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JP4808136B2 - 簡易基礎打設用の金具 - Google Patents
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本発明は建築物の基礎構築用等の簡易基礎打設用の金具、詳しくは1種のベース金具にて平打基礎と縦基礎の厚みをそれぞれ大小数段づつの厚薄にてコンクリート打設することを可能とする簡易基礎打設用の金具に関するものである。
コンクリート基礎構築用の金具としては特開平10−60910号公報がある。該公報の発明は長短数種のベース金具と、該ベース金具の両側上の固定位置に挿し立て部を設けて2本の支柱金具を挿し立て、該支柱金具のそれぞれに外型枠と内型枠を立て付け、内型枠の下半を開口することで、縦基礎の内側に平打基礎を形成するようにしたことを記載している。
特開平10−60910号公報
しかしながら、上記の公報は先づ地表に敷設するベース金具を長短する2種以上の金具から選択して敷設しなければならないという課題があった。しかも平打基礎の厚みを大小にかえるという構想も構成も一切なかったという課題があった。
本発明は、横長のベース金具は長手方向の一端上に外側型枠の嵌立て部を設け、該ベース金具の長手方向の他側上に外側と中間と内側の3個所等に間隔を置いて支柱金具の挿し立て部を設け、該支柱金具は円筒形且つ長短した数種にて形成して外側又は中間又は内側のいずれかの該挿し立て部に長短いずれかの長さの支柱金具を選択して挿し立て、該支柱金具の上端に被着部と内側型枠の嵌立て部とからなり該嵌立て部の深さを大小した数種の掛金具より一種を選択して被着取付け、該掛金具の嵌立て部に縦長を長短する数種の内側型枠のひとつを選択して嵌立てることにより、該外側型枠と内側型枠間の間隔を広狭することと、内側型枠下の開口部の高さを高低することで、コンクリートによる平打基礎と縦基礎のそれぞれを大小数種づつの厚薄にて打設することを可能にして、かかる課題を解決するようにしたのである。
本発明は、1種類のベース金具の間隔を置いた敷設にて内外型枠間の間隔を数段にて広狭して直立させることができ、縦基礎の幅厚を多段にて厚,薄して打設することが容易にできるという効果を生ずる。また内型枠下の開口部の高さを高低することが容易にできて、平打基礎の上下の厚みを多段にて変更打設することを可能にするという効果を生ずる。ベース金具が1種ということで簡易基礎の構築用金具の保管と現場への搬送の負担を格段に軽減することができるという効果を生ずる。ベース金具の敷設と内外型枠の直立が容易になるという効果を生ずる。支柱金具をボルト止めすることで、正しく直立して傾斜等が全く生じないという効果を生ずる。
本発明は、1種の横長ベース金具の一側上に外型枠を直立嵌立てする嵌立て部を設け、該ベース金具の他側上に支柱金具を直立させるためのボルト穴を間隔を置いて複数個設け、該支柱金具の上端に内型枠を嵌立てする嵌立て部を有す掛金具を被着し、嵌立て部に嵌めて直立させる外型枠に平行して支柱金具をベース金具に設けた複数個のボルト穴のひとつを選択してボルト止め直立させ、該支柱金具の上端に被着する掛金具の嵌立て部に内型枠を嵌めて外型枠に平行直立させるようにし、該内外型枠間の幅長を支柱金具のボルト止め位置をかえることで広狭幅に変更し、且つ内型枠下の開口部高を高低することで、生コンクリートによる平打基礎と縦基礎のそれぞれを大小数段づつの厚薄にて打設することを可能にしたことを特徴とする簡易基礎打設用の金具にある。
横長のベース金具1は1種類にて形成し、長手方向の一側端に折立て等にてなる外型枠aを直立嵌立てする嵌立て部2を設け、他側上に外側と中間と内側の間隔を置いた3個所等に支柱金具4をボルト止め直立させるためのボルト穴3a,3b,3cを設けてなり、図2に示すように基礎を構築するため締め固めした水平地盤A上の構築線に沿って該ベース金具1を一定の間隔を置いて交叉敷設し、各ベース金具1の外側の嵌立て部2に下端を嵌めて外型枠aを直立させる。1aは芯合わせ用のV溝、1b,1bは直立固定するための釘N打ちなどの止穴である。
