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JP4800419B2 - 無線リソース割り当て方法および,これを適用する移動通信システム - Google Patents
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Description

本発明は,無線リソース割り当て方法および,これを適用する移動通信システムに関し,特に,ランダムアクセスチャネル(RACH)とデータ信号が,FDM(周波数分割多重方式)あるいはTDM(時分割多重方式)で多重され,データ信号の再送制御方式に同期HARQ(Synchronous Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いる移動通信システムに関する。
次世代移動通信システムの上りリンクの無線アクセス方式に求められる性質としては,主に,周波数利用効率が高いことと,送信信号のPAPR(Peak−to−Average Power Ratio)が低いことが挙げられる。
DFT(Discrete Fourier Transform)−Spread OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式は,上記の要件を満たす無線アクセス方式の1つとして注目されている。その特徴として,まず,シングルキャリア伝送方式であるために,OFDM(直交周波数分割多重)等のマルチキャリア方式と比べて,PAPRが低いことが挙げられる。
別の特徴としては,周波数領域の信号処理を用いることにより,シングルキャリアの信号成分を時間,周波数領域で柔軟に配置できることが挙げられる。
図1は,時間,周波数領域での信号の配置例を表している。RACH(Random Access Channel)は,上りリンクにおいて無線リンクの接続のための設定情報を有して,各無線フレームの最初に送信されるチャネルである。
したがって,RACH用の無線リソースIとして,一定の時間間隔で特定の周波数領域が設けられている。データ信号IIについては,RACH用の無線リソースを除いた部分を各移動局(UE1,UE2等)で共有して用いる。なお,本来は,制御情報の伝送に用いる制御信号や,データ信号,制御信号の復調に用いるパイロット信号等が存在するが,この図では省略している。
ここで,データ信号の誤り制御方式として,N−channel Stop and Wait法に基づくHARQ方式を前提とし,これを再送間隔の観点で分類すると,非同期(Asynchronous)HARQ方式と同期(Synchronous)HARQ方式が挙げられる(非特許文献1,特許文献1参照)。
非同期HARQ方式では,送信側でデータ信号を送信する際,そのデータ信号の順序情報を表すプロセス番号を制御情報として送信する。受信側では,データ信号の並びを元通りに復元するためには,プロセス番号を参照すればよいので,再送間隔は必ずしも一定でなくて良い。従って,送信側でパケットスケジューリングを行う場合に,スケジューリングの自由度が高い利点がある。
一方,同期HARQ方式では,データ信号の再送間隔を基本的に一定とする。受信側では,プロセス番号を参照しなくても,どの新規データに対する再送データを受信したかを判断することができるので,問題なくデータ信号の並びを元通りに復元できる。従って,プロセス番号を制御情報として送信する必要がないので,データ信号の伝送効率が向上する利点がある。
"3rd generation partnership Project(3GPP);TechnicalSpecification Group Radio Access Network;Physical layer aspects for evolvedUniversal terrestrial radio Access(UTRA)(release 7)",3GPP TR 25.814 v1.2.3(2006−5). 特開2007−6080号公報
RACHとデータ信号が周波数分割多重あるいは時分割多重される場合に,データ信号に対する同期HARQの動作を考える。図2は,RACH,データ信号に対する無線リソース割り当ての例を表す。ここで,データ信号用の無線リソースの割当量は,各TTI(Transmission Time Interval)で必ずしも同じではないため,以下の問題が生じる。
RACHが多重されないTTIにおいて送信された各移動局UEのデータ信号が全てチェックビット判定で不良(CRC−NG)となった場合,前回の送信タイミング,例えば,タイミングTTI#(n)から一定の時間(RTT:Round Trip Time)を経たタイミングTTI#(n+RTT)で再送する必要がある。
図2において,一往復送信時間(RTT:Round Trip Time)後,タイミングTTI#(n+RTT)では,全移動局のデータ再送無線リソースを確保できるが,タイミングTTI#(n+RTT+1)では,RACH用の帯域が先に設定されているので,UE2のデータ再送用の無線リソースが確保できない。したがって,このタイミングがRACHの多重されるTTIと重なる場合,再送に必要な無線リソースが確保できないので,同期HARQを実現することができない。
さらに,上記の問題への対処として,RACHが多重されるTTIとデータ信号の再送タイミングが重なることが予想される場合は,データ信号の再送タイミングを延期する方法が考えられる。しかし,待ち行列が次第に長くなり,再送バッファが破綻する懸念がある。
したがって,本願発明の目的は,かかる不都合を解消する無線リソース割り当て方法および,これを適用するディジタル移動通信システムを提供することにある。
そして,かかる本願発明の特徴として,第1にRACHとデータ信号がFDM(周波数分割多重)あるいはTDM(時分割多重)で多重され,データ信号の再送制御方式に同期HARQ(Synchronous Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いる場合に,RACHが多重されるタイムスロットに,再送を行わないチャネルを設けることにある。
この特徴により,データ信号用の無線リソースの割当量は,各TTIで同一になるため,上記の問題が解消する。
