JP4830071B2 - 圧電振動装置及び圧電振動装置の製造方法 - Google Patents
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Description
耐衝撃性に優れる固定接続電極構造として、固定接続電極の断面を凹形状とし、導電性固
着部材を凹部に塗布し、圧電体を固定接続電極に固定接続する構造が知られている(例え
ば、特許文献1参照)。
い、圧電体(以下、圧電振動片という)は、厚みが以前に比べて薄くなってきている。
そのため、圧電振動片は、圧電振動片を固定接続電極(以下、内部電極という)に固着
させる導電性固着部材(以下、固着剤という)の固着の際の収縮により変形しやすくなっ
てきている。
態の調査結果を、図11に模式的に示す。
図11(a)は圧電振動装置101の概略平面図、同図(b)、同図(c)、同図(d
)、同図(e)はそれぞれ順番に同図(a)中のJ−J線、K−K線、L−L線、M−M
線での断面図である。なお、圧電振動装置101の蓋体、接合材等は省略している。また
、圧電振動片103の変形形状は、理解を容易にするために誇張して図示している。
部104c、104dに固着剤105を塗布し、圧電振動片103を内部電極104a、
104bに固着する。なお、固着剤105は硬化の際に収縮する性質を有しており、収縮
量は、厚みが厚いほど多くなる。
固着剤の硬化の際、圧電振動片103の、凹部104c、104d上に位置する部分が
、固着剤105の収縮により、図11(b)、同図(c)に示すように、凹部104c、
104dに引き込まれるように変形することがある。
電極104a、104bの周辺に位置する部分が、反るように変形することがある。そし
て、この変形が、図11(d)、同図(e)に示すように、圧電振動片103の振動部1
03aにまで及ぶことがある。
4c、104dに塗布された固着剤105の収縮により、圧電振動片103の振動部10
3aが変形することがあるという未解決の課題がある。
本発明は、この未解決の課題に着目してなされたものであり、圧電振動片の振動部の変
形を低減することができる圧電振動装置及び圧電振動装置の製造方法を提供することを目
的とする。
の面から突出して形成された二つの突部と、該二つの突部に掛け渡され、前記一の面との
間には隙間がある圧電振動片と、該圧電振動片を前記二つの突部のそれぞれに固着する固
着剤とを備え、前記圧電振動片は、前記突部同士を結ぶ第1方向において、前記二つの突
部のそれぞれよりも外側に延設されているとともに、前記圧電振動片の圧電振動を生じる
振動部が、平面視で見たとき前記第1方向とは交差する第2方向において、前記二つの突
部のそれぞれよりも外側の位置を起点として、前記二つの突部から遠ざかる方に向かって
延びるように形成されており、前記固着剤と前記基板と前記二つの突部と前記圧電振動片
とを、前記第1方向に沿って切断した断面を見たときに、前記固着剤は、前記二つの突部
の位置において、前記突部間側の一方の縁から他方の縁までの範囲内を起点として、前記
他方の縁を越え、前記範囲の外に亘っているとともに、前記範囲の外において、前記基板
と前記圧電振動片とに挟持されていることを特徴とする。
までの範囲よりも、この範囲の外の方を厚くしている。そして、固着剤は、厚みが厚いほ
ど硬化の際の収縮量が多い。従って、圧電振動片には、固着剤の起点から他方の縁までの
範囲と、この範囲の外との収縮量の差により、突部間から遠ざかる方に向かって引っ張ら
れる力が働く。
びるように形成された振動部には、平坦になるような張力が働くため変形しにくい。これ
により、圧電振動片の振動部の、第1方向における変形を低減することができる。
つの突部を挟み、前記振動部から遠ざかる方向に、前記二つの突部のそれぞれよりも外側
に延設され、前記固着剤と前記基板と前記二つの突部と前記圧電振動片とを前記第2方向
に沿って切断した断面を見たときに、前記固着剤は、前記二つの突部の位置において、前
記突部の前記振動部側の一の縁から、該一の縁とは反対側の他の縁までの範囲内を起点と
