JP4822326B2 - 現像ローラー、その製造方法、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents
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[現像ローラーの作製]
EPDMとして、エスプレン505(住友化学社製)を100質量部、炭化水素系可塑剤としてP−300(シェル化学製)(流動点−12.5℃)を57質量部、加工助剤としてステアリン酸1質量部、充填剤としてMTカーボンブラックのサーマックッスフローフォームN990(CANCAB社製)30質量部、加硫剤として硫黄1質量部、加硫助剤としてメルカプトベンゾチアゾール(MBT)1質量部をオープンロールにて混合し、弾性体の未加硫ゴム組成物を得た。
上記弾性層と同様の組成の未加硫ゴム組成物を幅10mm、長さ150mm、厚さ2mmの金型へ投入し、金型温度160℃に設定したプレス機にて30分加圧し、金型冷却後、シートサンプルを金型から取り出し動的粘弾性のtanδ測定用シートを作製した。取り出したシートサンプルから測定用小片を切り出し、これを粘弾性測定装置 RSA−II(レオメトリックス社製)に振動数0.1Hzの正弦波の変位を負荷して−80℃から40℃まで3℃/分の速度で昇温させながらtanδを測定し、−10℃におけるtanδを読み取った。
得られた現像ローラーを、図3に示す現像装置に組み込み、カラーレーザープリンターLASERJET3600(日本ヒューレットパッカード社製)をこの現像装置を装着できるように改造した改造機を用いて、以下のようにゴースト、低音形成画像を評価した。
上記改造機を用いて、温度30℃、相対湿度80%の高温高湿条件下にて2%印字で連続画像形成を行い、3500枚印刷後に形成された画質上の問題の有無を判断した。その判断に基づき、下記の基準で評価した。
◎:肉眼では確認されず良好なもの
○:かぶりが少なく画像上問題がないもの
△:かぶりが確認されるもの
×:ひどいかぶりが確認されるもの。
上記改造機を用いて、温度10℃、相対湿度10%高温高湿条件下にてベタ画像を印刷した。得られたベタ画像について、温度25℃、相対湿度50%RHの環境下、マクベスカラーチェッカーRD−1255(マクベス社製)を用いて、画像1枚につき9点測定を行い、最大値と最小値の差を比較した。
◎:ベタ濃度の最大値と最小値の差が0.1以下
○:ベタ濃度の最大値と最小値の差が0.2以下
△:ベタ濃度の最大値と最小値の差が0.3以下
×:ベタ濃度の最大値と最小値の差が0.3より大きい。
上記改造機を用いて、機内環境温度40℃、相対湿度95%で1ヶ月放置した後、常温常湿環境下にてプロセスカートリッジを分解し、感光体へのブリード物の付着の有無、現像ローラー表面の染み出しの有無を目視で観察した。
◎:感光体への付着がなく、現像ローラー表面にも染み出しがない
○:感光体への付着がないが、現像ローラー表面に僅かに染み出しがみられる
△:感光体への付着がないが、現像ローラー表面に染み出しがみられる
×:感光体への付着がみられる。
アスカーゴム硬度計C型(高分子計器社製)にて現像ローラーのASKER−C硬度を温度25°相対湿度50%の環境下、長手方向で5点、周方向で4点合計20点測定し、20点中の最大値と最小値の差を以下の基準で判定した。ASKER−Cは目視で小数点以下一桁まで読み取った。
◎:1.0以下でバラツキが極めて小さい
○:1.5以下で現像ローラーとしての使用に問題ない
△:2.0以下でバラツキがある
×:2.0以上で大きなバラツキがある。
上記改造機を用いて、温度30℃、相対湿度80%の高温高湿条件下で2%印字で連続画像形成を3500枚行い、評価用画像を画出し後、プロセスカートリッジを分解し、現像ローラーと画像を確認し、以下の基準で評価した。
◎:フィルミングなし
○:画像に問題ないが、現像ローラー上に軽微に発生している
△:画像にわずかに発生している
×:画像上発生している。
プロセスカートリッジの状態で、温度40℃、相対湿度95%環境下で1ヶ月放置した後、常温常湿環境下で1日放置後、上記改造機にプロセスカートリッジを組み込み、画像形成して評価をおこなった。
◎:圧接跡が画像上にみられないもの
○:圧接跡がごく薄くみられるが画像に影響のないもの
△:圧接跡が薄くみられ、画像に影響するもの
×:圧接跡が明瞭にみられ、画像に影響するもの。
上記改造機を用いて印字率2%の連続画像形成を行い、3500枚印字後、3501枚目をゴースト評価用画像(1画像内に15mm角のベタ画像とハーフトーン画像を続けて形成するパターン)を形成した。ハーフトーン部分における濃度不均一発生の有無を目視で評価することにより、ゴーストレベルを判断した。
◎:ゴーストが発生していない
○:ゴーストがわずかに発生しているが、画像上問題ないもの
△:ゴーストが発生しているもの
×:ゴーストが著しく発生しているもの。
上記の評価結果に基づき、総合的な性能評価を行い、下記する4区分に評価した。
◎:極めて良好
○:良好
△:やや難点を有し、実用上問題となる
×:明らかな問題があり、実用できるレベルにはない。
炭化水素系可塑剤P−300を300質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は69質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.50であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。結果を表1に示す。
炭化水素系可塑剤としてPW−380(出光興産製 流動点−15℃)を使用し、添加量を57質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は30質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.11であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
炭化水素系可塑剤としてPW−380を使用し、添加量を300質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は69質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.50であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
