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JP4822762B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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本発明は、カラープリンタ、カラー複写機等の画像形成装置、特に、複数の画像形成部を有する電子写真方式の画像形成装置の駆動制御装置及び方法並びに記録材搬送制御方法に関するものである。
従来の画像形成装置として、複数の搬送手段を用いて記録媒体の搬送を行う際に、複数の搬送手段により記録媒体にある程度のたわみ(ループ)を形成するように複数の搬送手段を制御する画像形成装置が知られている。
ここで、画像形成装置の一例としては、感光ドラム上のトナー像を記録媒体に転写する転写部と、転写部から搬送された記録媒体上のトナー像を例えば熱ローラ方式により定着する定着部とを有する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
図2は、ループを一定量に保持するように制御する構成を説明する図である。203は搬送方向最下流側感光ドラム、無端状ベルトを駆動する駆動ローラを含む搬送方向最下流の現像カートリッジを駆動する現像カートリッジ駆動モータ、204は定着ローラ110、加圧ローラ111を駆動する定着駆動モータ、201は現像カートリッジ駆動モータ203及び定着駆動モータを制御するCPU、202はCPU201からの制御命令に応答して前述のモータを駆動するためのモータドライバ、112は感光ドラムと転写ローラが近接する転写部と定着ローラとが用紙に形成するループが一定量に達したか否かを判定するループ検知センサ、113は定着ローラ110より用紙搬送方向下流側に設けられている、用紙の通過を検知する用紙検知センサである。データ供給手段としてのPC(パーソナルコンピュータ)からプリントすべきデータがプリンタに送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了しプリンタ可能状態となると、用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルトに到達し、搬送ベルトにより用紙が各色の画像形成部に順次搬送される。搬送ベルトによる用紙搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナに送られ、感光ドラム上に静電潜像が形成され、現像器でトナーが現像され、転写部で用紙上に転写される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排出される。
このような電子写真方式の画像形成装置において、転写部と定着部とが記録媒体に与える搬送速度が定着部の熱ローラ径の変化等により、それぞれ異なったものとなると、転写部と定着部とで記録媒体を引っ張りあうことや、記録媒体に必要以上に大きなループを生じさせることにより画像劣化が発生するという場合がある。
そして、この問題点を解決するため、転写部と定着部により記録媒体に形成されるループを検出する検出手段を設け、定着駆動モータ204の目標速度を基準値より早い値と遅い値の2値のどちらかをループ検出結果に応じて選択し、ループを一定量に保持するよう搬送手段を制御する方法が用いられている(特許文献1参照)。
図3はループ検知センサの構成を説明する図である。302は用紙に接触することで可動するメカフラグ、301は遮光を検知するフォトインタラプタである。図3の(B)に示すように、用紙にループが形成されていない場合は、用紙接触部材302aが用紙205に押されず、メカフラグ302の端の遮光部材302bがフォトインタラプタ301を遮光しており(ループセンサOFF)、用紙にループが形成されるとメカフラグの用紙接触部材302aが用紙に押されることによりメカフラグが回転し、それに伴ってフォトインタラプタ301を遮光していた遮光部材302bが回転して遮光が解除される(ループセンサ“ON”/図3の(A))。