して、前記他の縁を越えて、前記一の縁から前記他の縁までの範囲の外に亘っているとと
もに、前記範囲の外において、前記基板と前記圧電振動片とに挟持されていることを特徴
とする。
での範囲よりも、この範囲の外の方を厚くしている。そして、固着剤は、厚みが厚いほど
硬化の際の収縮量が多い。従って、圧電振動片には、起点から他の縁までの範囲と、この
範囲の外との収縮量の差により、突部を挟み振動部の反対側に引っ張られる力が働く。
動片の振動部の、第2方向における変形を低減することができる。
二つの突部と、該二つの突部に掛け渡され、前記一の面との間には隙間がある圧電振動片
と、該圧電振動片を前記二つの突部のそれぞれに固着する固着剤とを備え、前記二つの突
部のそれぞれは、該突部の内側から外周へ向かうに従い、前記一の面からの突出の厚みが
小さくなるように形成されており、前記圧電振動片は、前記二つの突部のそれぞれの前記
突出の厚みが最も厚い最大突出部同士を結ぶ第1方向において、前記最大突出部よりも外
側に延設されているとともに、前記圧電振動片の圧電振動を生じる振動部が、平面視で見
たときに、前記第1方向とは交差する第2方向において、前記二つの突部のそれぞれより
も外側の位置を起点として、前記二つの突部から遠ざかる方に向かって延びるように形成
されており、前記固着剤と前記基板と前記二つの突部と前記圧電振動片とを、前記第1方
向に沿って切断した断面を見たときに、前記固着剤は、前記二つの突部の位置において、
前記突部間側の第1縁から、該第1縁とは反対側の第2縁までの間で、前記最大突出部か
ら前記第2縁までの範囲内を起点として、前記第2縁に亘っているとともに、前記突部と
前記圧電振動片とに挟持されていることを特徴とする。
りも第2縁近傍の方を厚くしている。そして、固着剤は、厚みが厚いほど硬化の際の収縮
量が多い。従って、圧電振動片には、固着剤の起点近傍と第2縁近傍との収縮量の差によ
り、突部間から遠ざかる方に向かって引っ張られる力が働く。
びるように形成された圧電振動片の振動部には、平坦になるような張力が働くため変形し
にくい。これにより、圧電振動片の振動部の、第1方向における変形を低減することがで
きる。
つの突部を挟み前記振動部から遠ざかる方向に、前記二つの突部のそれぞれの最大突出部
よりも外側に延設され、前記固着剤と前記基板と各前記二つの突部及び前記圧電振動片と
を、前記第2方向に沿って切断した断面を見たときに、前記固着剤は、前記突部の前記振
動部側の第3縁から、該第3縁とは反対側の第4縁までの間で、前記最大突出部から第4
縁までの範囲内を起点として、前記第4縁に亘っているとともに、前記突部の位置におい
て、前記突部と前記圧電振動片との間に挟持されていることを特徴とする。
りも第4縁近傍の方を厚くしている。そして、固着剤は、厚みが厚いほど硬化の際の収縮
量が多い。従って、圧電振動片には、起点近傍と第4縁近傍との収縮量の差により、突部
を挟み振動部の反対側に引っ張られる力が働く。
片の振動部の、第2方向における変形を低減することができる。
二つの突部のそれぞれは、前記圧電振動片を駆動するための駆動電圧が印加される内部電
極であり、前記圧電振動片には、前記駆動電圧に基づき前記振動部を励振する一対の励振
電極が形成されているとともに、前記励振電極から前記振動部の外側に引き出され、前記
駆動電圧を前記振動部の外側から前記励振電極に導く一対の引き出し電極が形成されてお
り、前記引き出し電極が導電性を有する固着剤で、前記各内部電極に固着されていること
を特徴とする。
固着剤で行うことにより、電極間の接続と圧電振動片の内部電極への固着とが、同一箇所
で行えるため、スペース効率が向上し、より小型の圧電振動装置を提供することができる
。
つの内部電極を、当該二つの内部電極が前記基板の一の面から突出し、且つ前記二つの内
部電極のそれぞれの一の辺同士が向き合うように、スクリーン印刷法で形成する工程と、
圧電振動片に、前記圧電振動片を励振する一対の励振電極と前記励振電極に接続する一対
の引き出し電極とを形成する工程と、前記二つの内部電極それぞれが有する四つの辺のう
