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JP4748874B2 - ディスポーザの防振取付装置 - Google Patents
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JP4748874B2 - ディスポーザの防振取付装置 - Google Patents

ディスポーザの防振取付装置 Download PDF

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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所で発生する生ごみを細かく切断して水と共に下水に排出するディスポーザを流し台のシンクの排水口に接続するための防振取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
台所の生ごみ処理装置であるディスポーザ(108)は、米国で盛んに使用されており、日本においても普及の兆しを見せている。しかしながらディスポーザ(108)を日本で普及させるためには排水処理と稼働時の騒音が問題となる。特に稼働時の騒音はディスポーザ(108)が流し台のシンク(109)の排水口(110)の下側に取り付けられた排水口取付筒体(101)を介して流し台のシンク(109)に接続されるため、稼働時のディスポーザ(108)の振動が排水口取付筒体(101)を経て薄いステンレス板で形成されたシンク(109)に伝わり騒音を発生する。
【0003】
図7は従来の防振取付装置(B)の断面図で、ゴムパッキン(111)を介して排水口側筒体(101)の鍔状取付部(112)が締付部材(113)によってシンク(109)の排水口(110)に固着されている。一方、ディスポーザ(108)の上端にはディスポーザ側筒体(102)が螺着されており、排水路は排水口取付筒体(101)の下端とディスポーザ側筒体(102)の上端とがゴム筒体(114)にて接続され、ディスポーザ(108)がディスポーザ側筒体(102)に吊り下げられた状態で支持されている。
【0004】
ディスポーザ(108)には、野菜屑のようなものだけでなく先の尖った魚の骨や硬い鳥の骨なども全く区別されることなく生ごみとして投入されディスポーザ(108)によって細かく粉砕されて水と共に排出されることになる。前記騒音はディスポーザ(108)への投入量が多く負荷が過大になったときやディスポーザ(108)が堅い魚の骨や硬い鳥の骨を破砕するときに発生する。
【0005】
このような従来の防振装置(B)にあっては、排水口側筒体(101)に設けられた自在蓋体(115)を通ってディスポーザ(108)内に投入された魚の骨や鳥の骨のような硬い生ごみが直接ゴム筒体(114)に接触するためゴム筒体(114)が破れないようにそして直接ディスポーザ(108)の荷重および投入生ごみの荷重や起動時のデスポーザ(108)のねじり力に耐える必要もあるためある程度硬いゴム材を使用しなければならなかった。すると、ディスポーザ(108)の稼働時に発生する振動がゴム筒体(114)を通って排水口側筒体(101)に伝達されてしまい、これがシンク(109)に伝わって騒音を発生してしまい、期待したほどの防音効果を奏することがなかった。
【0006】
そこで、図8に示すような防振装置(C)が提案された。即ち、排水口側筒体(201)とディスポーザ側筒体(202)との接続を、途中に蛇腹部分を有する可撓性ゴム筒体(214)にて接続し、排水口側筒体(201)から延出された吊持用部材(204)に被吊持用部材(205)を弾性吊持部材(206)にて弾性的に吊持し、更に排水口側筒体(201)を伸ばして可撓性ゴム筒体(214)の内側に位置するようにしていた。その結果、可撓性ゴム筒体(214)が延出された排水口側筒体(201)の延出部分(201a)にて保護され且つ荷重が弾性吊持部材(206)にて担持されるため、可撓性ゴム筒体(214)を第1従来例に比べて柔らかいゴムで形成することができ、第1従来例の問題点である硬いゴム筒体(114)を通して振動がシンク(109)に伝わるという現象はある程度解消できた。
【0007】
