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JP4825457B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
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JP4825457B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、半導体集積回路装置の電極パッドにプローブカードの探針を押し当てて行う半導体集積回路の電気的検査に適用して有効な技術に関するものである。
日本特開平7−283280号公報(特許文献1)、日本特開平8−50146号公報(特許文献2(対応PCT国際公開WO95−34000))、日本特開平8−201427号公報(特許文献3)、日本特開平10−308423号公報(特許文献4)、日本特開平11−23615号公報(特許文献5(対応米国特許公報USP6,305,230))、日本特開平11−97471号公報(特許文献6(対応欧州特許公報EP1022775))、日本特開2000−150594号公報(特許文献7(対応欧州特許公報EP0999451))、および日本特開2001−159643号公報(特許文献8)には、半導体集積回路装置の製造技術を用いて形成された探針(接触端子)、絶縁フィルムおよび引き出し用配線を有するプローバの構造と、その製造方法と、テストパッドが狭ピッチ化したチップに対してもそのプローバを用いることによってプローブ検査の実施を可能とする技術とが開示されている。
特開平7−283280号公報 特開平8−50146号公報 特開平8−201427号公報 特開平10−308423号公報 特開平11−23615号公報 特開平11−97471号公報 特開2000−150594号公報 特開2001−159643号公報
半導体集積回路装置の検査技術としてプローブ検査がある。このプローブ検査は、所定の機能どおりに動作するか否かを確認する機能テストや、DC動作特性およびAC動作特性のテストを行って良品/不良品を判別するテスト等を含む。プローブ検査においては、ウエハ出荷対応(品質の差別化)、KGD(Known Good Die)対応(MCP(Multi-Chip Package)の歩留り向上)、およびトータルコスト低減などの要求から、ウエハ状態でプローブ検査を行う技術が用いられている。
近年、半導体集積回路装置の多機能化が進行し、1個の半導体チップ(以下、単にチップと記す)に複数の回路を作りこむことが進められている。また、半導体集積回路装置の製造コストを低減するために、半導体素子および配線を微細化して、半導体チップ(以下、単にチップと記す)の面積を小さくし、半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)1枚当たりの取得チップ数を増加することが進められている。そのため、テストパッド(ボンディングパッド)数が増加するだけでなく、テストパッドの配置が狭ピッチ化し、テストパッドの面積も縮小されてきている。このようなテストパッドの狭ピッチ化に伴って、上記プローブ検査にカンチレバー状の探針を有するプローバを用いようとした場合には、探針をテストパッドの配置位置に合わせて設置することが困難になってしまう課題が存在する。
本発明者らは、半導体集積回路装置の製造技術を用いて形成された探針を有するプローバを用いることにより、テストパッドが狭ピッチ化したチップに対してもプローブ検査が実現できる技術について検討している。その中で、本発明者らは、以下のような課題を見出した。
すなわち、上記探針は、半導体集積回路装置の製造技術を用いて金属膜およびポリイミド膜の堆積や、それらのパターニング等を実施することにより形成された薄膜プローブの一部であり、検査対象であるチップと対向する薄膜プローブの主面側に設けられている。プローブ検査時には、たとえば42アロイなどからなり押圧面が平坦な押圧具によって、探針が形成された領域の薄膜プローブを前記主面とは反対側の裏面から押圧する。この時、すべての探針の先端の高さおよび対応するテストパッドの高さに差が生じていると、接触できない探針と対応するテストパッドとが生じてしまう不具合が懸念される。そのため、プローブ検査時には、すべての探針と対応するテストパッドとを確実に接触させることが課題となっている。
本願に開示された一つの代表的な発明の一つの目的は、半導体集積回路装置の製造技術によって形成された探針を有するプローバを用いたプローブ検査時において、探針とテストパッドとを確実に接触させることができる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
1.本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1主面から前記第1裏面へ貫通する1つ以上の第1孔部が形成され、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
2.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1主面の第1外周部には、前記第1外周部への応力の集中を防ぐ加工が施され、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記第1シートと前記押圧機構との間の気泡を前記押圧機構の前記第1主面の前記第1外周部から脱気する。
3.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記第1シート中において、前記複数の接触端子の近傍では、前記複数の第2配線の粗密が均一化されている。
4.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記複数の接触端子から引き出された前記複数の第2配線は、平面で前記第1領域の外側へ向かって延在し、前記複数の接触端子の近傍では1層で配置されている。
5.また、本発明による半導体集積回路装置の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のチップ領域に区画され、前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極が形成された半導体ウエハを用意する工程、
(b)第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の接触端子が形成された第2主面とは反対側の第2裏面に前記半導体ウエハと同程度の線膨張率を有する第2シートが貼付され、前記第2シートに設けられた開口部に前記開口部を埋め込む弾性材が配置され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用意する工程、
(c)前記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程。
ここで、前記弾性材は、温度変化による前記第1シートの変形を防ぐ位置に配置されている。
また、本願に開示されたその他の概要を項に分けて簡単に説明するとすれば、以下の通りである。
項1.第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1主面から前記第1裏面へ貫通する1つ以上の第1孔部が形成され、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有するプローブカード。
項2.項1記載のプローブカードにおいて、
前記第1シートと前記押圧機構との間には、前記複数の接触端子の前記先端のそれぞれの高さの差および前記複数の第1電極のそれぞれの表面の高さの差を吸収する衝撃緩和手段が配置されている。
項3.項2記載のプローブカードにおいて、
前記押圧機構の前記第1主面の第1外周部には、前記第1外周部への応力の集中を防ぐ加工が施され、
前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との間の気泡を、前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との第1接触面の第2外周部および前記第1孔部のうちの少なくとも一方から脱気し、
前記第1シートと前記衝撃緩和手段との間の気泡を、前記第1シートと前記衝撃緩和手段の第2接触面の第3外周部から脱気する。
項4.項3記載のプローブカードにおいて、
前記衝撃緩和手段には、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第2孔部が形成され、
前記第1シートと前記衝撃緩和手段との間の前記気泡は、前記第2孔部を含む経路および前記第3外周部の少なくとも一方から脱気する。
項5.項4記載のプローブカードにおいて、
前記第2孔部は、プローブカードを組み立てる前に予め型抜きによって形成される。
項6.項2記載のプローブカードにおいて、
前記複数の第2配線は、前記第1シートへの局所的な応力の集中を防ぐレイアウトで形成されている。
項7.項6記載のプローブカードにおいて、
前記第1シート中にて前記複数の第2配線の粗密が均一化されている。
項8.項7記載のプローブカードにおいて、
前記第1シート中にて前記複数の第2配線の幅、層数および間隔が揃えられている。
項9.項6記載のプローブカードにおいて、
前記第1シート中では、前記複数の第2配線と同じ配線層で前記複数の接触端子とは電気的に接続しない1つ以上の第3配線が形成されている。
項10.項1記載のプローブカードにおいて、
前記第1シートには、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第3孔部が形成され、
前記第1シートと前記押圧機構との間の気泡を、前記第1孔部および前記第3孔部の少なくとも一方から脱気する。
項11.項10記載のプローブカードにおいて、
前記第1シートと前記押圧機構との間には、前記複数の接触端子の前記先端のそれぞれの高さの差および前記複数の第1電極のそれぞれの表面の高さの差を吸収する衝撃緩和手段が配置されている。
項12.項11記載のプローブカードにおいて、
前記衝撃緩和手段には、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第2孔部が形成され、
前記第2孔部は、プローブカードを組み立てる前に予め型抜きによって形成される。
項13.項11記載のプローブカードにおいて、