ちで、前記一の辺を第1辺とし、前記二つの内部電極同士を結ぶ第1方向で前記第1辺と
は反対側の辺を第2辺とし、前記第1辺と第2辺とを除く残りの二つの辺のうち、前記二
つの内部電極で同じ側を向く一方の辺を第3辺とし、他方を第4辺としたとき、前記二つ
の内部電極のそれぞれに導電性を有する固着剤を塗布する領域が、平面視において、前記
内部電極の前記第1辺から前記第2辺側に寄り且つ前記内部電極の前記一の面から突出し
た最大厚みの3倍の距離だけ前記第1辺と離隔した第1仮想線と、前記第3辺から前記最
大厚みの3倍の距離だけ前記第4辺側に離隔した第2仮想線と、前記第2辺と、前記第4
辺とによって囲まれる領域内であり、且つ前記第2辺及び前記第4辺のそれぞれから前記
最大厚みの3倍の距離だけ内側までの範囲内に固着剤がかかるように前記固着剤を塗布す
る工程と、前記圧電振動片と前記基板の一の面との間に隙間をあけて、平面視で、前記励
振電極を前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記二つの内部電極の前記第3辺の外
側に位置させ、前記二つの内部電極のそれぞれの位置において、前記一対の引き出し電極
の端部が前記範囲内にかかるように位置させ、且つ前記一対の引き出し電極のそれぞれを
前記二つの内部電極のそれぞれに前記固着剤を介して接続するように載置する工程と、を
有することを特徴とする。
電極の前記最大厚みの3倍としたのは、本発明の発明者が、下記効果を奏する値として見
出したものである。
ことで、固着剤は内部電極と圧電振動片との間に挟持される。この際、内部電極は、スク
リーン印刷法で形成されているため、内部電極の内側よりも外周の方が電極の厚みが少な
い。つまり、圧電振動片と内部電極との間隔は、内部電極の内側よりも外周の方が広い。
、固着剤は、硬化の際に厚みが厚いほど収縮量が多い。従って、圧電振動片には、固着剤
の、最大突出部近傍と第2辺、第4辺近傍との収縮量の差により、第1方向において、第
2辺側に引っ張られ、第2方向において、第4辺側に引っ張られる力が働く。
極の第3辺の外側に位置するように形成された圧電振動片の励振電極部(振動部)には平
坦になるような張力が働くため変形しにくい。また、第2方向において、第4辺側に引っ
張られるため、圧電振動片の振動部は基板との隙間を確保しやすい。
従って、第1方向及び第2方向とも圧電振動片の振動部の変形を低減することができる
圧電振動装置を製造することができる。
図1(a)は、圧電振動装置1の蓋体7を外した状態での平面図、同図(b)は、同図
(a)中のA−A線での蓋体7を取り付けた状態の断面図、同図(c)は、同図(a)中
のN−N線での蓋体7を取り付けた状態の断面図である。
剤5、枕部6、蓋体7、接合材8などから構成されている。
パッケージ2は、ベース部2aと、枠部2bとから構成されており、後述する圧電振動
片3と熱膨張係数が近いセラミックなどの絶縁材料で形成されている。ベース部2aと枠
部2bとは焼結により一体化されている。
に対して所定の角度を有する方向で切断して圧電振動片3の振動周波数に応じた所定の厚
みに研磨された水晶ウエハから、エッチングにより形成される。なお、本実施形態では、
圧電振動片3として、水晶の原石をZ軸に対して約35度の方向で切断したATカット水
晶振動片とし、その厚みを約30μmとしている。
ている。また、励振電極3aから引き出し電極3cが、圧電振動片3の固定部3eの端部
まで延設され、同様に励振電極3bから引き出し電極3dが、圧電振動片3の固定部3e
の端部まで延設されている。
引き出し電極3cは、表面から裏面に回り込むように形成されている。引き出し電極3
dは、裏面から表面に回り込むように形成されている。つまり、表面及び裏面のいずれに
おいても、引き出し電極3cと引き出し電極3dとが並んでいる。
電振動片3の引き出し電極3cに、内部電極4bが圧電振動片3の引き出し電極3dに、
それぞれ対向した位置に形成されている。これらの内部電極4a、4bは、平面形状が四
