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JP4823660B2 - マルチ画面表示装置 - Google Patents
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Description

本発明は、複数の投射型表示装置の画面を組合せてより大きな表示画面を構成するマルチ画面表示装置に関し、特にマルチ画面表示装置を設置する際の輝度、色度を調整する作業を自動化することが可能なマルチ画面表示装置に関するものである。
投射型表示装置は、光源や分光部材の違いにより、個々の製品毎に特性が異なるため、これら複数から構成されるマルチ画面表示装置を設置する際は、投射表示装置間で表示する画面の明るさと色の差を少なくなるように各投射型表示装置を調整する必要がある。
従来のマルチ画面表示装置の一例では、その設置後に、調整者が視感によって個々の投射型表示装置の輝度・色度変換部を操作しマルチ画面の輝度・色度を調整していた。また、マルチ画面表示装置を設置した後、個々の投射表示装置の表示色を投射表示装置内蔵のセンサにて測色し、測色値により所望の色度に補正するものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−90645号公報(第3−5頁、第1図)
上記のような調整者の視感にたよる調整では、調整者の熟練度によって仕上がりにばらつきが発生したり、調整時間に差が生じる問題があった。また、マルチ画面表示装置を設置した後、個々の投射表示装置の表示色を投射表示装置内蔵のセンサにて測色し、測色値により所望の色度に補正する方法では、マルチ画面表示装置を構成するすべての投射表示装置に高精度のセンサを設ける必要があってそのための費用がかかる問題や、所望の色度が、用いられる投射型表示装置の色再現可能範囲外となり、補正不可能になる場合があった。
本発明は、上記のような課題を解決し、マルチ画面表示装置を設置するだけで投射表示装置間の輝度・色度の差が少なくなるように自動的に調整するマルチ画面表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、
光源よりの光を映像信号によりライトバルブを用いて強度変調し、スクリーン上に映像信号を投射する複数の投射型表示装置を組み合わせて表示画面を構成するマルチ画面表示装置において、
上記複数の投射型表示装置のうちの一つがマスター投射型表示装置であり、他の少なくとも一つの投射型表示装置がスレーブ投射型表示装置であり、
上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、当該投射型表示装置の輝度・色度データを記憶する表示特性記憶手段と、
上記スレーブ投射型表示装置に設けられ、上記表示特性記憶手段に記憶されている輝度・色度データを、上記マスター投射型表示装置に送信する手段と、
上記マスター投射型表示装置に設けられ、上記マスター投射型表示装置の表示特性記憶手段に記憶されている輝度・色度データと、上記スレーブ投射型表示装置から送信された輝度・色度データに基づいてマルチ画面全体の目標輝度・色度を算出する目標輝度・色度演算手段と、
上記マスター投射型表示装置に設けられ、上記目標輝度・色度演算手段で算出された上記マルチ画面全体の目標輝度・色度を上記スレーブ投射型表示装置に送信する手段と、
上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、上記マルチ画面全体の目標輝度・色度に基づいて当該投射型表示装置において上記目標輝度・色度を生じさせるための補正係数を演算する補正係数演算手段と、
上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、当該投射型表示装置内の上記補正係数演算手段で算出された補正係数を入力として、当該投射型表示装置に供給された映像信号に対する輝度及び色度の補正を行って、補正された映像信号を出力する輝度・色度補正手段とを具備し、
上記複数の投射型表示装置の各々において、当該投射型表示装置内の上記輝度・色度補正手段から出力される補正された映像信号を上記ライトバルブに供給することで、マルチ画面を構成する映像表示手段の輝度及び色度が上記目標の輝度及び色度に近くなるように制御を行う
ことを特徴とするマルチ画面表示装置を提供する。
本発明によれば、各投射型表示装置の輝度・色度データから目標輝度・色度値を自動的に求めることができ、人間が調整することなく自動的にマルチ画面間で輝度・色度を合わせることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1のマルチ画面表示装置1の構成を模式的に示す。図示のマルチ画面表示装置1は、複数の投射型表示装置2m、2sの画面を組合せてより大きな表示画面(大画面)を構成したものである。図示のマルチ画面表示装置1は、2台の投射型表示装置から成り、一方の投射型表示装置2mがマスター投射型表示装置であり、他方の投射型表示装置2sがスレーブ投射型表示装置である。
マスター投射型表示装置2mとスレーブ投射型表示装置2sとは概して同じ構成を有する。以下の説明では、マスター投射型表示装置2m、スレーブ投射型表示装置2sを単に、「マスター装置」、「スレーブ装置」と呼ぶことがある。
図2に示すように、マスター装置2m及びスレーブ装置2sの各々において、光源4m、4sからの光をミラー5m、5sにより反射し、ライトバルブ6m、6sにより、映像信号DVSm、DVSsに応じた強度変調を与え、投射レンズ7m、7sを介してスクリーン8m、8s上に投射する。ライトバルブ6m、6sにおける光の変調は、制御駆動手段10m、10sにより制御される。
