JP4786012B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機で代表される弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出に基づいて遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発生した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御することが可能な弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知られているものに、たとえば、「二種」と呼ばれるヒコーキタイプのパチンコ遊技機等がある。このような弾球遊技機には、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置が設けられている。そして、この弾球遊技機においては、可変入賞球装置内に設けられた特定入賞領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出により前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御する特定遊技状態を発生することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような二種の弾球遊技機では、表示状態が変化可能な可変表示装置を設けて視覚的な面で遊技状態を盛り上げることが考えられる。また、この種の従来の弾球遊技機では、視覚的な面で遊技状態を盛り上げるためにランプおよびLED等の発光装置が設けられているが、これらは、遊技状態に応じて制御される関係上、遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュータから直接的に信号が与えられて駆動制御されていた。このため、前述したような可変表示装置を設ける場合、一般的には、ランプ等の場合と同様に遊技制御用マイクロコンピュータから可変表示装置へ直接的に制御信号を与えて可変表示装置を制御することが考えられる。
【0004】
しかし、そのように、ただ単に従来の制御構成に合わせて遊技制御用マイクロコンピュータが可変表示装置を直接的に制御するのでは、遊技制御用マイクロコンピュータの制御負担が過大であるという問題があった。
【0005】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技制御用マイクロコンピュータの制御負担を軽減することが可能な弾球遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出に基づいて遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置を有し、前記可変入賞球装置内に設けられた特定領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出に基づいて予め定められた特定遊技状態が発生した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御することが可能な弾球遊技機において、
所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュータが設けられた遊技制御基板と、
複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置と、
前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記変動表示装置の変動表示を制御する表示制御用マイクロコンピュータが設けられた表示制御基板とを含み、
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記特定遊技状態において、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で、前記可変入賞球装置を第1の状態にした後、遊技者にとって不利な第2の状態にし、予め定められた継続条件の成立に基づいて、再度、第1の状態に繰返し継続制御する繰返し継続制御手段と、
前記特定玉検出手段で玉検出がされたことに基づいて、前記特定遊技状態が発生した場合に実行される前記繰返し継続制御の継続条件の成立が制限されることとなる繰返し継続制限回数を抽選により決定する抽選手段と、
前記繰返し継続制御の繰返し継続回数が前記抽選手段により決定された繰返し継続制限回数となった場合に、前記継続条件の成立を制限する継続条件制限手段と、
前記表示制御用マイクロコンピュータに指令信号であるコマンドを送信するコマンド送信手段とを含み、
前記表示制御用マイクロコンピュータは、前記抽選手段により決定された前記繰返し継続制限回数を前記変動表示装置における前記識別情報の変動表示の表示結果により報知する制御を行ない、
該コマンド送信手段は、
1回の前記識別情報の変動表示において開始時にのみ1回、当該識別情報の変動表示を開始させてから該識別情報を確定表示させるまでの変動時間を特定する変動時間コマンドを送信し、
該変動時間コマンドの送信後、前記抽選手段によって決定された前記繰返し継続制限回数を示す前記識別情報の表示結果を特定可能な表示結果コマンドを送信し、
前記変動時間コマンドによって特定された前記変動時間が経過したときに、変動中の前記識別情報を確定表示させる確定表示コマンドを送信し、
前記表示制御用マイクロコンピュータは、
前記変動表示装置において、前記変動時間コマンドが送信されたら、該変動時間コマンドで特定される変動時間に従って前記識別情報の変動表示を実行して、前記表示結果コマンドに基づいた前記識別情報の表示結果を停止表示させ、
前記確定表示コマンドが送信されたときに、前記表示結果コマンドに基づいて停止表示された前記識別情報の表示結果を確定表示させることを特徴とする。
【0018】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、次のように作用する。遊技制御基板に設けられた遊技制御用マイクロコンピュータの働きにより、所定の遊技制御が行なわれる。変動表示装置は、複数種類の識別情報を変動表示可能である。前記遊技制御基板とは別体で形成された表示制御基板に設けられた表示制御用マイクロコンピュータの働きにより、変動表示装置の変動表示が制御される。遊技制御用マイクロコンピュータに含まれる繰返し継続制御手段の働きにより、特定遊技状態において、始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で、可変入賞球装置が第1の状態にされた後、遊技者にとって不利な第2の状態にされ、予め定められた継続条件の成立に基づいて、再度、第1の状態に繰返し継続制御される。遊技制御用マイクロコンピュータに含まれる抽選手段の働きにより、前記特定玉検出手段で玉検出がされたことに基づいて、特定遊技状態が発生した場合に実行される繰返し継続制御の継続条件の成立が制限されることとなる繰返し継続制限回数が抽選により決定される。遊技制御用マイクロコンピュータに含まれる継続条件制限手段の働きにより、繰返し継続制御の繰返し継続回数が抽選手段により決定された繰返し継続制限回数となった場合に、継続条件の成立が制限される。遊技制御用マイクロコンピュータに含まれるコマンド送信手段の働きにより、表示制御用マイクロコンピュータに指令信号であるコマンドが送信される。表示制御用マイクロコンピュータのさらなる働きにより、抽選手段により決定された繰返し継続制限回数を変動表示装置における識別情報の変動表示の表示結果により報知する制御が行なわれる。コマンド送信手段のさらなる働きにより、1回の識別情報の変動表示において開始時にのみ1回、当該識別情報の変動表示を開始させてから該識別情報を確定表示させるまでの変動時間を特定する変動時間コマンドが送信され、該変動時間コマンドの送信後、抽選手段によって決定された繰返し継続制限回数を示す識別情報の表示結果を特定可能な表示結果コマンドが送信され、変動時間コマンドによって特定された変動時間が経過したときに、変動中の識別情報を確定表示させる確定表示コマンドが送信される。表示制御用マイクロコンピュータのさらなる働きにより、変動表示装置において、変動時間コマンドが送信されたら、該変動時間コマンドで特定される変動時簡に従って識別情報の変動表示が実行され、表示結果コマンドに基づいた識別情報の表示結果が停止表示され、確定表示コマンドが送信されたときに、表示結果コマンドに基づいて停止表示された識別情報の表示結果が確定表示される。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機をとり上げて説明するが、本発明はこれに限らず、たとえば、コイン遊技機等であってもよく、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発生した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御することが可能な弾球遊技機であればすべて対象となる。
【0030】
第1実施形態
図1は、本発明の実施の形態によるパチンコ遊技機の遊技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立されている。この誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を形成している。
【0031】
遊技領域3のはぼ中央には、本実施の形態の要部をなす可変入賞球装置20が配置されている。可変入賞球装置20の下方には、それぞれ始動玉検出器5a〜5cを内蔵した左,中,右の始動入賞口4a〜4cが配置されている。始動入賞口4a〜4cに打玉が入賞(始動入賞と呼ばれる)すると、打玉が始動玉検出器5a〜5cにより検出される。そのような始動入賞が検出されると、それに応じて、可変入賞球装置20を次のように閉鎖状態(打玉が入賞不可能な状態)から所定期間開放状態(打玉が入賞可能な状態)にする制御が行なわれる。つまり、始動入賞口4a〜4cのうち左右の始動入賞口4a,4cに入賞した場合は、可変入賞球装置20を1回開放する制御が行なわれる。さらに、始動入賞口4a〜4cのうち中央の姑動入賞口4bに入賞した場合は、可変入賞球装置20を2回開放する制御が行なわれる。このように始動玉検出器5a〜5cの入賞検出に伴って可変入賞球装置20が開放動作される状態を始動遊技状態と呼び、この時に行われる可変入賞球装置20の動作を始動入賞時動作と呼ぶ。また、始動入賞時動作は、次のように言い換えることができる。すなわち、始動入賞時動作は、始動玉検出器5a〜5cの玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態(閉鎖状態)から遊技者にとって有利な第1の状態(開放状態)となる動作である。
【0032】
なお、この例では、遊技者にとって不利な第2の状態が入賞不可能な状態であり、遊技者にとって有利な第1の状態が入賞可能な状態である可変入賞球装置を示したが、これに限らず、第2の状態が入賞可能であるが入賞しにくい状態であり、第1の状態が第2の状態よりも入賞しやすい状態である可変入賞球装置を用いてもよい。
【0033】
可変入賞球装置20においては、飛行機の形状を模した可動部材である振分け部材26を含む内部構造物が設けられている。この振分け部材26は、パチンコ遊技機の動作中において、常に、周期的に揺動される(所定角度で左右に振り子運動する)。そして、可変入賞球装置20においては、表示状態が変化可能な可変表示装置40が可変入賞球装置20と一体的に設けられている。この可変表示装置40は、液晶表示器よりなり、その表示画面部が可変入賞球装置20の内部(内部の入賞空間)に臨んで配置され、可変入賞球装置20の内部構造物、特には振分け部材26と関連性がある画像表示をする。
【0034】
また、遊技領域3には、上記した構成以外にも、風車ランプ7a,7bを内蔵した風車6a,6b、風車8a,8b、サイドランプ10a,10bを内蔵したサイドランプ飾り9a,9b、および、アウトロ11等が設けられている。
【0035】
次に、可変入賞球装置20は、可変入賞球装置20を遊技盤1の表面に取り付けるための取付基板27を有する。取付基板27には、透明の合成樹脂製の転動板24により上下に仕切られた可変入賞球装置内部の入賞空間である上部入賞空間22と下部入賞空間30とが形成されている。上部入賞空間22には、左右一対の開閉片23a,23bが回動可能に設けられている。開閉片23a,23bには、それぞれ周知のリンク機構を介してソレノイド24a,24bが連結されている。開閉片23a,23bは、ソレノイド24a,24bがONしたときに、上部入賞空間22を開放する方向に回動する一方、ソレノイド24a,24bがOFFしたときに、上部入賞空間22を閉鎖する方向に回動するようになっている。このように、開閉片23a,23bが上部入賞空間22を開放した場合が前述した可変入賞球装置20の開放状態であり、開閉片23a,23bが上部入賞空間22を閉鎖した場合が前述した可変入賞球装置20の閉鎖状態である。
【0036】
可変入賞球装置20が開放された状態となって玉が入賞すると、その玉は、前述した転動板24上に送られて転動する。転動板24においては、パチンコ遊技機の正面から向かって左右に所定距離だけ離れた位置に、打玉を下部入賞空間30へ落下させることが可能(打玉が通過可能)に構成された開口部が2箇所設けられている。この2箇所の開口部には、それぞれ上部入賞空間22に入賞した打玉(具体的には上部入賞空間22から下部入賞空間30へ落下した打玉)を検出する左右一対の入賞玉検出器25a,25bが設けられている。転動板24は、2箇所の開口部に向かって傾斜した形状を有している。その傾斜があるために、転動板24上を転動する玉は、転動板24に設けられた開口に向かって誘導され、どちらか一方の開口から下部入賞空間30に落下する。入賞玉検出器25a,25bは、通過検出型の検出スイッチであり、打玉の通過を検出する。
【0037】
可変入賞球装置20の内部においては、入賞玉検出器25a,25bで検出された入賞玉が、入賞玉検出器25a,25bを通過した後、下部入賞空間30へ落下する。前述した振分け部材26は、飛行機の形状をした飛行機部26aと、該飛行機部26aの尾翼に該当する部分に取付けられた細い棒形状の回動腕部(スイングアーム部)26bと、この回動腕部26bの末端に設けられた支軸26cとを含んで構成される。振分け部材26の支軸26cは、モータ35により回転駆動される。
【0038】
振分け部材26において、支軸26cは、可変入賞球装置20における上部入賞空間22の上側を被覆する上部カバー部材21の内部に設けられている。振分け部材26の回動腕部26bは、支軸26cの下方において上部入賞空間22を通って下部入賞空間30の中心部まで延在されている。そして、飛行機部26aは、回動腕部26bの下端部により吊り下げられているような態様であり、回動腕部26bが真下を向いた場合に、飛行機の左右の主翼に該当する部分が入賞玉検出器25a,25bの直下に位置する配置関係を有して下部入賞空間30内に配置される。下部入賞空間30に落下した玉は、多くの場合、飛行機部26aに衝突する。
【0039】
可変表示装置40は、上部入賞空間22および下部入賞空間30を合わせた領域の奥の側において、これらの入賞空間全体に表示画面領域が拡がった態様で設けられている。したがって、可変表示装置40は、上部入賞空間22および下部入賞空間30の奥で前方に向かって画像を表示し、振分け部材26が揺動している場合であっても振分け部材26と接触しない態様で配置されている。
