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JP4746012B2 - 貼付装置及び貼付方法 - Google Patents
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本発明は、貼付装置及び貼付方法に係り、更に詳しくは、接着シートが貼付される板状部材とフレームとの位置精度を高めることができる貼付装置及び貼付方法に関する。
一般に、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)は、裏面研削、その他各種の処理を行うに際し、ウエハのハンドリング性を確保する必要上、接着シートを介してリングフレームに一体化させることが行なわれている。このようなウエハとリングフレームとの一体化は、内側テーブルにウエハを配置するとともに、当該ウエハの外周側に位置する外側テーブルにリングフレームを配置し、これらの上面に接着シートを供給して貼付することにより行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−5080号公報
しかしながら、特許文献1では、内側テーブル及び外側テーブルが両方ともウエハの面方向に移動できない構成となっている。このため、内側テーブルにウエハを載置した後、意に反してウエハに位置ずれが生じた場合、当該ずれを解消することができない、という不都合がある。
ところで、ウエハの回路面には保護シートが貼付されており、当該回路面の反対面に前記接着シートが貼付される。この接着シートを貼付するときに、ウエハの外縁からはみ出た保護シートが接着シートに接着し易くなる、という不都合を招来する。特に、断面視で略半円弧状の曲面に外周が面取りされたウエハの外縁に沿って保護シートを切断した後、当該ウエハを極薄化する裏面研削を行った場合、前記はみ出しが大きくなるため、前記不都合が顕出することとなる。この結果、ウエハから保護シートを剥離するときに、当該剥離を行うことができなくなったり、剥離の引っ張り力によって接着シート及びウエハが引っ張られ、ウエハが損傷するという不都合が発生する。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、接着シートを貼付するときに、ウエハ等の板状部材とフレームとの位置精度を良好にすることができる貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、板状部材に貼付された保護用のシートと接着シートとが意に反して接着することを防止することができる貼付装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、外縁からはみ出した状態で一方の面にシートが貼付された板状部材を当該シート側から支持する第1の支持手段と、フレームを支持する第2の支持手段と、これら第1及び第2の支持手段を相対移動させる移動手段と、前記第1の支持手段により支持された板状部材の他方の面に接着シートを貼付して当該板状部材をフレームにマウントする貼付手段とを備えた貼付装置において、
前記移動手段は、前記板状部材をその面に沿う方向に相対移動可能に設けられ、板状部材を載置するときに、平面視で、前記第2の支持手段に支持されたフレームの外部に第1の支持手段を位置させるとともに、前記貼付手段により接着シートを貼付するときに、第1及び第2の支持手段の相対位置を位置決め可能に設けられ
前記第2の支持手段は、前記貼付手段により接着シートを貼付するときに、当該接着シートと前記シートとの当接を防止する当接防止手段を備える、という構成を採っている。
また、前記移動手段は、前記板状部材の面と、フレームの面とが略同一面上に位置するように第1及び第2の支持手段を板状部材の厚み方向に相対移動可能に設けられる、という構成も採用することができる。
更に、本発明は、平面視したときに第2の支持手段に支持されたフレームの外部で板状部材を第1の支持手段に載置し、
その後、前記板状部材の面に沿う方向に第1及び第2の支持手段を相対移動し、板状部材の一方の面に貼付されて当該板状部材の外縁からはみ出たシートと、接着シートとの当接を防止するように当接防止手段を配置し、前記第1及び第2の支持手段を位置決めした後、第1の支持手段により支持された板状部材の他方の面に接着シートを貼付して当該板状部材をフレームにマウントする、という方法が採用される。