また,本発明に従うディジタル移動通信システムでは,RACHとデータ信号がFDMあるいはTDMで多重され,データ信号の再送制御方式に同期HARQ方式を用いる場合に,RACHが多重されないタイムスロットには,RACHと同一の無線リソースサイズを有するチャネルを設けることを特徴とする。この特徴により,データ信号用の無線リソースの割当量は,各TTIで同一になるため,上記の問題が解消する。
図1は,無線リソースの割当ての例を示す図である。 図2は,従来例における無線リソースの割当てと再送制御を説明する図である。 図3は,本発明を適用する第1の実施例における移動局の構成例ブロック図であり,特に送信側構成を示す図である。 図4は,図3の移動局構成における再送バッファの構成例を示す図である。 図5は,本発明を適用する第1の実施例における基地局の構成例ブロック図であり,特に受信側構成を示す図である。 図6は,第1の実施例における無線リソース割り当てと再送制御を説明する図である。 図7は,図5の基地局におけるRB割当部の構成例を示す図である。 図8は,第2の実施例における無線リソース割り当てと再送制御の説明する図である。
以下に図面に従い,本発明の実施の形態例を説明する。
図3は,本発明を適用する移動局UE(User Equipment)の構成例ブロック図であり,特に移動局の送信側構成を示す。
図3において,制御信号復調部1では,受信アンテナ18Rで受信される基地局BSからフィードバックされた制御信号を復調し,後述するACK/NACK情報100,RB(Resource Block)割り当て情報101,送信タイミング制御値102を抽出する。
再送バッファ部2では,N−channel Stop and Waitの再送制御を行う。詳細な再送バッファ部2の構成例を図4に示す。
再送バッファ部2は,プロセス数(プロセス1〜プロセスNpro)に応じたバッファ20を有している。バッファ20には,送信済みのデータがプロセスに応じて格納されている。また,このデータには,データ品種(リアルタイム,非リアルタイム等)を表す情報が含まれている。
再送制御部21は,後述する基地局BS(Base Station)からのACK/NACK情報100に基づいて,バッファ部20における信号の入出力を制御する。
例えば,ACK/NACK情報100がACKを示す場合,再送制御部21は,バッファ20において,ACK/NACK情報100に対応するプロセス番号の部分に新しいデータを書き込むよう,書き込みバッファ選択部22に指示する。
次いで,このバッファ20からデータを読み出すように読み出しバッファ選択部23に指示する。
また,ACK/NACK情報100がNACKを示す場合,再送制御部21は,書き込みバッファ選択部22への書き込み指示は行わず,バッファ20からACK/NACK情報100に対応するプロセス番号のデータを読み出すように読み出しバッファ選択部23に指示する。
ここで,データ信号を送信してからACK/NACK情報100が返送されるまでの時間はRTT(Round Trip Time)として既知である。このことから,ACK/NACK情報100とプロセス番号の対応は既知である。
また,データの書き込み量,読み出し量,その対象となるデータ品種は,上記のRB(Resource Block)割り当て情報101に含まれている。
バッファ20から読み出されたデータは,CRC(循環符号チェック符号)符号器3へ転送される。また,制御信号として,スケジューリング要求情報103が,畳込み符号器4へ転送される。スケジューリング要求情報103は,例えば,バッファ20に滞留している各データ品種のデータ量に基づいて生成される。
次に,CRC符号器3ではデータ信号に対する誤り検出符号化を行い,それに続くターボ符号器5では誤り訂正符号化を行い,第1のデータ変調部6ではデータ信号によりデータ変調を行う。制御信号に対しては,畳込み符号器4で誤り訂正符号化を行い,第2のデータ変調部7で制御信号によりデータ変調を行う。
パイロット信号生成部8では,データ信号の復調に必要なパイロット信号を生成する。
RACH(Random Access Channel)生成部では,RACH信号を生成する。
セレクタ10は,データ信号,制御信号,パイロット信号,RACH信号のいずれかについて,それ以降の処理を行うように,切り替え処理を行う。
例えば,基地局BSとの初期接続時には,RACH信号を送信するように切り替える。
基地局BSに対して,データ信号の送信許可を要求する場合には,制御信号とパイロット信号を送信するように切り替える。また,データ信号の送信許可を表すRB割当情報が基地局BSから送られた場合には,データ信号あるいはパイロット信号を送信するように切り替える。
離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)部11では,セレクタ10により切替え出力される出力信号に対して,時間領域から周波数領域への変換を行う。SC(サブキャリア)マッピング部12では,セレクタ10の出力信号が,所定のRBで送信されるように,高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)部13の入力信号へのマッピングを行う。
ここで,RB(Resource Block)とは,システム周波数帯域のうち,各移動局UEが使用する周波数帯域の最小単位のことであり,連続した周波数(サブキャリア)を束ねて1個のRBを構成している。IFFT部13では,周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。
CP挿入部14では,IFFT部13から出力されるサンプル単位でCP(Cyclic prefix)を挿入する。送信タイミング制御部15では,基地局BSから通知された送信タイミング制御値102に基づいて,送信タイミングの微調整を行う。この送信タイミング制御値102は,各移動局UEの信号が同じタイミングで基地局BSに受信されるように計算されている。
次に,D/A変換部16で送信タイミングが調整された信号をD/A変換し,送信RF(無線周波数)部17において,直交変調を行い,ベースバンド信号を無線周波数の信号に変換し,送信アンテナ18Sから送信する。
図5は,本発明を適用する基地局BS側の受信処理構成のブロック図を示す。
まず,受信RF部30では,アンテナ29Rで受信される移動局UEから送信された信号に対して,無線周波数の信号をベースバンドの信号に変換し,直交復調を行う。その後,A/D変換部31でA/D変換を行う。
