JP4765894B2 - 画像生成装置、情報読み取り装置および記録媒体 - Google Patents
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特許文献1は、次のような技術を開示している。複数のマークを備えた符号化パターンを有する製品であって、マークのそれぞれが少なくとも2つの異なる値のうちの1つを表している。符号化パターンが、また、複数の基準位置を備えており、複数のマークのそれぞれが1つの基準位置に関連付けられている。各マークの値がその基準位置に対するその位置によって決定される。
特許文献2は、次のような技術を開示している。文書は迷路パターンでウォーターマークが入れられ、エンコードされた位置情報がそこから判定される。画像のシーケンスは、ペンに配置されているカメラによって捕捉される。ペン先のパスは、関連の迷路パターンをデコーディングし、捕捉された画像を文書画像と照合することによって判定される。
特許文献4は、次のような技術を開示する。紙等の記録媒体上に記録される光学的に読み取り可能なドットコードは、ブロックを複数個隣接可能に配列して構成される。各ブロックは、ブロックを認識するためのマーカ310を含む非変調領域と、マーカと構造的に区別可能とすべく変調処理の施されたデータの各ビット値が、その値に対応するドットで配列された複数のドットでなるデータドットパターンを含む変調領域としてのデータエリアとから構成される。また、非変調領域には、更に、ブロックのアドレスを示すためのブロックアドレスパターンが配される。
記録媒体に記録される記録情報を取得する情報取得手段と、
一定の区画を形成して配置されて前記記録媒体上の位置に固有な位置情報を表す位置符号の画像パターンおよび当該区画内に配置されて前記記録情報を表す情報符号の画像パターンを含み、複数の当該区画に配置された当該情報符号で特定の当該記録情報が記述される画像を生成する画像生成手段と
を備えることを特徴とする画像生成装置として実現される。
請求項2に係る発明は、
前記画像生成手段により生成される前記画像は、前記位置符号により表される前記区画の位置情報および前記特定の記録情報を記述する前記区画の数に応じて区画識別情報が設定され、同一の当該区画識別情報が付与された当該区画に当該特定の記録情報における同一の部分を表す前記情報符号が配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、
前記画像生成手段により生成される前記画像には、前記特定の記録情報全体が記述される前記区画の数および配置を特定する特定符号がさらに配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、
記録媒体上の位置を表す位置符号および記録情報を表す情報符号が画像パターンで記述される符号ブロックを2次元配置して所定の情報を記録した画像を生成する画像生成部と、
前記記録情報を記録するために必要な前記符号ブロックの数に応じて当該記録情報を分割し複数の部分情報とする情報分割部と、
前記部分情報を前記情報符号で記述した前記符号ブロックを、前記位置符号によって表される位置に配置する符号ブロック配置部と
を備えることを特徴とする画像生成装置として実現される。
請求項5に係る発明は、
前記符号ブロック配置部は、前記記録情報を記録するために必要な数の前記符号ブロックを含む符号ブロック群ごとに、当該符号ブロック群における個々の当該符号ブロックの位置および当該記録情報の分割数に応じて設定されたインデックスを付与し、同一のインデックスが付与された当該符号ブロックの位置に同一の前記部分情報が記述された当該符号ブロックを配置することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、
前記符号ブロックは、前記符号ブロック群に含まれる前記符号ブロックの数および配置を特定する特定符号を含むことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、
記録媒体の表面に印刷された符号パターンの画像を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた画像から位置を表す位置符号および記録情報を表す情報符号を検出する符号検出手段と、
前記符号検出手段により検出された前記位置符号から得られる位置情報に基づき前記情報符号が配置されている区画を識別し、かつ当該区画の識別情報を生成する区画識別手段と、
