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JP4787537B2 - シリンダ装置 - Google Patents
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Description

この発明は、シリンダ装置に関する。
従来シリンダ装置にあっては、出願人が提案するものとして、たとえば、歯車ポンプ等の双方向吐出ポンプと、シリンダと、上記双方向吐出ポンプとシリンダとを接続するシリンダ回路を備え、また、上記シリンダをロック状態に保持するためにシリンダ回路の途中に一対の電磁開閉弁を備えて構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
そして、このシリンダ装置を具体化したものは、たとえば、図2にしめすように、シリンダ100と双方向吐出ポンプ101とを連結するブロック103にシリンダ回路104を内設して、さらに、このブロック103に上記各電磁開閉弁105,106を設けたものがある。
しかしながら、上記した従来の具体化されたシリンダ装置にあっては、機能上問題があるわけではないが、以下の弊害がある。
すなわち、従来のシリンダ装置にあっては、シリンダ100と双方向吐出ポンプ101とをブロック103で連結して、このブロック103内に各電磁開閉弁105,106を設けているので、機器にシリンダ装置を取付ける場合に、両端の取付部位を結んだ線となるシリンダの中心線から液圧源までの距離が遠くなり、機器が振動する場合等には、シリンダ装置の揺れ量が大きくなり、機器側の部材に干渉してしまう恐れがある。
また、上記のように、従来のシリンダ装置ではシリンダ装置の短手方向幅が、ブロック103の存在により大きいため、取付スペースが限られた機器によっては、取付不能となってしまう場合もある。
そこで、本発明は上記弊害を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、コンパクトなシリンダ装置を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明は、シリンダと、このシリンダ内に形成された2つの圧力室を連通するシリンダ回路を介して上記2つの圧力室に選択的に液圧を供給する液圧源と、上記シリンダ回路の途中に設けられ各圧力室をそれぞれロックする一対の電磁開閉弁とを備え、各電磁開閉弁が弁座に離着座する弁体と、この弁体を弁座に向けて付勢する附勢ばねと、印加時に上記弁体に上記附勢ばねの附勢力に抗する方向に推力を与えるソレノイドとを備えたシリンダ装置において、上記電磁開閉弁をバルブケース内に収納し、このバルブケースと上記液圧源とを上記シリンダ外周に直接取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、シリンダ装置の取付部位を結んだ線となるシリンダの中心線と液圧源との距離は、従来のシリンダ装置に比較して短くなる、すなわち、シリンダ装置をコンパクトにすることができる。
したがって、このシリンダ装置にあっては、機器が振動する場合等のシリンダ装置の揺れ量は小さく済むから、機器側の部材に干渉してしまう恐れが少なくなる。
また、上記のように、従来のシリンダ装置よりコンパクトであるため、取付スペースが限られた機器への搭載性も向上する。
さらに、シリンダ装置の重心をシリンダの中心線の近傍に設定することができるようになるから、シリンダ装置の慣性モーメントを小さくすることができるから、シリンダ装置の振れを従来のシリンダ装置より早く終息できるとともに、シリンダ装置の振れによる慣性力が機器側に作用してしまう弊害を少なくすることができる。
以下に、図示した一実施の形態に基づいて、この発明を説明する。図1は、一実施の形態におけるシリンダ装置の断面図である。
一実施の形態におけるシリンダ装置Sの基本構造は、図1に示すように、シリンダ1と、シリンダ1内にピストンPで隔成された2つの圧力室R1,R2と、上記各圧力室R1,R2を連通するシリンダ回路2と、当該シリンダ回路2を介して上記2つの圧力室R1,R2に選択的に液圧を供給する液圧源たる双方向吐出ポンプ10と、上記双方向吐出ポンプ10に管路20を介して接続されるとともに、双方向吐出ポンプ10の図1中左端に連結されたアキュムレータAと、シリンダ回路2の途中に設けられた一対の開閉弁たる電磁開閉弁5,6とで構成されている。
