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JP4806739B2 - 相関演算方式光マイクロホン - Google Patents
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JP4806739B2 - 相関演算方式光マイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、レーザー光線が音波や超音波と接触することにより発生する回折波又は偏向波を利用した光マイクロホンに関する。
音波及び超音波の検出もしくは測定には、電磁型マイクロホン、静電型マイクロホン、圧電素子などのように、電気機械的な原理に基づくものが良く知られている。これらのマイクロホンは、危険な場所や高電磁界環境下、あるいは、防爆地域などへ適用することが困難であつた。また、この種のマイクロホンは、固定された物体を集音場所に設置しなければならないので、音場を乱したり、設置条件に制約を受けたりすることも多い。
さらに、この種のマイクロホンは、機械的振動部分を有しているので、多数回の繰り返し使用で、その特性が変化し、又は、非常に強力な音波が入力すると、振動部分が破壊したりする可能性もある。
そこで、本発明者は、上述の問題を解決するために、回折波又は偏向波を検出して電気信号に変換する光電変換素子を用いた振動板のない光マイクロホンを開発した(特開平8−265262号公報、特許文献1)。これにより実用的な光マイクロホンを提供することができた。
ここで、本発明者が開発した特許文献1に開示された従来の光マイクロホンの動作及び計測原理について説明する。この光マイクロホンは、レーザー光線を測定用ビームとして用い、空気中を伝搬する音波の位相変調作用によって生じる極微弱回折光を観測面(受光レンズの後方焦点面)で光検出器によって受光し、音信号を電気信号に変換するものである。
図10に、光マイクロホンの動作及び計測原理を示す。光マイクロホンにおいて、音波検出用光ビーム部{レーザービーム(レーザー光線)}に音波が入射した場合、観測面では音波伝搬方向と平行な軸上に2つの山形回折光分布(回折像)が生じる。この2つの山形の回折光分布(回折像)の片方に光検出器を置くか、又はそれら2つの山形の回折光分布(回折像)にそれぞれの検出器を置き両者の出力信号を差動増幅することで、音信号を電気信号に変換する。
図11を参照する。図11には、特許文献1に開示されている従来の光マイクロホンの構成が示されている。図11に示すとおり、従来の光マイクロホンは、レーザー光源部1と、出射系光学部品2を構成するレンズ21及び22と、受光系光学部品3を構成するレンズ31、32及び33と、検出器を構成する光ダイオード41とを有している。従来の光マイクロホンは、出射系光学部品2と受光系光学部品3との間をレーザー光線Lの空気中伝播路5としていて、この伝播路5の中でレーザー光線Lに外部から音波又は超音波が接触させられる。
また、光ダイオード41で電気信号に変換された出力信号は、信号処理部(図示せず)に入力されて、必要な信号処理が施され、その後、解析機器又はスピーカなどに送出される。
レーザー光源部1から発射されたレーザー光線Lは、レンズ21及び22により集光及び拡散されて所定径のビームに整形され、受光系光学部品3のレンズ31に入射する。この受光系光学部品3は、フーリエ光学系を構成しており、この光学部品3を通過したレーザー光線Lは、フーリエ変換されて光ダイオード41に入射する。
受光系光学部品3の第1番目のレンズ31によりレーザー光線Lがフーリエ変換され、それ以後のレンズ32及び33によりレーザー光線Lのビームサイズが光ダイオード41の受光面積よりも十分大きくなるように調整される。回折波又は偏向波は、レーザー光線Lの透過ビームの中心軸を対称軸としてレッドシフト波とブルーシフト波とが左右に1個ずつ存在し、両者がお互いに位相が反転しており、両者を光ダイオード41で取り込むと、相殺されて非常に微弱な出力しか得られない。
そこで、図11に示す従来の光マイクロホンでは、いずれか一方の成分のみを取り込むようにするために、透過ビームの中心軸からオフセットした位置に光ダイオード41を設置している。回折波又は偏向波の成分を抽出するには、例えば、光ダイオード41で透過レーザー光線を局部成分として、ホモダイン検波すると、被測定波動の周波数で振動する電気信号が得られる。
また、特許文献1に開示されている従来の光マイクロホンの別の例を図12に示す。図12に示す従来の光マイクロホンでは、検出器4は、2個の光ダイオード41及び42で構成されている。一方の光ダイオード41は、図12に示す例と同じ位置に設置され、回折波又は偏向波の相互に位相が反転している2つの成分のうちの一方を検出する。
また、他方の光ダイオード42は、透過ビームの中心軸から逆の方向にオフセットした位置にあって、他方の成分のみを検出するようになっており、この光ダイオード42には、検出した信号を180°位相転換する位相変換器43が接続されていて、位相変換された出力信号が光ダイオード41の出力信号と合成されるようになっている。
図12のように構成された光マイクロホンによれば、検出器4は、回折波又は偏向波の相互に位相が反転している2つの成分を個別に受光する一対の光ダイオード41、42から構成され、一方の光ダイオード42の出力信号の位相を逆位相に位相変換器42で変換して、他方の光ダイオード41の出力信号と合成するので、検出信号の出力が大きくなる。