前記区画識別手段により識別された前記区画に配置されている符号列を取得し、前記識別情報に基づき当該符号列を合成して前記記録情報を取得する情報取得手段と
を備えることを特徴とする情報読み取り装置として実現される。
請求項8に係る発明は、
前記区画識別手段は、ひとまとまりの前記記録情報が分割して記録された複数の前記区画からなる領域を識別することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、
前記区画識別手段は、前記領域に含まれる複数の前記区画に関して当該区画に配置されている前記符号列の順序を識別することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、
表面に画像パターンが描画された記録媒体であって、
一定の区画を形成して配置され、前記記録媒体上の位置に固有な位置情報を表す位置符号の画像パターンと、
前記位置符号の画像パターンにより形成される区画内に配置され、記録情報を表す情報符号の画像パターンとが描画され、
複数の前記区画に配置された前記情報符号によりひとまとまりの前記記録情報が記述されることを特徴とする記録媒体として実現される。
請求項11に係る発明は、
ひとまとまりの前記記録情報が記述された複数の前記区画からなる領域が複数形成され、当該各領域の対応する位置に当該記録情報における同一の部分を表す前記情報符号が配置されることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、
表面に画像パターンが描画された記録媒体であって、
前記記録媒体上の位置を表す位置符号および記録情報を表す情報符号を含む複数の符号ブロックが配置された1または複数の領域が形成され、
単一の前記領域に配置される複数の前記符号ブロックによりひとまとまりの前記記録情報が記述されることを特徴とする記録媒体として実現される。
請求項2に係る発明によれば、画像に記録される情報に冗長性を与え、画像から情報を確実に取得することが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、特定の記録情報が記述された範囲を容易に認識でき、効率の良い情報取得が可能となる。
請求項4に係る発明によれば、複数の符号ブロックを用いることで任意の情報量の情報が記述された画像を生成することができる。
請求項5に係る発明によれば、画像に記録される情報に冗長性を与え、画像から情報を確実に取得することが可能となる。
請求項6に係る発明によれば、特定の記録情報が記述された範囲を容易に認識でき、効率の良い情報取得が可能となる。
請求項7に係る発明によれば、複数の区画に配置された情報符号を用いて情報が記述された画像から情報を取得することができる。
請求項8に係る発明によれば、ひとまとまりの記録情報が記述された範囲を認識して確実に情報取得することができる。
請求項9に係る発明によれば、複数の区画に分割されて記述された記録情報を確実に取得することが可能となる。
請求項10に係る発明によれば、複数の区画に配置された情報符号を用いることで任意の情報量の情報を画像パターンにて記録することができる。
請求項11に係る発明によれば、画像に記録される情報に冗長性を与え、画像から情報を確実に取得することが可能となる。
請求項12に係る発明によれば、複数の符号ブロックを用いることで任意の情報量の情報を画像パターンにて記録することができる。
まず、本実施の形態で用いられる符号パターン画像の構成を説明し、その後、その符号パターン画像を使用した符号パターン画像生成装置および情報復号装置の説明をする。
図1は、本実施形態で用いられる符号パターン画像の単位符号パターンの例を示す図である。
図示の例では、縦3箇所で横3箇所(以下、3×3箇所と表示する。)の計9箇所のドットを配置できる場所から3つの場所を選択してドットを配置する。この場合、単位符号パターンのドット配置組み合わせは84通り(84=9C3)となる(ここで、mCn=m!/{(m−n)!×n!}である)。600dpiで記録する場合、図1における1つのドットサイズ(四角の大きさ)は縦2画素で横2画素であり(以下、2×2画素と表示する)、計算上は84.6μm×84.6μmの矩形となる(ただし、記録されたトナー像ではゼログラフィープロセスの影響によりφ100μm程度のドット形状となる)。したがって、単位符号パターンの大きさは0.5076mm×0.5076mmとなる。
