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JP5039320B2 - 車両 - Google Patents
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本発明は、路線バス等の車両に搭載される車両用空気調和装置を備えた車両に関するものである。
路線バス等の車両に搭載される車両用空気調和装置としては、例えば、特許文献1に開示された構成を有するものがある。
特開2003−320841号公報
さて近年では、環境保護の観点から圧縮天然ガス自動車、電気自動車、燃料電池自動車等の低公害車が開発されている。しかし、このような低公害車は、その付属機器(例えば、圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク等、電気自動車である場合にはバッテリー等、燃料電池自動車である場合には燃料電池等)が多くなるため、特に、低床化が進む路線バス等では、これらの付属機器を屋根の上に設置する必要がある。
しかしながら、上記特許文献1に開示された発明では、コンデンシングユニット部が車両の屋根の上に寝かされた状態(すなわち、コンデンサの吸込口の形成する面が、屋根の上面と略平行になるような状態)で設置されているため、屋根の上のスペースを有効利用することができず、付属機器を屋根の上に設置できないおそれがある。
また、コンデンシングユニット部が車両の屋根の上に寝かされた状態だと、車両が前方側に走行することにより発生する走行風が、コンデンサの吸込口の形成する面に効率良くあたらないため、コンデンサの吸い込み風量が低下し、コンデンサの効率が低下するとともに、車両用空気調和装置全体の効率が低下してしまうといった問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、車両の屋根の上のスペースを有効利用することができる車両用空気調和装置を備えた車両を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明による車両は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気に放熱する機能を備えたコンデンサユニットと、内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、前記膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気から熱を奪う機能を備えたエバポレータユニットと、を備え、前記コンデンサユニットが、車両の後部において、車両の屋根の上面に対して垂直となり、かつ、前記コンデンサユニットを構成するコンデンサの吹出口が後方を向くように設置されている車両用空気調和装置と、上面、両側面、および後面にグリルを備えるとともに、前記コンデンサユニットの上方、両側方、および後方を覆うとともに、前記コンデンサユニットよりも前方に位置する前記車両の屋根の上面を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバーと、を備えており、かつ、前記コンデンサユニットよりも前方に位置する前記車両の屋根の上面を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバーの内側に、前記コンプレッサおよび前記エバポレータユニット以外の機器を収容する密閉空間が形成され、前記ユニットカバー兼化粧カバーは、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面外側および両側面外側を流れ、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面および両側面に設けられた前記グリルを介して、当該ユニットカバー兼化粧カバー内に流入した空気を前記コンデンサの吸入口に緩やかに導く吸風ガイドを備えている。
このような車両によれば、コンデンサユニットが車両の屋根の上面に対して垂直となるように、すなわち、コンデンサの吸込口の形成する面およびコンデンサの吹出口の形成する面が、車両の屋根の上面に対して垂直となるように設置されているので、車両の屋根の上面においてコンデンサユニットが占める割合を低減させることができ、コンデンサユニットが設置されたスペース以外のスペースを増加させることができるとともに、このコンデンサユニットが設置されたスペース以外のスペースにより多くの機器(例えば、車両が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク等、車両が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)を屋根の上に搭載することができるようになる。
また、このような車両によれば、コンデンサユニットを通過した空気が、車両が走行することによって車両の後方に発生する(図6に二点鎖線で示した)負圧により引きずり出されることとなるので、コンデンサの吸い込み風量を増加させることができ、コンデンサの効率を向上させることができるとともに、車両用空気調和装置全体の効率を向上させることができる。
さらに、このような車両によれば、ユニットカバー兼化粧カバーにより走行抵抗が低減されることとなるので、車両の燃費を向上させることができる。
さらにまた、このような車両によれば、ユニットカバー兼化粧カバーによりコンデンサユニットが外から見えないようになっているので、車両の外観を向上させる(見栄えを良くする)ことができる。