しかしながら、なお前記可撓性ゴム筒体(203)の上下両端は、ディスポーザ側筒体(202)と排水口側筒体(201)とにそれぞれバンド(209)(210)にて固着されているため、ディスポーザ(208)を作動させた時の振動が可撓性ゴム筒体(203)そのものを伝わってディスポーザ側筒体(202)から排水口側筒体(201)に伝達されてしまい、防振効果については十分に解消することができなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来例の問題を解決するためになされたもので、まず第1にディスポーザ側筒体側と排水口側筒体との縁を切ることで振動伝達を極力小さくすることができるような防振取付装置の開発を解決課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
「請求項1」は本発明にかかるディスポーザ(8)の防振取付装置(A)に関し「流し台のシンク(9)の排水口(10)に装着されて下側に突出した排水口側筒体(1)と、ディスポーザ(8)に取り付けられ且つ前記排水口側筒体(1)が間隙(K)を持って挿入されているディスポーザ側筒体(2)と、前記排水口側筒体(1)とディスポーザ側筒体(2)との間に移動可能にて配設され、両者の間隙(K)を全周にわたって閉塞する弾性リング(3)と、排水口側筒体(1)に設けられた吊持用部材(4)と、ディスポーザ側筒体(2)に設けられ被吊持用部材(5)と、前記被吊持用部材(5)を前記吊持用部材(4)に吊持させる弾性吊持部材(6)とで構成されたディスポーザの防振取付装置であって、弾性リング(3)の断面が円形で、排水口側筒体(1)及びディスポーザ側筒体(2)間の間隙(K)に転動可能に配設されている」ことを特徴とする。
【0010】
このように排水口側筒体(1)とディスポーザ側筒体(2)との間に設けられた間隙(K)間に弾性リング(3)が固定されることなく転動可能にて配設されているので、排水口側筒体(1)とディスポーザ側筒体(2)との縁を切ることができ、ディスポーザ(8)の稼働にてディスポーザ側筒体(2)から伝わってきた振動は弾性リング(3)にて遮断され、排水口側筒体(1)に殆ど伝わらず防振効果を大幅に高めることができた。なお、ディスポーザ(8)他の荷重は弾性吊持部材(6)を介して吊持用部材(4)にて担持されることになる。
【0011】
「請求項2」は、「請求項1」の更なる改良で「排水口側筒体(1)とディスポーザ側筒体(2)との間に回転防止部材(7)が設けられている」ことを特徴とするもので、回転防止部材(7)の作用によりディスポーザ(8)の起動時の、排水口側筒体(1)に対するディスポーザ側筒体(2)のねじり変形を一定限度に抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の防振取付装置(A)を図示実施例に従って詳述する。図1は第1実施例(A1)の断面図で、排水口側筒体(1)、ディスポーザ側筒体(2)、弾性リング(3)、吊持用部材(4)、被吊持用部材(5)及び弾性吊持部材(6)とで構成されている。前記排水口側筒体(1)は、シンク(9)の排水口(10)に接続される排水口接続部材(20)、排水口接続部材(20)を前記排水口(10)に接続する締結部材(13)、前記排水口接続部(20)に接続される排水上筒体(21)、排水口接続部材(20)と排水上筒体(21)を接続する連結部材(40)、排水上筒体(21)の下端に接続される排水下筒体(22)とで構成されている。
【0015】
前記排水口接続部材(20)は表面を覆う例えばステンレスのような金属板材(23)と、樹脂にて形成されている接続構造部材(24)とで構成されており、接続構造部材(24)の外周部分は本体部分(25)から延出した鍔状取付部(12)となっており、鍔状取付部(12)の下面から垂設され外周面にネジ部(26)が刻設されたネジ筒部(27)を有している。また本体部分(25)の上面内周部には凹段部(30)が形成されている。
【0016】
排水上筒体(21)は、例えばステンレスのような金属上筒体(28)と、上端外周に設けられた上端外鍔(29)とで構成されており、前記上端外鍔(29)が前記排水口接続部材(20)の本体部分(25)の凹段部(30)に係合している。締結部材(13)は内周面に雌ねじが刻設されているリング状の部材で、前記ネジ筒部(27)に螺合され、上端外鍔(12)とシンク(9)との間に配設されたゴムパッキン(11)を介して上端外鍔(12)をシンク(9)に締め付け固定するようになっている。