本発明によれば、移動手段により第1及び第2の支持手段が板状部材の面方向に移動可能となるので、第1の支持手段にウエハ等の板状部材を支持させた後、当該板状部材と第2の支持手段により支持されるフレームとの位置調整を行うことができる。これにより、接着シートにより一体化されるウエハとフレームとの位置精度を良好に保つことができ、ひいては、後工程の精度も高めて品質を向上させることが可能となる。
また、ウエハに貼付された保護シート等と接着シートとの当接を防止する当接防止手段を設けたので、ウエハの外縁からはみ出たシートが接着シートに当接して接着することを防止することができる。これにより、ウエハからシートを無理なく容易に剥離することができ、従来のように、剥離時に接着シートやウエハが引っ張られてウエハが損傷するといった不都合を回避することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「平面視」とは、図3に示されるようなZ軸方向上面から見下ろした場合を意味する。
図1には、本発明の実施形態に係る貼付装置の概略正面図が示されている。また、図2には、図1の要部概略斜視図が示され、図3には、図2の平面図が示されている。
これらの図において、貼付装置10は、図示しないウエハストッカから移載されるウエハWを、回路面(表面)を下側にして支持する第1の支持手段11と、リングフレームRFを支持する第2の支持手段12と、第1及び第2の支持手段11、12を相対移動させる移動手段13と、前記第1の支持手段11に支持されたウエハWの上面(裏面)に接着シートSを貼付して当該ウエハWをリングフレームRFにマウントする貼付手段15とを備えて構成されている。なお、本実施形態におけるウエハWは、その回路面(表面)を保護する保護シートPSが予め貼付されたものが対象とされているが、限定されるものではない。
前記第1の支持手段11は、図示しないポンプ等に接続されてウエハWを吸着するための多数の吸着孔を上面に備えた載置面17を備えている。なお、第1の支持手段11の隣接位置には、ウエハWのVノッチ若しくはオリエンテーションフラット、ウエハの外周等を検出するカメラ等からなるアライメント用のセンサ19が設けられている。
前記第2の支持手段12は、上面に前記リングフレームRFが載置される下向きコ字状の上部テーブル20と、この上部テーブル20を支持する下部テーブル21とを備えている。また、上部テーブル20は、前記リングフレームRFの内周に沿う段部22を上面に備えており、この段部22により載置されるリングフレームRFを位置決め固定できるようになっている。段部22の内側には、当接防止手段を構成する突部24が設けられ、この突部24は、断面視で内縁側が鋭角に尖った形状を備えているとともに、平面視略円形の穴25を形成し、この穴25の直径は、前記ウエハWの直径より若干大きく設定されている。前記下部テーブル21には、スライダ27が設けられ、当該スライダ27はX軸方向に敷設されたガイドレール28上を図示しない駆動手段を介して移動することで、第2の支持手段12がX軸方向に往復移動可能となっている。なお、突部24の上面には、接着シートSが貼付されるため、剥離処理が施されている。
前記移動手段13は、第1の支持手段11の下側に設けられて当該第1の支持手段11をX−Y平面内で回転させる回転移動体30と、この回転移動体30の下側に設けられたZ軸移動体31と、このZ軸移動体31の下側と前記下部テーブル21との間に設けられたX−Y軸移動体32とを備えて構成されている。なお、X−Y軸移動体32のX軸方向への移動は、下部テーブル21上に設けられたスライダ41とレール42と単軸ロボット43とによって行われる。従って、移動手段13は、第1の支持手段11をウエハWの面方向(X軸方向、Y軸方向)への移動と、ウエハWの厚み方向(Z軸方向)への移動と、ウエハWの平面内での回転とを可能に設けられている。このような構成により、前記上部テーブル20の内側と外側との間で第1の支持手段11を移動し、図3に示されるように平面視したときに、上部テーブル20上のリングフレームRFの外部に第1の支持手段11を移動可能となっている。各移動体30、31、及び32のY軸方向への移動を駆動させるための機構は、単軸ロボット、各種モータ、シリンダ、ボールねじ、リニアガイド等を用いた公知のユニットが採用されており、前記各方向の任意の位置で第1の支持手段11を位置決め可能となっている。
