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JP4740966B2 - 金属元素含有量低下時期予測方法 - Google Patents
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本発明は、金属元素含有量低下時期予測方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、例えばガスタービン動翼の基材表面に施工された耐食コーティングの劣化状況を定量的に分析する方法に関するものである。
ガスタービン動翼には、燃焼ガスによる高温酸化・腐食から動翼基材を保護するための保護皮膜として、耐酸化性・耐食性を向上させる耐食コーティングが施工されている。この耐食コーティングの耐酸化性を維持するには外部からの酸素を遮断できる安定な層を基材表面に形成することが重要であり、このような安定層として例えばAl(アルミニウム)酸化層が採用されている。Al酸化層からなる耐食コーティング中には基材に比べてより多くのAlが含有されている。
しかし、このようなAl酸化層からなる高温部品用の耐食コーティングが長時間使用されると、表面酸化、コーティング厚さ減少、コーティングと基材間の相互拡散による組織変化などが観察され、これらの現象により、耐酸化性発揮・維持のために重要なコーティング中のAl含有量の減少が生じる。このようなAl含有量の減少は、特に、コーティング表面の温度に大きな影響を受ける。しかも、表面温度はコーティング中のAl含有量だけでなく、き裂などの損傷進展にも影響を与える。したがって、コーティングの耐酸化性低下を評価するためには動翼の表面温度を把握することが重要である。
また、Al含有量測定法については、プラズマ溶射によって施工された耐食コーティングにAl拡散処理を施したガスタービン動翼用耐食コーティングにおけるいくつかの点をEPMA(電子プローブマイクロアナライザ)で局所的に点線分析することによってAl含有量を測定するという方法が一般的である。
しかしながら、ガスタービン内部は高温高圧であり動翼の表面温度を実測することはきわめて困難であることから、表面温度を把握することは難しいのが現状である。
また、EPMAで線分析してAl含有量を測定する方法は極めて局所的な測定であり、コーティング全体のAl含有量を測定することができない場合があった。
発明は、耐食コーティングの金属元素含有量低下時期予測方法を提供することを目的とする。
本発明は、基材表面に施工され、コーティング表面に酸化層を形成するAlを含む高温部品用耐食コーティングであって、拡散処理が施されることにより表面付近にAl拡散処理層が形成された高温部品用耐食コーティングの金属元素含有量低下時期を予測する方法であり、実機動翼相当の組成を有するコーティング試験片を用いて加熱試験を行い、Al拡散処理層内の元素分布を面分析により得、Al拡散処理層内にて島状に生成・分布するAl濃度相の面積率の増加挙動を時間と温度の関数として求め、任意温度においてAl拡散処理層内のAlの含有率が3〜5重量%にまで低下する時期を予測することを特徴とするものである。
ここでは、予め実機動翼相当の組成を持つコーティング試験片を用いて加熱試験を行い、金属元素拡散処理層内にて島状に生成・分布する低金属元素濃度(約3〜5重量%)相の面積率増加挙動を把握し、その挙動を時間と温度の関数として表し、低金属元素濃度相の面積率が100%、すなわち金属元素拡散処理層本来の組織がすべて消失するまでの時間を予測する。
以上の説明から明らかなように、本発明によると、Al拡散処理層内にて島状に分布する低Al濃度相が占める面積率の増加挙動を利用してこのAl拡散処理層内のAl含有率が3〜5重量%にまで低下する時期を予測することができ、ガスタービンの信頼性向上に役立つ。また、コーティングの再施工時期(リコーティング時期)や動翼を交換する時期の指標とすることにより、コスト削減に反映できる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の一例に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明を、高温部品の一例であるガスタービン動翼用の耐食コーティングの温度推測方法、Al含有量予測方法およびAl含有量低下時期予測方法として適用した場合のフローを示す。本発明では、実機相当のコーティング試験片を用いて加熱試験を行った後(ステップ1)、これを基に界面拡散層成長式を確立させる場合はステップ2以降(ステップ2〜ステップ7)へ進み、低Al濃度相面積率増加挙動を数式化する場合にはステップ8以降(ステップ8〜ステップ9)へ進み、例えば拡散層厚さと温度との相関など各種相関関係を求め、耐食コーティングの使用時温度、Al含有量さらにはAl含有量低下時期を推測しまたは予測するものである。
