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JP4773871B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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Description

本発明は、路線バス等の車両に搭載される車両用空気調和装置に関するものである。
路線バス等の車両に搭載される車両用空気調和装置としては、例えば、特許文献1に開示された構成を有するものがある。
特開2001−1745号公報
路線バス等の車両では、車室の天井部分のスペースが狭く、この部分に冷媒供給管および冷媒戻り管の双方を配置することができないため、クーラーダクト内に冷媒供給管および/または冷媒戻り管を配置する必要があり、その整備性が低下するとともに、製造コストが嵩んでしまうといった問題点があった。
また最近では、エバポレータユニットの整備性を向上させるために、エバポレータユニットが、車両の天井部分の左側部および右側部にそれぞれ一つずつ設置されているとともに、各エバポレータユニットのエバポレータとコンプレッサとが、冷媒戻り管を介してそれぞれ接続されているものもある。そして、このような車両用空気調和装置でもやはり、車両のいずれかの側部に冷媒供給管および冷媒戻り管の双方が配置されることとなり、上記のような問題が生じてしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、整備性を向上させることができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる車両用空気調和装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明による車両用空気調和装置は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気に放熱する機能を備えたコンデンサユニットと、内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、前記膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気から熱を奪う機能を備えたエバポレータユニットとを備えた車両用空気調和装置であって、前記エバポレータユニットが、車両天井部分の左側部および右側部にそれぞれ設置されており、各エバポレータユニットを構成するエバポレータと前記コンプレッサとを連通する一本の冷媒戻り管が、車両天井部分の左側部または右側部のどちらか一方に沿って配置されているとともに、前記コンプレッサと前記コンデンサユニットを構成するコンデンサとを連通する一本の冷媒供給管が、車両天井部分の左側部または右側部の前記冷媒戻り管が配置されていない方に沿って配置されており、かつ、一側部に配置されたエバポレータの出口近傍から鉛直上方に向かって延びて車両の屋根を貫通し、車両の他側部に配置されたエバポレータの出口近傍の鉛直上方に向かって延びた後に、鉛直下方に向かって延びて車両の屋根を貫通し、車両の他側部に配置されたエバポレータの出口近傍に設けられた合流管に向かって曲げられた後、この合流管に接続される第2の冷媒戻り管を備えている。
このような車両用空気調和装置によれば、車両天井部分(車室の天井部分)の左側部または右側部のどちらか一方に冷媒供給管を、車両天井部分の左側部または右側部の冷媒戻り管が配置されていない方に冷媒戻り管を、それぞれ納めることができて、クーラダクト内に冷媒供給管または冷媒戻り管を納める必要がなくなるので、その整備性を向上させることができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
また、このような車両用空気調和装置によれば、冷媒供給管および冷媒戻り管が、それぞれ一本ずつ配置されることとなるので、その整備性をさらに向上させることができるとともに、製造コストの低減化をさらに図ることができる。
さらに、冷媒配管の総長さが最小限となるので、装置全体の重量を軽減させることができるとともに、架装工数を削減することができて、製造コストの低減化を図ることができる。
本発明による車両は、上記車両用空気調和装置を備えている。
このような車両によれば、装置全体の重量が軽減され、車両全体の重量が軽減されることとなるので、車両の燃費を低減させることができる。
本発明による車両用空気調和装置によれば、整備性を向上させることができるとともに、製造コストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る車両用空気調和装置の一実施形態を、図1ないし図3を参照しながら説明する。図1は本実施形態における車両用空気調和装置10を搭載した車両(例えば、路線バス)1の概略斜視図、図2は本実施形態における車両用空気調和装置10の要部斜視図、図3はエバポレータユニットの概略断面図である。
車両用空気調和装置10は、図示しないコンプレッサ(圧縮機)11と、コンデンサユニット12と、図示しない膨張弁と、エバポレータユニット13とを主たる要素として構成されたものである。
なお、図1において符号2はフロントガラス、符号3は乗客の乗降口である。
コンプレッサ11は、低温・低圧のガス状冷媒を圧縮して高温・高圧のガス状冷媒とするものであり、Vベルト14等を介して車両1の走行用の駆動源(メインエンジン)15(あるいは空気調和装置専用の駆動源(サブエンジン))により駆動されるようになっている。
図1に示すように、コンデンサユニット12は、車両1の前方に位置する屋根Rの上に設置されているとともに、図示しないコンデンサ(室外熱交換器)と、コンデンサファン16とを備えている。
コンデンサは、車両1の前方中央部に配置されているとともに、コンプレッサ11から吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気(外気)に放熱する機能を備えた平箱状(直方体状)の構造物である。
コンデンサファン16は、コンデンサの吸い込み風量を増加させるためのものであり、コンデンサの両側方で、かつ、下流側近傍に配置されており、コンデンサファン16の作動により、コンデンサ内におけるガス冷媒の液化がより促進されることとなる。
また、コンプレッサ11とコンデンサとは、冷媒供給管17を介して接続されており、コンプレッサ11で圧縮された高温・高圧のガス状冷媒は、この冷媒供給管17を通ってコンデンサに供給されるようになっている。冷媒供給管17は、車室21の天井部分の右側部に、車両1の前後方向に沿うようにして設けられている。
膨張弁は、内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にするものである。
図1に示すように、エバポレータユニット13は、コンデンサファン16よりも車両1の幅方向中心側に位置する車室21の天井部分で、かつ、車両1の左側部および右側部にそれぞれ一つずつ設置されている。各エバポレータユニット13はそれぞれ、図3に示すように、エバポレータ(室内熱交換器)18と、冷風送風機19とを備えるとともに、クーラーダクト20内に納められている。
エバポレータ18は、膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気(内気)から熱を奪う機能を備えた平箱状(直方体状)の構造物である。
冷風送風機19は、電動機により回転されるファンを有するシロッコファン等の回転型送風機であり、冷風送風機19の吐出ダクト19aは、クーラダクト20に開口している。
クーラーダクト20は、車室21の天井部分の両側部(左側部および右側部)に、車両1の前後方向に沿うようにして設けられており、各クーラダクト20には、車室21の中央通路上方部分に向って横方向に冷風を吹出す多数の吹出口22と、乗客の座席に向って下向きに冷風を吹出す多数の吹出口23とが設けられている。
なお、図3中の符号24は、内気取入口である。
図1に示すように、車両1の左側部に配置されたエバポレータ18とコンプレッサ11とは、冷媒戻り管25を介して接続されており、車両1の右側部に配置されたエバポレータ18と、車両1の左側部に配置されたエバポレータ18の出口近傍に位置する冷媒戻り管25とは、第2の冷媒戻り管26および合流管27を介して接続されている。そして、車両1の左側部に配置されたエバポレータ18で蒸発気化した低温・低圧のガス状冷媒は、冷媒戻り管25を通ってコンプレッサ11に戻され、車両1の右側部に配置されたエバポレータ18で蒸発気化した低温・低圧のガス状冷媒は、第2の冷媒戻り管26、合流管27、および冷媒戻り管25を通ってコンプレッサ11に戻されるようになっている。
冷媒戻り管25は、車室21の天井部分の左側部に、車両1の前後方向に沿うようにして設けられている。
図1および図2に示すように、第2の冷媒戻り管26は、車両1の右側部に配置されたエバポレータ18の出口近傍から鉛直上方に向かって延びて車両1の屋根Rを貫通し、車両1の左側部に配置されたエバポレータ18の出口近傍の鉛直上方に向かって延びた後に、鉛直下方に向かって延びて車両1の屋根Rを貫通し、車両1の左側部に配置されたエバポレータ18の出口近傍に設けられた合流管27に向かって曲げられた後、この合流管27に接続されている。車両1の屋根Rを貫通し車外側にある第2の冷媒戻り管26は、車両1の屋根R上に配置されたコンデンサユニット12内に収納される。
本実施形態による車両用空気調和装置10によれば、車室21の天井部分の右側部に冷媒供給管17を、車室21の天井部分の左側部に冷媒戻り管25を、それぞれ一本ずつ納めることができて、クーラダクト20内に冷媒供給管17または冷媒戻り管25を納める必要がなくなるので、その整備性を向上させることができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
また、冷媒配管の総長さが最小限となるので、装置全体の重量を軽減させることができるとともに、架装工数を削減することができて、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、本実施形態による車両用空気調和装置10を搭載した車両1によれば、装置全体の重量が軽減され、車両全体の重量が軽減されることとなるので、車両1の燃費を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置を搭載した車両の概略斜視図である。 図1に示す車両用空気調和装置の要部斜視図である。 エバポレータユニットの概略断面図である。
符号の説明
1 車両
10 車両用空気調和装置
11 コンプレッサ
12 コンデンサユニット
13 エバポレータユニット
17 冷媒供給管
18 エバポレータ
21 車室
25 冷媒戻り管

