の少なくとも一部が第3フレーム本体部262と検出素子4の間に配置されるように延びる第3素子当接部266と、を備えており、第3素子当接部266(詳細には、第3素子当接部266の一部)が検出素子4の電極端子部に当接するように構成されている。
第3フレーム本体部262は、軸線方向における略中間位置に第3湾曲部263を有しており、第3湾曲部263よりも先端に位置する先端側部分と、第3湾曲部263よりも後端に位置する後端側部分とが、板面の厚さ方向における位置が異なる位置となるように構成されている。また、第3フレーム本体部262は、軸線方向中間位置よりも先端側部分における板面の幅寸法W3が1.2[mm]、厚さが0.2[mm]に形成されている。
ここで、幅寸法とは、軸線方向に垂直で、かつ第3素子当接部266と第3フレーム本体部262との隙間間隔方向に垂直となる方向の寸法である。また、第3リードフレーム251は、従来のリードフレームに比べて、幅寸法が狭く形成されると共に、厚さが薄く形成されている。
第3リードフレーム251の第3フレーム本体部262の一部をなす幅広連結部264は、第1幅広連結部271、第2幅広連結部273を備えて構成されると共に、第2幅広連結部273の一方の側面から該第2幅広連結部273の幅方向に突出して形成される幅広突出部231を備えている。なお、第2幅広連結部273の先端は、第3素子当接部266の第3連結側端部275に連結されている。
第1幅広連結部271は、第3フレーム本体部262の先端寄り部位より、第3フレーム本体部262と第3素子当接部266との隙間間隔方向のうち第3素子当接部266から離れる方向に向けて延設されている。
第2幅広連結部273は、第1幅広連結部271のうち第3素子当接部216から離れる側の端部から、第3フレーム本体部262の軸線方向における先端側に向けて延設されている。
第3リードフレーム251の第1幅広連結部271は、第3フレーム本体部262の軸線方向後端側に臨む第1係止面283を有している。また、第3リードフレーム251の幅広突出部281は、第3フレーム本体部262と第3素子当接部266との隙間間隔方向における第3素子当接部266側(検出素子4側)に臨む第2係止面285を有している。
つまり、幅広連結部264は、第1係止面283および第2係止面285を備えて構成されており、特許請求の範囲に記載のフレーム係止部に相当する。
第3素子当接部266は、第3リードフレーム251自身の自由状態においては、第3素子当接部266のうち軸線方向後端部となる第3フレーム当接部265が第3フレーム本体部262から離れた状態となるように形成されている。また、第3素子当接部266は、軸線方向中間部から第3フレーム本体部262までの間隙寸法が、第3フレーム当接部265から第3フレーム本体部262までの間隙寸法に比べて長くなるように湾曲した円弧状形状に形成されており、円弧状形状のうち凸側表面が検出素子4の電極端子部に当接するように形成されている。
なお、第3素子当接部266は、第3連結側端部275近傍が弾性変形し、第3素子当接部266が第3フレーム本体部262に向かって弾性変形を続けることにより、第3フレーム当接部265が第3フレーム本体部262に当接するよう構成されている。
また、第3リードフレーム251は、外力が印加されず第3素子当接部266が弾性変形していない場合(自由状態である場合)には、第3素子当接部266の第3フレーム当接部265と第3フレーム本体部262との間隙寸法が、第2セパレータ182の幅広フレーム配置溝188の深さ寸法よりも小さくなるよう構成されている。
なお、第3リードフレーム251は、検出素子4と第2セパレータ182との間に挟持されて第3素子当接部266が第3フレーム本体部262に向かって弾性変形した場合には、第3素子当接部266の第3フレーム当接部265が第3フレーム本体部262に当接すると共に、第3素子当接部266のうち少なくとも一部が幅広フレーム配置溝188の外部に配置されて検出素子4の電極端子部に当接されるよう構成されている。
さらに、第3リードフレーム251は、第3フレーム本体部262の後端(図における上端部)に連結される形で第3リード線接続部267を備えている。この第3リード線接続部267は、曲げ加工により略筒状形状に形成された後、リード線46(図示省略)の芯線が内部に挿通された状態で径方向内向きに加締められることで、リード線46と電気的に接続される。なお、図9では、略筒状形状に形成された状態の第3リード線接続部267を表している。
次に、第4リードフレーム253は、軸線方向に延びる長尺状の板状部材からなる第4フレーム本体部312と、第4フレーム本体部312の先端から延びると共に、自身の少なくとも一部が第4フレーム本体部312と検出素子4の間に配置されるように延びる第4素子当接部316と、を備えると共に、第4素子当接部316(詳細には、第4素子当接部316の一部)が検出素子4の電極端子部に当接するように構成されている。
第4フレーム本体部312は、軸線方向における略中間位置に第4湾曲部313を有しており、第4湾曲部313よりも先端に位置する先端側部分と、第4湾曲部313よりも後端に位置する後端側部分とが、板面の厚さ方向における位置が異なる位置となるように構成されている。また、第4フレーム本体部312は、軸線方向中間位置よりも先端側部分における板面の幅寸法W4が0.8[mm]、厚さが0.2[mm]に形成されている。
ここで、幅寸法とは、軸線方向に垂直で、かつ第4素子当接部316と第4フレーム本体部312との隙間間隔方向に垂直となる方向の寸法である。また、第4リードフレーム253は、従来のリードフレームに比べて、幅寸法が狭く形成されると共に、厚さが薄く形成されている。
第4リードフレーム253の狭小連結部314は、第1狭小連結部321、第2狭小連結部323を備えて構成されると共に、第2狭小連結部323の側面から該第2狭小連結部323の幅方向に突出して形成される第2幅広突出部331を備えている。なお、第2狭小連結部273の先端は、第4素子当接部316の第4連結側端部325に連結されている。
第1狭小連結部321は、第4フレーム本体部312の先端寄り部位より、第4フレーム本体部312と第4素子当接部316との隙間間隔方向のうち第4素子当接部316から離れる方向に向けて延設されている。
第2狭小連結部323は、第1狭小連結部321のうち第4素子当接部316から離れる側に位置する端部から、第4フレーム本体部312の軸線方向における先端側に向けて延設されている。