前記衝撃緩和手段には、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第2孔部が形成され、
前記第2孔部を形成する工程は、
(a)前記第1カードを組み立てる前に前記第1シートと前記衝撃緩和手段とを貼り合わせる工程、
(b)前記(a)工程後、前記第2孔部と前記第3孔部とを一括して形成する工程、
を含む。
項14.項13記載のプローブカードにおいて、
前記第2孔部および前記第3孔部は、レーザー加工によって形成される。
項15.項13記載のプローブカードにおいて、
前記第1カードは、前記第2孔部および前記第3孔部形成後に組み立てられ、
前記第1カードの組み立て後に前記複数の接触端子の位置の調整を行う。
項16.項10記載のプローブカードにおいて、
前記衝撃緩和手段には、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第2孔部が形成され、
前記押圧機構の前記第1主面の第1外周部には、前記第1外周部への応力の集中を防ぐ加工が施され、
前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との間の気泡を、前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との第1接触面の第2外周部から脱気し、
前記第1シートと前記衝撃緩和手段との間の気泡を、前記第1シートと前記衝撃緩和手段の第2接触面の第3外周部から脱気する。
項17.第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1主面の第1外周部には、前記第1外周部への応力の集中を防ぐ加工が施され、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有するプローブカード。
ここで、前記第1シートと前記押圧機構との間の気泡を前記押圧機構の前記第1主面の前記第1外周部から脱気する。
項18.第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有するプローブカード。
ここで、前記第1シート中において、前記複数の接触端子の近傍では、前記複数の第2配線の粗密が均一化されている。
項19.項18記載のプローブカードにおいて、
前記第1シート中において、前記複数の接触端子の近傍では、前記複数の第2配線の幅、層数および間隔が揃えられている。
項20.項18記載のプローブカードにおいて、
前記第1シート中において、前記複数の接触端子の近傍では、前記複数の第2配線と同じ配線層で前記複数の接触端子とは電気的に接続しない1つ以上の第3配線が形成されている。
項21.第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有するプローブカード。
ここで、前記複数の接触端子から引き出された前記複数の第2配線は、平面で前記第1領域の外側へ向かって延在し、前記複数の接触端子の近傍では1層で配置されている。
項22.項21記載のプローブカードにおいて、
前記半導体ウエハは複数のチップ領域に区画され、
前記複数のチップ領域の各々には半導体集積回路が形成され、
前記複数の第1電極は、前記半導体ウエハの主面上に配置され、前記半導体集積回路と電気的に接続し、
前記半導体集積回路の電気的検査の実施時において、前記複数の接触端子は2つの前記チップ領域に配置された前記複数の第1電極と接触し、
前記2つのチップ領域は、それぞれ平面矩形であり、対角線の延在する方向で隣接する。
項23.第1配線が形成された第1配線基板と、
半導体ウエハの主面に形成された複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の接触端子が形成された第2主面とは反対側の第2裏面に前記半導体ウエハと同程度の線膨張率を有する第2シートが貼付され、前記第2シートに設けられた開口部に前記開口部を埋め込む弾性材が配置され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、
前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有するプローブカード。
ここで、前記弾性材は、温度変化による前記第1シートの変形を防ぐ位置に配置されている。
項24.項23記載のプローブカードにおいて、
前記弾性材は、前記第1領域内に配置されている。
項25.項24記載のプローブカードにおいて、
前記弾性材は、前記第1領域の中央に配置されている。
項26.項24記載のプローブカードにおいて、
前記第1領域は平面矩形であり、
前記第1領域の角部の各々には、複数の前記弾性材が配置されている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、半導体集積回路装置の製造技術によって形成された探針を有するプローバを用いたプローブ検査時において、探針とテストパッドとを確実に接触させることができる。
本願発明を詳細に説明する前に、本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
ウエハとは、集積回路の製造に用いる単結晶シリコン基板(一般にほぼ平面円形状)、SOI(Silicon On Insulator)基板、サファイア基板、ガラス基板、その他の絶縁、反絶縁または半導体基板等並びにそれらの複合的基板をいう。また、本願において半導体集積回路装置というときは、シリコンウエハやサファイア基板等の半導体または絶縁体基板上に作られるものだけでなく、特に、そうでない旨明示された場合を除き、TFT(Thin Film Transistor)およびSTN(Super-Twisted-Nematic)液晶等のようなガラス等の他の絶縁基板上に作られるもの等も含むものとする。
デバイス面とは、ウエハの主面であって、その面にリソグラフィにより、複数のチップ領域に対応するデバイスパターンが形成される面をいう。
接触端子またはプローブとは、シリコンウエハを半導体集積回路の製造に用いるのと同様な、ウエハプロセス、すなわちフォトリソグラフィ技術、CVD(Chemical Vapor Deposition)技術、スパッタリング技術およびエッチング技術などを組み合わせたパターニング手法によって、配線層およびそれに電気的に接続された先端部を一体的に形成したものをいう。
薄膜プローブ(membrane probe)、薄膜プローブカード、または突起針配線シート複合体とは、検査対象と接触する前記接触端子(突起針)とそこから引き回された配線とが設けられ、その配線に外部接触用の電極が形成された薄膜をいい、たとえば厚さ10μm〜100μm程度のものをいう。
プローブカードとは、検査対象となるウエハと接触する接触端子および多層配線基板などを有する構造体をいい、プローバもしくは半導体検査装置とは、フロッグリング、プローブカードおよび検査対象となるウエハを載せるウエハステージを含む試料支持系を有する検査装置をいう。
プローブ検査とは、ウエハ工程が完了したウエハに対してプローバを用いて行われる電気的試験であって、チップ領域の主面上に形成された電極に上記接触端子の先端を当てて半導体集積回路の電気的検査を行うことをいい、所定の機能通りに動作するか否かを確認する機能テストやDC動作特性およびAC動作特性のテストを行って良品/不良品を判別するものである。各チップに分割してから(またはパッケージング完了後)行われる選別テスト(最終テスト)とは区別される。
ポゴピン(POGO pin)またはスプリングプローブとは、接触ピン(プランジャ(接触針))をばね(コイルスプリング)の弾性力で電極(端子)に押し当てる構造を有し、必要に応じてその電極への電気的接続を行うようにした接触針をいい、たとえば金属製の管(保持部材)内に配置されたばねが金属ボールを介して接触ピンへ弾性力を伝える構成となっている。
テスタ(Test System)とは、半導体集積回路を電気的に検査するものであり、所定の電圧および基準となるタイミング等の信号を発生するものをいう。
テスタヘッドとは、テスタと電気的に接続し、テスタより送信された電圧および信号を受け、電圧および詳細なタイミング等の信号を半導体集積回路に対して発生し、ポゴピンなどを介してプローブカードへ信号を送るものをいう。
フロッグリングとは、ポゴピンなどを介してテスタヘッドおよびプローブカードと電気的に接続し、テスタヘッドより送られてきた信号を後述するプローブカードへ送るものをいう。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態を説明するための全図においては、各部材の構成をわかりやすくするために、平面図であってもハッチングを付す場合がある。
また、本願で使用する半導体リソグラフィ技術による薄膜プローブの各詳細については、本発明者および関連する発明者等による以下の特許出願に開示されているので、特に必要な時以外はそれらの内容は繰り返さない。前記特許出願、すなわち、日本特願平6−22885号、日本特開平7−283280号公報、日本特開平8−50146号公報、日本特開平8−201427号公報、日本特願平9−119107号、日本特開平11−23615号公報、日本特開2002−139554号公報、日本特開平10−308423号公報、日本特願平9−189660号、日本特開平11−97471号公報、日本特開2000−150594号公報、日本特開2001−159643号公報、日本特許出願第2002−289377号(対応米国出願番号第10/676,609号;米国出願日2003.10.2)、日本特開2004−132699号公報、日本特開2005−24377号公報、日本特開2004−288672号公報(対応米国出願番号第10/765,917号;米国出願日2004.1.29)、日本特開2004−144742号公報(対応米国公開番号第2004/070,413号)、日本特開2004−157127号公報、日本特開2004−144742号公報(対応米国公開番号第2004/070,413号)、日本特開2004−157127号公報、日本特許出願第2003−371515号(対応米国出願番号第10/968,215号;米国出願日2004.10.20)、日本特許出願第2003−372323号(対応米国出願番号第10/968,431号;米国出願日2004.10.20)、日本特許出願第2004−115048号、PCT出願番号PCT/JP2004/17160号、PCT出願番号PCT/JP2005/4344号、日本特許出願第2004−378504号、日本特許出願第2005−109350号、および日本特許出願第2005−168112号である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1のプローブカード(第1カード)の要部断面図である。図1に示すように、本実施の形態1のプローブカードは、多層配線基板(第1配線基板)1、薄膜シート(第1シート)2、テスタヘッドTHD、フロッグリングFGRおよびカードホルダCHDなどから形成されている。テスタヘッドTHDとフロッグリングFGRとの間、およびフロッグリングFGRと多層配線基板1との間は、それぞれ複数本のポゴピンPGPを介して電気的に接続され、それによりテスタヘッドTHDと多層配線基板1との間が電気的に接続されている。カードホルダCHDは、多層配線基板1をプローバに機械的に接続するもので、かつポゴピンPGPからの圧力によって多層配線基板1に反りが生じてしまうことを防ぐ機械的強度を持つ。
