JP4843107B2 - 排ガス浄化触媒の再生処理方法 - Google Patents
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Description
リッチガス: 一酸化炭素(2体積%) + 窒素(残部)
リーンガス: 酸素(2体積%) + 窒素(残部)。
リッチガス: 一酸化炭素(2体積%) + 窒素(残部)
リーンガス: 酸素(2体積%) + 窒素(残部)。
第1の金属酸化物のコロイド粒子と、第2の金属酸化物を構成する金属の塩とを少なくとも含有する原料溶液、特に原料塩水溶液を提供し;
原料溶液のpHを、第1の金属酸化物のコロイド粒子の等電点に近づけることによって、特に第1の金属酸化物のコロイド粒子の等電点±1.0、より特に等電点±0.5の範囲内にすることによって、更により特に第1の金属酸化物のコロイド粒子の等電点を通過するように変動させることによって、最も特に第1の金属酸化物のコロイド粒子の等電点を通過するように増加させることによって、第1の金属酸化物のコロイド粒子を凝集させ;
原料溶液のpHを増加させることによって、金属塩から、第2の金属酸化物のコロイド粒子を析出させ、またこの第2の金属酸化物のコロイド粒子を、凝集した第1の金属酸化物のコロイド粒子の周囲に凝集させ、ここで第2の金属酸化物のコロイド粒子は、第1の金属酸化物のコロイド粒子よりも大きい等電点を有し;そして
得られた凝集物を乾燥及び焼成すること。
排ガス浄化触媒を再生処理する本発明の方法で使用される排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子について図1を用いて説明する。ここで図1は、この排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子の断面図である。
排ガス浄化触媒を再生処理する本発明の方法で使用される排ガス浄化触媒は、上記の排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、白金を担持して製造できる。
排ガス浄化触媒を再生する本発明の処理方法は、上記の排ガス浄化触媒を、酸素含有酸化雰囲気において500℃以上の温度、例えば600℃〜1000℃、特に600℃〜800℃に加熱することを含む。具体的な処理温度は、酸素含有酸化雰囲気の組成、再生処理時間等に依存するが、この処理温度が低すぎると、白金の酸化及び再分散が十分に進行しないことがあり、またこの処理温度が高すぎると、熱による排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子の焼結等によって触媒活性が低下することがある。
上記の排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子は、任意の方法で製造でき、例えば中心部と外皮部とで異なる組成を有する金属酸化物粒子を製造する特許文献2に記載の方法を参照して製造できる。
第1の金属酸化物のコロイド粒子と、第2の金属酸化物を構成する金属の塩とを少なくとも含有する原料溶液を提供し;
原料溶液のpHを、第1の金属酸化物のコロイド粒子の等電点に近づけることによって、第1の金属酸化物のコロイド粒子を凝集させ;
原料溶液のpHを増加させることによって、金属塩から、第2の金属酸化物のコロイド粒子を析出させ、またこの第2の金属酸化物のコロイド粒子を、凝集した第1の金属酸化物のコロイド粒子の周囲に凝集させ、ここで第2の金属酸化物のコロイド粒子は、第1の金属酸化物のコロイド粒子よりも大きい等電点を有し;そして
得られた凝集物を乾燥及び焼成すること。
この方法では、始めに、第1の金属酸化物のコロイド粒子と、第2の金属酸化物を構成する金属の塩とを少なくとも含有する原料溶液を提供する。
この方法では、次に、原料溶液のpHを、第1の金属酸化物のコロイド粒子の等電点(図2の点a)に近づけることによって、第1の金属酸化物のコロイド粒子を凝集させる。ここで、図2は、第1及び第2の金属酸化物のコロイド粒子のゼータ電位の変動を表す図である。
この方法では、次に、原料溶液のpHを増加させることによって、金属塩から、第2の金属酸化物のコロイド粒子を析出(図2の点b)させ、またこの第2の金属酸化物のコロイド粒子を、凝集した第1の金属酸化物のコロイド粒子の周囲に凝集(図2の点c)させる。
このようにして得られる凝集体を乾燥及び焼成することによって、第1の金属酸化物のコロイド粒子に由来する成分で主に構成される中心部と、第2の金属酸化物のコロイド粒子に由来する成分で主に構成される外皮部とを有する金属酸化物粒子を製造できる。
この参考例では、以下のようにして、中心部が主としてジルコニアから構成され、且つ外皮部が主として酸化スカンジウムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得て、これに白金を担持した。
この参考例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸イットリウム・六水和物を用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてジルコニアから構成され、且つ外皮部が主として酸化イットリウムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この参考例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸ネオジム・六水和物を用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてジルコニアから構成され、且つ外皮部が主として酸化ネオジムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この参考例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸プラセオジウム・六水和物を用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてジルコニアから構成され、且つ外皮部が主として酸化プラセオジウムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この参考例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸ランタン・六水和物を用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてジルコニアから構成され、且つ外皮部が主として酸化ランタンから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この実施例では、アルカリ安定化ジルコニアゾルの代わりにアルカリ安定化アルミナゾルを用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてアルミナから構成され、且つ外皮部が主として酸化スカンジウムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この実施例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸イットリウム・六水和物を用いたこと、アルカリ安定化ジルコニアゾルの代わりにアルカリ安定化アルミナゾルを用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてアルミナから構成され、且つ外皮部が主として酸化イットリウムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この実施例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸ネオジム・六水和物を用いたこと、アルカリ安定化ジルコニアゾルの代わりにアルカリ安定化アルミナゾルを用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてアルミナから構成され、且つ外皮部が主として酸化ネオジムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この実施例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸プラセオジウム・六水和物を用いたこと、アルカリ安定化ジルコニアゾルの代わりにアルカリ安定化アルミナゾルを用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてアルミナから構成され、且つ外皮部が主として酸化プラセオジウムから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この実施例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸ランタン・六水和物を用いたこと、アルカリ安定化ジルコニアゾルの代わりにアルカリ安定化アルミナゾルを用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてアルミナから構成され、且つ外皮部が主として酸化ランタンから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この比較例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸二アンモニアセリウムを用いたことを用いたことを除いて参考例1と同様にして、中心部が主としてジルコニアから構成され、且つ外皮部が主としてセリアから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この比較例では、以下のようにして、セリア−ジルコニア固溶体からなる金属酸化物粒子を得て、これに白金を担持した。
この比較例では、以下のようにして、アルミナのみから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得て、これに白金を担持した。
この比較例では、アルカリ安定化アルミナゾルの代わりにアルカリ安定化ジルコニアゾルを用いたことを除いて比較例3と同様にして、ジルコニアのみからなる排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この比較例では、以下のようにして、酸化スカンジウムのみから構成されている排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得て、これに白金を担持した。
この比較例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸イットリウム・六水和物を用いたことを除いて比較例5と同様にして、酸化イットリウムのみからなる排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この比較例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸ネオジム・六水和物を用いたことを除いて比較例5と同様にして、酸化ネオジムのみからなる排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この比較例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸プラセオジウム・六水和物を用いたことを除いて比較例5と同様にして、酸化プラセオジウムのみからなる排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
この比較例では、硝酸スカンジウム・四水和物の代わりに硝酸ランタン・六水和物を用いたことを除いて比較例5と同様にして、酸化ランタンのみからなる排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子を得た。また、このようにして得た排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に、参考例1と同様にして、白金を担持した。
参考例、実施例及び比較例の排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子の等電点を測定した。結果を表1に示している。またこの表1では、比較のために、参考例、実施例及び比較例の排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子で外皮部を構成している酸化物単体の等電点、及びこれらの触媒担体粒子で中心部を構成している酸化物単体の等電点も示している。
評価のためには、参考例、実施例及び比較例の触媒を1mm角のペレット状に成形して用いた。
毎分5リットルのガス流量で、下記に示すリッチガス及びリーンガスを、1,000℃で5時間にわたって、1分間間隔で切り替えて流通させて、耐久を行った。
リッチガス: 一酸化炭素(2体積%) + 窒素(残部)
リーンガス: 酸素(2体積%) + 窒素(残部)
空気雰囲気の電気炉において、600℃で2時間にわたって、参考例、実施例及び比較例の触媒を加熱した。
耐久後であって再分散処理前の白金粒子径、及び再分散処理後の白金粒子径を、−80℃における一酸化炭素パルス吸着法を用いて測定した。下記の式によって、白金の再分散率を求めた。再分散率の値が比較的大きいことは、再分散処理による白金の再分散が比較的良好に達成されていることを意味する。結果を表2及び図3に示す。
再分散率(%)=
{1−(再分散処理後の白金粒子径)/(再分散処理前の白金粒子径)}×100
2 外皮部
Claims (6)
- 排ガス浄化触媒を、酸素含有酸化雰囲気において500℃以上の温度に加熱することを含む、排ガス浄化触媒の再生処理方法であって、
前記排ガス浄化触媒が、排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子、及び排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子に担持されている白金を有し、
前記排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子が、第1及び第2の金属酸化物を含有し、且つ中心部と外皮部とで異なる組成を有し、
前記中心部における前記第1の金属酸化物を構成する金属のモル分率が、前記外皮部における前記第1の金属酸化物を構成する金属のモル分率よりも高く、
前記外皮部における前記第2の金属酸化物を構成する金属のモル分率が、前記中心部における第2の金属酸化物を構成する金属のモル分率よりも高く、
前記第2の金属酸化物が、セリアを除く希土類の酸化物からなる群より選択され、
前記第1の金属酸化物が、アルミナであり、且つ、
前記排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子の等電点と前記第2の金属酸化物の等電点との差が0.6以下である、
排ガス浄化触媒の再生処理方法。 - 前記第2の金属酸化物が、セリアを除く希土類の酸化物からなる群より選択される、請求項1に記載の排ガス浄化触媒の再生処理方法。
- 前記第2の金属酸化物が、ネオジム、プラセオジム、ランタン、スカンジウム、及びイットリウムの酸化物からなる群より選択される、請求項1又は2に記載の排ガス浄化触媒の再生処理方法。
- 下記のリッチガス及びリーンガスをそれぞれ1分間ごとに切り替えて流通させて1000℃において5時間にわたる耐久を行った後で、前記排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子が、15m2/g超の比表面積を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒の再生処理方法:
リッチガス: 一酸化炭素(2体積%) + 窒素(残部)
リーンガス: 酸素(2体積%) + 窒素(残部)。 - 前記第2の金属酸化物が、ネオジム、プラセオジム、及びイットリウムの酸化物からなる群より選択され、且つ下記のリッチガス及びリーンガスをそれぞれ1分間ごとに切り替えて流通させて1000℃において5時間にわたる耐久を行った後で、前記排ガス浄化用金属酸化物触媒担体粒子が、40m2/g超の比表面積を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒の再生処理方法:
リッチガス: 一酸化炭素(2体積%) + 窒素(残部)
リーンガス: 酸素(2体積%) + 窒素(残部)。 - 前記酸素含有酸化雰囲気における加熱の後で、白金の還元処理を行うことを更に含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒の再生処理方法。
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