円筒形をした支柱金具4は縦長を長短した2種にて形成し、それぞれの底板4a下の中央に溶接またはかしめ加工等によりボルト5を下向きに設けて、選択した長さの支柱金具4のボルト5を各ベース金具1に設けたボルト穴3a,3b,3cのひとつを選択してボルト5止めして直立固定させる。支柱金具4はボルト5締めにて直立した状態にて固定して、特に外型枠との間で広がり傾くことが全く生じないことになる。支柱金具4の上端には嵌立て部6aの深さを大小した2種の掛金具6を形成し、そのひとつを選択して角筒形の被着部6bを被着固定し、内型枠bを嵌立て部6aに嵌めて直立させる。内外型枠a,bの上端を水平に揃えてブリッジ部材7を被せ渡して固定し、中間に設けた通孔8a,8b間にセパレータ9を通して締め止めする。支柱金具4は円筒形によって横長のベース金具1との間で縁合わせする必要がないのでボルト5を充分に締付けして固定させることができる。また掛金具6の被着部6bは角筒形の四辺の内側中間部が支柱金具4の外周の4点に当接することで容易に固定することとなる。しかも掛金具6は支柱金具4が円筒形によって回転させることができるので、内型枠bの嵌め付けを容易に進めることができることとなる。
しかして、支柱金具4のボルト5止め直立位置をベース金具1に設けた外側のボルト穴3aを用いてボルト5止めするときは、外型枠aと内型枠b間の幅Wは最大に広げてコンクリート打設する縦基礎Bの幅厚を最大に拡げた部厚にすることになる。支柱金具4を内側のボルト穴3cにてボルト5止め直立するときは、幅Wは狭まって幅厚を最小とする。このようにして外、中、内のボルト穴よりひとつを選択することで、縦基礎Bの幅厚を三段等の厚薄にて打設することができることとなる。なお縦基礎の縦高はブリッジ部材7の押え溝7a,7b,7c下の離れた面となる。ボルト5止め直立させる支柱金具4を長短する2種からひとつを選択することと、掛金具6の嵌立て部6aの深さを大小する2種からひとつを選択し、縦長を長短する4種の内型枠bのひとつを選択することで、内型枠bの下端と地盤Aとの間の開口部Cの縦高を高低することができて打設する平打基礎Dの上下の厚みを大小四段階等にてかえることができることとなる。要するにコンクリート打設する簡易基礎の設計寸法(例えば縦基礎の幅厚を135mm、150mm、180mm、平打基礎の上下の幅厚を150mm、180mm、200mm、220mmなどとするいずれかの組み合わせ)に合わせて縦長を長短した支柱金具4、内型枠b、掛金具6よりひとつづつを選択し、またボルト穴3を選択して支柱金具4をボルト5止め直立させることで内外型枠間を広狭し、また内型枠b下の開口部Cの高さを高低してそれぞれの厚みを厚薄に調整して打設するようにしたのである。ベース金具1のボルト穴の数の増加と、支柱金具4、掛金具6および内型枠bの縦長をかえた種類をふやすことによって、さらに多種の幅厚の組み合わせ打設をすることが可能となる。
以上のようにして内外の型枠a,bをボルト止めを含めて直立させて並列据付けした後、図3に示すように生コンクリートを流し込み打設して内外型枠a,b間に一定の縦高(内外型枠の8〜9割程度の高さ)を有す縦基礎Bを打設し、内型枠bの下端をベースにして該縦基礎Bと一体につながった平打基礎Dを打設するのである。平打基礎Dは内型枠bの下端が明瞭なベースゲージとなることで全体を均一厚みにおいて打設することができることとなる。支柱金具4はボルト止めにより直立固定しているので生コンクリートの投入圧によって内型枠bが内側に拡がり傾斜することなどは全く生じないこととなる。コンクリートの固化後は、ブリッジ部材7とセパレータ9のボルト9aを外して内外の型枠a,bを取り外すのである。ベース金具1と支柱金具4は埋込まれるものとなり、内,外型枠a,bは再利用することができるものとなる。