本発明による車両は、冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気に放熱する機能を備えたコンデンサユニットと、内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、前記膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気から熱を奪う機能を備えたエバポレータユニットと、を備え、前記コンデンサユニットが、車両の後部において、車両の屋根の上面に対して水平となり、かつ、前記コンデンサユニットを構成するコンデンサの吸込口が上方を向くように設置されている車両用空気調和装置と、上面、両側面、および後面にグリルを備えるとともに、前記コンデンサユニットの上方、両側方、および後方を覆うとともに、前記コンデンサユニットよりも前方に位置する前記車両の屋根の上面を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバーと、を備えており、かつ、前記ユニットカバー兼化粧カバーの内側に、前記コンプレッサおよび前記エバポレータユニット以外の機器を収容する密閉空間が形成され、前記ユニットカバー兼化粧カバーは、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面外側および両側面外側を流れ、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面および両側面に設けられた前記グリルを介して、当該ユニットカバー兼化粧カバー内に流入した空気をコンデンサファンの吸入側に緩やかに導く吸風ガイドを備えている。
このような車両によれば、コンデンサユニットが設置されたスペース以外のスペースに機器(例えば、車両が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク等、車両が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)を屋根の上に搭載することができるようになる。
また、このような車両によれば、コンデンサユニットを通過した空気が、車両が走行することによって車両の後方に発生する(図6に二点鎖線で示した)負圧により引きずり出されることとなるので、コンデンサの吸い込み風量を増加させることができ、コンデンサの効率を向上させることができるとともに、車両用空気調和装置全体の効率を向上させることができる。
さらに、このような車両によれば、ユニットカバー兼化粧カバーにより走行抵抗が低減されることとなるので、車両の燃費を向上させることができる。
さらにまた、このような車両によれば、ユニットカバー兼化粧カバーによりコンデンサユニットが外から見えないようになっているので、車両の外観を向上させる(見栄えを良くする)ことができる。
本発明による車両によれば、車両の屋根の上のスペースを有効利用することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る車両用空気調和装置の第1参考実施形態を、図1および図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における車両用空気調和装置10を搭載した車両(例えば、路線バス)1の要部斜視図、図2は、図1のA−A矢視断面図である。
車両用空気調和装置10は、図示しないコンプレッサ(圧縮機)と、コンデンサユニット11と、図示しない膨張弁と、図示しないエバポレータユニットとを主たる要素として構成されたものである。
なお、図1において符号12はフロントガラス、符号13は乗客の乗降口である。
コンプレッサは、低温・低圧のガス状冷媒を圧縮して高温・高圧のガス状冷媒とするものであり、Vベルト等を介して車両1の走行用の駆動源(メインエンジン)あるいは空気調和装置専用の駆動源(サブエンジン)により駆動されるようになっている。
コンデンサユニット11は、コンデンサ(室外熱交換器)14と、コンデンサファン15とを備えている。
コンデンサ14は、コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気(外気)に放熱する機能を備えた平箱状(直方体状)の構造物であり、その一面(正面)には、室外の空気を取り入れるための吸込口14aが形成されているとともに、その他面(背面)には、コンデンサ14との熱交換を終えた空気を排出するための吹出口14bが形成されている。
コンデンサファン15は、コンデンサ14の吸い込み風量を増加させるためのものであり、コンデンサ14の他面側(背面側)に隣接配置されており、コンデンサファン15の作動により、コンデンサ14内におけるガス冷媒の液化がより促進されることとなる。
図1および図2に示すように、コンデンサユニット11は、車両1の前部(より詳しくは前端部)に位置する屋根Rの上に、吸込口14aが前方(進行方向前側)を向くように(すなわち、吹出口14bが後方(進行方向後側)を向くように)設置されている。
また、コンデンサユニット11の周囲には、その一面(正面)にグリル(空気取入口)16aを備えるとともに、コンデンサユニット11の前方、上方、および両側方を覆うように構成されたユニットカバー16が設置されている。
一方、コンデンサユニット11の後方には、その一面(正面)に排風ガイド17aを備えた化粧カバー17が設置されており、コンデンサユニット11よりも後方に位置する屋根Rの上面がこの化粧カバー17により覆われるようになっている。