図2は、図1の単位符号パターンが取り得る84通りのドット配置を示す図、図3は、同期符号として使用できる4種類の単位符号パターンの例(5セット)を示す図である。なお、表示の簡略化のため、ドット間の空白は省略している。
図4は、本実施形態で用いられる符号ブロックの例を示す図である。
図4に示す符号ブロックは、図1に示した単位符号パターンを5×5個並べて構成される。符号ブロックの左上の位置には、図3で示した同期符号が配置される。すなわち、図3(a)〜(e)の同期符号の中から何れかが選択され、選択された同期符号に含まれる4通りの単位符号パターンから選択された1つが符号ブロックの左上に配置される。
次に、上述した符号パターン画像を生成する符号パターン画像生成装置について説明する。
図5は、本実施形態による符号パターン画像生成装置の構成を示す図である。
図5を参照すると、本実施形態の符号パターン画像生成装置は大まかに、上述した符号ブロックを生成する符号ブロック生成部100と、生成された符号ブロックを記録媒体上に形成する出力画像生成部200とを備える。このうち符号ブロック生成部100の機能は、同期符号配置手段と、位置符号配置手段と、情報符号配置手段とに分けて把握することができる。図5に示すように、符号ブロック生成部100は、同期符号配置手段として、同期符号選択部111と符号ブロック配置部141とを備える。また、位置符号配置手段として、M系列取得部121とM系列分割部122と符号ブロック配置部141とを備える。また、情報符号配置手段として、情報取得部131と情報分割部132とRS符号化部133と符号ブロック配置部141とを備える。これらの各機能は、符号パターン画像生成装置を実現するコンピュータのプログラム制御されたCPU(Central Processing Unit)と、メインメモリや磁気ディスク装置等の記憶装置により実現される。
図1を参照して説明したように、9C3の単位符号パターンにより符号ブロックを構成すると、5セットの同期符号を使用することができる。そこで、図6に示すように、この5セットの同期符号にセット番号を付与する。そして、情報を分割する場合の分割数と情報符号で記録可能な情報量とを定義して、同期符号のセット番号に対応付ける。例えば、同期符号セット0番が選択された場合は、情報を分割しない(分割数1)。そして、情報符号で記録できる記録情報の情報量は、60ビットとなる。また、同期符号のセット番号2番が選択された場合は、18個の情報符号領域を使用することができると定義すると、135バイト(60ビット×18個/8)の情報を情報符号で記録することができる。また図6に示す対応表には、各分割数に応じた情報符号領域(または符号ブロック)の配置を表すX方向の分割数およびY方向の分割数が登録される。なお、図6の対応表は、磁気ディスク装置等の記憶装置に保持される。
ここで、情報分割部132による記録情報の分割処理およびRS符号化部133によるRS符号化処理について、さらに詳細に説明する。
図8は、記録情報の分割および符号化処理の内容を説明する図である。ここでは、32バイトの記録情報が入力された例を説明する。
情報符号にて記録情報を記述する際には、検出時に情報量を容易に認識可能とするために、先頭の符号ブロックに格納される記録情報には常に情報量を示す2バイト(16ビット)の領域を付加し、記録情報のデータ終端には常に2バイトの誤り検出符号(CRCなど)を付加する構成とする。したがって、記録情報は32バイト(256ビット)であるが、4バイト(32ビット)の付加情報があるので、全体では36バイト(288ビット)が必要な容量となる。
上述したように、符号ブロック配置部141は、同期符号、位置符号および情報符号からなる符号ブロックを記録媒体に対応する2次元平面に配置する。このとき、位置符号は、自身が表す位置情報によって位置が自ずと特定される。また、図4に示したように、同期符号は、X方向の位置符号とY方向の位置符号の交点に配置されるので、これも位置は特定される。一方、記録情報は任意の情報であり、かつ複数の情報ブロックに分割して配置されるので、ひとまとまりの記録情報(すなわち情報取得部131により取得された記録情報全体)に対応する情報符号の位置は一定の手法により特定されなければならない。
そこで次に、符号ブロック配置部141が情報符号を配置する際に各情報符号の位置を特定するための情報インデックスについて説明する。