RACH検出部32で,RACH信号の検出を行う。CP削除部33では,あらかじめ決められたタイミング(目標受信タイミング)で,受信信号からCPを削除し,各移動局UEからの有効信号成分を切り出す。このとき,各移動局UEからの各パスの受信タイミングが,目標受信タイミングからCP長の区間に収まっていれば,移動局間で干渉は生じない。
パスサーチ部35では,時間領域で受信信号と各移動局UEの送信パイロット信号のレプリカとの相関演算を行う。これにより,移動局毎に各パスの受信タイミング(有効信号成分の始点)を検出する。
そして,各移動局UEの先頭パスの受信タイミングと前述の目標受信タイミングの差分を求め,送信タイミング制御値とする。FFT(Fast Fourier Transform)部34では,時間領域の信号を周波数領域に変換する。データ・制御・パイロット信号分離部36では,TDM(時分割)あるいはFDM(周波数分割)で多重された各移動局のデータ信号,制御信号とパイロット信号を受信信号から分離する。以降は,復調処理部40において各移動局UEに対する復調処理を行う。
チャネル推定部41では,パイロット信号が配置されたサブキャリアについて,周波数領域で受信パイロット信号と送信パイロット信号のレプリカとの相関演算を行う。これにより,無線チャネルにおける周波数領域のチャネル歪みを推定する。つまり,チャネル推定値を求める。このチャネル推定値を用いて,時間方向,周波数方向で補間処理(線形補間等)を行うことにより,TTI内の全サブキャリア,全FFTブロックのチャネル推定値を算出する。
SIR推定部42では,補間処理前のチャネル推定値を用いて,データ信号用の各RBに対する受信SIR(信号対干渉信号比)を推定する。推定方法の例としては,データ信号用のRB毎に,対象とする移動局UEのパイロット信号が配置されたサブキャリアのチャネル推定値を用いて,複素数で表されるチャネル推定値の実数部と虚数部のそれぞれの2乗の和を希望信号成分Sとみなし,複数のシンボルにおける分散値を干渉信号電力Iとみなし,SとIの比を受信SIRの推定値とする。
データ信号については,チャネル補償部431において,特定のサブキャリア,FFTブロックについて,受信データ信号と,それに対応するチャネル補償ウェイトを乗算する。チャネル補償ウェイトとしては,例えば次式で表されるMMSEウェイトWが用いられる。
ここで,Hはチャネル推定値,*は複素共役を表す。Nは雑音電力推定値で,受信SIR推定値を求める過程で得られた,データ信号用の各RBの干渉電力IをRB間で平均することにより求められる。
Figure 0004800419
SCデマッピング部432では,受信信号から,対象とする移動局UEのデータ信号が配置されたRBの信号を抽出する。IDFT部433では周波数領域のデータ信号を時間領域の信号に変換し,データ復調部434ではデータ変調を行う。
再送バッファ部435は,プロセス数に応じたバッファを有しており,後述するCRC復号器438で誤りが検出されたプロセスのデータが格納されている。パケット合成部436は,今回受信したデータ信号と同じプロセスの信号を再送バッファから取り出し,それを今回受信したデータ信号とビット単位で加算(パケット合成)する。パケット合成後のデータ信号は,再送バッファ部435の該当プロセスのバッファに格納される。
また,ターボ復号器437で誤り訂正復号が行われる。CRC復号器438では,誤り検出が行われ,誤りが検出されなかった場合は,復元されたデータ信号を出力する。
また,誤り検出の結果をACK/NACK信号100として出力する。ACK/NACK信号100の内訳は,誤りが検出されなかった場合はACKを表す1が格納され,誤りが検出された場合はNACKを表す0が格納される。
ACK/NACK信号100は再送バッファ部435に入力され,ACKの場合には,対応するプロセスのバッファをリセット(中身を0で置き換える)する。
制御信号については,データ信号と同様に,チャネル補償部441でチャネル補償を行い,SCデマッピング部442で,制御信号が配置されたRBの信号を受信信号から抽出する。さらに,IDFT部443で周波数領域の制御信号を時間領域の信号に変換し,データ復調部444でデータ復調を行う。
その後,ビタビ(Viterbi)復号器445で誤り訂正復号を行い,移動局UEからのスケジューリング要求情報を得る。
RB割当部37では,データ信号用の各RBの受信SIR推定値,スケジューリング要求情報,ACK/NACK情報を用いて,各移動局からの次回のデータ信号の送信に用いるRBを割り当てる。
割り当て方法の例としては,受信SIR推定値が規定のしきい値を超えたRBを割り当てる方法などがある。RB割当部37の具体的な構成は後述する。
制御信号変調部38では,各移動局UEからの次回のデータ信号の送信に用いるRBの割り当て情報と,各移動局UEのACK/NACK信号100と,各移動局UEの送信タイミング制御値を制御信号にマッピングし,送信アンテナ29Sから各移動局UEに送出して,フィードバックする。
図6は,第1の実施例としての無線リソース割り当てと再送制御を説明する図である。図2と異なる点は,RACHが多重されたTTIは,再送が必要なチャネルは多重されずに,再送が不要なチャネルを多重する点にある。
再送が不要なチャネルとしては,例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)用のチャネルなどが挙げられる。
また,再送が必要なチャネルについては,RACHが多重されないTTIのみを用いて再送制御を行う。例えば,TTI#nで送信された移動局UE1,UE2のデータ信号が共にチェックビット判定で不良(CRC−NG)になった場合,前回の送信から数えてRTT(Round Trip Time)番目のTTI#(n+RTT)で再送が行われる。
ただし,TTIを数え上げる際,RACHが多重されるTTIは除外する。従って,TTI#(n+1)で送信された移動局UE1,UE2のデータ信号が共にCRC−NGになった場合には,RACHが多重されるTTI#(n+RTT+1)は除外して数え上げるので,TTI#(n+RTT+2)で再送が行われる。
このようにすれば,再送が必要なチャネルが用いるTTIにおいて,再送が必要なチャネルに割り当て可能な無線リソースサイズは常に一定なので,再送時に無線リソースが確保できないという問題が解消される。
上記の無線リソース割り当てと再送制御を実現する,基地局BSにおけるRB割当部36の具体的な構成図を図7に示す。