【0017】
連結部材(40)は金属上筒体(28)の下端外周に形成された取付凹凸部(31)に金属製リング(32)を介して係合しているリング状の連結外鍔(41)、該連結外鍔(41)の少なくとも対称にて2カ所或いは等間隔で3カ所に螺装されている連結ボルト(42)及び本体部分(25)の凹段部(30)の下面に当接するように配設されている押圧リング部材(43)とで構成されており、連結ボルト(42)を螺進させ、押圧リング部材(43)に連結ボルト(42)を押圧することでその反作用として金属製リング(32)を介して連結外鍔(41)にて金属上筒体(28)を押し下げ、金属上筒体(28)の上端外鍔(29)を凹段部(30)に係合させるとも共に金属製リング(32)を介して連結外鍔(41)を取付凹凸部(31)に押圧させて排水口接続部材(2)に金属上筒体(28)を固着する。
【0018】
排水下筒体(22)は、円筒状の下筒体本体(33)、下筒体本体(33)の上端外周に延出された取付外鍔(34)に固着された例えばゴム製の弾性パッキン部材(35)及び弾性パッキン部材(35)の外周下部に形成された掛止段部(36)に回転可能にて掛止されているリング状の締着部材(50)とで構成されている。締着部材(50)はその上端部に断面略逆L形の掛止爪(51)が少なくとも対称にて2カ所或いは等間隔で3カ所当接されており、前記連結外鍔(41)の下端に突設された被掛止溝(44)を有する被掛止凸部(45)に掛脱自在となっており、締着部材(50)を一方向(下から見て時計方向)に回転させることで被掛止溝(44)に係止すると共に締め付け固定することができる。そしてこれにより弾性パッキン部材(35)の上端内周面が取付凹凸部(31)の外周面に下から押圧され連結外鍔(41)と締着部材(50)との一体化が図られる。
【0019】
吊持用部材(4)は前記弾性パッキン部材(35)の直下にて排水下筒体(22)の外周に溶接或いはかしめにて一体的に固着されたリング状の部材で、その外周下面から少なくとも対称にて2カ所或いは対称にて3カ所に等間隔で略コ字状の吊持側アーム部材(37)が突設されている。吊持側アーム部材(37)は吊持用部材(4)の一部を構成する吊持リング本体板(46)にボルト(47)にて固着されているが、勿論、吊持リング本体板(46)の一部を折り曲げて吊持側アーム部材(37)を一体的に構成してもよい。
【0020】
ディスポーザ側筒体(2)は、下筒体本体(33)が挿入されるリング保持筒体(54)と、前記リング保持筒体(54)の下部に形成された取付凹凸部(61)に取り付けられた金属製リング(55)とで構成されている。前記リング保持筒体(54)の中央部分には後述する弾性リング(3)が嵌め込まれる凹溝(62)が全周にわたって形成されている。また、リング保持筒体(54)と下筒体本体(33)との間には全周にわたってリング保持筒体(54)と下筒体本体(33)との間の間隙(K)を閉塞する極く柔らかいゴム膜或いは樹脂膜で形成された防臭弾性筒体(58)が配設されており、その上下両端がバンド(59)(60)で締め付け固定されている。
【0021】
凹溝(62)に嵌め込まれている弾性リング(3)は、非常に柔らかいゴム或いは弾性樹脂にて構成されており、その内周が下筒体本体(33)の外周に軸方向並びに周方向に移動可能に摺接している。弾性リング(3)の断面は本実施例では中空円形であるが勿論、これに限られず中実円形でもよいしその他矩形断面であってもよく、その断面形状は特に限定されるものではない。ただし、この場合、弾性リング(3)の内周と下筒体本体(33)の外周とはディスポーザ(8)の振動が下筒体本体(33)側に出来る限り伝達されないようにソフトに接触していることが望ましい。
【0022】
なお、図の実施例においては、弾性リング(3)はリング保持筒体(54)に形成された凹溝(62)に嵌め込まれている例を示しているが、凹溝(62)を下筒体本体(33)に形成し、下筒体本体(33)に嵌め込んでもよいし或いは図4のように凹溝(62)を設けず、下筒体本体(33)とリング保持筒体(54)の間の間隙(K)内に弾性リング(3)を転動可能に配設してもよい。いずれにせよ、弾性リング(3)から下筒体本体(33)への振動伝達が極力小さくなるように構成されておれば足る。
【0023】