図3は、マスター装置2m及びスレーブ装置2sの制御駆動手段10m、10sを示す。
マスター装置2mの制御駆動手段10mは、表示特性記憶手段11mと、通信インターフェース手段12mと、目標輝度・色度演算手段13mと、補正係数演算手段14mと、輝度・色度補正手段15mとを有する。
スレーブ装置2mの制御駆動手段10sは、表示特性記憶手段11sと、通信インターフェース手段12sと、補正係数演算手段14sと、輝度・色度補正手段15mとを有する。
マスター装置2mの通信インターフェース手段12mとスレーブ装置2sの通信インターフェース手段12sは、RS422などの通信ケーブル16で接続されている。
マスター装置2m、スレーブ装置2sは、その製造時に工場において、3原色である赤(R)、緑(G)、及び青(B)、並びに黒(BK)それぞれを表示した時のXYZ三刺激値(光源や装置内の分光部材の特性に依存する)が測定され、測定値を示す輝度・色度データ(表示特性データ)DSTm、DSTsが、マスター装置2m、スレーブ装置2s内部の表示特性記憶手段としてのメモリ11m、11sに記憶されている。即ち、マスター装置2mのメモリ11mには、マスター装置2mのXYZ三刺激値DSTmが記憶され、スレーブ装置2sのメモリ11sには、スレーブ装置2sのXYZ三刺激値DSTsが記憶されている。
マスター装置2m、スレーブ装置2sの通信インターフェース手段12m、12sはマスター装置2mとスレーブ装置2sの間での制御用データの通信に用いられるものである。
例えば、スレーブ装置2sの通信インターフェース手段12sは、スレーブ装置2sの表示特性記憶手段11sに記憶されている輝度・色度データDSTsをマスター装置2mに送信するために使用される。
目標輝度・色度演算手段13mは、マスター装置2mの表示特性記憶手段11mに記憶されている輝度・色度データDSTmと、通信インターフェース手段12s、12m、通信ケーブル16を介して供給されるスレーブ装置2sの輝度・色度データDSTsに基づいて、共通の色再現範囲を算出し、さらにマルチ画面全体の目標輝度・色度Ctを算出する。
マスター装置2m内の補正係数演算手段14mは、目標輝度・色度演算手段13mから目標輝度・色度Ctを受け、さらにメモリ11mから輝度・色度データDSTmを受け、これらに基づいて、マスター装置2mにおいて上記の目標輝度・色度Ctを生じさせるための補正係数CCGmを演算する。
マスター装置2m内の輝度・色度補正手段15mは、補正係数演算手段14mから出力される補正係数CCGmを入力として、映像信号に対する輝度及び色度の補正を行って、補正された映像信号を出力する。
マスター装置2mの通信インターフェース手段12mは、マルチ画面全体の目標輝度・色度Ctをスレーブ装置2sに通信する。スレーブ装置2sの通信インターフェース手段12sは、マスター装置2mから送信されたマルチ画面全体の目標輝度・色度Ctを受信する。
スレーブ装置2s内の補正係数演算手段14sは、マスター装置2mの目標輝度・色度演算手段13mから目標輝度・色度Ctを受け、さらにメモリ11sから輝度・色度データDSTsを受け、これらに基づいてスレーブ装置2sにおいてマルチ画面全体の目標輝度・色度Ctを生じさせるための補正係数CCGsを演算する。
スレーブ装置2s内の輝度・色度補正手段15sは、補正係数演算手段14sから出力される補正係数CCGsを入力として、映像信号に対する輝度及び色度の補正を行って、補正された映像信号を出力する。
マスター装置2m、スレーブ装置2sの各々において、輝度・色度補正手段15m、15sから出力される補正された映像信号をライトバルブ6m、6sに供給することで、マルチ画面を構成する映像表示手段の輝度及び色度を目標の輝度及び色度に近くなるような制御が行われる。
以下、目標輝度・色度演算手段13mにおける目標輝度・色度の演算につき詳しく説明する。
マスター装置2m及びスレーブ装置2sのメモリ11m、11sに記憶されているそれぞれの輝度・色度データDSTm、DSTsは、測定されたXYZ三刺激値(原色である赤(R)、緑(G)、及び青(B)をそれぞれ表示した時のXYZ三刺激値)を表すものであり、これをそれぞれの色再現範囲を示すxy色度図上における三角形の頂点のx、y座標を示すデータに変換することで得られるデータが符号UTm、UTsで表される。データDSTmは、特性係数XMQr、YMQr、ZMQr、XMQg、YMQg、ZMQg、XMQb、YMQb、ZMQb、XMQk、YMQk、ZMQkの集合であり、データDSTsは、特性係数XSQr、YSQr、ZSQr、XSQg、YSQg、ZSQg、XSQb、YSQb、ZSQb、XSQk、YSQk、ZSQkの集合である。
マスター装置2m及びスレーブ装置2sのそれぞれの色再現範囲の二つの異なる例を図4及び図5に示す。図4及び図5において三角形R1G1B1はマスター装置2mの色再現範囲を示し、三角形R2G2B2はスレーブ装置2sの色再現範囲を示している。マスター装置2mの目標輝度・色度演算手段13mは三角形R1G1B1及び三角形R2G2B2の座標値より、共通領域三角形RtGtBtの座標値を計算する。共通領域三角形RtGtBtはマスター装置2mとスレーブ装置2sのどちらの表示装置においても再現(表示)可能な範囲を表す。
以下、マスター装置2mの目標輝度・色度演算手段13mにて共通領域三角形RtGtBtを求める方法を説明する。