図6に示すRACHが多重されるTTIにおいて,RACHを除いた無線リソースを限定リソースチャネルと定義すると,限定リソースチャネル用スケジューラ360は,限定リソースチャネルにおけるRBの割り当てを行う。一方,一般チャネル用スケジューラ361は,RACHが多重されないTTIにおけるRBの割り当てを行う。これらのスケジューラ360,361では,受信SIR,スケジューリング要求情報,ACK/NACK情報が入力され,RB割当情報として,次回の送信に使用するRB,送信されるデータ品種の情報が出力される。
スケジューラ入出力制御部362は,RB割当部36への入出力を,限定リソースチャネル用スケジューラ360,一般チャネル用スケジューラ361のいずれかに切り替える。
具体的には,ACK/NACK情報がACKの場合,移動局UEからの新規データに対するRB割り当てを行う。例えば,スケジューリング要求情報において,全データ品種のデータ滞留量のうち,再送が不要なチャネルのデータ滞留量の占める比率が一定以上になった場合,限定リソーススケジューラ360への切り替えを行い,再送が不要なチャネルに対するRB割り当てを行う。
それ以外の場合は,一般チャネル用スケジューラ361に切り替える。また,ACK/NACK情報がNACKの場合には,再送が必要なチャネルについては,一般チャネル用スケジューラ361への切り替えを行い,再送が不要なチャネルについては,いずれのスケジューラへの切り替えも行わない。
図8は,第2の実施例における無線リソース割り当てと再送制御を説明する図である。
図2と異なる点は,RACHが多重されないTTIにおいて,RACHと同一の無線リソースを有するチャネル(限定リソースチャネルと定義する)が割り当てられる点にある。図8では,限定リソースチャネルにRACHと同じ周波数帯域が割り当てられているが,割り当てられるRB(リソースブロック)数がRACHと同じであれば,必ずしも同じ周波数帯域でなくてもよい。
また,限定リソースチャネルの再送制御は,RACHが多重されないTTI(例えば,TTI#(n+1)〜TTI#(n+RTT))における限定リソースチャネルのみを用いて行われる。
従って,前回送信されたTTIを起点に,RACHが多重されるTTIを除いて数え上げて,RTT番目のTTIで再送が行われる。
このとき,再送される対象のチャネルは,限定リソースチャネルのRB数と同一又はそれより少ない無線リソースのチャネルであれば,必ず限定リソースチャネルを用いて再送することができる。
一方,RACHや限定リソースチャネルを除く,再送が必要なチャネルの再送制御は,RACHが多重されるか否かは関係なく,すべてのTTIを用いて行われる。従って,前回送信されたTTIを起点に,RACHが多重されるTTIも含んで数え上げて,RTT番目のTTIで再送が行われる。
このようにすれば,限定リソースチャネルが用いるTTIにおいて,限定リソースチャネルに割り当て可能な無線リソースサイズは常に一定である。また,その他の再送が必要なチャネルが用いるTTIにおいて,その他の再送が必要なチャネルに割り当て可能な無線リソースサイズは常に一定である。従って,再送時に無線リソースが確保できないという問題が解消される。
上記の無線リソース割り当てと再送制御を実現する,基地局BSにおけるRB割当部36は,第1の実施例と同様の構成(図7参照)であるが,スケジューラ入出力制御部362の動作が異なる。具体的には,ACK/NACK情報がACKの場合,移動局UEからの新規データに対するRB割り当てを行う。
例えば,スケジューリング要求情報において,全データ品種のデータ滞留量のうち,非リアルタイムデータの占める比率が一定以上になった場合や全データ品種のデータ滞留量そのものが少量である場合は,限定リソーススケジューラ360への切り替えを行い,これらのデータに対するRB割り当てを行う。それ以外の場合は,一般チャネル用スケジューラ361に切り替える。
また,ACK/NACK情報がNACKの場合には,前回RB割り当てを行ったスケジューラに切り替える。
上記本発明の構成により,RACHの送信と,データ信号に対するSynchronousHARQ処理の両立が可能である。
なお,上記実施例の説明は,本発明の理解のためのものであり,本発明は保護の範囲は,これらの実施例に限定されるものではない。特許請求の範囲の記載とその均等物に及びものである。
(付記1)
複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムであって,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,
前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみを周波数多重化し,
前記複数の移動局は,前記基地局から再送要求のある時,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記再送要求されたデータ信号を周波数多重して,前記基地局に再送する,
ことを特徴とする移動通信システム。
(付記2)
付記1において,
前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システム。
(付記3)
複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムであって,
所定の時間間毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,
前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルを設け,
前記複数の移動局は,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルで送信したデータ信号を,前記基地局から再送要求のある時,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに前記再送要求されたデータ信号を周波数多重して,前記基地局に再送する,
ことを特徴とする移動通信システム。
(付記4)
複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記基地局であって,
周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて,前記複数の移動局から送信されるデータ信号を受信し,