辺形であり、内面21から突出して形成されている。
内部電極4a、4bは、圧電振動片3の励振電極3a、3bと固定部3eとを結ぶ方向
とは交差する方向に沿って、第1辺42同士が向き合うように並んでいる。第1辺42の
反対側の辺が第2辺44であり、残りの2辺のうち、圧電振動片3の励振電極3a、3b
側の辺が第3辺41であり、その反対側の辺が第4辺43である。
の導電粒子を添加した導電性接着剤と呼ばれるもので、内部電極4a、4bのそれぞれの
第2辺44及び第4辺43寄りに塗布され(詳細は後述する)、圧電振動片3を載置後、
加熱されることにより硬化し、圧電振動片3を内部電極4a、4bに固着している。
内面21から突出して形成されている。この枕部6は、固着剤5が硬化するまでの間、圧
電振動片3がベース部2a側に傾かないように先端部3fを支える。
蓋体7は、コバールなどの金属、またはセラミックやガラスなどで形成されており、低
融点ガラスなどの接合材8を介してパッケージ2を気密に封止している。
4a及び内部電極4b間に掛け渡されている。この圧電振動片3は、平面視で、励振電極
3a、3bが、内部電極4a、4b同士を結ぶ方向とは交差する方向に沿って内部電極4
a、4bの第3辺41の外側に位置している。それとともに、圧電振動片3は、内部電極
4a、4b上の固着剤5の塗布範囲にかかり、且つ引き出し電極3c、3dが内部電極4
a、4bに固着剤5を介して接続されるように載置されている。
圧電振動片3は、内部電極4a、4b、固着剤5及び引き出し電極3c、3dを介して
、励振電極3a、3bに外部から駆動電圧が印加されると、厚みすべり振動を発振する。
まず、図2(a)に示すように、パッケージ2のベース部2aの内面21に、内部電極
4a、4bや枕部6となる導電パターンを、銀、パラジウム、タングステンメタライズな
どの導電ペーストを用いて、スクリーン印刷法により形成する。
なお、スクリーン印刷法で形成した内部電極4a、4bには、図2(a)の矢視図であ
る図2(b)に示すように、内部電極の全周に亘って、ベース部2aからの電極厚みが均
一ではなく、内側から外周の方へ向かって電極厚みがしだいに薄くなる、「ダレ」と呼ば
れる部位(以下ダレ部45という)が発生する。
ベース部2aと枠部2bとを約800℃で約2時間かけて焼結する。
次に、上記内部電極4a、4bの表面に、ニッケルを下地とした金または銀などの金属
膜を、メッキにより形成する。
次に、パッケージ2を、インデックステーブル(図示せず)に載置し、画像認識装置(
図示せず)などを用いてパッケージ2の位置決めをする。
)などを用いて塗布する。
ここで、固着剤5の塗布される領域について説明する。まず、内部電極4a、4bのそ
れぞれにおいて、図4(a)に示すように、第1辺42から距離Lだけ第2辺44側に寄
った第1仮想線51と、第3辺41から距離Lだけ第4辺43側に寄った第2仮想線52
と、第2辺44から距離Lだけ第1辺42側に寄った第3仮想線53と、第4辺43から
距離Lだけ第3辺41側に寄った第4仮想線54とを想定する。そして、固着剤5の塗布
される領域は、第1仮想線51、第2仮想線52、第2辺44及び第4辺43によって囲
まれる領域である。
と、第3辺41と、第4辺43とによって囲まれる領域、及び第2仮想線52と、第3辺
41と、第1辺42と、第2辺44とによって囲まれる領域は、固着剤5が塗布されない
領域である。
さらに、固着剤5は、この塗布領域から第1仮想線51、第2仮想線52、第3仮想線
53及び第4仮想線54によって囲まれる領域を除いた必須領域にかかるように、すなわ
ち塗布領域内で第2辺44及び第4辺43のそれぞれから距離Lだけ内側までの範囲内に
必ずかかるように塗布される。つまり、固着剤5は、例えば、図3に示すように、塗布領
域内の必須領域内にかかるように塗布される。
内部電極4a、4bのそれぞれの最大厚みをtとした場合、距離L≧3tである。これは
、本発明の発明者が、ダレ部45発生の量産バラツキがほぼ3t内に収まることを見出し
たことによるものである。なお、本実施形態では、内部電極4a、4bのそれぞれの最大
