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JP4849488B2 - トレーサビリティ管理システムおよびトレーサビリティ管理方法 - Google Patents
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JP4849488B2 - トレーサビリティ管理システムおよびトレーサビリティ管理方法 - Google Patents

トレーサビリティ管理システムおよびトレーサビリティ管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、トレーサビリティ管理システムおよびトレーサビリティ管理方法に関する。
一般の製造業では、生産効率と在庫圧縮を考慮し、共通利用できる部品はまとめて製造する、いわゆる押出し生産方式を採用して在庫し、多品種少量受注となるユニットや製品についてはかんばん生産方式(引張り方式)で製造する等、TOCを考慮し製造物に応じて様々な生産方式を組み合わせて生産している。
また、製造物を複数の工程を経て製造する場合に、複数の工程の中の一部の工程を協力会社に委託する、同時に製造した製造物の一部を在庫する等、物流を含めた複雑な生産形態となっていることも多い。
従来、「かんばん生産方式(引張り方式)」で製造物が全て次工程に使用されるときに、部品、材料、製品などの製造時間と使用時間とを1対1に関係付けることで、互いに対応関係にある部品、材料、製品を迅速かつ容易に特定するようにした技術がある(例えば特許文献1参照)。
また、基板等の製造品識別番号が付与された製造物が一つの連続したラインを動く生産工程について製造開始時刻および製造終了時刻を製造品識別情報および製造装置識別情報に対応付けて製造実績情報として記憶しておき、これら時刻情報から製造品の製造ロットをトレースするようにした技術がある(例えば特許文献2参照)。
特開2005−316826号公報 特開2006−65841号公報
上記のように時間で製造物のトレーサビリティ管理を行う技術では、製造ラインなどの一定の流れ作業で正常に製品が作られた場合のトレーサビリティ管理データについては作成できるものの、製造工程に製造ライン以外の煩雑な作業、例えば作業台で部品を組み込んで製造した製造物を台車で製造ラインへ移送等といった煩雑な作業が生じる場合、製造物や部品の正しいトレーサビリティ管理ができないという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、製造工程で製造した製造物を次の製造工程に移す場合にトレーサビリティ管理を確実かつ低コストに実現することができるトレーサビリティ管理システムおよびトレーサビリティ管理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明のトレーサビリティ管理システムは、部品を組み付けて製造物を製造する第1製造工程と、前記第1製造工程で製造された製造物を一つの部品としてさらに加工し、最終製造工程であれば製品にする第2製造工程と、この第2製造工程と前記第1製造工程との間に設けられ、前記第1製造工程で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動工程とを有する製造工程における工程トレーサビリティを管理する工程トレーサビリティ管理システムにおいて、前記製造物を構成する部品の構成部品の部品番号が記憶された製造物構成マスタと、各工程に投入されている部品の部品情報として部品番号及び製造番号が記憶可能な工程投入部品記憶部と、前記製造物の製造物情報としての製造物品番及び製造番号と前記製造物の製造時に組み付けられる部品の前記部品情報とを対応付けて記憶可能な工程トレーサビリティ情報記憶部と、前記第1製造工程に投入される部品に取付けられる第1識別用媒体の識別番号と前記部品の部品情報とを対応付けて予め記憶されており、前記製造物を次工程に移動する時に、前記製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報を対応付けて記憶可能な工程間連携情報記憶部と、前記第1製造工程における作業場所を特定する作業場所番号と、前記作業場所で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動手段の移動手段識別情報と、前記移動手段に搭載している製造物の製造物情報とを対応付けて記憶可能な移動手段管理情報記憶部と、前記移動工程に配置され、前記移動手段の移動手段識別情報と、前記第1製造工程で投入された部品の使用開始時に取外された前記第1識別用媒体の識別情報と、前記部品を組み付けて製造された製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号とを読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた前記移動手段識別情報から前記移動手段管理情報記憶部を参照して前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号を特定し、前記製造物構成マスタと、前記工程投入部品記憶部を参照して、前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号の作業場所に投入されている部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録し、前記読取装置により読み取られた前記第1識別用媒体の識別情報から、前記工程間連携情報記憶部を参照し、新規に投入された部品の部品情報を特定し、前記製造物の製造物情報と新規に投入された部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録し、前記読取装置により読み取られた前記製造物に取付けられる前記第2の識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報とを対応付けて前記工程間連携情報記憶部に記憶する手段とを具備することを特徴とする。
本発明のトレーサビリティ管理方法は、部品を組み付けて製造物を製造する第1製造工程と、前記第1製造工程で製造された製造物を一つの部品としてさらに加工し、最終製造工程であれば製品にする第2製造工程と、この第2製造工程と前記第1製造工程との間に設けられ、前記第1製造工程で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動工程とを有する製造工程における工程トレーサビリティを管理する工程トレーサビリティ管理システムにおける工程トレーサビリティ管理方法において、前記工程トレーサビリティ管理システムは、前記製造物を構成する部品の構成部品の部品番号が記憶された製造物構成マスタと、各工程に投入されている部品の部品情報として部品番号及び製造番号が記憶可能な工程投入部品記憶部と、前記製造物の製造物情報としての製造物品番及び製造番号と前記製造物の製造時に組み付けられる部品の前記部品情報とを対応付けて記憶可能な工程トレーサビリティ情報記憶部と、前記第1製造工程に投入される部品に取付けられる第1識別用媒体の識別番号と前記部品の部品情報とを対応付けて予め記憶されており、前記製造物を次工程に移動する時に、前記製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報を対応付けて記憶可能な工程間連携情報記憶部と、前記第1製造工程における作業場所を特定する作業場所番号と、前記作業場所で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動手段の移動手段識別情報と、前記移動手段に搭載している製造物の製造物情報とを対応付けて記憶可能な移動手段管理情報記憶部とを備え、前記移動工程に配置された読取装置が、前記移動手段の移動手段識別情報と、前記第1製造工程で投入された部品の使用開始時に取外された前記第1識別用媒体の識別情報と、前記部品を組み付けて製造された製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号とを読み取るステップと、前記読取装置により読み取られた前記移動手段識別情報から前記移動手段管理情報記憶部を参照して前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号を特定するステップと、前記製造物構成マスタと、前記工程投入部品記憶部を参照して、前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号の作業場所に投入されている部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録するステップと、前記読取装置により読み取られた前記第1識別用媒体の識別情報から、前記工程間連携情報記憶部を参照し、新規に投入された部品の部品情報を特定するステップと、前記製造物の製造物情報と新規に投入された部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録するステップと、前記読取装置により読み取られた前記製造物に取付けられる前記第2の識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報とを対応付けて前記工程間連携情報記憶部に記憶するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、製造工程で製造した製造物を次の製造工程に移す作業が生じる場合にトレーサビリティ管理を確実かつ低コストに実現することができる。
第1実施形態のトレーサビリティ管理システムの概要構成を示すブロック図である。 作業台と製造ラインの配置状況を示す図である。 トレーサビリティ管理システムにおける各サーバの構成を示すブロック図である。 作業指示者が各製造工程の作業を指示する作業手順を示すフローチャートである。 台車担当の作業者が台車を配車する作業手順を示すフローチャートである。 作業台で製造物を製造する作業者が製造物を製造する作業手順を示すフローチャートである。 台車担当の作業者が作業台から台車を払い出す作業を示すフローチャートである。 このトレーサビリティ管理システムの作業順情報作成動作を示すフローチャートである。 このトレーサビリティ管理システムの配車順情報作成動作を示すフローチャートである。 このトレーサビリティ管理システムの台車情報作成動作を示すフローチャートである。 台車タグの読み取りから構成部品情報を作成するまでの本システムの動作を示すフローチャートである。 部品取付タグによる工程トレーサビリティ情報生成動作を示すフローチャートである。 製造物取付タグによる工程トレーサビリティ情報生成動作を示すフローチャートである。 製造工程の具体的な製造手順と部品の変更に伴う工程トレーサビリティ情報の変化を説明するための図である。 タグを用いた一般的な管理方式における読取装置の設置例を示す図である。 本トレーサビリティ管理システムにおける読取装置の設置例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、第1実施形態のトレーサビリティ管理システムについて説明する。図1は第1実施形態のトレーサビリティ管理システムの概要構成を示すブロック図、図2は作業台と製造ラインの配置状況を示す図、図3はトレーサビリティ管理システムにおける各サーバの構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
図1、図2に示すように、第1実施形態のトレーサビリティ管理システムは、管理部署に設置された作業指示用コンピュータ1(以下「作業指示PC1」と称す)と、作業台41と製造ライン50間の台車払出しエリア(集合読取場所ともいう)に配置された読取装置2と、各製造工程毎に設置された製造管理サーバ3と、トレーサビリティ管理サーバ4と、検索用PC5とを、例えばLANなどのネットワーク6で接続して構成されている。
作業指示PC1は、キーボード、マウス、入力データ読取装置などの入力装置を備えるコンピュータであり、各作業台41への作業順指示が入力装置から入力されると、その作業順指示を該当製造管理サーバ3へ送る。
読取装置2は、作業台41と製造ライン50間などのように、下位工程で部品および部品を組み付けて製造される製造物をロット単位にまとめて上位工程に移送するためのエリアに配置されている。つまり読取装置2は、部品を組み付けて製造物を製造する下位工程と、この下位工程で製造された製造物を一つの部品としてさらに加工するための上位工程との間の集合読取場所に配置されている。
読取装置2は、例えばバーコードリーダ(以下「BC」と称す)、RFIDリーダ(以下「RFID」と称す)およびQRコードリーダ(以下「QR」と称す)等のいずれか1つまたは2つまたは全部である。なお異なる種類のリーダを部品の大きさやロット管理またはシリアル番号管理などの部品の種類などにより使い分けることもある。
読取装置2の設置場所である台車払出しエリア(集合読取場所)には、タグ収納部としてのタグボックス43が設けられている。タグボックス43内には、作業台41と製造ライン50間で使い回すためのタグ44が収容されている。
タグ44は、読取装置2で機械的または電子的に読み取り可能な情報記録媒体であり、例えばバーコードまたはQRコードが印刷されたラベル、メモリチップとアンテナなどで構成されたRFID(無線タグ)などである。例えばラベルには、タグ個体を個別に識別するための識別情報として、タグ番号等が印字されている。
例えばRFID(無線タグ)には、メモリチップにタグ番号がデータとして記憶されている。台車45〜48に取り付けられるタグ(以下「台車タグ」と称す)には、個々の台車45〜48を識別するための台車タグ番号が印字または記憶されている。
すなわち、読取装置2により読み取られるタグは、製造物51と一対一で添付される第1タグ(使い回し用のタグ44)としての製造物取付タグと、作業台41を識別するための第2タグとしての作業台タグと、台車45〜48等の移送手段に取り付けられた第3タグとしての台車タグ等である。
作業台41は、組み立て作業者42が一人でいくつかの部品(例えば部品X0,Y0,Z0,W0など)を組み合わせて製造物(ユニット)を作成するための台である。製造ライン50は、作業台41から少し離れたところに設置されている。作業台41と製造ライン50との間は、台車45〜48などの製造物移送装置(搬送装置)を利用して製造物51が移送される。
台車45〜48は、台車置場40に置かれており、搬送作業者が必要に応じて持ち出し、作業台41で作成された製造物が載せられ、製造ライン50へ搬送する。この例では、作業台41と製造ライン50との間で4台の台車45〜48がローテーションを組んで順番に利用されるものとする。この例では、搬送作業者と組み立て作業者とを別の作業者として例示したが、同じ場合もある。各台車45〜48には、台車を個別に識別するためのタグ(以下「台車タグ」と称す)が取り付けられている。台車タグは、読取装置2で情報を読み取り可能な記録媒体(RFIDなど)である。
ローテーションは、例えば台車置場40から作業台41までの移動工程P1、作業台41からタグボックス43(読取装置2)の設置位置までの移動工程P2、タグボックス43(読取装置2)設置場所から製造ライン50までの移動工程P3、製造ライン50から台車置場40までの移動工程P4などのようにして行われる。
