JP4769689B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents
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Description
上記リフトシリンダは、油圧ポンプ及びリザーバタンクに接続されており、荷受台を上昇させる場合には、前記油圧ポンプから供給される作動油によって伸長させる。一方、荷受台を下降させる場合には、荷受台等の自重によって、リフトシリンダに供給された作動油をリザーバタンクに戻すことで当該リフトシリンダを収縮させるように構成されているのが一般的である。
このような床下格納式の荷受台昇降装置において、荷受台を格納するには、折り畳んだ荷受台を格納位置の高さ位置と一致する所定の高さ位置まで上昇させた後、前記格納位置にスライドさせる。すなわち、この格納位置においては、荷受台を前記格納位置の高さ位置で保持するようにリフトシリンダを保持する必要がある。このため、荷受台を格納位置に格納している間は、荷受台の高さ位置が保持できるように伸長した状態を維持すべく、リフトシリンダの油圧経路を封鎖し当該リフトシリンダ内部の作動油(油圧)を保持することで、荷受台の高さを維持するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、荷受台を昇降させるべく当該荷受台をスライド動作する際に、当該荷受台や車体が破損するのを防止するとともに荷受台を円滑にスライドさせることができる荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
この結果、荷受台が、車体等に接触したままで、格納位置から昇降位置にスライド動作するのを防止でき、当該荷受台昇降装置や車体が破損するのを防止するとともに荷受台を円滑にスライドさせることができる。
この場合、操作者からのスライド動作させる指令に基づいて制御手段を動作させリフトシリンダの油圧を下げるので、操作者は特別な操作を行う必要がなく、操作者の操作ミス等によるリフトシリンダの油圧の下げ忘れ等を防止することができる。
この場合、連通手段は、リフトシリンダをリザーバタンクに連通する際、スライドシリンダについてもリザーバタンクに連通させる。このため、リフトシリンダ内の油圧を下げるのと同時に、リフトシリンダと同様に作動油の膨張によって油圧が上昇するスライドシリンダ内の油圧を下げることができる。この結果、油圧の上昇によるスライドシリンダの破損や、油圧が上昇した状態でスライドシリンダを作動させたときに生じる衝撃音の発生を防止することができる。
図1において、この荷受台昇降装置1は、貨物自動車の車体101の後部における荷箱102の下方に取り付けられており、貨物自動車の後輪103の後方には、ブラケット2aによってシャーシ104に固定されたI形鋼からなるスライドレール2が左右一対、水平に配設されている。この一対のスライドレール2には、摺動部材等を介して係合し当該スライドレール2に沿って水平方向にスライド可能な第1支持板4がそれぞれ配設されている。
また、上記のブラケット2a及び一対のスライドレール2は、支持基部8をスライド可能に支持する固定側部材3を構成している。
また、他方側(紙面奥側)の第2支持板5には、後述する油圧ポンプやバルブ、制御装置等を収めた後述するパワーユニット40を納めたケース31(破線で示す。)が取り付けられている。
図5を参照して、支持基部8に含まれる第2支持板5には、それぞれ補助リンク9が一定範囲で回動可能に取り付けられており、補助リンク9には、上アーム10及び油圧シリンダであるリフトシリンダ11が回動可能に取り付けられている。リフトシリンダ11は、上アーム10の長手方向に沿って設けられ、その先端は上アーム10の所定位置に接続されている。また、上アーム10の先端には、車幅方向に水平に延びるとともに荷受台16が取り付けられたリンク部材12が取り付けられている。
また、第3支持板6には、下アーム13が回動可能に取り付けられており、下アーム13の先端は、上記リンク部材12に接続されている。
上アーム10及び下アーム13は、リンク部材12を介することで、平行リンクを構成しており、リフトシリンダ11の伸長動作によってリンク部材12及び荷受台16が取り付けられた先端側を上昇させ、リフトシリンダ11の収縮動作によって下降させる。
また、上アーム10の上面側には、ストッパボルト14が上方に突出して取り付けられている。このストッパボルト14が第2支持板5に当接することで、上アーム10が回動許容範囲を超えて反時計回り方向に回動することを防止している。