【0040】
モータ35が正転した場合、支軸26cが時計回り(パチンコ遊技機の正面から見た場合の時計回り)に回動し、それにしたがって回動腕部26bが回動し、飛行機部26aが支軸26cを回動中心として時計回りに回動する。逆に、モータ35が逆転した場合、支軸26cが反時計回り(パチンコ遊技機の正面から見た場合の反時計回り)に回動することにより、回動腕部26bが連動し、飛行機部26aが支軸26cを回動中心として時計回りに回動する。モータ35は、周期的に正転および逆転を繰返すように制御される。これにより、振分け部材26は、図1および図6〜図8に矢印で示されるように、飛行機部26aが下部入賞空間30内で周期的に揺動される。
【0041】
飛行機部26aの主翼に該当する部分は、パチンコ遊技機の前方に向かって傾斜している。このため、下部入賞空間30に落下して飛行機部26aに衝突した玉は、多くの場合、主翼該当部の傾斜に起因して下前方へ転動する。さらに、飛行機部26aが周期的に揺動していることにより、下部入賞空間30に落下した玉は、玉が飛行機部26aに衝突した時の飛行機部26aの動作位置等に応じて、下前方またはその周辺の左右方向へランダムに振分けられる。
【0042】
下部入賞空間30には、振分け部材26の他に、特定入賞領域としての特定受入口42と、特定受入口42に入った玉以外の玉を受入れる通常受入口43とが設けられている。特定受入口42は、下部入賞空間30の下部中央に設けられ、通常受入口43は特定受入口42の左右両側に設けられている。特定受入口42の内部には、特定受入口42に入った玉を検出する通過検出型の検出スイッチである特定玉検出器48が設けられている。このため、下部入賞空間30に落下した玉は、特定受入口42または通常受入口43のうちのいずれかに入る。特定受入口42に入った玉は、V入賞を発生させる玉として検出される。このような特定受入口42への玉の入賞は、V入賞と呼ばれる。また、特定受入口42および通常受入口43のそれぞれに入った玉は、図示しない玉通路を通って遊技盤1の裏面側に設けられた入賞玉集合カバー体(図示しない)に集められる。また、このような特定受入口42および通常受入口43が設けられている部分は、飾り部材28により被覆されている。その飾り部材28の両端部には、可変入賞球装置20の装飾用のLED表示器47が複数設けられている。
【0043】
受入口42に入った玉が特定玉検出器48により検出されてV入賞が発生した場合には、その検出に応じて、遊技制御用マイクロコンピュータ51により、特定遊技状態(大当り状態、当り状態ともいう)を発生させる制御が行なわれる。
【0044】
次に、可変入賞球装置20と可変表示装置40との配置関係を説明する。図2は、可変入賞球装置20と可変表示装置40との配置関係を示すパチンコ遊技機の部分的拡大側面図である。
【0045】
可変入賞球装置20は、遊技盤1の裏面側において、一部が突出しており、ビス91を複数用いて遊技盤1にビス止めされることにより、遊技盤1の裏面側に取付けられる。また、可変表示装置40は、表示制御用の表示制御回路基板300を内蔵した態様で、可変入賞球装置20の後方部分に取り付けられている。これにより、可変入賞球装置20と、可変表示装置40とが一体化されている。
【0046】
可変入賞球装置20の取付けは、可変入賞球装置20の後端部に設けられた係止爪210(内側に爪が形成されているもの)可変入賞球装置20のカバー部材の左右両側面に設けられた左右一対の溝部411に形成されている爪受け部412を内側から係合することにより行なわれる。このような構成により、可変表示装置40は、可変入賞球装置20に対して容易に着脱自在(着脱可能)となっている。
【0047】
なお、ここでは、表示制御回路基板30が可変表示装置40に内蔵されている例を示したが、これに限らず、表示制御回路基板30は、所定の基板収容体に収容された態様で、可変表示装置40の外側に取付けられていてもよい。
【0048】
図3は、前述したパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。可変入賞球装置20等を構成する各種作動部材は、図3に示すように、遊技制御用マイクロコンピュータ51が設けられた遊技制御回路基板50、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61が設けられた役物制御回路基板60、および、電飾制御用マイクロコンピュータ71が設けられた電飾制御回路基板70によってその作動が制御される。また、可変表示装置40は、表示制御用マイクロコンピュータ301が設けられた表示制御回路基板300によってその作動が制御される。また、遊技中には、音制御用マイクロコンピュータ201が設けられた音制御回路基板200によって、可変入賞球装置20および可変表示装置40の動作に合わせて音を発生させる制御が行なわれる。
【0049】
遊技制御回路基板50、役物制御回路基板60、電飾制御回路基板70、音制御回路基板200、および、表示制御回路基板300は、互いに別体形成された基板により構成されている。
【0050】
遊技制御用マイクロコンピュータ51は、前述したようなパチンコ遊技機の各種遊技制御をするためのマイクロコンピュータである。遊技制御用マイクロコンピュータ51には、遊技制御を実行するCPU52、CPU52により実行される遊技制御用プログラムおよび制御用データが格納されたROM53、および、CPU52が遊技制御を実行する場合に作業領域として用いられるRAM54が含まれている。
【0051】
また、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令に応じてモータ35の駆動制御(役物駆動制御)をするためのマイクロコンピュータである。役物駆動制御用マイクロコンピュータ61は、役物駆動制御を実行するCPU62、CPU62により実行される役物駆動制御用プログラムおよび制御用データが格納されたROM63、および、CPU62が役物駆動制御を実行する場合に作業領域として用いられるRAM64を含む。
【0052】
また、電飾制御用マイクロコンピュータ71は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令に応じて、LED表示器47、サイドランプ10a,10b、風車ランプ7a,7b等の電飾の動作制御(電飾制御)をするためのマイクロコンピュータである。電飾制御用マイクロコンピュータ71は、動作制御を実行するCPU、このCPUにより実行される電飾制御用プログラムおよび制御用データが格納されたROM、および、CPUが電飾制御を実行する場合に作業領域として用いられるRAMを含む。
【0053】
また、音声制御用マイクロコンピュータ201は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令に応じて、スピーカ203から効果音等の音声を発生させる動作制御(音声制御)をするためのマイクロコンピュータである。音声制御用マイクロコンピュータ201は、動作制御を実行するCPU、このCPUにより実行される音声制御用プログラムおよび制御用データが格納されたROM、および、CPUが音声制御を実行する場合に作業領域として用いられるRAMを含む。
【0054】
また、表示制御用マイクロコンピュータ301は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令に応じて可変表示装置40を制御するためのマイクロコンピュータである。表示制御用マイクロコンピュータ301は、可変表示装置40における表示状態の制御を実行するCPU302、CPU302により実行される表示制御用プログラムおよび制御用データが格納されたROM303、および、CPU302が表示制御を実行する場合に作業領域として用いられるRAM304を含む。
【0055】
具体的に、遊技制御回路基板50の遊技制御用マイクロコンピュータ51には、特定玉検出器48、始動玉検出器5a〜5c、および、入賞玉検出器25a,25bから個々の検出信号が入力される。そして、これら検出信号の入力に基づいて、遊技制御用マイクロコンピュータ51は、ソレノイド24a,24bに直接的に制御信号を与えて直接的に駆動制御するとともに、役物制御回路基板60の役物駆動制御用マイクロコンピュータ61、電飾制御回路基板70の電飾制御用マイクロコンピュータ71、音制御回路基板200の音制御用マイクロコンピュータ201、および、表示制御回路基板300の表示制御用マイクロコンピュータ301のそれぞれに対し、個々に制御指令用のコマンドを含む制御指令信号を送信する。ここで、各制御指令信号は、後述するように、指令内容を示すコマンドCD0〜CD7と、コマンドの取込みタイミングを示す割込み信号(INT信号)とを含む。なお、この割込み信号としては、ストローブ信号も含むものである。
【0056】
可変入賞球装置20に設けられた可動部材のうち、開閉片23a,23bのように可変入賞球装置20の外部において動作可能に設けられた外部可動部材は、遊技制御用マイクロコンピュータ51によって直接的に制御される。一方、可変入賞球装置20に設けられた可動部材のうち、振分け部材26のように可変入賞球装置20の内部において動作可能に設けられた内部可動部材は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令に応じた制御を行なう役物駆動制御用マイクロコンピュータ61により制御される。
【0057】
遊技制御用マイクロコンピュータ51は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ55を介して役物制御回路基板60に役物制御用の制御指令信号を出力する。そして、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61は、役物制御回路基板60に設けられた入力バッファ65を介して遊技制御用マイクロコンピュータ51から役物制御用の制御指令信号の入力を受ける。
【0058】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ51は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ58を介して表示制御回路基板300に表示制御用の制御指令信号を出力する。そして、表示制御用マイクロコンピュータ301は、表示制御回路基板300に設けられた入力バッファ305を介して遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用の制御指令信号の入力を受ける。
【0059】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ51は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ56を介して電飾制御回路基板70に電飾制御用の制御指令信号を出力する。そして、電飾制御用マイクロコンピュータ71は、電飾制御回路基板70に設けられた入力バッファ72を介して遊技制御用マイクロコンピュータ51から電飾制御用の制御指令信号の入力を受ける。
【0060】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ51は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ57を介して音制御回路基板200に音制御用の制御指令信号を出力する。そして、音制御用マイクロコンピュータ201は、音制御回路基板200に設けられた入力バッファ202を介して遊技制御用マイクロコンピュータ51から音制御用の制御指令信号の入力を受ける。
【0061】
役物駆動制御用マイクロコンピュータ61は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの制御指令信号の入力を受けると、モータ35に制御信号を出力し、振分け部材26を所定態様で制御する。また、表示制御用マイクロコンピュータ301は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの制御指令信号の入力を受けると、可変表示装置40に制御信号を出力し、可変表示装置40を所定態様で表示制御する。また、電飾制御用マイクロコンピュータ71は、遊技制御用マイクロコンピュータ51から制御指令信号の入力を受けると、制御の内容に応じてサイドランプ10a,10b、風車ランプ7a,7b、および、LED表示器47の各種作動部材に制御信号を出力し、各種作動部材の作動を所定態様で制御する。
【0062】
電飾制御用マイクロコンピュータ71からサイドランプ10a,10bおよび風車ランプ7a,7bへの制御信号は、中継基板80を介して与えられる。また、電飾制御用マイクロコンピュータ71からLED表示器47への制御信号は、中継基板90を介して与えられる。
【0063】
また、可変入賞球装置20に設けられるLED表示器47に対応して設けられた中継基板90は、可変入賞球装置20の後方(パチンコ遊技機の正面から見て後方)部分(上部)にビス止めして取り付けられている。さらに、その中継基板90とは別体で形成されており、可変入賞球装置20に設けられる駆動装置(モータ35)を駆動制御する役物制御回路基板60は、基板ボックス(図示省略)内に収容された状態で可変入賞球装置20の後方部分に取り付けられている。この基板ボックスの取り付けは、可変入賞球装置20の後端部に設けられた係止爪との係合によって着脱自在(着脱可能)になっている。なお、この基板ボックスは、透明合成樹脂で成形されている(透明合成樹脂製の被覆体である)ので、役物制御回路基板60を外部から視認できる。さらに、この基板ボックス内においては、役物制御回路基板60が、実装面が外部後方から視認できる方向に向いた態様で収容(取付け)されている。
【0064】
また、音声制御用マイクロコンピュータ201は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの制御指令信号の入力を受けると、指令に応じて複数種類の音声の中から音声を選択し、その音声を発生させるために、スピーカ203に音声信号を出力し、スピーカ203から音声を発生させる制御をする。これにより、可変入賞球装置20に動作時においては、その動作に対応する音声が発生させられる。
【0065】
本実施の形態の場合、遊技制御用マイクロコンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュータ61との間の通信は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ55、および、役物制御回路基板60に設けられた入力バッファ65を介して行なわれる。遊技制御用マイクロコンピュータ51と表示制御用マイクロコンピュータ301との間の通信は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ55、および、表示制御回路基板300に設けられた入力バッファ305を介して行なわれる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ51と電飾制御用マイクロコンピュータ71との間の通信は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ56、および、電飾制御回路基板70に設けられた入力バッファ72を介して行なわれる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ51と音制御用マイクロコンピュータ201との間の通信は、遊技制御回路基板50に設けられた出力バッファ57、および、音制御回路基板200に設けられた入力バッファ202を介して行なわれる。