図2は本実施の形態のプローブカードの下面の要部平面図であり、図3は図2中のA−A線に沿った断面図である。
図2および図3に示すように、本実施の形態のプローブカードは、図1で示した部材の他に、たとえばプランジャ3などを含んでいる。薄膜シート2は押さえリング4によって多層配線基板1の下面に固定され、プランジャ3は多層配線基板1の上面に取り付けられている。多層配線基板1の中央部には開口部5が設けられ、この開口部5内において、薄膜シート2とプランジャ3とは接着リング6を介して接着されている。
薄膜シート2の下面には、たとえば4角錐型または4角錐台形型の複数のプローブ(接触端子)7が形成されている。薄膜シート2内には、プローブ7の各々と電気的に接続し、各々のプローブ7から薄膜シート2の探部まで延在する複数の配線(第2配線)が形成されている。多層配線基板1の下面または上面には、この複数の配線の端部とそれぞれ電気的に接触する複数の受け部(図示は省略)が形成されており、この複数の受け部は、多層配線基板1内に形成された配線(第1配線)を通じて多層配線基板1の上面に設けられた複数のポゴ(POGO)座8と電気的に接続している。このポゴ座8は、テスタからの信号をプローブカードへ導入するピンを受ける機能を有する。
本実施の形態1において、薄膜シート2は、たとえばポリイミドを主成分とする薄膜から形成されている。このような薄膜シート2は柔軟性を有することから、本実施の形態1では、チップ(半導体集積回路装置)のパッドにすべてのプローブ7を接触させるために、プローブ7が形成された領域(第1領域)の薄膜シート2を上面(裏面)から押圧具(押圧機構)9を介してプランジャ3が押圧する構造となっている。すなわち、プランジャ3内に配置されたばね3Aの弾性力によって一定の圧力を押圧具9に加えるものである。本実施の形態において、押圧具9の材質としては、42アロイを例示することができる。
ここで、検査対象のチップ表面に形成されたテストパッド(ボンディングパッド)数が増加すると、それに伴って各テストパッドのそれぞれに信号を送るためのポゴピンPGPの本数が増加することになる。また、ポゴピンPGPの本数が増加することによって、多層配線基板1に加わるポゴピンPGPからの圧力も増加することになるので、多層配線基板1の反りを防ぐためにカードホルダCHDを厚くする必要が生じる。さらに、薄膜シート2に形成された各プローブ7を対応するテストパッドに確実に接触させるために、薄膜シート2の中心領域IA(図3参照)および接着リングを境に外周側となり中心領域IAを取り囲む外周領域OA(図3参照)のそれぞれに張力を加える構造とした場合には、多層配線基板1の表面から薄膜シート2のプローブ面までの高さHT(図1参照)に限界が生じる。その高さHTの限界値よりカードホルダCHDの厚さのほうが大きくなった場合には、薄膜シート2がカードホルダCHD内に埋もれてしまうことになり、プローブ7をテストパッドに確実に接触させることができなくなる不具合が懸念される。
そこで、本実施の形態1では、上記薄膜シート2の中心領域IAのみに張力を加えた状態で薄膜シート2と接着リング6とを接着し、外周領域OAには張力を加えない構造とする。この時、接着リング6の材質としては、Si(シリコン)と同程度の熱膨張率の金属(たとえば、42アロイ)を選択し、薄膜シート2と接着リング6とを接着する接着剤としては、エポキシ系接着剤を用いることを例示できる。それにより、上記薄膜シート2のプローブ面までの高さHTを規定する接着リング6の高さを高くすることができるので、その高さHTも高くなり、薄膜シート2がカードホルダCHD内に埋もれてしまう不具合を避けることができる。すなわち、カードホルダCHDが厚くなった場合でも、プローブ7をテストパッドに確実に接触させることが可能となる。
上記のような手段を用いる代わりに、図4に示すように、多層配線基板1の中央部に補助基板SBを取り付け、その補助基板SBに薄膜シート2を取り付ける構造として、多層配線基板1の表面から薄膜シート2のプローブ面までの高さHTを向上させてもよい。多層配線基板1と同様に、補助基板SB内には複数の配線が形成され、さらにこれら配線の端部とそれぞれ電気的に接触する複数の受け部(図示は省略)が形成されている。多層配線基板1に設けられた受け部と補助基板SBに設けられた受け部とは、たとえばそれぞれ対応するもの同士がはんだによって電気的に接続されている。はんだを用いる代わりに、異方性導電ゴムを介して多層配線基板1と補助基板SBとを圧着する手段、もしくは多層配線基板1および補助基板SBのそれぞれの表面に上記受け部と電気的に接続するCu(銅)めっき製の突起部を形成し、対応する突起部同士を圧着する手段を用いてもよい。
本実施の形態において、上記プローブカードを用いてプローブ検査(電気的検査)を行う対象としては、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバが形成されたチップを例示することができる。図5は、それら複数のチップ(チップ領域)10が区画されたウエハWHの平面図である。なお、本実施の形態のプローブカードを用いたプローブ検査は、これら複数のチップ10が区画されたウエハWHに対して行うものである。また、図6は、そのチップ10の平面と、その一部を拡大したものを図示している。このチップ10は、たとえば単結晶シリコン基板からなり、その主面にはLCDドライバ回路が形成されている。また、チップ10の主面の周辺部には、LCDドライバ回路と電気的に接続する多数のパッド(テストパッド(第1電極))11、12が配置されており、図6中におけるチップ10の上側の長辺および両短辺に沿って配列されたパッド11は出力端子となり、チップ10の下側の長辺に沿って配列されたパッド12は入力端子となっている。LCDドライバの出力端子数は入力端子数より多いことから、隣り合ったパッド11の間隔をできる限り広げるために、パッド11はチップ10の上側の長辺および両短辺に沿って2列で配列され、チップ10の上側の長辺および両短辺に沿って互いの列のパッド11が互い違いに配列されている。本実施の形態1において、隣り合うパッド11が配置されているピッチLPは、たとえば約68μmである。また、本実施の形態1において、パッド11は平面矩形であり、チップ10の外周と交差(直交)する方向に延在する長辺の長さLAは約63μmであり、チップ10の外周に沿って延在する短辺の長さLBは約34μmである。また、隣り合うパッド11が配置されているピッチLPが約68μmであり、パッド11の短辺の長さLBが約34μmであることから、隣り合うパッド11の間隔は約34μmとなる。
パッド11、12は、たとえばAu(金)から形成されたバンプ電極(突起電極)であり、チップ10の入出力端子(ボンディングパッド)上に、電解めっき、無電解めっき、蒸着あるいはスパッタリングなどの方法によって形成されたものである。図7は、パッド11の斜視図である。パッド11の高さLCは約15μmであり、パッド12も同程度の高さを有する。
また、上記チップ10は、ウエハの主面に区画された多数のチップ領域に半導体製造技術を使ってLCDドライバ回路(半導体集積回路)や入出力端子(ボンディングパッド)を形成し、次いで入出力端子上に上記の方法でパッド11を形成した後、ウエハをダイシングしてチップ領域を個片化することにより製造することができる。また、本実施の形態1において、上記プローブ検査は、ウエハをダイシングする前に各チップ領域に対して実施するものである。なお、以後プローブ検査(パッド11、12とプローブ7とが接触する工程)を説明する際に、特に明記しない場合には、チップ10はウエハをダイシングする前の各チップ領域を示すものとする。
図8は、上記チップ10の液晶パネルへの接続方法を示す要部断面図である。図8に示すように、液晶パネルは、たとえば主面に画素電極14、15が形成されたガラス基板16、液晶層17、および液晶層17を介してガラス基板16と対向するように配置されたガラス基板18などから形成されている。本実施の形態1においては、このような液晶パネルのガラス基板16の画素電極14、15に、それぞれパッド11、12が接続するようにチップ10をフェイスダウンボンディングすることによって、チップ10を液晶パネルへ接続することを例示できる。
図9は上記薄膜シート2の下面のプローブ7が形成された領域の一部を拡大して示した要部平面図であり、図10は図9中のB−B線に沿った要部断面図であり、図11は図9中のC−C線に沿った要部断面図である。
上記プローブ7は、薄膜シート2中にて平面六角形状にパターニングされた金属膜21A、21Bの一部であり、金属膜21A、21Bのうちの薄膜シート2の下面に4角錐型または4角錐台形型に飛び出した部分である。プローブ7は、薄膜シート2の主面において上記チップ10に形成されたパッド11、12の位置に合わせて配置されており、図9ではパッド11に対応するプローブ7の配置について示している。これらプローブ7のうち、プローブ7Aは、2列で配列されたパッド11のうちの相対的にチップ10の外周に近い配列(以降、第1列と記す)のパッド11に対応し、プローブ7Bは、2列で配列されたパッド11のうちの相対的にチップ10の外周から遠い配列(以降、第2列と記す)のパッド11に対応している。また、最も近い位置に存在するプローブ7Aとプローブ7Bとの間の距離は、図9が記載された紙面の左右方向の距離LXと上下方向の距離LYとで規定され、距離LXは前述の隣り合うパッド11が配置されているピッチLPの半分の約34μmとなる。また、本実施の形態1において、距離LYは、約93μmとなる。