作業台41では、搬送作業者により台車置場40から払い出された例えば台車45に、ここで製造された製造物51が載せられて、タグボックス43の設置場所(読取装置2の設置位置)まで搬送される。
この場所では、搬送作業者により製造物51用のタグ44(使い回し用のタグ)がタグボックス43からランダムに取り出されて、読取装置2にて、台車45に取り付けられているタグ(台車タグ)と共にタグ44が読み取られて、台車45のタグポケット(図示せず)に入れられる。
そして、台車45は、製造ライン50まで運ばれる。製造ライン50は、矢印Fの方向にベルトが駆動しており、作業台41で製造されて台車45〜48で順に搬送されてきた製造物51がベルトに載せられて、さらに加工され、次の製造工程に送られる。
検索用PC5は、不具合品が発生した場合に、キー入力された不具合品または不具合が発生した製品の情報を入力し、その情報による検索結果の情報を取得する端末である。不具合品または不具合が発生した製品の情報としては、不良部品の部品番号(以下「品番」と称す)、製造番号および不良品が使われた製品の製品番号と製造番号である。
また、検索用PC5は、ユーザが製造物および部品について、トレースフォワードまたはトレースバックして検索するための検索キーワードの入力端末である。
検索用PC5は、ユーザが製造物および部品について、トレースフォワードまたはトレースバックして検索するための装置である。例えば不具合品または不具合が発生した製品がどういった製造物に利用されているか等といった情報が検索される。検索用PC5は、トレースバック検索部29、トレースフォワード検索部32を有している。
検索用PC5のトレースバック検索部29は、入力された製品番号と製造番号を検索キーにしてトレーサビリティ管理サーバ4にアクセスし、トレーサビリティ情報データベース27を参照し、トレースバック検索(不具合製品に使用されている部品の製造番号の特定)を行う。
検索用PC5のトレースフォワード検索部32は、入力された部品番号と製造番号を検索キーにして製造管理サーバ3またはトレーサビリティ管理サーバ4にアクセスし、トレーサビリティ情報データベース27を参照し、トレースフォワード検索(不具合部品が使用されている製品の特定)を行う。
これにより、ある製品またはある製造物に不具合が発生した場合、トレースバック検索により不具合の発生した部品の製造番号(ロット番号)を特定し、さらに特定した部品の製造番号(ロット番号)から、トレースフォワード検索により不具合部品を使用している全ての製品を特定することができる。
トレーサビリティ管理サーバ4は、各製造工程毎に設けられている製造管理サーバ3より、各製造工程から得られる製造管理情報(工程間連係情報と工程トレーサビリティ情報)を収集し、対応するトレーサビリティ情報データベース27と工程間連携情報データベース26に記憶し、部品、製造物および最終製品のトレーサビリティを管理する。なおトレーサビリティ管理サーバ4の内部構成については図3の説明で詳述する。
製造管理サーバ3は、製品が製造される製造工程の中で製造される製造物の製造番号を発番し、その製造物と取付けられる部品の親子関係を示す工程トレーサビリティ情報を作成する装置である。
図3に示すように、製造管理サーバ3は、メモリ11、作業順情報作成部12、製造番号発番台帳記憶部13、作業順管理情報記憶部14、配車順情報作成部16、配車順管理情報記憶部17、台車情報作成部18、台車管理情報記憶部19、工程トレーサビリティ情報作成部21、製造物構成管理マスタ22、作業台投入部品管理情報記憶部23などを備えている。各記憶部はメモリまたはハードディスク装置などにより実現される。各作成部は、CPU及びメモリ等により実現される。製造管理サーバ3は、複数の製造工程を経て製造される製品の各工程毎に製造物の情報を管理する装置である。
メモリ11は、入力された情報を処理するための作業領域である。作業順情報作成部12は、新たに取得した製造物の品番に対して、製造番号発番台帳記憶部13の製造番号発番台帳を参照して製造物の製造番号を発番し、その製造番号を製造物の品番と対応付けて、製造番号発番台帳記憶部13に追記する。
製造番号発番台帳記憶部13には、過去に作業順情報作成部12が発番した製造番号が製造物の品番に対応付けて記憶されており、新たな製造物の品番に対して、重複することなく新たな製造番号が登録される。
作業順管理情報記憶部14には、各製造工程毎に部品を組み付けて製造物を製造する順に、作業台識別情報(作業台番号)に製造物の部品番号と製造番号を対応させて記憶される。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、台車払出し作業の際に読取装置2から入力された台車タグ番号、部品取付タグ番号および製造物取付タグ番号から、台車管理情報記憶部19と、製造物構成管理マスタ22と、作業台投入部品管理情報記憶部23と、トレーサビリティ管理サーバ4に管理されている工程間連携情報データベース26の下位工程の工程間連携情報を参照して、構成部品情報と工程間連携情報を作成し、工程トレーサビリティサーバ4の該当データベースへ記憶すると共に、作成した構成部品情報と工程間連携情報で、作業台投入部品管理情報記憶部23の作業台投入部品管理情報を更新する。
配車順情報作成部16は、読取装置2から受け取った台車タグ番号と作業台タグ番号とを対応させて該当する作業台41の配車順管理情報を作成し、配車順管理情報記憶部17に記憶する。
配車順情報作成部16は、読取装置2から入力された台車タグ番号と作業台タグ番号とを対応させて、該当作業台41の配車順管理情報を作成し、配車順管理情報記憶部17に記憶する。配車順情報作成部16は、台車45を作業台41に配車する際に読取装置2により台車45に取り付けられた台車タグと作業台41に配布されている作業台タグとから読み取られた台車番号と作業台番号とを配車順管理情報記憶部17に記憶する。また、配車順情報作成部16は、新たな台車タグ番号が読み取られると、台車管理情報記憶部19に対して削除指示(図3の鎖線61)を発行し、それ以前の台車管理情報を台車管理情報記憶部19から削除する。
図9に示すように、配車順管理情報記憶部17には、台車情報作成部18により作成された台車管理情報が記憶される。台車管理情報は作業台番号と台車番号とを対応付けた情報である。すなわち、配車順管理情報記憶部17は、製造物をロット単位にまとめて上位工程に移送するために、台車45〜48を使用する場合に、個々の台車45〜48を識別するための台車識別情報(台車番号)と、台車45〜48が配車される作業台41の作業台識別情報(作業台番号)とを対応させて記憶可能な記憶部である。
台車情報作成部18は、作業順管理情報記憶部14の情報と配車順管理情報記憶部17の情報とから、台車番号に対応させて各作業台毎の製造物の部品番号と製造番号とを台車管理情報記憶部19に順に記憶する。すなわち、台車情報作成部18は、各作業台の作業順管理情報と配車順管理情報との両方の情報が揃ったことで、これらの情報を用いて台車管理情報を作成し台車管理情報記憶部19に記憶する。
また、台車情報作成部18は、新たな台車タグ番号が入力されると、作業順管理情報記憶部14および配車順管理情報記憶部17に対して削除指示を発行し、それ以前に台車管理情報作成処理で使用した作業順管理情報を作業順管理情報記憶部14から削除または消去(クリア)するとともに、配車順管理情報を配車順管理情報記憶部17から削除または消去(クリア)する。
図9に示すように、台車管理情報記憶部19には、台車番号と、作業台番号と、その台車で運搬される製造物情報(製造物品番および製造番号)とが対応付けて記憶される。すなわち、台車管理情報記憶部19は、台車番号に対応させて各作業台毎の製造物の部品番号と製造番号とを記憶可能な記憶部である。
この台車情報作成部18に新たな台車番号が入力されると、台車情報作成部18によって、それ以前の台車管理情報が台車管理情報記憶部19から削除または消去(クリア)される。