排風ガイド17aは、コンデンサファン15を通過した空気を化粧カバー17の上面外側に緩やかに導くものであり、後方斜め上方に向かって傾斜している。また、ユニットカバー16の上面外側と化粧カバー17の上面外側とは、同一平面を形成するように構成されており、化粧カバー17の内側には、密閉空間Sが形成されるようになっている。
膨張弁は、内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にするものである。
エバポレータユニットは、膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気(内気)から熱を奪う機能を備えたものである。
本実施形態による車両用空気調和装置10によれば、コンデンサユニット11が車両1の屋根Rの上面に対して垂直となるように、すなわち、コンデンサ14の吸込口14aの形成する面およびコンデンサ14の吹出口14bの形成する面が、車両1の屋根Rの上面に対して垂直となるように設置されているので、車両1の屋根Rの上面においてコンデンサユニット11が占める割合を低減させることができ、コンデンサユニット11が設置されたスペース以外のスペースを増加させることができるとともに、このコンデンサユニット11が設置されたスペース以外のスペースにより多くの機器(例えば、車両1が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18等、車両1が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両1が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)を屋根Rの上に搭載することができるようになる。
また、本実施形態による車両用空気調和装置10によれば、コンデンサユニット11が、車両1の前部(より詳しくは前端部)に位置する屋根Rの上で、かつ、吸込口14aが前方(進行方向前側)を向くように(すなわち、吹出口14bが後方(進行方向後側)を向くように)設置されているので、車両1が前方側に走行することにより発生する走行風を効率良く利用して、コンデンサ14の吸い込み風量を増加させることができ、コンデンサ14の効率を向上させることができるとともに、車両用空気調和装置10全体の効率を向上させることができる。
さらに、グリル16aおよびコンデンサユニット11を通過した空気が、いわゆる「エジェクター効果」によりユニットカバー16の上面外側を流れる走行風により引きずり出されることとなるので、コンデンサ14の吸い込み風量をさらに増加させることができ、コンデンサ14の効率をさらに向上させることができるとともに、車両用空気調和装置10全体の効率をさらに向上させることができる。
さらにまた、本実施形態による車両用空気調和装置10を搭載した車両1によれば、ユニットカバー16により走行抵抗が低減されることとなるので、車両1の燃費を向上させることができる。
また、ユニットカバー16によりコンデンサユニット11が、化粧カバー17により機器(例えば、車両1が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18等、車両1が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両1が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)が外から見えないようになっているので、車両1の外観を向上させる(見栄えを良くする)ことができる。
本発明に係る車両用空気調和装置の第2参考実施形態を、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態における車両用空気調和装置20を搭載した車両(例えば、路線バス)2の要部斜視図である。
本実施形態における車両用空気調和装置20は、コンデンサユニット11の代わりにコンデンサユニット21,22が設けられているという点で、また、本実施形態による車両2は、ユニットカバー16および化粧カバー17の代わりにユニットカバー兼化粧カバー23が設けられているという点で前述した第1参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1参考実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付している。
コンデンサユニット21,22はそれぞれ、コンデンサ(室外熱交換器)24と、コンデンサファン25とを備えている。
コンデンサ24は、コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気(外気)に放熱する機能を備えた平箱状(直方体状)の構造物であり、その一面(正面)には、室外の空気を取り入れるための吸込口24aが形成されているとともに、その他面(背面)には、コンデンサ24との熱交換を終えた空気を排出するための吹出口(図示せず)が形成されている。
コンデンサファン25は、コンデンサ24の吸い込み風量を増加させるためのものであり、コンデンサ24の他面側(背面側)に隣接配置されており、コンデンサファン25の作動により、コンデンサ24内におけるガス冷媒の液化がより促進されることとなる。
図3に示すように、コンデンサユニット21は、車両1の前部(より詳しくは前端部)右側に位置する屋根Rの上に、吸込口24aが右方(進行方向右側)を向くように(すなわち、吹出口が左方(車両2の幅方向中心側)を向くように)設置されている。
一方、コンデンサユニット22は、車両1の前部(より詳しくは前端部)左側に位置する屋根Rの上に、吸込口24aが左方(進行方向左側)を向くように(すなわち、吹出口が右方(車両2の幅方向中心側)を向くように)設置されている。