上記の補助リンク9、上アーム10、リフトシリンダ11、及び下アーム13は、左右一対設けられており、支持基部8を基端としたアーム式の昇降装置24を構成している。
荷受台16は、使用時においては、図5に示すように、メインプレート16a、及び、サブプレート16bが、ほぼ水平な荷受面を構成するように展開される。一方、格納時においては、図4及び図2のように、ヒンジ16c、及びヒンジ15で、メインプレート16a、サブプレート16bを回動することで折り畳まれる。
上記構成によって、シリンダ支持部材20に溶接された連結フレーム7を含む支持基部8は、ブラケット18に接続されたスライドシリンダ19の伸縮動作によって、スライドレール2に沿ってスライド動作可能である。
また、支持基部8には、上述の昇降装置24及び荷受台16が設けられており、これらも支持基部8とともにスライド動作する。このため、荷受台16は、折り畳まれた状態で車体101の下部に格納される格納位置(図1)と、荷受台16が車体の後方に移動し、当該荷受台16が昇降、展開可能な昇降位置(図2)と、の間でスライド動作することができる。このように、スライドシリンダ19は、スライドレール2に対して支持基部8、及び荷受台16を前後方向にスライド動作させるスライド駆動機構を構成している。
スライドシリンダ19は、ピストンロッド19aの端部に設けられたピストンヘッド19cによって、シリンダ19bの内部が2室に仕切られており、ピストンロッド19aが位置するピストンロッド側室19rと、他方側となるピストンヘッド側室19hとを有している。このスライドシリンダ19は、上記ピストンロッド側室19r、及び、ピストンヘッド側室19h双方が、パワーユニット40に接続されている。
また、一対のリフトシリンダ11は、それぞれ電磁弁(切換弁)25を介して、パワーユニット40と接続されている。
パワーユニット40は、リザーバタンク41、ポンプ42、電磁弁43,44,45,46、逆止弁47、圧力制御弁48、その他図示の要素によって構成されている。上記ポンプ42は、これに直結されたモータ49によって回転駆動される。上記電磁弁25,43,44,45,46は、それぞれソレノイド25s,43s,44s,45s,46sを備えており、各ソレノイドが励磁状態では連通位置となり、非励磁状態では遮断位置となり、遮断位置においては、図示のように、逆止弁として機能する。
また、リフトシリンダ11の伸長後、ポンプ42を停止させても、電磁弁25の逆止作用によりリフトシリンダ11内の作動油は戻らない。従って、リフトシリンダ11は、内部に現状の作動油を保持し、現状の伸長状態を維持する。
メインスイッチ部C1は、第2制御装置72を介してメインスイッチS1が接続された開閉装置71を有している。この開閉装置71は、ヒューズ71fとコンタクタ71cとを有しており、車載のバッテリ70(電圧は例えばDC24V)と制御部C2との間に接続されており、制御部C2への給電を開閉するように構成されている。
コンタクタ71cは、メインスイッチS1の操作によって動作する第2制御装置72により駆動される。この第2制御装置72は、メインスイッチS1の操作に基づいてコンタクタ71cを励磁し閉路させ、バッテリ70による電力を制御部C2に給電する。
第1制御装置80は、昇降スイッチS2等の操作に基づいて、各油圧機器を制御し、上述のリフトシリンダ11、及び、スライドシリンダ19の伸縮動作を実現するように構成されている。なお、図中の接地記号は、−側電路としての車体への接続を意味する。
操作者が、例えば、図中破線で示すタイミングt1で、メインスイッチS1を「ON」に操作すると、コンタクタ71cは、メインスイッチS1の操作とほぼ同時に閉路しパワーユニット40に給電を開始する。パワーユニット40への給電が開始されることによって、第1制御装置80は起動する。
第1制御装置80は、起動とほぼ同時に、ソレノイド25s及びソレノイド46sを励磁する。これによって、電磁弁25,46は励磁状態となる。このため、リフトシリンダ11は、励磁された電磁弁25、非励磁状態の電磁弁43、励磁された電磁弁46を経て、リザーバタンク41に連通する。また、スライドシリンダ19のピストンロッド側室19rにおいても、励磁された電磁弁46を経て、リザーバタンク41に連通する。さらに、ピストンヘッド側室19hにおいても、非励磁の電磁弁44、及び、励磁された電磁弁46を経て、リザーバタンク41に連通する。つまり、タイミングt1における各ソレノイドの操作によって、スライドシリンダ19内及びリフトシリンダ11内がリザーバタンク41に連通する。