図11に示すように、製造物構成管理マスタ22には、製造物の品番(製造物番号)に対して、その製造物を構成する全ての部品の部品番号と部品の使用数などが登録および管理されている。
作業台投入部品管理情報記憶部23には、作業台番号に対応して、製造物毎に使用する部品の部品番号と製造番号が対応付けて記憶される。つまり作業台投入部品管理情報記憶部23には、一つの作業台で製造する製造物毎に使用する部品の情報が管理されている。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、各工程の工程トレーサビリティ情報を収集し、収集した情報の連携処理(部品と製品の親子関係を紐付ける処理)を行い、工程間連携情報を工程間連携情報データベース26に記憶すると共に、連携処理により導出される製品別の構成部品製造情報をトレーサビリティ情報管理用のデータベース27に記憶し、製造物および部品のトレーサビリティを可能とする。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、読取装置2から入力された製造物に使用される部品の製造番号および部品に取り付けられていた部品取付タグ番号と、製造物に取り付けられた製造物取付タグ番号と、作業順情報作成部12により発番された製造物の製造番号とを対応付けた工程トレーサビリティ情報(構成部品情報および工程間連携情報)を生成し、それをトレーサビリティ管理サーバ4へ送り、それぞれのデータベースに記憶する。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、下位工程で作成した工程トレーサビリティ情報から、作業台41で製造された製造物を構成する部品および/または組付部品(部品ユニット)と製造物の関係を示す製造物構成情報を作成し、トレーサビリティ情報データベース27に登録する。
また工程トレーサビリティ情報作成部21は、製造された製造物の構成情報を上位工程に引き継ぐために製造物を上位工程に移動する際に製造物に添付されるタグの固有番号と製造物の製造物番号と製造番号との関係を示す工程間連携情報を作成し、工程間連携情報データベース26に登録する。
すなわち、工程トレーサビリティ情報作成部21は、読取装置2により読み取られた部品取付タグの固有の識別情報を、工程間連携情報データベース26の下位工程の工程間連携情報を参照して部品番号および製造番号、または部品番号および製造番号と関係付けられた固有番号に置換し、移送中の製造物の部品構成情報を生成し、トレーサビリティ情報データベース27に登録する工程トレーサビリティ情報作成手段として機能する。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、作業台41に配車され実際に製造された製造物を積載した台車45の台車タグから読取装置2により読み取られた台車番号をキーにして台車管理情報記憶部19の内容を検索し、その台車識別情報が同じ作業台識別情報を持つ台車識別情報の中で一番先に記憶されたか否かを判定し、正しい場合に、作業台41に投入された製造物の部品情報と製造番号と、予め製造物を構成する部品の情報が記憶された製造物構成管理マスタ22とを比較し、トレーサビリティ情報データベース27に登録するための製造物の構成部品情報を生成する。
各製造管理サーバ3の工程トレーサビリティ情報作成部21で作成された工程トレーサビリティ情報(構成部品情報および工程間連携情報)は、LAN等のネットワーク6を通じてトレーサビリティ管理サーバ4へ渡される。
トレーサビリティ管理サーバ4には、工程間連携情報データベース26、トレーサビリティ情報記憶部としてのトレーサビリティ情報データベース27、トレースバック検索部29、トレースフォワード検索部32等が備えられている。工程間連携情報データベース26およびトレーサビリティ情報データベース27はメモリまたはハードディスク装置などにより実現される。トレースバック検索部29、トレースフォワード検索部32はCPU、メモリ等により実現される。
工程間連携情報データベース26には、工程トレーサビリティ情報作成部21により生成された工程トレーサビリティ情報のうちの工程間連携情報が記憶される。工程間連携情報は、取付タグ番号と製造物情報(製造物品番とその製造番号)とを対応付けた情報である(図12参照)。すなわち、工程間連携情報データベース26は、タグの固有の識別情報に対応付けて製造物の部品番号と製造番号とが各工程毎に登録可能な工程間連携情報記憶部として機能する。
トレーサビリティ情報データベース27には、工程トレーサビリティ情報作成部21により生成された工程トレーサビリティ情報のうちの製造物構成情報が記憶される。製造物構成情報は、各工程で製造された製造物を構成する部品および/または組付部品(部品ユニット)と製造物の関係を示す情報である(図12参照)。
検索用PC3には、トレースバック検索部31、トレースフォワード検索部32などが設けられている。
検索用PC3では、トレースバック検索部31がトレーサビリティ管理サーバ4にアクセスし、トレーサビリティ情報データベース27を参照し、トレースバック検索(不具合製品に使用されている部品の製造番号の特定)を行う。
トレースフォワード検索部32は、トレーサビリティ管理サーバ4にアクセスし、トレーサビリティ情報データベース27を参照し、トレースフォワード検索(不具合部品が使用されている製品の特定)を行う。
これにより、ある製品またはある製造物に不具合が発生した場合、トレースバック検索により不具合の発生した部品の製造番号(ロット番号)を特定し、さらに特定した部品の製造番号(ロット番号)から、トレースフォワード検索により不具合部品を使用している全ての製品を特定することができる。
以下、図4〜図14を参照してこのトレーサビリティ管理システムの動作を説明する。図4から図6は各作業者が製造物を作成する作業手順を示すフローチャート、図7から図13は各サーバの動作を示すフローチャートである。なお、この例では、図2に示したように、ある工程に複数の作業台41が設けられており、各作業台41で異なる製造物を作成し、次の工程の製造ライン50に受け渡すような製造形態について説明する。各作業台41には、作業台番号を示すバーコードが印刷されたラベル(作業台タグ)が置かれており、また作業台41の棚には、本日、この作業台41で製造する製造物の品番を示すバーコードが印刷された製造物製造指示リスト(ラベルと類似するもの)が置かれるものとする。
(作業指示作業:図4参照)
このトレーサビリティ管理システムでは、各製造工程の作業を指示する指示作業者は、作業指示PC1から、作業台タグ番号をキー入力し(図4のステップS101)、一日にその作業台41で製造する全ての製造物の品番と製造数(ロット数)を製造順に入力する(ステップS102)。
指示作業者は、この入力作業を、各作業台41で製造する全品番の入力が完了するまで繰り返す(ステップS103)。そして、全作業台41の作業指示入力が完了すると(ステップS103のYeステップS)、作業台毎の製造物製造指示リストを印刷し、各作業台41に配布する(ステップS104)。
(配車作業:図5参照)
台車担当の作業者は、作業開始時に、台車置き場に置かれている中から初めの台車、例えば台車45などを取り出し(図5のステップS111)、台車45を投入する作業台41が変更になるか否かを作業指示者に確認し(ステップS112)、作業台が変更になる場合は(ステップS112のYes)、その台車45に付けられている作業台タグを、変更対象の作業台タグへ取替える(ステップS113)。配車する作業台41が前回と同じ場合は作業台タグを取替えない。