【0066】
遊技制御回路基板50の出力バッファ55,56,57,58は、遊技制御回路基板50から出力対象となる基板への一方向にのみ情報(信号)を伝送する機能を有する。すなわち、出力バッファ55,56,57,58は、遊技制御回路基板50の内部から外部への情報(信号)の出力を許容するが遊技制御回路基板50の外部から内部への情報(信号)の入力を許容しない不可逆性を有する出力インタフェースである。したがって、出力バッッファ55,56,57,58が設けられていることにより、遊技制御回路基板50と、前述した各基板との通信部分を利用し、遊技制御回路基板50に対して不正な信号が入力されて不正な制御動作が行なわれることを遊技制御回路基板50側自体で防ぐことができる。
【0067】
また、役物制御回路基板60の入力バッファ65、表示制御回路基板300の入力バッファ305、電飾制御回路基板70の入力バッファ72、および、音制御回路基板200の入力バッファ202の各々は、遊技制御回路基板50から各基板の内部への一方向にのみ情報を伝送する機能を有する。すなわち、入力バッファ65,305,72,202は、各基板の外部から内部への情報の入力を許容するが各基板の内部から外部への情報の出力を許容しない不可逆性を有する入力インタフェースである。したがって、入力バッファ65,305,72,202が設けられていることにより、遊技制御回路基板50と各基板との通信部分を利用し、遊技制御回路基板50に対して不正な信号を入力させ、不正な制御動作が行なわれることを防ぐことができる。
【0068】
このような構成により、遊技制御用マイクロコンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュータ61との間、遊技制御用マイクロコンピュータ51と表示制御用マイクロコンピュータ301との間、遊技制御用マイクロコンピュータ51と電飾制御用マイクロコンピュータ71との間、および、遊技制御用マイクロコンピュータ51と音制御用マイクロコンピュータ201との間の通信は、遊技制御用マイクロコンピュータ51から各基板への一方向通信のみとされている。
【0069】
また、前述した遊技制御用マイクロコンピュータ51、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61、および表示制御用マイクロコンピュータ301は、CPU、ROM、およびRAMを各基板50,60,300上で一体的に設けた1チップ形式のマイクロコンピュータにより構成されている。しかし、これに限らず、遊技制御用マイクロコンピュータ51、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61、および、表示制御用マイクロコンピュータ301の各々は、CPU、ROM、およびRAMを基板50,60,300上で別体に取り付けたものであってもよい。また、ROMは、ソケット式の取り付け構造で基板上に設ける方が着脱が容易になるため望ましい。このようにすれば、リサイクル時において、制御内容が異なるROMを交換することで、容易にリサイクル作業が行える。また、遊技制御用マイクロコンピュータ51(遊技制御回路基板50)と各玉検出器48,5a〜5c,25a,25bとの問には、中継基板を設けてもよい。
【0070】
次に、前述した遊技制御回路基板50における遊技制御用マイクロコンピュータ51を中心として行なわれる可変入賞球装置20の動作制御について説明する。まず、前述した始動遊技状態が発生すると、遊技制御用マイクロコンピュータ51による直接的な制御により、ソレノイド24a,24bが所定時間ONされて開閉片23a,23bが開放される。その開放動作中に打玉が上部入賞空間22内に入賞すると、その入賞玉が入賞玉検出器25a,25bを通じて下部入賞空間30に落下する。
【0071】
また、振分け部材26は、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令信号を受けた役物駆動制御用マイクロコンピュータ61によるモータ35の正転,逆転を周期的に繰返す制御により、支軸26cを中心に揺動する。そして、下部入賞空間30玉が落下した場合、その玉は、振分け部材26により振分けられる。たとえば、前述した振分け部材26の飛行機部26aが所定角度傾いた状態で主翼該当部分に玉が衝突すると、その玉が特定受入口42へ落下しやすくなる。
【0072】
特定受入口42に送られた玉(入賞した玉)が特定玉検出器48により検出されれば、遊技制御用マイクロコンピュータ51により、前述した特定遊技状態を発生させる制御が行なわれる。
【0073】
特定遊技状態においては、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令信号を受けた役物駆動制御用マイクロコンピュータ61によりソレノイド24a,24bがON/OFF制御されることで、開閉片23a,23bが所定時間の開閉動作を18回を上限として繰返す制御が行なわれる。このような開放動作の繰返しは、開閉サイクルと呼ばれる。開閉サイクルの開閉動作が18回終了する以前に、10個の入賞玉が検出された場合には、その時点で開閉片23a,23bの開閉動作が終了される。また、このような開閉サイクルは、後述する継続権の成立を条件として、最高16回までの継続が許容される。このように18回を上限とした開閉サイクルが行なわれる期間がラウンドと呼ばれる。開閉サイクルは、前述したように最高16回まで継続可能であるため、特定遊技状態におけるラウンドは、第1ラウンド〜第16ラウンドの計16ラウンドを上限として継続可能である。
【0074】
各ラウンドにおいては、各ラウンドの開始後、18回の開閉動作または10個の入賞玉の検出が行なわれた時点(ラウンドの終了条件が成立した時点)から2秒を経過するまでに、特定受入口42に入った玉(入賞玉)が特定玉検出器48を通過することに応じて、遊技制御用マイクロコンピュータ51が前述したような18回の開閉サイクルの継続権を成立させる制御が行なわれる。そして、このような継続権が成立した場合、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令信号を受けた役物駆動制御用マイクロコンピュータ61により、所定のインターバル時間の経過後に再度開閉片23a,23bを開放する制御が行なわれる。このような開閉サイクルの継続回数は、前述したように、最高16回(16ラウンド)まで許容されるようになっている。このようにラウンドを継続させる制御は、繰返し継続制御と呼ばれる。ここで、繰返し継続制御は、纏めると、次のような制御であると言える。特定遊技状態において、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様(開閉片23a,23bの開閉サイクルを含む動作態様)で可変入賞球装置を第1の状態にした後遊技者にとって不利な第2の状態(開閉片23a,23bを閉鎖状態)にし、予め定められた継続条件の成立に基づいて再度第1の状態に繰返し継続制御する制御である。
【0075】
また、可変表示装置40においては、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの制御指令信号を受けた表示制御用マイクロコンピュータ301の制御により、可変入賞球装置20の動作による遊技の進行に合わせて、後述するような入賞状態を演出する画像およびラウンド数を抽選する画像等の各種画像を表示する表示制御が行なわれる。そのように表示される画像は、可変入賞球装置20の内部構造物である飛行機型の振分け部材26と関連性がある表示内容とされる。その表示内容については、図6〜図8を用いて後述する。
【0076】
また、可変表示装置40では、特定遊技状態において、現在のラウンド数が表示されるとともに、各ラウンドにおける可変入賞球装置20への入賞個数(入賞玉検出器25a,25bにより検出された個数)が表示される。また、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令信号を受けた電飾制御用マイクロコンピュータ71の制御により、装飾用のLED表示器47が遊技の進行に合わせて動作される。また、このような特定遊技状態を含む遊技中においては、遊技制御用マイクロコンピュータ51からの指令信号を受けた音制御用マイクロコンピュータ201により、スピーカ203が動作され、効果音等の音声を発生させる制御が行なわれる。
【0077】
なお、特定遊技状態における開閉サイクルは、特に18回に限定せず、1回でも複数回でもよい。
【0078】
次に、遊技制御用マイクロコンピュータ51から役物駆動制御用マイクロコンピュータ61に送信される制御指令信号について説明する。
【0079】
図4は、遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に送信される表示制御用の制御指令信号の送受信形態を示すブロック図である。図4に示すように、この実施の形態の場合、表示制御用の制御指令信号のうち、コマンドCD0〜CD7が8本の信号線を介して遊技制御用マイクロコンピュータ51が設けられた遊技制御回路基板50から表示制御用マイクロコンピュータ301が設けられた表示制御回路基板300に送信される。また、割込み信号(INT信号)が1本の信号線を介して遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に送信される。
【0080】
図5は、遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に送信される表示制御用の制御指令信号の送受信タイミングの例を示すタイミングチャートである。この例では、コマンドCD0〜CD7のデータを構成する2バイト(CMD1,CMD2)の制御データが、図に示すように、遊技制御用マイクロコンピュータ51のタイマ割込み(図においてはタイマ割込みタイミングを規定する定期割込信号として示す)の発生間隔である2ms間に2バイト送出される。そして、コマンドの1バイト目のデータの出力に同期して割込み信号(INT信号)が出力される。表示制御用マイクロコンピュータ301では、割込み信号(INT信号)の受信により割込みがかかり、受信データとして、コマンドCD0〜CD7のデータCMD1,CMD2を取込むことができる。
【0081】
図4に示された送受信形態および図5に示された送受信タイミングは、表示制御用の制御指令信号に限らず、役物制御用の制御指令信号、電飾制御用の制御指令信号、および、音制御用の制御指令信号にも採用されている。このため、遊技制御用マイクロコンピュータ51と表示制御用マイクロコンピュータ301との間、遊技制御用マイクロコンピュータ51と役物駆動制御用マイクロコンピュータ61との間、表示制御用マイクロコンピュータ301との間、遊技制御用マイクロコンピュータ51と電飾制御用マイクロコンピュータ71との間、および、遊技制御用マイクロコンピュータ51と音制御用マイクロコンピュータ201との間においては、図4および図5に示された態様と同様の態様で、制御指令信号の送受信が行なわれる。
【0082】
次に、パチンコ遊技機において遊技が行なわれる場合に、可変表示装置40において表示される画像の表示内容(表示例)を説明する。図6〜図8は、可変表示装置40において表示される画像の表示内容(表示例)を示す図である。以下の図6〜図8に示される各状態では、飛行機部26aが所定周期で揺動を繰返している。
【0083】
図6の(a)を参照して、始動入賞等がなく遊技が進行していない状態である待機状態においては、飛行機部26aが飛行場の格納庫に格納されている状態を画像により示す待機画面Aが可変表示装置40において表示される。
【0084】
次に、図6の(b)を参照して、始動入賞が発生すると、それに応じて、飛行機部26aが飛行場を離陸して行く状態を画像により示す始動入賞時画面Bが可変表示装置40において表示される。この始動入賞時画面は、始動入賞口4a,4cへの入賞の検出により開閉片23a,23bが1回開く始動入賞(以下、1回開き始動入賞ともいう)と、始動入賞口4bへの入賞の検出により開閉片23a,23bが2回開く始動入賞(以下、2回開き始動入賞ともいう)とで、画像の表示内容が異なる(たとえば、色が異なる、飛行場の風景が異なる等)。
【0085】
次に、図6の(c)を参照して、始動入賞時の開閉片23a,23bの開放時に可変入賞球装置20内に入った玉が入賞玉検出器25a,25bにより検出されると、それに応じて、飛行機部26aが谷間を上昇して行く状態を画像により示す装置内入賞時画面Cが可変表示装置40において表示される。この装置内入賞時画面は、1回開き始動入賞と、2回開き始動入賞とで画像の表示内容が異なる(たとえば、色が異なる、谷間の風景が異なる等)。
【0086】
次に、図7の(a)を参照して、可変入賞球装置20内に入った玉が通常受入口43に入ったことにより、V入賞が生じなかった場合(以下、外れともいう)には、それに応じて、飛行機部26aが爆発(墜落)した状態を画像により示す外れ表示画面Jが可変表示装置40において表示される。
【0087】
次に、図7の(b)を参照して、可変入賞球装置20内に入った玉が特定受入口42に入ったことにより、V入賞が生じた場合(以下、当りともいう)には、それに応じて、飛行機部26aが離陸および上昇に成功し、雲411の上を飛行している状態を画像により示す当り表示画面Dが可変表示装置40において表示される。
【0088】
図7の(b)に示される当り表示画面においては、「V」という当り記号31が画面右上に表示されてV入賞が生じた旨が遊技者に報知されるとともに、画面内に設けられたラウンド抽選可変表示領域32において、複数種類の識別情報としての「1」〜「16」の数字の図柄が変動開始(可変表示開始)される。この変動表示は、図柄をスクロールにより更新表示する表示である。これらの「1」〜「16」の図柄の表示は、変動開始時から所定時間経過後に停止表示されることにより更新表示が停止され、その停止時の図柄が示す数値がこれから行われる特定遊技状態でのラウンド数の最高許容回数として決定される。つまり、ラウンド抽選可変表示領域32での変動表示においてたとえば「10」が停止表示結果となった場合には最高10ラウンドまで開閉サイクルが継続可能となり、たとえば「16」が停止表示結果となった場合には最高16ラウンドまで開閉サイクルが継続可能となる。このラウンド抽選により決められたラウンド数は、繰返し継続制御の継続条件の成立が制限されることとなる繰返し継続制限回数であると言うことできるため、以下においては、ラウンド制限回数と呼ぶ。
【0089】
次に、図7の(c)を参照して、前述したようなラウンド抽選中には、ラウンド抽選中であることを画像により示すとともに、当り表示画面において表示された雲411を飛行機部26aの揺動に合わせて揺動させるラウンド抽選時画面Eが可変表示装置40において表示される。そして、図柄の変動開始から所定時間が経過すると、図の(c)に示されるように、ラウンド抽選可変表示領域32においてたとえば「10」のようなラウンド抽選結果が表示されて確定し、その表示がこれ以降、ラウンド制限回数として表示され続ける。遊技者は、このラウンド制限回数を見ることにより、特定遊技状態中にラウンド制限回数を容易に確認することができる。
【0090】