前記貼付手段15は、剥離シートRLに接着シートSが仮着された原反Rをロール状に巻回して繰出可能に支持する支持軸35と、前記剥離シートRLから接着シートSを剥離するピールプレート36と、図示しない駆動手段を介してZ軸方向に移動可能に設けられるとともに、接着シートSをウエハWの上面に押圧するプレスローラ37と、前記原反Rに繰出力を付与する駆動ローラ38及びピンチローラ39と、剥離シートRLを巻き取る巻取軸40と、これら各部材を一体に支持するフレーム体Fとを含む。なお、接着シートSは、前記リングフレームRFに貼付されるマウント用シートにリングフレームRFの内周開口部の形状に略対応した図示しないダイボンディングシートが積層されており、回転移動体30に内蔵された図示しない加熱手段によって、前記ダイボンディングシートを介してウエハWがリングフレームRFにマウントされるようになっている。なお、接着シートSは、上記のような構成であることで限定されることなく、ダイシングシートやマウント用シート等、他の接着剤層を有する接着シートであってよい。
次に、前記ウエハWの位置決めと、シート貼付動作について説明する。なお、ここでは、図1に示されるように、貼付手段15において、原反Rの掛け回し作業が完了しているものとし、接着シートSをウエハWに貼付する態勢が整っているものとする。また、図示しない搬送手段によって上部テーブル20上にリングフレームRFが載置され、当該リングフレームRFが段部22により位置決め固定されているものとする。
移動手段13を介して上部テーブル20の左側に第1の支持手段11を移動させた状態で、図示しない搬送手段によって載置面17上にウエハWを移載する。次いで、前述したポンプ(図示省略)を作動し、載置面17上にウエハWを吸着した後、回転移動体30及びX−Y軸移動体32を介してウエハWを移動しながらVノッチとウエハWの外周をセンサ19により検出し、ウエハWの位置認識を行う。このとき、保護シートPSを含めたウエハWの厚みも認識される。その後、X−Y軸移動体32を介して第1の支持手段11を前記上部テーブル20内に移動する。このとき、センサ19の検出データを基にして、前記リングフレームRFの中心とウエハWの中心とが一致するようにX−Y軸移動体32により、第1の支持手段11を移動して位置決めを行うとともに、回転移動体30により、Vノッチが所定方向に位置するように位置決めを行い、Z軸移動体31により、ウエハWの上面とリングフレームRFの上面とが略同一平面上に配置されるように位置決めが行われる。これにより、前記穴25内にウエハWが位置し、ウエハWの外縁からはみ出した保護シートPSの上方に前記突部24が被さるように位置することとなる。
このようにウエハWとリングフレームRFとの相対位置を保った状態で、下部テーブル21が図1中右側に移動する。そして、下部テーブル21は、リングフレームRFの図4中左端がピールプレート36の先端よりも右側に位置する地点まで移動し、プレスローラ37を下降させた後、左側に戻るように移動する。この移動に同期して、接着シートSが剥離シートRLから剥離されながら、プレスローラ37による押圧力を受けて接着シートSがウエハWの上面に貼付されることとなる。このとき、リングフレームRFは、接着シートSの接着剤によって接着され、ウエハWは、回転移動体30に内蔵された図示しない加熱手段によって、接着シートSに積層された図示しないダイボンディングシートが加熱されて接着シートSに接着され、ウエハWはリングフレームRFにマウントされることとなる。このとき、前記ウエハWの外縁からはみ出した保護シートPSと接着シートSとの間に突部24が介在するので、それらが当接して接着することを防止することが可能となる。
このようにして接着シートSによってリングフレームRFにマウントされたウエハWは、第1の支持手段11による吸着が解除され、図示しないロボット等の搬送手段を介してウエハストッカ等に収容され、第1の支持手段11は、移動手段13を介して図1に示される位置に戻され、次の対象物となる新たなウエハWの移載を待ち受けることとなる。