図9−1(a)に示すように、12次のM系列における連続する12個のビット列に対して、先頭から順番に1ビットずつずらしながら、1から始まる番号(ブロック番号と呼ぶ)を割り振る。このとき、同じビット列を持った異なるブロック番号は存在しないことが保証される。この番号を図7で説明したように配置された符号パターン上で見ると、図9−1(b)に示すような並びになる。
(ブロック番号−1)÷(符号ブロック幅−1)
の小数部分を切り捨てた番号を計算すると、図9−1(c)のような値が求まる(図では、簡略的に同じ値を1つだけ図示している)。この値を符号ブロックインデックスと呼ぶ。符号ブロックインデックスは、左上の符号ブロックが0番で右方向の符号ブロックに移動するとX方向の値が1ずつ増加し、下方向の符号ブロックに移動するとY方向の値が1ずつ増加する番号である。
(符号ブロックインデックス番号) mod (X方向またはY方向の分割数)
を計算すると、図9−2(d)に示すような、X方向とY方向にそれぞれ周期的な番号を得ることができる。この番号をX方向についてX方向分割インデックス、Y方向についてY方向分割インデックスと呼ぶ。このX方向分割数およびY方向分割数によって、ひとまとまりの記録情報(情報取得部131により取得された記録情報全体)が記録される範囲(以下、単位情報領域と称す)が特定されることとなる。図9−2(d)において、太線で囲まれた各領域がそれぞれ、単位情報領域である。
(符号ブロックインデックス番号) mod 3
を計算すれば良く、Y方向分割インデックス番号を求める場合は、
(符号ブロックインデックス番号) mod 2
を計算すれば良い。以上の計算により、図9−2(d)に示したX方向分割インデックスおよびY方向分割インデックスを得ることができる。
図11は、情報インデックスに基づいて記録情報ブロックを配置する様子を示す図である。
図9−2(d)、(e)に示したように、符号平面上にはひとまとまりの記録情報が記録される単位情報領域が複数存在する。そして、各単位情報領域に含まれ、それぞれの単位情報領域における同じ位置の区画には、同じ情報インデックスが付与されている。したがって、図11に示すように、同じ情報インデックスが付与されている区画には同じ記録情報ブロックを配置することにより、記録情報の冗長性を高めることができる。
上述した本実施の形態では、記録情報の分割数の情報を同期符号の種類に対応付けた。しかしながら、記録情報の分割数の情報を設定する方式はこれに限定するものではなく、他の方式をとることもできる。例えば、分割された記録情報ブロックの各々に記録情報の分割数を示すデータ(Set#)を埋め込んでおけば、このデータを読み取ることで、複数種類の同期符号を使用しなくても記録情報の分割数を認識することができる。この場合、同期符号は分割数に関わらず一定の同期符号となる。そして、記録情報ブロックの内容を検査することによって、記録情報の分割数が得られる。
図12の例では、分割後の「Set#」の部分に、記録情報ブロックに記録情報の分割数を示すデータが挿入される。この方式の場合、定義される分割数に応じて、図12の「Set#」の部分に必要なビット数が異なる。しかし、上述した例のように5種類程度ならば、3ビット程度で十分である。
また、上述した本実施の形態では、位置符号の値を使用して情報インデックスを生成した。しかしながら、情報インデックスの生成方法もこれに限定するものではない。例えば、位置符号として用いる単位符号パターンの種類を増やし、これを使い分けることにより情報インデックスを表現しても良い。
上述したように位置符号としては64種類の単位符号パターンを使用できるが、本実施形態では16種類のみを使用している。位置符号を16種類の単位符号パターンで構成できるとすれば、64種類の単位符号パターンを4つのグループに分けて、それぞれのグループで独立に位置符号を構成できる。そして、4つのグループのうちのどのグループに属する単位符号パターンによって位置符号が符号化されているかを識別することにより、4種類の分割数を判定できるようにすることが可能である。X方向とY方向に共に4種類までのパターングループを選択できるので、最大で16分割まで対応できることとなる。
次に、上記のようにして記録媒体上に形成された符号パターン画像から情報を読み取る処理について説明する。