次に、第1制御装置80は、タイミングt1から200ミリ秒後であるタイミングt3において、ソレノイド46s(電磁弁)を非励磁にし、ソレノイド44sを励磁する。ソレノイド46sを非励磁とすることで、スライドシリンダ19のピストンロッド側室19r及びピストンヘッド側室19hをリザーバタンク41に対して遮断する。すなわち、スライドシリンダ19内がリザーバタンク41に連通する時間は、タイミングt1からタイミングt3の間である200ミリ秒である。
すなわち、電磁弁46は、リフトシリンダ11とリザーバタンク41とを連通させることで、スライドシリンダ19をもリザーバタンク41に同時に連通させる連通手段を構成している。また、第1制御装置80は、電磁弁46を所定時間連通させ、その後、スライドシリンダ19を作動させることで荷受台16を格納位置から昇降位置にスライド動作させる制御手段を構成している。
また、第1制御装置80は、リフトシリンダ11の伸長動作時において、下アーム13に設けられた検知スイッチ28がON状態となったことを検知した場合には、リフトシリンダ11の伸長動作を停止してその状態を維持し、さらに、所定の時間を置いて、スライドシリンダ19を収縮させるように制御し、荷受台16を格納すべく支持基部8を車体の前方側にスライドさせる。
図1に示すように荷受台昇降装置1の荷受台16が格納位置にあるとき、支持基部8は、スライドレール2における所定の前方端に位置しており、折り畳んだ状態の荷受台16を車体下部に格納している。
荷受台昇降装置1の荷受台16が格納位置(図1)にあるときメインスイッチS1は「OFF」状態であり、リフトシリンダ11は、荷受台16を格納位置の高さ位置を維持するように、その内部に作動油を保持している。
メインスイッチをS1を「OFF」から「ON」へ回すと、第1制御装置80が起動する。そして、第1制御装置80は、起動すると、まず、上述のようにリフトシリンダ11、及びスライドシリンダ19を所定時間リザーバタンク41に連通する制御(図8)を行う。
その後、第1制御装置80は、スライドシリンダ19を伸長動作させ、折り畳まれた状態の荷受台16が格納位置から昇降位置に移動するように、支持基部8を車体後方側にスライド動作させる(図2)。
本実施形態の荷受台昇降装置1は、上記のように、メインスイッチS1を「ON」状態とすることで、当該荷受台昇降装置1が起動するとともに、荷受台16が格納位置から昇降位置に移動するように、支持基部8をスライド動作させるように構成されており、メインスイッチS1は、荷受台16を格納位置から昇降位置にスライド動作させる指令を操作者から受けるための操作部を構成している。
次に、操作者が、手動で荷受台16をさらに起こして回動させ、地面に倒伏させる(図4)。続いて操作者は、ヒンジ16cを介してメインプレート16aの先端に取り付けられているサブプレート16bを開く(図5)。こうして、荷受台16は、展開され、リンク部材12の上面から直線状に連続した所定の大きさの荷受面が構成され、荷物を載せ得る状態となる。
次に、メインスイッチS1を「ON」に維持したまま、昇降スイッチS2を「上昇」に操作する。これにより、上アーム10及び下アーム13は反時計回り方向に回動し、荷受台16はガイドローラ23に転接しながら反時計回り方向に倒れ上アーム10上に畳み込まれる(図2)。
このとき、荷受台16のサブプレート16bの端部に設けられたドグ29が検知スイッチ28に当接することで、当該検知スイッチ28がON状態となる。検知スイッチ28が「ON」状態となると、第1制御装置80は、荷受台16の折り畳みが完了したことを認識し、リフトシリンダ11の伸長動作を停止し、上アーム10及び下アーム13の回動を停止する。なお、このときの荷受台16の高さ位置は、格納位置の高さ位置とほぼ同一となるように設定されている。また、リフトシリンダ11は、電磁弁25の逆止作用によってそのときに供給されていた作動油を保持し、荷受台16の現状の高さ位置(格納位置と同一の高さ位置)を維持する。
引き続いて第1制御装置80は、スライドシリンダ19を収縮させて支持基部8を車体前方側にスライド動作させ、荷受台16を昇降位置から格納位置までスライド動作させて、荷受台16を格納位置(図1)に格納する。
すなわち、油圧の上昇によってリフトシリンダ11が伸長し、格納位置に位置する荷受台16が僅かに上昇して車体等に接触している場合にも、その油圧を下げることでリフトシリンダ11を収縮させ、荷受台16を下降させることができる。このため、荷受台16がスライド動作する前に、格納位置における荷受台16と車体との接触を解消することができる。
