本発明は、窒化物半導体発光素子に関し、特に、トンネル接合を有する窒化物半導体発光素子に関する。
従来から、p型窒化物半導体層側が光取り出し側となっている窒化物半導体発光ダイオード素子においては、p型窒化物半導体層上に形成されるp側電極については以下の3つの条件を満たすことが求められている。
まず、第1番目の条件としては、窒化物半導体発光ダイオード素子から発光した光に対して透過率が高いことである。次に、第2番目の条件として、注入される電流を発光層の面内に十分に拡散させることができる抵抗率および厚さを有していることである。最後に、第3番目の条件として、p型窒化物半導体層との接触抵抗が低いことである。
p型窒化物半導体層側が光取り出し側となっている窒化物半導体発光ダイオード素子のp型窒化物半導体層上に形成されるp側電極としては、従来、パラジウムやニッケル等の数〜10nm程度の厚さの金属膜からなる半透明金属電極がp型窒化物半導体層の全面に形成されていた。しかしながら、このような半透明金属電極は、窒化物半導体発光ダイオード素子から発光した光に対する透過率が50%程度と低いために光取り出し効率が低下し、高輝度の窒化物半導体発光ダイオード素子を得ることが困難であるという問題があった。
そこで、パラジウムやニッケル等の金属膜からなる半透明金属電極に代えて、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透明導電膜をp型窒化物半導体層の全面に形成することによって光取り出し効率を向上させた高輝度の窒化物半導体発光ダイオード素子が製造されている。このような透明導電膜が形成された窒化物半導体発光ダイオード素子においては懸念されていた透明導電膜とp型窒化物半導体層との接触抵抗も熱処理等によって改善されている。
また、特許文献1には、第1のn型III族窒化物半導体積層構造、p型III族窒化物半導体積層構造、および第2のn型III族窒化物半導体積層構造を少なくとも有するIII族窒化物半導体積層構造が基板上に形成されており、第1のn型III族窒化物半導体積層構造中のn型III族窒化物半導体層には負電極が設けられ、第2のn型III族窒化物半導体積層構造中のn型III族窒化物半導体層には正電極が設けられており、第2のn型III族窒化物半導体積層構造のn型III族窒化物半導体層とp型III族窒化物半導体積層構造のp型III族窒化物半導体層とによりトンネル接合を形成した窒化物半導体発光ダイオード素子が開示されている。
特許文献1に開示されている窒化物半導体発光ダイオード素子においては、正電極が第2のn型III族窒化物半導体積層構造中のn型III族窒化物半導体層に形成されており、n型III族窒化物半導体はp型III族窒化物半導体に比べて容易にキャリア濃度を上げることが可能であることから、p型III族窒化物半導体層に正電極を形成した従来の構造と比べて接触抵抗を小さくすることができ、駆動電圧が低く、大出力駆動が可能である。また、窒化物半導体発光ダイオード素子の故障原因の一つとなっていた正電極における発熱も低減されるため、信頼性も向上することができると言われている。
特開2002−319703号公報
しかしながら、ITOからなる透明導電膜は、高温にすると光学的性質が不可逆的に変化し、可視光の透過率が低下するという問題があった。また、ITOからなる透明導電膜を用いた場合には、可視光の透過率が低下するのを防止するために、ITOからなる透明導電膜の形成後のプロセスの温度領域が制限されてしまうという問題があった。さらに、ITOからなる透明導電膜は大電流密度の駆動で劣化し、黒色化するという問題もあった。
また、特許文献1の実施例に記載の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、発光層と同程度のIn(インジウム)組成比を有するp型InGaN層とn型InGaN層とによりトンネル接合が形成されており、その層厚はいずれも50nmである。
特許文献1の実施例に記載されているように、Inを固相として十分に供給するためには、成長温度を800℃程度にまで下げることが必要である。しかしながら、低温で1×1019/cm3以上の高いキャリア濃度を有するp型InGaN層を得ることは困難であるため、トンネル接合部における電圧ロスを小さくすることができず、結果として駆動電圧が高くなるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、駆動電圧を低減することができる窒化物半導体発光素子を提供することにある。
