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JP4184353B2 - 格納式荷受台昇降装置 - Google Patents
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JP4184353B2 - 格納式荷受台昇降装置 - Google Patents

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本発明は、車両の下部側の空間に格納可能な格納式荷受台昇降装置に関する。
荷受台昇降装置とは、車両の荷台床面高さと地面高さとの間で荷受台を昇降させ、車両の荷台に対する荷や作業者の積み下ろし作業を支援するものである。荷受台昇降装置の中で、折り畳んだ荷受台を作業時の位置よりも前方にスライドさせて車両の下部側の空間に格納することができるように構成されたものが格納式荷受台昇降装置である。一般に、この種の格納式荷受台昇降装置において、荷受台の昇降とスライドの動作用アクチュエータにシリンダ(リフトシリンダ及びスライドシリンダ)を採用したものがある(特許文献1等参照)。
特開2005−14827号公報
リフトシリンダとスライドシリンダを用いた格納式荷受台昇降装置では、荷受台を格納するとき、地面上で折り畳まれた荷受台を、リフトシリンダによって格納位置の高さまで上昇させた後にスライドシリンダで車両の下部空間にスライドさせる。その際、操作利便性や動作確実性に配慮し、折り畳まれた荷受台が格納位置の高さに達したことがセンサで検出され、その検出信号が入力されると荷受台の動作が上昇からスライドへと連続的に移行するように構成されている場合がある。
このように格納動作時に荷受台の動作が上昇からスライドへ連続的に移行するとき、シリンダへの圧油の供給パターンや機械的な動作方向が急激に切り換わること等により作動音や衝撃音が生じる場合がある。こうした作動音や衝撃音が生じても機械的な信頼や安全の面で何等問題にはならないが、操作するオペレータの心理面に配慮すれば静寂性に改善の余地がある。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、その目的は、荷受台の格納動作時において上昇からスライドに動作が切り換わる際に生じる発生音を抑制することができる格納式荷受台昇降装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、圧油を吐出する油圧ポンプと、この油圧ポンプからの圧油で駆動されるものであって、伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、このスライドシリンダのボトム側と前記油圧ポンプとを接続する圧油供給管路と、この圧油供給管路に設けられ、前記油圧ポンプと前記スライドシリンダのボトム側との連通・遮断状態を切り換える伸長動作用コントロールバルブと、この伸長動作用コントロールバルブよりも下流側の位置で前記圧油供給管路から分岐され作動油タンクに接続された圧油排出管路と、この圧油排出管路に設けられ、前記スライドシリンダのボトム側と前記作動油タンクとの連通・遮断状態を切り換える縮退動作用コントロールバルブと、前記荷受台の上昇動作開始時から前記縮退動作用コントロールバルブ連通位置への切り換わり後設定時間が経過するまでの間、前記伸長動作用コントロールバルブを連通位置に保持して前記圧油供給管路を前記作動油タンクに連通し、縮退動作の初動時の前記スライドシリンダの保持圧を開放して前記設定時間経過後に前記伸長動作用コントロールバルブを遮断位置に切り換える保持圧開放手段とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、前記荷受台の格納動作時に前記荷受台の上昇動作からスライド動作に移行する際、前記リフトシリンダによる前記荷受台の上昇動作が完了してから設定時間経過後に前記スライドシリンダに縮退動作を開始させる縮退動作遅延手段とを備え、前記縮退遅延手段は、格納動作時における前記リフトシリンダの上昇動作が完了し前記荷受台が格納高さに到達したことを検出する検出手段と、この検出手段からの検出信号が入力されると前記リフトシリンダの動作を停止させ、その後タイマの時間計測により前記設定時間が経過したら前記スライドシリンダの縮退動作を指令する指令信号を出力するリレー回路又はコントローラとを有することを特徴とする。
の発明は、車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、前記荷受台の格納動作時に前記荷受台の上昇動作からスライド動作に移行する際、前記スライドシリンダの縮退動作の初動時に設定時間の間で動作速度が徐々に加速されて設定速度に達するように前記スライドシリンダを動作制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダに圧油を切換供給する比例電磁式のコントロールバルブと、前記設定時間の間に格納したプログラムに従って増大又は減少する指令信号を前記コントロールバルブに出力するコントローラとを有することを特徴とする。
の発明は、車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、前記荷受台の格納動作時に前記荷受台の上昇動作からスライド動作に移行する際、前記リフトシリンダによる前記荷受台の上昇動作完了時に設定時間の間で動作速度が徐々に減速されて停止するように前記リフトシリンダを動作制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダに圧油を切換供給する比例電磁式のコントロールバルブと、前記設定時間の間に格納したプログラムに従って増大又は減少する指令信号を前記コントロールバルブに出力するコントローラとを有することを特徴とする。
本発明によれば、荷受台の格納動作時において、上昇からスライドへの荷受台の急激な動作の切り換えを抑制することにより、その際に生じる発生音を抑制することができる。
以下に図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置を搭載した車両の全体構造を表す側面図である。以降、この図1中における左側を車両の前側、右側を後側、紙面直交方向手前側を左側、紙面直交方向奥側を右側とする。