そして、台車担当の作業者は、台車45を読取装置2の位置に移動し、読取装置2に台車タグと作業台タグを読み込ませる(ステップS114)。その後、台車担当の作業者は、作業台41に台車45を配車する(ステップS115)。
(作業台での製造作業:図6参照)
製造作業者は、台車45〜48のうち、台車が配車されてくる順(台車45→台車46→台車47→台車48など)に、部品を組み付けて製造する製造物51を台車に載せるように台車を準備し(図6のステップS121)、製造作業を開始し(ステップS122)、作業台41に用意されている複数の部品を順に組み付けて製造物を製造する。
作業台41での製造物製造作業中にロット管理されている部品が無くなった場合(ステップS123の「無」)、作業台41の所定場所に部品を投入し、部品取付タグを台車45の部品取付タグ保管場所であるタグポケットに投入する(ステップS124)。部品が無くなっていない場合(ステップS123の「有」)は次のステップS125の作業に進む。
全ての部品を取付け、製造物51が完成すると(ステップS125)、その完成した製造物51を台車45に載せる(ステップS126)。この作業を製造物51の1ロット分の製造が完了するまで繰り返す(ステップS127)。1ロット分の製造が完了すると(ステップS127のYes)、製造作業者は、移送準備のため、台車45を移送可能な場所に移す(ステップS128)。この作業を作業台41の全作業が完了するまで実施する。
(作業台からの台車の払い出し作業:図7参照)
台車担当の作業者は、製造された製造物51を各作業台から集合読取場所に台車を移送する(図7のステップS131)。台車45には、製造物51がロット単位に(1ロット分)積載される。
集合読取場所では、台車担当の作業者は、台車タグを読取装置2にかけて、台車タグから台車タグ番号を読取装置2に読み取らせる(ステップS132)。
集合読取場所では、台車担当の作業者は、台車45のタグポケットを確認し、タグポケットに部品取付タグが入っていた場合(ステップS133の「有」)、タグポケットに入っていた部品取付タグを回収(ステップS134)、つまり取り出して、その部品取付タグを読取装置2にかけて、部品取付タグから部品取付タグ番号を読取装置2に読み取らせる(ステップS135)。
台車45のタグポケットに部品取付タグが入っていない場合は次の作業ステップS136に進む。そして、台車45にある全ての部品取付タグを回収し、部品取付タグ番号を読み取るまで上記作業を繰り返す。
そして、製造物取付タグを読み取らせた後(ステップS136)、製造物取付タグを台車45のタグポケットに投入する(ステップS137)。その後、台車担当の作業者は、台車45を上位工程の製造ライン50へ払い出す(移動する)(ステップS138)。
次に、図8を参照してこのトレーサビリティ管理システムの作業順情報作成動作を説明する。
上記作業台作業の工程の製造管理サーバ3では、作業指示PC1からの作業指示操作で作業台番号がキー入力されると(図8のステップS141)、作業順情報作成部12は、入力された作業台番号をメモリ11に記憶し(ステップS142)、次に製造物品番が入力されると(ステップS143)、その製造物品番をメモリ11の作業台番号に対応させて記憶する(ステップS142)。作業順情報作成部12は、さらに製造数量(ロット数)が入力されると(ステップS144)、その製造数量(ロット数)をメモリ11に記憶する(ステップS145)。
続いて、作業順情報作成部12は、製造番号発番台帳記憶部13の製造番号発番台帳を参照して新たな製造番号を発番し(ステップS146)、製造物品番に対応させてメモリ11に記憶する(ステップS142)。
そして、作業順情報作成部12は、メモリ11に保持されている作業順情報を作業順管理情報記憶部14の作業順管理情報の末尾に登録する(ステップS147)。入力された全数量分の処理が終るまで上記ステップS処理を繰り返す。作業台41で製造する全品番の作業指示が終了するまで上記ステップS146〜ステップS147の処理を繰り返す。
次に、図9を参照してこのトレーサビリティ管理システムの配車順情報作成動作を説明する。
配車順情報作成部16は、読取装置2から作業台タグが入力されると(図9のステップS151)、その作業台番号をメモリ11に保持する(ステップS152)。
続いて、台車タグが入力されると(ステップS153)、配車順情報作成部16は、台車番号を、メモリ11の作業台番号に対応付けて記憶する。その後、配車順情報作成部16は、入力された台車番号の台車管理情報を台車管理情報記憶部19から削除する(ステップS154)。
そして、配車順情報作成部16は、メモリ11に記憶されている配車順情報を、配車順管理情報記憶部17の配車順管理情報の末尾に登録する(ステップS155)。
次に、図10を参照してこのトレーサビリティ管理システムの台車情報作成動作を説明する。
台車情報作成部18は、所定時間間隔で作業順管理情報記憶部14に作業順管理情報が記憶されているか否かをチェックしており(図10のステップS161)、チェックの結果、作業順管理情報記憶部14に作業順管理情報が記憶、つまり存在する場合(ステップS161のYes)、一番早く登録された作業順管理情報をメモリ11に読み込む。
次に、台車情報作成部18は、メモリ11に読み込んだ作業順管理情報と同じ作業台番号を持つ配車順管理情報が配車順管理情報記憶部17に記憶されているか否かをチェックし(ステップS162)、配車順管理情報が配車順管理情報記憶部17に記憶されている場合(ステップS162のYes)、一番早く登録された情報をメモリ11に読み込む。なお、メモリ11に読み込んだ作業順管理情報と同じ作業台番号を持つ配車順管理情報が記憶されていない場合は処理を終了する。
そして、台車情報作成部18は、メモリ11に記憶された台車管理情報を台車管理情報記憶部19の台車管理情報の末尾に登録する(ステップS163)。
登録後、台車情報作成部18は、使用した作業順管理情報を作業順管理情報記憶部14から消去(削除)すると共に(ステップS164)、使用した配車順管理情報を配車順管理情報記憶部17から消去(削除)する(ステップS165)。
次に、図11を参照し台車タグの読み取りから構成部品情報を作成するまでの本システムの動作を説明する。
作業開始時に、配車作業者が、台車置き場40に停留中の台車45〜48の中から所望の一台、例えば先頭の台車45を作業台41に配車する。この際、配車作業者は、台車45を読取装置2の位置へ移動して、台車45の台車タグと作業台41の作業台タグとを読取装置2に読み取らせる。
読取装置2は、台車タグ番号と作業台タグ番号を読み取ると、その台車タグ番号と作業台タグ番号とを製造管理サーバ3へ送信する。すると、製造管理サーバ3の配車順情報作成部16が起動される。
起動した配車順情報作成部16は、読取装置2からの台車タグ番号を読み込む(図11のステップS171)。そして、配車順情報作成部16は、読み込んだ台車タグ番号をメモリ11に記憶する(ステップS172)。メモリ11には、読取装置2から受信された順に台車タグ番号が記憶される。
続いて、配車順情報作成部16は、メモリ11に記憶した台車番号をキーにして、台車管理情報記憶部19の台車管理情報を検索し、その台車番号が同じ作業台番号の中で一番早く登録されたデータか否かをチェックすることで、配車順の正/否を確認する(ステップS173)。
このチェックの結果、配車順が正しい場合(ステップS173のYes)、配車順情報作成部16は、その作業台番号と製造物情報とを台車管理情報記憶部19から読み出し、互いを対応付けてメモリ11に記憶する。
なお、チェックの結果、配車順が不正の場合(ステップS173のNo)、配車順情報作成部16は、エラー処理を実行し、処理を終了する。エラー処理とは、表示やブザーなどでエラーを出力することをいう。
エラー出力された場合、作業者は、その作業台41で一番早く登録した台車45以外の台車、例えば台車46〜48を探して再度台車タグを読取装置2にかけて台車タグ番号を読み込んで処理を実行する。