本発明は、基板と、基板上に形成された、第1のn型窒化物半導体層と、発光層と、第1のp型窒化物半導体層と、第2のp型窒化物半導体層と、p型窒化物半導体トンネル接合層と、n型窒化物半導体トンネル接合層と、第2のn型窒化物半導体層と、を含み、p型窒化物半導体トンネル接合層とn型窒化物半導体トンネル接合層とはトンネル接合を形成しており、p型窒化物半導体トンネル接合層のインジウムの組成比が第2のp型窒化物半導体層のインジウムの組成比よりも大きく、第2のp型窒化物半導体層の厚さが臨界膜厚以上である窒化物半導体発光素子である。なお、本発明において、「p型窒化物半導体トンネル接合層のインジウムの組成比」は、p型窒化物半導体トンネル接合層中に含まれるIII族元素(Al、GaおよびIn)の総原子数に対するInの原子数の比を意味する。また、本発明において、「第2のp型窒化物半導体層のインジウムの組成比」は、第2のp型窒化物半導体層中に含まれるIII族元素(Al、GaおよびIn)の総原子数に対するInの原子数の比を意味する。なお、本明細書において、Alはアルミニウムを示し、Gaはガリウムを示し、Inはインジウムを示す。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、第2のp型窒化物半導体層の厚さは2nm以上であることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、第2のp型窒化物半導体層におけるp型不純物のドーピング濃度が1×1019/cm3以上であることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、p型窒化物半導体トンネル接合層の厚さは5nm以下であることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、p型窒化物半導体トンネル接合層におけるp型不純物のドーピング濃度は1×1019/cm3以上であることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、第1のp型窒化物半導体層のバンドギャップが第2のp型窒化物半導体層のバンドギャップよりも大きく、第2のp型窒化物半導体層のバンドギャップがp型窒化物半導体トンネル接合層のバンドギャップよりも大きいことが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、n型窒化物半導体トンネル接合層はインジウムを含むことが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、n型窒化物半導体トンネル接合層のn型不純物のドーピング濃度は1×1019/cm3以上であることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、n型窒化物半導体トンネル接合層の厚さは10nm以下であることが好ましい。
なお、本発明において、「p型不純物のドーピング濃度」は窒化物半導体中に含まれるp型不純物の原子濃度を示し、「n型不純物のドーピング濃度」は窒化物半導体中に含まれるn型不純物の原子濃度を示しており、それぞれたとえばSIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)等の方法により定量的に算出することができる。
本発明によれば、駆動電圧を低減することができる窒化物半導体発光素子を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
図1に、本発明の窒化物半導体発光素子の一例である窒化物半導体発光ダイオード素子の好ましい一例の模式的な断面図を示す。ここで、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、基板1と、基板1上に、順次積層された、第1のn型窒化物半導体層2と、発光層3と、第1のp型窒化物半導体層4と、第2のp型窒化物半導体層5と、p型窒化物半導体トンネル接合層6と、n型窒化物半導体トンネル接合層7と、n型窒化物半導体蒸発抑制層8と、第2のn型窒化物半導体層9と、を有しており、第1のn型窒化物半導体層2上にn側電極10が形成され、第2のn型窒化物半導体層9上にp側電極11が形成された構成を有している。
このような構成の窒化物半導体発光素子においては、従来のp型窒化物半導体層に正電極を形成した従来の構造と比べて接触抵抗を小さくすることができ、駆動電圧を低くすることができる一方で、p型窒化物半導体トンネル接合層6とn型窒化物半導体トンネル接合層7との接合部であるトンネル接合部における電圧ロスをいかに小さくすることができるかということが問われる。
このトンネル接合部におけるトンネリング確率Ttは、一般的に下記の式(1)で表わされる。
Tt=exp((−8π(2me)1/2Eg3/2)/(3qhε)) …(1)
なお、上記の式(1)において、Ttはトンネリング確率を示し、meは伝導電子の有効質量を示し、Egはエネルギギャップを示し、qは電子の電荷を示し、hはプランク定数を示し、εはトンネル接合部にかかる電界を示している。
窒化物半導体発光素子の駆動電圧を低減するためには、このトンネリング確率Ttを大きくすることが望まれる。上記の式(1)から、トンネリング確率Ttを大きくするための方法としては、トンネル接合部におけるエネルギギャップEgを小さくすることおよびトンネル接合部にかかる電界εを大きくすることが考えられる。
トンネル接合部におけるエネルギギャップEgを小さくするためには、p型窒化物半導体トンネル接合層6およびn型窒化物半導体トンネル接合層7がそれぞれInを含み、Inの組成比が高い方が好ましい。一方、p型窒化物半導体トンネル接合層6のInの組成比が発光層3のInの組成比よりも大きくなる場合には、発光層3から放射された光はトンネル接合部で吸収され、光取り出し効率が低下する要因となるため、p型窒化物半導体トンネル接合層6の厚さは薄い方が好ましい。