特開平8−265262号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の光マイクロホンでは、音を検出するためのレーザー光線で受ける全ての音を検出(積分)するため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がないという問題がある。
また、特許文献1に開示された従来の光マイクロホンでは、音を検出するためのレーザー光線で受ける全ての音を検出(積分)することにより信号強度を稼いでおり、レーザー光線のビーム長を短くする場合には検出する信号強度が低下し、かつ、SN比が低下するため、小型化に適していないという問題がある。
そこで、本発明は、従来の光マイクロホンにおける上述の課題を鑑みてなされてものであり、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある光マイクロホンを提供することを目的とする。
また、本発明は、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している光マイクロホンを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、所定波長の一対のレーザー光線を発射する一対のレーザー光源部と、前記一対のレーザー光源部から発射され空気中伝搬路の空気中を伝播する前記一対のレーザー光線を受光する一対の受光系光学部品と、前記一対のレーザー光源部から発射される前記一対のレーザー光線から当該レーザー光線が空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する回折波又は偏向波を検出して電気信号に変換する一対の光電変換素子と、前記一対の光電変換素子からの出力信号を受けて当該出力信号に基づいて相互相関値を生成する相互相関値計算装置と、を具備し、前記一対のレーザー光源部は、前記空気中伝搬路の空気中を伝播する前記一対のレーザー光線が実質的に交差するように配置され、前記相互相関値計算装置は、前記一対のレーザー光線の交点における前記回折波又は前記偏向波を示す前記一対の光電変換素子からの前記出力信号の音信号の前記相互相関値を生成する構成を採る。
また、本発明の一実施形態は、所定波長の複数対のレーザー光線を発射する複数対のレーザー光源部と、前記複数対のレーザー光源部から発射され空気中伝搬路の空気中を伝播する前記複数対のレーザー光線を受光する複数の受光系光学部品と、前記複数対のレーザー光源部から発射される前記複数対のレーザー光線から当該複数対のレーザー光線が空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する複数の回折波又は複数の偏向波を検出して電気信号に変換する複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子からの複数の出力信号を受けて当該複数の出力信号に基づいて複数の相互相関値を生成する相互相関値計算装置と、を具備し、前記複数対のレーザー光源部の各対のものは、前記空気中伝搬路の空気中を伝播する前記各対のレーザー光線が実質的に交差するように配置され、前記相互相関値計算装置は、前記複数対のレーザー光線の複数の交点における前記複数の回折波又は前記複数の偏向波を示す前記複数の光電変換素子からの前記複数の出力信号の複数の音信号の前記複数の相互相関値を生成する構成を採る。
また、前記複数対のレーザー光源部、前記複数の受光系光学部品及び前記複数の光電変換素子は、2次元状に配置されているようにしてもよい。
また、前記複数対のレーザー光源部、前記複数の受光系光学部品及び前記複数の光電変換素子は、3次元状に配置されているようにしてもよい。
また、前記複数の光電変換素子と前記相互相関値計算装置との間に接続されている選択装置をさらに具備し、前記選択装置は、前記複数の光電変換素子からの前記複数の出力信号の少なくとも2以上の出力信号を選択して前記相互相関値計算装置に与えるようにしてもよい。
また、前記選択装置は、マルチプレクサで構成されているようにしてもよい。
本発明によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるわけではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る光マイクロホンの構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る光マイクロホン100は、一対のレーザー光源部101、102と、一対の受光系光学部品103、104と、一対の光電変換素子105、106と、相互相関値計算装置107と、を具備している。一対の光電変換素子105、106と相互相関値計算装置107とは、信号線108、109で接続されている。本実施形態においては、一対のレーザー光源部101、102から発射されるレーザー光線L1、L2は、互いに概略直交している。
図2は、本発明の実施形態1に係る光マイクロホン100の1つの光学系を示す図である。図3は、本発明の実施形態1に係る光マイクロホン100の他の光学系を示す図である。
図2及び図3に示すように、アッテネータ110、111は、一対のレーザー光源部101、102と一対の受光系光学部品103、104との間に配置されている。この光マイクロホン100は、アッテネータ110、111と受光系光学部品103、104との間をレーザー光線L1及びL2の空気中伝播路112−1及び112−2としている。この空気中伝播路112−1及び112−2の中で、レーザー光線L1及びL2は、外部から入射する音波又は超音波を接触させられる。