マスター装置2mの目標輝度・色度演算手段13mは、まず、マスター装置2m内のメモリ11mに記憶されている赤(R)のXYZ三刺激値DSTmをxy色度座標値UTmに変換して頂点R1の座標を求める。同様に、緑(G)、青(B)のXYZ三刺激値から、頂点G1、B1の座標を求める。次に、スレーブ装置2sのメモリ11sから、読み出され送信された赤(R)、緑(G)、青(B)のXYZ三刺激値DSTsから、XY色度座標値UTsに変換して、頂点R2、G2、B2の座標を求める。
次にこれらの頂点R1、G1、B1、R2、G2、B2の座標に基づいて、共通領域三角形RtGtBtの座標を算出する。
図6及び図7は、Rtのxy座標値を算出する手順を示す。
図6において、まず、R1とR2(の座標値)が互いに等しいかどうかの判定を行う(S1)。等しい場合には、R1=R2(の座標値)が即ち求めるRt(の座標値)であるとして(S2)、終了する。
等しくない場合には、各三角形の各頂点が他方の三角形に内包されているかどうかの判定を行い(S3、S4)、内包されていれば、その各頂点(R1又はR2)を共通領域の頂点(Rt)とする。すなわち、最初に頂点R1が三角形R2G2B2に内包されているかどうかの判定を行い(S3)、内包されていれば、頂点R1をRtとする(S5)。内包されていないときは、次に頂点R2が三角形R1G1B1に内包されているかどうかの判定を行い(S4)、内包されていれば、頂点R2をRtとする(S6)。
内包しているかどうかの判定は、図8(a)及び(b)に示す方法で行われる。図8(a)及び(b)は、一例として頂点R1が三角形R2G2B2に内包されているかどうかの判定方法を示す。頂点R1より各頂点R2、G2、B2へのベクトルをR2v、G2v、B2vとし、
R2v×G2v、
G2v×B2v、
B2v×R2v、
(×はベクトルの外積を表す)
がすべて正であれば、頂点R1は図8(a)に示すように、三角形R2G2B2に内包されている。上記の3つの積のいずれかが負であれば、頂点R1は例えば図8(b)に示すように、三角形R2G2B2に内包されていない。
ステップS3、S4のいずれにおいても内包されていないと判定されたときは、次に図7に示す交点計算を行う。
図7において、図9に示される線分R1G1と線分R2B2とが交わるかどうかの判定を行う(S11)。交わる場合には、その交点をRtとする(S12)。ステップS11で交わらないときは、線分R2G2と線分R1B1の交点をRtとする(S13)。このような交点計算は、R1はG2、B2よりもR2に近い位置にあることを前提とするものである。
図7のステップS11における、線分R1G1と線分R2B2とが交わるかどうかの判定は、例えば以下の方法で行われる。
線分R1G1とR2B2とが交点Rtで交わる(交点Rtが線分R1G1上に存在し、かつ線分R2B2上に存在する)場合、
Rtx=R1x+u(G1x−R1x) …(1)
Rtx=R2x+v(B2x−R2x) …(2)
Rty=R1y+u(G1y−R1y) …(3)
Rty=R2x+v(B2y−R2y) …(4)
と表すことができ、
(G1x−R1x)u+(R2x−B2x)v=R2x−R1x…(5)
(G1y−R1y)u+(R2y−B2y)v=R2y−R1y…(6)
が成り立ち、且つ
0≦u≦1、0≦v≦1 …(7)
が成り立つ。
ここで、Rtx、Rtyは、点Rtのx、y座標値、
R1x、R1yは、点R1のx、y座標値、
G1x、G1yは、点G1のx、y座標値、
R2x、R2yは、点R2のx、y座標値、
B2x、B2yは、点B2のx、y座標値である。
上記の式にそれぞれのxy座標値を代入して、u、vを求め、u、vが上記の式(7)の条件を満たすならば、線分R1G1と線分R2B2とが交わることが分かる。
以上により、Rtが求められる。同様の計算でGt、Btが求められる。このようにして共通領域三角形Rt、Gt、Btのxy座標値が求められたら、これらをXYZ三刺激値に変換し、これを目標の輝度・色度値を表すデータとCtする。なお、輝度については、輝度・色度データDSTm、DSTsに含まれる輝度データのうちの最小のものを、目標の輝度・色度データとする。
マスター装置2mの目標輝度・色度演算部13mで求められたマルチ画面の目標輝度・色度値Ctは、マスター装置2m内の補正係数演算部14mに送られるととともに、通信インターフェース手段12mにより通信ケーブル16を介してスレーブ装置2sに送られ、スレーブ装置2sの通信インターフェース手段12sで受信される。
マスター装置2m及びスレーブ装置2sの各々において、表示される画像の輝度・色度がこの目標輝度・色度値Ctに近づかせる補正が行われる。
以下、マスター装置2mの補正係数演算手段14mにおける補正係数の演算について説明する。スレーブ装置2sにおける補正係数の演算も同様に行われる。以下の補正係数の演算において、式(8)が成り立つ加法混色モデルの表示装置を想定している。
Figure 0004823660
式(8)において、α、β、γは、入力映像信号DVSmで表される表示色における三原色である赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれの成分の強さを表わし、
XMa、YMa、ZMaは表示色における三原色R、G、Bの混色割合に対応した色の三刺激値を表す。
XMQr、YMQr、ZMQr、XMQg、YMQg、ZMQg、XMQb、YMQb、ZMQbはマスター装置2mの特性係数(メモリ11mに記憶されている輝度・色度データDSTm)であり、α、β、γがそれぞれのR、G、Bの成分を表す信号の取り得る値の範囲中の最大値に対する比(例えばR、G、Bの各成分を表す信号が0から255 の範囲中の値を取り得るとき、R、G、Bの各成分の信号の値の、「255」に対する比)で表されるとき、XMQr、YMQr、ZMQrは原色Rを表示する際の三刺激値に等しく、XMQg、YMQg、ZMQgは原色Gを表示する際の三刺激値に等しく、XMQb、YMQb、ZMQbは原色Bを表示する際の三刺激値に等しい。