また、n型窒化物半導体トンネル接合層7はn型不純物の活性化率が高く、高いキャリア濃度を実現できるため、駆動させたときのトンネル接合部のn側の空乏層幅を小さくすることができる。したがって、光取り出し効率を向上させる観点から、n型窒化物半導体トンネル接合層7の厚さはp型窒化物半導体トンネル接合層6の厚さ以下とすることが好ましい。
しかしながら、p型窒化物半導体トンネル接合層6にInを固相として十分に取り込ませる場合には、上述したように、成長温度を800℃程度にまで下げることが必要であり、p型窒化物半導体トンネル接合層6のキャリア濃度を高くすることが困難である。
そこで、本発明においては、p型窒化物半導体トンネル接合層6のInの組成比を第2のp型窒化物半導体層5のInの組成比よりも大きくすることを特徴としている。このような構成とすることにより、p型窒化物半導体トンネル接合層6は第2のp型窒化物半導体層5と格子不整合を生じるとともに、第2のp型窒化物半導体層5とp型窒化物半導体トンネル接合層6との界面またはその近傍にこれらの層の電子親和力の差によって電界が生じてp型窒化物半導体トンネル接合層6の正孔が界面近傍に引き寄せられ2次元電子ガスが発生する。そして、その生成した2次元電子ガスの効果によってp型窒化物半導体トンネル接合層6側の界面近傍において局所的にキャリア濃度を上げることができるため、トンネル接合部におけるトンネリング確率Ttを上げることができ、結果としてトンネル接合部における電圧ロスを低減することができる。
また、トンネル接合部にかかる電界εを大きくするためには、p型窒化物半導体トンネル接合層6とn型窒化物半導体トンネル接合層7の双方のイオン化不純物濃度を高くすればよい。ここで、p型窒化物半導体トンネル接合層6におけるイオン化不純物濃度は1×1018/cm3以上であることが好ましいことから、p型窒化物半導体トンネル接合層6におけるp型不純物のドーピング濃度は1×1019/cm3以上であることが好ましい。なお、本発明において、p型不純物としては、たとえばMg(マグネシウム)および/またはZn(亜鉛)等をドーピングすることができる。
また、n型窒化物半導体トンネル接合層7におけるイオン化不純物濃度は1×1019/cm3以上であることが好ましいことから、n型窒化物半導体トンネル接合層7におけるn型不純物のドーピング濃度は1×1019/cm3以上であることが好ましい。なお、本発明において、n型不純物としては、たとえばSi(シリコン)および/またはGe(ゲルマニウム)等をドーピングすることができる。
さらに、トンネリング確率Ttを上げるための他の方法としては、中間準位を形成する方法が挙げられる。中間準位を形成する方法としては、たとえば転位を形成する方法があるが、転位を形成するためには第2のp型窒化物半導体層5は下地となる第1のp型窒化物半導体層4と格子不整合になるとともに2nm以上の厚さを有することが好ましく、臨界膜厚以上の厚さを有することが好ましい。このように転位を形成した場合には、その転位によってトンネル接合部に中間準位が生じ、中間準位を介してもキャリアがトンネリングし得るため、トンネリング確率Ttを上げることができ、ひいては駆動電圧を低減することができる傾向にある。
なお、臨界膜厚は、一般的に下記の式(2)で表わされる。
hc=(ae/(21/2πf))×((1−ν/4)/(1+ν))×(ln(hc21/2/ae)+1) …(2)
なお、上記の式(2)において、hcは第2のp型窒化物半導体層5の臨界膜厚を示し、aeは第2のp型窒化物半導体層5の格子定数を示し、fは(as−ae)/aeの絶対値の最大値を示し、νは第2のp型窒化物半導体層5のポアソン比を示している。また、asは第1のp型窒化物半導体層4の格子定数を示している。
また、基板1としては、たとえば、サファイア基板、シリコン基板、炭化ケイ素基板、または酸化亜鉛基板等を用いることができる。
また、第1のn型窒化物半導体層2としては、たとえばn型不純物がドーピングされた窒化物半導体結晶を用いることができる。
また、発光層3としては、たとえば単一量子井戸(SQW)構造または多重量子井戸(MQW)構造を有する窒化物半導体結晶を成長させることができ、なかでも、AlaInbGa1-(a+b)N(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦1−(a+b)≦1)の組成式で表わされる窒化物半導体結晶を含む多重量子井戸構造を有するものを用いることが好ましい。なお、上記の組成式において、aはAlの組成比を示し、bはInの組成比を示し、1−(a+b)はGaの組成比を示す。
また、第1のp型窒化物半導体層4としては、p型不純物がドーピングされた窒化物半導体結晶を用いることができ、たとえば、Alを含むp型窒化物半導体層上にp型GaN層を成長させたもの、またはAlを含むp型窒化物半導体層上にp型GaN層を成長させ、さらにその上にInを含むp型窒化物半導体層を成長させたもの等を用いることができる。