受光系光学部品103は、3つの結像レンズ1031、1032、1033で構成されている。3つの結像レンズ1031、1032、1033は、これらの光軸がレーザー光線L1の中心軸と合うように配置されている。また、受光系光学部品104は、3つの結像レンズ1041、1042、1043で構成されている。3つの結像レンズ1041、1042、1043は、これらの光軸がレーザー光線L2の中心軸と合うように配置されている
一対のレーザー光源部101、102は、所定波長の一対のレーザー光線L1、L2を発射する。一対のレーザー光源部101、102は、空気中伝搬路112−1、112−2の空気中を伝播する一対のレーザー光線L1、L2が実質的に直交するように配置されている。アッテネータ108、109は、一対のレーザー光源部101、102からの一対のレーザー光線L1、L2を受けて強度を調整して空気中伝搬路112−1、112−2に送出する。
受光系光学部品103は、レーザー光源部101から発射され空気中伝搬路110の空気中を伝播する一対のレーザー光線L1を受光する。図2に示す受光系光学部品103の結像レンズ1031、1032、1033は、レーザー光源部101からのレーザー光線L1を集光及び拡散して所定径のレーザー光線に整形してこのレーザー光線を光電変換素子105に与える。結像レンズ1031、1032、1033は、レーザー光源部101からのレーザー光線L1をフーリエ変換するフーリエ光学系を構成している。
図3に示すように、受光系光学部品104は、レーザー光源部102から発射され空気中伝搬路112−2の空気中を伝播する一対のレーザー光線L2を受光する。図3に示す受光系光学部品104の結像レンズ1041、1042、1043は、レーザー光源部102からのレーザー光線L2を集光及び拡散して所定径のレーザー光線に整形してこのレーザー光線を光電変換素子106に与える。結像レンズ1041、1042、1043は、レーザー光源部102からのレーザー光線L2をフーリエ変換するフーリエ光学系を構成している。
レーザー光源部101、102から発射されるレーザー光線L1、L2は、空気中伝播路112に放出される。このときのレーザー光線L1、L2のビーム径は、空間を伝播させる条件を考慮すると、空気中伝播路112−1、112−2の長さによっても異なるが、例えば、直径が数mmから数十mm程度の範囲が望ましい。レーザー光源部101、102から発射されるレーザー光線L1,L2が、空気中伝播路112−1、112−2の中で音波又は超音波と接触すると、その場所で回折波が発生する。この場合、レーザー光線L1、L2のビーム径に対して、音波(超音波)の波長が非常に長い場合には、この回折波は、偏向波と呼ばれる状態に変化する。
一対の光電変換素子105、106は、一対のレーザー光源部101、102から発射される一対のレーザー光線L1、L2から当該レーザー光線L1、L2が空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する回折波又は偏向波を受光系光学部品103、104を介して受け検出して電気信号に変換する。
図1に示す相互相関値計算装置107は、一対の光電変換素子105、106からの出力信号を受けて当該出力信号に基づいて相互相関値を生成する。詳細には、相互相関値計算装置107は、一対の光電変換素子105、106からの出力信号を受けて、一対のレーザー光線L1、L2の交点における回折波又は偏向波を示す一対の光電変換素子105、106からの出力信号の音信号の相互相関値を生成する。
次に、相互相関値計算装置107が一対の光電変換素子105、106からの出力信号の音信号の相互相関値を生成することについて詳細に説明する。
音信号の相互相関値の測定においては、一対のレーザー光線L1、L2の交点に位置する音による相関が強く現れる。一対のレーザー光線L1、L2の交点の付近に音源がある場合には、一対の光電変換素子105、106が受ける一対のレーザー光線L1、L2には相関の大きい音信号が含まれる。また、一対のレーザー光線L1、L2の交点から離れた位置に音源がある場合には、一対の光電変換素子105、106が受ける一対のレーザー光線L1、L2には相関の小さい音信号が含まれる。
空気中の音速と光速とを比較すると光速の方がはるかに速いから、レーザー光線に添った音圧積分は瞬時に行われると仮定してよい。したがって、次の(式1)で示す相互相関関数の定義による相互相関値の計算の時間τをτ=0とする相互相関値のみを調べればよい。
Figure 0004806739
相互相関値の計算時には、対象となる周波数帯域よりも低い周波数の信号があると、この信号が直流的バイアス成分となるため適切な相互相関値の計算ができないから、必要な周波数帯域の信号のみを使って計算するフィルタリング処理を相互相関値の計算処理の前処理として行えばよい。
次に、一対のレーザー光線Lの交点の音の再生について、詳細に説明する。
xy(τ)のフーリエ変換式は、次の(式2)で表される。
Figure 0004806739
光電変換素子105、106の一方の出力信号のフーリエ変換式は、次の(式3)で表される。
Figure 0004806739
一対のレーザー光線Lの交点の音圧時間信号の近似値S00(t)は、次の(式4)で表される。
Figure 0004806739
xy(τ)及びRXY(ω)は信号のエネルギーに比例する量であるから、信号の周波数の次元にするには、前述のように√{RXY(ω)}の演算を行う。