金属膜21A、21Bは、たとえば下層からロジウム膜およびニッケル膜が順次積層して形成されている。金属膜21A、21B上にはポリイミド膜22が成膜され、ポリイミド膜22上には各金属膜21と電気的に接続する配線(第2配線)23が形成されている。配線23は、ポリイミド膜22に形成されたスルーホール24の底部で金属膜21A、21Bと接触している。また、ポリイミド膜22および配線23上には、ポリイミド膜25が成膜されている。
上記したように、金属膜21A、21Bの一部は4角錐型または4角錐台形型に形成されたプローブ7A、7Bとなり、ポリイミド膜22には金属膜21A、21Bに達するスルーホール24が形成される。そのため、プローブ7Aが形成された金属膜21Aおよびスルーホール24の平面パターンと、プローブ7Bが形成された金属膜21Bおよびスルーホール24の平面パターンとが同じ方向で配置されるようにすると、隣り合う金属膜21Aと金属膜21Bとが接触してしまい、プローブ7A、7Bからそれぞれ独立した入出力を得られなくなってしまう不具合が懸念される。そこで、本実施の形態1では、図9に示すように、プローブ7Bが形成された金属膜21Bおよびスルーホール24の平面パターンは、プローブ7Aが形成された金属膜21Aおよびスルーホール24の平面パターンを180°回転したパターンとしている。それにより、平面でプローブ7Aおよびスルーホール24が配置された金属膜21Aの幅広の領域と、平面でプローブ7Bおよびスルーホール24が配置された金属膜21Bの幅広の領域とが、紙面の左右方向の直線上に配置されないようになり、金属膜21Aおよび金属膜21Bの平面順テーパー状の領域が紙面の左右方向の直線上に配置されるようになる。その結果、隣り合う金属膜21Aと金属膜21Bとが接触してしまう不具合を防ぐことができる。また、狭ピッチでパッド11(図6参照)が配置されても、それに対応した位置にプローブ7A、7Bを配置することが可能となる。
本実施の形態では、図6を用いてパッド11が2列で配列されている場合について説明したが、図12に示すように、1列で配列されているチップも存在する。そのようなチップに対しては、図13に示すように、上記金属膜21Aの幅広の領域が紙面の左右方向の直線上に配置された薄膜シート2を用いることで対応することができる。また、このようにパッド11が1列で配列され、たとえばチップ10の外周と交差(直交)する方向に延在する長辺の長さLAは約140μmであり、チップ10の外周に沿って延在する短辺の長さLBが約19μmであり、隣り合うパッド11が配置されているピッチLPが約34μmであり、隣り合うパッド11の間隔が約15μmである場合には、図6に示したパッド11に比べて長辺が約2倍以上となり、短辺方向でのパッド11の中心位置を図6に示したパッド11の中心位置と揃えることができるので、図9〜図11を用いて説明した薄膜シート2を用いることが可能となり、図14に示す位置POS1、POSでプローブ7A、7Bのそれぞれがパッド11に接触することになる。
また、パッド11の数がさらに多い場合には、3列以上で配列されている場合もある。図15は3列で配列されたパッド11に対応した薄膜シート2の要部平面図であり、図16は4列で配列されたパッド11に対応した薄膜シート2の要部平面図である。チップ10のサイズが同じであれば、パッド11の配列数が増えるに従って、図9を用いて説明した距離LXがさらに狭くなるので、上記金属膜21A、21Bを含む金属膜が接触してしまうことがさらに懸念される。そこで、図15および図16に示すように、金属膜21A、21B、21C、21Dを、たとえば図9に示した金属膜21Aの平面パターンを45°回転させたものとすることで、金属膜21A、21B、21C、21Dが互いに接触してしまう不具合を防ぐことが可能となる。また、ここでは図9に示した金属膜21Aの平面パターンを45°回転させた例について説明したが、45°に限定するものではなく、金属膜21A、21B、21C、21Dの互いの接触を防ぐことができるのであれば他の回転角でもよい。なお、金属膜21Cには、プローブ7Bが対応するパッド11よりさらにチップ10内の内側に配置されたパッド11に対応するプローブ7Cが形成され、金属膜21Dには、プローブ7Cが対応するパッド11よりさらにチップ10内の内側に配置されたパッド11に対応するプローブ7Dが形成されている。
ここで、図17は図16中のD−D線に沿った要部断面図であり、図18は図16中のE−E線に沿った要部断面図である。図16に示したように、4列のパッド11に対応するプローブ7A〜7Dを有する金属膜21A〜21Dを配置した場合には、金属膜21A〜21Dのそれぞれに上層から電気的に接続する配線のすべてを同一の配線層で形成することが困難になる。これは、上記距離LXが狭くなることによって、金属膜21A〜21Dのそれぞれ同士が接触する虞が生じるのと共に、金属膜21A〜21Dに電気的に接続する配線同士も接触する虞が生じるからである。そこで、本実施の形態においては、図17および図18に示すように、それら配線を2層の配線層(配線23、26)から形成することを例示することができる。なお、配線26およびポリイミド膜25上には、ポリイミド膜27が形成されている。相対的に下層の配線23はポリイミド膜22に形成されたスルーホール24の底部で金属膜21A、21Cと接触し、相対的に上層の配線26はポリイミド膜22、25に形成されたスルーホール28の底部で金属膜21B、21Dと接触している。それにより、同一の配線層においては、隣り合う配線23または配線26の間隔を大きく確保することが可能となるので、隣り合う配線23または配線26が接触してしまう不具合を防ぐことができる。また、パッド11が5列以上となり、それに対応するプローブ数が増加して上記距離LXが狭くなる場合には、さらに多層に配線層を形成することによって、配線間隔を広げてもよい。
次に、上記の本実施の形態1の薄膜シート2の構造について、その製造工程と併せて図19〜図24を用いて説明する。図19〜図24は、図9〜図11を用いて説明した2列のパッド11(図6参照)に対応したプローブ7A、7Bを有する薄膜シート2の製造工程中の要部断面図である。なお、薄膜シートの構造および薄膜シートの製造工程と、上記プローブ7(プローブ7A〜7D)と同様のプローブの構造および製造工程については、特願2003−75429号、特願2003−371515号、特願2003−372323号、特願2004−115048号、PCT出願番号PCT/JP2004/17160号、PCT出願番号PCT/JP2005/4344号、特願2005−109350号および特願2005−168112号にも記載がある。
まず、図19に示すように、厚さ0.2mm〜0.6mm程度のシリコンからなるウエハ31を用意し、熱酸化法によってこのウエハ31の両面に膜厚0.5μm程度の酸化シリコン膜32を形成する。続いて、フォトレジスト膜をマスクとしてウエハ31の主面側の酸化シリコン膜32をエッチングし、ウエハ31の主面側の酸化シリコン膜32にウエハ31に達する開口部を形成する。次いで、残った酸化シリコン膜32をマスクとし、強アルカリ水溶液(たとえば水酸化カリウム水溶液)を用いてウエハ31を異方的にエッチングすることによって、ウエハ31の主面に(111)面に囲まれた4角錐型または4角錐台形型の穴33を形成する。
次に、図20に示すように、上記穴33の形成時にマスクとして用いた酸化シリコン膜32をフッ酸およびフッ化アンモニウムの混合液によるウェットエッチングにより除去する。続いて、ウエハ31に熱酸化処理を施すことにより、穴33の内部を含むウエハ31の全面に膜厚0.5μm程度の酸化シリコン膜34を形成する。次いで、穴33の内部を含むウエハ31の主面に導電性膜35を成膜する。この導電性膜35は、たとえば膜厚0.1μm程度のクロム膜および膜厚1μm程度の銅膜を順次スパッタリング法または蒸着法によって堆積することによって成膜することができる。次いで、導電性膜35上にフォトレジスト膜を成膜し、フォトリソグラフィ技術によって後の工程で金属膜21A、21B(図9〜図11参照)が形成される領域のフォトレジスト膜を除去し、開口部を形成する。
次に、導電性膜35を電極とした電解めっき法により、上記フォトレジスト膜の開口部の底部に現れた導電性膜35上に硬度の高い導電性膜37および導電性膜38を順次堆積する。本実施の形態1においては、導電性膜37をロジウム膜とし、導電性膜38をニッケル膜とすることを例示できる。ここまでの工程により、導電性膜37、38から前述の金属膜21A、21Bを形成することができる。また、穴33内の導電性膜37、38が前述のプローブ7A、7Bとなる。なお、導電性膜35は、後の工程で除去されるが、その工程については後述する。
金属膜21A、21Bにおいては、後の工程で前述のプローブ7A、7Bが形成された時に、ロジウム膜から形成された導電性膜37が表面となり、導電性膜37がパッド11に直接接触することになる。そのため、導電性膜37としては、硬度が高く耐磨耗性に優れた材質を選択することが好ましい。また、導電性膜37はパッド11に直接接触するため、プローブ7A、7Bによって削り取られたパッド11の屑が導電性膜37に付着すると、その屑を除去するクリーニング工程が必要となり、プローブ検査工程が延びてしまうことが懸念される。そのため、導電性膜37としては、パッド11を形成する材料が付着し難い材質を選択することが好ましい。そこで、本実施の形態1においては、導電性膜37として、これらの条件を満たすロジウム膜を選択している。それにより、そのクリーニング工程を省略することができる。
次に、上記金属膜21A、21B(導電性膜37、38)の成膜に用いたフォトレジスト膜を除去した後、図21に示すように、金属膜21A、21Bおよび導電性膜35を覆うようにポリイミド膜22(図10および図11も参照)を成膜する。続いて、そのポリイミド膜22に金属膜21A、21Bに達する前述のスルーホール24を形成する。このスルーホール24は、レーザーを用いた穴あけ加工またはアルミニウム膜をマスクとしたドライエッチングによって形成することができる。
次に、図22に示すように、スルーホール24の内部を含むポリイミド膜22上に導電性膜42を成膜する。この導電性膜42は、たとえば膜厚0.1μm程度のクロム膜および膜厚1μm程度の銅膜を順次スパッタリング法または蒸着法によって堆積することによって成膜することができる。続いて、その導電性膜42上にフォトレジスト膜を形成した後に、そのフォトレジスト膜をフォトリソグラフィ技術によってパターニングし、フォトレジスト膜に導電性膜42に達する開口部を形成する。次いで、めっき法により、その開口部内の導電性膜42上に導電性膜43を成膜する。本実施の形態1においては、導電性膜43として銅膜、または銅膜およびニッケル膜を下層から順次堆積した積層膜を例示することができる。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、導電性膜43をマスクとして導電性膜42をエッチングすることにより、導電性膜42、43からなる配線23を形成する。配線23は、スルーホール24の底部にて金属膜21A、21Bと電気的に接続することができる。