また、第2のp型窒化物半導体層5としては、p型不純物がドーピングされた窒化物半導体結晶を用いることができ、第1のp型窒化物半導体層4の最上層と格子不整合を有する場合には臨界膜厚を超えた段階で転位を形成して好ましい。また、p型窒化物半導体トンネル接合層6の厚さがたとえば5mm以下と十分に薄く、空乏層が第2のp型窒化物半導体層5にも形成される場合にはInxGa1-xN(0≦x<1)の組成式で表わされる窒化物半導体結晶にp型不純物がドーピングされた層を用いることが好ましい。なお、上記の組成式においてxはInの組成比を示し、1−xはGaの組成比を示す。また、第2のp型窒化物半導体層5におけるp型不純物のドーピング濃度は1×1019/cm3以上であることが好ましい。第2のp型窒化物半導体層5におけるp型不純物のドーピング濃度が1×1019/cm3未満である場合には第2のp型窒化物半導体層5の抵抗率が上がり、駆動電圧の上昇を招くおそれがある。
たとえば、第1のp型窒化物半導体層4がp型AlGaN層上にp型GaN層を成長したものからなる場合には、第2のp型窒化物半導体層5はInxGa1-xN(0≦x<1)の組成式で表わされる窒化物半導体結晶にp型不純物がドーピングされた層からなることが好ましい。また、第1のp型窒化物半導体層4の最上層がp型AlGaN層である場合には第2のp型窒化物半導体層5はp型GaN層であってもよい。さらに、光取り出し効率の低下を防ぐために、第2のp型窒化物半導体層5のバンドギャップエネルギは発光層3から放射される光の波長に相当するエネルギ以上であってもよい。
また、上述したように、p型窒化物半導体トンネル接合層6はInを含む窒化物半導体であることが好ましく、p型窒化物半導体トンネル接合層6のイオン化不純物濃度は1×1018/cm3以上であることが好ましい。
また、第1のp型窒化物半導体層4、第2のp型窒化物半導体層5およびp型窒化物半導体トンネル接合層6のバンドギャップの関係は、第1のp型窒化物半導体層4のバンドギャップが第2のp型窒化物半導体層5のバンドギャップよりも大きく、第2のp型窒化物半導体層5のバンドギャップがp型窒化物半導体トンネル接合層6のバンドギャップよりも大きいことが好ましい。第2のp型窒化物半導体層5が第1のp型窒化物半導体層4よりもバンドギャップが大きい場合には、p型ドーパントの活性化エネルギが大きくなってキャリア濃度の低下を招き、駆動電圧の上昇を招くおそれがある。
また、上述したように、トンネリング確率Ttを上げるためには、n型窒化物半導体トンネル接合層7はInを含む窒化物半導体であることが好ましく、n型窒化物半導体トンネル接合層7のイオン化不純物濃度は1×1018/cm3以上であることが好ましい。ただし、n型窒化物半導体トンネル接合層7のイオン化不純物濃度はp型窒化物半導体層と比べて高くすることができるため、n型窒化物半導体トンネル接合層7はたとえばGaN等のInを含まない窒化物半導体であってもよい。
また、n型窒化物半導体トンネル接合層7はドナー準位が浅く、活性化率が高いため、イオン化不純物濃度をたとえば1×1019/cm3以上と高くすることができ、トンネル接合部におけるn型窒化物半導体トンネル接合層7側への空乏層の広がりが小さいこと、ならびに発光層3から放射された光の吸収量を低減することを考慮すると、n型窒化物半導体トンネル接合層7の厚さは10nm以下であることが好ましい。
また、n型窒化物半導体トンネル接合層7においては、n型不純物とともにp型不純物をドーピングしてもよい。この場合には、p型窒化物半導体トンネル接合層6からのp型不純物の拡散の抑止し、空乏層内に中間準位を形成する等の効果を期待することができるため、トンネリング確率の向上に寄与し得る。
また、p型窒化物半導体トンネル接合層6およびn型窒化物半導体トンネル接合層7にはそれぞれ逆の導電型の層および/またはアンドープ層を含んでいてもよく、逆の導電型の層およびアンドープ層の層厚はそれぞれトンネル接合部においてキャリアがトンネリングする厚さ(たとえば2nm以下)であることが好ましい。
また、n型窒化物半導体蒸発抑制層8を形成することにより、p型窒化物半導体トンネル接合層6および/またはn型窒化物半導体トンネル接合層7がInを含む場合にこれらの層からInが蒸発するのを抑制することができる。
ここで、n型窒化物半導体蒸発抑制層8としては、たとえば、AlcIndGa1-(c+d)N(0≦c≦1、0≦d≦1、0≦1−(c+d)≦1)の組成式で表わされる窒化物半導体結晶にn型不純物をドーピングした層を用いることができ、なかでもn型GaNを用いることが好ましい。なお、上記の組成式において、cはAlの組成比を示し、dはInの組成比を示し、1−(c+d)はGaの組成比を示す。
また、第2のn型窒化物半導体層9を形成することにより、第2のn型窒化物半導体層9上に形成されたp側電極11から注入された電流を拡散させることができる。
ここで、第2のn型窒化物半導体層8としては、たとえば、n型不純物がドーピングされた窒化物半導体結晶を用いることができ、なかでも抵抗率の低い層であることが好ましく、特に、キャリア濃度が1×1018/cm3以上のGaNから構成されることが望ましい。
また、第1のn型窒化物半導体層2上に形成されるn側電極10および第2のn型窒化物半導体層9上に形成されるp側電極11としては、たとえば、Ti(チタン)、Hf(ハフニウム)およびAl(アルミニウム)からなる群から選択された少なくとも1種の金属を用いて、オーミック接触をとるように形成されることが好ましい。