第4リードフレーム253の第1狭小連結部321は、第4フレーム本体部312の軸線方向後端側に臨む第1係止面333を有している。また、第4リードフレーム253の第2幅広突出部331は、第4フレーム本体部312と第4素子当接部316との隙間間隔方向における第4素子当接部316側(検出素子4側)に臨む第2係止面335を有している。
つまり、狭小連結部314は、第1係止面333および第2係止面335を備えて構成されており、特許請求の範囲に記載のフレーム係止部に相当する。
第4素子当接部316は、第4リードフレーム253自身の自由状態においては、第4素子当接部316のうち軸線方向後端部となる第4フレーム当接部315が第4フレーム本体部312から離れた状態となるように形成されている。また、第4素子当接部316は、軸線方向中間部から第4フレーム本体部312までの間隙寸法が、第4フレーム当接部315から第4フレーム本体部312までの間隙寸法に比べて長くなるように湾曲した円弧状形状に形成されており、円弧状形状のうち凸側表面が検出素子4の電極端子部に当接するように形成されている。
なお、第4素子当接部316は、第4連結側端部325近傍が弾性変形し、第4素子当接部316が第4フレーム本体部312に向かって弾性変形を続けることにより、第4フレーム当接部315が第4フレーム本体部312に当接するよう構成されている。
また、第4リードフレーム253は、外力が印加されず第4素子当接部316が弾性変形していない場合(自由状態である場合)には、第4素子当接部316の第4フレーム当接部315と第4フレーム本体部312との間隙寸法が、第2セパレータ182の狭小フレーム配置溝186の深さ寸法よりも小さくなるよう構成されている。
なお、第4リードフレーム253は、検出素子4と第2セパレータ182との間に扶持されて第4素子当接部316が第4フレーム本体部312に向かって弾性変形した場合には、第4素子当接部316の第4フレーム当接部315が第4フレーム本体部312に当接すると共に、第4素子当接部316のうち少なくとも一部が狭小フレーム配置溝186の外部に配置されて検出素子4の電極端子部に当接されるよう構成されている。
さらに、第4リードフレーム253は、第4フレーム本体部312の後端(図における上端部)に連結される形で第4リード線接続部317を備えている。この第4リード線接続部317は、曲げ加工により略筒状形状に形成された後、リード線46(図示省略)の芯線が内部に挿通された状態で径方向内向きに加締められることで、リード線46と電気的に接続される。なお、図9では、略筒状形状に形成された状態の第4リード線接続部317を表している。
図8に示すように、第3リードフレーム251が第2挿通孔184に配置される場合には、第3リードフレーム251の第1幅広連結部271および幅広突出部281は、第2セパレータ182の幅広係止用溝部190に配置される。この結果、第1幅広連結部271の第1係止面283および幅広突出部281の第2係止面285は、幅広係止用溝部190の内壁面に係合する状態となる。
また、第4リードフレーム253が第2挿通孔184に配置される場合には、第4リードフレーム253の第1狭小連結部321および第2幅広突出部331は、第2セパレータ182の狭小係止用溝部191に配置される。この結果、第1狭小連結部321の第1係止面333および第2幅広突出部331の第2係止面335は、狭小係止用溝部191の内壁面に係合する状態となる。
なお、第3リードフレーム251は、第3リード線接続部267にリード線46が接続された後に、リード線46と共に第2セパレータ182の第2挿通孔184に挿通される状態で、第2挿通孔184に配置される。また、第4リードフレーム253は、第4リード線接続部317にリード線46が接続された後に、リード線46と共に第2セパレータ182の第2挿通孔184に挿通される状態で、第2挿通孔184に配置される。
このように第3リードフレーム251および第4リードフレーム253が配置された状態の第2セパレータ182の第2挿通孔184に対して、検出素子4を挿通することで、第3リードフレーム251の第3素子当接部266と検出素子4の電極端子部34,36とを電気的に接続でき、第4リードフレーム253の第4素子当接部316と検出素子4の電極端子部30,31,32とを電気的に接続することができる。
なお、本第2実施例においては、第3リードフレーム251および第4リードフレーム253が特許請求の範囲に記載の金属端子部材に相当し、第2挿通孔184が素子挿通孔に相当している。また、第3リードフレーム251のうち、第1幅広連結部271の第1係止面283が特許請求の範囲に記載の第1係止面に相当し、幅広突出部281の第2係止面285が特許請求の範囲に記載の第2係止面に相当する。さらに、第4リードフレーム253のうち、第1狭小連結部321の第1係止面333が特許請求の範囲に記載の第1係止面に相当し、第2幅広突出部331の第2係止面335が特許請求の範囲に記載の第2係止面に相当する。
また、第1幅広連結部271および第1狭小連結部321が特許請求の範囲に記載の第1連結部に相当し、第2幅広連結部273および第2狭小連結部323が第2連結部に相当し、幅広突出部281および第2幅広突出部331が幅広突出部に相当する。
以上に説明したように、第2実施例の第2空燃比センサは、第1係止面283および第2係止面285を有する第3リードフレーム251を備えると共に、第1係止面283および第2係止面285が幅広係止用溝部190の内壁面に係合するよう構成されている。
このように、第3リードフレーム251の第1係止面283が幅広係止用溝部190の内壁面に係合することで、第3フレーム本体部262が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、第2係止面285が幅広係止用溝部190の内壁面に係合することで、第3フレーム本体部262が第2挿通孔184の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
また、第4リードフレーム253は、第1係止面333および第2係止面335を備えており、第1係止面333および第2係止面335は、狭小係止用溝部191の内壁面に係合する。