図4はループを一定量に保持するよう搬送手段を制御した場合のタイミングチャートである。転写部を通過した用紙を用紙検知センサで検知すると、CPUは定着駆動モータ204の目標速度として基準値よりも遅い値Vdを選択し、相信号をモータドライバへ送信する。モータドライバは相信号に応じてモータの巻線(ステータ)を励磁する。定着部の搬送速度は基準値よりも遅い為、最下流転写部−定着部間の記録媒体はたわみ(ループ)を形成していく。ループがある一定量以上になると、ループ検知センサの出力信号が“OFF”から“ON”に切り替わる。CPUはループ検知センサの出力信号が“OFF”から“ON”に切り替わったことを検知すると、定着駆動モータ204の目標速度として基準値より早い値Vuを選択し、相信号をモータドライバへ送信する。モータドライバは相信号に応じてモータの巻線(ステータ)を励磁する。定着部の搬送速度は基準値よりも速い為、記録媒体が最下流転写部−定着部間に形成したループは徐々に消滅していく。ループがある一定量以下になると、ループ検知センサの出力信号が“ON”から“OFF”に切り替わる。CPUはループ検知センサの出力信号が“ON”から“OFF”切り替わったことを検知すると、定着駆動モータ204の目標速度として基準値より早い値Vuを選択し、相信号をモータドライバへ送信する。CPUは記録媒体後端が最下流転写部を通過するタイミングを転写部駆動モータを駆動する駆動パルスのCPU内部カウンタのカウントで検知する。CPU内部カウンタが記録媒体後端が最下流転写部を通過するタイミングのカウント値C1に到達した場合、定着駆動モータ204の目標速度として基準値Vrefを選択し、相信号をモータドライバへ送信する。本制御を順次ループ検知センサの出力信号に応じて行うことで、ループを一定量に保持するよう定着駆動モータ204を制御する。
また、近年の画像形成装置の小型化、低価格化に対応する為、駆動源にステッピングモータを使用する画像形成装置がある。
特開平10−340012号公報
しかしながら、上記従来例では以下のような欠点があった。
図5はモータの速度変化を説明する図である。G501は定着駆動モータの目標速度、G502はイナーシャの大きいモータを定着駆動モータに使用した時の定着駆動モータ速度、G503はイナーシャの小さいモータを定着駆動モータに使用した時の定着駆動モータ速度である。
前記、従来技術の制御を行う場合、記録媒体のループ量を増加するために目標速度を基準値より早い値Vuから基準値より遅い値Vdへ急激に切り換える。逆に、記録媒体のループ量を減少するために目標速度を基準値より遅い値Vdから基準値より早い値Vuへ急激に切り換える。ステッピングモータは構造上、イナーシャの小さいモータである。DCブラシレスモータの様なイナーシャの大きいモータを定着駆動モータに使用する場合、モータ速度は目標速度の急激な切り換えに追従出来ずに除々に目標速度に切り換わる(G502)ので、好ましくない。
一方、ステッピングモータを定着駆動モータに使用する場合、モータ速度は目標速度の急激な切り換えに追従するものの(G503)、急激な速度変動により、ステッピングモータから振動が発生し、画像形成装置から発生する騒音が大きくなってしまう。
そこで、本発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置の駆動制御装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、画像を記録材に転写する転写手段と、前記転写手段によって記録材に転写された画像を該記録材に定着する定着手段と、前記転写手段と前記定着手段によって記録材を搬送する際に、該記録材に発生したたわみを検出する検出手段と、前記検出手段によって前記たわみを検知すると、前記定着手段によって記録材を搬送する搬送速度を基準速度より速い第1の目標速度に切り換え、前記検出手段によって前記たわみを検出しなくなると、前記基準速度より遅い第2の目標速度に切り換えて、前記転写手段と前記定着手段との間で記録材に発生するたわみの量を制御し、前記搬送速度を前記第1の目標速度から前記第2の目標速度に切り換えるまでの第1切り換え期間において、前記搬送速度を前記第1の目標速度より遅く、かつ、前記第2の目標速度より速い複数の中間速度で段階的に切り換え、かつ、前記搬送速度を前記第2の目標速度から前記第1の目標速度に切り換えるまでの第2切り換え期間において、前記搬送速度を前記複数の中間速度で段階的に切り換える制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第2切り替え期間が前記第1切り換え期間よりも長くなるように前記複数の中間速度の切り替えを制御することを特徴とする。
本発明によれば、定着手段の記録材搬送速度の切り換え時に、現状の速度から目標速度までの間を複数の中間速度で加速又は減速することで、低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することが出来る。
また本発明によれば、基準速度、第1の目標速度及び第2の目標速度の少なくとも1つを、記録材の材質に応じて決定することで、用紙の材質を問わず、低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することが出来る。
さらに本発明によれば、定着手段を駆動する手段にステッピングモータを使用することで、安価な構成で画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することが出来る。