次に、図23に示すように、ウエハ31の主面に前述のポリイミド膜25を成膜する。続いて、図24に示すように、たとえばフッ酸とフッ化アンモニウムの混合液を用いたエッチングによって、ウエハ31の裏面の酸化シリコン膜34を除去する。続いて、強アルカリ水溶液(たとえば水酸化カリウム水溶液)を用いたエッチングにより、薄膜シート2を形成するための型材であるウエハ31を除去する。次いで、酸化シリコン膜34および導電性膜35を順次エッチングにより除去し、本実施の形態1の薄膜シート2を製造する。この時、酸化シリコン膜34はフッ酸およびフッ化アンモニウムの混合液を用いてエッチングし、導電性膜35に含まれるクロム膜は過マンガン酸カリウム水溶液を用いてエッチングし、導電性膜35に含まれる銅膜はアルカリ性銅エッチング液を用いてエッチングする。ここまでの工程により、プローブ7A、7Bを形成する導電性膜37(図20参照)であるロジウム膜がプローブ7A、7Bの表面に現れる。前述したように、ロジウム膜が表面に形成されたプローブ7A、7Bにおいては、プローブ7A、7Bが接触するパッド11の材料であるAuなどが付着し難く、Niより硬度が高く、かつ酸化され難く接触抵抗を安定させることができる。
必要に応じて、上記スルーホール24、配線23およびポリイミド膜25を形成する工程を繰り返すことによって、さらに配線を多層に形成してもよい。
次に、上記薄膜シート2を本実施の形態1のプローブカード(図1〜図4参照)に取り付ける際の要部工程について説明する。
まず、図25に示すように、図3を用いて前述した押圧具9を用意する。押圧具9は、最終的に薄膜シート2と対向する主面(第1主面)とその主面とは反対側の裏面(第1裏面)とを有し、その主面と裏面とを貫通する1つ以上の孔部(第1孔部)9Aが形成されている。本実施の形態1においては、その孔部9Aは、径が50μm程度であり、1mm〜1.5mm程度の隣接間隔で複数個設けられていることを例示することができる。この孔部9Aの機能については後ほど詳述する。
次に、押圧具9の主面を上に向け、押圧具9の主面上に厚さ50μm程度のシート状のエラストマ(衝撃緩和手段)45を配置する。このエラストマ45は、多数のプローブ7A、7Bの先端がパッド11に接触する際の衝撃を緩和しつつ、個々のプローブ7A、7Bの先端の高さのばらつきを局部的な変形によって吸収し、パッド11の高さのばらつきに倣った均一な食い込みによってプローブ7A、7Bとパッド11との接触を実現するものである。
続いて、そのエラストマ45上に厚さ12.5μm程度のポリイミドシート(衝撃緩和手段)46を配置する。この時、ポリイミドシート46下のエラストマ45は、静電吸着力によって押圧具9の主面に吸着され、ポリイミドシート46についても静電吸着力によってエラストマ45に吸着される。そのため、押圧具9を逆さにした程度であれば、エラストマ45およびポリイミドシート46は押圧具9から脱落することはない。
次いで、押圧具9にエラストマ45およびポリイミドシート46を静電吸着させた状態で、押圧具9の主面を薄膜シート2の裏面(プローブ7が形成されている主面とは反対側の面)に配置する。この時、押圧具9が接着される領域は、主面側でプローブ7が形成されている領域である。
その後、上記のように押圧具9が接着された薄膜シート2を本実施の形態1のプローブカードに取り付け、調整を行う。ここで行う調整は、押圧具9からの押圧力による薄膜シート2の多層配線基板1の表面からの押し出し量(多層配線基板1の表面から薄膜シート2のプローブ面までの高さHT(図1参照)に相当)の調整、および各プローブ7の先端の位置合わせ(高さおよび対応するパッド11、12との平面での位置合わせ)である。
上記のようにして取り付けおよび調整が完了した本実施の形態1のプローブカードにおいては、図26に示すように、押圧具9の主面上にエラストマ45を配置した際に、押圧具9とエラストマ45との間に気泡KHが巻き込まれている虞がある。このような気泡KHが押圧具9とエラストマ45との間に巻き込まれていると、プローブ検査時の高温環境下で気泡KHが熱膨張し、プローブ検査時にチップ10(図6および図12参照)のパッド11、12にプローブ7A、7Bを接触させるよう押圧具9が押圧力を加えた際に、その押圧力を気泡KHが吸収してしまい、プローブ7A、7Bが確実にパッド11、12に接触できなくなる不具合が懸念される。
そこで、本実施の形態1では、押圧具9に前述した孔部9Aを設けることにより、熱膨張した気泡KHを孔部9Aからプローブカード外へ脱気することを可能としている。気泡KHは、押圧具9とエラストマ45との間で流動するので、いずれかの孔部9Aから放出することができる(図26参照)。それにより、プローブ検査時においては、押圧具9が押圧力を加えた際にその押圧力を気泡KHが吸収してしまうことを防ぐことができるので、プローブ7A、7Bを確実にパッド11、12に接触させることが可能となる。
また、押圧具9の主面上にエラストマ45およびポリイミドシート46を配置する際にも、それぞれの界面に気泡KHを巻き込んでしまう虞がある。このような気泡KHが巻き込まれてしまった場合にも、プローブ検査時の高温雰囲気中にて気泡KHが膨張して押圧具9からの押圧力を膨張した気泡KHが吸収し、プローブ7(7A、7B)が確実にパッド11、12に接触できなくなる不具合が懸念される。
そこで、本実施の形態1では、押圧具9の主面上にエラストマ45およびポリイミドシート46を配置する前に、予めエラストマ45およびポリイミドシート46に表裏を貫通する径が50μm〜150μm程度の孔部(第2孔部)THL(図27および図28参照)を形成しておく。この孔部THLは、たとえば型抜き(パンチ)で形成することができる。このような孔部THLを形成しておくことにより、気泡KHがエラストマ45およびポリイミドシート46のそれぞれの界面に巻き込まれてしまった場合でも孔部THLから気泡KHを脱気することができる。すなわち、プローブ検査時には、プローブ7(7A、7B)を確実にパッド11、12に接触させることが可能となる。また、気泡KHは、各界面において流動的であることから、孔部THLの数、開孔径および平面における開孔位置等がエラストマ45とポリイミドシート46とで揃っていなくともよい。また、エラストマ45にのみ孔部THLを形成した構成としてもよい。
また、薄膜シート2にも上記孔部THLと同様の孔部(第3孔部)を設けてもよい。この場合、その孔部は、プローブ7(7A、7B)、金属膜21A、21B、および配線23が形成されている部分を避けて形成するものであり、たとえばレーザーを用いた加工によって上記孔部THLと一括に形成することができる。すなわち、エラストマ45およびポリイミドシート46は、図25を用いて説明したような押圧具9に静電吸着させて薄膜シート2上に配置する方法ではなく、薄膜シート2の裏面上にポリイミドシート46およびエラストマ45の順で配置し、レーザーによって薄膜シート2、エラストマ45およびポリイミドシート46に孔部THLを開孔した後に(図29参照)、エラストマ45上に押圧具9を配置するものである(図30参照)。このように薄膜シート2にも孔部THLを形成しておくことにより、薄膜シート2の孔部THLからも気泡KHを脱気することが可能となる(図31参照)。
ここで、薄膜シート2、ポリイミドシート46およびエラストマ45における上記孔部THLの形成位置を説明する。前述の図27中において点線で示した領域は、チップ10の外形に対応する領域10Aである。またアライメントマークAMは、プローブカードの組立時における位置合わせ、およびプローブ検査時におけるチップ10との位置合わせに用いられる。前述したように、孔部THLは、プローブ7(7A、7B)、金属膜21A、21B、および配線23が形成されている部分を避けて形成される。また、図27中でG1(紙面左右方向)およびG2(紙面上下方向)で示される領域10Aの外端部からの部分にプローブ7(7A、7B)、金属膜21A、21B、および配線23が形成されていることから、このG1およびG2で示される領域より内側に孔部THLは形成される。本実施の形態1では、紙面左右方向における2つのアライメントマークAM間の距離をX1とした時に、その2つのアライメントマークAM間においてX1/12、X1/6、X1/6、X1/6、X1/6、X1/6、およびX1/12の間隔で孔部THLを配置することを例示できる。また、領域10Aの中央に他の孔部THLより大きな径を有する孔部(第2孔部)THLCを配置してもよい。
また、本実施の形態1においては、前述した型抜きでエラストマ45およびポリイミドシート46に孔部THLを形成した場合においても、レーザーを用いた加工の場合と同様の平面レイアウトで孔部THLを形成することを例示できるが、この平面レイアウトに限定するものではない。
また、前述の型抜きによる孔部THLの形成工程と、レーザーを用いた孔部THLの形成工程を組み合わせてもよい。すなわち、エラストマ45およびポリイミドシート46については型抜きで孔部THLを形成し、薄膜シート2についてはレーザーを用いて孔部THLを形成するものである。もしくは、エラストマ45についてのみ型抜きで孔部THLを形成し、薄膜シート2およびポリイミドシート46についてはレーザーを用いて孔部THLを形成してもよい。このように孔部THLの形成工程を組み合わせた場合、前述したように気泡KHは各界面において流動的であることから、孔部THLの数、開孔径および平面における開孔位置等が薄膜シート2とエラストマ45とポリイミドシート46とで揃っていなくともよい。
また、薄膜シート2、エラストマ45およびポリイミドシート46に孔部THLを設けた場合には、押圧具9の孔部9Aを省略してもよい。このような構成によっても、押圧具9に孔部9Aが設けてある場合と同様の効果を得ることができる。