このように、第4リードフレーム253の第1係止面333が狭小係止用溝部191の内壁面に係合することで、第4フレーム本体部312が軸線方向後端側に移動するのを制限でき、また、第2係止面335が狭小係止用溝部191の内壁面に係合することで、第4フレーム本体部312が第2挿通孔184の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、外力が第3リードフレーム251および第4リードフレーム253に加わった場合であっても、第3フレーム本体部262および第4フレーム本体部312の移動を抑制できるため、第3リードフレーム251と検出素子4との相対位置、および第4リードフレーム253と検出素子4との相対位置が変化するのを防ぐことができる。
よって、本第2実施例によれば、幅寸法を狭く又は厚さを薄く形成した第3リードフレーム251および第4リードフレーム253を用いるにあたり、不適切な外力がリードフレームに印加された場合であっても、リードフレームと検出素子4との相対位置の変化を防止でき、リードフレームと電極端子部30,31,32,34,36との電気的接続を適切に維持できる。
この結果、検出素子4、リードフレームおよび第2セパレータ182の組み付け作業時において、リードフレームの座屈が生じ難くなり、センサの製造作業における不良品の発生頻度を低下できると共に、センサの製造効率の向上を図ることができる。
また、第4リードフレーム253は、第2幅広突出部331が第2狭小連結部323の両側面にそれぞれ設けられているのではなく、第2狭小連結部323の一方の側面だけに設けられている。これにより、第2セパレータ182における第1リブ部187のうち、第2幅広突出部331が配置される部分の厚さが薄くなりすぎるのを防止でき、第2セパレータ182を破損し難い構造とすることができる。
つまり、第2幅広突出部331が第2狭小連結部323の両側面にそれぞれ設けられている場合には、隣接して配置される2個の第4リードフレーム253のそれぞれの第2幅広突出部331の配置領域(狭小係止用溝部191)を確保するために、第1リブ部187の厚さ寸法を薄く形成する必要がある。
これに対して、第2幅広突出部331が第2狭小連結部323の一方の側面のみに設けられた第4リードフレーム253を用いることで、第1リブ部187の一部の厚さが薄くなりすぎるのを防止でき、第2セパレータ182の破損が生じ難いセンサを得ることができる。
次に、第3実施例として、幅方向に突出して形成される幅広突出部を有するリードフレームとフレーム連結部を有するリードフレームとを備えて構成される第3全領域空燃比センサ(以下、第3空燃比センサともいう)について説明する。
なお、第3空燃比センサは、第1実施例の空燃比センサ2と比べて、リードフレームおよびセパレータが異なる形状に形成されており、そのほかの部材(主体金具、検出素子など)は、同様の形状であることから、以下の説明では、異なる部分であるリードフレームおよびセパレータを中心に記載する。
第3空燃比センサは、第5リードフレーム351、第6リードフレーム353および第3セパレータ282を備えている。
まず、第3セパレータ282について説明する。
図10に、先端側から見たときの第3セパレータ282の外観を表す斜視図を示す。なお、図10では、第3挿通孔284に第5リードフレーム351および第6リードフレーム353が配置された状態の第3セパレータ282の斜視図を表している。
図10に示すように、第3セパレータ282は、軸線方向に貫通する第3挿通孔284を有する筒状形状に形成されると共に、外表面から径方向外向きに突出する第3鍔部280が備えられている。第3セパレータ282は、第3鍔部280が外筒44の外筒側支持部64に当接することで、外筒44の内部に配置される。なお、外筒側支持部64は、外筒44において内向きに突出する形態で形成されている(図1参照)。
そして、第3挿通孔284のうち検出素子4の第1板面21(図示省略)に対向する内壁面には、内向きに突出する第1リブ部287が2カ所に形成されている。第1リブ部287は、2個の第5リードフレーム351および1個の第6リードフレーム353をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための3つのフレーム配置溝286の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、3つのフレーム配置溝286は、検出素子4の第1板面21における電極端子部30,31,32に対応する位置に形成されている。
また、第3挿通孔284のうち検出素子4の第2板面23(図示省略)に対向する内壁面には、内向きに突出する第2リブ部289が1カ所に形成されている。第2リブ部289は、2個の第5リードフレーム351をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための2つの幅広フレーム配置溝288の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、2つの幅広フレーム配置溝288は、検出素子4の第2板面23における電極端子部34、36に対応する位置に形成されている。
第1リブ部287および第2リブ部289は、隣接するフレーム配置溝に配置されるリードフレーム同士が接触するのを阻止する機能を有しており、隣接して配置されるリードフレーム同士が電気的に導通するのを阻止することにより、電流経路が不良となるのを防止できる。
また、第3セパレータ282は、先端面(図における手前側の面)に、第3挿通孔284の先端側開口部に繋がる形態で形成される第3幅広係止用溝部290および第3狭小係止用溝部291を備えている。
第3幅広係止用溝部290は、軸線方向に垂直な面における断面形状が略T字形に形成されており、第5リードフレーム351の後述する第1幅広連結部271および第2幅広連結部273を配置可能に形成されている。
第3狭小係止用溝部291は、第3挿通孔284の先端側開口部から第3セパレータ282の径方向外向きに形成される径方向溝部と、径方向溝部に連通して第3セパレータ282の後端向きに形成される軸線方向溝部と、を備えている。また、第3狭小係止用溝部291は、第6リードフレーム353の後述する第1狭小フレーム連結部421および第2狭小フレーム連結部423を配置可能に形成されている。なお、第3狭小係止用溝部291は、並んで形成される3個のフレーム配置溝286のうち中央に位置するフレーム配置溝286に繋がる1カ所に形成されている。
次に、第5リードフレーム351および第6リードフレーム353について説明する。図11に、第5リードフレーム351および第6リードフレーム353の外観を表す斜視図を示す。