ここで、n側電極10は、上記の第2のn型窒化物半導体層9の成長後のウエハを第2のn型窒化物半導体層9側からエッチングすることによって第1のn型窒化物半導体層2の表面の一部を露出させ、その露出面上に形成することができる。
また、別途用意した導電性の支持基板に上記の第2のn型窒化物半導体層9の成長後のウエハの第2のn型窒化物半導体層9側を貼り付けることによって、第1のn型窒化物半導体層2側が光取り出し側、第2のn型窒化物半導体層9側を支持基板側とし、支持基板側に反射率の高いAl、PtおよびAgからなる群から選択された少なくとも1種の金属を形成して、上下電極構造の窒化物半導体発光ダイオード素子とすることもできる。
このような上下電極構造の窒化物半導体発光ダイオード素子によれば、第2のn型窒化物半導体層9は従来のp型窒化物半導体層よりもキャリア濃度を高くすることができることから、金属の仕事関数に関わらず、キャリアのトンネリングによるオーミック特性が得やすくなり、上述した反射率の高い金属を第2のn型窒化物半導体層9上に形成することができるため、光取り出し効率が向上する傾向にある。
(実施例1)
実施例1においては、図2の模式的断面図に示す構成の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。ここで、実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子は、サファイア基板101上に、GaNバッファ層102、n型GaN下地層103、n型GaNコンタクト層104、発光層105、p型AlGaNクラッド層106、p型GaNコンタクト層107、p型InGaN層108、p型トンネル接合層109、n型トンネル接合層110、n型GaN蒸発抑制層111およびn型GaN層112がこの順序で積層され、n型GaN層112の表面上にパッド電極113が形成され、n型GaNコンタクト層104の表面上にパッド電極114が形成された構成を有している。
まず、サファイア基板101をMOCVD装置の反応炉内にセットした。そして、その反応炉内に水素を流しながらサファイア基板101の温度を1050℃まで上昇させて、サファイア基板101の表面(C面)のクリーニングを行なった。
次に、サファイア基板101の温度を510℃まで低下させ、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG(トリメチルガリウム)を反応炉内に流して、サファイア基板101の表面(C面)上にGaNバッファ層102をMOCVD法により約20nmの厚さでサファイア基板101上に成長させた。
次いで、サファイア基板101の温度を1050℃まで上昇させて、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、Siがドーピングされたn型GaN下地層103(キャリア濃度:1×1018/cm3)をMOCVD法により6μmの厚さでGaNバッファ層102上に成長させた。
続いて、キャリア濃度が5×1018/cm3となるようにSiをドーピングしたこと以外はn型GaN下地層103と同様にして、n型GaNコンタクト層104をMOCVD法により0.5μmの厚さでn型GaN下地層103上に成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI(トリメチルインジウム)を反応炉内に流して、n型GaNコンタクト層104上に2.5nmの厚さのIn0.25Ga0.75N層と18nmの厚さのGaN層とを交互に6周期MOCVD法により成長させて、多重量子井戸構造を有する発光層105をn型GaNコンタクト層104上に形成した。なお、発光層105の形成時において、GaN層を成長させる際にはTMIを反応炉内に流していないことは言うまでもない。
次いで、サファイア基板101の温度を950℃まで上昇させ、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMA(トリメチルアルミニウム)、不純物ガスとしてCP2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)を反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたAl0.15Ga0.85Nからなるp型AlGaNクラッド層106をMOCVD法により約30nmの厚さで発光層105上に成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を950℃に保持したままで、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるp型GaNコンタクト層107をMOCVD法によりp型AlGaNクラッド層106上に0.1μmの厚さに成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.25Ga0.75Nからなる第2のp型窒化物半導体層としてのp型InGaN層108をMOCVD法によりp型GaNコンタクト層107上に0〜50nmの範囲内の所定の厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