また、図32に示すように、エラストマ45、ポリイミドシート46および薄膜シート2と対向する押圧具9の主面の外周(第1外周部)の全周に渡って角部に面取り加工を施すことによって、面取り部9Bを形成してもよい。この場合、エラストマ45およびポリイミドシート46は、平面で押圧具9より小さくなるようにする。なお、図32では、その面取り部9Bの表面が平坦な面である場合の要部断面を図示している。このような面取り加工を施していない場合には、エラストマ45、ポリイミドシート46および薄膜シート2のうち、押圧具9による押圧によって押圧具9の主面の外周角部と直接もしくは間接的に接する部分に応力が集中する。本実施の形態1では、上記面取り加工を施すことにより、そのような応力集中を緩和することができる。それにより、面取り部9B下においては、押圧具9、エラストマ45およびポリイミドシート46のそれぞれの側面(第2外周部、第3外周部)にて、それぞれとの界面(第1接触面、第2接触面)からも前述の気泡KHを脱気することが可能となる。
また、上記面取り部9Bが形成された押圧具9の主面の外周に1つ以上の溝部9Cを形成してもよい(図33も参照)。ここで、図33は、溝部9Cが形成された押圧具9の主面の平面図であり、図32における押圧具9の断面は、図33中のF−F線に沿った断面に相当する。このような溝部9C下においては、さらにエラストマ45、ポリイミドシート46および薄膜シート2に応力が集中することを防ぐことができる。すなわち、溝部9C下においては、前述の気泡KHをさらに効果的に脱気することが可能となる。
また、上記孔部9A、THL、THLCのうちの1つ以上が形成されていない場合でも、面取り部9Bもしくは溝部9Cを形成することによって、面取り部9Bもしくは溝部9C下においては、押圧具9、エラストマ45およびポリイミドシート46のそれぞれの側面にて、それぞれとの界面から気泡KHを脱気することができるので、脱気の効果の差こそあれ有効である。
また、上記図32では、表面が平坦な面取り部9Bを図示したが、図34にしめすように、表面が曲面状(ラウンドテーパー状)の面取り部9Bとしてもよい。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、薄膜シート2中の配線層を1層で形成した場合について例示したが(たとえば図24参照)、本実施の形態2の薄膜シート2は、複数層の配線層を有するものである。
図35は、本実施の形態2の薄膜シート2の要部断面図である。この図35に示すように、本実施の形態2の薄膜シート2は、配線23およびポリイミド膜25上に配線23Aおよびポリイミド膜25Aが形成された積層配線構造を有するものである。配線23Aは、ポリイミド膜25に形成されたスルーホール24Aにて配線23と接続している。なお、図35では、2層の配線層が形成された場合について図示しているが、さらに多層に配線層が形成されていてもよい。
本実施の形態2においては、特に薄膜シート2のプローブ7(7A、7B)の近傍において、配線密度(配線間隔)が等しくなるようにする。ここで、図36は、薄膜シート2中における配線23もしくは配線23Aが形成された配線層の要部平面レイアウトを示したものである。図36中において、一点差線で囲まれた領域は検査対象のチップ10の外形に相当する領域であり、プローブ7と電気的に接続する配線23、23Aは、たとえばこの一点差線で囲まれた領域内に形成されている。図36は、プローブカードに形成された複数のプローブ7が、検査対象のウエハWH(図5参照)との1回の接触で、2つのチップ10(図6および図12参照)と接触する場合のレイアウトを図示しており、その2つのチップ領域10がそれぞれの対角線の延在方向で隣接している場合のものである。また、前記一点差線で囲まれた領域と隣接する領域には、プローブ7とは電気的に接続しない配線(第3配線)23Bを、配線23、23Aの配置密度と同様の配置密度で配置する。このような配線23Bは、配線23、23Aと同じ配線層で形成することができ、配線23、23Aと一括に形成することができる。このような配線23Bを配置することにより、薄膜シート2の特にプローブ7の近傍においては配線密度を均一にし、薄膜シート2の剛性を均一化することができるので、プローブ検査時の温度変化に起因する応力の局所的な集中を防ぐことができる。それにより、複数のプローブ7の先端の高さが不揃いになってしまう不具合を防ぐことができる。その結果、プローブ検査時においては、すべてのプローブ7を対応するパッド11、12(図6および図12参照)に確実に接触させることができる。
一方、図37に示すように、配線23Bを省略した場合には、プローブ7の近傍において配線密度および剛性が不均一となってしまうため、プローブ検査時の温度変化によって薄膜シート2中においては局所的な応力集中の発生が懸念され、それに伴って複数のプローブ7の先端の高さが不揃いになってしまう不具合の発生が懸念される。
また、図36中の一点差線で囲まれた領域内にもプローブ7と電気的に接続しない配線を配置してもよい。ここで、図38は上記プローブ7付近における配線23を含む1層目の配線の模式的な平面レイアウトの要部を示したものであり、図39は図38の平面レイアウトの要部を拡大して示したものであり、図40は図39に対応する位置における配線23Aを含む2層目の配線の平面レイアウトを示したものであり、図41は図39および図40に示した平面レイアウトを合わせたものである。図38中における一点差線で囲まれた領域は、検査対象のチップ10の外形に相当する領域10Aである。
図38に示すように、本実施の形態2では、配線23の間隔が広くなっている(配線23の配線密度が低い)個所および配線23が配置されていない領域10Aには、プローブ7(7A、7B)と電気的に接続しない配線(第3配線)23Cを配置する。このような配線23Cが配置されていない場合には、配線23、23Cの配置されていない個所で薄膜シート2が薄くなり、プローブ7のパッド11、12へのコンタクト性が低下してしまう不具合が懸念される。一方、配線23Cを配置した本実施の形態2によれば、薄膜シート2の厚さが不均一になってしまうことを防ぐことができるので、プローブ7のパッド11、12へのコンタクト性が低下してしまうことを防ぐことができる。
また、領域10A内における配線23、23Cより内側、および領域10Aの外部における配線23の間隔が広くなっている(配線23の配線密度が低い)個所にプローブ7と電気的に接続しない配線(第3配線)23Dを配置する。このような配線23Dが配置されていない場合には、配線23、23C、23Dの配置されていない個所で薄膜シート2の剛性が低くなり、プローブ検査時の温度変化によって薄膜シート2中では局所的な応力集中が発生し、それに伴って複数のプローブ7の先端の高さが不揃いになってしまう不具合の発生が懸念される。一方、本実施の形態2によれば、配線23Dを配置したことによって薄膜シート2の剛性を均一化することができる。それにより、薄膜シート2中では、プローブ検査時の温度変化に起因する応力の局所的な集中を防ぐことができるので、プローブ7のパッド11、12へのコンタクト性が低下してしまうことを防ぐことができる。
また、図39〜図41に示すように、配線23Bを含む2層目の配線については、1層目の配線23、23C、23Dに合わせてレイアウトを形成する。なお、図39〜図41中においては、配線23C、23Dは45°のハッチングを付して図示しており、配線23Eは135°のハッチングを付して示してあり、配線23C、23Dと配線23Eとが重なっている個所では、45°のハッチングおよび135°のハッチングが重なっている。この時、下層の配線23、23C、23Dに対応する位置に配線23Bが配置されていない場合には、それら配線23、23C、23Dに対応する位置に、プローブ7とは電気的に接続しない配線(第3配線)23Eを配置する。それにより、2層目においても配線23B、23Eを含む配線の間隔(配線密度)を均一にすることができる。すなわち、2層目の配線層においても薄膜シート2が局所的に薄くならないよう、かつ薄膜シート2の剛性を均一化するように配線パターンを形成するので、薄膜シート2中に多層に配線層が形成されている場合でもプローブ7のパッド11、12へのコンタクト性が低下してしまうことを防ぐことができる。なお、薄膜シート2中にさらに多層に配線層が形成されている場合でも、配線23B、23Eと同様の配線パターンとすることでプローブ7のパッド11、12へのコンタクト性が低下してしまうことを防ぐことができる。
ところで、複数のプローブ7(7A、7B)の間で先端の高さに差が生じ、プローブ検査時においてすべてのプローブ7がパッド11、12と接触できなくなってしまっている場合には、プローブカードのオーバードライブ量を上げることですべてのプローブ7をパッド11、12に接触させることができる。しかしながら、オーバードライブ量を上げることによって、プローブ7からチップ10に加わる荷重が増加し、チップ10内に形成された回路や素子を破壊してしまう虞がある。そこで、本実施の形態2では、そのような不具合を防ぐために、図42に示すように、薄膜シート2中において、プローブ7(7A、7B)上およびその近傍の領域PAでは1層の配線層(配線23)のみ配置し、複数層の配線層(配線23、23A)はそれ以外の領域SAに配置する構造とすることを例示できる。それにより、その領域PAにおいては、薄膜シート2の剛性を他の領域SAより低くすることができる。その結果、低荷重、すなわち低オーバードライブ量でもすべてのプローブ7をパッド11、12に接触させることが可能となるので、プローブ検査時にチップ10内に形成された回路や素子を破壊してしまうことを防ぐことができる。
また、前述の図36を用いて説明したように、本実施の形態2では、複数のプローブ7(7A、7B)の1回の接触でプローブ検査が行われる2つのチップ領域10(薄膜シート10における領域10Aが対応)がそれぞれの対角線の延在方向で隣接している。そのため、図43に示すように、対角線の延在方向上で隣接する2つの領域10Aから引き出される複数の配線23の延在する方向は交差しない。すなわち、本実施の形態2によれば、1層目の配線層を形成する複数の配線23は、領域10A外においても他の配線23と交差することなく延在させることができるので、複数の配線23の引き回し(配置レイアウト)の自由度を向上することができる。その結果、図42で示した領域PAにおいては、配線層を2層以上にすることなく配線レイアウトを形成することができるので、薄膜シート2の剛性を他の領域SA(図42参照)より低くすることができる。