第5リードフレーム351は、第3リードフレーム251に対して幅広突出部を1個追加して構成されている。つまり、第5リードフレーム351は、第2幅広連結部273の一方の側面から該第2幅広連結部273の幅方向に突出して形成される幅広突出部281と、第2幅広連結部273の他方の側面から該第2幅広連結部273の幅方向に突出して形成される第3幅広突出部381を備えて構成されている。
図においては、第5リードフレーム351のうち、第3リードフレーム251と共通する部分の符号は、第3リードフレーム251と同一の符号を付して表している。
そして、第5リードフレーム351は、第4幅広連結部364を備えて構成されており、第4幅広連結部364は、第1幅広連結部271、第2幅広連結部273、幅広突出部281および第3幅広突出部381を備えて構成されている。なお、第2幅広連結部273の先端が第3素子当接部266の第3連結側端部275と連結している。
また、第5リードフレーム351の第3幅広突出部381は、第3フレーム本体部262と第3素子当接部266との隙間間隔方向における第3素子当接部266側に対向する第5係止面385を備えている。
つまり、第4幅広連結部364は、第1係止面283、第2係止面285および第5係止面385を備えて構成されており、特許請求の範囲に記載のフレーム係止部に相当する。
次に、第6リードフレーム353は、軸線方向に延びる長尺状の板状部材からなる第6フレーム本体部412と、第6フレーム本体部412の先端から延びると共に、自身の少なくとも一部が第6フレーム本体部412と検出素子4の間に配置されるように延びる第6素子当接部416と、を備えると共に、第6素子当接部416(詳細には、第6素子当接部416の一部)が検出素子4の電極端子部に当接するように構成されている。
第6フレーム本体部412は、軸線方向における略中間位置に第6湾曲部413を有しており、第6湾曲部413よりも先端に位置する先端側部分と、第6湾曲部413よりも後端に位置する後端側部分とが、板面の厚さ方向における位置が異なる位置となるように構成されている。
第6リードフレーム353の狭小フレーム連結部414は、第1狭小フレーム連結部421、第2狭小フレーム連結部423および第3狭小フレーム連結部425を備えて構成されている。
第1狭小フレーム連結部421は、第6フレーム本体部412の先端寄り部位より、第6フレーム本体部412と第6素子当接部416との隙間間隔方向のうち第6素子当接部416から離れる方向に向けて延設されている。
第2狭小フレーム連結部423は、第1狭小フレーム連結部421のうち第6素子当接部416から離れる側の端部から、第6フレーム本体部412の軸線方向後端側に向けて延設されている。
第3狭小フレーム連結部425は、第2狭小フレーム連結部423のうち第1狭小フレーム連結部421との連結側とは反対側の端部から延設されると共に、第6フレーム本体部412の軸線方向における先端側に折り曲げられ、さらに第1狭小フレーム連結部421よりも先端側で第6素子当接部416と連結している。
第1狭小フレーム連結部421は、第6フレーム本体部412の軸線方向後端側に臨む第1係止面433を有している。また、第2狭小フレーム連結部423は、第6フレーム本体部412と第6素子当接部416との隙間間隔方向における第6素子当接部416側に臨む第2係止面435を有している。
つまり、狭小フレーム連結部414は、第1係止面433および第2係止面435を備えて構成されており、特許請求の範囲に記載のフレーム係止部に相当する。
第6素子当接部416は、自身の先端が、第6フレーム本体部412の先端(第3狭小フレーム連結部425の先端)に連結されており、第6リードフレーム353自身の自由状態においては、第6素子当接部416のうち軸線方向後端部となる第6フレーム当接部415が第6フレーム本体部412から離れた状態となるように形成されている。また、第6素子当接部416は、軸線方向中間部から第6フレーム本体部412までの間隙寸法が、第6フレーム当接部415から第6フレーム本体部412までの間隙寸法に比べて長くなるように湾曲した円弧状形状に形成されており、円弧状形状のうち凸側表面が検出素子4の電極端子部に当接するように形成されている。
なお、第6素子当接部416は、自身の先端近傍が弾性変形し、第6素子当接部416が第6フレーム本体部412に向かって弾性変形を続けることにより、第6素子当接部416が第6フレーム本体部412に当接するよう構成されている。
また、第6リードフレーム353は、外力が印加されず第6素子当接部416が弾性変形していない場合(自由状態である場合)には、第6素子当接部416の第6フレーム当接部415と第6フレーム本体部412との間隙寸法が、第3セパレータ282のフレーム配置溝286の深さ寸法よりも小さくなるよう構成されている。
なお、第6リードフレーム353は、検出素子4と第3セパレータ282との間に扶持されて第6素子当接部416が第6フレーム本体部412に向かって弾性変形した場合には、第6素子当接部416の第6フレーム当接部415が第6フレーム本体部412に当接すると共に、第6素子当接部416のうち少なくとも一部がフレーム配置溝286の外部に配置されて検出素子4の電極端子部に接続されるよう構成されている。
さらに、第6リードフレーム353は、第6フレーム本体部412の後端部(図における上端部)に連結される形で第6リード線接続部417を備えている。この第6リード線接続部417は、曲げ加工により略筒状形状に形成された後、リード線46(図示省略)の芯線が内部に挿通された状態で径方向内向きに加締められることで、リード線46と電気的に接続される。なお、図11では、略筒状形状に形成された状態の第6リード線接続部417を表している。
図10に示すように、第5リードフレーム351が第3挿通孔284に配置される場合には、第5リードフレーム351の第1幅広連結部271、幅広突出部281および第3幅広突出部381は、第3セパレータ282の第3幅広係止用溝部290に配置される。この結果、第1幅広連結部271の第1係止面283、幅広突出部281の第2係止面285および第3幅広突出部381の第5係止面385は、第3幅広係止用溝部290の内壁面に係合する状態となる。