また、これらコンデンサユニット21,22の周囲には、その両側面(右側面および左側面)にグリル(空気取入口)23aを備えるとともに、これらコンデンサユニット21,22の前方、上方、および両側方を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバー23が設置されている。
さらに、これらコンデンサユニット21,22の後方に位置するユニットカバー兼化粧カバー23には、排風ガイド23bが設けられている。
排風ガイド23bは、コンデンサファン25を通過した空気をユニットカバー兼化粧カバー23の上面外側に緩やかに導くものであり、車両2の幅方向中心側斜め上方に向かって傾斜している。また、ユニットカバー兼化粧カバー23の内側には、密閉空間S(図2参照)が形成されるようになっている。
本実施形態による車両用空気調和装置20によれば、コンデンサユニット21,22が車両2の屋根Rの上面に対して垂直となるように、すなわち、コンデンサ24の吸込口24aの形成する面およびコンデンサ24の吹出口の形成する面が、車両2の屋根Rの上面に対して垂直となるように設置されているので、車両2の屋根Rの上面においてコンデンサユニット21,22が占める割合を低減させることができ、コンデンサユニット21,22が設置されたスペース以外のスペースを増加させることができるとともに、これらコンデンサユニット21,22が設置されたスペース以外のスペースにより多くの機器(例えば、車両2が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18(図2参照)等、車両2が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両2が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)を屋根Rの上に搭載することができるようになる。
また、グリル23aおよびコンデンサユニット21,22をそれぞれ通過した空気が、いわゆる「エジェクター効果」によりユニットカバー兼化粧カバー23の上面外側を流れる走行風により引きずり出されることとなるので、コンデンサ24の吸い込み風量を増加させることができ、コンデンサ24の効率を向上させることができるとともに、車両用空気調和装置20全体の効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態による車両用空気調和装置20を搭載した車両2によれば、ユニットカバー兼化粧カバー23により走行抵抗が低減されることとなるので、車両2の燃費を向上させることができる。
さらにまた、ユニットカバー兼化粧カバー23によりコンデンサユニット11および機器(例えば、車両2が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18(図2参照)等、車両2が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両2が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)が外から見えないようになっているので、車両2の外観を向上させる(見栄えを良くする)ことができる。
本発明に係る車両用空気調和装置の第3参考実施形態を、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態における車両用空気調和装置30を搭載した車両(例えば、路線バス)3の要部斜視図である。
本実施形態における車両用空気調和装置30は、コンデンサユニット11の代わりにコンデンサユニット31が設けられているという点で、また、本実施形態による車両3は、ユニットカバー16および化粧カバー17の代わりにユニットカバー兼化粧カバー33が設けられているという点で前述した第1参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1参考実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付している。
コンデンサユニット31は、コンデンサ(室外熱交換器)34と、コンデンサファン(図示せず)とを備えている。
コンデンサ34は、コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気(外気)に放熱する機能を備えた平箱状(直方体状)の構造物であり、その一面(正面)には、室外の空気を取り入れるための吸込口34aが形成されているとともに、その他面(背面)には、コンデンサ34との熱交換を終えた空気を排出するための吹出口(図示せず)が形成されている。
コンデンサファンは、コンデンサ34の吸い込み風量を増加させるためのものであり、コンデンサ34の他面側(背面側)に隣接配置されており、コンデンサファンの作動により、コンデンサ34内におけるガス冷媒の液化がより促進されることとなる。
図4に示すように、コンデンサユニット31は、車両1の前部(より詳しくは前端部)左側(または右側)に位置する屋根Rの上に、吸込口34aが左方(または右方)を向くように(すなわち、吹出口が車両3の幅方向中心側を向くように)設置されている。
また、コンデンサユニット31の周囲には、その左側面(または右側面)にグリル(空気取入口)33aを備えるとともに、コンデンサユニット31の前方、上方、および両側方を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバー33が設置されている。
さらに、コンデンサユニット31の後方に位置するユニットカバー兼化粧カバー33には、排風ガイド33bが設けられている。