実施例4の弾性層と同様の未加硫ゴム組成物を用いて型成形方法により弾性層を成形し現像ローラーを作製した。具体的には、軸芯体を金型に配置し、この金型のキャビティに未加硫ゴム組成物を圧入した。続いて、金型を150℃にて30分間加熱し、未加硫ゴム組成物を硬化させた。金型を冷却後、作製したローラーを脱型し、さらに、200℃にて4時間加熱し、外径14mm、内径5.5mm、長さ250mmのローラーを得た。このローラーの弾性層の両端部を突っ切り、弾性層の長さを232mmとした後、外周を回転砥石で研磨し、直径12mm直線形状の弾性体層を有する現像ローラーを作製した。
EPDMとしてエスプレン567を300質量部、炭化水素系可塑剤P−300を300質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は69質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.50であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
EPDMとしてエスプレン586を300質量部、炭化水素系可塑剤P−300を300質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は69質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.50であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
EPDMとしてエスプレン505を50質量部、エスプレン600Fを50質量部(このうちEPDMは50質量部、油展されているパラフィン系可塑剤(流動点−15℃)は50質量部)、炭化水素系可塑剤PW−380を120質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は56質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.88であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
炭化水素系可塑剤としてP−300を240質量部、ナフテン系可塑剤フッコール1060W(富士興産製 流動点−50℃)を60質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は69質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.50であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
炭化水素系可塑剤としてP−300を60質量部、ナフテン系可塑剤フッコール1060W(富士興産製 流動点−50℃)を240質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層中の炭化水素系可塑剤の含有量は69質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.50であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
炭化水素系可塑剤としてP−300を150質量部、ナフテン系可塑剤フッコール1060W(富士興産製 流動点−50℃)を150質量部として弾性層を成形した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層における炭化水素系可塑剤の含有量は69質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.50であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
表層の材料として、ニッポラン5033(日本ポリウレタン社製)を使用し、硬化剤としてイソシアネートのコロネートL(日本ポリウレタン社製)を20質量部加えて、[NCO]/[OH]のモル比の値は1.2となるようにした。さらに、カーボンブラックMA100(三菱化学社製)を適量添加して表層硬化時の体積抵抗値を107Ωcmになるように調整し混合液を作製した。この混合液に有機溶剤を加え、表層の膜厚が20μmとなるように固形分20%〜30%の範囲で調整したものにウレタン樹脂粒子CFB−101−40(φ16μm、大日本インキ化学工業社製)を5質量部加え、均一分散、混合し表層の原料液を作製した。この表層の原料液中に、実施例8で得られた現像ローラーを浸漬してコーティングした後、引き上げて乾燥させ、130℃にて20分間加熱処理して、約20μmの表層を弾性層の外周に成形した。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
表層の材料として、ポリテトラメチレングリコールPTG1000SN(分子量Mn=1000、f=2、保土谷化学株式会社製)100質量部に、イソシアネートのミリオネートMT(MDI、f(平均官能基数)=2、日本ポリウレタン工業社製)19.9質量部をMEK溶媒中で段階的に混合して、窒素雰囲気下80℃にて3時間反応させて、分子量Mw=5000、分子量分散度Mw/Mn=2.5の2官能のポリウレタンポリオールプレポリマーを得た。
表層の材料として、ポリテトラメチレングリコールとイソシアネートの反応時間を2時間に変更し、分子量Mw=5000、分子量分散度Mw/Mn=3.0の2官能のポリウレタンポリオールプレポリマーを用いた他は、実施例13と同様にして表層を作製した。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
表層の材料として、ポリテトラメチレングリコールとイソシアネートの反応温度を100℃に変更し、分子量Mw=20000、分子量分散度Mw/Mn=2.5の2官能のポリウレタンポリオールプレポリマーを用いた他は、実施例13と同様にして表層を作製した。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