時間信号にもどすには周波数領域の位相情報が必要であるが、前述のように簡易なスペクトルサブトラクション法による信号強調信号の抽出を行えば音圧時間信号の近似値S00(t)が得られる。すなわち、簡易な位相情報としてS(ω)の位相情報がそのままに√{RXY(ω)}の位相情報とされ、逆フーリエ変換を行うことにより音圧時間信号の近似値S00(t)が得られる。
次に、本発明の実施形態1に係る光マイクロホン100の相互相関値計算装置107について、詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る相関演算方式光マイロホン100の相互相関値計算装置107の構成を示すブロック図である。
図4に示す相互相関値計算装置107は、2つのアンプ1071、1072、2つのフィルタ1073、1074、2つのAD変喚器1075、1076及び相互相関値計算処理部1077を具備している。
アンプ1071は、光電変換素子105からのアナログの出力信号を受けて増幅してフィルタ1073に与える。フィルタ1073は、アンプ1071からのアナログの出力信号から対象となる周波数帯域よりも低い周波数の信号を除去してAD変喚器1075に与える。AD変喚器1075は、フィルタ1073からのアナログの出力信号をデジタルの信号に変換してこのデジタルの信号を相互相関値計算処理部1077に与える。
アンプ1072は、光電変換素子106からのアナログの出力信号を受けて増幅してフィルタ1074に与える。フィルタ1074は、アンプ1072からのアナログの出力信号から対象となる周波数帯域よりも低い周波数の信号を除去してAD変喚器1076に与える。AD変喚器1076は、フィルタ1074からのアナログの出力信号をデジタルの信号に変換してこのデジタルの信号を相互相関値計算処理部77に与える。相互相関値計算処理部1077は、AD変喚器1075、1076からのデジタルの信号に基づいて前記(式1)から前記(式4)の演算処理を実行して音圧時間信号の近似値S00(t)を生成する。相互相関値計算処理部1077は、例えば、コンピュータで構成されている。
次に、本発明の実施形態1に係る光マイクロホン100の相互相関値計算装置107の相互相関値計算処理部1077について、詳細に説明する。図5は、本発明の実施形態1に係る相関演算方式光マイロホン100の相互相関値計算装置107の相互相関値計算処理部1077を示すブロック図である。
図5に示すように、相互相関値計算処理部1077は、位相情報生成部10771、相互相関値生成部10772、フーリエ変換部10773、振幅情報生成部10774、合成部10775、逆フーリエ変換部10776及び再生信号出力部10777を具備している。
位相情報生成部10771は、AD変喚器1075からのデジタルの信号を受けて前記(式3)で示すS(ω)の位相情報を生成して合成部10775に与える。相互相関値生成部10772は、AD変喚器1076からのデジタルの信号を受けて前記(式1)で示す相互相関値rXY(τ)を生成してフーリエ変換部10773に与える。
フーリエ変換部10773は、相互相関値生成部10772からの相互相関値rXY(τ)を前記(式2)で示すフーリエ変換を行って振幅情報生成部10774に与える。振幅情報生成部10774は、フーリエ変換部10773からの信号を受けてこの信号の所定の周波数領域での振幅情報を生成して合成部10775に与える。
合成部10775は、位相情報生成部10771からの位相情報と振幅情報生成部10774からの振幅情報とを合成して逆フーリエ変換部10776に与える。逆フーリエ変換部10776は、合成部10775からの信号を受けて逆フーリエ変換して前記(式4)で示す音圧時間信号の近似値S00(t)である再生信号を生成して再生信号出力部10777に与える。再生信号出力部10777は、音声信号処理機器、音声信号解析機器又はスピーカ等に再生信号を出力する。
なお、本発明の光マイクロホンで使用できるレーザー光線Lは、可視領域から赤外領域まで広範囲のものが使用でき、任意波長のレーザー光線Lを用途に合わせて選択する。
また、本発明の実施の形態1は、アッテネータ110、111の代わりに複数のレンズを有する出射系光学部品を有するように構成されてもよい。これらの出射系光学部品は、レーザー光源部101、102からのレーザー光線Lを集光及び拡散して所定径のレーザー光線に整形してこのレーザー光線を空気中伝播路112に送出する。本発明の実施の形態1においては、アッテネータ110、111は削除されてもよい。
また、本発明の実施形態1の光電変換素子は、レーザー光線を検出し電気信号を出力することのできる光電変換素子であれば如何なる素子で構成しても良く、例えば、光ダイオード又はフォトトランジスタ等で構成してもよい。
本発明の実施形態1によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の実施の形態1によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係る光マイクロホンの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてその説明が省略される。
図6に示すように、本発明の実施の形態2に係る光マイクロホン200は、複数対のレーザー光源部X1、…、XN、Y1、…、YN、複数の受光系光学部品RX1、…、RXN、RY1、…、RYN、複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYN及び相互相関値計算装置201を具備している。なお、本実施の形態2においては、X方向のレーザー光源部の数とY方向のレーザー光源部の数とは、共にN個としたが、これに限定されるわけではなく、それぞれのレーザー光源部の数は任意であり、X方向のレーザー光源部の数とY方向のレーザー光源部の数とが異なるようにしてもよい。