作業台番号と製造物情報がメモリ11に記憶されると、工程トレーサビリティ情報作成部21は、メモリ11に記憶した作業台番号をキーにして作業台投入部品管理情報記憶部23を検索して、作業台投入部品管理情報から、メモリ11に記憶された製造物品番の製造物構成管理マスタ22の部品の品番を抽出し、使用部品情報を作成し(ステップS174)、メモリ11に記憶する(ステップS175)。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、メモリ11に記憶された製造部品情報と使用部品情報とから構成部品情報を作成し(ステップS176)、LAN6を通じてトレーサビリティ情報データベース27に登録する(ステップS177)。
次に、図12を参照して部品取付タグによる工程トレーサビリティ情報生成動作を説明する。
台車45に入れられた部品取付タグが読取装置2にかけられると、読取装置2により部品取付タグ番号が読み取られて部品取付タグの情報として製造管理サーバ3に入力される(ステップS181)。
すると、製造管理サーバ3では、工程トレーサビリティ情報作成部21は、読取装置2から入力された部品取付タグ番号をメモリ11に記憶する(ステップS182)。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、メモリ11に記憶した部品取付タグ番号をキーにしてトレーサビリティ管理サーバ4の工程間連携情報データベース26を検索し、該当する部品取付タグ番号の製造物情報を読み出して使用部品情報としてメモリ11に記憶する。
すなわち、工程トレーサビリティ情報作成部21は、部品取付タグ番号を製造物情報である使用部品情報(品番と製造番号)に変換して(ステップS183)、メモリ11に記憶する(ステップS184)。
工程トレーサビリティ情報作成部21は、メモリ11に記憶した製造部品情報と使用部品情報から構成部品情報を作成し(ステップS185)、LAN6を通じてトレーサビリティ情報データベース27に登録する(ステップS186)。
また、工程トレーサビリティ情報作成部21は、メモリ11に記憶された作業台番号と使用部品情報から、変更された部品の情報を含む新たな作業台投入部品情報を作成し、作業台投入部品管理情報記憶部23に登録(作業台投入部品変更登録)する(ステップS187)。
登録後、工程トレーサビリティ情報作成部21は、使用したトレーサビリティ管理サーバ4の工程間連携情報を削除する(ステップS188)。
以降、同じ台車45の部品取付タグから読み取られた部品取付タグ番号について上記処理を繰り返し、全部品取付タグ番号の処理が済むと(ステップS189のYes)、工程トレーサビリティ情報作成部21は、工程トレーサビリティ情報生成処理を終了する。
次に、図13を参照して製造物取付タグによる工程トレーサビリティ情報生成動作を説明する。
読取装置2によって読み取られた製造物取付タグ番号が製造管理サーバ3に入力されると(ステップS191)、製造管理サーバ3では、工程トレーサビリティ情報作成部21は、製造物取付タグ番号をメモリ11に記憶する(ステップS192)。
そして、工程トレーサビリティ情報作成部21は、メモリ11に記憶した製造物取付タグ番号と、既にメモリ11に取り込んでいる製造部品情報とから工程間連係情報を作成し、トレーサビリティ管理サーバ4の工程間連携情報データベース26に登録する(ステップS193)。
ここで、このトレーサビリティ管理システム全体の動作を説明する。
このトレーサビリティ管理システムでは、作業指示PC1から各作業台41への作業順指示が入力されると、製造管理サーバ3では、作業順情報作成部12が起動される。
作業順情報作成部12は、製造番号発番台帳記憶部13の製造番号発番台帳を参照して各作業台41の作業順管理情報を作成し、作業順管理情報記憶部14に記憶する。
また、読取装置2から作業台タグと台車タグが入力されると、配車順情報作成部16が起動される。起動した配車順情報作成部16は、台車番号と作業台番号とを対応付けて配車順管理情報を作成し、配車順管理情報記憶部17に記憶する。
このようにして各作業台41の作業順管理情報と台車45〜48の配車順管理情報の両方が揃うと、台車情報作成部18が起動される。
台車情報作成部18は、各作業台41の作業順管理情報と台車45〜48の配車順管理情報から台車管理情報を作成し台車管理情報記憶部19に記憶する。また台車情報作成部18は、台車管理情報作成の際に使用された作業順管理情報と配車順管理情報はそれぞれの記憶部から削除する。
台車45を作業台41から上位工程の製造ライン50へ払い出す作業で、移送途中の設置場所の読取装置2から台車タグ番号、部品取付タグ番号、製造物取付タグ番号などが入力されると、製造管理サーバ3の工程トレーサビリティ情報作成部21が起動される。
起動した工程トレーサビリティ情報作成部21は、台車管理情報記憶部19の台車管理情報と、製造物構成管理マスタ22の製造物構成情報と、作業台投入部品管理情報記憶部23の作業台投入部品管理情報と、トレーサビリティ管理サーバ4に管理されている工程間連携情報データベース26の下位工程の工程間連携情報とを参照して各タグ番号から移送中の製造物の品番と製造番号を得て、製造物に組み付けられている部品情報(品番と製造番号からなる構成部品情報)と、タグ番号と製造物情報(製造物品番と製造物の製造番号)からなる工程間連携情報を作成し、作業台41で製造物を製造するために実際に投入された部品の情報を生成し、作業台投入部品管理情報記憶部23の作業台投入部品管理情報を更新する。
また、工程トレーサビリティ情報作成部21は、トレーサビリティ管理サーバ4に削除指示(図3の鎖線62)を発行し、工程トレーサビリティ情報生成処理で使用した工程間連携情報データベース26の下位工程の工程間連携情報を削除する。
そして、工程トレーサビリティ情報作成部21により作成された構成部品情報と工程間連携情報とが製造管理サーバ4からLAN6を介してトレーサビリティ管理サーバ4に受け渡される。
トレーサビリティ管理サーバ4では、渡された構成部品情報がトレーサビリティ情報データベース27に記憶される。また、各製造工程の工程間連携情報は、工程間連携情報データベース26に全工程の情報が一括して記憶および管理される。
検索用PC5からトレースバック検索のためのキー入力が行われると、トレースバック検索部29が起動される。トレースバック検索部29は、キー入力された情報によりトレーサビリティ情報データベース27を参照し、トレースバック(不具合製品に使用されている部品の製造番号の特定)検索を行い、トレースバック結果を検索用PC5の画面に表示する。
また、検索用PC5からトレースフォワード検索のためのキー入力が行われると、トレースフォワード検索部32が起動される。トレースフォワード検索部32は、キー入力された情報によりトレーサビリティ情報データベース27を参照し、トレースフォワード(不具合部品が使用されている製品の特定)検索を行い、トレースフォワード結果を検索用PC5の画面に表示する。
この検索機能により、ある製品に不具合が発生した場合、トレースバックにより不具合の発生した部品の製造(ロット)番号を特定し、トレースフォワードにより不具合部品および不具合製造物を使用している全ての製品を特定することができる。
次に、図14を参照して、製造工程の具体的な製造手順と部品の変更に伴う工程トレーサビリティ情報の変化を説明する。
この図14において、製造物の番号(A1)は、製造物品番Aのロット番号1を示す。また部品の番号も同様に部品の品番とロット番号で構成されている。