次に、被吊持部材(5)であるが、図1の場合、被吊持部材(5)は金属製リング(55)を介してリング保持筒体(54)の取付凹凸部(61)に係合されるリング状の被吊持側連結外鍔(65)で構成されている。被吊持側連結外鍔(65)の下縁には少なくとも対称にて2カ所或いは等間隔で3カ所に被掛止溝(56)が形成されている被掛止凸部(57)が突設されており、ディスポーザ(8)の上端に取り付けられている弾性パッキン部材(81)に回動可能に取り付けられている締着部材(82)の掛止爪(83)が掛止されるようになっている。なお、連結外鍔(41)に対する締着部材(50)の掛止構造と被吊持部材(5)に対する締着部材(82)の掛止構造とは本実施例では全く同じ構造となっており、締着部材(82)を一方向(下から見て時計方向)に回転させることで掛止爪(83)を被掛止溝(56)に係合させるととも共に締め込んでゆくことができ、金属製リング(55)を介して被吊持側連結外鍔(65)を取付凹凸部(61)に強く押圧させるとも共に弾性パッキン部材(81)の上端内周面を取付凹凸部(61)の下面に強く押圧させ、被吊持側連結外鍔(65)と締着部材(82)の一体化を図ることができる。
【0024】
弾性吊持部材(6)は、吊持側アーム部材(37)の下片部(38)の通孔(39)に嵌め込まれたリング状の弾性座(66)、被吊持側連結外鍔(65)に植設された吊持ボルト(67)、前記吊持ボルト(67)の頭部(68)の下面に形成されたばね取付凹凸部(69)及び弾性座(66)と弾性当接リング(69)との間に配設された吊持ばね(70)とで構成されている。前記弾性座(66)は吊持ばね(70)を介してディスポーザ(8)側の振動が吊持側アーム部材(37)に伝達しないように柔らかいゴムで構成されている。そして弾性座(66)の通孔(71)の内周面に接しないようにして吊持ボルト(67)が通孔(71)に挿通されている。ディスポーザ(8)側の荷重はすべて弾性吊持部材(6)にて担持されることになる。
【0025】
また、吊持用部材(4)と被吊持用部材(5)との間には、弾性吊持部材(6)の間にて少なくとも対称にて2カ所或いは図3に示すように等間隔で3カ所に回転防止部材(7)が設置されている。回転防止部材(7)はディスポーザ(8)の始動時のねじれを止めるためのもので、図1にその1実施例を示す。即ち、吊持リング本体板(46)の下面に、内周にゴム或いは弾性樹脂からなる弾性筒体(73)が固着されている回り止め防止筒体(72)がボルト(75)にて固着されており、被吊持部材(5)の被吊持側外鍔(65)に共締め固定されたリング状の回り止め取付プレート(77)にこれに対応して回り止め棒材(74)が立設されており、ナット(76)にて固着されている。弾性筒体(73)の内径は回り止め棒材(74)の直径に比べて大きく、ディスポーザ(8)の始動時の大きなねじり力が発生したとき以外は互いに接触しないようになっている。なお、前記回転防止部材(7)は図の場合、設置されているが必ずしも必要というわけでなく、必要に応じて設置される。
【0026】
(15)は自在蓋で、下筒体本体(33)の上端内側に取り付けられており、その中央に放射状の切欠溝が形成されており、投入口(16)の周囲を切欠片(17)が取り巻くようになっており、投入された生ごみが逆戻りしにくくなっている。また、自在蓋(15)の上方には閉塞蓋(18)が着脱可能に配設されている。前記閉塞蓋(18)は皿状の蓋本体(18a)、蓋本体(18a)の中央に取り付けられたつまみ(18b)及び蓋本体(18a)の周縁部分のために取り付けられたリング状係止部(18c)とで構成されており、リング状係止部(18a)が排水上筒体(21)の取付凹凸部(31)上に載置されるようになっている。
【0027】
次に、第1実施例(A1)の作用について説明する。台所仕事を行うと野菜屑や魚の骨、鳥の骨など生ごみが大量に発生する。そこで、閉塞蓋(18)を開け自在蓋(15)を通してこれら生ごみをディスポーザ(8)内に投入する。すると前記生ごみの重量に応じて吊持ばね(70)が撓まされ同時に弾性リング(3)が下筒体本体(33)の外周面を滑って若干下に移動する。然る後、閉塞蓋(18)を閉じ、スイッチを入れるとディスポーザ(8)のモータ(図示せず)が作動しハンマ(図示せず)を回転させ、ディスポーザ(8)内に投入された生ごみを固定刃(図示せず)に押しつけて擂り潰し、水と共に下水に流出するようになっている。
【0028】