図1に示した車両は、車体(車枠)1の前方に設けられた運転室2、車体1上に設けられた荷台3、及び車体1の後部に設けられた格納式荷受台昇降装置4を備えている。この格納式荷受台昇降装置4は、走行運転時等には荷受台5を折り畳んで車体1の下部側の空間に荷受台を格納可能であり、また荷物の積み下ろし作業時等にはその作業支援のために荷受台5を後方にスライドさせて展開し荷台3の床面高さと地面高さとの間で昇降可能である。
図2は格納時の格納式荷受台昇降装置4の詳細構造を表す斜視図、図3は展開時の格納式荷受台昇降装置4の詳細構造を表す斜視図である。
図2及び図3において、格納式荷受台昇降装置4の構成要素は、上記荷受台(プラットフォーム)5、この荷受台5等を含むユニットを前後方向にスライドさせるスライド駆動部6、及び荷受台5を昇降させる昇降駆動部7を備えている。
スライド駆動部6は、前後方向に延設した左右一対のガイドレール8、それぞれ左右のガイドレール8に沿って走行可能な左右のスライダ9、これらスライダ9を連結する連結部材10、連結部材10におけるスライダ9の左右外側に設けた左右のブラケット11、左右のスライダ9の後側にそれぞれ設けた支持フレーム13、左右の支持フレーム13の後端にそれぞれ設けた支持ローラ12、及び左右のスライダ9をそれぞれ前後にスライドさせる左右一対の複動式のスライドシリンダ14を備えている。スライドシリンダ14の伸長動作に伴って格納状態の荷受台5を含むユニットがガイドレール8に沿って車両の後方側にスライドし、縮退動作に伴って荷受台5が車両の前方側にスライドし車両の下部空間に格納される。
ガイドレール8にはスライダ9の前後方向の移動範囲を制限するストッパ15,16(後述の図8〜図14参照)が設けられている。後端側のストッパ16には、このストッパ16にスライダ9が当接した状態(以降、作業位置という)にあるかどうかを検出する後端センサ17(後の図5参照)が設けられている。また、支持フレーム13には折り畳まれた荷受台5が支持ローラ12に当接しているかどうかを検出するゲートセンサ18が設けられている。
昇降駆動部7は、上端部がブラケット11に回動可能に支持された第1アーム(チルトアーム)19、前端部が第1アーム19に後端部が荷受台5にそれぞれ回動可能に連結された第2アーム20、前端部がブラケット11に後端部が荷受台5にそれぞれ回動可能に連結された第3アーム(コンプレッションアーム)21、及び前端部が第1アーム19の下端部に後端部が第2アーム20にそれぞれ回動可能に連結された単動式のリフトシリンダ22を備えている。第1アーム19、第2アーム20、第3アーム21、及びリフトシリンダ22はそれぞれ左右一対設けられている。第2及び第3アーム20,21が平行リンクを形成し、リフトシリンダ22の伸縮に伴って昇降する荷受台5のほぼ水平の姿勢がチルト時(後述)を除いて常時保たれるようになっている。
荷受台5は、昇降駆動部7に支持された荷受台基端部23、荷受台基端部23にヒンジ24を介して連結された荷受台本体部25、荷受台本体部25にヒンジ26を介して連結された荷受台先端部27で構成されている。ヒンジ24は、両端が荷受台基端部23及び荷受台本体部25にそれぞれ回動可能に連結されており、荷受台基端部23に対する荷受台本体部25の回動機構がヒンジ24を介する二重関節構造となっている。これと同様、荷受台本体部25に対する荷受台先端部27の回動機構がヒンジ26を介する二重関節構造となっている。これにより、荷受台本体部25及び荷受台先端部27は、展開状態(図3)から上方に回動して図2のように折り畳み可能な構成である。図2及び図3には図示していないが、昇降駆動部7(例えば第2アーム20)には格納時の格納姿勢の高さに荷受台5があるかどうかを荷受台5との距離で検出するアームセンサ28が設けてある。
前述したスライド駆動部6の連結部材10の左右両端部には、荷受台昇降装置4を操作する操作部34、及び上記シリンダ14,22を駆動するための次の図4に示す油圧駆動装置(パワーユニット)33がそれぞれ設けられている。
図4は油圧駆動装置33の一構成例を表す油圧回路図である。
図4に示す油圧駆動装置33は、電動モータ(原動機)36、電動モータ36によって駆動され圧油を吐出する油圧ポンプ37、油圧ポンプ37の吸込側に設けた作動油タンク38、油圧ポンプ37から吐出される圧油をリフトシリンダ22のボトム側に供給する圧油供給管路39、この圧油供給管路39の圧油の流れの連通・遮断状態を切り換えるリフトシリンダ伸長動作用のコントロールバルブ40、圧油供給管路39における伸長動作用コントロールバルブ40の下流側で分岐されて作動油タンク38に連通しリフトシリンダ22のボトム側からの戻り油を作動油タンク38に戻す圧油排出管路41、この圧油排出管路41の圧油の流れの連通・遮断状態を切り換えるリフトシリンダ22の縮退動作用コントロールバルブ42、この縮退動作用コントロールバルブ42の下流側に設けた流量制御弁43、及び油圧ポンプ37の吐出圧の最大値を規定するためのリリーフ弁44を備えている。
電動モータ36の駆動時(油圧ポンプ37の駆動時)、伸長動作用コントロールバルブ40のソレノイド駆動部40aに駆動指令信号が入力されると、伸長動作用コントロールバルブ40が図4中左側の連通位置に切り換えられ、リフトシリンダ22のボトム側と油圧ポンプ37とが圧油供給管路39を介して接続される。このとき、縮退動作用コントロールバルブ42が図4中下側の遮断位置であると、油圧ポンプ37から吐出された圧油が圧油供給管路39を介しリフトシリンダ22のボトム側に供給され、リフトシリンダ22が伸長方向に駆動し、その結果、荷受台5が上昇する。
一方、縮退動作用コントロールバルブ42のソレノイド駆動部42aに駆動指令信号が入力されると、縮退動作用コントロールバルブ42が図4中上側の連通位置に切り換えられ、リフトシリンダ22のボトム側と作動油タンク38とが圧油排出管路41を介して接続される。このとき、荷受台5等の自重によってリフトシリンダ22のロッドに縮退動作側に力が加わり、タンク圧のリフトシリンダ22のボトム側から圧油が押し退けられ、リフトシリンダ22が縮退方向に動作する。リフトシリンダ22のボトム側からの戻り油は圧油排出管路41を介し作動油タンク38に流出し、その結果、荷受台5が下降するようになっている。なお、その際、電動モータ36及び油圧ポンプ37は駆動停止していても良い。また、またこの場合には、本実施の形態では伸長動作用コントロールバルブ40が図4中右側の遮断位置に切り換えられるが、要はリフトシリンダ22のボトム側がタンク圧になればリフトシリンダ22は縮退するので、伸長動作用コントロールバルブ40は連通位置のままであっても構わない。