また、第6リードフレーム353が第3挿通孔284に配置される場合には、第6リードフレーム353の第1狭小フレーム連結部421および第2狭小フレーム連結部423は、第3セパレータ282の第3狭小係止用溝部291に配置される。この結果、第1狭小フレーム連結部421の第1係止面433および第2狭小フレーム連結部423の第2係止面435は、第3狭小係止用溝部291の内壁面に係合する状態となる。
なお、第5リードフレーム351は、第3リード線接続部267にリード線46が接続された後に、リード線46と共に第3セパレータ282の第3挿通孔284に挿通される状態で、第3挿通孔284に配置される。また、第6リードフレーム353は、第6リード線接続部417にリード線46が接続された後にリード線46と共に第3セパレータ282の第3挿通孔284に挿通される状態で、第3挿通孔284に配置される。
このように第5リードフレーム351および第6リードフレーム353が配置された状態の第3セパレータ282の第3挿通孔284に対して、検出素子4を挿通することで、第5リードフレーム351の第3素子当接部266と検出素子4の電極端子部30,32,34,36とを電気的に接続でき、第6リードフレーム353の第6素子当接部416と検出素子4の電極端子部31とを電気的に接続することができる。
なお、本第3実施例においては、第5リードフレーム351および第6リードフレーム353が特許請求の範囲に記載の金属端子部材に相当し、第3挿通孔284が素子挿通孔に相当している。また、第5リードフレーム351のうち、第1幅広連結部271の第1係止面283が特許請求の範囲に記載の第1係止面に相当し、幅広突出部281の第2係止面285および第3幅広突出部381の第5係止面385が第2係止面に相当する。
また、第6リードフレーム353のうち、第1狭小フレーム連結部421が特許請求の範囲に記載の第1フレーム連結部に相当し、第2狭小フレーム連結部423が第2フレーム連結部に相当し、第3狭小フレーム連結部425が第3フレーム連結部に相当する。さらに、第6リードフレーム353のうち、第1狭小フレーム連結部421の第1係止面433が特許請求の範囲に記載の第1係止面に相当し、第2狭小フレーム連結部423の第2係止面435が特許請求の範囲に記載の第2係止面に相当する。
以上に説明したように、第3実施例の第3空燃比センサは、第1係止面283、第2係止面285および第5係止面385を有する第5リードフレーム351を備えると共に、第1係止面283、第2係止面285および第5係止面385が第3幅広係止用溝部290の内壁面に係合するよう構成されている。
このように、第5リードフレーム351の第1係止面283が第3幅広係止用溝部290の内壁面に係合することで、第5リードフレーム351の第3フレーム本体部262が軸線方向後端側に移動するのを制限できる。また、第5リードフレーム351の第2係止面285および第5係止面385が第3幅広係止用溝部290の内壁面に係合することで、第5リードフレーム351の第3フレーム本体部262が第3挿通孔284の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
また、第6リードフレーム353は、第1係止面433および第2係止面435を備えており、第1係止面433および第2係止面435は、第3狭小係止用溝部291の内壁面に係合する。
このように、第6リードフレーム353の第1係止面433が第3狭小係止用溝部291の内壁面に係合することで、第6フレーム本体部412が軸線方向後端側に移動するのを制限できる。また、第6リードフレーム353の第2係止面435が第3狭小係止用溝部291の内壁面に係合することで、第6フレーム本体部412が第3挿通孔284の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、外力が第5リードフレーム351および第6リードフレーム353に加わった場合であっても、第5リードフレーム351の第3フレーム本体部262および第6リードフレーム353の第6フレーム本体部412の移動を抑制できるため、第5リードフレーム351と検出素子4との相対位置、および第6リードフレーム353と検出素子4との相対位置が変化するのを防ぐことができる。
よって、本第3実施例によれば、幅寸法を狭く又は厚さを薄く形成した第5リードフレーム351および第6リードフレーム353を用いるにあたり、不適切な外力がリードフレームに印加された場合であっても、リードフレームと検出素子4との相対位置の変化を防止でき、リードフレームと電極端子部30,31,32,34,36との電気的接続を適切に維持できる。
この結果、検出素子4、リードフレームおよび第3セパレータ282の組み付け作業時において、リードフレームの座屈が生じ難くなり、センサの製造作業における不良品の発生頻度を低下できると共に、センサの製造効率の向上を図ることができる。
次に、第4実施例として、第6リードフレーム353と第7リードフレーム511とを備えて構成される第4全領域空燃比センサ(以下、第4空燃比センサともいう)について説明する。
なお、第4空燃比センサは、第1実施例の空燃比センサ2と比べて、リードフレームおよびセパレータが異なる形状に形成されており、そのほかの部材(主体金具、検出素子など)は、同様の形状であることから、以下の説明では、異なる部分であるリードフレームおよびセパレータを中心に記載する。
第4空燃比センサは、第6リードフレーム353、第7リードフレーム511および第4セパレータ382を備えている。このうち、第6リードフレーム353は、上述した第3実施例において説明したものと同様の構成であることから、ここでは説明を省略する。
まず、第4セパレータ382について説明する。
図12に、先端側から見たときの第4セパレータ382の外観を表す斜視図を示す。なお、図12においては、第4挿通孔384に第6リードフレーム353および第7リードフレーム511が配置された状態の第4セパレータ382の斜視図を表している。
図12に示すように、第4セパレータ382は、軸線方向に貫通する第4挿通孔384を有する筒状形状に形成されると共に、外表面から径方向外向きに突出する第4鍔部383が備えられている。第4セパレータ382は、第4鍔部383が外筒44の外筒側支持部64に当接することで、外筒44の内部に配置される。なお、外筒側支持部64は、外筒44において内向きに突出する形態で形成されている(図1参照)。