表層の材料として、ポリテトラメチレングリコールとイソシアネートの反応温度を100℃、反応時間を2時間に変更し、分子量Mw=20000、分子量分散度Mw/Mn=3.0の2官能のポリウレタンポリオールプレポリマーを用いた他は、実施例13と同様にして表層を作製した。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表1に示す。
EPDMをエスプレン201(住友化学工業社製)を100質量部に変更した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層における炭化水素系可塑剤の含有量は30質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.10であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表2に示す。
炭化水素系可塑剤P−300を30質量部に変更した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層における炭化水素系可塑剤の含有量は18質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.08であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表2に示す。
炭化水素系可塑剤P−300を400質量部に変更した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層における炭化水素系可塑剤の含有量は75質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.90であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表2に示す。
炭化水素系可塑剤PW−380を7質量部に変更した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層における炭化水素系可塑剤の含有量は5質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.05であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表2に示す。
炭化水素系可塑剤をN−40(シェル化学 流動点−55℃)を57質量部に変更した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層における炭化水素系可塑剤の含有量は30質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.10であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表2に示す。
炭化水素系可塑剤をルブフレックス100(シェル化学 流動点−5℃)を57質量部に変更した他は実施例1と同様にして現像ローラーを作製した。得られた現像ローラーの弾性層における炭化水素系可塑剤の含有量は30質量%、弾性層の−10℃におけるtanδは0.10であった。得られた現像ローラーについて実施例1と同様に画像特性を評価した。画像特性の評価結果を表2に示す。
2 弾性層
3 表層
5 感光ドラム
6 現像ローラー
7 弾性ローラー
8 現像剤容器
9 現像剤量規制ブレード
10 現像装置
11 レーザー光
12 帯電部材
13 廃現像剤容器
14 クリーニングブレード
15 定着装置
16 駆動ローラー
17 転写ローラー
18 バイアス電源
19 テンションローラー
20 搬送ベルト
21 従動ローラー
22 記録媒体
23 給紙ローラー
Claims (8)
- 導電性芯金上に弾性層を有する電子写真用現像ローラーにおいて、弾性層が、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体を80質量%以上含有するゴム成分と、30質量%以上70質量%以下の範囲で炭化水素系可塑剤とを含み、該炭化水素系可塑剤が、−50℃以上−10℃以下に流動点を有し、且つ、弾性層が、周波数0.1Hz、測定温度−10℃における動的粘弾性のtanδが0.10より大きく0.90より小さい値を有することを特徴とする現像ローラー。
- エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体が、10以上40以下のヨウ素価を有することを特徴とする請求項1に記載の現像ローラー。
- 炭化水素系可塑剤が、ナフテン系可塑剤と、20質量%以上80質量%以下の範囲でパラフィン系可塑剤とを含有することを特徴とする請求項1または2記載の現像ローラー。
- ポリウレタン樹脂を含有する表層を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の現像ローラー。
- 表層中のポリウレタン樹脂が、ポリエーテルポリオールとイソシアネートとの重合体を含有し、ポリエーテルポリオールが質量平均分子量Mwが5000≦Mw≦20000、分子量分布Mw/Mnが2.5以下であることを特徴とする請求項4記載の現像ローラー。
- 請求項1から5のいずれかに記載の現像ローラーの製造方法であって、弾性層を押出成形によって成形することを特徴とする現像ローラーの製造方法。
- 請求項1から5のいずれか記載の現像ローラーを有する現像装置と、現像ローラーに対向、当接して設けられ、現像ローラーが担持する現像剤が付着されて可視化される潜像を担持する潜像担持体、該潜像担持体を帯電する帯電部材、該潜像担持体をクリーニングするクリーニング部材、および潜像担持体上の現像剤像を記録媒体に転写する転写部材のいずれか一個または二個以上とが一体化されてなることを特徴とする電子写真プロセスカートリッジ。
- 請求項1から5のいずれか記載の現像ローラーを有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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