次に、図8を参照して、前述したようなラウンド抽選が終了し、ラウンド制限回数が確定すると、特定遊技状態における各ラウンド中の表示画面であるラウンド表示画面Fを示す画像が可変表示装置40において表示される。このラウンド表示画面は、第1〜第16ラウンドの各ラウンドにおいて、異なる画像を用いて表示される。このため、遊技者は、変化に富んだ表示を楽しむことができる。図8には、第1ラウンドにおけるラウンド表示画面が示されている。第1ラウンドのラウンド表示画面では、敵キャラクタとしての敵飛行機410が表示され、飛行機部26aによる飛行機と敵飛行機410との戦闘場面を展開する画像が表示される。ラウンド表示画面では、画面の右下に現在のラウンド数を示す現在ラウンド数33が表示されるとともに、画面の左下に現在のラウンドにおける可変入賞球装置20への入賞個数34が表示される。そして、特定遊技状態が次のラウンドに継続すると、ラウンド表示画面がまた次のラウンドに対応したラウンド表示画面に切換えられる。つまり、ラウンドの進行に応じて、ラウンド表示画面が切換えられる。この実施の形態の場合には、第1〜第16ラウンドが進む毎に飛行機部26aに関連する物語が進行する物語性があるラウンド表示が行われていく。
【0091】
次に、図9〜図17を用いて、表示制御用の制御指令信号として設けられた主なコマンドの種類を説明する。
【0092】
図9は、始動入賞時の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。図9に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって2種類の制御内容が指定される。その指定において、1バイト目のデータCMD1の値は「80(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」,「01(H)」のいずれかである。コマンドが8000Hの場合は、前述した1回開き用の始動入賞時画面を表示することが指定される。コマンドが8001Hの場合は、前述した2回開き用の始動入賞時画面を表示することが指定される。始動入賞時画面の具体例は、図6の(b)に示されている。
【0093】
図10は、装置内入賞時の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。図10に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって2種類の制御内容が指定される。その指定において、1バイト目のデータCMD1の値は「81(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」,「01(H)」のいずれかである。コマンドが8100Hの場合は、前述した1回開き用の装置内入賞時画面を表示することが指定される。コマンドが8101Hの場合は、前述した2回開き用の装置内入賞時画面を表示することが指定される。装置内入賞時画面の具体例は、図6の(c)に示されている。
【0094】
図11は、当り外れ時(V入賞時,非V入賞)の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。図11に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって2種類の制御内容が指定される。その指定において、1バイト目のデータCMD1の値は「82(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」,「01(H)」のいずれかである。コマンドが8200Hの場合は、図7の(b)に示されるような当り表示画面を表示することが指定される。コマンドが8201Hの場合は、図7の(b)に示されるような外れ表示画面を表示することが指定される。
【0095】
図12は、ラウンド抽選時の図柄の変動パターンを指定する変動パターンコマンドを表形式で示す図である。図12に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって2種類の制御内容が指定される。その指定において、1バイト目のデータCMD1の値は「83(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」〜「02(H)」のいずれかである。
【0096】
コマンドが8300Hの場合は、図柄が上から下へ向かって所定時間一定速度でスクロールをし、その後、スクロールをしながらゆくっり停止する変動表示であるノーマル変動が指定される。コマンドが8301Hの場合は、図柄の表示画像のコマを1コマずつ送っていき(1コマ送っては一旦停止という動作を繰り返す)、その後停止する変動表示であるコマ送り変動表示が指定される。コマンドが8302Hの場合は、図柄の表示画像のコマを1コマずつ送っていく(1コマ送っては一旦停止という動作を繰り返す)変動表示であるコマ送り変動が指定される。図柄が上から下へ向かって所定時間一定速度でスクロールをした後一時停止(仮停止)し、その後、通常のスクロール速度よりも高速でスクロール(再変動)を行なった後停止する変動表示である再変動が指定される。このような各変動パターンコマンドは、変動の態様のみならず、変動時間(変動開始から変動終了までに要する時間)も指定する。
【0097】
このように指定された変動パターンにしたがって、図6の(b)〜(c)に示されるラウンド抽選におけるラウンド抽選可変表示領域32において図柄が変動表示される。
【0098】
図13は、ラウンド抽選時の停止図柄を指定する停止図柄コマンドを表形式で示す図である。図13に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって16種類の図柄(「1」〜「16」)が指定され得る。なお、それらの指定において、1バイト目のデータCMD1の値は「84(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」〜「0F(H)」の範囲内の値をとり得る。この停止図柄コマンドにより指定された図柄がラウンド抽選時の変動表示における確定停止図柄として表示される。たとえば、コマンドが8409Hの場合は、ラウンド抽選時の停止図柄として「10」が指定され、図7の(c)に示されるように「10」がラウンド抽選時の変動表示における確定停止図柄として表示される。
【0099】
図14は、ラウンド抽選の変動表示における図柄の確定表示(最終停止)を指示する図柄確定表示コマンドを示す説明図である。図14に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによってラウンド抽選時における変動中の図柄を停止させ、最終的な停止図柄を確定表示することが指定される。具体的には、コマンドが8500Hの場合に、図柄の確定表示が指定される。
【0100】
図15は、ラウンド表示画面を指定するラウンド表示画面コマンドを表形式で示す図である。図15に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって、第1ラウンド〜第16ラウンドのラウンド表示画面が指定され得る。それらの指定において、1バイト目のデータCMD1の値は「86(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」〜「0F(H)」の範囲内の値をとり得る。このように指定されたラウンド表示画面が、各ラウンドにおいて表示される。たとえば、コマンドが8600Hの場合は、ラウンド表示画面として、第1ラウンドの表示画面が指定され、図8に示されるように第1ラウンドのラウンド表示画面が表示される。
【0101】
このようなラウンド表示画面コマンドにより指定される各ラウンド表示画面には、図8に示されるような敵飛行機410のようなキャラクタおよび背景の他に、現在ラウンド数33を表示する画像が固定的に含まれている。つまり、各ラウンド表示画面において表示される現在ラウンド数は、ラウンド表示画面毎に固定的に決められており、たとえば、第10ラウンドのラウンド表示画面であれば現在ラウンド数が第10ラウンドに対応した「10」ということとなるのである。このため、この実施形態の場合、現在ラウンド数33の指定は、ラウンド表示画面と別に行なわれるのではなく、ラウンド表示画面コマンドによるラウンド表示画面の指定によりラウンド表示画面とともに決まるのである。なお、現在ラウンド数33の表示は、ラウンド表示画面コマンドとは別に、現在ラウンド数専用のコマンドを設けてそのコマンドにより現在ラウンド数を指定して行なうようにしてもよい。
【0102】
図16は、特定遊技状態の各ラウンドにおいて表示される入賞個数(図8に示される入賞個数34)を指定する入賞個数コマンドを表形式で示す図である。図16に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって、「0」〜「16」の入賞個数が指定され得る。それらの指定において、1バイト目のデータCMD1の値は「87(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」〜「0A(H)」の範囲内の値をとり得る。このように指定された入賞個数が、各ラウンドにおいてラウンド表示画面中に表示される。たとえば、コマンドが8708Hの場合は、入賞個数として「08」が指定され、入賞個数34として「08」が表示される。
【0103】
図17は、待機画面、デモ画面、エラー画面を指定するそれぞれのコマンドを表形式で示す図である。図17を参照して、1バイト目のデータCMD1の値が「8A(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値が「00(H)」の場合は、前述した待機画面が指定され、図6の(a)に示されるような待機画面Aが可変表示装置40において表示される。また、1バイト目のデータCMD1の値が「8B(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値が「00(H)」の場合は、デモンストレーション用の表示画面であるデモ画面が指定され、そのデモ画面が可変表示装置40において表示される。このデモ画面指定用のコマンドは、パチンコ遊技機において所定時間以上遊技が行なわれない場合等に出力される。パチンコ遊技機においてエラー状態が生じた場合に、エラーが発生した旨を報知するために出力される。また、1バイト目のデータCMD1の値が「8C(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値が「00(H)」の場合は、エラー表示用の表示画面であるエラー画面が指定され、そのエラー画面が可変表示装置40において表示される。このエラー画面指定用のコマンドは、パチンコ遊技機においてエラー状態が生じた場合に、エラーが発生した旨を報知するために出力される。
【0104】
次に、遊技制御用マイクロコンピュータ51、役物駆動制御用マイクロコンピュータ61、および、表示制御用マイクロコンピュータ301により行なわれる可変入賞球装置20および可変表示装置40の動作制御の制御タイミングを説明する。以下の制御タイミングの説明においては、遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に与えられる表示制御用の制御指令信号のコマンドの送信タイミングも合わせて説明する。
【0105】
まず、始動入賞に応じて可変入賞球装置20内に入った玉がV入賞せずに外れになった場合の制御を説明する。図18は、始動入賞により可変入賞球装置20内に入った玉により外れになった場合の制御タイミングを示すタイミングチャートである。まず、始動入賞が発生する前の待機状態においては、前述した待機画面Aが可変表示装置40に表示されている。この状態においては、振分け部材26が周期的に揺動する制御が行なわれる。
【0106】
そして、左右の始動玉検出器5a,5cのいずれかがONして始動入賞が検出されると、そのON時点から1.500秒後に、遊技制御用マイクロコンピュータ51からソレノイド24a,24bに、ソレノイド24a,24bをONにする駆動信号が出力され、その0.500秒後にソレノイド24a,24bをOFFにするべく駆動信号が出力停止される。これにより、左右の始動入賞口4a,4cへの入賞に応じて、開閉片23a,23bが0.500秒間開放される。このように1回開きの始動入賞が検出された場合には、1回開き始動入賞時画面の表示を指令するコマンド(8000H)が送信され、それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、1回開き用始動入賞画面を始動入賞画面Bとして表示する制御が行なわれる。
【0107】
一方、図示をしていないが、中央の始動玉検出器5bがONすると、そのON時点から1.500秒後に、ソレノイド24a,24bをONにする駆動信号が出力され、その0.800秒後にソレノイド24a,24bをOFFにするべく駆動信号が出力停止されることにより、1回目の開放動作として開閉片23a,23bが0.800秒間開放される。次いで、0.900秒間のインターバル(閉鎖)を置いた後に、再度、ソレノイド24a,24bをONにする駆動信号が出力され、その0.800秒後にソレノイド24a,24bOFFにするべく駆動信号が出力停止されることにより、2回目の開放動作として開閉片23a,23bが0.800秒間開放する。このように、中央の始動入賞口4bへの入賞に応じて、開閉片23a,23bが0.900秒のインターバルをおいて0.800秒間の開放が2回行なわれる。このように2回開きの始動入賞が検出された場合には、2回開き始動入賞時画面の表示を指令するコマンド(8001H)が送信され、それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、2回開き用始動入賞画面を始動入賞画面Bとして表示する制御が行なわれる。
【0108】
次に、1回開き始動入賞時の開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に玉が進入してその玉が入賞玉検出器25a,25bのいずれかにより検出されると、その入賞玉検出器25a,25bによる玉検出(装置内入賞の検出)に基づいて、1回開き装置内入賞時画面の表示を指令するコマンド(8100H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、1回開き装置内入賞時画面を装置内入賞時画面Cとして表示する制御が行なわれる。
【0109】
一方、図示していないが、2回開き始動入賞時の開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に玉が進入してその玉が入賞玉検出器25a,25bのいずれかにより検出されると、その入賞玉検出器25a,25bによる玉検出(装置内入賞の検出)に応じて、2回開き装置内入賞時画面の表示を指令するコマンド(8101H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、2回開き装置内入賞時画面を装置内入賞時画面Cとして表示する制御が行なわれる。
【0110】
開放された開閉片23a,23bが閉鎖された時点から2.000秒以内に、特定玉検出器48がONになった場合には、可変入賞球装置20内に進入した玉が特定受入口42に進入して入賞があったものと判断し、特定遊技状態が発生させられる。この2.000秒の期間は、V入賞の有効期間であり、この期間内に、特定玉検出器48がONになった場合にのみV入賞が有効と認められ、この期間外に、特定玉検出器48がONになっても、V入賞は有効と認められない。このようなV入賞有効期間は、少なくとも、正常に遊技が行なわれている状況下で、開閉片23a,23bが閉鎖された時点から玉が特定受入口42に進入するまでに最大限必要と認められる期間に、所定時間の余裕を付加した時間に設定されている。したがって、V入賞有効期間外に特定玉検出器48がONになった場合は、正常な遊技が行なわれないものと判断され、V入賞は、無効となる。