を670℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.30Ga0.70Nからなるp型トンネル接合層109をMOCVD法によりp型InGaN層108上に2nmの厚さに成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を670℃に保持したままで、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、SiがドーピングされたIn0.30Ga0.70Nからなるn型トンネル接合層110(キャリア濃度:5×1019/cm3)をMOCVD法によりp型トンネル接合層109上に4nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を670℃に保持したままで、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、SiがドーピングされたGaNからなるn型GaN蒸発抑制層111(キャリア濃度:5×1019/cm3)をn型トンネル接合層110上に15nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を950℃まで上昇させて、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、Siが1×1019/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるn型GaN層112をMOCVD法によりn型GaN蒸発抑制層111上に0.2μmの厚さに成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素を反応炉内に流してアニーリングを行なった。
そして、上記のアニーリング後のウエハを反応炉から取り出し、そのウエハの最上層のn型GaN層112の表面上に所定の形状にパターンニングされたマスクを形成した。そして、RIE(Reactive Ion Etching)法により、上記のウエハの一部についてn型GaN層112側からエッチングを行ない、n型GaNコンタクト層104の表面の一部を露出させた。
そして、n型GaN層112の表面上にパッド電極113を形成し、n型GaNコンタクト層104の表面上にパッド電極114を形成した。ここで、パッド電極113およびパッド電極114は、n型GaN層112の表面上およびn型GaNコンタクト層104の表面上にそれぞれTi層とAl層を順次積層することによって同時に形成された。その後、ウエハを複数のチップに分割することによって、図2の模式的断面図に示す構成を有する実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。
図3に、実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子におけるp型InGaN層108の厚さと駆動電圧との関係を示す。なお、図3において、縦軸は20mAの電流注入時の駆動電圧(V)を示し、横軸はp型InGaN層108の厚さ(nm)を示している。
図3に示すように、p型InGaN層108の厚さが20nmになるまではp型InGaN層108の厚さが増大するにしたがって駆動電圧は低減した。また、第2のp型窒化物半導体層としてのp型InGaN層108の厚さが10nm以下の場合には駆動電圧が飛躍的に低減することが確認された。
(実施例2)
p型GaNコンタクト層107を成長させるところまでは実施例1と同一の条件および同一の方法で作製した。
そして、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.25Ga0.75Nからなる第2のp型窒化物半導体層としてのp型InGaN層108をMOCVD法によりp型GaNコンタクト層107上に20nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を670℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.30Ga0.70Nからなるp型トンネル接合層109をMOCVD法によりp型InGaN層108上に0〜10nmの範囲の所定の厚さに成長させた。
その後は、実施例1と同一の条件および同一の方法で、実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。
図4に、実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子におけるp型トンネル接合層109の厚さと駆動電圧との関係を示す。なお、図4において、縦軸は20mAの電流注入時の駆動電圧(V)を示し、横軸はp型トンネル接合層109の厚さ(nm)を示している。
図4に示すように、p型トンネル接合層109の厚さが5nm以下の場合には駆動電圧が低くなり、p型トンネル接合層109の厚さが1nm以上3nm以下の場合には駆動電圧が特に低くなった。