従って、このような実施形態によれば、突部24によって保護シートPSと接着シートSとが接着することを回避できるので、後工程でウエハWから保護シートPSをスムースに剥離することができ、当該剥離時におけるウエハWの割れや損傷を防止することが可能となる。
また、第1の支持手段11にウエハWを支持させた後、当該ウエハWを移動手段13によりXYZ軸方向への移動及びウエハWの平面内での回転とを可能にし、これにより、位置決めを行えるので、載置面17にウエハWを載置した後、意に反してウエハWの位置がずれても、これを難なく補正することが可能となる。しかも、突部24の先端と、ウエハWや第1の支持手段11とのクリアランスを小さく設定しても、それらが接触することを回避でき、突部24によって保護シートPSをカバーする面積をできるだけ広く確保可能となる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記突部24は、保護シートPSと接着シートSとの当接を防止し得る限りにおいて種々の変更が可能であり、先端を断面視円弧状としたり、均一の上下厚みを有する片状としたりしてもよい。
更に、前記移動手段13は、図示構成例に限定されるものでなく、第1及び第2の支持手段11、12の相対位置を変更すべく、それらを両方とも移動可能としたり、第2の移動手段12だけを移動可能に設けたりする等、種々の構造を採用することができる。
本発明における板状部材は半導体ウエハWに限定されるものではなく、ガラス板、鋼板、または、樹脂板等、その他の板状部材も対象とすることができ、半導体ウエハは、シリコンウエハや化合物ウエハであってもよく、また、フレームは、前記ガラス板、鋼板、樹脂板等、その他の板状部材を接着シートSによって接着するフレームであれば何ら限定されるものではない。
実施形態に係る貼付装置の概略正面図。 図1の要部概略斜視図。 図2の平面図。 接着シートの貼付時における貼付装置の要部拡大正面図。
符号の説明
10 貼付装置
11 第1の支持手段
12 第2の支持手段
13 移動手段
15 貼付手段
24 突部(当接防止手段)
PS 保護シート
RF リングフレーム
S 接着シート
W ウエハ(板状部材)

Claims (3)

  1. 外縁からはみ出した状態で一方の面にシートが貼付された板状部材を当該シート側から支持する第1の支持手段と、フレームを支持する第2の支持手段と、これら第1及び第2の支持手段を相対移動させる移動手段と、前記第1の支持手段により支持された板状部材の他方の面に接着シートを貼付して当該板状部材をフレームにマウントする貼付手段とを備えた貼付装置において、
    前記移動手段は、前記板状部材をその面に沿う方向に相対移動可能に設けられ、板状部材を載置するときに、平面視で、前記第2の支持手段に支持されたフレームの外部に第1の支持手段を位置させるとともに、前記貼付手段により接着シートを貼付するときに、第1及び第2の支持手段の相対位置を位置決め可能に設けられ
    前記第2の支持手段は、前記貼付手段により接着シートを貼付するときに、当該接着シートと前記シートとの当接を防止する当接防止手段を備えていることを特徴とする貼付装置。
  2. 前記移動手段は、前記板状部材の面と、フレームの面とが略同一面上に位置するように第1及び第2の支持手段を板状部材の厚み方向に相対移動可能に設けられていることを特徴とする請求項記載の貼付装置。
  3. 平面視したときに第2の支持手段に支持されたフレームの外部で板状部材を第1の支持手段に載置し、
    その後、前記板状部材の面に沿う方向に第1及び第2の支持手段を相対移動し、板状部材の一方の面に貼付されて当該板状部材の外縁からはみ出たシートと、接着シートとの当接を防止するように当接防止手段を配置し、前記第1及び第2の支持手段を位置決めした後、第1の支持手段により支持された板状部材の他方の面に接着シートを貼付して当該板状部材をフレームにマウントすることを特徴とする貼付方法。
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