また、油圧駆動装置33は、圧油供給管路39におけるリフトシリンダ22の伸長動作用コントロールバルブ40の上流側で分岐され、スライドシリンダ14のロッド側に圧油を供給するための圧油供給管路46、このロッド側への圧油供給管路46における絞り弁47及び逆止弁48の下流側で分岐され、スライドシリンダ14のボトム側に圧油を供給するための圧油供給管路49、このボトム側への圧油供給管路49に設けられ、油圧ポンプ37とスライドシリンダ14のボトム側との連通・遮断状態を切り換える伸長動作用コントロールバルブ50、伸長動作用コントロールバルブ50の下流側の位置で圧油供給管路49から分岐され作動油タンク38に接続された圧油排出管路51、及びこの圧油排出管路51に設けられ、スライドシリンダ14のボトム側と作動油タンク38との連通・遮断状態を切り換える縮退動作用コントロールバルブ52を備えている。
スライドシリンダ14を伸長させる場合、電動モータ36及び油圧ポンプ37の駆動時、伸長動作用コントロールバルブ50のソレノイド駆動部50aに駆動指令信号を出力し、伸長動作用コントロールバルブ50を図4中の上側の連通位置に切り換え、スライドシリンダ14のボトム側と油圧ポンプ38とを連通させる。その際、縮退動作用コントロールバルブ52が図4中の下側の遮断位置であれば、圧油供給管路46,49を介してスライドシリンダ14のロッド側及びボトム側の双方に圧油が供給されるが、受圧面積差によりボトム側からロッドを押す力が勝り、油圧ポンプ37から吐出された圧油はスライドシリンダ14のロッド側からの戻り油とともに圧油供給管路49を介してボトム側に供給される。その結果、スライドシリンダ14が伸長方向に駆動し、荷受台5等が後方にスライドする。
一方、スライドシリンダ14を縮退させる場合、電動モータ36及び油圧ポンプ37の駆動時、縮退動作用コントロールバルブ52のソレノイド駆動部52aに駆動指令信号を出力し、縮退動作用コントロールバルブ52を図4中の上側の連通位置に切り換え、スライドシリンダ14のボトム側と作動油タンク38とを連通させる。その際、伸長動作用コントロールバルブ50が図4中の下側の遮断位置であれば、スライドシリンダ14のボトム側に圧油を供給する圧油供給管路49が遮断され、なおかつ圧油供給管路49が圧油排出管路51を介して作動油タンク38に連通する。よって油圧ポンプ37から吐出された圧油が圧油供給管路46を介しスライドシリンダ14のロッド側に供給され、ボトム側からの戻り油が圧油排出管路51を介し作動油タンク38に戻る。その結果、スライドシリンダ14が縮退方向に駆動し、荷受台5等が前方にスライドする。
なお、荷受台5の昇降時においては、スライドシリンダ14は閉回路状態として保持しておいても良いが、昇降動作の基部となるスライダ9の位置をしっかりと固定するために、伸長動作用コントロールバルブ50を連通位置のままにしてスライドシリンダ14のロッドを伸長方向に付勢し、スライダ9が上記した後端側ストッパ16に押し付けられるようにしても良い。
図5及び図6は上記格納式荷受台昇降装置4の駆動制御に関する要部構成を表す電気回路図である。
図5及び図6に示す電気回路は、前述した電動モータ36、センサ17,18,28、各コントロールバルブ40,42,50,52のソレノイド駆動部40a,42a,50a,52aの他、格納式荷受台昇降装置4の主電源スイッチ60、主電源のON/OFFを表示する電源ランプ61、ソレノイド駆動部40a,42a,50a,52aへの駆動指令信号(通電)のON/OFFを操作する操作スイッチ62,63、リレーコイルR1〜R4,RA,RB,T1,T2,CT、及びこれらリレーコイルR1〜R4,RA,RB,T1,T2,CTが励磁されるとそれぞれ作動するリレー接点R1’〜R4’,RA’,RB’,T1’,T2’,CT’を備えている。
上記リレー接点R3’,R4’は重複型の接点で、2つの接点のうちのいずれか一方がONで他方がOFFとなるもので、それぞれリレーコイルR3,R4が励磁されると2つの接点のON/OFFが切り換わる。またリレーコイルT1,T2はオンディレータイマのコイルで、励磁状態が設定時間継続すると励磁開始から設定時間経過後に対応のオンディレータイマ接点T1’,T2’が作動する。なお、主電源スイッチ60、電源ランプ61、及び操作スイッチ62,63は例えば操作部34(図2又は図3参照)や荷台3内のリモコン等に配置されている。
回路の動作は後述するが、図5に示した電気回路は、上記コントロールバルブ40,42,50,52の各ソレノイド駆動部40a,42a,50a,52aや電動モータ36等への駆動指令信号を出力し格納式荷受台昇降装置4を駆動制御する役割を果たす。
同時に、本実施の形態において、この電気回路は、スライドシリンダ14の縮退初動時にスライドシリンダ14の保持圧を開放する保持圧開放手段としても機能する。この点についても詳細は後述するが、この電気回路によって、図7に示すように、荷受台5の格納動作時、荷受台5の上昇動作開始時刻t1において連通位置にある伸長動作用コントロールバルブ50は、スライドシリンダ14の縮退動作用コントロールバルブ52が連通位置に切り換わってから(時刻t2から)設定時間Δt(=t3−t2)が経過するまで連通位置に保持され圧油供給管路39,46,49が作動油タンク38に連通する。これにより縮退動作の初動時に設定時間Δtの間だけスライドシリンダ14の保持圧が開放され、縮退動作用コントロールバルブ52が連通位置に切り換わってから設定時間Δtが経過後(時刻t3)に伸長動作用コントロールバルブ50が遮断位置に切り換えられる。その結果、スライド初動時、スライドシリンダ14の縮退動作を指令信号が出力されても、設定時間Δtの間はスライドシリンダ14が非駆動状態となり、設定時間Δtの経過時(時刻t3)にスライドシリンダ14の縮退動作がスタートする、すなわち荷受台5のスライド開始時刻が設定時間Δtだけ遅れるようになっている。
次に、図4〜図6に加えて図8〜図14を参照することにより本実施の形態の格納式荷受台昇降装置4の動作及び作用効果を説明する。なお、図8〜図14では操作部34を図示省略してある。
(1)荷受台の展開動作
まず、荷受台5を図8に示す格納状態から図12に示す作業状態に移行させる荷受台展開時の動作について説明する。図8のように荷受台5が格納姿勢にあるとき、主電源スイッチ60をONにすると電源ランプ61が点灯する。その上で操作スイッチ63をONにすると、重複型リレー接点R3’のNC(ノーマルクローズ)側接点を介してスライドシリンダ14の伸長動作用コントロールバルブ50のソレノイド駆動部50aに通電されソレノイド駆動部50aが連通位置に切り換わる。またソレノイド駆動部50aに通電されると同時に、矢印A3で示した回路に通電され、リレーコイルCT,T1(図6参照)が励磁される。これによりリレー接点CT’が閉じ電動モータ36が駆動する。その結果、油圧ポンプ37からの圧油がスライドシリンダ14のボトム側に供給されてスライドシリンダ14が伸長方向に駆動する。