情報復号装置は、記録媒体上に形成された符号パターン画像を光学的に読み取り、符号を検出して情報を読み取る。情報復号装置は、ペン型の読み取りデバイス(電子ペン:詳細は後述)やスキャナ等で実現される。
図14を参照すると、本実施形態の情報復号装置は、画像入力部301と、ノイズ除去部302と、ドットパターン検出部303と、同期化部304、単位符号パターン境界検出部305と、同期符号検出部306と、情報符号検出部307と、RS符号復号部308と、位置符号検出部309と、位置符号復号部310と、記録情報復元部311とを備える。これらの各機能は、情報復号装置の制御回路とメモリ等の記憶装置により実現される。
ノイズ除去部302は、画像入力部301から受け取った画像に含まれるノイズ(撮像素子感度のばらつきや電子回路により発生するノイズ等)を除去するための処理を行う。ノイズ除去の処理の種類は、撮像系の特性に合わせるべきだが、ぼかし処理やアンシャープマスキングなどの先鋭化処理を適用することができる。また、具体的な除去方法は、公知の方法を用いることができる。
RS符号復号部308は、符号データ画像生成装置においてRS符号の符号化処理で用いたパラメータ(ブロック数など)と同じパラメータを用いて検出された情報符号を復号し、情報ブロック分ごとの記録情報(分割された記録情報)を出力する。
位置符号復号部310は、位置符号検出部309により取得された位置符号からM系列の部分系列を取り出す。そして、符号データ画像生成装置において位置符号の生成に用いたM系列のうち、検出された部分系列に対応する位置を探索する。位置符号の間には同期符号が配置されているため、得られたM系列の位置から同期符号による位置のオフセットを補正した値を計算し、位置情報として出力する。
次に、同期化部304による同期化処理について説明する。
図15は、同期化処理の概要を説明する図である。
同期化部304は、ドットパターン検出部303により検出されたドットパターンに対して仮想的な格子を当てはめ、各格子のます目内でのドットの有無を検査し、ドットがない部分を0、ドットがある部分を1として、仮想格子から2次元配列を生成する。仮想格子の向き(角度)は、ドットパターンから推定することができる。図1、図2、図3から明らかなように、符号パターンから2つのドットを選んだとき、その2つのドット間の距離が最も近接するのは、その2つのドットが0度方向か90度方向に隣接して並んでいる場合である。したがって、検出された複数のドットパターンから、最も近接しているドットの対を検出して、そのドット対が向いている方向から符号パターンの傾き角度を検出することができ、それを格子の方向とすることができる。また、最も近接した2つのドット間の距離が単位符号パターンにおけるドット間隔となっているので、同期化処理に使用する格子の間隔は、上記に説明した検出された最も近接したドットの対の間隔とすることができる。
次に、単位符号パターン境界検出部305による境界検出処理について説明する。
図16は、単位符号パターンの境界検出処理の概要を説明する図である。なお、図16(a)は、9C2の単位符号パターンで構成された符号パターンの例である。
実際に境界検出の対象となるのは、図15で示したようなビット値0とビット値1とからなる同期化された2次元配列であるが、ここでは直感的に捕らえやすいようにドットパターンを用いて説明する。
以上のようにして単位符号パターンの境界位置が特定できたならば、各単位符号パターンを検査して同期符号を検出し、90度回転対称である4種の同期符号のいずれが検出されたかによって符号パターンの回転を判定する。そして、回転補正した後に、補正されたドットパターンから位置符号および識別符号を抽出することができる。
次に、上述した本実施形態による符号パターン生成装置および情報複合装置を含むシステム構成例について説明する。
図17は、文書に符号パターンが重畳された印刷文書を生成するシステム構成例を示す図である。この例では、記録情報として電子文書や電子文書が印刷された印刷文書を識別するための識別情報が符号パターンにより記録されるものとする。なお、識別情報としては、任意の情報を使用することができる。例えば、128ビット長のUUIDや、サーバのネットワークアドレスと印刷時刻から生成したIDとすることもできる。
図17に示すシステムは、端末装置11と、文書管理サーバ12と、識別情報管理サーバ13と、プリンタ14とがネットワークを介して相互に接続されて構成されている。