厚みが約20μmであるため、距離Lはそれぞれ約60μm以上の値とした。なお、第1
仮想線51、第2仮想線52、第3仮想線53及び第4仮想線54によって囲まれる領域
を以後ダレ収束領域55と呼ぶ。
ものを、不良品として取り除く。
更に、別工程で、フォトリソグラフィ技術などを用いて圧電振動片3に、金または銀な
どの金属膜により励振電極3a、3b、及び引き出し電極3c、3dを形成する。
次に、図5に示すように、圧電振動片3を、画像認識装置などにより、この圧電振動片
3が、内部電極4a、4bの第2辺44及び第4辺43側のダレ部45(図6参照)にか
かるとともに、枕部6にかかるように位置決めし、内部電極4a、4b及び枕部6上に載
置する。
内部電極4a、4bに固着する。
次に、内部電極4a、4bを介して励振電極3a、3bに駆動信号を印加し、圧電振動
片3を振動させて周波数を測定しながら、励振電極3a、3bを削るまたは厚くするなど
の方法により、圧電振動片3の周波数の微調整を行う。
ージ2に接合し、パッケージ2を気密に封止する。以上の製造工程により、圧電振動装置
1が完成する。
ここで、固着剤5は、図6(a)に示すように、パッケージ2、内部電極4a、4b及
び圧電振動片3を、内部電極4a、4b同士を結ぶ方向である図5のG−G線に沿って切
断した断面図を見たときに、、第1辺42から第2辺44までの間で、ダレ収束領域55
内を起点として、第2辺44に亘っているとともに、内部電極4a、4bのそれぞれのダ
レ部45と圧電振動片3との間に挟持されている。
4a、4b同士を結ぶ方向とは交差する方向である図5のD−D線に沿って切断した断面
図である図6(b)に示すように、第3辺41から第4辺43までの間で、ダレ収束領域
55内を起点として、第4辺43に亘っているとともに、内部電極4a、4bのそれぞれ
のダレ部45と圧電振動片3との間に挟持されている。
図7は、本実施形態の圧電振動装置1における圧電振動片3の変形形状を模式的に示し
たものである。なお、変形形状は理解を容易にするために、誇張して図示してある。
図7(a)は、図5中のD−D線での断面図、図7(b)は、図5中のE−E線での断
面図、図7(c)は、図5中のF−F線での断面図、図7(d)は、図5中のG−G線で
の断面図である。
収束領域55よりもダレ部45の方が広くなっている。
従って、固着剤5の厚みは、内部電極4a、4bのダレ収束領域55よりもダレ部45
の方が厚くなる。なお、前述の通り、固着剤5は硬化する際に、厚みが厚いほど収縮量が
多い。
が硬化する際に、圧電振動片3の固定部3eは、図7(a)に矢印で示すように、固着剤
5の、内部電極4bにおけるダレ収束領域55とダレ部45との収縮量の差により、内部
電極4bのダレ部45に沿って内部電極4bの外側に引っ張られる。
この結果、圧電振動片3の先端部3fは、固定部3e側が内部電極4bの外側に引っ張
られるため、枕部6との隙間を確保しやすくなる。
a、4bの枠部2b側では、固着剤5の、内部電極4a、4bにおけるダレ収束領域55
とダレ部45との収縮量の差により、圧電振動片3の固定部3eが、矢印で示すように、
内部電極4a、4bの外側に引っ張られる。
な張力が働くため変形しにくい。これにより図7(b)、同図(c)に示すように、圧電
振動片3の、固定部3e近傍から枕部6側に延設されている圧電振動片3の振動部3g及
び先端部3fの変形を抑えやすくすることができる。
以上述べたように、固着剤の硬化の際の圧電振動片3の振動部3gの変形を抑えやすく
することで、圧電振動片3全体の残留応力を低減し、温度特性及び長期信頼性を維持及び
向上させた圧電振動装置1を提供することができる。
電極4a、4bへの固着とが、導電性接着剤である固着剤5を介して、同一箇所で行える
ため、圧電振動装置1内のスペース効率が向上し、圧電振動装置1の小型化を図ることが
できる。
なお、本実施形態では、パッケージ2のベース部2aが基板に対応し、内部電極4a、
4bが二つの突部に対応する。