図5に、実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子におけるp型トンネル接合層109の厚さと光出力との関係を示す。なお、図5において、縦軸は光出力(.a.u)を示し、横軸はp型トンネル接合層109の厚さ(nm)を示している。
図5に示すように、p型トンネル接合層109の厚さが薄くなるにしたがって光出力が低減することが確認された。
図4および図5の結果から、駆動電圧の低減および光出力の向上を図る観点からは、p型トンネル接合層109の厚さは5nm以下であることが好ましく、1nm以上3nm以下であることがより好ましいことが確認された。
(実施例3)
実施例3においては、図6の模式的断面図に示す構成の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。ここで、実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子は、導電性基板55上に、オーミック電極層56、第1の接着用金属層57、第2の接着用金属層54、バリア層53、反射層52、n型GaN層112、n型GaN蒸発抑制層111、n型トンネル接合層110、p型トンネル接合層109、p型InGaN層108、p型GaNコンタクト層107、p型AlGaNクラッド層106、発光層105、n型GaNコンタクト層104、n型GaN下地層103およびパッド電極58が順次形成された構成を有している。
実施例3においては、p型GaNコンタクト層107を成長させるところまでは実施例1と同様にして作製した。
次に、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.25Ga0.75Nからなる第2のp型窒化物半導体層としてのp型InGaN層108をMOCVD法によりp型GaNコンタクト層107上に20nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を670℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてCP2Mgを反応炉内に流して、Mgが1×1020/cm3の濃度でドーピングされたIn0.30Ga0.70Nからなるp型トンネル接合層109をMOCVD法によりp型InGaN層108上に2nmの厚さに成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を670℃に保持したままで、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニア、TMGおよびTMI、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、SiがドーピングされたIn0.30Ga0.70Nからなるn型トンネル接合層110(キャリア濃度:5×1019/cm3)をMOCVD法によりp型トンネル接合層109上に4nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を670℃に保持したままで、キャリアガスとして窒素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、SiがドーピングされたGaNからなるn型GaN蒸発抑制層111(キャリア濃度:5×1019/cm3)をn型トンネル接合層110上に15nmの厚さに成長させた。
その後、サファイア基板101の温度を950℃まで上昇させて、キャリアガスとして水素、原料ガスとしてアンモニアおよびTMG、不純物ガスとしてシランを反応炉内に流して、Siが1×1019/cm3の濃度でドーピングされたGaNからなるn型GaN層112をMOCVD法によりn型GaN蒸発抑制層111上に0.2μmの厚さに成長させた。
次に、サファイア基板101の温度を700℃まで低下させ、キャリアガスとして窒素を反応炉内に流してアニーリングを行なった。
そして、アニーリング後に、n型GaN層112の表面上に厚さ150nmのAg層からなる反射層52、厚さ50nmのMo層からなるバリア層53および厚さ3μmのAu層からなる第2の接着用金属層54をこの順序でEB(Electron Beam)蒸着法により形成した。
次に、別途用意した厚さ120μmの導電性のSiからなる導電性基板55上にEB蒸着法により厚さ15nmのTi層と厚さ150nmのAl層とをこの順序で積層したオーミック電極層56、および厚さ100nmのAu層と厚さ3μmのAuSn層とをこの順序で積層した第1の接着用金属層57をこの順序で形成した。
そして、第1の接着用金属層57の最表面に位置するAuSn層と第2の接着用金属層54の最表面に位置するAu層とを対向させ、共晶接合法を用いて、第1の接着用金属層57と第2の接着用金属層54とを接合した。なお、共晶接合時の温度は290℃とした。
続いて、YAGレーザ光の第3高調波(波長:355nm)を鏡面研磨したサファイア基板101の裏面側から照射し、サファイア基板101上に形成されたGaNバッファ層102とn型GaN下地層103との界面部分を熱分解することにより、サファイア基板101およびGaNバッファ層102を除去した。