文書管理サーバ12は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータ装置である。識別情報管理サーバに印刷が指示された電子文書とその属性情報(例えば10ページの電子文書を2UPで5部出力、余白5mm、などの情報)を送信する。
識別情報管理サーバ13は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータ装置であり、上述した本実施形態の符号パターン画像生成装置に相当する。印刷する電子文書への識別情報の割り当て、登録、印刷の処理を行う。識別情報管理サーバ13は、印刷出力される記録媒体(用紙等)ごとに異なる識別情報を付加するので、例えば、10ページの電子文書を2UPで5部出力した場合は、10ページ÷2×5=25個の識別情報を生成する。生成した識別情報は、受信した電子文書の属性情報(格納場所、印刷設定、レイアウト情報、など)と関連付けてデータベースに格納する。次に受信した電子文書と生成した識別情報から印刷記述言語(PDL:Print Description Language)を生成し、プリンタ14に送信する。PDLには、識別情報から生成した符号パターン画像が含まれている。
プリンタ14は、識別情報管理サーバ13から受信したPDLに基づいて画像を生成し、トナー等の画像形成材を用い、印刷画像として用紙等の記録媒体に印刷出力する。
本システム構成例では、識別情報管理サーバ13またはプリンタ14で符号パターン画像を生成する例を示したが、文書管理サーバ12で生成することもできる。その場合、文書管理サーバ12は、識別情報管理サーバ13に電子文書の属性情報のみを送信する。識別情報管理サーバ13は、受信した属性情報から必要な識別情報の個数を算出し、受信した属性情報と発行する識別情報とを関連付け、文書管理サーバ12に識別情報を送信する。文書管理サーバ12は、受信した識別情報を元に、符号パターン画像を生成し、電子文書情報と共にプリンタ14へ送信する。
図18に示すシステムは、上述した端末装置11、文書管理サーバ12および識別情報管理サーバ13と、上述した本実施形態における情報復号装置である電子ペン20とで構成されている。電子ペン20の構成については後述する。
識別情報管理サーバ13は、受信した筆記情報に含まれる識別情報に基づき、対応する電子文書の属性情報を検索する。対応する電子文書の属性情報を検出すると、オリジナルの電子文書にアクセスし、このオリジナルの電子文書から筆記情報を反映するための電子文書(筆記済電子文書)を生成する。なお、この処理の前に、筆記済電子文書があるかどうかを検索し、筆記済の電子文書を検出した時は、筆記済の電子文書に今回取得した筆記情報を反映しても良い。また、端末装置11に新たに筆記済電子文書を生成するか、検出した筆記済電子文書に筆記情報を追記するかどうかを問い合わせる構成としても良い。筆記済電子文書は、識別情報管理サーバ13に筆記済電子文書の属性情報(格納場所)を予め登録しておくことで、容易に検索・取得できる。
次に、情報復号装置である電子ペン20の構成を説明する。
図19は、電子ペン20の構成例を示す図である。
図19に示す電子ペン20において、制御回路21は、電子ペンの動作を制御する回路である。制御回路21は、入力画像から符号パターンを検出する画像処理部25および符号パターンを復号して筆記情報を取得するデータ処理部26を含む。また制御回路21は、電子ペンによる筆記動作を検出するための圧力センサ22、紙面を照明するための赤外LED23、画像を入力するための赤外CMOS24、筆記情報を記憶するためのメモリ27、外部装置と通信するための通信回路28、電子ペン20を駆動するためのバッテリー29が接続されている。
また、情報復号装置は、上述した電子ペン20のほか、スキャナ装置等で実現しても良い。
Claims (8)
- 記録媒体に記録される記録情報を取得する情報取得手段と、
一定の区画を形成して配置されて前記記録媒体上の位置に固有な位置情報を表す位置符号の画像パターンおよび当該区画内に配置された情報符号の画像パターンを含み、前記記録情報を分割して得られた複数の部分情報を複数の当該区画に振り分けることにより、複数の当該区画に配置された当該情報符号にて特定の当該記録情報が記述される画像を生成する画像生成手段とを備え、