さらに本発明によれば、第1の目標速度から第2の目標速度に切り換えるまでの切り換え間隔と、第2の目標速度から第1の目標速度に切り換えるまでの切り換え間隔とを独立に決定することで、用紙特有のループ生成ゲインと解消ゲインに適合した定着手段の駆動制御が可能となり、より低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することが出来る。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施例)
図11は本発明の実施例にかかる、4色すなわち、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBkの画像形成手段を備えたカラー画像形成装置の主にプリンタエンジン部分を示すもので、103(Y、M、C、Bk)は静電潜像を形成する感光ドラム(Y、M、C、Bkは各々Y、M、C、Bk用を示す。以下同様)、101(Y、M、C、Bk)は画像信号に応じて露光を行い感光ドラム103(Y、M、C、Bk)上に静電潜像を形成するレーザスキャナ、106は用紙を各色の画像形成部に順次搬送する、転写ベルトを兼ねた無端状の搬送ベルト、102(Y、M、C、Bk)は現像器、104(Y、M、C、Bk)は現像ローラ、105(Y、M、C、Bk)は搬送ベルト106の内側であって各感光ドラム103に対向する位置に設けられた転写ローラ、107は図示しないモータとギア等からなる駆動手段と接続され、搬送ベルト106を駆動する駆動ローラ、108は搬送ベルト106の移動に従って回転し、かつ搬送ベルト106に一定の張力を付与する従動ローラ、110は用紙を加熱する定着ローラ、111は用紙を搬送すると共に、定着ローラ110に回転力を与え、加圧する加圧ローラである。なお、定着ローラ110として、フィルム状電磁誘導発熱回転体のなかにコイルを配置し、そのコイルに電流を流すことにより、外周のフィルム状電磁誘導発熱回転体を加熱する電磁誘導加熱装置や、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵した装置等が用いられる。
122は用紙を格納したカセット、221はカセット122内の用紙を一枚ずつ繰り出すピックアップローラ、120はピックアップローラ121によって繰り出された用紙を画像形成部に供給するレジストローラである。
112は感光ドラム103と転写ローラ105が近接する転写部と、定着ローラ110との間の用紙搬送速度の差に基づいて用紙に形成されるループが一定量に達したか否かを判定するループ検知センサであって、その構造は図3のそれと同じである。113は定着ローラ110より用紙搬送方向下流側に設けられている、用紙の通過を検知する用紙検知センサである。用紙が形成するループを制御するための機構部分は図2の構成と同じである。
図14は本発明の特徴である本カラー画像形成装置における用紙のループを制御するための構成を主に示す図であり、201は本カラー画像形成装置全体を制御するCPU、206はCPU201の作業領域を提供するRAM、207は後述する図6,9,10,12の各制御手順を含むCPU201の制御プログラムを格納したROM、208は本カラー画像形成装置の上部に設けられた、ユーザが必要な操作情報(プリント枚数、用紙サイズ等)を入力する操作部であって、CPU201はこの操作部208から入力された情報をも参照する。209は外部の画像データ供給装置である、例えばPC210から今日給されたプリントすべきデータを入力する入力部であって、入力部に入力されたデータはRAM206に一旦格納され、このRAM206内のデータに対して、CPU201によってプリンタエンジンの方式に応じた画像形成処理が実行される。
定着ローラ110と加圧ローラ111を駆動する定着駆動モータ(204)はステッピングモータで構成し、無端状ベルトを駆動する駆動ローラ107を含む搬送方向最下流の現像カートリッジを駆動する現像カートリッジ駆動モータ203はステッピングモータで構成する。なお、本実施例では定着ローラ110より用紙搬送方向下流側に用紙検知センサ113を設けているが、定着ローラ110より搬送方向上流側における任意の位置に設けても良い。
PC等の外部の画像データ供給装置からプリントすべきデータが本カラー画像形成装置に送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了しプリンタ可能状態となると、用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルトに到達し、搬送ベルトにより用紙が各色の画像形成部に順次搬送される。搬送ベルトによる用紙搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナ101に送られ、感光ドラム103上に静電潜像が形成され、現像器102でトナーが現像され、転写部で用紙上に転写される。図11ではC、M、Y、Bkの順に順次画像形成される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排出される。