辺44(第4辺43)に亘っているとしたが、図8に示すように、固着剤5を必須領域内
に収まるように塗布してもよい。これによれば、上記と同様に圧電振動片3の固定部3e
を外側に引っ張ることができ、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
図9に示すように、固着剤5を内部電極4a、4bを越えて内部電極4a、4bの外側ま
で塗布し、固着剤5が、圧電振動片3とパッケージ2のベース部2aとの間に挟持される
ようにしてもよい。これによれば、内部電極4a、4bのダレ部45の有無にかかわらず
、上記実施形態と同様に圧電振動片3の固定部3eを外側に引っ張ることができ、上記実
施形態と同様の効果を得ることができる。
10に示すように、圧電振動片3の先端部3f側が高く圧電振動片3の固定部3e側が低
い段付き形状としてもよい。
これによれば、圧電振動片3の固定部3e側が、固着剤5の収縮により内部電極4a、
4bの1段目(低い方の段)に引き付けられ、内部電極4a、4bの2段目(高い方の段
)のダレ部49が支点となって、矢印で示すように、圧電振動片3の先端部3f側を持ち
上げる力が働くことにより、先端部3fが枕部6に対して、より隙間を確保しやすくなる
。
振動片3の固着範囲W2と、内部電極4a、4bの2段目のダレ収束範囲W1との関係を
、1/2×W2<W1<W2に設定してもよい。
ダレ収束範囲W1を上記の範囲に設定することにより、固着剤5の収縮による圧電振動
片3の先端部3fの持ち上がりを抑制し、圧電振動片3と蓋体7との干渉を抑制すること
ができる。
いて説明したが、これに限定するものではなく、音叉型水晶振動片でもよい。また、圧電
振動片の材料は水晶に限らず、セラミック、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなど
でもよい。
内部電極、5…固着剤、21…内面。
Claims (6)
- 基板と、該基板の一の面から突出して形成された二つの突部と、該二つの突部に掛け渡
され、前記一の面との間には隙間がある圧電振動片と、該圧電振動片を前記二つの突部の
それぞれに固着する固着剤とを備え、
前記圧電振動片は、前記突部同士を結ぶ第1方向において、前記二つの突部のそれぞれ
よりも外側に延設されているとともに、前記圧電振動片の圧電振動を生じる振動部が、平
面視で見たとき前記第1方向とは交差する第2方向において、前記二つの突部のそれぞれ
よりも外側の位置を起点として、前記二つの突部から遠ざかる方に向かって延びるように
形成されており、前記固着剤と前記基板と前記二つの突部と前記圧電振動片とを、前記第
1方向に沿って切断した断面を見たときに、前記固着剤は、前記二つの突部の位置におい
て、前記突部間側の一方の縁から他方の縁までの範囲内を起点として、前記他方の縁を越
え、前記範囲の外に亘っているとともに、前記範囲の外において、前記基板と前記圧電振
動片とに挟持されていることを特徴とする圧電振動装置。 - 前記圧電振動片は、前記二つの突部を挟み、前記振動部から遠ざかる方向に、前記二つ
の突部のそれぞれよりも外側に延設され、前記固着剤と前記基板と前記二つの突部と前記
圧電振動片とを前記第2方向に沿って切断した断面を見たときに、前記固着剤は、前記二
つの突部の位置において、前記突部の前記振動部側の一の縁から、該一の縁とは反対側の
他の縁までの範囲内を起点として、前記他の縁を越えて、前記一の縁から前記他の縁まで
の範囲の外に亘っているとともに、前記範囲の外において、前記基板と前記圧電振動片と
に挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動装置。 - 基板と、該基板の一の面から突出して形成された二つの突部と、該二つの突部に掛け渡
され、前記一の面との間には隙間がある圧電振動片と、該圧電振動片を前記二つの突部の
それぞれに固着する固着剤とを備え、
前記二つの突部のそれぞれは、該突部の内側から外周へ向かうに従い、前記一の面から
の突出の厚みが小さくなるように形成されており、前記圧電振動片は、前記二つの突部の