横長のベース金具11は図6に示すように、長手方向の一側上に折立て等にてなる外型枠aの嵌立て部12を設け、他側上の外側と中間と内側の間隔を置いた3個所等に支柱金具14の挿し立て部13a,13b,13cを設けた1種にて形成し、断面角C筒形にて形成する支柱金具14は下端より突出する脚片14a,14bを有し、支柱金具14の背面の上半に内型枠bの取付部として掛金具15を掛け止めする掛止孔14cを上下四段等にて設けている。支柱金具は14は脚片4a,4bを各ベース金具1の挿し立て部13a,13b,13cのひとつを選択して挿し止めして直立させ、掛金具15は掛止孔14cのひとつを選択して掛止爪15aを掛け止めして内型枠bを嵌め付けて直立させるのである。
支柱金具14をベース金具1の挿し立て部13a,13b,13cのひとつを選択して直立させることで外型枠aと内型枠b間の幅は大小して縦基礎Bの厚み、すなわち幅厚を厚薄することとなり、1種の支柱金具14にて掛金具15を掛け止めする掛止孔14cの位置を高低することで、内型枠bの下端と地盤Aとの間の開口部Cの高さを高低することができて、打設する平打基礎Dの打設厚みを上下方向において大小四段階等にてかえることができるようにしたほかは前例と同じである。
本発明は、1種類のベース金具を地表上に敷設することと、上下長の異なる支柱金具、掛金具および内型枠を選択することで縦基礎の幅厚と平打基礎の厚みを数段階にて厚薄打設することのできる簡易基礎の構築打設に広く利用することができるものである。
(a)は外型枠と内型枠の設置例を示す説明図、(b)は縦基礎と平打基礎の厚みを最大にして形成した例を示す部分断面図、(c)は同、中間の厚みに形成した例、(d)は同、最小の厚みに形成した例、(e)は縦基礎の厚さを最小、平打基礎の厚みを最大に調整して打設した例を示す断面図 ベース金具を地盤上に敷設し、支柱金具をボルト止めにて直立固定して内型枠の掛金具を上端に被着し、一部に内外型枠を嵌付け直立させた状態を示す斜視図 生コンクリートを流し込み打設した状態を示す部分拡大断面図 1種のベース金具と2種の支柱金具,掛金具を各別に示す斜視図 (a)支柱金具のボルト止め位置の切替えにより縦基礎の幅厚をかえる例の説明図、(b)は長短2種の支柱金具と大小2種の掛金具の組合わせにて平打基礎の上下の厚みをかえる例の説明図 第2実施例の金具を示すもので、ベース金具と支柱金具および内型枠の嵌立て用の掛金具を組付け前の状態にて示す斜視図
符号の説明
1はベース金具
1aは芯合わせ用のV溝
1bは止穴
2は外型枠の嵌立て部
3a,3b,3cは支柱金具の直立固定用のボルト穴
4は支柱金具
4aは底板
5はボルト
6は内型枠用の掛金具
6aは嵌立て部
6bは被着部
7はブリッジ部材
7a,7b,7cは内型枠の押え溝
7dは外型枠の押え溝
8a,8bは通孔
9はセパレータ
9aはセパレータのボルト
11はベース金具
12は外型枠の嵌立て部
13a,13b,13cは支柱金具の挿し立て部
14は支柱
14a,14bは脚片
14cは数段に設けた掛止孔
15は内型枠嵌立て用の掛金具
aは外型枠
bは内型枠
Aは基礎を構築する地盤
Bは縦基礎
Cは内側型枠下の開口部
Dは平打基礎
Nは釘
Wは内,外型枠間の幅

Claims (1)

  1. 横長のベース金具は長手方向の一端上に外側型枠の嵌立て部を設け、該ベース金具の長手方向の他側上に外側と中間と内側の3個所等に間隔を置いて支柱金具の挿し立て部を設け、該支柱金具は円筒形且つ長短した数種にて形成して外側又は中間又は内側のいずれかの該挿し立て部に長短いずれかの長さの支柱金具を選択して挿し立て、該支柱金具の上端に被着部と内側型枠の嵌立て部とからなり該嵌立て部の深さを大小した数種の掛金具より一種を選択して被着取付け、該掛金具の嵌立て部に縦長を長短する数種の内側型枠のひとつを選択して嵌立てることにより、該外側型枠と内側型枠間の間隔を広狭することと、内側型枠下の開口部の高さを高低することで、コンクリートによる平打基礎と縦基礎のそれぞれを大小数種づつの厚薄にて打設することを可能にしたことを特徴とする簡易基礎打設用の金具。
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