以下、上記のように、α、β、γがそれぞれ最大値に対する比で表される場合について説明する。
上記の式(8)は、ある表示特性DSTmを持った表示装置に対し、ある色信号(α、β、γ)を入力すると、そのとき表示される色の三刺激値がXMa、YMa、ZMaであることを示す。ここで、実際の投射型表示装置は黒浮きの現象を考慮しなければならない。黒浮きとは、入力信号値(0、0、0)を入力しても、即ち、黒を表示しようとする場合でも、実際は暗電流等によりわずかに発光することを言う。
黒浮きの考慮した場合、式(8)を修正したものが式(9)である。
Figure 0004823660
XMQr、YMQr、ZMQr、XMQg、YMQg、ZMQg、XMQb、YMQb、ZMQb、XMQk、YMQk、ZMQkは、マスター装置2m固有の表示特性を表すデータであり、メモリ11mに記憶された輝度・色度データに等しい。
原色R、つまり入力信号値(1、0、0)を入力した際、式(9)は下式(10)となる。
Figure 0004823660

式(10)を整理すると、式(11)となり、XMQr、YMQr、ZMQrは原色Rつまり入力信号値(1、0、0)を入力したときの表示色のXYZ三刺激値と等しい。
Figure 0004823660

同様に、XMQg、YMQg、ZMQgは原色Gを、XMQb、YMQb、ZMQbは原色Bを、XMQk、YMQk、ZMQkは黒をそれぞれ表示した時のXYZ三刺激値に等しい。
入力信号に対して、目標の輝度・色度を生じさせるための補正を掛けて表示を行う場合には、入力信号と表示色との関係は下記の式(12)で示すごとくとなる。
Figure 0004823660

式(12)で、右辺の2番目の行列の構成要素XMtr、YMtr、ZMtr、XMtg、YMtg、ZMtg、XMtb、YMtb、ZMtbはそれぞれ補正係数で、例えば以下のようにして定められる。
先に述べたように、目標とする目標輝度・色度値Ctが、図4に示されるように、Rt、Gt、Btを頂点とする三角形で表されるものとする。Rtの三刺激値をXrt、Yrt、Zrtとすると、下記の式(13)が成り立つ。
Figure 0004823660

式(13)を整理すると、下記の式(14)となる。
Figure 0004823660

式(14)を変形して、下記の式(15)を得ることができる。
Figure 0004823660
Gt、Btについて式(15)と同様にし、これらを整理して以下の式(16)が得られる。
Figure 0004823660

補正係数演算手段14mは、目標輝度・色度演算手段13mから供給された目標輝度・色度値Ct(Xrt、Yrt、Zrt、Xgt、Ygt、Zgt、Xbt、Ybt、Zbt)と、メモリ11mに記憶された輝度・色度データDSTm、XMQr、YMQr、ZMQr、XMQg、YMQg、ZMQg、XMQb、YMQb、ZMQb、XMQk、YMQk、ZMQkとを用いて、式(16)の演算を行って、補正係数XMtr、YMtr、ZMtr、XMtg、YMtg、ZMtg、XMtb、YMtb、ZMtbを求める。
輝度・色度補正手段15mは、補正係数演算手段14mから補正係数XMtr、YMtr、ZMtr、XMtg、YMtg、ZMtg、XMtb、YMtb、ZMtbを受け、外部より入力された映像信号DVSm(α、β、γ)を補正し、ライトバルブ6mに出力する。
ライトバルブ6mでは、輝度・色度補正手段15mより入力された信号に、特性係数XMQr、YMQr、ZMQr、XMQg、YMQg、ZMQg、XMQb、YMQb、ZMQb、XMQk、YMQk、ZMQkで表される特性で光を強度変調し、ライトバルブ6mによって変調を受けた光は投射レンズ7mを経てスクリーン8m上に映像が投射される。この結果、スクリーン8mには輝度・色度がほぼ目標値に補正された(目標値に近くなるように補正された)映像が得られることになる。
以上、マスター装置2mについて説明したが、スレーブ装置2sについても同様である。但し、スレーブ装置2sについては、符号XMQr、YMQr、ZMQr、XMQg、YMQg、ZMQg、XMQb、YMQb、ZMQb、XMQk、YMQk、ZMQk、XMa、YMa、ZMa、XMtr、YMtr、ZMtr、XMtg、YMtg、ZMtg、XMtb、YMtb、ZMtbで表されるデータの代わりに符号XSQr、YSQr、ZSQr、XSQg、YSQg、ZSQg、XSQb、YSQb、ZSQb、XSQk、YSQk、ZSQk、XSa、YSa、ZSa、XStr、YStr、ZStr、XStg、YStg、ZStg、XStb、YStb、ZStbで表されるデータを用いる。
以上のようにあらかじめマスター装置2mとスレーブ装置2sの各々のメモリ11m、11sに記憶されている輝度・色度データDSTm、DSTsを使って、マルチ画面全体で表示可能な目標輝度・色度値(Ct)を計算して、マルチ画面を構成する各投射型表示装置(2m、2s)にて、補正係数CCGm(=XMtr、YMtr、ZMtr、XMtg、YMtg、ZMtg、XMtb、YMtb、ZMtb)、CCGs(=XStr、YStr、ZStr、XStg、YStg、ZStg、XStb、YStb、ZStb)を発生し、これらの補正係数を用いて、輝度・色度補正行うため、マルチ画面全体の輝度・色度のマッチングがとれる。したがって、調整者が新たにマルチ画面の個々の輝度・色度を測定して調整することなく自動的にマルチ画面のマッチングをとることができる。