以下、詳細に説明すると、シリンダ1は、筒状のシリンダ本体Cと、シリンダ本体C内に摺動自在に挿入されたピストンPと、ピストンPの軸心部を貫通するロッドRとで構成されたいわゆる両ロッド型のシリンダとして形成されており、シリンダ本体C内には、作動油等の液体が充填され、さらに、シリンダ本体Cの両端側には、それぞれ、圧力室R1とシリンダ本体C外方とを連通するポートaと、圧力室R2とシリンダ本体C外方とを連通するポートbとが設けられている。
さらに、上記ポートaは、シリンダ回路2の管路3の一端に接続され、ポートbは、シリンダ回路2の管路4の一端に接続されており、管路3の他端は双方吐出ポンプ10の一方の吐出孔cに、管路4の他端は双方向吐出ポンプ10の他方に吐出孔(図示せず)に、それぞれ接続されている。したがって、圧力室R1と圧力室R2とは管路3,4にて構成されるシリンダ回路2を介して連通されている。なお、シリンダ装置Sにダンパ機能を持たせる場合には、ピストンPに上記各圧力室R1,R2を連通する通路を設けて、当該通路の途中に減衰力発生要素、たとえば、オリフィスやリーフバルブ等を設けるうようにすればよい。
そして、ロッドRの図1中左端は、シリンダ装置Sを機器等に取付可能なようにブラケットB1が結合されており、また、シリンダ本体Cの図1中右端にもブラケットB2が螺着されている。したがって、本シリンダ装置Sにあっては、シリンダ装置Sの取付部位は上記ブラケットB1,B2となる。
また、液圧源たる双方向吐出ポンプ10は、中空なポンプ本体11と、ポンプ本体11内のポンプ室10aに回転自在に収納された駆動歯車12と従動歯車13と、2つの吐出孔c,(図示せず)とで構成された歯車ポンプである。そして、駆動歯車12は、ポンプ本体11側にシャフト14で回転自在に軸支されており、このシャフト14の一端には、モータMが連結され、モータMの駆動によって駆動歯車12は駆動される。
さらに、駆動歯車12は、軸15によりポンプ本体11側に回転自在に軸支された従動歯車13に噛合しており、駆動歯車12が回転駆動されると従動歯車13も伴って回転するようになっている。
したがって、モータMを正転および逆転させることにより、その液体吐出方向を切換可能なようになっており、吐出孔c,(図示せず)は、吸入孔としての役割も果たす。
なお、双方向吐出ポンプには、上述の歯車ポンプ以外のポンプを使用することも可能である。
つづいて、アキュムレータAは、中空なアキュムレータ本体21と、アキュムレータ本体21内に摺動自在に挿入されたフリーピストンFと、アキュムレータ本体21内にフリーピストンFにより隔成した液室Lと、該フリーピストンFを液室Lに向けて付勢する付勢バネSPとで構成されている。また、アキュムレータAは、双方向吐出ポンプ10のポンプ本体11の図1中左端に連結されて双方向吐出ポンプを一体化されるとともに、上記液室Lは、ポンプ本体11のシャフト14および軸15が挿入された孔(付示せず)に連通する管路20を介してポンプ室10aに接続されている。
そして、上述した双方向吐出ポンプ10と、モータMと、アキュムレータAは、一体化されて1つのブロックを形成し、このブロック化された双方向吐出ポンプ10、モータMおよびアキュムレータAは、シリンダ1のシリンダ本体Cの外周に連結されている。なお、液圧源たる双方向吐出ポンプ10の駆動軸たるシャフト14とシリンダ1の軸線とを並行にして配置してあるので、シリンダ1に対してモータMが干渉したりすることはなく、後述するシリンダ1の中心線CLと双方向吐出ポンプ10との距離を小さくすることができる。
つぎに、シリンダ回路2たる管路3,4の途中に設けられた電磁開閉弁5,6について説明する。なお、電磁開閉弁5,6は、その設置箇所が管路3の途中であるか管路4の途中であるかの違いはあるが、基本的に同様の構成であるので、説明の重複を避けるため一方の電磁開閉弁5のみついて説明し、各部の同様の部材については、同じ符号を付することとする。
電磁開閉弁5,6は、ともにバルブケースVに内設されており、このバルブケースVには、上述の管路3,4が設けられている。
そして、電磁開閉弁5は、管路3の途中に設けられた弁座30と、弁座30に離着座自在に設けられた弁体31と、該弁体31を弁座30へ向けて付勢する付勢バネ32と、印加時に弁体31を付勢バネ32の付勢力に抗する方向に推力を与えるソレノイド33とを備えており、ソレノイド33が印加されない状態では弁体31が弁座30に当接して管路3を遮断し、ソレノイド33が印加された状態では弁体31が弁座30から離座して管路3を開放するようになっている。したがって、管路3,4を電磁開閉弁5,6で開放して、双方向吐出ポンプ10を駆動すれば、シリンダ1の伸長もしくは収縮させることができ、また、管路3,4を電磁開閉弁5,6で遮断すれば、シリンダ1内の各圧力室R1,R2の液体は移動を妨げられるので、シリンダ1を伸縮不能な棒状体にする、いわゆるロックすることができる。