スライドシリンダ14が伸長して図9のようにスライダ9が後端側ストッパ16に当接し、そのことが後端センサ17に検出され後端センサ17がONになると、図5においてリレーコイルR3に通電する回路が開きリレーコイルR3が励磁され、重複型のリレー接点R3’がNO(ノーマルオープン)側接点に切り換わる。リレー接点R3’が切り換わってリフトシリンダ22の縮退動作用コントロールバルブ42のソレノイド駆動部42aに通電されると、図6に示す回路への通電が遮断されてリレーコイルCTの励磁状態が解かれる。そして、リレー接点CT’が開き電動モータ36が停止する。これにより油圧ポンプ37が停止し、なおかつリフトシリンダ22のボトム側がタンク圧になることからリフトシリンダ22の保持圧が開放され、荷受台5やアーム19〜21等の重みによってリフトシリンダ22が縮退し、リフトシリンダ22の縮退時に押し退けられた戻り油は作動油タンク38に戻される。その結果、荷受台基端部23が下降し、荷受台本体部25及び荷受台先端部27は支持ローラ12に倣って荷受台基端部23に対し回動する。そして、図10に示したように荷受台基端部23が接地し、荷受台本体部25及び荷受台先端部27が支持ローラ12に立て掛けられるように起立した状態となる。
荷受台5が図10のような姿勢になったら、操作者は折り畳まれた状態の荷受台5を展開する。この場合、まず荷受台本体部25に設けた図示しないグリップを引き、荷受台本体部25を略水平状態に展開する(図11参照)。続いて、荷受台先端部27に設けた図示しないグリップを引き、荷受台先端部27を略水平状態に展開する(図12参照)。
(2)荷受台昇降(作業支援)動作
次に図12〜図14を用いて格納式荷受台昇降装置4における荷受台5の作業時の昇降動作について説明する。荷受台5を展開した後、操作スイッチ62を押すと、重複型リレー接点R4’のNC側接点を介してリフトシリンダ22の伸長動作用コントロールバルブ40のソレノイド駆動部40aに通電されソレノイド駆動部40aが連通位置に切り換わる。またソレノイド駆動部40aに通電されると同時に、矢印A1で示した回路に通電され、リレーコイルCT,T1(図6参照)が励磁される。これによりリレー接点CT’が閉じ電動モータ36が駆動する。その結果、油圧ポンプ37からの圧油がリフトシリンダ22のボトム側に供給されてリフトシリンダ22が伸長方向に駆動し、図14に示すように荷受台5を車両の荷台3の床面高さまで上昇させることができる。
このとき、リフトシリンダ22の伸長指令側のソレノイド駆動部40aとともにスライドシリンダ14の伸長指令側のソレノイド駆動部50aにも通電されるので、スライドシリンダ14の伸長動作用コントロールバルブ50が連通位置となりスライドシリンダ14は伸長方向に付勢され、荷受台5の上昇時は常にスライダ9が後端側ストッパ16に押し付けられた状態となる。
一方、荷受台5を下降させるときには、操作スイッチ63を操作する。荷受台5を展開するときにリレー接点R3’が図5の状態からNO側接点に切り換わっているので、操作スイッチ63を押すと、リレー接点R3’のNO側接点を介してリフトシリンダ22の縮退動作用コントロールバルブ42のソレノイド駆動部42aに通電され、図6に示す回路への通電が遮断されてリレーコイルCTの励磁状態が解かれる。するとリレー接点CT’が開き電動モータ36が停止する。これにより油圧ポンプ37が停止し、リフトシリンダ22の保持圧が開放され、荷受台5やアーム19〜21、或いは荷受台5上の作業車や荷物等の重みによって荷受台5が下降する。リフトシリンダ22の縮退時にボトム側から押し退けられた戻り油は作動油タンク38に戻される。
なお、図12に示すように荷受台基端部23が接地した状態まで荷受台5を下降させ、この状態でさらに操作スイッチ63を押すと、荷受台基端部23が接地した状態でリフトシリンダ22が縮退する結果、第1アーム(チルトアーム)19が回動して平行リンクの平行四辺形の頂点位置が崩れる。するとほぼ水平の姿勢を保っていた荷受台5が後方に向かって下り傾斜の姿勢に移行(チルト)し、図13に示すように荷受台先端部27の先端側が地面に近接することにより、台車等を荷受台5上に積載し易くなる。
また、荷受台5を下降させるとき、電動モータ36は停止するが、前述したようにスライドシリンダ14が閉回路となるため、スライダ9が後端側ストッパ16に当接した状態が保たれる。
また、本実施の形態においては、電動モータ36の焼き付き防止のために、一定時間以上電動モータ36の駆動状態が継続すると電動モータ36が停止する。例えば操作スイッチ62が一定時間(例えば20秒程度)押し続けられると、図6に示すタイマリレーコイルT1の励磁状態が一定時間継続し、タイマリレー接点T1’がONになり、リレーコイルRBに通電されてコイルRBが励磁されてリレー接点RB’が開く。その結果、リレーコイルCTの励磁状態が解かれ、リレー接点CT’が開き、電動モータ36が停止する。
(3)荷受台の格納動作
次に荷受台5を例えば図12に示す姿勢から図8に示す格納姿勢に移行させる荷受台格納時の動作について説明する。この場合、まず荷受台5を展開するときの図10〜図12の手順と逆の手順で展開状態の荷受台5を折り畳み、荷受台本体部25及び荷受台先端部27を支持ローラ12に立て掛ける(図10参照)。これにより立て掛けられた荷受台5が前述したゲートセンサ18(図3も参照)に近接する。するとゲートセンサ18がONになり、荷受台5が折り畳まれて格納準備がなされたことが検出されると、リレーコイルR1に通電されリレー接点R1’が閉じる。
この状態で操作スイッチ62を押すと、重複型リレー接点R4’のNC側接点を介してリフトシリンダ22の伸長動作用コントロールバルブ40のソレノイド駆動部40aに通電されソレノイド駆動部40aが連通位置に切り換わる。またソレノイド駆動部40aに通電されると同時に、矢印A1で示した回路に通電され、リレーコイルCT,T1(図6参照)が励磁される。これによりリレー接点CT’が閉じ電動モータ36が駆動する。その結果、油圧ポンプ37からの圧油がリフトシリンダ22のボトム側に供給されてリフトシリンダ22が伸長方向に駆動し、昇降駆動部7が上方に回動するとともに支持ローラ12に預けられた荷受台5の姿勢が徐々に水平に寝ていく。そして図9の状態まで昇降駆動部7が回動して荷受台5がほぼ水平になると、前述したアームセンサ28に荷受台5が近接し、アームセンサ28がONになる。すると、リレーコイルR2が励磁されてリレー接点R2’が閉じ、リレーコイルR4が励磁されて重複型のリレー接点R4’が図5の状態からNO側接点に切り換わる。