前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求し,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみが周波数多重化され,前記再送要求を行ったとき,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに周波数多重され,再送される前記再送要求されたデータ信号を,該当の移動局から受信する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
(付記5)
付記4において,
前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
(付記6)
複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記基地局であって,
周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて,前記複数の移動局から送信されるデータ信号を受信し,
前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求し,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルが設けられ,
前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルで送信されたデータ信号を,前記再送要求を行ったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに周波数多重された前記再送要求されたデータ信号を,該当の移動局から受信する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
(付記7)
複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記移動局であって,
周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されたデータ信号を,前記基地局に送信し,
前記基地局におけるデータ信号の受信が不良であるとき,対応するデータ信号の再送が要求され,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみが周波数多重化され,前記基地局から再送要求が行われたとき,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに周波数多重し,前記再送要求されたデータ信号を前記基地局に再送する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
(付記8)
付記7において,
前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
(付記9)
基地局と無線により通信を行う移動通信システムにおける移動局であって,
周波数方向に複数のチャネルを多重化してタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットを時分割多重し,前記基地局にデータ信号を送信し,
前記基地局における前記データ信号の受信が不良であるとき,データ信号の再送が要求され,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルを多重化し,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルが設け,
前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルで送信したデータ信号を,前記再送要求があったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに周波数多重した前記再送要求されたデータ信号を前記基地局に送信する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
(付記10)
複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムにおけるデータ信号再送方法であって,
前記複数の移動局において,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルを多重化するステップと,
前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみを周波数多重化するステップと,
前記基地局から再送要求のある時,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記再送要求されたデータ信号を周波数多重して,前記基地局に再送するステップを有する,
ことを特徴とする移動通信システムにおけるデータ信号再送方法。

Claims (10)

  1. 複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
    前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムであって,
    所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,
    前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみを周波数多重化し,
    前記複数の移動局は,前記基地局から再送要求のある時,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記再送要求されたデータ信号を周波数多重して,前記基地局に再送する,
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 請求項1において,
    前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システム。
  3. 複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
    前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムであって,