排風ガイド33bは、コンデンサファンを通過した空気をユニットカバー兼化粧カバー33の上面外側に緩やかに導くものであり、車両3の幅方向中心側斜め上方に向かって傾斜している。また、ユニットカバー兼化粧カバー33の内側には、密閉空間S(図2参照)が形成されるようになっている。
本実施形態による車両用空気調和装置30によれば、コンデンサユニット31が車両3の屋根Rの上面に対して垂直となるように、すなわち、コンデンサ34の吸込口34aの形成する面およびコンデンサ34の吹出口の形成する面が、車両3の屋根Rの上面に対して垂直となるように設置されているので、車両3の屋根Rの上面においてコンデンサユニット31が占める割合を低減させることができ、コンデンサユニット31が設置されたスペース以外のスペースを増加させることができるとともに、コンデンサユニット31が設置されたスペース以外のスペースにより多くの機器(例えば、車両3が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18(図2参照)等、車両3が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両3が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)を屋根Rの上に搭載することができるようになる。
また、グリル33aおよびコンデンサユニット31を通過した空気が、いわゆる「エジェクター効果」によりユニットカバー兼化粧カバー33の上面外側を流れる走行風により引きずり出されることとなるので、コンデンサ34の吸い込み風量を増加させることができ、コンデンサ34の効率を向上させることができるとともに、車両用空気調和装置30全体の効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態による車両用空気調和装置30を搭載した車両3によれば、ユニットカバー兼化粧カバー33により走行抵抗が低減されることとなるので、車両3の燃費を向上させることができる。
さらにまた、ユニットカバー兼化粧カバー33によりコンデンサユニット31および機器(例えば、車両3が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18(図2参照)等、車両3が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両3が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)が外から見えないようになっているので、車両3の外観を向上させる(見栄えを良くする)ことができる。
本発明に係る車両用空気調和装置の第実施形態を、図5および図6を参照しながら説明する。図5は、本実施形態における車両用空気調和装置40を搭載した車両(例えば、路線バス)4の要部斜視図、図6は、図5のB−B矢視断面図である。
なお、図5において符号38はリアガラス、符号39はテールランプである。
本実施形態における車両用空気調和装置40は、コンデンサユニット11の代わりにコンデンサユニット41が設けられているという点で、また、本実施形態による車両4は、ユニットカバー16および化粧カバー17の代わりにユニットカバー兼化粧カバー43が設けられているという点で前述した第1参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1参考実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付している。
コンデンサユニット41は、コンデンサ(室外熱交換器)44と、コンデンサファン45とを備えている。
コンデンサ44は、コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気(外気)に放熱する機能を備えた平箱状(直方体状)の構造物であり、その一面(正面)には、室外の空気を取り入れるための吸込口44aが形成されているとともに、その他面(背面)には、コンデンサ44との熱交換を終えた空気を排出するための吹出口44bが形成されている。
コンデンサファン45は、コンデンサ44の吸い込み風量を増加させるためのものであり、コンデンサ44の他面側(背面側)に隣接配置されており、コンデンサファン45の作動により、コンデンサ44内におけるガス冷媒の液化がより促進されることとなる。
図5および図6に示すように、コンデンサユニット41は、車両4の後部(より詳しくは後端部)に位置する屋根Rの上に、吸込口44aが前方(進行方向前側)を向くように(すなわち、吹出口44bが後方(進行方向後側)を向くように)設置されている。
また、コンデンサユニット41の周囲には、その上面、両側面(左側面および右側面)、および後面にグリル(空気取入口)43aを備えるとともに、コンデンサユニット41の上方、両側方、および後方を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバー43が設置されている。
さらに、コンデンサユニット41の前方に位置するユニットカバー兼化粧カバー43には、吸風ガイド43bが設けられている。
吸風ガイド43bは、ユニットカバー兼化粧カバー43の上面外側および両側面外側を流れてきた空気をコンデンサ44の吸込口44aに緩やかに導くものであり、車両4の後方斜め下方に向かって傾斜している。また、ユニットカバー兼化粧カバー43の内側には、密閉空間S(図2参照)が形成されるようになっている。