以下では、プラズマ溶射によって基材表面に施工されたAl拡散処理を施したガスタービン動翼用耐食コーティングに対し本発明を適用した実施例を示す。なお、本発明は、耐食コーティングの表面付近においてAl量が豊富になっていれば適用可能なものである。したがって、本明細書では耐食コーティングの表面付近におけるAl量を豊富にするための処理手段として「Al拡散処理」という用語を用いているが、ここでいう「Al拡散処理」は好適な処理の一例であって、表面付近のAlを豊富にする他の処理手段を含むものとする。
加熱試験に供した試験片のコーティング材料として実機相当の組成のものを採用し、施工方法も実機の場合に準じた。本実施例に用いたコーティング1はCoCrAlY(Co-30重量%Cr-8重量%Al-0.35重量%Y)である。これを減圧プラズマ溶射によって直径10mm×長さ10mmの基材2の表面に施工した。コーティング1の施工厚さは約250μmとした。プラズマ溶射の後、Al拡散処理を行い、Alの浸透深さを約80〜90μmとした。上記Al浸透深さおよび表面粗さはほぼ実機レベルの値である。基材2の材質は、代表的なガスタービン動翼材料(例えばInconel738LC)である。
続いて、界面拡散層3の厚さの成長挙動を把握するため、上記のコーティング試験片CoCrAlYを用いて電気炉で加熱試験を行った(ステップ1)。雰囲気は大気とし、試験温度は950℃,1000℃,1070℃に設定した。加熱後、試験片を切断し、研磨した。図2に、加熱試験後のコーティング試験片組織の様相を示す。コーティング1と基材2の界面において、コーティング1中のAlと基材2中のNiが相互拡散して、これらの界面付近にNiとAlからなる析出物(NiAl相)が層状の領域に成長している(本明細書ではこの層を「界面拡散層」と称し、符号3で表す)。図より、酸化時間の増加(100時間→500時間)に伴い界面拡散層3の厚さが増加していることがわかる。界面拡散層3の厚さを、異なる温度条件、時間条件の試験片について計測することにより界面拡散層厚さの成長挙動が得られる。
図3に、界面拡散層3の厚さlの二乗(l2)と加熱時間tの関係を示す。図より、界面拡散層3の厚さの二乗は加熱時間と一次関数の関係にあることがわかる。このことから、kを界面拡散層3の成長速度とすると、界面拡散層3の厚さlと加熱時間tには以下の関係がある。
Figure 0004740966
ここで、l0は加熱試験前の界面拡散層3の厚さである。
図4に、界面拡散層3の成長速度kのアレニウスプロットを示す。kと温度Tの逆数(図4では温度の逆数1/Tに104を乗じた数値を表示している)は直線的な関係があり、kは以下のようなアレニウス型の式で表すことができる。
Figure 0004740966
ここで、k0は定数、Qは見かけの活性化エネルギ、Rは一般ガス定数(=8.314J/(mol・K))、Tは温度(K)である。
数式1および数式2より、推測温度Tは以下のように表すことができる。
Figure 0004740966
実機ガスタービンで使用された動翼4のコーティング1の界面拡散層3の厚さlを計測し、数式3に界面拡散層3の厚さlと動翼4の使用時間tを代入して温度Tについて解けば、温度Tの推測値が得られる(ステップ3)。1100℃級ガスタービンと1300℃級ガスタービンについて実施した例を以下に示す。なお、使用時間については無次元化してある。
図5に、使用時間0.5の1300℃級実機ガスタービン動翼4のコーティング組織の一例を示す。実機動翼4においても、コーティング1と基材2の界面に界面拡散層3が観察されることが確認できた。
図6に、実機動翼4において界面拡散層3の厚さlを計測し、温度Tを推測した部位を示す。1100℃級ガスタービン(使用時間0.7)では、動翼4を50%高さで切り出し、前縁4a、翼弦中央部背側4c、翼弦中央部腹側4e、後縁4dを計測した。1300℃級ガスタービン(使用時間0.5)では、動翼4を20%、50%、80%高さで切り出し、前縁4a、背側の前縁寄り(前縁背側と称す)4b、翼弦中央部背側4c、腹側の前縁寄り(前縁腹側と称す)4f、翼弦中央部腹側4e、後縁4dを計測した。