そして、第4挿通孔384のうち検出素子4の第1板面21(図示省略)に対向する内壁面には、内向きに突出する第1リブ部387が2カ所に形成されている。第1リブ部387は、2個の第7リードフレーム511および1個の第6リードフレーム353をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための3つのフレーム配置溝386の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、3つのフレーム配置溝386は、検出素子4の第1板面21における電極端子部30,31,32に対応する位置に形成されている。
また、第4挿通孔384のうち検出素子4の第2横面23(図示省略)に対向する内壁面には、内向きに突出する第2リブ部389が1カ所に形成されている。第2リブ部389は、2個の第7リードフレーム511をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための2つの幅広フレーム配置溝388の境界を形成する挿通孔内リードフレーム境界部として備えられている。そして、2つの幅広フレーム配置溝388は、検出素子4の第2板面23における電極端子部34、36に対応する位置に形成されている。
第1リブ部387および第2リブ部389は、隣接するフレーム配置溝に配置されるリードフレーム同士が接触するのを阻止する機能を有しており、隣接して配置されるリードフレーム同士が電気的に導通するのを阻止することにより、電流経路が不良となるのを防止できる。
また、第4セパレータ382は、先端面(図における手前側の面)に、第4挿通孔384の先端側開口部に繋がる形態で形成される第4幅広係止用溝部390および第4狭小係止用溝部391を備えている。
第4幅広係止用溝部390は、第4挿通孔384の先端側開口部から第4セパレータ382の径方向外向きに形成される径方向溝部と、径方向溝部に連通して第4セパレータ382の後端向きに形成される軸線方向溝部と、を備えている。また、第4幅広係止用溝部390は、第7リードフレーム511の後述する第7フレーム係止部519を配置可能に形成されている。
第4狭小係止用溝部391は、第4挿通孔384の先端側開口部から第4セパレータ382の径方向外向きに形成される径方向溝部と、径方向溝部に連通して第4セパレータ382の後端向きに形成される軸線方向溝部と、を備えている。また、第4狭小係止用溝部391は、第6リードフレーム353の第1狭小フレーム連結部421および第2狭小フレーム連結部423を配置可能に形成されている。
なお、第4狭小係止用溝部391は、並んで形成される3個のフレーム配置溝386のうち中央に位置するフレーム配置溝386に繋がる1カ所に形成されている。
次に、第7リードフレーム511について説明する。
図13に、第7リードフレーム511の外観を表す斜視図を示す。第7リードフレーム511は、第1リードフレーム11の第1フレーム係止部19を第7フレーム係止部519に置き換えて構成されている。なお、図13においては、第7リードフレーム511のうち、第1リードフレーム11と共通する部分の符号は、第1リードフレーム11と同一の符号を付して表している。
第7フレーム係止部519は、第1フレーム係止部19と同様の形状の第1延設部131と、第1フレーム係止部19の第2延設部133を軸線方向後端側に拡大した形状の第7延設部533と、を備えて構成されている。
このうち、第1延設部131は、フレーム本体部12の先端寄り部位より、フレーム本体部12と素子当接部16との隙間間隔方向のうち素子当按部16から離れる方向に延設されるように構成されている。
第7フレーム係止部519のうち、第1延設部131および第7延設部533は、フレーム本体部12の軸線方向後端側に臨む第1係止面135を有しており、第7延設部533は、フレーム本体部12と素子当接部16との隙間間隔方向における素子当接部16側に臨む第7係止面537を有している。
図12に示すように、第7リードフレーム511が第4挿通孔384に配置される場合には、第7リードフレーム511の第7フレーム係止部519は、第4セパレータ382の第4幅広係止用溝部390に配置される。この結果、第7フレーム係止部519の第1係止面135および第7係止面537は、第4幅広係止用溝部390の内壁面に係合する状態となる。
また、第6リードフレーム353が第4挿通孔384に配置される場合には、第6リードフレーム353の第1狭小フレーム連結部421および第2狭小フレーム連結部423は、第4セパレータ382の第4狭小係止用溝部391に配置される。この結果、第1狭小フレーム連結部421の第1係止面433および第2狭小フレーム連結部423の第2係止面435は、第4狭小係止用溝部391の内壁面に係合する状態となる。
なお、第7リードフレーム511は、リード線接続部17にリード線46が接続された後に、リード線46と共に第4セパレータ382の第4挿通孔384に挿通される状態で、第4挿通孔384に配置される。また、第6リードフレーム353は、第6リード線接続部417にリード線46が接続された後に、リード線46と共に第4セパレータ382の第4挿通孔384に挿通される状態で、第4挿通孔384に配置される。
このように第7リードフレーム511および第6リードフレーム353が配置された状態の第4セパレータ382の第4挿通孔384に対して、検出素子4を挿通することで、第7リードフレーム511の素子当接部16と検出素子4の電極端子部30,32,34,36とを電気的に接続でき、第6リードフレーム353の第6素子当接部416と検出素子4の電極端子部31とを電気的に接続することができる。
なお、本第4実施例においては、第7リードフレーム511および第6リードフレーム353が特許請求の範囲に記載の金属端子部材に相当し、第4挿通孔384が素子挿通孔に相当している。また、第7リードフレーム511のうち、第7フレーム係止部519の第7延設部533が特許請求の範囲に記載の第2延設部に相当し、第7延設部533の第7係止面537が特許請求の範囲に記載の第2係止面に相当する。
以上に説明したように、第4実施例の第4空燃比センサは、第1係止面135および第7係止面537を有する第7リードフレーム511を備えると共に、第1係止面135および第7係止面537が第4幅広係止用溝部390の内壁面に係合するよう構成されている。