また、前記実施の形態1で説明した孔部THL、THLC(図27および図31参照)を薄膜シート2に形成しない場合には、上記領域10A内においても複数の配線23の引き回し(配置レイアウト)の自由度を向上することができる(図43参照)。一方、その孔部THL、THLCを形成した場合には、領域10A内においては、孔部THL、THLCを避けて配線23を引き回すように配線レイアウトを形成しなければならない。そのため、領域10A内における配線23の引き回し(配置レイアウト)の自由度が低下し、配線23を大きく引き回すことが困難となる(図44参照)。すなわち、孔部THL、THLCを薄膜シート2に形成しない場合には、図43を用いて説明した複数の配線23が互いに交差しない延在方向とする配線23の配置レイアウトの形成を容易にすることができる。
配線23のうち、電源系のパッド11もしくはパッド12と接触するプローブ7と電気的に接続している配線23Fは、プローブ検査時に他の配線23より大きな電流が流れることから、他の配線23より大きな配線幅で形成されている。そのため、配線23Fが形成された領域においては薄膜シート2の剛性が強くなり、配線23F下に配置され配線23Fと電気的に接続しているプローブ7がプローブ検査時に対応するパッド11もしくはパッド12と接触できなくなってしまう虞がある。そこで、本実施の形態2では、図45に示すように、配線23Fのうちプローブ7上およびその近傍の領域23Pにおいて配線幅を他の配線23と同程度にする。それにより、配線23Fの抵抗値の上昇を抑制しつつ、その領域23Pにおける薄膜シート2の剛性を他の配線23が配置された領域と同程度にすることができる。その結果、プローブ検査時には、配線23F下に配置され配線23Fと電気的に接続しているプローブ7についても対応するパッド11もしくはパッド12と確実に接触させることができる。
(実施の形態3)
図46〜図48は、本実施の形態3の薄膜シート2の製造工程およびその構造を説明する要部断面図である。
本実施の形態3の薄膜シート2の製造工程は、前記実施の形態1において図19〜図23を用いて説明した工程までは同様である。その後、図46に示すように、ポリイミド膜25の上面(プローブ7A、7Bが形成された主面(第2主面)とは反対側の裏面(第2裏面))に金属シート(第2シート)47を固着する。この金属シート47としては、線膨張率が低く、かつシリコンから形成されたウエハ31の線膨張率に近い材質を選ぶものであり、本実施の形態3では、たとえば42アロイ(ニッケル42%かつ鉄58%の合金で、線膨張率4ppm/℃)またはインバー(ニッケル36%かつ鉄64%の合金で、線膨張率1.5ppm/℃)を例示することができる。また、金属シート47を用いる代わりにウエハ31と同じ材質のシリコン膜を形成してもよいし、シリコンと同程度の線膨張率を有する材質、たとえば鉄とニッケルとコバルトとの合金、またはセラミックと樹脂との混合材料などでもよい。このような金属シート47を固着するには、ウエハ31の主面に位置合わせしつつ重ね合わせ、10〜200kgf/cm程度で加圧しながらポリイミド膜25のガラス転移点温度以上の温度で加熱を行い、加熱加圧圧着することによって実現できる。
このような金属シート47をポリイミド膜25を用いて固着することによって、形成される薄膜シート2の強度の向上を図ることができる。また、金属シート47を固着したことにより、プローブ検査時の温度に起因する薄膜シート2および検査対象のウエハWH(図5参照)の膨張量または収縮量を揃えることができる。それにより、プローブ7A、7Bと対応するパッド11(図6および図12参照)との相対的な位置がずれてしまうことを防ぐことが可能となる。すなわち、プローブ7A、7Bと対応するパッド11とがプローブ検査時の温度に関係なく常に電気的接触を保つことが可能となる。また、様々な状況下での薄膜シート2と検査対象のウエハWHとの相対的な位置制度を確保することが可能となる。
次に、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜をマスクとして金属シート47をエッチングし、プローブ7A、7B上の金属シート47に開口部47Aを形成する。本実施の形態3において、このエッチングは、塩化第二鉄溶液を用いたスプレーエッチングとすることができる。
次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、図47に示すように、開口部47A内に、エラストマ48を形成する。この時、エラストマ48は所定量が開口部47Aの上部へ出るように形成する。本実施の形態3においては、エラストマ48を形成する方法として、開口部47A内に弾性樹脂を印刷もしくはディスペンサ塗布する方法、またはシリコンシートを設置する方法を例示することができる。エラストマ48は、多数のプローブ7A、7Bの先端がパッド11に接触する際の衝撃を緩和しつつ、個々のプローブ7A、7Bの先端の高さのばらつきを局部的な変形によって吸収し、パッド11の高さのばらつきに倣った均一な食い込みによってプローブ7A、7Bとパッド11との接触を実現する。
その後、前記実施の形態1において図24を用いて説明した工程を経ることによって本実施の形態3の薄膜シート2を製造する(図48参照)。
上記のような工程で製造した本実施の形態3の薄膜シート2をプローブカードに取り付ける際には、前記実施の形態1で用いたエラストマ45およびポリイミドシート46は省略する。また、薄膜シート2以外のプローブカードを形成する部材の構成および構造は、前記実施の形態1と同様である。
本実施の形態3の薄膜シート2をプローブカードに取り付けた際には、薄膜シート2を形成する部材のうち、エラストマ48が押圧具9と接する。そのため、金属シート47と押圧具9との間に隙間が形成される。この隙間が形成されていることにより、プローブ検査時の温度変化によって金属シート47に応力が加わって金属シート47が反る。金属シート47が反ったことによって薄膜シート2自体が反ることになり、複数のプローブ7(7A、7B)が確実にチップ10(図6および図12参照)のパッド11(図6および図12参照)に接触できなくなってしまう不具合の発生が懸念される。
そこで、本実施の形態3では、上記隙間が大きく形成されてしまう個所、すなわち平面で金属シート47が大きく面積を占める位置に平面円形のエラストマ48Aを配置する。このエラストマ48Aは、エラストマ48と同じ工程において形成することができる。なお、エラストマ48Aは、平面円形のパターンに限定するものではなく、たとえば平面矩形であってもよい。ここで、図49は、エラストマ48、48Aの平面パターンを図示したものである。エラストマ48Aが配置される位置は、たとえば前記実施の形態1において図27に示した領域10A内、特に領域10Aの中央付近とすることを例示できる。このようなエラストマ48Aを配置することによって、エラストマ48Aがその隙間の中で金属シート47を支えることになり、プローブ検査時の温度変化による金属シート47の反りを防ぐことができる。それにより、プローブ検査時には、複数のプローブ7(7A、7B)を確実にチップ10のパッド11に接触させることができる。
また、エラストマ48の平面パターンは略矩形となることから、その略矩形のパターンの角部には応力が集中し、それに伴って金属シート47が反ってしまう虞がある。そこで、本実施の形態3では、その角部にもエラストマ48Aと同様のエラストマ48Bを配置することを例示できる。それにより、金属シート47の反りを防ぐことができる。
また、図50に示すように、上記エラストマ48A、48Bを複数配置してもよい。それにより、図49に示した配置パターンの場合よりもさらに効果的に金属シート47の反りを防ぐことが可能となる。
上記のような本実施の形態3によっても、前記実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、半導体集積回路装置の製造工程におけるプローブ検査工程に広く適用することができる。
本発明の実施の形態1であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードの下面の要部平面図である。 図2中のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードの要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップ領域が形成された半導体ウエハの平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップの平面図である。 図6に示した半導体チップに形成されたパッドの斜視図である。 図6に示した半導体チップの液晶パネルへの接続方法を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 図9中のB−B線に沿った断面図である。 図9中のC−C線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップの平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを用いてプローブ検査を行う対象の半導体チップに設けられたバンプ電極上にてプローブが接触する位置を示した要部平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部平面図である。 図16中のD−D線に沿った断面図である。 図16中のE−E線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートの製造工程を説明する要部断面図である。 図19に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図20に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図21に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図22に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図23に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図19〜図24の工程で製造された薄膜シートをプローブカードに取り付ける工程を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートと押圧具との間から気泡を脱気する様子を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートと、薄膜シートと押圧具との間に配置されたエラストマおよびポリイミドシートとに設けられた孔部を説明する要部平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートと押圧具との間に配置されたエラストマおよびポリイミドシートに設けられた孔部、およびその孔部からの脱気を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートと、薄膜シートと押圧具との間に配置されたエラストマおよびポリイミドシートとにレーザーによって孔部を形成する工程を説明する要部断面図である。 