以下、本実施例における特徴的な動作について主に説明する。
図6は本実施例における画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。ステップS602では、入力部がPC210のビデオコントローラ等の外部の画像データ供給装置から送信される画像データを受信したか否かを監視する。
ステップS603では画像データを受信したこと(ステップS602でYES)に応じて、画像形成動作を開始するとともに、ビデオコントローラや操作部の操作パネル等からユーザにより指定された給紙口である給紙ユニット(図11ではカセット122で示す)に積載された用紙をピックアップローラ121,レジストローラ120によって画像形成部を構成する搬送ベルト106と最上流側の感光ドラム103cとの間に給紙する。
ステップS604では、定着駆動モータ204の速度設定値を速度基準値Vrefに設定する。この動作は、CPU201からモータドライバ202に制御命令を送信し、現像カートリッジ駆動モータ203の回転速度を制御することにより行う。なお、給紙された用紙は、プロセス速度で搬送されるとともに、C(シアン)の現像カートリッジを通過する際に、感光ドラム103C上に形成されたC(シアン)のトナー像が転写され、その後、搬送方向の順にY(イエロー)の現像カートリッジによりY(イエロー)のトナー像が、M(マゼンタ)の現像カートリッジによりM(マゼンタ)のトナー像が、最後にBk(ブラック)の現像カートリッジによりBk(ブラック)のトナー像が順次用紙上に転写され、最終的にフルカラーのトナー像が用紙上に転写される。
ステップS605では、定着駆動モータ204の速度設定を行う。
Vu=Gu×Vref(但しGu>1)・・・・・(式1)
Vd=Gd×Vref(但しGd<1)・・・・・(式2)
ここでGuはゲインであり、Vuは、プロセス速度より高速度であれば任意に設定可能であるが、本実施例では、一例として、Vuはプロセス速度の105%の速度であるVu=1.05×Vrefとする。Gdはゲインであり、Vdは、プロセス速度より低速度であれば任意に設定可能であるが、本実施例では、一例として、Vdはプロセス速度の95%の速度であるVd=0.95×Vrefとする。
ステップS606では、フルカラーのトナー像が転写された用紙が搬送されて用紙検知センサ113に到達し、センサの出力がONになったか否かを監視する。
ステップS607では、用紙の先端が検知されたこと(ステップS606でYES)に応じて、CPU201によって管理されるカウンタCnt1を0にリセットし、現像カートリッジ駆動モータ203の駆動パルスのカウントを開始する。
ステップS6072では、定着駆動モータ204の目標速度をCPU管理下のタイマに基づいてN1毎にVref、Vm1、Vdの順に目標速度を切り換える。ここでN1はモータ目標速度切り換え時間であり、N1>0の範囲内で任意に決定する。Vm1は中間目標速度1であり、Vd<Vm1<Vrefの範囲内で任意に決定する。
ステップS608では、ステップS607でカウントスタートしたカウンタCnt1がC1に達したか否かを監視する。C1は用紙検知センサ131で、定着器を通過した用紙の先端を検知してから、当該用紙の後端が最下流の転写部を抜け出るまでのタイミングに相当する。
次にカウンタCnt1がC1未満であった場合を説明する。この場合、最下流転写部−定着部に用紙が存在しており、用紙のループが形成可能である。
ステップS609では、現像カートリッジ駆動モータ203の駆動パルスをカウンタCnt1に累積カウントする。
ステップS610では、ループ検知センサ112の出力信号が“ON”であるか否かを監視する。ループ検知センサ112の出力信号が“ON”の場合、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVdであるか否かを監視する。現在の定着駆動モータ204の目標速度がVdでない場合(ステップS611でNO)、ステップS609に戻り、上記処理を順に実行する。
ステップS612では、ループ検知センサ112の出力信号が“ON”でかつ、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVdである場合(ステップS611でYES)、ステップS612にすすみ、定着駆動モータ204の目標速度を図示しないタイマに基づいてN1毎にVd、Vm1、Vref、Vm2、Vuの順に目標速度を切り換える。ここでVm2は中間目標速度2であり、Vref<Vm2<Vuの範囲内で任意に決定する。