このように、第7リードフレーム511の第1係止面135が第4幅広係止用溝部390の内壁面に係合することで、第7リードフレーム511のフレーム本体部12が軸線方向後端側に移動するのを制限できる。また、第7リードフレーム511の第7係止面537が第4幅広係止用溝部390の内壁面に係合することで、第7リードフレーム511のフレーム本体部12が第4挿通孔384の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
また、第6リードフレーム353は、第1係止面433および第2係止面435を備えており、第1係止面433および第2係止面435は、第4狭小係止用溝部391の内壁面に係合する。
このように、第6リードフレーム353の第1係止面433が第4狭小係止用溝部391の内壁面に係合することで、第6フレーム本体部412が軸線方向後端側に移動するのを制限できる。また、第6リードフレーム353の第2係止面435が第4狭小係止用溝部391の内壁面に係合することで、第6フレーム本体部412が第4挿通孔384の内面から離れる方向に移動するのを制限できる。
つまり、外力が第7リードフレーム511および第6リードフレーム353に加わった場合であっても、第7リードフレーム511のフレーム本体部12および第6リードフレーム353の第6フレーム本体部412の移動を抑制できるため、第7リードフレーム511と検出素子4との相対位置、および第6リードフレーム353と検出素子4との相対位置が変化するのを防ぐことができる。
よって、本第4実施例によれば、幅寸法を狭く又は厚さを薄く形成した第7リードフレーム511および第6リードフレーム353を用いるにあたり、不適切な外力がリードフレームに加わった場合であっても、リードフレームと検出素子4との相対位置の変化を防止でき、リードフレームと電極端子部30,31,32,34,36との電気的接続を適切に維持できる。
この結果、検出素子4、リードフレームおよび第4セパレータ382の組み付け作業時において、リードフレームの座屈が生じ難くなり、センサの製造作業における不良品の発生頻度を低下できると共に、センサの製造効率の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例1〜4に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、幅広突出部が第2連結部の両方の側部に設けられる金属端子部材については、それぞれの幅広突出部の突出寸法が同一寸法となるものに限られることはなく、一方の幅広突出部の突出寸法と他方の幅広突出部の突出寸法とをそれぞれ異なる寸法に設定しても良い。これにより、セパレータにおけるリブ部の一部の厚さが薄くなりすぎるのを防止でき、セパレータの破損が生じ難いセンサを得ることができる。また、幅広突出部を2個備えることで、第2係止面の面積を大きく確保でき、不適切な外力が金属端子部材に印加された場合であっても、フレーム本体部の移動を抑制できるため、金属端子部材と検出素子との相対位置が変化するのを防ぐことができる。さらに、2個の幅広突出部を設けることで、セパレータの素子挿通孔の内面から金属端子部材が離れるのをより確実に防止できるため、検出素子をセパレータの素子挿通孔に挿通する際に、金属端子部材が座屈するのを防止できる。
また、外筒に対するセパレータの回転方向相対位置を一定位置に定めるために、セパレータに位置決め係合部を形成しても良い。この位置決め係合部を外筒の予め定められた係合部に係合させることにより、外筒に対するセパレータの回転方向相対位置を一定位置に定めることができる。位置決め係合部の一例としては、図8に記載の第2セパレータにおける切り欠き部181を挙げることができる。
さらに、金属端子部材のフレーム係止部をセパレータに係合させるにあたり、セパレータに係止用溝部を形成せず、フレーム係止部と素子挿通孔との間に位置する隔壁部を形成し、この隔壁部にフレーム係止部を係合させても良い。なお、この隔壁部は、係止用溝部に代えて形成する必要はなく、係止用溝部と共に形成しても良い。
また、本発明の適用対象となるセンサは、電極端子部の形成個数が5個の検出素子を備えるセンサに限られることはなく、4個以下または6個以上の電極端子部を有する検出素子を備えて構成されるセンサに適用することもできる。
2・・・空燃比センサ、4・・・検出素子、6・・・セラミックスリーブ、8・・・検出部、10・・・リードフレーム、11・・・第1リードフレーム、12・・・フレーム本体部、13・・・湾曲部、14・・・連結側端部、15・・・フレーム当接部、16・・・素子当接部、17・・・リード線接続部、19・・・第1フレーム係止部、30〜32、34、36・・・電極端子部、82・・・セパレータ、84・・・挿通孔(素子挿通孔)、86・・・第1フレーム配置溝、88・・・第2フレーム配置溝、90・・・第1係止用溝部、91・・・第2係止用溝部、102・・・主体金具、131・・・第1延設部、133・・・第2延設部、135・・・第1係止面、137・・・第2係止面、182・・・第2セパレータ、211・・・第2リードフレーム、212・・・第2フレーム本体部、215・・・第2フレーム当接部、216・・・第2素子当接部、219・・・第2フレーム係止部、231・・・第3延設部、233・・・第4延設部、235・・・第3係止面、237・・・第4係止面、251・・・第3リードフレーム、253・・・第4リードフレーム、264・・・幅広連結部(フレーム係止部)、282・・・第3セパレータ、314・・・狭小連結部(フレーム係止部)、351・・・第5リードフレーム、353・・・第6リードフレーム、364・・・第4幅広連結部(フレーム係止部)、382・・・第4セパレータ、414・・・狭小フレーム連結部(フレーム係止部)、511・・・第7リードフレーム、519・・・第7フレーム係止部。

Claims (10)

  1. 軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に電極端子部が形成される検出素子と、
    前記検出素子の後端側を収納する素子挿通孔を有し、絶縁材料からなるセパレータと、
    前記検出素子と前記セパレータの前記素子挿通孔の内面との間に配置される金属端子部材と、
    を備えるセンサであって、
    前記金属端子部材は、金属製の板状部材からなり、
    軸線方向に延びるフレーム本体部と、
    前記フレーム本体部の先端から屈曲し方向転換して軸線方向後端側に向かって延び、前記検出素子の前記電極端子部に接触することで電気的に接続されて電流経路を形成する素子当接部と、