さらに操作スイッチ62を押し続けると、重複型リレー接点R4’のNO側接点を介してスライドシリンダ14の縮退動作用コントロールバルブ52のソレノイド駆動部52aに通電されソレノイド駆動部52aが連通位置に切り換わる。またソレノイド駆動部50aに通電されると同時に、矢印A2で示した回路に通電されリレーコイルCT,T1(図6参照)が励磁される。これによりリレー接点CT’の閉じ状態が維持され電動モータ36が引き続き駆動する。その結果、油圧ポンプ37からの圧油がスライドシリンダ14のロッド側に供給されてスライドシリンダ14が縮退方向に駆動しようとする。
このとき、スライドシリンダ14への縮退指令時にリレー接点RA’を介してタイマリレーT2にも通電される。図7に示すように時刻t1に開始した荷受台5の上昇動作が時刻t2に完了する場合、時刻t2からスライドシリンダ14の縮退動作側のソレノイド駆動部52aに指令信号が出力され、縮退動作用コントロールバルブ52が連通位置に切り換わり、スライドシリンダ14のボトム側の圧油供給管路49が作動油タンク38に連通する。本実施の形態では、縮退指令側のソレノイド駆動部52aに通電された後も引き続き、スライドシリンダ14の伸長動作側のソレノイド駆動部50aへの指令信号が出力され、伸長動作用コントロールバルブ50が連通位置に保持され、スライドシリンダ14のロッド側の圧油供給管路46も作動油タンク38に連通する。その結果、この時点でスライドシリンダ14はフリーの状態となりその保持圧が開放される。
そして、時刻t2にタイマリレーT2が励磁され、励磁状態のまま設定時間Δt(例えば0.2秒程度)が経過すると(時刻t3になると)、オンディレータイマ接点T2’が閉じ、リレーコイルRA’が励磁されて対応のリレー接点RA’が開き、ソレノイド駆動部50aへの指令信号が遮断されて伸長動作用コントロールバルブ50が遮断位置に切り換わる。これにより、スライドシリンダ14のロッド側に圧油が供給され、スライドシリンダ14の縮退動作が開始される。その後、荷受台5が前方にスライドしスライダ9が前端側のストッパ15に当接する位置まで移動して図8の状態になると、荷受台5の格納が完了する。
以上のように、本実施の形態においては、荷受台5の格納動作時、縮退動作用コントロールバルブ52が連通位置に切り換わってから設定時間Δt(=t3−t2)が経過するまで伸長動作用コントロールバルブ50を連通位置に保持して圧油供給管路39,46,49を作動油タンク38に連通し、縮退動作の初動時のスライドシリンダ14の保持圧を開放して設定時間Δtが経過した後に伸長動作用コントロールバルブ50を遮断位置に切り換える。これにより、縮退動作の初動時において設定時間Δtの間だけスライドシリンダ14はフリー状態となり、設定時間Δtだけ遅れて時刻t3にスライドシリンダの縮退動作が開始される。したがって、荷受台5の格納動作時に、荷受台5の上昇動作からスライド動作への移行を一時的に遅らせ、急激な動作移行による発生音を防止することができる。
また、本実施の形態において、荷受台5の昇降動作時には、荷受台5を支持する昇降駆動部7の基部(スライダ9)をしっかりと固定するため、スライダ9が後端側ストッパ16に押し付けられるようにスライドシリンダ14を付勢している。詳細な説明は省略するが、構造上、一般に後端側ストッパ16に押し付けられたスライダ9は固定姿勢をとるためにガイドレール8から僅かに浮き上がる。その結果、荷受台5を格納する際に荷受台5を前方側へスライドさせるとき、僅かに浮き上がっていたスライダ9がガイドレール8に急激に降下することになるので、その際の衝撃も動作移行時の発生音の要因となり得る。
本実施の形態によれば、荷受台5の上昇からスライドの動作移行時に設定時間Δtが経過するまでスライドシリンダ14をフリー状態とするので、スライダ9が積極的にではなく自重により消極的にガイドレール8に降下するので、その際に生じる衝撃音も緩和することができる。
なお、本実施の形態においては、リレー回路でスライドシリンダの縮退初動時にスライドシリンダの伸長を指令する駆動指令信号が併せて出力される構成を採ったが、例えばコントローラによりスライドシリンダの縮退初動時にスライドシリンダの伸長を指令する駆動指令信号が併せて出力される構成としても良い。この場合も同様の効果を得ることができる。
図15は本実施の形態の他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の駆動制御に関する要部構成を表す電気回路図である。この図において、先の図5等と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本実施の形態は、荷受台5を格納する際、荷受台5の上昇動作からスライド動作への移行時、上昇動作が完了してから設定時間経過後にスライドシリンダの縮退動作を指令する指令信号を出力する実施の形態である。この縮退動作を遅延させる手段は、格納動作時におけるリフトシリンダ22の上昇動作が完了し荷受台5が格納高さに到達したことを検出する検出手段(ゲートセンサ18及びアームセンサ28)と、これらの検出手段からの検出信号が入力されるとリフトシリンダ22の動作を停止させ、その後タイマ(タイマリレーコイルT2)の時間計測により設定時間が経過したらスライドシリンダ14の縮退動作を指令する指令信号を出力するリレー回路からなる。
図15に示す電気回路では、上昇動作からスライド動作に切り換わる際、オンディレータイマのリレーコイルT2及びリレー接点T2’を有するタイマ回路によって設定時間Δt経過後にリレーコイルRAが励磁されるとリレー接点RA’が閉じ、スライドシリンダ14の縮退指令側のソレノイド駆動部52aに指令信号が出力されるように構成されている。このとき、特に縮退動作の初動指令時にスライドシリンダ14の伸長指令側のソレノイド駆動部50aに駆動指令信号は出力されず、縮退指令側のソレノイド駆動部52aに指令信号が出力されると同時に、スライドシリンダ14の縮退動作が開始される。その他、先に図6に示した回路等を含めた他の構成は、図1〜図14で説明した前の実施の形態と同様である。
荷受台5を先に図12に示した姿勢から図8に示す格納姿勢に移行させる荷受台格納時の本実施の形態における動作について説明すると、この場合、前の実施の形態と同じ要領で図10に示したように折り畳んだ荷受台5を支持ローラ12に立て掛ける。するとゲートセンサ18がONになり、荷受台5が折り畳まれて格納準備がなされたことが検出され、リレーコイルR1に通電されリレー接点R1’が閉じる。