本発明の実施の形態2に係る光マイクロホン200は、複数対のレーザー光源部X1、…、XN、Y1、…、YN、複数の受光系光学部品RX1、…、RXN、RY1、…、RYN、複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYNが、2次元状に配置されているものである。
レーザー光源部X1、…、XNとレーザー光源部Y1、…、YNとは、レーザー光源部101、102と同じものである。レーザー光源部X1、…、XNとレーザー光源部Y1、…、YNとの各対は、空気中伝搬路110の空気中を伝播する各対のレーザー光線Lが実質的に直交するように配置されている。
複数の受光系光学部品RX1、…、RXN、RY1、…、RYNは、受光系光学部品103、104と同じものである。複数の受光系光学部品RX1、…、RXN、RY1、…、RYNは、レーザー光源部X1、…、XN、Y1、…、YNから発射され空気中伝搬路110の空気中を伝播する複数対のレーザー光線Lを受光する。
複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYNは、複数対のレーザー光源部X1、…、XN、Y1、…、YNから発射される複数対のレーザー光線Lから当該複数対のレーザー光線Lが空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する複数の回折波又は複数の偏向波を検出して電気信号に変換する。
相互相関値計算装置201は、複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYNからの複数の出力信号を受けて当該複数の出力信号に基づいて複数の相互相関値を生成する。詳細には、相互相関値計算装置201は、複数対のレーザー光源部X1、…、XN、Y1、…、YNからの複数対のレーザー光線の複数の交点における複数の回折波又は複数の偏向波を示す複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYNからの複数の出力信号の複数の音信号の複数の相互相関値を生成する。相互相関値計算装置201が複数の相互相関値の1つのものを生成する演算処理は、本発明の実施の形態1の演算処理と同じである。
本発明の実施の形態2に係る光マイクロホン200は、複数対のレーザー光源部X1、…、XN、Y1、…、YNからの複数対のレーザー光線の複数の交点における複数の回折波又は複数の偏向波を示す複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYNからの複数の出力信号の複数の音信号の複数の相互相関値を生成するため、音源が複数対のレーザー光線の複数の交点のいずれの位置に存在するかを正確に検出することができる。
例えば、本発明の実施の形態2に係る光マイクロホン200は、複数対のレーザー光線の複数の交点の音信号の検出値に基づいて、図7に示すように音信号の大きさを立体的に表示すると、どの位置に音源が存在するかが容易に判別することができる。図7に示す例は、複数対のレーザー光源部X1、…、XN、Y1、…、YNにおいて、N=5とした例である。図7に示す例においては、音源は、レーザー光源部X2及びY3の交点に存在することが容易に分かる。
本発明の実施の形態2によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の実施の形態2によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。また、本発明の実施の形態2によれば、所定の2次元状の領域において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
また、従来の振動板を用いたマイクロホンにおいては多数のマイクロホンを並べて測定密度が高い(測定間隔が狭い)測定を行う場合にマイクロホン自体の物体が大きいため音波の回折及び散乱の影響が無視できないため高い周波数では精度の高い測定を行うことができなかった。これに対し、本発明の実施の形態2によれば、音の検出を点で行うことができるため、測定面(測定場)の測定点を密にとることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照して詳細に説明する。図8は、本発明の実施の形態3に係る光マイクロホンの構成を説明するための図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてその説明が省略される。
図8に示すように、本発明の実施の形態3に係る光マイクロホン300は、本発明の実施の形態2に係る光マイクロホン200において、複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYNと相互相関値計算装置201との間に接続されている選択装置301、302をさらに具備している。選択装置301、302は、複数の光電変換素子PX1、…、PXN、PY1、…、PYNからの複数の出力信号の少なくとも2以上の出力信号を選択して相互相関値計算装置201に与える。選択装置は、例えば、マルチプレクサで構成されている。なお、本実施の形態3においては、X方向のレーザー光源部の数とY方向のレーザー光源部の数とは、共にN個としたが、これに限定されるわけではなく、それぞれのレーザー光源部の数は任意であり、X方向のレーザー光源部の数とY方向のレーザー光源部の数とが異なるようにしてもよい。