【0111】
図18では、V入賞有効期間中に特定玉検出器48がONにならず、V入賞が発生しなかった例が示されている。この場合には、外れとなり、V入賞有効期間の終了に応じて、外れ表示画面の表示を指令するコマンド(8201H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、外れ表示画面Jを表示する制御が行なわれる。
【0112】
外れ表示画面の表示を指令するコマンド(8201H)の送信後、所定時間が経過すると、遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に、前述した待機画面を表示させるためのコマンド(8A00H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、待機画面Aを表示する制御が行なわれる。
【0113】
次に、始動入賞により可変入賞球装置20内に入った玉がV入賞して当り(特定遊技状態)になった場合の制御を説明する。図19は、始動入賞により可変入賞球装置20内に入った玉により当りになった場合の制御タイミングを示すタイミングチャートである。この図19においては、図18と共通する制御内容についての重複した説明を繰返し行なわず、特徴的な制御を主に説明する。
【0114】
可変入賞球装置20内に入った玉がV入賞した場合の制御内容については、装置内入賞時画面が表示されるまでは図18に示した外れの場合と同様である。この場合には、開放された開閉片23a,23bが閉鎖された時点から2.000秒以内(V入賞有効期間と呼ぶ)に、特定玉検出器48がONになったことに応じて、特定遊技状態が発生させられる。さらに、特定玉検出器48がこのようにONになった場合には、当り表示画面の表示を指令するコマンド(8200H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、当り表示画面Dを表示する制御が行なわれる。
【0115】
当り表示画面の表示を指令するコマンド(8200H)の送信後、所定時間が経過すると、ラウンド抽選画面の変動パターンコマンド(8300H〜8302Hのいずれか)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、ラウンド抽選画面Eの表示を開始させる制御が行なわれる。つまり、コマンド8300H〜8302Hは、変動パターンを指定するのであるが、前述した図7の(c)に示されるような図柄表示領域32以外のラウンド抽選画面E全体の表示(雲411の動作表示も含む)は、変動パターンに関係なく一定であるため、ラウンド抽選画面の変動パターンの指定がラウンド抽選画面E全体の表示の指定ともなるのである。
【0116】
ラウンド抽選における抽選は、遊技制御用マイクロコンピュータ51において行なわれる。そして、その抽選結果に応じて、停止図柄コマンドが遊技制御用マイクロコンピュータ51から送信されるのである。特定玉検出器48がONになったときには、遊技制御用マイクロコンピュータ51において、数値データを所定の範囲内において所定周期で更新するランダムカウンタを用いて発生する数値が抽出される。その抽出値とラウンド制限回数との間には対応関係が予め定められており、その抽出値に対応するラウンド制限回数がラウンド抽選における抽選結果のラウンド制限回数として決定される。ランダムカウンタは周期的に数値が更新されるが、抽出タイミングがV入賞のタイミングという非周期的なタイミングであるため、ラウンド抽選により決定されるラウンド制限回数は、ランダムなものとなる。そして、このような抽選処理により決定されたラウンド制限回数を示す停止図柄コマンドが遊技制御用マイクロコンピュータ51から送信される。
【0117】
また、ラウンド抽選画面Eの表示開始時には、ラウンド抽選時の確定停止図柄を示す停止図柄コマンド(8400H〜840FHのいずれか)も送信される。これにより、表示制御用マイクロコンピュータ301では、ラウンド抽選における抽選結果(ラウンド数)を予め認識するとともに、ラウンド抽選時の確定停止図柄を予め認識する。
【0118】
その後、変動パターンコマンドの送信時から変動パターンコマンドにより指定された変動時間が経過すると、図柄確定表示コマンド(8500H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、前述した図7の(c)に示されるように、ラウンド抽選画面Eにおいて変動中の図柄を最終停止させて確定表示させる制御が行なわれる。
【0119】
次に、ラウンド抽選における図柄の確定表示後、直ちにラウンド表示画面Fの表示を指定するラウンド表示画面コマンド(この場合は、特定遊技状態の開始時であるため、第1ラウンドの表示画面を指定する8600H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、ラウンド表示画面F(この場合は第1ラウンドの表示画面)を表示する制御が行なわれる。このようにラウンド表示画面が表示された後、開閉片23a,23bによる開閉サイクルの開閉動作が開始される。
【0120】
次に、特定遊技状態の発生中における制御を説明する。図20は、特定遊技状態の発生中における制御のタイミングを示すタイミングチャートである。
【0121】
まず、特定遊技状態での第1ラウンドの開始時点では、ソレノイド24a,24bをONにする駆動信号が出力され、その0.800秒後にソレノイド24a,24bをOFFにするべく駆動信号が出力停止されることで、開閉片23a,23bの0.800秒間の1回の開放動作が行われ、0.800秒間のインターバル(閉鎖)をおいて、このような駆動信号の出力・出力停止を繰り返すことで、特定遊技状態での可変入賞球装置20(開閉片23a,23b)の開放動作が行なわれる。このような特定遊技状態のラウンドにおいても、振分け部材26が周期的に揺動する制御が行なわれる。
【0122】
また、第1ラウンドの開始時点では、前述した第1ラウンドの表示画面を指定するコマンド(8600H)の他に、入賞個数としての初期値「0」を表示するための入賞個数コマンド(8700H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、第1ラウンドの表示画面F1において、「0」の入賞個数G0を表示する制御が行なわれる。このような入賞個数の初期値を表示するための入賞個数コマンドは、各ラウンドの開始時に送信される。これにより、各ラウンドの開始時には、入賞個数の表示値が初期化されるのである。
【0123】
その後、各ラウンドにおける開閉片23a,23bの開放中に可変入賞球装置20内に玉が進入してその玉が入賞玉検出器25a,25bのいずれかにより検出されると、その時点でのラウンド中の入賞個数を示す入賞個数コマンド(8701H〜870AH)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、各ラウンドの表示画面F1〜F16において、入賞個数がリアルタイムで表示される。
【0124】
図20においては、第1ラウンドにおいて、ラウンドの終了条件が成立する前に、特定玉検出器48がONになって継続条件が成立し、特定遊技状態が第2ラウンドに継続した場合が示されている。特定遊技状態が次のラウンドに継続する場合には、特定玉検出器48がONになったことに応じて、次のラウンドのラウンド表示画面を指定するラウンド表示画面コマンド(この例の場合は、第2ラウンドの表示画面を指定するコマンド8601H)が送信される。それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、次のラウンドのラウンド表示画面(この例の場合は第2ラウンドのラウンド表示画面F2)が表示される。
【0125】
その後、最終ラウンド(この実施の形態では、ラウンド数が抽選により決定されるため、最終ラウンドはラウンド抽選により決定されたラウンド制限回数である)まで継続せずに特定遊技状態が終了した場合は、次のようにな制御が行なわれる。すなわち、図20の最後の方のタイミングを参照して、開閉片23a,23bの18回目の開放動作の終了時点がラウンドの終了条件の成立となった場合(同図中に破線で示す)には、その18回目の開閉片23a,23bの閉鎖動作後、ソレノイド24a,24bを動作させる制御信号が送信されなくなる。一方、開閉片23a,23bの18回目の開放終了以前に、入賞玉検出器25a,25bが10個目の玉検出を行なうことがラウンドの終了条件の成立となる場合(同図中に実線で示す)には、その10個目の玉検出時点から、ソレノイド24a,24bをONにする駆動信号が送信されなくなる。
【0126】
ラウンドの終了条件成立後において継続権が発生するためのV入賞の有効期間は、前述したようなラウンドの終了条件の成立時点から2.000秒間に設定されている。このV入賞の有効期間を超過した場合には、V入賞は無効と判断される。図20では、第7ラウンドにおいて、ラウンドの終了条件の成立時点から2.000秒経過しても特定玉検出器48がONにならなかった場合が一例として示されている。この場合、継続条件が成立せず、この時点で特定遊技状態が終了する。その場合には、ラウンドの終了条件の成立時点から2.000秒経過後に前述した待機画面コマンド(8A00H)が送信され、それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、待機画面Aを表示する制御が行なわれる。
【0127】
また、最終ラウンドまで継続して特定遊技状態が終了した場合は、ラウンドの終了条件の成立時点から2.000秒後の時点で、前述した待機画面コマンド(8A00H)が送信され、それに応じて、表示制御用マイクロコンピュータ301により、待機画面Aを表示する制御が行なわれる。
【0128】
なお、この例では、継続条件が成立し、あるラウンドから次のラウンドに進む場合に、前のラウンドの終了時点で直ちに次のラウンドのラウンド表示画面を表示するようにした。しかし、これに限らず、前のラウンドから次のラウンドに移行する場合に、直ちに次のラウンドのラウンド表示画面を表示せずに、ラウンド間のインターバル状態であることを示す所定のインターバル画面を表示するようにしてもよい。そのインターバル画面は、インターバル画面の表示を指令するコマンドの送信により行なってもよい。また、そのインターバル画面は、第2ラウンド以降のラウンドに対応するラウンド表示画面の初期画像としてラウンド表示画面に含めることにより、ラウンド表示画面の表示開始当初に表示するようにしてもよい(この場合、インターバル画面は、ラウンド表示画面のコマンド指定に伴って決まるため、コマンドにより指定しなくてもよい。)。
【0129】
次に、以上に示した第1実施形態により得られる主な効果をまとめて説明する。図3および図18〜図20に示されるように、表示制御用マイクロコンピュータ301が、遊技制御用マイクロコンピュータ51からのコマンドを含む制御指令信号に応じて、可変表示装置40の表示状態を制御するため、遊技制御用マイクロコンピュータ51は、可変表示装置40の表示状態を直接的に制御しなくてもよくなる。つまり、可変表示装置40の表示状態の制御が、遊技制御用マイクロコンピュータ51と表示制御用マイクロコンピュータ301とで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピュータ51の制御負担を軽減することができる。
【0130】
また、図3に示されるように、遊技制御用マイクロコンピュータ51と表示制御用マイクロコンピュータ301との間の通信は、遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301への一方向通信のみとされているため、表示制御用マイクロコンピュータ301と遊技制御用マイクロコンピュータ51との通信部分を利用して、遊技制御用マイクロコンピュータ51に不正な信号が入力されて不正な制御動作が行なわれことを防ぐことができる。
【0131】
また、図1および図2等に示されるように、可変表示装置40と可変入賞球装置20とが一体的に設けられたことにより、可変入賞球装置20および可変表示装置40をパチンコ遊技機に組付ける際の作業を容易化することができる。さらに、可変表示装置40を可変入賞球装置20の後方部分に着脱可能に取付けたことにより、可変表示装置40の組付けの際の作業が容易になるようにすることができる。
【0132】
また、図8に示されるように、可変表示装置40が、入賞玉検出器25a,25bにより検出された入賞個数を表示するが、このような表示のための制御を表示制御用マイクロコンピュータ301が分担することとなるため、このような入賞個数の表示に関しての遊技制御用マイクロコンピュータ51の制御負担を軽減することができる。
【0133】
また、図8に示されるように、可変表示装置40が、繰返し継続制御の繰返し継続回数である現在ラウンド数を表示するが、このような表示のための制御を表示制御用マイクロコンピュータ301が分担することとなるため、このような現在ラウンド数の表示に関しての遊技制御用マイクロコンピュータ51の制御負担を軽減することができる。
【0134】
また、図7の(c)等に示されるように、可変表示装置40が、ラウンド抽選により決定されたラウンド制限回数を表示するが、このような表示のための制御を表示制御用マイクロコンピュータ301が分担することとなるため、このようなラウンド制限回数の表示に関しての遊技制御用マイクロコンピュータ51の制御負担を軽減することができる。
【0135】
また、図1,図6〜図8等に示されるように、可変表示装置40の表示画面を可変入賞球装置20の内部に位置させることにより、可変入賞球装置20の内部に単に振分け部材26等の内部構造物がある場合と比べて視覚的な面白みを向上させることができる。さらに、図6〜図8等に示されるように、可変表示装置40が可変入賞球装置20の内部構造としての飛行機部26aと関連性がある格納庫、空港、谷間、空、爆発、雲、および、敵飛行機等の表示を行なうため、可変表示装置の表示態様と可変入賞球装置の内部構造との関連性により表示と構造物とを密接に組合わせた面白みがある遊技状態を遊技者に提供することができる。そして、このような遊技の面白みにより遊技者の興趣を向上させることができる。
【0136】
また、図7の(c)に示されるように、可変表示装置40が、飛行機部26aが揺動に伴って同様に雲411の画像を揺動させる、すなわち、可変入賞球装置の内部構造の変化に伴って表示態様を変化させる。このため、可変表示装置40の表示態様の変化と可変入賞球装置20の内部構造の変化に関連性が生じ、より一層面白みがある遊技状態を遊技者に提供することができ、遊技者の興趣をより一層向上させることができる。
【0137】
また、前述したように、役物制御回路基板6が基板ボックスにより透明合成樹脂製の被覆体に覆われるので、役物制御回路基板6を保護することができ、役物制御回路基板6に対する不正行為を防ぐことができる。さらに、基板ボックスが透明であり、パチンコ遊技機の後方から実装面を視認できるような態様で役物制御回路基板6が基板ボックス内に収容されていることにより、実装面を容易に確認することができため、不正行為が行なわれているか否かを容易に確認することができる。
【0138】
第2実施形態
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態においては、第1実施形態に示されたような可変入賞球装置20に可変表示装置40を組合わせた構成のその他の例を説明する。