本実施形態による車両用空気調和装置40によれば、コンデンサユニット41が車両4の屋根Rの上面に対して垂直となるように、すなわち、コンデンサ44の吸込口44aの形成する面およびコンデンサ44の吹出口44bの形成する面が、車両4の屋根Rの上面に対して垂直となるように設置されているので、車両4の屋根Rの上面においてコンデンサユニット41が占める割合を低減させることができ、コンデンサユニット41が設置されたスペース以外のスペースを増加させることができるとともに、コンデンサユニット41が設置されたスペース以外のスペースにより多くの機器(例えば、車両4が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18(図2参照)等、車両4が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両4が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)を屋根Rの上に搭載することができるようになる。
また、グリル43aおよびコンデンサユニット41を通過した空気が、車両4が走行することによって車両4の後方に発生する(図6に二点鎖線で示した)負圧によりユニットカバー兼化粧カバー43の後面に形成されたグリル43aから引きずり出されることとなるので、コンデンサ44の吸い込み風量を増加させることができ、コンデンサ44の効率を向上させることができるとともに、車両用空気調和装置40全体の効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態による車両用空気調和装置40を搭載した車両4によれば、ユニットカバー兼化粧カバー43により走行抵抗が低減されることとなるので、車両4の燃費を向上させることができる。
さらにまた、ユニットカバー兼化粧カバー43によりコンデンサユニット41および機器(例えば、車両4が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18(図2参照)等、車両4が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両4が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)が外から見えないようになっているので、車両4の外観を向上させる(見栄えを良くする)ことができる。
本発明に係る車両用空気調和装置の第実施形態を、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態における車両用空気調和装置50を搭載した車両(例えば、路線バス)4の要部断面図である。
本実施形態における車両用空気調和装置50は、コンデンサユニット41の代わりにコンデンサユニット51が設けられているという点で前述した第実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付している。
コンデンサユニット51は、コンデンサ(室外熱交換器)54と、コンデンサファン55とを備えている。
コンデンサ54は、コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気(外気)に放熱する機能を備えた平箱状(直方体状)の構造物であり、その一面(正面)には、室外の空気を取り入れるための吸込口54aが形成されているとともに、その他面(背面)には、コンデンサ54との熱交換を終えた空気を排出するための吹出口54bが形成されている。
コンデンサファン55は、コンデンサ54の吸い込み風量を増加させるためのものであり、コンデンサ54の下流側(後方側)近傍に配置されており、コンデンサファン55の作動により、コンデンサ54内におけるガス冷媒の液化がより促進されることとなる。
図7に示すように、コンデンサユニット51は、車両5の後部(より詳しくは後端部)に位置する屋根Rの上に、コンデンサ54の吸込口54aが上方(鉛直上方)を向くように(すなわち、吹出口54bが下方(鉛直下方)を向くように)設置されている。一方、コンデンサファン55は、前述した第実施形態と同様、ファンの回転軸線が車両5の長手方向に沿う中心軸線と平行になるように配置されている。
また、コンデンサユニット51の周囲には、その上面、両側面(左側面および右側面)、および後面にグリル(空気取入口)53aを備えるとともに、コンデンサユニット51の上方、両側方、および後方を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバー53が設置されている。
さらに、コンデンサユニット51の前方に位置するユニットカバー兼化粧カバー53には、吸風ガイド53bが設けられている。
吸風ガイド53bは、ユニットカバー兼化粧カバー53の上面外側および両側面外側を流れてきた空気をコンデンサファン55の吸込側に緩やかに導くものであり、車両5の後方斜め下方に向かって傾斜している。また、ユニットカバー兼化粧カバー53の内側には、密閉空間S(図2参照)が形成されるようになっている。
なお、本実施形態におけるユニットカバー兼化粧カバー53と、第実施形態のところで説明したユニットカバー兼化粧カバー43とは、基本的に同じ構成を有している。
本実施形態による車両用空気調和装置50によれば、グリル53aおよびコンデンサユニット51を通過した空気が、車両5が走行することによって車両5の後方に発生する(図6に二点鎖線で示した)負圧によりユニットカバー兼化粧カバー53の後面に形成されたグリル53aから引きずり出されることとなるので、コンデンサ54の吸い込み風量を増加させることができ、コンデンサ54の効率を向上させることができるとともに、車両用空気調和装置50全体の効率を向上させることができる。