〔1〕作業指示入力と台車配車情報から台車管理情報が作成され、台車管理情報では、台車(D1)と製造物(A1)とが対応し、台車(D2)と製造物(A2)とが対応し、台車(D3)と製造物(B1)とが対応する。つまり台車(D1)に製造物(A1)が積載され、台車(D2)に製造物(A2)が積載され、台車(D3)に製造物(B1)が積載されたことを製造管理サーバ3(システム)が認識する。
〔2〕また製造物(A1)のロットを製造する作業を開始するときに、作業台41に投入されている部品X,部品Y、部品Z、部品Wの部品情報(X0,Y0,Z0、W0)が作業台投入部品管理情報に登録される。
作業台41から台車を上位工程の製造ラインへ払い出すときに台車番号タグ(D1)が読取装置2により読み取られると、
〔3〕製造物(A1)の情報を、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報と工程間連携情報の製造物情報として製造管理サーバ3がトレーサビリティ管理サーバ4の各データベース26,27に登録する。
〔4〕また、作業台41の情報として管理されている作業台投入部品管理情報(X0,Y0,Z0、W0)の中で、製造物構成管理マスタ22の製造物(A)の構成部品(X,Y,Z)が対象となるため、製造管理サーバ3は、作業台投入部品管理情報(X0,Y0,Z0)を工程トレーサビリティ情報の構成部品情報に製造物(A1)の使用部品情報として登録する。
読取装置2により部品取付タグ(T11)が読み取られると、
〔5〕製造管理サーバ3は、トレーサビリティ管理サーバ4の工程間連携情報(T11=部品X1)を参照してタグ番号を部品情報(X1)に置換(変換)して、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報に製造物(A1)の使用部品情報として追加登録する。この結果、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報は(製造物:A1、構成部品:X0,X1,Y0,Z0)となる。
〔6〕また、製造管理サーバ3は、作業台投入部品管理情報(X0)を(X1)に更新する。この結果、作業台投入部品管理情報は、(X1,Y0,Z0、W0)となる。
〔7〕上記処理終了後に、製造管理サーバ3は、トレーサビリティ管理サーバ4の工程間連携情報(T11=部品X1)を削除する。
読取装置2により製造物取付タグ(T1)が読取られると、
〔8〕製造管理サーバ3は、工程トレーサビリティ情報の工程間連携情報(T1=製造物A1)を登録する。
次に、台車が払い出されるときに読取装置2により台車番号タグ(D2)が読取られると、
〔9〕製造管理サーバ3は、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報と工程間連携情報の製造物情報として製造物(A2)を登録する。
〔10〕また、作業台41で管理されている作業台投入部品管理情報(X1,Y0,Z0、W0)の中で、製造物構成管理マスタ22の製造物(A)の構成部品(X,Y,Z)が対象となるため、作業台投入部品管理情報(X1,Y0,Z0)を工程トレーサビリティ情報の構成部品情報に製造物(A2)の使用部品情報として登録する。
その後、読取装置2により部品取付タグ(T12)が読み取られると、
〔11〕トレーサビリティ管理サーバに工程間連携情報(T12=部品Y1)を参照して、部品情報(Y1)に変換されて、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報に製造物(A2)の使用部品情報として追加登録する。その結果、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報は(製造物:A2、構成部品:X1,Y0,Y1,Z0)となる。
〔12〕また作業台投入部品管理情報(Y0)を(Y1)に更新する。その結果、作業台投入部品管理情報は(X1,Y1,Z0、W0)となる。
〔13〕上記処理終了後にトレーサビリティ管理サーバの工程間連携情報(T12=部品Y1)を削除する。
同様に読取装置2により部品取付タグ(T13)が読み取られると、
〔14〕製造管理サーバ3は、トレーサビリティ管理サーバ4に工程間連携情報(T13=部品Z1)を参照して、タグ番号を部品情報(Z1)に置換(変換)して、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報に製造物(A2)の使用部品情報として追加登録する。この結果、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報は(製造物:A2、構成部品:X1,Y0,Y1,Z0,Z1)となる。
〔15〕また、製造管理サーバ3は、作業台投入部品管理情報(Z0)を(Z1)に更新する。この結果、作業台投入部品管理情報は(X1,Y1,Z1、W0)となる。
〔16〕上記処理終了後に製造管理サーバ3は、トレーサビリティ管理サーバ4の不要となった工程間連携情報(T13=部品Z1)を削除する。以降、このタグT13が再利用可能になる。
読取装置2により製造物取付タグ(T2)が読取られると、
〔17〕製造管理サーバ3は、工程トレーサビリティ情報の工程間連携情報(T2=製造物A2)を登録する。
次に、台車を払い出すときに台車番号タグ(D3)が読取装置2により読み取られると、
〔18〕製造管理サーバ3は、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報と工程間連携情報の製造物情報として製造物(B1)を登録する。
〔19〕また、作業台41で管理されている作業台投入部品管理情報(X1,Y1,Z1、W0)の中で、製造物構成管理マスタ22の製造物(B)の構成部品(X,Y,W)が対象となるため、製造管理サーバ3は、作業台投入部品管理情報(X1,Y1,W0)を工程トレーサビリティ情報の構成部品情報に製造物(B1)の使用部品情報として登録する。
読取装置2により部品取付タグ(T14)が読取られると、
〔20〕製造管理サーバ3は、トレーサビリティ管理サーバに工程間連携情報(T14=部品X2)を参照して、部品情報(X2)に変換されて、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報に製造物(B1)の使用部品情報として追加登録する。この結果、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報は(製造物:B1、構成部品:X1,X2,Y1,W0)となる。
〔21〕また、製造管理サーバ3は、作業台投入部品管理情報(X1)を(X2)に更新する。この結果、作業台投入部品管理情報は(X2,Y1,Z1、W0)となる。
〔22〕上記処理終了後に製造管理サーバ3は、トレーサビリティ管理サーバ4の工程間連携情報(T14=部品X2)を削除する。
読取装置2により製造物取付タグ(T3)が読み取られると、
〔23〕製造管理サーバ3は、工程トレーサビリティ情報の工程間連携情報(T3=製造物B1)を登録する。
このようにこの実施形態のトレーサビリティ管理システムによれば、製造工程の中の一つの工程である作業台41の作業で使用される部品および部品から製造される製造物を製造ライン50に搬送する際、移送途中の所定位置に設置した読取装置2で、台車45のタグ(台車タグ)と作業台41のタグ(作業台タグ)と追加した部品取付タグとを読み取り、これらタグ情報を製造管理サーバ3が受け取り、予め入力しておいた作業順指示に従い、搬送する製造物の構成部品情報と工程間連携情報とを作成し、トレーサビリティ管理サーバ4に記憶することで、作業台41と製造ライン50間でとぎれがちなトレーサビリティ管理を確実に行うことができる。
また、部品や製造物をロット単位で管理し、工程間をロット単位で移動し、その工程間情報を、製造物を移送する台車45〜48に取付けたタグで連携することで、固定番号が付与されたタグを使い回して利用可能になり、従来、部品または製造物の個体毎に取り付ける必要のあったタグ資源を節約することができる。