その後、ステップS608に戻り、上記処理を順に実行する。
ステップS610でループ検知センサ112の出力信号が“ON”ではない場合(“OFF”の場合)、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVuであるか否かを監視する。現在の定着駆動モータ204の目標速度がVuでない場合(ステップS616でNO)、ステップS609に戻り、上記処理を順に実行する。
ループ検知センサ112の出力信号が“OFF”でかつ、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVuである場合(ステップS616でYES)、ステップS617にすすみ、定着駆動モータ204の目標速度を図示しないタイマに基づいてN1毎にVu、Vm2、Vref、Vm1、Vdの順に目標速度を切り換える。
その後、ステップS608に戻り、上記処理を順に実行する。
次にステップS608でカウント値Cnt1がC1に一致した場合を説明する。この場合、用紙が最下流転写部を通過終了しており、用紙のループは形成出来ない。
ステップS621では、引続き画像形成するページがあるか否かを判定し、引続き画像形成するページがあればステップS603へ戻り、なければ画像形成動作を終了する。
図7は本実施例におけるループを一定量に保持するよう定着駆動源手段である定着駆動モータを制御した場合のタイミングチャートである。用紙検知センサ113が用紙を検知すると用紙のループはまだ形成されていない状態の為、定着駆動モータ204の目標速度を中間目標速度Vm1に、時間N1の間、切り換えた後、基準値より遅い値Vdに切り換える。従って用紙のループは徐々に形成されていく。Vdで定着駆動モータ204を駆動中、ループ検知センサが“ON”を検知すると、用紙のループが一定量に到達したと判断し、目標速度をVdから時間N1毎にVm1、Vref、Vm2、Vuに順に切り換える。従ってループは徐々に解消されていく。Vuで定着駆動モータ204を駆動中、ループ検知センサが“OFF”を検知すると、用紙のループが一定量を下回ったと判断し、目標速度をVuから時間N1毎にVm2、Vref、Vm1、Vdに順に切り換える。従ってループは徐々に形成されていく。
以上のように、定着駆動モータの目標速度切り換え時に、現状の速度から目標速度までの間に中間速度での加速又は減速を実行することで、急激な速度変動が効果的に抑えられて、定着駆動モータの振動が抑えられるので、低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することができる。なお、速度VdからVuに減速制御する際の速度勾配は、N1の値によって定まるが、この速度勾配は、VdからVuに直接目標速度を切換えた時の定着駆動モータのイナーシャによって定まる速度勾配よりも低くすることによって一層の低騒音が得られる。
(第2の実施例)
第1の実施例と異なる点のみ説明する。図11、図14、図3の構成は第1の実施例と同様である。
第1の実施例において定着駆動モータ204の速度基準値は搬送する用紙の材質に依存していなかったが、本実施例では用紙の材質毎に定着駆動モータ204の速度基準値を関連付けて記憶しておくことを特徴とする。
搬送する用紙の種類、厚み等の材質により、定着ローラ110のニップ厚が変化し、用紙の搬送速度が変化する。用紙の種類、厚み等の材質は、例えば、操作部208からユーザが入力することができる。
図8に示す表は本実施例における用紙材質テーブルの内容である、用紙の材質と速度基準値との間の関係を示す表である。このテーブルはたとえばRAM206またはROM207内に構成することができる。CPU201は、搬送する用紙の材質毎に、定着駆動モータ204の速度基準値を用紙材質テーブルから参照し、定着駆動モータ204の駆動速度を演算する。本例では、一例として、4種類の材質毎の定着駆動モータ204の速度基準値を用紙材質テーブルに格納し、参照する。
図9は本実施例における画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。まず、ステップS901からステップS903までは第1の実施例におけるステップS601〜603と同様の動作を行う。次いで、ステップS9032では、図8に示す表の用紙材質テーブルから搬送する用紙に合った速度基準値を選択し、ステップS904でその選択した値をVrefに設定する。本実施例では、一例として、用紙材質がX2であるとする。この場合、Vref2を定着駆動モータ204の速度設定値として速度基準値Vrefに設定する。その後、ステップS905からステップS922までは第1の実施例におけるステップS605〜622と同様の動作を行う。