そして、上述のように、各電磁開閉弁5,6は、バルブケースV内にそれぞれ同軸となるように対向させて収められてブロック化され、このブロック化された各電磁開閉弁5,6は、上記シリンダ1のシリンダ本体Cの外周に連結されている。上述のように、各電磁開閉弁5,6は、バルブケースV内にそれぞれ同軸となるように対向させて収められているので、各電磁開閉弁5,6とシリンダ1の中心線CLとの距離を小さくすることができる。
したがって、上記各電磁開閉弁5,6がブロック化されたバルブケースVと、ブロック化された双方向吐出ポンプ10、モータMおよびアキュムレータAは、ともに、シリンダ1と中心としてシリンダ本体Cの外周に連結されていることとなる。
すると、図1中シリンダ装置Sの取付部位を結んだ線となるシリンダ1の中心線CLと液圧源たる双方向吐出ポンプ10の中心線PLとの距離は、従来のシリンダ装置に比較して短くなる、すなわち、シリンダ装置をコンパクトにすることができる。
したがって、このシリンダ装置Sにあっては、機器が振動する場合等のシリンダ装置Sの揺れ量(振れ角×中心線CLと中心線PLとの距離)は小さく済むから、機器側の部材に干渉してしまう恐れが少なくなる。
また、上記のように、従来のシリンダ装置よりコンパクトであるため、取付スペースが限られた機器への搭載性も向上する。
さらに、シリンダ装置Sの重心をシリンダ1の中心線の近傍に設定することができるようになるから、シリンダ装置の慣性モーメントを小さくすることができるから、シリンダ装置の振れを従来のシリンダ装置より早く終息できるとともに、シリンダ装置の振れによる慣性力が機器側に作用してしまう弊害を少なくすることができる。
そしてさらに、上述のようにシリンダ1を中心として各部が配置されるから、必然的にシリンダ回路2の管路3,4は、シリンダ装置Sの最も外周側に配置され、また、その管路長も長くなる。したがって、管路3,4内を通過する液体を、管路3,4で冷却することができる。すなわち、シリンダ1内の液体の温度上昇を防止して、液体がシリンダ装置Sから漏れてしまうことや、シリンダ装置Sがダンパとして機能する場合には、減衰特性の変化を防止することが可能である。
なお、管路3,4での液体冷却効果を高めるには、管路3,4の外側に冷却用のフィンを形成しておくとよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態におけるシリンダ装置の断面図である。 従来のシリンダ装置の断面図である
符号の説明
1 シリンダ
2 シリンダ回路
3,4,20 管路
5,6 開閉弁たる電磁開閉弁
10 双方向吐出ポンプ
10a ポンプ室
11 ポンプ本体
12 駆動歯車
13 従動歯車
14 シャフト
15 軸
21 アキュムレータ本体
30 弁座
31 弁体
32,SP 付勢バネ
33 ソレノイド
A アキュムレータ
B1,B2 ブラケット
C シリンダ本体
CL シリンダの中心線
F フリーピストン
M モータ
P ピストン
PL 液圧源の中心線R ロッド
R1,R2 圧力室
S シリンダ装置
V バルブケース
a,b ポート
c 吐出孔

Claims (4)

  1. シリンダと、このシリンダ内に形成された2つの圧力室を連通するシリンダ回路を介して上記2つの圧力室に選択的に液圧を供給する液圧源と、上記シリンダ回路の途中に設けられ各圧力室をそれぞれロックする一対の電磁開閉弁とを備え、各電磁開閉弁が弁座に離着座する弁体と、この弁体を弁座に向けて付勢する附勢ばねと、印加時に上記弁体に上記附勢ばねの附勢力に抗する方向に推力を与えるソレノイドとを備えたシリンダ装置において、上記電磁開閉弁をバルブケース内に収納し、このバルブケースと上記液圧源とを上記シリンダ外周に直接取り付けたことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 各開閉弁を同軸もしくは略同軸となるように対向させてシリンダ外周に配置したことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 液圧源の駆動軸をシリンダの軸線と並行もしくは略並行となるようにしたとを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダ装置。
  4. シリンダ回路の外側に冷却用フィンを設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシリンダ装置。
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