図7に、実機動翼4で計測した界面拡散層厚さlの分布を示す。ただし、界面拡散層厚さlは、コーティング試験片の加熱試験前の界面拡散層厚さl0との比で示している。
図8に、数式3を用いて温度Tを推測した結果を示す。温度Tは推測した1100℃級実機動翼50%高さ前縁4aの温度との差で与えている。したがって本実施例の温度推測方法により、CoCrAlY等の材質からなりAl拡散処理が施された耐食コーティング1の界面拡散層3の成長する現象を観察することで、温度Tという物理量を推測できることが確認された。
続いて、図9にコーティング1中のAl含有量測定方法を示す。EPMA(電子プローブマイクロアナライザ)を用いて標準試料よりAl含有量Cと検出強度Iとの関係を予め得ておいた(数式4参照)。また、標準試料とコーティング1の化学組成の相違を補正する係数をいわゆるZAF法により求めておいた。ZAF法とは、標準試料と分析試料の化学組成が異なる場合に、他の元素によるX線の吸収効果、原子番号効果、他の元素の蛍光励起効果を補正する方法のことである。そして、EPMAの線分析により、表面からコーティング1あるいは基材2までのAlの検出強度Iを測定した。コーティング1中の各点xiでのAl含有量Ciは以下の数式5のように求めることができる。
Figure 0004740966
Figure 0004740966
ここで、Iiは各点での検出強度、κは標準試料と実機動翼4間の組成の違いを補正するための係数である。コーティング1中のAl含有量Cは、各点のAl含有量Ciを合計し、コーティング厚さlで割った平均値と定義した。
Figure 0004740966
Figure 0004740966
次に、上記のAl含有量測定方法を用いて、コーティング1中のAl含有量Cを予測する方法について説明する。本実施例では、1300℃級ガスタービン動翼4を対象に、図6で示した部位を分析し、コーティング1中のAl含有量Cと界面拡散層厚さlの関係を把握した(ステップ4)。また、ここでは使用時間0.5、0.67、0.85の動翼4のそれぞれについて検討した。
図10に、1300℃級実機ガスタービン動翼4におけるコーティング1中のAl含有量Cと界面拡散層厚さlの関係を示す。コーティング1中のAl含有量Cは、界面拡散層厚さlの増加に伴い直線的に減少していることがわかった。また、使用時間にかかわらず、Al含有量Cと界面拡散層3の関係は、一本の直線で整理できることがわかった。このことから、コーティング1中のAl含有量Cと界面拡散層厚さlとの関係は以下のように書ける。
Figure 0004740966
ここで、C0、αは定数である。
次に、実機ガスタービンで使用された動翼4の任意の部位における界面拡散層厚さlを測定し、上記で述べた方法によって、その部位の温度Tを推測した。数式1および数式2に推測した温度T、次回検査時など任意の時間tを代入し、界面拡散層厚さlを予測した(ステップ5)。数式8より、任意時間でのコーティング1中のAl含有量Cを予測できた(ステップ6)。
図11に、1300℃級実機ガスタービン動翼4のコーティング1中のAl含有量Cを予測した結果を示す。ただし、Al含有量は基材2のAl含有量との比で示してある。使用時間0.5の動翼コーティング1の界面拡散層厚さlより、使用時間0.85のコーティング1中のAl含有量Cを予測し、実測値と比較したものでほとんどの部位で±約30%の範囲で実測値と一致した。大きく外れた部位は、後縁4dなど狭い領域で温度の変化が激しいと考えられる部位、Al含有量Cの低下が著しく組織変化が著しい部位(例えば翼高さ50%での前縁背側4b)であった。
次に、基材2のAl含有量Cを耐食コーティング1の耐酸化性低下の指標と考え、コーティング1中のAl含有量Cが基材2と同等になるまでの時間(時期)を予測する方法(ステップ7)について説明する。数式8を利用し、基材2のAl含有量Csubstrateに対応する界面拡散層厚さlsubstrateを求める。実機ガスタービンで使用された動翼4の任意の部位における界面拡散層厚さlを測定し、上記で述べた方法によってその部位の温度を推測する。推測温度Testimatedおよび界面拡散層厚さlsubstrateを、数式1および数式2を変形して得られた式(数式9)に代入することにより、コーティング1中のAl含有量CがCsubstrateになるまでの時間を予測することができる(ステップ7)。