上記の実施の形態ではマルチ画面表示装置が、2台の投射型表示装置で構成され、そのうちの1台をマスター装置で構成し、他の1台をスレーブ装置で構成しているが、マルチ画面表示装置を3台以上の投射型表示装置で構成し、そのうちの1台をマスター装置とし、他の2台以上の投射型表示装置をスレーブ装置としても良い。
その場合、スレーブ装置の各々の動作は、上記の実施の形態1のスレーブ2sと同じである。マスター装置では、複数のスレーブ装置からの輝度・色度データ(DSTsに相当するもの)に基づいて、複数のスレーブ装置と、マスター装置の共通の色再現範囲を算出し、マルチ画面全体の目標輝度・色度Ctを算出して、これを複数のスレーブ装置の各々に送信する。
マルチ画面表示装置を構成するすべての投射型表示装置に共通の再現範囲は、例えば任意に選んだ1番目と2番目の投射型表示装置(マスタースレーブ装置かスレーブ装置かを問わない)の共通の色再現範囲(1番目の共通色再現範囲)を求め、次に当該1番目の共通色再現範囲と3番目の投射型表示装置の色再現範囲との共通の色再現範囲(2番目の共通色再現範囲)を求め、以下同様の処理を繰り返すことにより求められる。
各スレーブ装置の補正係数演算手段では、それぞれ独自に補正係数が算出され、算出された補正係数を用いて補正が行われる。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、マスター装置2mにおいて、目標輝度・色度値Ctを演算し、各投射型表示装置にて、目標輝度・色度値Ctに補正する補正係数を演算しているが、マスター装置2mの補正係数演算装置14mでマルチ画面表示装置を構成するすべての投射型表示装置(2m、2s)の補正係数を演算し、算出した補正係数をスレーブ装置2sに送信することとしても良い。
その場合のマスター装置2m及びスレーブ装置2sの制御駆動手段10m、10sの構成を図10に示す。図示のように、マスター装置2mの制御駆動手段10mは、図2を参照して説明した実施の形態1と同様、メモリ11mと、目標輝度・色度演算手段13mと、補正係数演算手段14mと、輝度・色度補正手段15mと、通信インターフェース手段12mとを備える。但し、図2と異なり、補正係数演算手段14mが通信インターフェース手段12mと接続されている。
スレーブ装置2sの制御駆動手段10sは、図2と概して同じであるが、図2の補正係数演算手段14sを備えておらず、インターフェース手段12sが輝度・色度補正手段15sに接続されている。
マスター装置2mの補正係数演算装置14mは、マルチ画面表示装置を構成するすべての投射型表示装置、即ち、マスター装置2mの輝度・色度データDSTmのほか、スレーブ装置2sの輝度・色度データDSTsをも受け、マスター装置2m及びスレーブ装置2sの補正係数CCGm、CCGsを演算し、算出したスレーブ装置2s用の補正係数CCGsを通信インターフェース手段12m、ケーブル16、通信インターフェース手段12sを介してスレーブ装置2sの輝度・色度補正手段15sに送信する。
輝度・色度補正手段15sでは、マスター装置2mから送信された補正係数CCGsを用いて、映像信号に対する輝度及び色度の補正を行って、補正された映像信号を出力する。
実施の形態3.
本発明は、投射型表示装置に交換用光源を内蔵し、自動的に交換するような機能を備えた投射型表示装置を組合せて構成されるマルチ画面表示装置においても、適用可能である。
本実施の形態のマルチ画面表示装置の全体的構成は、図1に示す通りであり、マスター装置2m、スレーブ装置2sの構成は図11に示す通りである。図11に示すように、マスター装置2m、スレーブ装置2sの各々が主光源4am、4asのほかに、1個の交換用光源4bm、4bsを備え、さらに主光源4am、4asと交換用光源4bm、4bsを自動的に交換する交換手段9m、9s、及び共通輝度・色度演算手段18m、18sを備えている。実施の形態3のマスター装置2m、スレーブ装置2sの制御駆動手段10m、10sの構成が図12に示されている。
交換手段9m、9sは、現に使用されている光源が主光源4am、4asであるか交換用光源4bm、4bsであるかを示す信号CULm、CULsを出力する。
マスター装置2mは製造時に工場において、主光源4amにて原色赤(R)、緑(G)、青(B)及び黒(BK)それぞれを表示した時のXYZ三刺激値と、交換用光源4bmにて原色赤(R)、緑(G)、青(B)及び黒(BK)それぞれを表示した時のXYZ三刺激値をそれぞれ測定し、(DSTm1、DSTm2)として、メモリ11mに記憶している。
同様に、スレーブ装置2sは製造時に工場において、主光源4asにて原色赤(R)、緑(G)、青(B)及び黒(BK)それぞれを表示した時のXYZ三刺激値と、交換用光源4bsにて原色赤(R)、緑(G)、青(B)及び黒(BK)それぞれを表示した時のXYZ三刺激値をそれぞれ測定し、それぞれの輝度・色度データ(DSTs1、DSTs2)として、メモリ11sに記憶している。
共通輝度・色度演算手段18mは、マスター装置2mにおいて、主光源4amを使用した時の輝度・色度データDSTm1と交換用光源4bmを使用した時の輝度・色度データDSTm2に基づいて光源4am、4bmに共通の輝度・色度データを、マスター装置2mの輝度・色度データDSTmとして算出する。この共通の輝度・色度データDSTmの算出は、図4及び図5を参照して説明したのと同じ方法で可能である。但し、この場合、主光源4amを使用したときの色再現範囲が三角形R1G1B1で表され、交換用光源4bmを使用した時の色再現範囲が三角形R2G2B2で表されるものとして処理する。
共通輝度・色度演算手段18mは上記のようにして求めた共通色再現領域RtGtBtに対応するXYZ三刺激値に変換したものをマスター装置2mの共通の輝度・色度データDSTmとしてメモリ11mに記憶する。