モーターの起動時、ディスポーザ(8)に大きなねじり力が発生し、固定されている下筒体本体(33)に対してリング保持筒体(54)以下の部分が大きく回転しようとする。特にディスポーザ(8)内に投入された生ごみの位置によっては重心が中心から外れ偏心していることがある。このような場合、従来のディスポーザ(108)では単にゴム筒(114)や弾性吊持部材(206)によって吊り下げられているだけであるため大きく振られたが、本発明の場合では弾性リング(3)が下筒体本体(33)の外周面に接しているため、弾性リング(3)の撓み量に限定され、このような場合でもディスポーザ(8)が大きく振られるようなことがない。
【0029】
また、回り止め部材(7)を設けている場合、この存在により回り止め棒材(74)が回り止め防止筒体(72)の内周面の弾性筒体(74)に接触して弾性筒体(74)と回り止め棒材(74)とのクリアランス以上のねじりの発生が抑制される。
【0030】
そしてこの間、ディスポーザ(8)で発生した振動はリング保持筒体(54)を通って弾性リング(3)及び被吊持用連結外鍔(65)、吊持ボルト(67)に伝達されるほか、回り止め棒材(74)を通って弾性筒体(73)にも伝達される。弾性筒体(73)はごく柔らかいゴム或いは樹脂にて形成されているので、回り止め棒材(74)に伝わった振動は弾性筒体(73)にて殆ど吸収され、回り止め防止筒体(72)側にほとんど伝達されない。また、弾性リング(3)は下筒体本体(33)の外周に線接触にて摺接しているだけであるので、ここからの下筒体本体(33)への振動の伝達もきわめて限られたものとなる。更に、吊持ボルト(67)に伝わった振動は吊持ばね(70)にて抑制されるが、同時に吊持ばね(70)自体に伝わった振動は吊持ばね(70)を担持している弾性座(66)に吸収され、吊持側吊持部材(37)側に殆ど伝達されることがない。
【0031】
また前述の回り止め部材(7)を設けていない場合には、図1の場合、吊持ボルト(67)が弾性座(66)の内周面に当接し、弾性座(66)が回り止め防止部材(7)と同一の役目を果たすので、弾性座(66)はできる限り柔らかいゴムや樹脂を用いることが好ましい。
【0032】
以上のようにしてディスポーザ(8)の起動時に発生する大きな振動とねじれは弾性リング(3)、回り止め防止部材(7)および弾性吊持部材(4)によって遮断され、排水口側筒体(1)側に伝達されることが極力抑制され、起動時の騒音が小さくなるように抑え込まれる。
【0033】
ディスポーザ(8)のモータの回転が定常状態になると前記ねじり力は消滅し、吊持ばね(70)の力によって元の位置に復帰し、弾性筒体(74)から回り止め棒材(74)が離間し、その後は専ら前記吊持ばね(70)にて防振が行われる。この間、ディスポーザ(8)の作動中は常に周波数の高い振動が発生しているのであるが、吊持ばね(70)による効果的な防振が行われる。そしてその間弾性リング(3)は前述のように排水下筒体(22)の外周面に線接触にて接しているので、やはりこの部分からの排水下筒体(22)への振動の伝達は極く小さいものとなる。
【0034】
また骨のように堅いものを破砕する場合には大きな振動が発生するが、この振動も前述同様吊持ばね(70)による効果的な防振が行われると同時に弾性リング(3)からの排水下筒体(22)への振動の伝達は極く小さい。したがって、ディスポーザ(8)の起動時から停止までの一連の作動中において、ディスポーザ(8)に生じた振動の殆どはことごとく途中で遮断され、シンク(9)側にほとんど伝達されず、騒音を生じることがない。
【0035】
図2は本発明の第2実施例で、弾性吊持部材(4)の部分が相違するだけであるのでこの部分を中心に説明する。この場合の弾性吊持部材(4)であるが、前記吊持側アーム部材(37)、記吊持側アーム部材(37)に一致して被吊持側連結外鍔(65)に設けられた略コ字状の被吊持側アーム部材(52)、両アーム部材(37)(52)の通孔(39)(63)に嵌め込まれ弾性座(66)(78)及び弾性座(66)(78)間に配設された吊持バネ(70)とで構成されている。被吊持側アーム部材(52)は取付ボルト(64)にて被吊持側連結外鍔(65)に固着されている。前記吊持側アーム部材(37)と同様、被吊持側連結外鍔(65)の一部を折り曲げて被吊持部材(5)を一体的に構成してもよい。
【0036】