【0139】
図21は、第2実施形態による可変入賞球装置20aおよび可変表示装置40を示す正面図である。図21においては、(a)に具体的な構成が示されており、(b)に可変表示装置40により行なわれる可変表示態様が示されている。この図21において、図6等に示された第1実施形態による構成と共通する部分については同一の参照符号を付し、重複した説明を繰返さない。
【0140】
図21の(a)を参照して、可変入賞球装置20aの内部には、前述したような振分け部材26が設けられていない。また、可変入賞球装置20aの内部に設けられた転動板240の形状が、中央部が上方向へ突出しており、左右端部が下方向へ傾斜している山形である。転動板240の左右端部には入賞玉検出器25a,25bが設けられており、転動板240上を転動する玉が入賞玉検出器25a,25bのいずれかにより検出される。また、転動板240の左右端部近傍(入賞玉検出器25a,25bよりも下方)には、入賞玉検出器により検出された玉をパチンコ遊技機の裏面側に導く穴である左誘導口および右誘導口(図示省略)がそれぞれ設けられている。左誘導口からパチンコ遊技機の裏面側に導かれた玉は、玉を直下へ誘導する左玉通路241を通って下方へ誘導される。一方、右誘導口からパチンコ遊技機の裏面側に導かれた玉は、玉を左玉通路241へ向かう方向へ誘導する右玉通路242を通って下方へ誘導される。したがって、この例では、玉が転動板240の下部側には落下しない。
【0141】
左玉通路241と右玉通路242とは下端部において接続されており、これらの玉通路により誘導された玉は、通路の接続部分からさらに下方へ誘導される。このように誘導される玉の通路は、玉をV入賞玉として誘導するV入賞通路243と、玉をV入賞以外の玉として誘導する非V入賞通路244とに分岐しており、その分岐点に、玉をどちらか一方の通路に振分ける振分け装置245が設けられている。V入賞通路243においては、特定玉検出器48が設けられており、玉がV入賞通路243に誘導された場合にはその玉がV入賞玉として検出される。
【0142】
この振分け装置245は、前述した左玉通路241および右玉通路242から誘導されてきた玉が1個だけ入る玉受凹部245bが1箇所形成され、回転軸245cを中心にして、V入賞通路243側へ向かう方向および非V入賞通路244側へ向かう方向の両方に回動可能なドラム形状の回転体245aが設けられている。この回転体245aは、通常(可変入賞球装置内への入賞がない場合)の停止状態において、玉受凹部245bが玉を受入れ可能に上を向いた態様で停止されている。回転体245aは回転軸245cが所定のモータ(図示省略)により回転駆動されることにより駆動される。回転体245aがV入賞通路243側へ向かう方向へ回転した場合には、玉受凹部245bの位置がV入賞通路243入口の開口の位置と一致した際に、受凹部245b内に受入れていた玉がV入賞通路243へ放出される。この場合、パチンコ遊技機の裏面に誘導された玉は、V入賞玉となる。一方、回転体245aが非V入賞通路244へ向かう方向へ回転した場合には、玉受凹部245bの位置が非V入賞通路244入口の開口の位置と一致した際に、玉受凹部245b内に受入れていた玉が非V入賞通路244へ放出される。この場合、パチンコ遊技機の裏面に誘導された玉は、V入賞玉とはならない。
【0143】
このような第2実施形態の場合の制御回路としては、前述した図3の制御回路において、モータ35を振分け装置245駆動用のモータに置換えたものを用いればよい。
【0144】
このような第2実施形態の場合、図21の(a)に示されるように、待機状態では、待機状態において、遊技領域における釘の配列を模擬した態様で配列された複数の釘421と、それらの釘421の下方に配置されたV入賞口を模擬したV入賞受入口422とを示す画像が表示された待機画面が表示される。
【0145】
次に、図21の(b)を参照して、始動入賞の発生による開閉片23a,23bの開放時に可変入賞球装置20内に玉が入ると、その玉は、転動板240上を転動して入賞玉検出器25aまたは25bを通過し、前述したようにパチンコ遊技機の裏面側に誘導される。
【0146】
玉が入賞玉検出器25aまたは25bを通過することにより、入賞玉検出器25aまたは25bがONになったときには、遊技制御用マイクロコンピュータ51において、数値データを所定周期で更新するランダムカウンタ等を用いて発生する数値を抽出して、その抽出値が予め定められた当り値と一致するか否かを判定することにより、乱数を用いてV入賞を発生させるか否かの抽選が行なわれる(一致した場合に、V入賞を発生させることが決定される)。その場合、ランダムカウンタを用いて抽選が行なわれるので、前述したラウンド抽選における抽選結果と同様の理由により、抽選結果は、ランダムなものとなる。このようなV入賞の抽選により当り(V入賞する)、外れ(V入賞しない)が決定される。このような抽選により当りとなる確率は、第1実施形態のように実際に玉がV入賞する確率と同様の確率に設定されるのが好ましい。
【0147】
このような抽選により当りとなった場合には、図21の(b)に示されるように、可変表示される識別情報としての玉Pが釘421の間を通って転動して行き、V入賞受入口422内に入るというV入賞時の玉の動作を模擬した画像が表示される当り転動画面が表示される。一方、このような抽選により外れとなった場合には、図示を省略しているが、玉Pが釘421の間を通って転動して行き、V入賞受入口422をそれて下部へ消えるというV入賞しない時の玉の動作を模擬した画像が表示される外れ転動画面が表示される。このような当り転動画面および外れ転動画面は、抽選結果に応じて遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に表示制御用の制御指令信号が送信されることに基づいて、遊技制御用マイクロコンピュータ51により実行される表示制御により実現される。そして、このような当り転動画面および外れ転動画面は、実際の玉が下部入賞空間30を落下した後に直ちに表示される。
【0148】
このような当り転動画面および外れ転動画面の表示が行なわれることにより、遊技者は、可変入賞球装置20に入った玉が仮想的な入賞空間内でV入賞したか否かを認識することができる。
【0149】
また、前述したような当り外れの抽選において、当りとなった場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ51の指令により、前述した振分け装置245において、当りの抽選結果が導かれる基となった玉(当該抽選を行なうきっかけとなった玉であり、抽選結果が出るまで振分け装置245に保留されている玉)をV入賞通路243へ誘導するように振分け、特定玉検出器48によりV入賞の玉として検出させる制御が行なわれる。このように特定玉検出器48によりV入賞が検出された場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ51により、第1実施形態で示したような特定遊技状態を発生させる制御が行なわれる。一方、前述したしたような当り外れの抽選において、外れとなった場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ51の指令により、前述した振分け装置245により、外れの抽選結果が導かれる基となった玉(当該抽選を行なうきっかけとなった玉であり、抽選結果が出るまで振分け装置245に保留されている玉)を非V入賞通路244へ誘導するように振分け、V入賞の玉として検出させないようにする制御が行なわれる。この場合には、パチンコ遊技機が待機状態に戻る。
【0150】
次に、第2実施形態による表示制御用の制御指令信号として設けられた主なコマンドの種類を説明する。この第2実施形態の場合は、前述した第1実施形態により示されたコマンドの代わりに、次のようなコマンドが用いられる。
【0151】
図22は、第2実施形態による当り外れ時の表示に関するコマンドおよび待機画面の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。図22に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって制御内容が指定される。
【0152】
当り外れ時の表示の指定においては、1バイト目のデータCMD1の値は「88(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」,「01(H)」のいずれかである。コマンドが8800Hの場合は、図21の(b)に示されるような当り転動画面を表示することが指定される。コマンドが8801Hの場合は、前述したような外れ転動画面を表示することが指定される。また、当り外れ時の表示とは別に、コマンドが8D00Hの場合は、前述したような待機画面を表示することが指定される。表示制御用マイクロコンピュータ301では、このような制御指令信号のコマンドにしたがって、当り転動画面、外れ転動画面、および、待機画面を表示する制御を行なう。
【0153】
以上のような第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の場合と共通する構成について、前述したような各種の効果が得られる他、特徴的な構成により次のような効果を得ることができる。可変表示装置40が、特定遊技状態となるか否かを示すために、可変入賞球装置20への入賞を条件として識別情報としてのパチンコ玉Pの画像を可変表示(移動表示)を開始させた後、パチンコ玉Pの画像をV入賞受入口422に入れるか否かという表示結果により表示結果を導出表示するが、このような表示のための制御を表示制御用マイクロコンピュータ301が分担することとなるため、このような識別情報の可変表示に関しての遊技制御用マイクロコンピュータ51の制御負担を軽減することができる。
【0154】
なお、この第2実施形態においては、可変表示させる識別情報として、パチンコ玉の画像を用いる例を示したが、これに限らず、次の変形例に示すように、識別情報としては、文字、数字、絵柄等の図柄を用いてもよい。
【0155】
図23は、第2実施形態による可変入賞球装置20aおよび可変表示装置40の変形例を示す正面図である。図23において、前述した図21の(a)と共通する部分については同一の参照符号を付し、重複した説明を繰返し行なわない。この図23の場合は、パチンコ遊技機の裏面側に、図21の場合と同様の玉の通路および振分け装置245が設けられているのであるが、ここでは、図示を省略する。
【0156】
可変表示装置40において図柄を可変表示させる場合は、たとえば、図23に示すように、可変表示装置40の表示領域において図柄表示部400を表示する。この場合の図柄表示部400では、左,中,右の3つの図柄表示領域400a,400b,400cを設け、これらの図柄表示領域において、数字等の複数種類の図柄を可変表示可能にする。
【0157】
図柄表示部400での可変表示では、左,中,右の3つの図柄表示領域400a,400b,400cにおいて、一斉に図柄のスクロールによる可変表示(更新表示)を開始させ、所定時間経過後に所定順序で図柄を停止(更新を停止)させて表示結果を導出表示する。なお、この場合は、スクロールによる可変表示を示したが、これに限らず、可変表示は、切換え表示等のスクロール以外の可変表示態様(更新表示態様)で行なうようにしてもよい。
【0158】
このように複数の表示領域において、図柄を更新表示させる場合には、その更新停止時の表示結果の組合わせが予め定められた特定の表示態様(たとえばぞろ目)になった場合はV入賞させると決定し、それ以外の場合はV入賞させないと決定する。そして、V入賞と決定された場合には、V入賞が生じた旨を知らせる表示(表示による報知)をする。一方、V入賞にはしないと決定された場合には、表示による報知をしない。そして、その更新停止時の図柄の表示結果に応じて決まるV入賞か否かに従い、前述したような振分け装置245を、前述した場合と同様に駆動制御する。
【0159】
第3実施形態
次に第3実施形態を説明する。この第3実施形態においては、第2実施形態の図22に示されたような構成において用いられるコマンドの変形例を説明する。
【0160】
図24は、第3実施形態による当り外れ時の表示に関するコマンドおよび待機画面の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。図24に示すように、2バイトのデータCMD1,CMD2で構成されるコマンドによって制御内容が指定される。当り外れの指定においては、1バイト目のデータCMD1の値は「89(H)」であって、2バイト目のデータCMD2の値は「00(H)」〜「03(H)」のいずれかである。
【0161】
コマンドが8900Hの場合は、図22に示されたV入賞受入口422内に玉が入るまでに、比較的短い経路を経て(入賞しやすい経路と遊技者が感じられる経路を経て)玉Pが転動する当り時の玉の動作を模擬した画像を表示する当り転動表示パターン1が指定される。コマンドが8901Hの場合は、図22に示されたV入賞受入口422内に玉が入るまでに、コマンドが8900Hの場合の経路よりも長い経路を経て(入賞しにくいと遊技者が感じられる経路を経て)玉Pが転動する当り時の玉の動作を模擬した画像を表示する当り転動表示パターン2が指定される。コマンドが8902Hの場合は、図22に示されたV入賞受入口422に近づくが結果的にV入賞しない経路を経て玉Pが転動する外れ時の玉の動作を模擬した画像が指定される。コマンドが8902Hの場合は、図22に示されたV入賞受入口422にあまり近づかずに結果的にV入賞しない経路を経て玉Pが転動する外れ時の玉の動作を模擬した画像が指定される。また、当り外れ時の表示とは別に、コマンドが8D00Hの場合は、前述したような待機画面を表示することが指定される。表示制御用マイクロコンピュータ301では、このような制御指令信号のコマンドにしたがって、当り転動画面、外れ転動画面、および、待機画面を表示する制御を行なう。
【0162】
このようなコマンドの選択は、遊技制御用マイクロコンピュータ51において、当りとするか外れとするかの抽選が行なわれた後、前述した当り外れの抽選の場合と同様に、所定のランダムカウンタを用いてランダムに決定する。これにより、コマンドの選択がランダムに行なわれる。
【0163】
この第3実施形態の場合には、当り転動表示および外れ転動表示に複数種類の表示パターンが設けられ、表示パターンがランダムに決定されるようにしたことにより、当り転動表示および外れ転動表示を変化に富んだものにすることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
【0164】
第4実施形態
次に、第4実施形態を説明する。この第4実施形態においては、前述した表示制御用マイクロコンピュータ301が開閉片23a,23b駆動用のソレノイド24a,24bも制御する例を説明する。この第4実施形態は、第1実施形態〜第3実施形態の変形例であり、前述した第1実施形態と異なる部分を以下に説明する。
【0165】
図25は、第4実施形態によるパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。図25に関して、前述した図5と共通する部分については、同一の参照符号を付し、可能な限り重複する説明を繰返さない。
【0166】