この状態で操作スイッチ62を押すと、重複型リレー接点R4’のNC側接点を介してリフトシリンダ22の伸長動作用コントロールバルブ40のソレノイド駆動部40aに通電されソレノイド駆動部40aが連通位置に切り換わる。これと同時にリレーコイルCT,T1(図6参照)が励磁され、リレー接点CT’が閉じ電動モータ36が駆動する。これによりリフトシリンダ22が伸長方向に駆動し、図9の状態まで昇降駆動部7が回動して荷受台5がほぼ水平になると、アームセンサ28がONになる。すると、リレーコイルR2に通電されてリレー接点R2’が閉じ、リレーコイルR4が励磁されて重複型のリレー接点R4’が図15の状態からNO側接点に切り換わる。
さらに操作スイッチ62を押し続けると、リレー接点R4’のNO側接点を介してタイマリレーT2に通電される。図16に示すように時刻t1に開始した荷受台5の上昇動作が時刻t2に完了する場合、時刻t2からタイマリレーT2が励磁され、励磁状態のまま設定時間Δt(例えば0.2秒程度)が経過すると(時刻t3になると)、オンディレータイマ接点T2’が閉じ、リレーコイルRA’が励磁されて対応のリレー接点RA’が閉じ、スライドシリンダ14の縮退動作を指令するソレノイド駆動部52aへの指令信号が出力され、縮退動作用コントロールバルブ52が連通位置に切り換わる。これにより、時刻t3からスライドシリンダ14のロッド側に圧油が供給され、スライドシリンダ14の縮退動作が開始される。その後、荷受台5が前方にスライドしスライダ9が前端側のストッパ15に当接する位置まで移動して図8の状態になると、荷受台5の格納が完了する。
本実施の形態においても、荷受台5の格納動作時、荷受台5の動作が上昇からスライドに移行する際、荷受台5の上昇動作からスライド動作への移行を一時的に(設定時間Δtだけ)遅らせ、急激な動作移行による発生音を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、リレー回路でスライドシリンダの縮退動作を遅延させる構成を採ったが、例えばコントローラによりタイマで時間計測し荷受台5の上昇後のスライド動作を遅延させる構成としても良い。この場合も同様の効果を得ることができる。
図17は本実施の形態のさらに他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の駆動制御に関する要部構成を表す電気回路図である。この図において、先の図5等と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
本実施の形態は、荷受台5を格納する際、荷受台5の上昇動作からスライド動作への移行時、リフトシリンダ22の伸長速度を抑制する実施の形態である。
本実施の形態においても、図4に示した油圧駆動装置を備えているが、少なくともリフトシリンダ22の伸長動作用コントロールバルブ40のソレノイド駆動部40aは比例電磁式のものに置き換える。また、図17に示した本実施の形態における電気回路では、各コントロールバルブ40,42,50,52のソレノイド駆動部40a,42a,50a,52aへの指令信号は予め格納されたプログラムに従ってコントローラ65により出力される。このコントローラ65は、設定時間の間に格納したプログラムに従って減少する駆動指令信号を比例電磁式のコントロールバルブ40に出力する機能を有しており、伸長動作用コントロールバルブ40とともに、荷受台5の格納動作時に荷受台5の上昇動作からスライド動作に移行する際、リフトシリンダ22による荷受台5の上昇動作完了時に設定時間の間で動作速度が徐々に減速されて停止するようにリフトシリンダ22を動作制御する制御手段としての役割を果たす。その他、先に図6に示した回路等を含めた他の構成は、図1〜図14で説明した前の実施の形態と同様である。
本実施の形態において、荷受台5を先に図12に示した姿勢から図8に示す格納姿勢に移行させる場合、まず前の実施の形態と同じ要領で図10に示したように折り畳んだ荷受台5を支持ローラ12に立て掛ける。するとゲートセンサ18がONになり、荷受台5が折り畳まれて格納準備がなされたことが検出され、その検出信号がコントローラ65に出力される。このときアームセンサ28の検出信号はOFFである。
このゲートセンサ18の検出信号がONで且つアームセンサ28からの検出信号がOFFという条件下では、荷受台5の上昇又は前方へのスライドを指令する操作スイッチ62をONにすると、コントローラ65は予め格納したプログラムに従って操作スイッチ62からの操作信号に応じてリフトシリンダ22を伸長させる駆動指令信号を生成する。この駆動指令信号がリフトシリンダ22の伸長動作用コントロールバルブ40のソレノイド駆動部40aに出力されるとソレノイド駆動部40aが連通位置に切り換わる。これと同時にコントローラ65はリレーコイルCT,T1(図6参照)に通電し、リレー接点CT’を閉じさせて電動モータ36を駆動させる。これによりリフトシリンダ22が伸長方向に駆動し、図9の状態まで昇降駆動部7が回動して荷受台5が上昇する。
このとき、本実施の形態においては、荷受台5の格納動作時に荷受台5の上昇動作からスライド動作に移行する際、リフトシリンダ22による荷受台5の上昇動作完了時に、上昇動作完了直前の設定時間Δt(例えば0.5秒程度)の間で荷受台5の上昇動作速度が徐々に減速されて停止するように、リフトシリンダ22を動作制御する。具体的には、図18に示すように時刻t1に開始した荷受台5の上昇動作が時刻t3に完了する場合、コントローラ65は、その直前の時刻t2(=t3−Δt)からソレノイド駆動部40aへの駆動指令信号の大きさを比例的に減じていき、時刻t3に駆動指令信号が0(ゼロ)となり且つ荷受台5の上昇動作が完了し図9の状態となるように、予め格納したプログラムに従って駆動指令信号を制御する。そして、このような動作を経て荷受台5がほぼ水平になると、アームセンサ28がONになる。
ゲートセンサ18及びアームセンサ28の検出信号がともにONの条件下では、予め格納したプログラムに従って、コントローラ65は、操作スイッチ62からの操作信号に応じてスライドシリンダ14を縮退させる駆動指令信号を生成する。この駆動指令信号がスライドシリンダ14の縮退動作用コントロールバルブ52のソレノイド駆動部52aに出力されるとソレノイド駆動部52aが連通位置に切り換わる。このように、時刻t3からスライドシリンダ14のロッド側に圧油が供給され、スライドシリンダ14の縮退動作が開始される。その後、荷受台5が前方にスライドしスライダ9が前端側のストッパ15に当接する位置まで移動して図8の状態になると、荷受台5の格納が完了する。