以上のように、搬送する用紙の材質毎に異なった速度基準値を設定することで、用紙の材質を問わず、定着駆動モータの目標速度切り換え時に、現状の速度から目標速度までの間に中間速度での加速又は減速を実行することで、急激な速度変動が効果的に抑えられて、定着駆動モータの振動が抑えられるので、低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することが出来る。
(第3の実施例)
第1及び第2の実施例と異なる点のみ説明する。図11、図14、図3の構成は第1の実施例と同様である。
第1及び第2の実施例においては定着駆動モータの目標速度切り換え時の中間速度を1つとしていたが、本実施例では複数の中間速度で加速又は減速することを特徴とする。
図10は本実施例における画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。まず、ステップS1001からステップS1007までは第1の実施例におけるステップS601〜607と同様の動作を行う。
次いで、ステップS10072では定着駆動モータ204の目標速度を下記、式5に基づいて図示しないタイマに基づいて時間N1毎に決定し、目標速度を切り換える。
V=V−(Vref−Vd)/(L1/2)(但しL1>0)・・・・・(式5)
本実施例では、一例として、Vd=0.95×Vref、L1=10とすると、(Vref−Vd)/(L1/2)=0.01×Vrefとなり、プロセス速度からプロセス速度の95%の速度まで時間N1毎に1%ずつ目標速度を下げていく。
その後、ステップS1008からステップS1011までは第1の実施例におけるステップS608〜611と同様の動作を行う。
ステップS1012ではループ検知センサ112の出力信号が“ON”でかつ、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVdである場合(ステップS1011でYES)、定着駆動モータ204の目標速度を下記、式3に基づいて図示しないタイマに基づいてN1毎に決定し、目標速度を切り換える。
V=(Vu−Vd)/L1+V(但しL1>0)・・・・・(式3)
ここでL1は中間目標速度数であり、任意に設定される。本実施例では、一例として、Vu=1.05×Vref、Vd=0.95×Vref、L1=10とすると、(Vu−Vd)/L1=0.01×Vrefとなり、プロセス速度の95%の速度からプロセス速度の105%の速度まで時間N1毎に1%ずつ目標速度を上げていく。
その後、ステップS1016は第1の実施例におけるステップS616と同様の動作を行う。
ステップS1017ではループ検知センサ112の出力信号が“ON”でかつ、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVuである場合(ステップS1016でYES)、定着駆動モータ204の目標速度を下記、式4に基づいてCPU管理下のタイマに基づいてN1毎に決定し、目標速度を切り換える。
V=V−(Vu−Vd)/L1(但しL1>0)・・・・・(式4)
本実施例では、一例として、Vu=1.05×Vref、Vd=0.95×Vref、L1=10とすると、(Vu−Vd)/L1=0.01×Vrefとなり、プロセス速度の105%の速度からプロセス速度の95%の速度まで時間N1毎に1%ずつ目標速度を下げていく。
その後、ステップS1021からステップS1022までは第1の実施例におけるステップS621〜622と同様の動作を行う。
図1は本実施例におけるループを一定量に保持するよう定着駆動モータを制御した場合のタイミングチャートである。用紙検知センサ113が用紙を検知すると用紙のループはまだ形成されていない状態の為、定着駆動モータ204の目標速度を基準速度Vrefからモータ速度切り換え時間N1毎に中間目標速度数L1/2分だけ、切り換えて基準値より遅い値Vdに設定する。Vdで定着駆動モータ204を駆動中、ループ検知センサが“ON”を検知すると、目標速度をVdから複数の中間速度で時間N1毎に加速し、Vuに切り換える。本実施例の一例では、プロセス速度の95%からプロセス速度の105%まで10ステップに分けて、時間N1毎に1%ずつ定着駆動モータ204の目標速度を上げていく。Vuで定着駆動モータ204を駆動中、ループ検知センサが“OFF”を検知すると、目標速度をVuから複数の中間速度で時間N1毎に減速し、Vdに切り換える。本実施の一例では、プロセス速度の105%からプロセス速度の95%まで10ステップに分けて、時間N1毎に1%ずつ定着駆動モータ204の目標速度を下げていく。
以上のように、定着駆動モータの目標速度切り換え時に、現状の速度から目標速度までの間を複数の中間速度で加速又は減速することで、急激な速度変動が効果的に抑えられて、定着駆動モータの振動が抑えられるので、より低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することができる。