この場合も防振作用は第1実施例と同じである。ただし吊持ボルト(67)が存在しないので、ディスポーザ(8)による大きな捻りが発生した場合には必要以上にディスポーザ(8)側が捻られることになるので、回る止め部材(7)の設置は不可欠である。
【0037】
図3は弾性リング(3)、排水下筒体(22)およびリング保持筒体(54)との関係示す第3の例で、排水下筒体(22)およびリング保持筒体(54)のいずれにも凹溝(62)を形成せず、単に弾性リング(3)を排水下筒体(22)およびリング保持筒体(54)の間に転動可能に配設した例で、この場合も弾性リング(3)は排水下筒体(22)およびリング保持筒体(54)の両方に線接触し、振動の伝達をこの部分でほぼ遮断する。
【0038】
図5、6は回り止め部材(7)の他の実施例で、図5の場合、回り止め防止筒体(72)がゴムあるいは柔らかい樹脂で構成されており、回り止め棒材(74)が回り止め防止筒体(72)の回り止め孔(72a)内に挿入されるゴムあるいは柔らかい樹脂の挿入棒部(74a)と挿入棒部(74a)を回り止め取付プレート(77)に固定する固定ボルト(74b)とで構成されている例で、この場合は弾性体同士の接触であるから伝達される振動は第1実施例の回り止め部材(7)より小さなものになる。
【0039】
図6は、金属製の回り止め防止筒体(72)の回り止め孔(72a)内にゴムあるいは柔らかい樹脂の弾性筒体(73)が取り付けられ、回り止め棒材(74)が、この弾性筒体(73)に挿入される金属挿入棒部(74a)とこの金属挿入棒部(74a)を回り止め取付プレート(77)に固定するゴムあるいは柔らかい樹脂の固定部材(74d)とで構成されており、この場合も金属挿入棒部(74a)がゴムあるいは柔らかい樹脂の固定部材(74d)によって回り止め取付プレート(77)から縁が切られているため、やはり伝達される振動は第1実施例の回り止め部材(7)より小さなものになる。
【0040】
【発明の効果】
本発明にあっては、排水口側筒体とディスポーザ側筒体との間に設けられた間隙間に弾性リングが固定されることなく転動可能にて配設されているので、排水口側筒体とディスポーザ側筒体との縁を切ることができ、ディスポーザ側筒体から伝わってきた振動は弾性リングにて遮断され、排水口側筒体に殆ど伝わらず防振効果を大幅に高めることができる。また、回転防止部材を設けることで、ディスポーザの起動時の、排水口側筒体に対するディスポーザ側筒体のねじり変形を一定限度に抑制することができる。更に、弾性リングの断面を円形とし、排水口側筒体またはディスポーザ側筒体のいずれかに摺接させることで、排水口側筒体とディスポーザ側筒体との間で殆ど縁を切ることができ、ディスポーザ側筒体側から排水口側筒体側への振動の伝達を殆どなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防振取付装置(第1実施例)の正面から見た半断面図
【図2】他の防振取付装置(第2実施例)の正面から見た半断面図
【図3】図1または2の横断面図
【図4】本発明にかかる防振取付装置の弾性リングの取り付け例を示す部分拡大断面図
【図5】本発明にかかる防振取付装置の回り止め防止部材の第2実施例の断面図
【図6】本発明にかかる防振取付装置の回り止め防止部材の第3実施例の断面図
【図7】第1の従来例の断面図
【図8】第2の従来例の断面図

Claims (2)

  1. 流し台のシンクの排水口に装着されて下側に突出した排水口側筒体と、ディスポーザに取り付けられ且つ前記排水口側筒体が間隙を持って挿入されているディスポーザ側筒体と、前記排水口側筒体とディスポーザ側筒体との間に移動可能にて配設され且つ両者の間隙を閉塞する弾性リングと、排水口側筒体に設けられた吊持用部材と、ディスポーザ側筒体に設けられ被吊持用部材と、前記被吊持用部材を前記吊持用部材に吊持する弾性吊持部材とで構成されたディスポーザの防振取付装置であって、
    前記弾性リングの断面が円形で、前記排水口側筒体及び前記ディスポーザ側筒体間の間隙に転動可能に配設されていることを特徴とするディスポーザの防振取付装置。
  2. 排水口側筒体とディスポーザ側筒体との間に回転防止部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のディスポーザの防振取付装置。
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