図25を参照して、第4実施形態によるパチンコ遊技機が図5に示された構成と異なるのは、次の点である。遊技制御用マイクロコンピュータ51の代わりに、表示制御用マイクロコンピュータ301が、開閉片23a,23bを駆動するソレノイド24a,24bの制御を行なう。この第4実施形態の場合、遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に与えられる制御指令信号には、前述した表示制御用のコマンドに加えて、開閉片23a,23bの制御用(具体的にはソレノイド24a,24b駆動制御用)のコマンドも含められる。そのような制御指令信号の入力を受けると、表示制御用マイクロコンピュータ301は、24a,24bに制御信号を出力し、開閉片23a,23bを制御する。また、図25の構成は、第2および第3実施形態にも同様に適用可能である。
【0167】
このように、この第4実施形態の場合には、前述した実施の形態と共通する構成部分について、前述した実施の形態で説明したような効果が得られる他、次のような特有の効果も得ることができる。つまり、表示制御用マイクロコンピュータ301が、可変入賞球装置20に設けられた開閉片23a,23bの動作を制御するため、遊技制御用マイクロコンピュータは、開閉片23a,23bの駆動制御(具体的にはソレノイド24a,24bの制御)をしなくてもよくなる。つまり、可変入賞球装置20における開閉片23a,23bについての制御が、遊技制御用マイクロコンピュータ51と表示制御用マイクロコンピュータ301とで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピュータ51の制御負担をより一層軽減することができる。
【0168】
第5実施形態
次に、第5実施形態を説明する。この第5実施形態においては、前述した表示制御用マイクロコンピュータ301が振分け部材26駆動用のモータ35も制御する例を説明する。この第5実施形態は、第1実施形態〜第3実施形態の変形例であり、前述した第1実施形態と異なる部分を以下に説明する。
【0169】
図26は、第5実施形態によるパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。図26に関して、前述した図5と共通する部分については、同一の参照符号を付し、可能な限り重複する説明を繰返さない。
【0170】
図26を参照して、第5実施形態によるパチンコ遊技機が図5に示された第1実施形態によるパチンコ遊技機と異なるのは、次の点である。まず、第5実施形態の場合は、前述したような役物駆動制御用マイクロコンピュータ61が設けられた役物制御回路基板60が設けられていない。
【0171】
次に、第5実施形態の場合は、表示制御回路基板300の表示制御用マイクロコンピュータ301が、可変表示装置40に加えて、振分け部材26駆動用のモータ35の動作も制御する。表示制御用マイクロコンピュータ301は、モータ35に直接的に接続されている。
【0172】
この第5実施形態の場合、遊技制御用マイクロコンピュータ51から表示制御用マイクロコンピュータ301に与えられる制御指令信号には、前述した表示制御用のコマンドに加えて、振分け部材26の制御用(具体的にはモータ35駆動制御用)のコマンドも含められる。そのような制御指令信号の入力を受けると、表示制御用マイクロコンピュータ301は、モータ35に制御信号を出力し、振分け部材26を制御する。また、図25の構成は、第2および第3実施形態にも同様に適用可能である。
【0173】
このように、この第5実施形態の場合には、前述した実施の形態と共通する構成部分について、前述した実施の形態で説明したような効果が得られる他、次のような特有の効果も得ることができる。表示制御回路基板300に設けられた表示制御用マイクロコンピュータ301が可変表示装置40に加えて、モータ35も制御するので、前述した役物駆動制御用マイクロコンピュータ61が設けられた役物制御回路基板60のような振分け部材26を制御する専用の基板が不要になり、部品数を減らすことができる。
【0174】
また、たとえば、遊技制御用マイクロコンピュータが内部可動部材としての振分け部材26を直接的に駆動制御(具体的にはモータ35の制御)する場合と比べると、表示制御用マイクロコンピュータ301が、可変入賞球装置20に設けられた振分け部材26の動作を制御するため、遊技制御用マイクロコンピュータが振分け部材26を直接的に駆動制御しなくてもよくなる。つまり、可変入賞球装置20における内部可動部材としての振分け部材26についての制御が、遊技制御用マイクロコンピュータ51と表示制御用マイクロコンピュータ301とで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピュータ51の制御負担をより一層軽減することができる。
【0175】
次に、本発明の変形例等の特徴点を列挙する。
(1) 前述した実施の形態においては、ラウンド抽選の抽選結果に基づいて得られたラウンド制限回数により、特定遊技状態におけるラウンド数の継続回数を制限する例を示した。この場合の制限としては、まったく継続しないようにする制限状態を示した。しかし、これに限らず、ラウンド制限回数における制限としては、ラウンドが継続しにくくなるようにする制限状態であってもよい。具体的には、たとえば、ラウンド制限回数になるまでのラウンドにおいては、V入賞しやすい位置に玉を貯留してラウンド終了時に貯留を解除する等により継続条件が成立しやすい状態にし、ラウンド制限回数なると、それ以降のラウンドでは、そのような玉の貯留を行なわないことにより継続条件が成立しにくい状態にするようにしてもよい。
【0176】
(2) 前述した実施の形態においては、振分け部材26を内部可動部材の一例として示したが、これに限らず、内部可動部材は、可変入賞球装置20の内部において動作可能に設けられた可動部材であればよく、前述したようなものに限定されない。たとえば、内部可動部材としては、開閉動作が可能な開閉板、玉受けおよびその解除のための動作が可能な玉受部材、および、回転動作が可能な回転ドラム等のその他の可動部材を含んでもよい。たま、前述したモータ35を内部可動部材の駆動装置の一例として示したが、これに限らず、内部可動部材の駆動装置は、ソレノイド等のその他の駆動装置であってもよい。
【0177】
(3) 前述した遊技制御回路基板50と表示制御回路基板300とは、1つのボックス内に収容してもいいし(新機種に入れ替える時など着脱作業が容易になる)、表示制御回路基板300の取付箇所は特に限定されない。例えば、表示制御回路基板300を遊技盤1に設けていもよいし、機構板に取り付けるようにしてもいい。また、可変入賞球装置20に表示制御回路基板300を取り付け、その上からカバー部材で(可変入賞球装置20ごと、または表示制御回路基板300だけ)覆うようにしたものでもよいし、カバー部材の内側に表示制御回路基板300を取り付けてこれを可変入賞球装置20に取り付けるようにしてもよい。表示制御回路基板300および可変入賞球装置20をカバー部材で覆う構成した場合には、カバー部材によって表示制御回路基板300と可変入賞球装置20とを一緒に保護することができる。また、表示制御回路基板300が可変入賞球装置20の後方に取り付く場合、表示制御回路基板300を取り付けた状態で遊技盤1の表面側(遊技盤に取り付け用の開口が穿設されている)から可変入賞球装置20を取り付けられるようにすることが、取付作業性の上から望ましい。また、表示制御回路基板300を基板ボックスに収容する場合には、基板ボックスは、ビス止めによって取り付けるようにしてもいい。さらには、前述したカバー部材を透明な部材(透明合成樹脂が望ましい)によって形成すれば、収容された基板が外部から視認できるので不正防止が可能になる。また、表示制御回路基板300は、複数の駆動装置接続用の予備端子を設けるようにしてもよい。こうすることで、リサイクル時には、可変表示装置の種類や出力信号数が異なるような場合にも対応することができる。つまり、表示制御回路基板300は制御用のROMを除いて同一のものを使用できるのである。
【0178】
(4) 前述した実施の形態においては、飛行機部26aを含む振分け部材26が常に周期的に揺動を続ける例を説明した。しかし、これに限らず、振分け部材26は、V入賞発生後の所定期間(たとえば第1ラウンドの開閉片23a,23bの開閉が始まるまで)、各ラウンド中の所定期間(たとえばラウンド後半)、ラウンド間のインターバル期間等の予め定められたタイミングにおいて、停止制御されるようにしてもよい。また、振分け部材26の揺動は、常に同じ振れ角度で揺動させるのではなく、遊技の状況に応じて振れ角度を異ならせるようにしてもよい。
【0179】
(5) 前述したパチンコ遊技機の特定遊技状態の制御については、ラウンドが継続しないもの(1ラウンドしかないもの)でもよい。また、ラウンドにおける開放回数は、前述したような複数回のものでなくてもよく、1回だけのものであってもよい。
【0180】
(6) 前述した実施の形態での制御指令信号の送信方式は、変化点(制御の指令内容が変化する時点)で出力するものであってもよく、変化点よりも先に出力するものであってもよい。
【0181】
(7) また、前述した実施の形態では、可変入賞球装置20内に入った玉が貯留されることなくそのまま落下して可変入賞球装置20外に誘導される構造の可変入賞球装置を示した。しかし、これに限らず、可変入賞球装置としては、特定遊技状態になった場合に、可変入賞球装置20の内部に設けられた所定の玉貯留部材が動作して所定期間(たとえば所定ラウンド数になるまで)玉を貯留する貯留機構を備えたものであってもよい。そのような貯留機構を備えた可変入賞球装置の場合には、玉の貯留が解除された場合に、貯留解除された玉がV入賞しやすい経路に誘導される構造を採用してもよい。
【0182】
(8) また、前述した実施の形態においては、可変入賞球装置20における開閉片が左右一対のもの(開閉片23a,23b)である場合を例示したが、可変入賞球装置20に設けられる開閉片は、1つでもよく、横スライド方式や前後開放方式のものであってもよい。また、入賞玉検出器等の玉の検出手段は、フォトスイッチやマイクロスイッチ等でもよく、実施形態中に記載のものに限定しない。
【0183】
(9) 前述した実施の形態では、遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の(始動玉検出器5a〜5c)玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発生した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御することが可能な弾球遊技機の例として、玉がV入賞したことに応じて可変入賞球装置が開放動作されるパチンコ遊技機を示した。このような本発明が適用される弾球遊技機としては、たとえば、第1種のパチンコ遊技機のように、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置の可変表示の結果が予め定められた特定の表示態様(大当り図柄)となった場合に特定遊技状態(大当り)が発生し、可変入賞球装置が遊技者にとって有利な第1の状態に制御(開放制御)されるものも含まれる。
【0184】
(10) 前述した実施の形態では、始動玉検出手段(始動玉検出器5a〜5c)の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置を有し、予め定められた特定遊技状態が発生した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御する特定遊技状態(大当り)を発生することが可能な弾球遊技機を示した。このような本発明が適用される弾球遊技機としては、たとえば、前記始動玉検出手段の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作が行なわれ、その玉検出から所定時間内に入賞玉検出手段(たとえば、入賞玉検出器25a,25bのような検出手段)により入賞玉が検出された場合に、特定遊技状態(大当り)が発生するように制御されるものも含まれる。また、このような本発明が適用される弾球遊技機としては、たとえば、前記始動玉検出手段の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作が行なわれ、入賞玉検出手段(たとえば、入賞玉検出器25a,25bのような検出手段)により入賞玉が検出された場合に、所定の可変表示部(表示状態が変化可能なもの)が可変表示を開始し、その表示結果が予め定められた特定の表示態様(大当り図柄)となった場合に、予め定められた特定遊技状態(大当り)が発生するように制御されるものも含まれる。つまり、特定玉検出手段(特定玉検出器48)を別途設けないものにも、この発明は適用可能である。
【0185】
(11) 前述した実施の形態では、図3等に示した遊技制御用マイクロコンピュータにより、特定遊技状態(大当り)において、始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態にした後遊技者にとって不利な第2の状態にし、特定玉検出手段(特定玉検出器48)により玉が検出された場合に予め定められた継続条件が成立し、その成立に基づいて再度第1の状態に繰返し継続制御する繰返し継続制御手段が構成されている例をしした。しかし、これに限らず、特定玉検出手段を用いず、または設けず、所定時間内に入賞玉検出手段(たとえば、入賞玉検出器25a,25bのような検出手段)により玉が検出された場合に前記継続条件が成立するようにしてもよい。また、前記継続条件は、表示状態が変化可能な可変表示部を有する場合に、該可変表示部の可変表示による表示結果が予め定められた特定の表示態様になった場合に成立するようにしてもよい。
【0186】
(12) 前述した特定玉検出手段(特定玉検出器48)は、可変入賞球装置等に設けられた例を示したが、V入賞玉を誘導する入賞玉誘導カバーに設けられていてもよい。つまり、特定玉検出手段は、V入賞玉を明確に区別して検出できる位置であれば、どのような位置に設けられていてもよい。
【0187】
(13) 前述した実施の形態においては、可変入賞球装置の例として、始動入賞または大当りの発生がなければ打玉が入賞不可能な可変入賞球装置を示した。しかし、これに限らず、可変入賞球装置としては、始動入賞および大当りの発生がない場合である通常時においても打玉が入賞可能なものであってもよい。
【0188】
(14) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0189】
【課題を解決するための手段の具体例】
(1) 図1等に示したパチンコ遊技機により、遊技領域(遊技領域3)に設けられた始動入賞領域(始動入賞口4a〜4c)への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段(始動玉検出器5a〜5c)の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態(開閉片23a,23bによる上部入賞空間22の閉鎖状態)から遊技者にとって有利な第1の状態(開閉片23a,23bによる上部入賞空間22の開放状態)となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置(可変入賞球装置20)を有し、予め定められた特定遊技状態(大当り状態)が発生した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様(開閉片23a,23bが所定時間の開放動作を18回繰返す態様)で可変入賞球装置を第1の状態に制御することが可能な弾球遊技機が構成されている。図3等に示した遊技制御回路基板50により、所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ51)が設けられた遊技制御基板が構成されている。図1等に示した可変表示装置40により、表示状態が変化可能な可変表示装置が構成されている。図3等に示した表示制御回路基板300により、前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記可変表示装置の表示状態を制御する表示制御用マイクロコンピュータ(表示制御用マイクロコンピュータ301)が設けられた表示制御基板が構成されている。図18〜図20等に示されるように、前記表示制御用マイクロコンピュータは、遊技制御用マイクロコンピュータからの指令信号(コマンドを含む制御指令信号)に応じて前記可変表示装置の表示状態を制御する。