スレーブ装置2sの共通輝度・色度演算手段18sは、スレーブ装置2sにおいて、主光源4asを使用した時の輝度・色度データDSTs1と交換用光源4bsを使用した時の輝度・色度データDSTs2に基づいて光源4as、4bsに共通の輝度・色度データを、スレーブ装置2sの輝度・色度データDSTsとして算出する。この共通の輝度・色度データDSTsの算出は、共通の輝度・色度データDSTmの算出と同様にして行われる。
算出された共通の輝度・色度データDSTsは、メモリ11sに記憶され、さらに通信インターフェース手段12s、ケーブル16、インターフェース手段12mを介してマスター装置2mの目標輝度・色度演算手段13mに供給される。
マスター装置2mの輝度・色度演算手段13mでは、実施の形態1と同様、スレーブ装置2sから送信された輝度・色度DSTsと、マスター装置2m内のメモリ11mに記憶されている輝度・色データDSTmとに基づき、マルチ画面全体の目標輝度・色度Ctを算出し、マスター装置2m内の補正係数演算手段14mに供給するとともに、通信インターフェース手段12m、ケーブル16、通信インターフェース手段12sを介してスレーブ装置2s内の補正係数演算手段14sに送る。
マスター装置2m内の補正係数演算手段14mは、マルチ画面全体の目標輝度・色度Ctに基づき、さらに現に使用されている光源が主光源4amであるか交換用光源4bmであるかを示す信号CULm(マスター装置2m内の交換手段9mから供給される)に応じて、メモリ11mから現に使用されている光源の輝度・色度データ(DSTm1又はDSTm2)を読み出して、これらに基づき、マスター装置2mにおいて目標輝度・色度Ctを生じさせるための補正係数CCGmを演算する。このようにして、輝度・色度補正手段15mから出力される補正された映像信号をライトバルブ6mに供給することで、マルチ画面を構成する投射型表示装置の輝度及び色度を光源4am及び交換用光源4bmのいずれが使用されていても、目標の輝度及び色度に近くなるような制御が行われる。
同様に、スレーブ装置2s内の補正係数演算手段14sは、マルチ画面全体の目標輝度・色度Ctに基づき、さらに現に使用されている光源が主光源4asであるか交換用光源4bsであるかを示す信号CULs(スレーブ装置2s内の交換手段9sから供給される)に応じて、メモリ11sから現に使用されている光源の輝度・色度データ(DSTs1又はDSTs2)を読み出して、これらに基づき、スレーブ装置2sにおいて目標輝度・色度Ctを生じさせるための補正係数CCGsを演算する。このようにして、輝度・色度補正手段15sから出力される補正された映像信号をライトバルブ6sに供給することで、マルチ画面を構成する投射型表示装置の輝度及び色度を光源4as及び交換用光源4bsのいずれが使用されていても、目標の輝度及び色度に近くなるような制御が行われる。
このような構成であるので、マスター装置2m、スレーブ装置2sの各々において、主光源4am、4asが使用されている状態では、主光源4am、4asに合致した補正係数が算出される一方、交換用光源4bm、4bsが使用されている状態では、交換用光源4bm、4bsに合致した補正係数が算出される。例えばマスター装置2mにおいて、交換手段9mの動作により、光源が交換され、主光源4amが使用されている状態から交換用光源4bmが使用されている状態に切り替わったときには、そのことが補正係数演算手段14mに伝えられ、補正係数演算手段14mでは、状態に変化に応じて補正係数を切り換える。同様に、スレーブ装置2sにおいて、交換手段9sの動作により、光源が交換され、主光源4asが使用されている状態から交換用光源4bsが使用されている状態に切り替わったときには、そのことが補正係数演算手段14sに伝えられ、補正係数演算手段14sでは、状態に変化に応じて補正係数を切り換える。
以上のようにあらかじめマスター装置2mとスレーブ装置2sのメモリ11m、11sに記憶されている主光源使用時と交換用光源使用時の輝度・色度データを使ってマルチ画面全体で表示可能な目標輝度・色度値Ctを計算して、マルチ画面を構成する各投射型表示装置にて輝度・色度補正行うため、マルチ画面全体の輝度・色度のマッチングがとれる。この場合、交換用光源でも表示可能な目標輝度・色度値となっているため、光源の寿命等で光源が自動交換された後も自動的に補正され、交換前と交換後で表示する輝度・色度はほぼ共通の目標値に等しくなり、調整者が新たにマルチ画面の個々の輝度・色度を測定して調整することなく自動的にマルチ画面のマッチングを維持することができる。
上記の例では、マスター装置2m、スレーブ装置2sの双方が光源を自動的に交換することができる構成されているものとして説明したが、マスター装置2m、スレーブ装置の一方のみが光源を自動的に交換することができるように構成されている場合には、自動的交換が可能な装置については、実施の形態3で説明した構成として実施の形態3で説明した処理を行わせ、自動的交換可能でない装置については、実施の形態1で説明したのと同様の構成として、実施の形態1で説明した処理を行わせることとすれば良い。
なお、上記の例では、補正係数演算手段14m、14sが、現に使用されている光源を示す信号CULm、CULsを受けて、メモリ11m、11sから現に使用されている光源に対応する輝度・色度データ(DSTm1又はDSTm2、DSTs1又はDSTs2)を読み出すようにしているが、信号CULm、CULsをメモリ11m、11sに制御信号として供給し、現に使用されている光源に対応する輝度・色度データ(DSTm1又はDSTm2、DSTs1又はDSTs2)を出力させるようにしても良い。
実施の形態4.