本実施の形態においては、荷受台5の格納動作時に荷受台5の動作が上昇からスライドに移行する際、荷受台5の上昇動作速度を徐々に減速し緩やかに上昇停止した後にスライド動作に移行するように荷受台5の格納動作を制御することができる。したがって急激な動作移行による発生音を防止することができる。
図19は本実施の形態のさらに他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の制御手段による動作制御のタイミングチャートである。
本実施の形態は、荷受台5を格納する際、荷受台5の上昇動作からスライド動作への移行時、スライドシリンダ14の初動速度を抑制する実施の形態であり、その構成は図17の実施の形態とほぼ同様である。
図17の実施の形態と相違する点は、第一に、図4に示した油圧駆動装置において、少なくともスライドシリンダ14の縮退動作用コントロールバルブ52のソレノイド駆動部52aを比例電磁式のものに置き換える必要がある点である。第二に、図17に示した電気回路において、コントローラ65は、設定時間の間に格納したプログラムに従って増大する駆動指令信号を比例電磁式のコントロールバルブ52に出力する機能を有するものであり、縮退動作用コントロールバルブ52とともに、荷受台5の格納動作時に荷受台5の上昇動作からスライド動作に移行する際、スライドシリンダ14の縮退動作の初動時に設定時間の間で動作速度が徐々に加速されて設定速度に達するようにスライドシリンダ14を動作制御する制御手段としての役割を果たす。その他、先に図6に示した回路等を含めた他の構成は、図17等で説明した前の実施の形態と同様である。
本実施の形態において、荷受台5を先に図12に示した姿勢から図8に示す格納姿勢に移行させる場合、まず前述した各実施の形態と同じ要領で図10に示したように折り畳んだ荷受台5を支持ローラ12に立て掛ける。するとゲートセンサ18がONになり、荷受台5が折り畳まれて格納準備がなされたことが検出され、その検出信号がコントローラ65に出力される。このときアームセンサ28の検出信号はOFFである。
このゲートセンサ18の検出信号がONで且つアームセンサ28からの検出信号がOFFという条件下では、荷受台5の上昇又は前方へのスライドを指令する操作スイッチ62をONにすると、コントローラ65は予め格納したプログラムに従って操作スイッチ62からの操作信号に応じてリフトシリンダ22を伸長させる駆動指令信号を生成する。この駆動指令信号がリフトシリンダ22の伸長動作用コントロールバルブ40のソレノイド駆動部40aに出力されるとソレノイド駆動部40aが連通位置に切り換わる。これと同時にコントローラ65はリレーコイルCT,T1(図6参照)に通電し、リレー接点CT’を閉じさせて電動モータ36を駆動させる。これによりリフトシリンダ22が伸長方向に駆動し、図9の状態まで昇降駆動部7が回動して荷受台5が上昇し、荷受台5がほぼ水平になるとアームセンサ28がONになる。
ゲートセンサ18及びアームセンサ28の検出信号がともにONの条件下では、予め格納したプログラムに従って、コントローラ65は、操作スイッチ62からの操作信号に応じてスライドシリンダ14を縮退させる駆動指令信号を生成する。この駆動指令信号がスライドシリンダ14の縮退動作用コントロールバルブ52のソレノイド駆動部52aに出力されるとソレノイド駆動部52aが連通位置に切り換わる。
このとき、本実施の形態においては、荷受台5の格納動作時に荷受台5の上昇動作からスライド動作に移行する際、スライドシリンダ14による荷受台5のスライド動作開始時に設定時間Δt(例えば0.5秒程度)の間で荷受台5のスライド動作速度が0(ゼロ)から徐々に加速されて設定速度に達するように、スライドシリンダ14を動作制御する。具体的には、図19に示すように時刻t1に開始した荷受台5の上昇動作が時刻t2に完了する場合、コントローラ65は、その後の時刻t3(=t2+Δt)までの間にソレノイド駆動部52aへの駆動指令信号の大きさを比例的に増大させていき、時刻t3に駆動指令信号が一定の大きさとなり設定速度に達するように、予め格納したプログラムに従って駆動指令信号を制御する。このような動作を経て、時刻t3以降、一定の設定速度で荷受台5が前方にスライドしスライダ9が前端側のストッパ15に当接する位置まで移動して図8の状態になると、荷受台5の格納が完了する。
本実施の形態においては、荷受台5の格納動作時に荷受台5の動作が上昇からスライドに移行する際、スライド動作の初動速度を抑制しつつ0(ゼロ)から緩やかに加速するように荷受台5の格納動作を制御することができる。したがって急激な動作移行による発生音を防止することができる。
なお、図17〜図19で説明した両実施の形態においては、リフトシリンダ22とスライドシリンダ14の動作速度をそれぞれ制御する構成を採ったが、両実施の形態を組み合わせ、両シリンダ14,22の動作速度を制御する構成としても良い。この場合も同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置を搭載した車両の全体構造を表す側面図である。 格納時の本発明の格納式荷受台昇降装置の詳細構造を表す斜視図である。 展開時の本発明の格納式荷受台昇降装置の詳細構造を表す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置に備えられた油圧駆動装置の一構成例を表す油圧回路図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の駆動制御に関する要部構成を表す電気回路図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の駆動制御に関する要部構成を表す電気回路図である。 本実施の形態の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の制御手段による動作制御のタイミングチャートである。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の動作説明図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の動作説明図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の動作説明図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の動作説明図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の動作説明図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の動作説明図である。 