本発明の実施の形態3に係る光マイクロホン300は、本発明の実施の形態2に係る光マイクロホン200と同じ効果を有し、かつ、所望の2次元状の領域において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について、図面を参照して詳細に説明する。図9は、本発明の実施の形態4に係る光マイクロホンの構成を説明するための図である。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてその説明が省略される。
図9に示すように、本発明の実施の形態4に係る光マイクロホン300は、本発明の実施の形態2に係る光マイクロホン200を3次元状(複数段状)に配置して構成されている。図9においては、1つの光マイクロホン200の一部のみが図示されている。
本発明の実施の形態4によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の実施の形態3によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。また、本発明の実施の形態4によれば、所定の3次元的な空間において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
なお、本発明の実施の形態4は、光マイクロホン300において、複数の光電変換素子と相互相関値計算装置との間に接続されている選択装置をさらに具備し、選択装置が、複数の光電変換素子からの複数の出力信号の少なくとも1つを選択して相互相関値計算装置に与えるように構成されてもよい。この場合には、所望の3次元状の空間において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
なお、本発明の実施の形態1〜4は、一対のレーザー光線が実質的に直交する構成に限定されるものでなく、一対のレーザー光線が実質的に交差する構成でもよい。
また、前記相互相関値は、各信号の最大値による規格化相互相関値、自乗平均値による規格化相互相関値及び近似音信号再生値等を含むものである。
本発明の第1の態様に係る光マイクロホンは、所定波長の一対のレーザー光線を発射する一対のレーザー光源部と、前記一対のレーザー光源部から発射され空気中伝搬路の空気中を伝播する前記一対のレーザー光線を受光する一対の受光系光学部品と、前記一対のレーザー光源部から発射される前記一対のレーザー光線から当該レーザー光線が空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する回折波又は偏向波を検出して電気信号に変換する一対の光電変換素子と、前記一対の光電変換素子からの出力信号を受けて当該出力信号に基づいて相互相関値を生成する相互相関値計算装置と、を具備し、前記一対のレーザー光源部は、前記空気中伝搬路の空気中を伝播する前記一対のレーザー光線が直交するように配置され、前記相互相関値計算装置は、前記一対のレーザー光線の交点における前記回折波又は前記偏向波を示す前記一対の光電変換素子からの前記出力信号の音信号の前記相互相関値を生成する構成を採る。
本発明の第1の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の第1の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。
本発明の第2の態様に係る光マイクロホンは、所定波長の複数対のレーザー光線を発射する複数対のレーザー光源部と、前記複数対のレーザー光源部から発射され空気中伝搬路の空気中を伝播する前記複数対のレーザー光線を受光する複数の受光系光学部品と、前記複数対のレーザー光源部から発射される前記複数対のレーザー光線から当該複数対のレーザー光線が空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する複数の回折波又は複数の偏向波を検出して電気信号に変換する複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子からの複数の出力信号を受けて当該複数の出力信号に基づいて複数の相互相関値を生成する相互相関値計算装置と、を具備し、前記複数対のレーザー光源部の各対のものは、前記空気中伝搬路の空気中を伝播する前記各対のレーザー光線が直交するように配置され、前記相互相関値計算装置は、前記複数対のレーザー光線の複数の交点における前記複数の回折波又は前記複数の偏向波を示す前記複数の光電変換素子からの前記複数の出力信号の複数の音信号の前記複数の相互相関値を生成する構成を採る。
本発明の第2の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の第2の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。また、本発明の第2の態様によれば、所定の領域において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
本発明の第3の態様に係る光マイクロホンは、本発明の第2の態様において、前記複数対のレーザー光源部、前記複数の受光系光学部品及び前記複数の光電変換素子が、2次元状に配置されている構成を採る。
本発明の第3の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の第3の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。また、本発明の第3の態様によれば、所定の2次元状の領域において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