前記画像生成手段により生成される前記画像は、前記位置符号により表される前記区画の位置情報および前記特定の記録情報を記述する前記区画の数に応じて区画識別情報が設定され、同一の当該区画識別情報が付与された当該区画に当該特定の記録情報から得られた前記部分情報のうち同一の部分情報を表す前記情報符号が配置されることを特徴とする画像生成装置。 - 記録媒体に記録される記録情報を取得する情報取得手段と、
一定の区画を形成して配置されて前記記録媒体上の位置に固有な位置情報を表す位置符号の画像パターンおよび当該区画内に配置されて前記記録情報を表す情報符号の画像パターンを含み、複数の当該区画に配置された当該情報符号で特定の当該記録情報が記述される画像を生成する画像生成手段とを備え、
前記画像生成手段により生成される前記画像には、前記特定の記録情報全体が記述される前記区画の数および配置を特定する特定符号がさらに配置されることを特徴とする画像生成装置。 - 記録媒体上の位置を表す位置符号および記録情報を表す情報符号が画像パターンで記述される符号ブロックを2次元配置して所定の情報を記録した画像を生成する画像生成部と、
前記記録情報を記録するために必要な前記符号ブロックの数に応じて当該記録情報を分割し複数の部分情報とする情報分割部と、
前記部分情報を前記情報符号で記述した前記符号ブロックを、前記位置符号によって表される位置に配置する符号ブロック配置部とを備え、
前記符号ブロック配置部は、前記記録情報を記録するために必要な数の前記符号ブロックを含む符号ブロック群ごとに、当該符号ブロック群における個々の当該符号ブロックの位置および当該記録情報の分割数に応じて設定されたインデックスを付与し、同一のインデックスが付与された当該符号ブロックの位置に同一の前記部分情報が記述された当該符号ブロックを配置することを特徴とする画像生成装置。 - 前記符号ブロックは、前記符号ブロック群に含まれる前記符号ブロックの数および配置を特定する特定符号を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像生成装置。
- 記録媒体の表面に印刷された符号パターンの画像を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた画像から位置を表す位置符号および記録情報を表す情報符号を検出する符号検出手段と、
前記符号検出手段により検出された前記位置符号から得られる位置情報に基づき前記情報符号が配置されている区画を識別し、かつ複数の部分情報に分割された記録情報を記録した複数の区画の識別情報を生成する区画識別手段と、
前記区画識別手段により識別された前記区画に配置されている符号列を取得し、前記識別情報に基づき前記複数の区画から取得された当該符号列を合成して前記記録情報を取得する情報取得手段と
を備えることを特徴とする情報読み取り装置。 - 前記区画識別手段は、識別した前記複数の区画に関して当該区画に配置されている前記符号列の順序を識別することを特徴とする請求項5に記載の情報読み取り装置。
- 表面に画像パターンが描画された記録媒体であって、
一定の区画を形成して配置され、前記記録媒体上の位置に固有な位置情報を表す位置符号の画像パターンと、
前記位置符号の画像パターンにより形成される区画内に配置され、記録情報を表す情報符号の画像パターンとが描画され、
前記情報符号の画像パターンは、前記記録情報を分割して得られた複数の部分情報を複数の当該区画に振り分けることにより、複数の当該区画に配置された当該情報符号にて特定の当該記録情報を記録し、
前記位置符号により表される前記区画の位置情報および前記特定の記録情報を記述する前記区画の数に応じて区画識別情報が設定され、同一の当該区画識別情報が付与された当該区画に当該特定の記録情報から得られた前記部分情報のうち同一の部分情報を表す前記情報符号が配置されたことを特徴とする記録媒体。 - 表面に画像パターンが描画された記録媒体であって、
前記記録媒体上の位置を表す位置符号および記録情報を表す情報符号を含む複数の符号ブロックが配置された1または複数の領域が形成され、
前記記録情報を記録するために必要な数の前記符号ブロックを含む符号ブロック群ごとに、当該符号ブロック群における個々の当該符号ブロックの位置および当該記録情報の分割数に応じて設定されたインデックスを付与し、同一のインデックスが付与された当該符号ブロックの位置に当該記録情報における同一の部分が記述された当該符号ブロックを配置されたことを特徴とする記録媒体。
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