Figure 0004740966
次に、Al拡散処理層本来の組織が消失し、Al拡散処理層内のAl含有量Cが約3〜5重量%になるまでの時間を予測する方法について説明する(ステップ8,9)。図12に加熱試験後のAl拡散処理層内の元素分布を示す。この元素分布は、面分析(例えば電子線のプローブを2次元的にスキャンさせ、測定面内の元素の強度分布を調べる手法)により得た。図中、色が白く明るくなっているところほど元素の濃度が高く、黒く暗くなっているところほど濃度は低くなっている。本来、Al拡散処理層内ではAlが均一に分布しており、そのAl濃度は約30〜40重量%になっている。しかしながら長時間の加熱後には、図12のようにAl濃度が低く、Cr、Co等の濃度が高い相が島状に生成・分布していることがわかる。この相におけるAl濃度は約3〜5重量%である。
図13に、図12にて確認された低Al濃度相の、Al拡散処理層内にて占める面積率の増加挙動を示す。低Al濃度相の面積率は温度Tの上昇および時間tの経過とともに増加していくことがわかった。このような挙動は元素の相互拡散挙動によって起こると考えられる。したがって、この挙動にはアレニウス型の温度依存性があると考えられる。
図14に図13の挙動を両対数プロットで表したものを示す。各温度条件における直線の傾きがほぼ等しければ、各温度における低Al濃度相面積率増加挙動を律する因子が同じものであるとみなせるため、各直線の切片と温度の逆数からアレニウスプロットを作成することができる。この場合、各直線の切片は低Al濃度相面積率の増加速度定数の自然対数となる。
図15に図14中の各直線の切片から作成したアレニウスプロットを示す。低Al濃度相面積率増加速度定数klow-Alは下記のように表される。
Figure 0004740966
拡散挙動は通常 x=D・t1/2 (x:拡散距離、D:拡散係数、t:時間)という形の式で表される。Dは通常アレニウス型の温度依存性を有している。したがって、低Al濃度相面積率増加挙動を数式10を用いて拡散挙動の式と同様に表すと下記のようになる。
Figure 0004740966
なお、数式10および数式11において、
A:Al拡散処理層内における低Al濃度相面積率[%],
Q:低Al相面積率増加挙動における見かけの活性化エネルギ[J/mol],
R:一般ガス定数(8.314[J/mol・K]), T:絶対温度[K],
C:頻度因子(数式6の切片から得られる定数), t:時間[hour],
1/n:低Al濃度相面積率増加挙動から得られる指数
である。本実施例では、1/nとして図14の各直線の傾きの平均値を使用した。数式10に任意温度を代入してklow-Alを算出し、数式11にA=100[%]を代入してtについて解けば、Al拡散処理層本来の組織が消失し、Al拡散処理層内のAl含有量Cが約3〜5重量%になるまでの時間を予測することができる(ステップ9)。
上述の実施例では本発明をAl拡散処理を施したCoCrAlYに適用した例を示したが、適用可能なコーティング1はこのCoCrAlYに限られない。以下では、本発明をCoNiCrAlY(Co-32重量%Ni-21重量%Cr-8重量%Al-0.5重量%Y)に適用した第2の実施例を示す。
この第2の実施例では、CoNiCrAlY(Co-32重量%Ni-21重量%Cr-8重量%Al-0.5重量%Y)からなるコーティング1を対象とした。また、基材2にはInconel738LCを用いた。コーティング1の施工厚さ、Alの浸透深さは第1の実施例と同じとした(施工厚さ約250μm、Al浸透深さ約80〜90μm)。試験は、大気中において、試験温度950℃,1000℃,1100℃のそれぞれに関し、試験時間100時間,300時間,500時間,750時間,1000時間の場合について行った。高温で加熱すると、第1の実施例の場合と同様に、CoNiCrAlYコーティング1と基材2の界面付近に析出物からなる界面拡散層3が形成された。別途行なったEPMA分析により、析出物にはAlおよびNiが豊富であることが明らかとなった。このことから、この析出物は、コーティング1中のAlと基材2中のNiが相互拡散することによって形成されたものと考えられる。