本発明の第4の態様に係る光マイクロホンは、本発明の第2の態様において、前記複数対のレーザー光源部、前記複数の受光系光学部品及び前記複数の光電変換素子が、3次元状に配置されている構成を採る。
本発明の第4の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の第4の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。また、本発明の第4の態様によれば、所定の3次元状の領域において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
本発明の第5の態様に係る光マイクロホンは、本発明の第2の態様から第5の態様のいずれかにおいて、前記複数の光電変換素子と前記相互相関値計算装置との間に接続されている選択装置をさらに具備し、前記選択装置が、前記複数の光電変換素子からの前記複数の出力信号の少なくとも2以上の出力信号を選択して前記相互相関値計算装置に与える構成を採る。
本発明の第5の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の第5の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。また、本発明の第5の態様によれば、所望の領域において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
本発明の第6の態様に係る光マイクロホンは、本発明の第5の態様において、前記選択装置が、マルチプレクサで構成されている構成を採る。
本発明の第6の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線の光軸方向における音の空間分解能(又は音の位置の分解能)がある。また、本発明の第6の態様によれば、音の検出を点で行うことができるため、レーザー光線のビーム長を短くする場合にも検出する信号強度及びSN比を維持することができ、かつ、このため小型化に適している。また、本発明の第6の態様によれば、所望の領域において音の検出を点でリアルタイムに行うことができる。
本発明は、固体表面の近傍領域の放射音の非擾乱測定、固体材料板の振動姿態の非接触測定、流体中の音場測定、ジェット流中に発生する非擾乱測定と騒音発生メカニズム解明への応用、一般の音波及び超音波分布のリモートセンシング、音響インテンシティ、公共空間(各種のホール、教室、ショッピングセンターなどの公共生活空間)における音の検出、並びに、トンネルの出入口及び内部における音の検出などに用いることができる。
本発明の光マイクロホンは、以下のような応用例、特徴がある。(1)音場を乱さない測定が可能である。(2)リモートセンシングにも利用できる。(3)防爆区域、高電圧(電界)中、高磁界中、極低温中などの特殊雰囲気を含めて、通常のマイクロホンが設置できない場所での音波検出に有効である。(4)密閉容器内や室内の音も数mm幅の光学窓があれば外部から検出可能である。(5)振動膜がないので、衝撃波などが入っても破壊されない。衝撃波測定も可能である。(6)可視域から近赤外域レーザーまで使用可能であり、用途により、可視あるいは不可視の検出部が作成できる。(7)広帯域の音波の同時計測が可能で可聴帯から高周波帯(低周波超音波)まで1本の光ビームで測定できる。(8)音波受信部(光ビームアンテナ)を任意の形に設定でき、いろいろな受信特性を持たせることが原理的には可能である。またこれらの光学系はコンパクトにまとめることも、室内外を這わせて音波検出用光アンテナやマクロホン(広領域音モニタリングシステム)を構成することも可能である。(9)気体中やプラズマ中の他、測定条件を選べば、水中(液体中)や透明固体中での測定にも適用可能である。(10)光ビーム構成や光検出器構成により指向性のコントロールができるので、音波伝搬方向の測定や立体録音に利用できる可能性を有する。(11)受信信号の伝送にレーザービーム空中伝搬方式または光ファイバ伝搬方式を用いることにより、電磁ノイズなどを低減できる。(12)小出力の半導体レーザーが利用でき、検出器を含めて、装置が簡単で安価にできる。(13)レーザービーム空間走査により、ミクロな音源・振動源の検出が可能である。(14)1本の光ビームにより音圧の傾き(密度勾配)を検出できるので、光による音響インテンシティ計測法を実現可能である。(15)コンピュータトモグラフィ(CT)と組み合わせることで、音の空間分布の可視化法(レーザビームマイクロホンCT)を実現できる。(16)光情報処理を利用して、システムの最適化・高機能化が図れる。本発明の光マイクロホンは、この他にも、用途や使用対象に合わせていろいろな特徴を出すことができると期待される。