    所定の時間間毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,
    前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルを設け,
    前記複数の移動局は,前記ランダムアクセスチャネルと同一又はそれより少ない無線リソースを有するチャネルで送信したデータ信号を,前記基地局から再送要求のあったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに周波数多重して,前記基地局に再送する,
    ことを特徴とする移動通信システム。
  4. 複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記基地局であって,
    周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて,前記複数の移動局から送信されるデータ信号を受信し,
    前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求し,
    所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみが周波数多重化され,前記再送要求を行ったとき,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに周波数多重され,再送される前記再送要求されたデータ信号を,該当の移動局から受信する,
    ことを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
  5. 請求項4において,
    前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
  6. 複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記基地局であって,
    周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて,前記複数の移動局から送信されるデータ信号を受信し,
    前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求し,
    所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルが設けられ,
    前記ランダムアクセスチャネルと同一又はそれより少ない無線リソースを有するチャネルで送信されたデータ信号の再送要求を行ったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに周波数多重されて該当の移動局から受信する,
    ことを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
  7. 複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記移動局であって,
    周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されたデータ信号を,前記基地局に送信し,
    前記基地局におけるデータ信号の受信が不良であるとき,対応するデータ信号の再送が要求され,
    所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみが周波数多重化され,前記基地局から再送要求が行われたとき,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに周波数多重し,前記再送要求されたデータ信号を前記基地局に再送する,
    ことを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
  8. 請求項7において,
    前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
  9. 基地局と無線により通信を行う移動通信システムにおける移動局であって,
    周波数方向に複数のチャネルを多重化してタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットを時分割多重し,前記基地局にデータ信号を送信し,
    前記基地局における前記データ信号の受信が不良であるとき,データ信号の再送が要求され,
    所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルを多重化し,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルを設け,
    前記ランダムアクセスチャネルと同一又はそれより少ない無線リソースを有するチャネルで送信したデータ信号を,前記再送要求があったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに周波数多重して前記基地局に送信する,
    ことを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
  10. 複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
    前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムにおけるデータ信号再送方法であって,
    前記複数の移動局において,
    所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルを多重化するステップと,
    前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみを周波数多重化するステップと,
    前記基地局から再送要求のある時,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記再送要求されたデータ信号を周波数多重して,前記基地局に再送するステップを有する,
    ことを特徴とする移動通信システムにおけるデータ信号再送方法。
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