その後、サファイア基板101およびGaNバッファ層102が除去されて露出したn型GaN下地層103の表面上にTi層とAu層とをこの順序で積層することによってパッド電極58を形成した。そして、パッド電極58の形成後のウエハを複数のチップに分割することによって、図6の模式的断面図に示す構成を有する実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。なお、実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、n型GaN下地層103とパッド電極58とのコンタクト抵抗を低減するためにn型GaN下地層103のキャリア濃度を5×1018/cm3とした。
実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子の20mAの電流注入時の駆動電圧は4.0Vであって、後述する上下電極構造の従来の窒化物半導体発光ダイオード素子(比較例1の窒化物半導体発光ダイオード素子)よりも駆動電圧が低減できていたことが確認された。
(比較例1)
比較例1においては、図7の模式的断面図に示す構成の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製した。ここで、比較例1の窒化物半導体発光ダイオード素子は、導電性基板55上に、オーミック電極層56、第1の接着用金属層57、第2の接着用金属層54、バリア層53、反射層52、p型GaNコンタクト層107、p型AlGaNクラッド層106、発光層105、n型GaNコンタクト層104、n型GaN下地層103およびパッド電極58が順次形成された構成を有している。
なお、比較例1の窒化物半導体発光ダイオード素子は、p型InGaN層108、p型トンネル接合層109、n型トンネル接合層110、n型GaN蒸発抑制層111およびn型GaN層112が形成されていないこと以外は実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子と同一の構成となっている。
比較例1の窒化物半導体発光ダイオード素子の20mAの電流注入時の駆動電圧は6.0Vであって、実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子の20mAの電流注入時の駆動電圧と比べて高いことが確認された。その理由としては、p型GaNコンタクト層107とAg層からなる反射層52とのコンタクト抵抗が高いことが挙げられる。
なお、比較例1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては駆動電圧を低減するためPdまたはNi等の仕事関数の高い金属を数nm程度の薄膜としてp型GaNコンタクト層107とAg層からなる反射層52との間に形成することも考えられるが、その場合には、PdおよびNiは反射率が低いため、発光層105からの光が吸収され、光出力が低下するものと考えられる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、トンネル接合を有し、青色光(たとえば、波長430nm以上490nm以下)を発光する窒化物半導体発光ダイオード素子等の窒化物半導体発光素子の駆動電圧を低減することができる。
本発明の窒化物半導体発光素子の一例である窒化物半導体発光ダイオード素子の好ましい一例の模式的な断面図である。
実施例1〜2の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。
実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子におけるp型InGaN層の厚さと駆動電圧との関係を示す図である。
実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子におけるp型トンネル接合層の厚さと駆動電圧との関係を示す図である。
実施例2の窒化物半導体発光ダイオード素子におけるp型トンネル接合層の厚さと光出力との関係を示す図である。
実施例3の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。
比較例1の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。
符号の説明
1 基板、2 第1のn型窒化物半導体層、3 発光層、4 第1のp型窒化物半導体層、5 第2のp型窒化物半導体層、6 p型窒化物半導体トンネル接合層、7 n型窒化物半導体トンネル接合層、8 n型窒化物半導体蒸発抑制層、9 第2のn型窒化物半導体層、10 n側電極、11 p側電極、52 反射層、53 バリア層、54 第2の接着用金属層、55 導電性基板、56 オーミック電極層、57 第1の接着用金属層、101 サファイア基板、102 GaNバッファ層、103 n型GaN下地層、104 n型GaNコンタクト層、105 発光層、106 p型AlGaNクラッド層、107 p型GaNコンタクト層、108 p型InGaN層、109 p型トンネル接合層、110 n型トンネル接合層、111 n型GaN蒸発抑制層、112 n型GaN層、113,114 パッド電極。