JP5643589B2 - シート貼付装置および貼付方法 - Google Patents
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Description
また、本発明のシート貼付装置は、基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定間隔を隔てて帯状の剥離シート上に仮着された原反を繰り出す繰出手段と、前記繰出手段で繰り出された原反の剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、前記剥離手段で剥離された接着シートを前記基材シートの他方の面側から押圧して被着体に貼付する押圧手段とを備え、前記押圧手段には、前記基材シートの他方の面に当接可能な底面と、この底面から立ち上がって前記接着シートの外縁に当接可能な外周面と、を有した凹部が設けられ、前記接着シートの接着剤層は、前記基材シートの外縁に沿った所定幅を有した環状に形成され、前記凹部の底面は、前記外周面の基端部に沿って環状に設けられる高剛性領域と、この高剛性領域よりも内部側にて当該高剛性領域よりも剛性が低い低剛性領域とを有し、この凹部の底面および外周面を当接させた前記接着シートを前記被着体に押圧して貼付可能に構成されていることを特徴とする。
また、凹部の外周面開口側に位置決め手段が設けられているので、この位置決め手段を被着体の外縁に当接させて位置決めすることで、凹部に受け入れた接着シートと被着体とを正確に位置決めした状態で貼付することができ、貼付精度をより一層向上させることができる。
さらに、接着シートの接着剤層が環状であり、この接着剤層に対応した環状の高剛性領域と、その内部側にて可撓性を有した低剛性領域とが凹部の底面に形成されているので、高剛性領域によって接着剤層を強く被着体に押圧することができるとともに、低剛性領域が撓むことで被着体の内部側への押圧力を適宜に調節することができる。従って、例えば、被着体がその内部側(外縁部以外の部分)に電極等のバンプ(突起)を有したバンプウェハ等である場合であっても、そのバンプ部分への押圧力を適度に抑制することができ、被着体の破損を防止することができる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1において、本実施形態のシート貼付装置1は、帯状の剥離シートRLに仮着された接着シートSを剥離シートRLから剥離して被着体としてのウェハWに貼付するものである。ここで、接着シートSは、基材シートBSの一方の面(剥離シートRL側の面)に接着剤層ADを有するとともに、予め所定形状(例えば、円形状)に形成されて接着剤層ADが剥離シートRLに仮着された原反Rとして準備されている。接着剤層ADは、基材シートBSの外縁に沿った所定幅の円環状に形成されており、この接着剤層ADが設けられない接着シートSの内側の部分は、基材シートBSの一方の面が露出してウェハWに接着されないようになっている。また、ウェハWは、図4に示すように、その表面に複数の電極等が突出したバンプ(突起)WAを有するバンプウェハである。
剥離板3は、ベースフレーム20によって図1中左方向に延びて支持され、ガイドローラ23から延びた剥離シートRLを駆動ローラ25に向かって折り返すことで、接着シートSを剥離シートRLから剥離するようになっている。
移動手段6は、テーブル51よりも図1の紙面奥側にて支持面52に直交した上下方向に延びる駆動機器である直動モータ61と、この直動モータ61によってスライド駆動されるスライダ62(図2参照)とを備え、このスライダ62にシート支持手段4の回動モータ42が固定されている。さらに、移動手段6は、直動モータ61よりも図1の紙面奥側にて左右方向に延びる駆動機器である直動モータ63と、この直動モータ63によってスライド駆動されるスライダ64とを備え、このスライダ64に直動モータ61が固定されている。
次に、回動モータ42および直動モータ63を駆動して凹部43の中央(接着シートSの中央)がウェハ支持手段5の中央(ウェハWの中央)に対向するように支持体41を移動および回転させるとともに、移動手段6が直動モータ61を駆動して押圧手段4を上昇させる。そして、凹部43にウェハWを受け入れるとともに、接着剤層ADの一部をウェハWの中央部に線状に接触させ、接着剤層ADのウェハWへの押圧力を適宜に調節したら直動モータ61の駆動を停止してその位置を維持させるとともに、吸引口47による吸引保持も停止する。この貼付開始位置から接着剤層ADをウェハWに押圧した状態のまま、先ず、移動手段6が直動モータ63を駆動して押圧手段4を図3の右方向(一点鎖線の矢印で示す方向)に移動させるとともに、この移動に同期して(同じ速度で)押圧手段4が回動モータ42を駆動して支持体41を反時計回り(図3の一点鎖線の矢印で示す回転方向)に回転させ、この移動と回転を継続して凹部43の第1端部43AをウェハWの一方端(図3の右側端)まで到達させることにより、接着シートSの略半分の接着剤層ADをウェハWに貼付する。次に、直動モータ63を逆向きに駆動して押圧手段4を図3の実線の矢印で示す方向に移動させるとともに、この移動に同期して(同じ速度で)回動モータ42も逆回転して図3の実線の矢印で示す時計回りの回転方向に支持体41を回転させ、貼付開始位置まで押圧手段4を移動させる。これに続いて、さらに直動モータ63および回動モータ42の駆動を継続し、押圧手段4を図3の二点鎖線の矢印で示す方向に移動および回転させ、凹部43の第2端部43BをウェハWの他方端(図3の左側端)まで到達させることにより、接着シートSの残り半分の接着剤層ADをウェハWに貼付する。