本発明の一実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の動作説明図である。 本実施の形態の他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の駆動制御に関する要部構成を表す電気回路図である。 本実施の形態の他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の制御手段による動作制御のタイミングチャートである。 本実施の形態のさらに他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の駆動制御に関する要部構成を表す電気回路図である。 本実施の形態のさらに他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の制御手段による動作制御のタイミングチャートである。 本実施の形態のさらに他の実施の形態に係る格納式荷受台昇降装置の制御手段による動作制御のタイミングチャートである。
符号の説明
4 格納式荷受台昇降装置
5 荷受台
14 スライドシリンダ
18 ゲートセンサ
22 リフトシリンダ
28 アームセンサ
37 油圧ポンプ
38 作動油タンク
39 圧油供給管路
49 圧油供給管路
50 伸長動作用コントロールバルブ
51 圧油排出管路
52 縮退動作用コントロールバルブ
65 コントローラ
RA リレーコイル
RA’ リレー接点
T2 タイマリレーコイル
T2’ タイマリレー接点
Δt 設定時間

Claims (4)

  1. 車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、
    圧油を吐出する油圧ポンプと、
    この油圧ポンプからの圧油で駆動されるものであって、伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、
    このスライドシリンダのボトム側と前記油圧ポンプとを接続する圧油供給管路と、
    この圧油供給管路に設けられ、前記油圧ポンプと前記スライドシリンダのボトム側との連通・遮断状態を切り換える伸長動作用コントロールバルブと、
    この伸長動作用コントロールバルブよりも下流側の位置で前記圧油供給管路から分岐され作動油タンクに接続された圧油排出管路と、
    この圧油排出管路に設けられ、前記スライドシリンダのボトム側と前記作動油タンクとの連通・遮断状態を切り換える縮退動作用コントロールバルブと、
    前記荷受台の上昇動作開始時から前記縮退動作用コントロールバルブ連通位置への切り換わり後設定時間が経過するまでの間、前記伸長動作用コントロールバルブを連通位置に保持して前記圧油供給管路を前記作動油タンクに連通し、縮退動作の初動時の前記スライドシリンダの保持圧を開放して前記設定時間経過後に前記伸長動作用コントロールバルブを遮断位置に切り換える保持圧開放手段と
    を備えたことを特徴とする格納式荷受台昇降装置。
  2. 車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、
    前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、
    伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、
    前記荷受台の格納動作時に前記荷受台の上昇動作からスライド動作に移行する際、前記リフトシリンダによる前記荷受台の上昇動作が完了してから設定時間経過後に前記スライドシリンダに縮退動作を開始させる縮退動作遅延手段とを備え、
    前記縮退遅延手段は、
    格納動作時における前記リフトシリンダの上昇動作が完了し前記荷受台が格納高さに到達したことを検出する検出手段と、
    この検出手段からの検出信号が入力されると前記リフトシリンダの動作を停止させ、その後タイマの時間計測により前記設定時間が経過したら前記スライドシリンダの縮退動作を指令する指令信号を出力するリレー回路又はコントローラと
    を有することを特徴とする格納式荷受台昇降装置。
  3. 車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、
    前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、
    伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、
    前記荷受台の格納動作時に前記荷受台の上昇動作からスライド動作に移行する際、前記スライドシリンダの縮退動作の初動時に設定時間の間で動作速度が徐々に加速されて設定速度に達するように前記スライドシリンダを動作制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダに圧油を切換供給する比例電磁式のコントロールバルブと、
    前記設定時間の間に格納したプログラムに従って増大又は減少する指令信号を前記コントロールバルブに出力するコントローラと
    を有することを特徴とする格納式荷受台昇降装置。
  4. 車両の下部側の空間に格納可能な荷受台を有する格納式荷受台昇降装置において、
    前記荷受台を昇降させるリフトシリンダと、
    伸長動作に伴って格納状態の前記荷受台を前記車両の後方側にスライドさせ、縮退動作に伴って前記荷受台を前記車両の前方側にスライドさせて前記車両の下部空間に格納するスライドシリンダと、
    前記荷受台の格納動作時に前記荷受台の上昇動作からスライド動作に移行する際、前記リフトシリンダによる前記荷受台の上昇動作完了時に設定時間の間で動作速度が徐々に減速されて停止するように前記リフトシリンダを動作制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記スライドシリンダ又は前記リフトシリンダに圧油を切換供給する比例電磁式のコントロールバルブと、
    前記設定時間の間に格納したプログラムに従って増大又は減少する指令信号を前記コントロールバルブに出力するコントローラと
    を有することを特徴とする格納式荷受台昇降装置。
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