(第4の実施例)
第1及び第2及び第3の実施例と異なる点のみ説明する。図11、図14、図3の構成は第1の実施例と同様である。
第1及び第2及び第3の実施例において定着駆動モータの目標速度切り換え時間を一意としていたが、本実施例では加速時及び減速時で定着駆動モータの目標速度切り換え間隔を異ならせることを特徴とする。
図12は本実施例における画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。まず、ステップS1201からステップS1207までは第1の実施例におけるステップS601〜607と同様の動作を行う。
ステップS12072では定着駆動モータ204の目標速度を下記、式6に基づいてCPU管理下のタイマに基づいてN2毎に決定し、目標速度を切り換える。
V=V−(Vref−Vd)/(L1/2)(但しL1>0)・・・・・(式6)
ここでN2は定着駆動モータ204の目標速度減速切り換え時間であり、N2>0の範囲内で任意に決定する。
本実施例では、一例として、Vd=0.95×Vref、L1=10とすると、(Vref−Vd)/(L1/2)=0.01×Vrefとなり、プロセス速度からプロセス速度の95%の速度まで時間N2毎に1%ずつ目標速度を下げていく。
その後、ステップS1208からステップS1211までは第1の実施例におけるステップS608〜611と同様の動作を行う。
ステップS1212ではループ検知センサ112の出力信号が“ON”でかつ、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVdである場合(ステップS1211でYES)、定着駆動モータ204の目標速度を下記、式7に基づいて図示しないタイマに基づいてN3毎に決定し、目標速度を切り換える。
V=(Vu−Vd)/L1+V(但しL1>0)・・・・・(式7)
ここでN3は定着駆動モータ204の目標速度加速切り換え時間であり、N3≠N2かつN3>0の範囲内で任意に決定する(本実施例ではN3>N2である)。本実施例では、一例として、Vu=1.05×Vref、Vd=0.95×Vref、L1=10とすると、(Vu−Vd)/L1=0.01×Vrefとなり、プロセス速度の95%の速度からプロセス速度の105%の速度まで時間N3毎に1%ずつ目標速度を上げていく。
その後、ステップS1216は第1の実施例におけるステップS616と同様の動作を行う。
ステップS1217ではループ検知センサ112の出力信号が“ON”でかつ、現在の定着駆動モータ204の目標速度がVuである場合(ステップS1216でYES)、定着駆動モータ204の目標速度を下記、式8に基づいて図示しないタイマに基づいてN2毎に決定し、目標速度を切り換える。
V=V−(Vu−Vd)/L1(但しL1>0)・・・・・(式8)
本実施例では、一例として、Vu=1.05×Vref、Vd=0.95×Vref、L1=10とすると、(Vu−Vd)/L1=0.01×Vrefとなり、プロセス速度の105%の速度からプロセス速度の95%の速度まで時間N2毎に1%ずつ目標速度を下げていく。
その後、ステップS1221からステップS1222までは第1の実施例におけるステップS621〜622と同様の動作を行う。
図13は本実施例におけるループを一定量に保持するよう定着駆動モータを制御した場合のタイミングチャートである。用紙検知センサ113が用紙を検知すると用紙のループはまだ形成されていない状態の為、定着駆動モータ204の目標速度を基準速度Vrefからモータ速度切り換え時間N2毎に中間目標速度数L1/2分だけ、切り換えて基準値より遅い値Vdに設定する。Vdで定着駆動モータ204を駆動中、ループ検知センサが“ON”を検知すると、目標速度をVdから複数の中間速度で時間N3毎に加速し、Vuに切り換える。本実施例の一例では、プロセス速度の95%からプロセス速度の105%まで10ステップに分けて、1%ずつ定着駆動モータ204の目標速度を上げていく。Vuで定着駆動モータ204を駆動中、ループ検知センサが“OFF”を検知すると、目標速度がVuから複数の中間速度で時間N2毎に減速し、Vdに切り換わる。本実施の一例では、プロセス速度の105%からプロセス速度の95%まで10ステップに分けて、時間N2毎に1%ずつ定着駆動モータ204の目標速度を下げていく。
以上のように、定着駆動モータの目標速度切り換え時に、現状の速度から目標速度までの間を複数の中間速度で加速又は減速し、加速時及び減速時で定着駆動モータの目標速度切り換え間隔を異ならせることで、用紙特有のループ生成ゲインと解消ゲインに適合した定着駆動モータ制御が可能となり、より低騒音でかつ画像不良の発生しない高精度な画像形成装置を提供することができる。