図16に、界面拡散層3の厚さlの二乗(l2)と加熱時間tの関係を示す。図より、第1の実施例の場合と同様、界面拡散層3の厚さの二乗は加熱時間と一次関数の関係にあることがわかる。このことから、本実施例においても、kを界面拡散層3の成長速度とすると界面拡散層3の厚さlと加熱時間tには数式1の関係があることがわかった。
図17に、界面拡散層3の成長速度kのアレニウスプロットを示す。第1の実施例の場合と同様、成長速度kと温度Tの逆数(図17では温度の逆数1/Tに104を乗じた数値を表示している)は直線的な関係にあり、成長速度kは数式2として示したようなアレニウス型の式で表すことができることがわかった。
以上から、CoCrAlYにおけると同様、CoNiCrAlYの場合も数式1,2より、推測温度Tを数式3のように表すことができた。
図18に、コーティング1中のAl含有量と界面拡散層厚さlとの関係を示す。図示するように、界面拡散層厚さlが増加するにしたがってAl含有量はほぼ直線的に減少する傾向を示した。ここに示した関係を用いれば、第1の実施例で示したAl含有量予測方法と同様の方法を、コーティング1がCoNiCrAlYである場合にも適用しうることが確認できた。
なお、上述の実施例は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である



本発明の一実施形態であるガスタービン動翼用耐食コーティングの温度推測方法、Al含有量予測方法およびAl含有量低下時期予測方法のフローである。 1100℃、待機中における加熱試験後のコーティング試験片組織の様相を示す図で、(a)は100時間後、(b)は500時間後である。 界面拡散層の厚さlの二乗と加熱時間tの関係を示すグラフである。 界面拡散層成長速度kのアレニウスプロットを示すグラフである。 実機ガスタービン動翼のコーティング組織の一例を示す図である。 実機動翼において界面拡散層厚さを計測し温度を推測した部位を示す図で、(a)は動翼の斜視図、(b)は切り出した切断面を示す。 実機動翼で計測した界面拡散層厚さの分布を示すグラフで、(a)は翼高さ80%、(b)は翼高さ50%、(c)は翼高さ20%における分布である。 数式3を用いて温度を推測した結果を示すグラフで、(a)は翼高さ80%、(b)は翼高さ50%、(c)は翼高さ20%における分布である。 コーティング中のAl含有量をEPMAにより線分析した結果の一例を示すグラフである。 1300℃級実機ガスタービン動翼におけるコーティング中のAl含有量と界面拡散層厚さの関係を示すグラフである。 1300℃級実機ガスタービン動翼のコーティング中のAl含有量予測結果を示すグラフで、(a)は翼高さ80%、(b)は翼高さ50%、(c)は翼高さ20%の場合を示す。 加熱試験(1100℃、1000時間加熱)後のAl拡散処理層内の元素分布の一例を示す図である。 図12にて確認された低Al濃度相のAl拡散処理層内にて占める面積率の増加挙動を示すグラフである。 図13に示した挙動を両対数プロットで表したグラフである。 図14中の各直線の切片から作成したアレニウスプロットを示すグラフである。 本発明の第2の実施例における界面拡散層の厚さlの二乗と加熱時間tとの関係を示すグラフである。 界面拡散層の成長速度kのアレニウスプロットを示すグラフである。 コーティング中のAl含有量と界面拡散層厚さlとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 コーティング
2 基材
3 界面の拡散層
4 動翼

Claims (1)

  1. 基材表面に施工され、コーティング表面に酸化層を形成するAlを含む高温部品用耐食コーティングであって、拡散処理が施されることにより表面付近にAl拡散処理層が形成された高温部品用耐食コーティングの金属元素含有量低下時期を予測する方法であり、
    実機動翼相当の組成を有するコーティング試験片を用いて加熱試験を行い、前記Al拡散処理層内の元素分布を面分析により得、前記Al拡散処理層内にて島状に生成・分布するAl濃度相の面積率の増加挙動を時間と温度の関数として求め、任意温度において前記Al拡散処理層内のAlの含有率が3〜5重量%にまで低下する時期を予測することを特徴とする耐食コーティングの金属元素含有量低下時期予測方法。
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