Claims (2)

  1. 冷媒を圧縮するコンプレッサと、
    前記コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気に放熱する機能を備えたコンデンサユニットと、
    内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
    前記膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気から熱を奪う機能を備えたエバポレータユニットとを備えた車両用空気調和装置であって、
    前記エバポレータユニットが、車両天井部分の左側部および右側部にそれぞれ設置されており、
    各エバポレータユニットを構成するエバポレータと前記コンプレッサとを連通する一本の冷媒戻り管が、車両天井部分の左側部または右側部のどちらか一方に沿って配置されているとともに、
    前記コンプレッサと前記コンデンサユニットを構成するコンデンサとを連通する一本の冷媒供給管が、車両天井部分の左側部または右側部の前記冷媒戻り管が配置されていない方に沿って配置されており、
    かつ、一側部に配置されたエバポレータの出口近傍から鉛直上方に向かって延びて車両の屋根を貫通し、車両の他側部に配置されたエバポレータの出口近傍の鉛直上方に向かって延びた後に、鉛直下方に向かって延びて車両の屋根を貫通し、車両の他側部に配置されたエバポレータの出口近傍に設けられた合流管に向かって曲げられた後、この合流管に接続される第2の冷媒戻り管を備えていることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 請求項に記載の車両用空気調和装置を備えてなることを特徴とする車両。
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