図29に続く工程でエラストマ上に押圧具を配置する工程を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する薄膜シートと、薄膜シートと押圧具との間に配置されたエラストマおよびポリイミドシートとに設けられた孔部、およびその孔部からの脱気を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する押圧具の主面の外周角部に施す面取り加工について説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する押圧具の主面の平面図である。 本発明の実施の形態1であるプローブカードを形成する押圧具の主面の外周角部に施す面取り加工について説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シート中の配線層の要部平面レイアウトを示した要部平面図である。 図36に示した薄膜シート中の配線層の要部平面レイアウトと比較した薄膜シート中の配線層の要部平面レイアウトを示した要部平面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シート中の配線層の要部平面レイアウトを示した要部平面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シート中の1層目配線層の要部平面レイアウトを示した要部平面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シート中の2層目配線層の要部平面レイアウトを示した要部平面図である。 図39の平面レイアウトと図40の平面レイアウトを合わせた要部平面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シートの要部断面図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シートにおける配線パターンの延在方向を示す説明図である。 図43に示した本発明の実施の形態2の薄膜シートにおける配線パターンと比較した配線パターンの説明図である。 本発明の実施の形態2であるプローブカードを形成する薄膜シートにおける配線パターンを説明する要部平面図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードを形成する薄膜シートの製造工程およびその構造を説明する要部断面図である。 図46に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 図47に続く薄膜シートの製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードを形成する薄膜シートが有するエラストマのパターンを説明する要部平面図である。 本発明の実施の形態3であるプローブカードを形成する薄膜シートが有するエラストマのパターンを説明する要部平面図である。
符号の説明
1 多層配線基板(第1配線基板)
2 薄膜シート(第1シート)
3 プランジャ
4 押さえリング
5 開口部
6 接着リング
7、7A、7B、7C、7D プローブ(接触端子)
8 ポゴ座
9 押圧具(押圧機構)
9A 孔部(第1孔部)
9B 面取り部
9C 溝部
10 チップ(チップ領域)
10A 領域
11、12 パッド(テストパッド(第1電極))
14、15 画素電極
16 ガラス基板
17 液晶層
18 ガラス基板
21A、21B、21C、21D 金属膜
22 ポリイミド膜
23、23A 配線(第2配線)
23B、23C、23D 配線(第3配線)
23F 配線
23P 領域
24、24A スルーホール
25、25A ポリイミド膜
26 配線(第2配線)
27 ポリイミド膜
28 スルーホール
31 ウエハ
32 酸化シリコン膜
33 穴
34 酸化シリコン膜
35 導電性膜
37、38 導電性膜
42、43 導電性膜
45 エラストマ(衝撃緩和手段)
46 ポリイミドシート(衝撃緩和手段)
47 金属シート(第2シート)
47A 開口部
48 エラストマ
48A エラストマ
48B エラストマ
AM アライメントマーク
CHD カードホルダ
FRG フロッグリング
G1、G2 領域
IA 中心領域
KH 気泡
LA、LB 長さ
LP ピッチ
LX、LY 距離
OA 外周領域
PA 領域
PGP ポゴピン
POS1、POS2 位置
SA 領域
SB 補助基板
THD テスタヘッド
THL、THLC 孔部(第2孔部、第3孔部)
WH ウエハ

Claims (12)

  1. 以下の工程を含む半導体集積回路装置の製造方法:
    (a)半導体ウエハ上に複数のチップ領域区画、前記複数のチップ領域の各々に半導体集積回路形成前記半導体ウエハの主面上において前記半導体集積回路と電気的に接続する複数の第1電極形成する工程と、
    (b)第1配線が形成された第1配線基板と、前記複数の第1電極に接触させるための複数の接触端子および前記複数の接触端子と電気的に接続する複数の第2配線が形成され、前記複数の第2配線が前記複数の第1配線と電気的に接続し前記複数の接触端子の先端が前記半導体ウエハの前記主面に対向して前記第1配線基板に保持された第1シートと、前記第1シートと対向する第1主面および前記第1主面とは反対側の第1裏面を有し、前記第1主面から前記第1裏面へ貫通する1つ以上の第1孔部が形成され、前記第1シートのうち前記複数の接触端子が形成された第1領域を裏面側より押圧する押圧機構とを有する第1カードを用いて、
    記複数の接触端子の前記先端を前記複数の第1電極に接触させて前記半導体集積回路の電気的検査を行う工程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第1シートと前記押圧機構との間には、前記複数の接触端子の前記先端のそれぞれの高さの差および前記複数の第1電極のそれぞれの表面の高さの差を吸収する衝撃緩和手段が配置されている。
  3. 請求項2記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記押圧機構の前記第1主面の第1外周部には、前記第1外周部への応力の集中を防ぐ加工が施され、
    前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との間の気泡を、前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との第1接触面の第2外周部および前記第1孔部のうちの少なくとも一方から脱気し、
    前記第1シートと前記衝撃緩和手段との間の気泡を、前記第1シートと前記衝撃緩和手段の第2接触面の第3外周部から脱気する。
  4. 請求項3記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記衝撃緩和手段には、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第2孔部が形成され、
    前記第1シートと前記衝撃緩和手段との間の前記気泡は、前記第2孔部を含む経路および前記第3外周部の少なくとも一方から脱気する。
  5. 請求項2記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記複数の第2配線は、前記第1シートへの局所的な応力の集中を防ぐレイアウトで形成されている。
  6. 請求項記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第1シート中にて前記複数の第2配線の粗密が均一化されている。
  7. 請求項記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第1シート中にて前記複数の第2配線の幅、層数および間隔が揃えられている。
  8. 請求項記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第1シート中では、前記複数の第2配線と同じ配線層で前記複数の接触端子とは電気的に接続しない1つ以上の第3配線が形成されている。
  9. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第1シートには、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第3孔部が形成され、
    前記第1シートと前記押圧機構との間の気泡を、前記第1孔部および前記第3孔部の少なくとも一方から脱気する。
  10. 請求項記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記第1シートと前記押圧機構との間には、前記複数の接触端子の前記先端のそれぞれの高さの差および前記複数の第1電極のそれぞれの表面の高さの差を吸収する衝撃緩和手段が配置されている。
  11. 請求項10記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記衝撃緩和手段には、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第2孔部が形成される
  12. 請求項記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記衝撃緩和手段には、主面と裏面とを貫通する1つ以上の第2孔部が形成され、
    前記押圧機構の前記第1主面の第1外周部には、前記第1外周部への応力の集中を防ぐ加工が施され、
    前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との間の気泡を、前記衝撃緩和手段と前記押圧機構との第1接触面の第2外周部から脱気し、
    前記第1シートと前記衝撃緩和手段との間の気泡を、前記第1シートと前記衝撃緩和手段の第2接触面の第3外周部から脱気する。
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