    前記フレーム本体部の軸線方向における後端側に臨む第1係止面、および前記フレーム本体部と前記素子当接部との隙間間隔方向における前記素子当接部側に臨む第2係止面を有するフレーム係止部と、を備え、
    前記セパレータは、前記フレーム係止部を配置するための係止用溝部を備えると共に、該係止用溝部の内壁面にて前記第1係止面および前記第2係止面に係合する
    ことを特徴とするセンサ。
  2. 請求項1に記載のセンサであって、
    前記係止用溝部は、前記セパレータの先端面に形成されているセンサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセンサであって、
    前記金属端子部材は、前記検出素子の前記電極端子部と電気的に接続する前の自由状態では、前記素子当接部のうち前記フレーム本体部の先端に連結される端部よりも後端側に位置するフレーム当接部が、前記フレーム本体部に当接しないように構成される一方、前記電極端子部と電気的に接続して前記素子当接部が前記フレーム本体部に向かって弾性変形した場合には、前記フレーム当接部が前記フレーム本体部に当接するように構成されているセンサ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセンサであって、
    前記フレーム係止部は、
    前記フレーム本体部の先端寄り部位を、前記素子当接部から離れる方向に向けて延設させた第1連結部と、
    該第1連結部のうち前記素子当接部から離れる側に位置する端部から、前記フレーム本体部の軸線方向における先端側に向けて延設させた第2連結部と、
    前記第2連結部から当該第2連結部の幅方向に突出して形成される幅広突出部と、を備え、
    前記第1連結部に前記第1係止面が形成され、前記幅広突出部に前記第2係止面が形成されているセンサ。
  5. 請求項4に記載のセンサであって、
    前記幅広突出部は、前記第2連結部を中心軸として左右非対称に形成されているセンサ。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセンサであって、
    前記フレーム係止部は、
    前記フレーム本体部の先端寄り部位より、前記素子当接部から離れる方向に延設された第1延設部と、
    前記第1延設部のうち前記素子当接部から離れる側に位置する端部から前記フレーム本体部に対して略平行に延設された第2延設部と、を備え、
    前記第1係止面は、前記第1延設部または前記第2延設部の少なくとも一方に形成され、前記第2係止面は、前記第2延設部に形成されているセンサ。
  7. 請求項6に記載のセンサであって、
    前記フレーム係止部は、少なくとも2個備えられており、それぞれ前記フレーム 本体部における先端寄り部位のうち異なる位置から延設されているセンサ。
  8. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセンサであって、
    前記フレーム係止部は、
    前記フレーム本体部の先端寄り部位を、前記素子当接部から離れる方向に向けて延設させた第1フレーム連結部と、
    該第1フレーム連結部のうち前記素子当接部から離れる側に位置する端部から前記フレーム本体部の軸線方向における後端側に向けて延設させた第2フレーム連結部と、
    該第2フレーム連結部のうち前記第1フレーム連結部との連結側とは反対側の端部から前記素子当接部に連結するように延設させた第3フレーム連結部と、を備え、
    前記第1フレーム連結部に前記第1係止面が形成され、前記第2フレーム連結部に前記第2係止面が形成されているセンサ。
  9. 軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に電極端子部が形成される検出素子と、
    前記検出素子の後端側を収納する素子挿通孔を有し、絶縁材料からなるセパレータと、
    前記検出素子と前記セパレータの前記素子挿通孔の内面との間に配置される金属端子部材と、
    を備えるセンサの製造方法であって、
    前記金属端子部材は、金属製の板状部材からなり、
    軸線方向に延びるフレーム本体部と、
    前記フレーム本体部の先端から屈曲し方向転換して軸線方向後端側に向かって延び、前記検出素子の前記電極端子部に接触することで電気的に接続されて電流経路を形成する素子当接部と、
    前記フレーム本体部の軸線方向における後端側に臨む第1係止面、および前記フレーム本体部と前記素子当接部との隙間間隔方向における前記素子当接部側に臨む第2係止面を有するフレーム係止部と、を備え、
    前記セパレータは、前記フレーム係止部を配置するための係止用溝部を備えており、
    前記金属端子部材のうち少なくとも前記素子当接部を前記セパレータの前記素子挿通孔の内部に配置すると共に、前記フレーム係止部を前記係止用溝部に配置して、前記係止用溝部の内壁面に前記第1係止面および前記第2係止面を係合させる第1工程と、
    前記検出素子のうち前記電極端子部が形成される後端側を前記セパレータの先端側に配置する第2工程と、
    前記検出素子の後端側を前記セパレータの前記素子挿通孔に挿入して、前記検出素子の前記電極端子部と前記金属端子部材の前記素子当接部とを接触させる第3工程と、を有する
    ことを特徴とするセンサの製造方法。
  10. 請求項9に記載のセンサの製造方法であって、
    前記金属端子部材は、前記検出素子の前記電極端子部と電気的に接続する前の自由状態では、前記素子当接部のうち前記フレーム本体部の先端に連結される端部よりも後端側に位置するフレーム当接部が、前記フレーム本体部に当接しないように構成される一方、前記電極端子部と電気的に接続して前記素子当接部が前記フレーム本体部に向かって弾性変形した場合には、前記フレーム当接部が前記フレーム本体部に当接するように構成されており、
    前記第1工程において、外力が印加されていない状態の前記金属端子部材を前記セパレータの前記素子挿通孔の内部に配置し、
    前記第3工程において、前記検出素子を前記素子当接部に押し付けながら当該検出素子を前記素子挿通孔に挿入することで、前記素子当接部を前記フレーム本体部に向かって弾性変形させると共に、前記素子当接部の前記フレーム当接部を前記フレーム本体部に当接させることを含むセンサの製造方法。
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