この結果、荷受台16が、車体等に接触したまま、格納位置から昇降位置にスライド動作するのを防止でき、当該荷受台昇降装置1や車体が破損するのを防止するとともに荷受台16を円滑にスライドさせることができる。
また、本実施形態では、電磁弁46によって、リフトシリンダ11と、スライドシリンダ19とを同時にリザーバタンク41に連通するように構成したが、例えば、スライドシリンダ19とリザーバタンク41との連通を考慮する必要がない場合には、リフトシリンダ11の油圧を下げるために、当該リフトシリンダ11とリザーバタンク41との間に、最低1つの連通手段としての電磁弁が配置されていればよく、本実施形態においては、電磁弁46が前記連通手段を構成しているので、電磁弁25を配置しない構成とすることもできる。
また、本実施形態では、荷受台16をスライド動作させるためのメインスイッチS1を操作することで、第1制御装置80は、荷受台16をスライド動作させる前に、リフトシリンダ11の油圧を下げるので、操作者は特別な操作を行う必要がなく、操作者の操作ミス等によるリフトシリンダ11の油圧の下げ忘れ等を防止することができる。
また、上記実施形態では、リフトシリンダ11とリザーバタンク41とを連通させるために、既存の経路を利用したが、例えば、リフトシリンダ11とリザーバタンク41との間、あるいはスライドシリンダ19とリザーバタンク41との間に、個別に連通する油圧経路を設けてもよい。
また、上記実施形態では、荷受台16をスライド動作させるためのメインスイッチS1を操作することで、荷受台16を格納位置から昇降位置にスライド動作させる前に、リフトシリンダ11とリザーバタンク41とを連通させるように構成したが、このメインスイッチS1に限らず、例えば、専用のスイッチを設けて、このスイッチに連動して、リフトシリンダ11とリザーバタンク41との間、あるいはスライドシリンダ19とリザーバタンク41との間を連通させるように構成してもよい。
11 リフトシリンダ
16 荷受台
19 スライドシリンダ(スライド駆動機構)
41 リザーバタンク
42 ポンプ
46 電磁弁(連通手段)
80 第1制御装置(制御手段)
101 車体
S1 メインスイッチ(操作部)
Claims (3)
- 車体に対して昇降可能であるとともに、所定の高さ位置に保持した状態で前記車体下部に格納する格納位置と、昇降動作させるための昇降位置との間をスライド可能に設けられる荷受台と、
前記荷受台を昇降動作させるための油圧機構と、を備え、
前記油圧機構が、油圧ポンプと、リザーバタンクと、
前記油圧ポンプ及び前記リザーバタンクに接続され、前記油圧ポンプからの作動油の供給及び前記リザーバタンクへの作動油の排出によって前記荷受台を昇降動作させ、供給された作動油を保持することで前記荷受台を任意の高さ位置に保持するリフトシリンダと、
前記荷受台をスライド動作させるスライド駆動機構と、を備えている荷受台昇降装置であって、
前記リフトシリンダとリザーバタンクとを連通させる連通手段と、
前記荷受台を前記格納位置から前記昇降位置にスライド動作させる際に、前記連通手段に、前記リフトシリンダと前記リザーバタンクとを所定時間連通させ、その後、前記スライド駆動機構を制御することで、前記荷受台を前記格納位置から前記昇降位置にスライド動作させる制御手段と、を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。 - 前記荷受台を前記格納位置から前記昇降位置にスライド動作させる指令を操作者から受けるための操作部をさらに備え、
前記制御手段は、前記操作部が前記指令を受けると、前記連通手段に、前記リフトシリンダを所定時間前記リザーバタンクに連通させ、その後、前記スライド駆動機構を制御することで、前記荷受台を前記格納位置から前記昇降位置にスライド動作させる請求項1に記載の荷受台昇降装置。 - 前記スライド駆動機構は、前記油圧ポンプ及び前記リザーバタンクに接続され、前記油圧ポンプからの作動油の供給及び前記リザーバタンクへの作動油の排出によって前記荷受台をスライド動作させるスライドシリンダであり、
前記連通手段は、前記リフトシリンダとリザーバタンクとを連通させることで、前記スライドシリンダをも前記リザーバタンクに連通させるものである請求項1又は2に記載の荷受台昇降装置。
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