上記の実施の形態3では、マスター装置2mの目標輝度・色度演算手段13mにおいて、目標輝度・色度値Ctを演算し、マスター装置2m、スレーブ装置2sの補正係数演算手段14sでスレーブ装置の補正係数CCGsを演算しているが、実施の形態2と同様に、スレーブ装置2s内の補正係数演算手段14sを省略し、マスター装置2mの補正係数演算手段14mでスレーブ装置2sの補正係数CCGsをも演算し、スレーブ装置2sの輝度・色度補正手段15sに送るようにしても良い。
この場合の制御駆動手段10m、10sの構成の一例を図13に示す。
図13に示す制御駆動手段15mは、図12に示すものと同様であるが、マスター装置2mの補正係数演算手段14mは、スレーブ装置2sのメモリ11sから、現に使用されている光源(4am又は4bm)に対応した輝度・色度データ(DSTs1又はDSTs2)の供給を受け、このデータと目標輝度・色度Ctとに基づいてスレーブ装置2sのための補正係数CCGsを演算する。
現に使用されている光源(4am又は4bm)に対応した輝度・色度データ(DSTs1又はDSTs2)をメモリ11sから補正係数演算手段14mに供給する処理は、例えば、図示のように、現に使用されている光源を示す信号CULsをスレーブ装置2sのメモリ11sに与え、メモリ11sから、現に使用されている光源に対応する輝度・色度データ(DSTs1又はDSTs2)を出力させて、これをマスター装置2m内の補正係数演算手段14mに供給することにより実現しても良い。
代わりに、現に使用されている光源を示す信号CULsをスレーブ装置2sからマスター装置2mの補正係数演算手段14mに送り、補正係数演算手段14mから、メモリ11sに制御信号を送って、メモリ11sから現に使用されている光源に対応する輝度・色度データ(DSTs1又はDSTs2)を出力させ、これをマスター装置2m内の補正係数演算手段14mに供給することにより実現しても良い。
さらにまた、マスター装置2mとスレーブ装置2sが接続されたときや、光源が交換されたときに、スレーブ装置2sからマスター装置2mに、新たに使用されることになった光源(従って「現に使用されている光源」)に対応する輝度・色度データ(DSTs1又はDSTs2)を送信し、メモリ11mに格納しておき、補正係数演算手段14mが必要に応じてメモリ11mから読み出すようにしても良い。
マスター装置2mの補正係数演算手段14mで算出された補正係数CCGsは、スレーブ装置2sの輝度・色度補正手段15sに供給され、輝度・色度演算手段15sでは、補正係数CCGsにより映像信号DVSbに対する補正を行う。
実施の形態5.
上記の実施の形態3や実施の形態4では、マスター装置2m及びスレーブ装置2s内に、主光源4am(又は4as)を使用した時の輝度・色度データDSTm1(又はDSTs1)と交換用光源4bm(又は4bs)を使用した時の輝度・色度データDSTm2(又はDSTs2)に基づいて、複数の光源に共通の輝度・色度データDSTm(又はDSTs)を、投射型表示装置の輝度・色度データとして算出し、当該投射型表示装置の表示特性記憶手段11m(又は11s)に記憶させる共通輝度・色度演算手段18m(又は18s)を有するが、このような共通輝度・色度演算手段18m、18sを設ける代わりに、主光源4am、4asを使用した時の輝度・色度データDSTm1、DSTs1と交換用光源4bm、4bsを使用した時の輝度・色度データDSTm2、DSTs2を、マスター装置2mの目標輝度・色度演算手段13mに送り、目標輝度・色度演算手段13mで、すべての場合(即ち、マスター装置2mで主光源4amを使用した場合、マスター装置2mで交換用光源4bmを使用した場合、スレーブ装置2sで主光源4asを使用した場合、及びスレーブ装置2sで交換用光源4bsを使用した場合)に共通の目標輝度・色度Ctを算出するようにしても良い。
この発明の実施の形態1のマルチ画面表示装置1の構成を示す概略図である。 実施の形態1の投射型表示装置の概略を示す図である。 実施の形態1の投射型表示装置の制御駆動手段を示すブロック図である。 互いに異なる2つの色再現範囲の一例を示す図である。 互いに異なる2つの色再現範囲の他の例を示す図である。 目標色再現範囲の一つの頂点を求める方法を示すフローチャートである。 目標色再現範囲の一つの頂点を求める方法を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、図6の内包判定の方法を説明する図である。 図7の交点判定の方法を説明する図である。 本発明の実施の形態2の投射型表示装置の制御駆動手段を示すブロック図である。 発明の実施の形態3の交換用光源を内蔵した投射型表示装置の概略を示す図である。 実施の形態3の投射型表示装置の制御駆動手段を示すブロック図である。 実施の形態4の投射型表示装置の制御駆動手段を示すブロック図である。
符号の説明
1 マルチ画面表示装置、 2m マスター投射型表示装置、 2s スレーブ投射型表示装置、 4m、4s 光源、 4am、4as 主光源、 4bm、4bs 交換用光源、 5m、5s ミラー、 6m、6s ライトバルブ、 7m、7s 投射レンズ、 8m、8s スクリーン、 9m、9s 交換手段、 10m、10s 制御駆動手段、 11m、11s メモリ、 12m、12s 通信インターフェース手段、 13m、13s 目標輝度・色度値演算手段、 14m、14s 補正係数演算手段、 15m、15s 輝度・色度補正手段、 16 通信ケーブル、 18m、18s 共通輝度・色度演算手段。

Claims (4)

  1. 光源よりの光を映像信号によりライトバルブを用いて強度変調し、スクリーン上に映像信号を投射する複数の投射型表示装置を組み合わせて表示画面を構成するマルチ画面表示装置において、
    上記複数の投射型表示装置のうちの一つがマスター投射型表示装置であり、他の少なくとも一つの投射型表示装置がスレーブ投射型表示装置であり、
    上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、当該投射型表示装置の輝度・色度データを記憶する表示特性記憶手段と、
    上記スレーブ投射型表示装置に設けられ、上記表示特性記憶手段に記憶されている輝度・色度データを、上記マスター投射型表示装置に送信する手段と、
    上記マスター投射型表示装置に設けられ、上記マスター投射型表示装置の表示特性記憶手段に記憶されている輝度・色度データと、上記スレーブ投射型表示装置から送信された輝度・色度データに基づいてマルチ画面全体の目標輝度・色度を算出する目標輝度・色度演算手段と、
    上記マスター投射型表示装置に設けられ、上記目標輝度・色度演算手段で算出された上記マルチ画面全体の目標輝度・色度を上記スレーブ投射型表示装置に送信する手段と、