なお、接着シートSの貼付手順としては、上述の第1貼付手順以外に、以下の第2貼付手順を採用してもよい。すなわち、接着シートSを支持した押圧手段4を移動手段6の直動モータ61で上昇させる際に、凹部43にウェハWを受け入れ可能でかつ接着剤層ADがウェハWに接触しない程度の高さまで押圧手段4を上昇させたら、一旦直動モータ61の駆動を停止する。この高さ位置において、先ず、移動手段6が直動モータ63を駆動して押圧手段4を左右いずれかの方向に移動させるとともに、この移動に同期して押圧手段4が回動モータ42を駆動して支持体41を回転させる。そして、例えば、図4に示すように押圧手段4をウェハWの右側端部まで移動させたら、回動モータ42で支持体41を反時計方向に回転させ、凹部43の第1端部43AをウェハWの端縁に当接させ、凹部43とウェハWとの位置合わせを実施する。その後、移動手段6の直動モータ61を駆動して接着剤層ADをウェハWに押圧してから、直動モータ63を駆動して押圧手段4を図の左方向に移動させるとともに、この移動に同期して(同じ速度で)回動モータ42駆動して支持体41を図の時計回りに回転させ、接着剤層ADを順次ウェハWに押圧して貼付し、凹部43の第2端部43BがウェハWの左側端部にくるまで押圧手段4の移動および回転を継続することにより、接着シートS全体の接着剤層ADをウェハWに貼付する。
すなわち、押圧手段4における支持体41の凹部43に接着シートSを受け入れて支持することで、支持体41に対する接着シートSの位置ずれを防止することができるとともに、凹部43でウェハWを受け入れてガイドしつつウェハWに接着シートSを貼付することで、ウェハWに対する接着シートSの位置ずれも防止することができ、ウェハWの所定の貼付位置に正確に接着シートSを貼付することができる。さらに、移動手段6によって支持体41で接着シートSを押圧しながらウェハWに貼付する際に、凹部43の外周面45で接着シートSの伸びを拘束することで、接着シートSがウェハWからはみ出すことなく所定形状を維持したまま貼付することができ、貼付精度を向上させることができる。また、ウェハ支持手段5が下向きにウェハWを支持して、その下方からシート支持手段4を上昇させて接着シートSを貼付することで、ウェハWの表面に埃などが付きにくくできる。
また、第1貼付手順を採用することで、第2貼付手順に比べて接着シートSにおける貼付方向への積算伸び量を半分とすることができ、接着シートSが対向面部45Aによって拘束される積算拘束量が半分となり、ウェハWに貼付後の接着シートSにおける内部応力を半減することができる。これにより、例えば、接着シートSが貼付されたウェハWが数十μmにまで研削された場合、この接着シートSの内部応力によってウェハWがカールした(反り返った)状態となって、当該ウェハWが破損するような不都合を防止することができる。これはウェハWの大型化に伴って顕著化する不都合を効果的に解消することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るシート貼付装置1Aを図5に基づいて説明する。
本実施形態のシート貼付装置1Aにおいて、押圧手段4は、第1実施形態と同様の構成を備えるものの、剥離板3の先端近傍にて移動不能かつ回転可能に支持された支持体41を備える、一方、ウェハ支持手段5は、移動手段6Aによって図5中左右方向および上下方向に移動自在に支持されている。すなわち、移動手段6Aは、図5中左右方向に延びる駆動機器である直動モータ65と、この直動モータ65のスライダ66上に設けられてウェハ支持手段5のテーブル51を昇降させる駆動機器である直動モータ67とを有して構成されている。また、シート貼付装置1Aには、テーブル51の前方位置において剥離板3から突出した接着シートSの下方からエアを吹き付けて接着シートSの垂れ下がりを防止し、接着シートSの先端部を押圧手段4の凹部43に案内するアシスト手段7が設けられている。
また、接着シートSは、マウント用シートや、保護シート、ダイシングテープ、ダイボンディングテープなど、半導体ウェハに貼付される各種シートやテープ、フィルムであってもよいし、被着体が半導体ウェハ以外の部材である場合には、表面コーティング用のシートやフィルム、装飾用のシートなど、適宜な用途のシートが利用可能である。
さらに、縁環状の接着剤層ADの内側に接着剤層が設けられていてもよいし、接着剤層は縁環状に形成されたもの以外に、基材シートBSの一方の全面に積層されたものであってもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