また、本実施形態による車両用空気調和装置50を搭載した車両5によれば、ユニットカバー兼化粧カバー53により走行抵抗が低減されることとなるので、車両5の燃費を向上させることができる。
さらに、ユニットカバー兼化粧カバー53によりコンデンサユニット51および機器(例えば、車両5が圧縮天然ガス自動車である場合には圧縮天然ガスタンク18(図2参照)等、車両5が電気自動車である場合にはバッテリー等、車両5が燃料電池自動車である場合には燃料電池等)が外から見えないようになっているので、車両5の外観を向上させる(見栄えを良くする)ことができる。
本発明の第1参考実施形態に係る車両用空気調和装置を搭載した車両の要部斜視図である。 図1のA−A矢視断面図である。 本発明の第2参考実施形態に係る車両用空気調和装置を搭載した車両の要部斜視図である。 本発明の第3参考実施形態に係る車両用空気調和装置を搭載した車両の要部斜視図である。 本発明の第実施形態に係る車両用空気調和装置を搭載した車両の要部斜視図である。 図5のB−B矢視断面図である。 本発明の第実施形態に係る車両用空気調和装置を搭載した車両の要部断面図である。
1 車両
2 車両
3 車両
4 車両
5 車両
10 車両用空気調和装置
11 コンデンサユニット
14 コンデンサ
14a 吸込口
16 ユニットカバー
16a グリル
20 車両用空気調和装置
21 コンデンサユニット
30 車両用空気調和装置
31 コンデンサユニット
40 車両用空気調和装置
41 コンデンサユニット
43 ユニットカバー兼化粧カバー
43a グリル
44 コンデンサ
44b 吹出口
50 車両用空気調和装置
51 コンデンサユニット
R 屋根

Claims (2)

  1. 冷媒を圧縮するコンプレッサと、
    前記コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気に放熱する機能を備えたコンデンサユニットと、
    内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
    前記膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気から熱を奪う機能を備えたエバポレータユニットと、を備え、
    前記コンデンサユニットが、車両の後部において、車両の屋根の上面に対して垂直となり、かつ、前記コンデンサユニットを構成するコンデンサの吹出口が後方を向くように設置されている車両用空気調和装置と、
    上面、両側面、および後面にグリルを備えるとともに、前記コンデンサユニットの上方、両側方、および後方を覆うとともに、前記コンデンサユニットよりも前方に位置する前記車両の屋根の上面を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバーと、を備えており、
    かつ、前記コンデンサユニットよりも前方に位置する前記車両の屋根の上面を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバーの内側に、前記コンプレッサおよび前記エバポレータユニット以外の機器を収容する密閉空間が形成され、
    前記ユニットカバー兼化粧カバーは、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面外側および両側面外側を流れ、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面および両側面に設けられた前記グリルを介して、当該ユニットカバー兼化粧カバー内に流入した空気を前記コンデンサの吸入口に緩やかに導く吸風ガイドを備えていることを特徴とする車両。
  2. 冷媒を圧縮するコンプレッサと、
    前記コンプレッサから吐出された高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて車外の空気に放熱する機能を備えたコンデンサユニットと、
    内部を通過する冷媒を減圧・膨張させて低温・低圧の冷媒にする膨張弁と、
    前記膨張弁を通過した低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて、車内の空気から熱を奪う機能を備えたエバポレータユニットと、を備え、
    前記コンデンサユニットが、車両の後部において、車両の屋根の上面に対して水平となり、かつ、前記コンデンサユニットを構成するコンデンサの吸込口が上方を向くように設置されている車両用空気調和装置と、
    上面、両側面、および後面にグリルを備えるとともに、前記コンデンサユニットの上方、両側方、および後方を覆うとともに、前記コンデンサユニットよりも前方に位置する前記車両の屋根の上面を覆うように構成されたユニットカバー兼化粧カバーと、を備えており、
    かつ、前記ユニットカバー兼化粧カバーの内側に、前記コンプレッサおよび前記エバポレータユニット以外の機器を収容する密閉空間が形成され、
    前記ユニットカバー兼化粧カバーは、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面外側および両側面外側を流れ、当該ユニットカバー兼化粧カバーの上面および両側面に設けられた前記グリルを介して、当該ユニットカバー兼化粧カバー内に流入した空気をコンデンサファンの吸入側に緩やかに導く吸風ガイドを備えていることを特徴とする車両。
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