    上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、上記マルチ画面全体の目標輝度・色度に基づいて当該投射型表示装置において上記目標輝度・色度を生じさせるための補正係数を演算する補正係数演算手段と、
    上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、当該投射型表示装置内の上記補正係数演算手段で算出された補正係数を入力として、当該投射型表示装置に供給された映像信号に対する輝度及び色度の補正を行って、補正された映像信号を出力する輝度・色度補正手段とを具備し、
    上記複数の投射型表示装置の各々において、当該投射型表示装置内の上記輝度・色度補正手段から出力される補正された映像信号を上記ライトバルブに供給することで、マルチ画面を構成する映像表示手段の輝度及び色度が上記目標の輝度及び色度に近くなるように制御を行う
    ことを特徴とするマルチ画面表示装置。
  2. 光源よりの光を映像信号によりライトバルブを用いて強度変調し、スクリーン上に映像信号を投射する複数の投射型表示装置を組み合わせて表示画面を構成するマルチ画面表示装置において、
    上記複数の投射型表示装置のうちの一つがマスター投射型表示装置であり、他の少なくとも一つの投射型表示装置がスレーブ投射型表示装置であり、
    上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、当該投射型表示装置の輝度・色度データを記憶する表示特性記憶手段と、
    上記スレーブ投射型表示装置に設けられ、上記表示特性記憶手段に記憶されている輝度・色度データを、上記マスター投射型表示装置に送信する手段と、
    上記マスター投射型表示装置に設けられ、上記マスター投射型表示装置の表示特性記憶手段に記憶されている輝度・色度データと、上記スレーブ投射型表示装置から送信された輝度・色度データに基づいてマルチ画面全体の目標輝度・色度を算出する目標輝度・色度演算手段と、
    上記マスター投射型表示装置内に設けられ、上記マルチ画面全体の目標輝度・色度に基づいて、上記複数の投射型表示装置の各々において上記目標輝度・色度を生じさせるための、上記複数の投射型表示装置の各々のための補正係数を演算する補正係数演算手段と、 上記補正係数演算手段により算出された、上記スレーブ投射型表示装置のための補正係数を上記スレーブ投射型表示装置に送信する手段と、
    上記複数の投射型表示装置の各々に設けられ、上記補正係数演算手段で算出された当該投射型表示装置のための補正係数を入力として、当該投射型表示装置に供給された映像信号対する輝度及び色度の補正を行って、補正された映像信号を出力する輝度・色度補正手段とを具備し、
    上記複数の投射型表示装置の各々において、当該投射型表示装置内の上記輝度・色度補正手段から出力される補正された映像信号を上記ライトバルブに供給することで、マルチ画面を構成する映像表示手段の輝度及び色度が上記目標の輝度及び色度に近くなるように制御を行う
    ことを特徴とするマルチ画面表示装置。
  3. 上記複数の投射型表示装置のうちの少なくとも一つの投射型表示装置が、主光源と、交換用光源と、上記主光源と上記交換用光源を自動的に交換する交換手段と、上記主光源を使用した時の輝度・色度データと上記交換用光源を使用した時の輝度・色度データに基づいて当該投射型表示装置の複数の光源に共通の輝度・色度データを、当該投射型表示装置の輝度・色度データとして算出し、上記少なくとも一つの投射型表示装置の上記表示特性記憶手段に記憶させる共通輝度・色度演算手段とを備え、
    上記少なくとも一つの投射型表示装置に設けられた上記表示特性記憶手段が、当該投射型表示装置において、上記主光源を使用した時の輝度・色度データと上記交換用光源を使用した時の輝度・色度データをも記憶し、
    上記少なくとも一つの投射型表示装置に設けられた上記補正係数演算手段が、上記マルチ画面全体の目標輝度・色度に基づき、さらに上記表示特性記憶手段から現に使用されている光源の輝度・色度データを読み出して、これに基づき、当該投射型表示装置において上記目標輝度・色度を生じさせるための上記補正係数を演算し、
    上記輝度・色度補正手段から出力される、補正された映像信号を上記ライトバルブに供給することで、マルチ画面を構成する投射型表示装置の輝度及び色度を上記主光源及び上記交換用光源のいずれが使用されていても、目標の輝度及び色度に近くなるような制御が行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチ画面表示装置。
  4. 上記複数の投射型表示装置のうちの少なくとも一つの投射型表示装置が、主光源と、交換用光源と、上記主光源と上記交換用光源を自動的に交換する交換手段と、上記主光源を使用した時の輝度・色度データと上記交換用光源を使用した時の輝度・色度データに基づいて当該投射型表示装置の複数の光源に共通の輝度・色度データを、当該投射型表示装置の輝度・色度データとして算出し、上記少なくとも一つの投射型表示装置の上記表示特性記憶手段に記憶させる共通輝度・色度演算手段とを備え、
    上記少なくとも一つの投射型表示装置に設けられた上記表示特性記憶手段が、当該投射型表示装置において、上記主光源を使用した時の輝度・色度データと上記交換用光源を使用した時の輝度・色度データをも記憶し、
    上記マスター投射型表示装置の上記補正係数演算手段が、上記マルチ画面全体の目標輝度・色度に基づき、さらに上記少なくとも一つの投射型表示装置の上記表示特性記憶手段から読み出される、現に使用されている光源の輝度・色度データに基づき、当該投射型表示装置において上記目標輝度・色度を生じさせるための上記補正係数を演算し、
    上記少なくとも一つの投射型表示装置に設けられた上記輝度・色度補正手段が、上記マスター投射型表示装置の補正係数演算手段で算出された当該投射型表示装置のための補正係数に基づき、当該投射型表示装置に供給された映像信号に対する輝度及び色度の補正を行って、補正された映像信号を出力し、
    上記輝度・色度補正手段から出力される補正された映像信号を上記ライトバルブに供給することで、マルチ画面を構成する投射型表示装置の輝度及び色度を上記主光源及び上記交換用光源のいずれが使用されていても、目標の輝度及び色度に近くなるような制御が行われる
    ことを特徴とする請求項2に記載のマルチ画面表示装置。
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