さらに、外周面45の立ち上がり寸法を接着シートSとウェハWとを合わせた厚みよりも大きい寸法に設定してもよく、この場合、支持体41の材質が凹む程度に押圧手段4を押圧したり、テーブル51の支持面52をウェハWの外縁からはみ出さない寸法に設定したりすればよい。
また、凹部43は、平面に展開した形状がウェハWおよび接着シートSの平面形状と完全に一致する形状でなく、部分的に一致する形状であってもよい。
なお、シート貼付装置1Bにおいて、ウェハ支持手段5Aの支持面52をテーブル51の上面に設けたが、これに限らず、前記ウェハ支持手段5と同様にテーブル下面側にウェハWを支持する構成であってもよい。この場合には、押圧手段4Aが回転手段を備え、この回転手段で支持体41Aを回転させて接着シートSの接着剤層ADを上向きにしてから、移動手段6で押圧手段4Aを上昇させて接着シートSをウェハWの下方から押圧して貼付するように構成すればよい。
2 繰出手段
3 剥離板(剥離手段)
4,4A 押圧手段
6,6A 移動手段
43 凹部
44 底面
44A 高剛性領域
44B 低剛性領域
45 外周面
45B 位置決め部(位置決め手段)
47 吸引口(保持手段)
R 原反
RL 剥離シート
S 接着シート
BS 基材シート
AD 接着剤層
Claims (4)
- 基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定間隔を隔てて帯状の剥離シート上に仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記繰出手段で繰り出された原反の剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、
前記剥離手段で剥離された接着シートを前記基材シートの他方の面側から押圧して被着体に貼付する押圧手段とを備え、
前記押圧手段には、前記基材シートの他方の面に当接可能な底面と、この底面から立ち上がって前記接着シートの外縁に当接可能な外周面と、を有した凹部が設けられ、
前記凹部の外周面は、前記接着シートの外縁と同形状かつ当該接着シートの厚みよりも大きな立ち上がり寸法を有して形成され、当該接着シートを支持した状態で前記接着剤層よりも当該外周面の開口側の位置には、前記被着体の外縁に当接して位置決め可能な位置決め手段が設けられ、
この凹部の底面および外周面を当接させた前記接着シートを前記位置決め手段で位置決めされた前記被着体に押圧して貼付可能に構成されていることを特徴とするシート貼付装置。 - 基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定間隔を隔てて帯状の剥離シート上に仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記繰出手段で繰り出された原反の剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、
前記剥離手段で剥離された接着シートを前記基材シートの他方の面側から押圧して被着体に貼付する押圧手段とを備え、
前記押圧手段には、前記基材シートの他方の面に当接可能な底面と、この底面から立ち上がって前記接着シートの外縁に当接可能な外周面と、を有した凹部が設けられ、
前記接着シートの接着剤層は、前記基材シートの外縁に沿った所定幅を有した環状に形成され、
前記凹部の底面は、前記外周面の基端部に沿って環状に設けられる高剛性領域と、この高剛性領域よりも内部側にて当該高剛性領域よりも剛性が低い低剛性領域とを有し、
この凹部の底面および外周面を当接させた前記接着シートを前記被着体に押圧して貼付可能に構成されていることを特徴とするシート貼付装置。 - 前記凹部で前記接着シートを支持した前記押圧手段と、前記被着体とを相対移動させる移動手段を備えて構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート貼付装置。
- 基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定間隔を隔てて帯状の剥離シート上に仮着された原反を繰り出し、
繰り出した原反の剥離シートから前記接着シートを剥離し、
剥離した接着シートを全体略円筒状の押圧手段の凹部に受け入れ、この凹部の底面を前記基材シートの他方の面に当接させるとともに、この底面から立ち上がる凹部の外周面を前記接着シートの外縁に当接させた状態で当該接着シートを被着体に押圧して貼付するシート貼付方法において、
前記接着シートの中央を前記被着体の中央に押圧して貼付開始位置とする工程と、
前記被着体を前記凹部の外周面の開口部側の位置に設けられた位置決め手段で位置決めしつつ、前記貼付開始位置から前記接着シートの略半分を前記被着体の一方端に向けて貼付する工程と、
前記貼付開始位置から前記接着シートの残り略半分を前記被着体の他方端に向けて貼付する工程とを有することを特徴とするシート貼付方法。
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