本発明の実施の形態1に係る光マイクロホンの概略を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光マイクロホンの1つの光学系を示す図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る光マイクロホンの他の光学系を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光マイロホンの相互相関値計算装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る光マイロホンの相互相関値計算装置の相互相関値計算処理部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る光マイロホンの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る光マイクロホンによる複数対のレーザー光線の複数の交点の音信号の検出値に基づいて音信号の大きさを立体的にかつ模式的に表示した図である。 本発明の実施の形態3に係る光マイロホンの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る光マイロホンの構成を模式的に示す図である。 光マイクロホンの動作及び計測原理を説明するための図である。 従来の光マイクロホンの構成を示す図である。 従来の光マイクロホンの構成を示す図である。
符号の説明
100、200、300、400 光マイクロホン
101、102、X1、…、XN、Y1、…、YN レーザー光源部
103、104、RX1、…、RXN、RY1、…、RYN 受光系光学部品
105、106、PX1、…、PXN、PY1、…、PYN 光電変換素子
107、201 相互相関値計算装置
301、302 選択装置





Claims (6)

  1. 所定波長の一対のレーザー光線を発射する一対のレーザー光源部と、
    前記一対のレーザー光源部から発射され空気中伝搬路の空気中を伝播する前記一対のレーザー光線を受光する一対の受光系光学部品と、
    前記一対のレーザー光源部から発射される前記一対のレーザー光線から当該レーザー光線が空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する回折波又は偏向波を検出して電気信号に変換する一対の光電変換素子と、
    前記一対の光電変換素子からの出力信号を処理する相互相関値計算装置と、を具備し、
    前記一対のレーザー光源部は、前記空気中伝搬路の空気中を伝播する前記一対のレーザー光線が実質的に交差するように配置され、
    前記相互相関値計算装置は、
    前記一対のレーザー光線の交点における前記回折波又は前記偏向波を示す前記一対の光電変換素子からの前記出力信号を受けて音信号の前記相互相関値を生成する相互相関値生成部と、
    前記相互相関値にフーリエ変換を適用した結果を算出するフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換部により算出された結果に開平を適用して振幅情報を生成する振幅情報生成部と、
    前記一対の光電変換素子のいずれかの前記出力信号の位相情報と前記生成された振幅情報とを合成した結果に逆フーリエ変換を適用して出力信号を生成する出力部とを有することを特徴とする光マイクロホン。
  2. 所定波長の複数対のレーザー光線を発射する複数対のレーザー光源部と、
    前記複数対のレーザー光源部から発射され空気中伝搬路の空気中を伝播する前記複数対のレーザー光線を受光する複数の受光系光学部品と、
    前記複数対のレーザー光源部から発射される前記複数対のレーザー光線から当該複数対のレーザー光線が空気中を伝播する時に音波又は超音波と接触することで発生する複数の回折波又は複数の偏向波を検出して電気信号に変換する複数の光電変換素子と、
    前記複数の光電変換素子からの複数の出力信号を処理する相互相関値計算装置と、を具備し、
    前記複数対のレーザー光源部の各対のものは、前記空気中伝搬路の空気中を伝播する前記各対のレーザー光線が実質的に交差するように配置され、
    前記相互相関値計算装置は、
    前記複数対のレーザー光線の複数の交点における前記複数の回折波又は前記複数の偏向波を示す前記複数の光電変換素子からの前記複数の出力信号を受けて複数の音信号の前記複数の相互相関値を生成する相互相関値生成部と、
    前記複数の相互相関値それぞれにフーリエ変換を適用した結果を複数算出するフーリエ変換部と、
    前記フーリエ変換部により算出されたそれぞれの結果に開平を適用して複数の振幅情報を生成する振幅情報生成部と、
    前記複数の光電変換素子のそれぞれの前記出力信号の位相情報と前記生成された複数の振幅情報それぞれとを合成した結果に逆フーリエ変換を適用して出力信号を生成する出力部とを有することを特徴とする光マイクロホン。
  3. 前記複数対のレーザー光源部、前記複数の受光系光学部品及び前記複数の光電変換素子は、2次元状に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光マイクロホン。
  4. 前記複数対のレーザー光源部、前記複数の受光系光学部品及び前記複数の光電変換素子は、3次元状に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の光マイクロホン。
  5. 前記複数の光電変換素子と前記相互相関値計算装置との間に接続されている選択装置をさらに具備し、前記選択装置は、前記複数の光電変換素子からの前記複数の出力信号の少なくとも2以上の出力信号を選択して前記相互相関値計算装置に与えることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれかに記載の光マイクロホン。
  6. 前記選択装置は、マルチプレクサで構成されていることを特徴とする請求項5に記載の光マイクロホン。
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