【0190】
(2) 図1等に示したパチンコ遊技機により、遊技領域(遊技領域3)に設けられた始動入賞領域(始動入賞口4a〜4c)への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段(始動玉検出器5a〜5c)の玉検出により遊技者にとって不利な第2の状態(開閉片23a,23bによる上部入賞空間22の閉鎖状態)から遊技者にとって有利な第1の状態(開閉片23a,23bによる上部入賞空間22の開放状態)となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置(可変入賞球装置20)を有し、該可変入賞球装置内に入賞した玉が入賞し得る特定入賞領域(特定受入口42)への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段(特定玉検出器48)の玉検出により前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様(開閉片23a,23bが所定時間の開放動作を18回繰返す態様)で可変入賞球装置を第1の状態に制御する特定遊技状態(大当り状態)を発生することが可能な弾球遊技機が構成されている。図3等に示した遊技制御回路基板50により、所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ51)が設けられた遊技制御基板が構成されている。図1等に示した可変表示装置40により、表示状態が変化可能な可変表示装置が構成されている。図3等に示した表示制御回路基板300により、前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記可変表示装置の表示状態を制御する表示制御用マイクロコンピュータ(表示制御用マイクロコンピュータ301)が設けられた表示制御基板が構成されている。図18〜図20等に示されるように、前記表示制御用マイクロコンピュータは、遊技制御用マイクロコンピュータからの指令信号(コマンドを含む制御指令信号)に応じて前記可変表示装置の表示状態を制御する。
【0191】
(3) 図3等に示されるように、前記遊技制御用マイクロコンピュータと前記表示制御用マイクロコンピュータとの間の通信は、前記遊技制御用マイクロコンピュータから前記表示制御用マイクロコンピュータへの一方向通信のみとされている。
【0192】
(4) 図1および図2等に示されるように、前記可変表示装置と前記可変入賞球装置とが一体的に設けられている。図2に示されるように、前記可変表示装置が前記可変入賞球装置の後方部分に着脱可能に取付けられる。
【0193】
(5) 図1等に示した入賞玉検出器25a,25bにより、前記可変入賞球装置に入賞した個数を検出する入賞個数検出手段が構成されている。図8に示されるように、前記可変表示装置は、前記入賞個数検出手段により検出された入賞個数を表示する。
【0194】
(6) 図3等に示した遊技制御用マイクロコンピュータにより、前記特定遊技状態において、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態にした後遊技者にとって不利な第2の状態にし、予め定められた継続条件の成立に基づいて再度第1の状態に繰返し継続制御する繰返し継続制御手段が構成されている。図8に示されるように、前可変表示装置は、前記繰返し継続制御の繰返し継続回数を表示する。
【0195】
(7) 図3等に示した遊技制御用マイクロコンピュータにより、前記特定遊技状態において、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態にした後遊技者にとって不利な第2の状態にし、予め定められた継続条件の成立に基づいて再度第1の状態に繰返し継続制御する繰返し継続制御手段が構成されている。図3等に示した遊技制御用マイクロコンピュータにより、前記繰返し継続制御の継続条件の成立が制限されることとなる繰返し継続制限回数(ラウンド制限回数)を抽選(ラウンド抽選)により決定する抽選手段が構成されている。前述したように、前記繰返し継続制御手段は、前記繰返し継続制御の繰返し継続回数が前記抽選手段により決定された繰返し継続制限回数となった場合に、前記継続条件の成立を制限する。図7の(c)等に示されるように、前記可変表示装置は、前記抽選手段により決定された繰返し継続制限回数を表示する。
【0196】
(8) 図21,図23に示されるように、前記可変表示装置は、前記可変入賞球装置への入賞を条件として識別情報(玉Pまたは図柄表示部400の図柄)を可変開始した後、表示結果(V入賞,非V入賞または特定の図柄表示態様,特定の図柄表示態様以外の図柄表示態様)を導出表示する。前述したように、前記弾球遊技機は、前記可変入賞球装置への入賞を条件として行なわれる可変表示の表示結果が特定の表示態様となったことを条件として前記特定遊技状態となる。
【0197】
(9) 図1,図6〜図8等に示されるように、前記可変表示装置は、前記可変入賞球装置の内部に位置し、当該可変入賞球装置の内部構造(振分け部材26)と関連性がある表示態様での表示を行なう。
【0198】
(10) 図6〜図8等に示されるように、前記可変入賞球装置は、内部構造が変化可能(たとえば、振分け部材26が回動し、飛行機部26aが揺動する等)である。図7の(c)に示されるように、前記可変表示装置は、前記可変入賞球装置の内部構造の変化(たとえば飛行機部26aが揺動)に伴って表示態様を変化させる(たとえば表示画像としての雲411を飛行機部26aと同様に揺動させる)。
【0199】
(11) 図1等に示した振分け部材26により、前記可変入賞球装置の内部において動作可能に設けられ、当該可変入賞球装置の内部構造を変化させる動作(たとえば飛行機部26aが揺動)をする内部可動部材が構成されている。図1等に示したモータ35により、内部可動部材を駆動する内部可動部材駆動装置が構成されている。図26に示されるように、前記表示制御用マイクロコンピュータは、さらに、前記内部可動部材駆動装置を制御する。
【0200】
(12) 図1等に示した開閉片23a,23bにより、前記可変入賞球装置の外部において動作可能に設けられ、少なくとも前記可変入賞球装置を前記第1の状態にさせる動作をする外部可動部材が構成されている。図1等に示したソレノイド24a,24bにより、外部可動部材を駆動する外部可動部材駆動装置が構成されている。図25に示されるように、前記表示制御用マイクロコンピュータは、さらに、前記外部可動部材駆動装置を制御する。
【0201】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項1に関しては、次のような効果を得ることができる。表示制御用マイクロコンピュータが、遊技制御用マイクロコンピュータからの指令信号に応じて、変動表示装置における識別情報の変動表示を制御するため、遊技制御用マイクロコンピュータは、変動表示装置における識別情報の変動表示を直接的に制御しなくてもよくなる。つまり、変動表示装置における識別情報の変動表示の制御が、遊技制御用マイクロコンピュータと表示制御用マイクロコンピュータとで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピュータの制御負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】 可変入賞球装置と可変表示装置との配置関係を示すパチンコ遊技機の部分的拡大側面図である。
【図3】 パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【図4】 遊技制御用マイクロコンピュータから表示制御用マイクロコンピュータに送信される表示制御用の制御指令信号の送受信形態を示すブロック図である。
【図5】 遊技制御用マイクロコンピュータから表示制御用マイクロコンピュータに送信される表示制御用の制御指令信号の送受信タイミングの例を示すタイミングチャートである。
【図6】 可変表示装置において表示される画像の表示内容を示す図である。
【図7】 可変表示装置において表示される画像の表示内容を示す図である。
【図8】 可変表示装置において表示される画像の表示内容を示す図である。
【図9】 始動入賞時の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。
【図10】 装置内入賞時の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。
【図11】 当り外れ時の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。
【図12】 ラウンド抽選時の図柄の変動パターンを指定する変動パターンコマンドを表形式で示す図である。
【図13】 ラウンド抽選時の停止図柄を指定する停止図柄コマンドを表形式で示す図である。
【図14】 ラウンド抽選の変動表示における図柄の確定表示(最終停止)を指示する図柄確定表示コマンドを示す説明図である。
【図15】 ラウンド表示画面を指定するラウンド表示画面コマンドを表形式で示す図である。
【図16】 特定遊技状態の各ラウンドにおいて表示される入賞個数を指定する入賞個数コマンドを表形式で示す図である。
【図17】 待機画面、デモ画面、エラー画面を指定するそれぞれのコマンドを表形式で示す図である。
【図18】 始動入賞により可変入賞球装置内に入った玉により外れになった場合の制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図19】 始動入賞により可変入賞球装置内に入った玉により当りになった場合の制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図20】 特定遊技状態の発生中における制御のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図21】 第2実施形態による可変入賞球装置および可変表示装置を示す正面図である。
【図22】 第2実施形態による当り外れ時の表示に関するコマンドおよび待機画面の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。
【図23】 第2実施形態による可変入賞球装置および可変表示装置の変形例を示す正面図である。
【図24】 第3実施形態による当り外れ時の表示に関するコマンドおよび待機画面の表示に関するコマンドを表形式で示す図である。
【図25】 第4実施形態によるパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【図26】 第5実施形態によるパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
3は遊技領域(遊技領域)、4a〜4cは始動入賞口(始動入賞領域)、5a〜5cは始動玉検出器(始動玉検出手段)、23a,23bは開閉片、22は上部入賞空間、20は可変入賞球装置(可変入賞球装置)、42は特定受入口(特定入賞領域)、48は特定玉検出器(特定玉検出手段)、51は遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御用マイクロコンピュータ)、50は遊技制御回路基板、40は可変表示装置(可変表示装置)、300は表示制御回路基板(表示制御基板)、301は表示制御用マイクロコンピュータ(表示制御用マイクロコンピュータ)、25a,25bは入賞玉検出器(入賞個数検出手段)、26は振分け部材(内部可動部材)、35はモータ(内部可動部材駆動装置)、23a,23bは開閉片(外部可動部材)、24a,24bはソレノイド(外部可動部材駆動装置)である。
Claims (1)
- 遊技領域に設けられた始動入賞領域への打玉の入賞を検出する始動玉検出手段の玉検出に基づいて遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態となる始動入賞時動作を行なう可変入賞球装置を有し、前記可変入賞球装置内に設けられた特定領域への打玉の入賞を検出する特定玉検出手段の玉検出に基づいて特定遊技状態が発生した場合に、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で可変入賞球装置を第1の状態に制御することが可能な弾球遊技機において、
所定の遊技制御を行なう遊技制御用マイクロコンピュータが設けられた遊技制御基板と、
複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置と、
前記遊技制御基板とは別体で形成され、前記変動表示装置の変動表示を制御する表示制御用マイクロコンピュータが設けられた表示制御基板とを含み、
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記特定遊技状態において、前記始動入賞時動作よりもさらに遊技者にとって有利な特定の態様で、前記可変入賞球装置を第1の状態にした後、遊技者にとって不利な第2の状態にし、予め定められた継続条件の成立に基づいて、再度、第1の状態に繰返し継続制御する繰返し継続制御手段と、
前記特定玉検出手段で玉検出がされたことに基づいて、前記特定遊技状態が発生した場合に実行される前記繰返し継続制御の継続条件の成立が制限されることとなる繰返し継続制限回数を抽選により決定する抽選手段と、
前記繰返し継続制御の繰返し継続回数が前記抽選手段により決定された繰返し継続制限回数となった場合に、前記継続条件の成立を制限する継続条件制限手段と、
前記表示制御用マイクロコンピュータに指令信号であるコマンドを送信するコマンド送信手段とを含み、
前記表示制御用マイクロコンピュータは、前記抽選手段により決定された前記繰返し継続制限回数を前記変動表示装置における前記識別情報の変動表示の表示結果により報知する制御を行ない、
該コマンド送信手段は、
1回の前記識別情報の変動表示において開始時にのみ1回、当該識別情報の変動表示を開始させてから該識別情報を確定表示させるまでの変動時間を特定する変動時間コマンドを送信し、
該変動時間コマンドの送信後、前記抽選手段によって決定された前記繰返し継続制限回数を示す前記識別情報の表示結果を特定可能な表示結果コマンドを送信し、
前記変動時間コマンドによって特定された前記変動時間が経過したときに、変動中の前記識別情報を確定表示させる確定表示コマンドを送信し、
前記表示制御用マイクロコンピュータは、
前記変動表示装置において、前記変動時間コマンドが送信されたら、該変動時間コマンドで特定される変動時間に従って前記識別情報の変動表示を実行して、前記表示結果コマンドに基づいた前記識別情報の表示結果を停止表示させ、
前記確定表示コマンドが送信されたときに、前記表示結果コマンドに基づいて停止表示された前記識別情報の表示結果を確定表示させることを特徴とする、弾球遊技機。
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