それぞれの前記突出の厚みが最も厚い最大突出部同士を結ぶ第1方向において、前記最大
突出部よりも外側に延設されているとともに、前記圧電振動片の圧電振動を生じる振動部
が、平面視で見たときに、前記第1方向とは交差する第2方向において、前記二つの突部
のそれぞれよりも外側の位置を起点として、前記二つの突部から遠ざかる方に向かって延
びるように形成されており、前記固着剤と前記基板と前記二つの突部と前記圧電振動片と
を、前記第1方向に沿って切断した断面を見たときに、前記固着剤は、前記二つの突部の
位置において、前記突部間側の第1縁から、該第1縁とは反対側の第2縁までの間で、前
記最大突出部から前記第2縁までの範囲内を起点として、前記第2縁に亘っているととも
に、前記突部と前記圧電振動片とに挟持されていることを特徴とする圧電振動装置。 - 前記圧電振動片は、前記二つの突部を挟み前記振動部から遠ざかる方向に、前記二つの
突部のそれぞれの最大突出部よりも外側に延設され、前記固着剤と前記基板と各前記二つ
の突部及び前記圧電振動片とを、前記第2方向に沿って切断した断面を見たときに、前記
固着剤は、前記突部の前記振動部側の第3縁から、該第3縁とは反対側の第4縁までの間
で、前記最大突出部から第4縁までの範囲内を起点として、前記第4縁に亘っているとと
もに、前記突部の位置において、前記突部と前記圧電振動片との間に挟持されていること
を特徴とする請求項3に記載の圧電振動装置。 - 前記二つの突部のそれぞれは、前記圧電振動片を駆動するための駆動電圧が印加される
内部電極であり、前記圧電振動片には、前記駆動電圧に基づき前記振動部を励振する一対
の励振電極が形成されているとともに、前記励振電極から前記振動部の外側に引き出され
、前記駆動電圧を前記振動部の外側から前記励振電極に導く一対の引き出し電極が形成さ
れており、前記引き出し電極が導電性を有する固着剤で、前記各内部電極に固着されてい
ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の圧電振動装置。 - 基板に、平面視で四辺形状を有する二つの内部電極を、当該二つの内部電極が前記基板
の一の面から突出し、且つ前記二つの内部電極のそれぞれの一の辺同士が向き合うように
、スクリーン印刷法で形成する工程と、
圧電振動片に、前記圧電振動片を励振する一対の励振電極と前記励振電極に接続する一
対の引き出し電極とを形成する工程と、
前記二つの内部電極それぞれが有する四つの辺のうちで、前記一の辺を第1辺とし、前
記二つの内部電極同士を結ぶ第1方向で前記第1辺とは反対側の辺を第2辺とし、前記第
1辺と第2辺とを除く残りの二つの辺のうち、前記二つの内部電極で同じ側を向く一方の
辺を第3辺とし、他方を第4辺としたとき、前記二つの内部電極のそれぞれに導電性を有
する固着剤を塗布する領域が、平面視において、前記内部電極の前記第1辺から前記第2
辺側に寄り且つ前記内部電極の前記一の面から突出した最大厚みの3倍の距離だけ前記第
1辺と離隔した第1仮想線と、前記第3辺から前記最大厚みの3倍の距離だけ前記第4辺
側に離隔した第2仮想線と、前記第2辺と、前記第4辺とによって囲まれる領域内であり
、且つ前記第2辺及び前記第4辺のそれぞれから前記最大厚みの3倍の距離だけ内側まで
の範囲内に固着剤がかかるように前記固着剤を塗布する工程と、
前記圧電振動片と前記基板の一の面との間に隙間をあけて、平面視で、前記励振電極を
前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記二つの内部電極の前記第3辺の外側に位置
させ、前記二つの内部電極のそれぞれの位置において、前記一対の引き出し電極の端部が
前記範囲内にかかるように位置させ、且つ前記一対の引き出し電極のそれぞれを前記二つ
の内部電極のそれぞれに前記固着剤を介して接続するように載置する工程と、を有するこ
とを特徴とする圧電振動装置の製造方法。
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