第1から第4の実施例では潜像形成媒体は感光ドラムとしているが、ベルト状の感光体を懸架し、駆動ローラにて駆動しても良い。
無端状ベルトは紙搬送ベルトとしているが、中間転写体でも良い。
フルカラーのトナー像が転写された用紙が定着ローラに搬送されたか否かの検知を用紙検知センサ113を使用して行っているが、ループ検知センサ112を使用しても良い。この場合、一例として、用紙が定着ローラに搬送されるまでは、定着駆動モータ204の駆動速度は速度基準値よりも遅い速度に設定することで転写−定着間に用紙ループを作成し、ループ検知センサ112の出力信号が切り替わったことで用紙通過を判断する。
中間目標速度数を一意としているが、加速時及び減速時で可変としても良い。
速度基準値は画像形成装置の環境温度、湿度に応じて可変としても良い。また、ループ検知センサの出力に基づいて速度基準値を決定する構成であっても良い。
本発明の実施例1に係るループを一定量に保持するよう定着駆動源手段を制御した場合のタイミングチャートである。 本発明の従来の技術に係るループを一定量に保持するように制御する構成を説明する図である。 本発明の従来の技術に係るループ検知センサの構成を説明する図である。 本発明の従来の技術に係るループを一定量に保持するよう搬送手段を制御した場合のタイミングチャートである。 本発明の従来の技術に係るモータの速度変化を説明する図である。 本発明の実施例1に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例1に係るループを一定量に保持するよう定着駆動源手段を制御した場合のタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る速度基準値記憶手段を説明する表である。 本発明の実施例2に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例3に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例に係る画像形成装置の全体を説明する図である。 本発明の実施例4に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例4に係るループを一定量に保持するよう定着駆動源手段を制御した場合のタイミングチャートである。 図14は本発明の特徴である本カラー画像形成装置における用紙のループを制御するための構成を主に示す図である。
符号の説明
101C、101M、101Y、101Bk レーザスキャナ
102C、102M、102Y、102Bk 現像器
103C、103M、103Y、103Bk 感光ドラム
104C、104M、104Y、104Bk 現像ローラ
105C、105M、105Y、105Bk 転写ローラ
106 紙搬送ベルト
107 ベルト駆動ローラ
108 ベルト従動ローラ
110 定着ローラ
111 加圧ローラ
112 ループ検知センサ
113 用紙検知センサ
201 CPU
202 モータドライバ
203 現像カートリッジ駆動モータ
204 定着駆動モータ
301 フォトインタラプタ

Claims (1)

  1. 画像を記録材に転写する転写手段と、
    前記転写手段によって記録材に転写された画像を該記録材に定着する定着手段と、
    前記転写手段と前記定着手段によって記録材を搬送する際に、該記録材に発生したたわみを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記たわみを検知すると、前記定着手段によって記録材を搬送する搬送速度を基準速度より速い第1の目標速度に切り換え、前記検出手段によって前記たわみを検出しなくなると、前記基準速度より遅い第2の目標速度に切り換えて、前記転写手段と前記定着手段との間で記録材に発生するたわみの量を制御し、前記搬送速度を前記第1の目標速度から前記第2の目標速度に切り換えるまでの第1切り換え期間において、前記搬送速度を前記第1の目標速度より遅く、かつ、前記第2の目標速度より速い複数の中間速度で段階的に切り換え、かつ、前記搬送速度を前記第2の目標速度から前記第1の目標速度に切り換えるまでの第2切り換え期間において、前記搬送速度を前記複数の中間速度で段階的に切り換える制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第2切り替え期間が前記第1切り換え期間よりも長くなるように前記複数の中間速度の切り替えを制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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