さらに、作業台41と製造ライン50間を台車45で製造物を搬送する途中に設置したタグの読取装置2の位置で、タグボックス43に入れておいた製造物取付タグ44(使い回し用のタグ)を台車45に投入する際に工程間連携情報の一つとして読み取るようにすることで、各作業台41にそれぞれ読取装置2を設置して、組み付ける多数の部品や製造物に取り付けたタグを読み取るのに比べて、読取装置2の設置コストおよびタグ読取作業工数を削減できる。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、工程間連携情報をタグ情報と製造物情報(品番・製造番号)でのみ管理したが、ここでは固有な番号の中間変換情報を持たせる場合について説明する。
上記した第1実施形態では、工程間連携情報をタグ情報と製造物情報(品番・製造番号)で管理し、読取装置2で読み取った部品取付タグ番号を、製造管理サーバ3の側では、部品情報(品番・製造番号)に変換し作業台投入部品情報として管理すると共に、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報として製造物情報(品番・製造番号)と使用部品情報(品番・製造番号)を生成し、トレーサビリティ管理サーバ4に送付していた。
しかし、この場合、品番や製造番号は、グローバルに長期間同じ番号にならないように管理するために、桁数を多く取っていることがあり、場合によっては数十桁にしていることもある。
製造管理サーバ3は、トレーサビリティ情報取得以外にも、その工程の製造をリアルタイムで制御しているケースがあり、トレーサビリティ情報取得による性能低下を極力削減する必要がある。このためには、製造管理サーバ3で扱うトレーサビリティ情報のデータ量を圧縮する必要がある。
そこで、この第2実施形態では、各製造管理サーバ3から送付された各工程間連携情報(タグ情報と製造物情報)にトレーサビリティ管理サーバ4でその製造拠点で一定期間(例えば一日程度)は固有となる番号(例えば日付+連番)を発番し、その発番した番号(例えば日付+連番)を付加して管理する。
各製造管理サーバ3は、投入部品情報として製造番号の代わりに工程間連携情報を示す固有番号を管理し、工程トレーサビリティ情報の構成部品情報の使用部品情報(品番・製造番号)の変りに工程間連携情報を示す固有番号を使用して工程トレーサビリティ情報の構成部品情報を作成し、トレーサビリティ管理サーバ4へ送付する。
トレーサビリティ管理サーバ4では、各製造管理サーバ3から受信されたトレーサビリティ情報の構成部品情報の使用部品情報を、工程間連携情報を示す固有番号から使用部品情報(品番・製造番号)に変換し、構成部品情報を製造物情報(品番・製造番号)と使用部品情報(品番・製造番号)として、トレーサビリティ情報データベース27で管理する。
この第2実施形態によれば、使い回しタグ情報をそのまま利用した場合のタグ運用制限を回避した上で、性能要求の高い製造管理システムでの取扱いデータ量を削減し、性能低下を抑制するとともに、製造管理サーバ3とトレーサビリティ管理サーバ4間の通信データ量を削減し、ネットワーク負荷を軽減することができる。
(第3実施形態)
上述した第1実施形態では、配車作業で台車番号と使用する作業台番号を関係付け、台車をどの作業台でも使用できる運用としたが、実運用では、作業台41で製造する製造物の移送方法から作業台41に使用する台車45〜48と使用順を固定にして運用することが多々ある。ここでは作業台41に使用する台車45〜48と使用順を固定する場合について説明する。
第1実施形態のように、台車番号を作業台41での製造物の製造番号に関係付け、台車払出し時の製造順のチェックに利用するためには、配車作業の際に、一々読取装置2の設置場所に出向き、読取装置2で台車番号と使用する作業台番号とを読取り、互いを関係付ける必要があり、配車時の工数が増える。
そこで、この第3実施形態では、作業台で使用する台車と台車使用順を固定化し、台車番号を作業台番号+連番とする。
台車番号を作業台番号+連番というように設定し、台車払出し時の作業台番号の読み取りをなくし、台車番号のみの読み取りで台車情報作成部18と工程トレーサビリティ情報作成部21とを起動する。
この第3実施形態によれば、配車の際に台車番号と使用する作業台番号とを読取装置2で読取り、関係付ける作業工数を削減することができる。
ここで、図15、図16を参照し、タグを用いた一般的な管理方式と本トレーサビリティ管理システムとの読取装置の設置コストの差について説明する。一般的な管理方式とは、例えば製造物作成時間と部品投入時間とを比較して製造物の部品構成情報を生成する方式である。
互いを比較するにあたり、ある下位工程の作業台41aで部品X〜Zを用いて製造物“01”、作業台41bで部品A〜Cを用いて製造物“02”、 作業台41cで部品L〜Nを用いて製造物“03”、 作業台41dで部品S〜Uを用いて製造物“04”を製造し、それぞれの作業台から台車で各製造物を上位工程のラインFのそれぞれの投入場所71〜74へ移送するものでする。
一般的な管理方式の場合、図15に示すように、各作業台での投入部品情報を取得するために各作業台41a〜41dにそれぞれ読取装置2を1台ずつ設置する必要がある。
また、各製造物54〜57の移送先である次の工程のラインFの各投入場所71〜74にもそれぞれ投入開始情報を入力するための読取装置2を1台ずつ設置する必要がある。
さらに、ラインFでは、このラインFの製造物の製造開始情報を入力するための読取装置2とこのラインFの製造物の製造終了情報を入力するための読取装置2とをラインFの端部に設置する必要がある。
したがって、下位工程と上位工程とで読取装置2を設置する必要がある設置必要台数としては、10台となる。なお一般的な管理方式の場合、下位工程の製造物を製造するための作業台41が増えれば増えるほど、設置必要台数が増えることになる。
これに対して、本トレーサビリティ管理システムの場合、図16に示すように、下位工程の各作業台41には読取装置の設置が不要であり、作業者は、作業台41で部品の組み付け作業を行う他、部品のロット切替が発生した場合に新たに投入する部品のタグを製造物に添付するだけでよい。
また、次の上位工程のラインFにおいても製造終了場所に読取装置2を1台設置するだけでよい。したがって、本トレーサビリティ管理システムでは、下位工程と上位工程とで読取装置2を設置する必要がある設置必要台数は作業台の増加にかかわらず常に2台となり、すなわち、高価な読取装置2の設置数を大幅に削減でき、システム構築費用を低く抑えることができる。
なお、本願発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。例えば各構成要素を、コンピュータのハードディスク装置などのストレージにインストールしたプログラムで実現しても良く、また上記プログラムを、コンピュータ読取可能なCD−ROMなどの記憶媒体に記憶しておき、プログラムを記憶媒体からコンピュータに読み取らせることで実現してもよい。さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現しても良い。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…作業指示PC、2…読取装置、3…製造管理サーバ、4…トレーサビリティ管理サーバ、5…検索用PC、6…ネットワーク、11…メモリ、12…作業順情報作成部、13…製造番号発番台帳記憶部、14…作業順管理情報記憶部、16…配車順情報作成部、17…配車順管理情報記憶部、18…台車情報作成部、19…台車管理情報記憶部、21…工程トレーサビリティ情報作成部、22…製造物構成管理マスタ、23…作業台投入部品管理情報記憶部、25…工程間連携情報記憶部、26…工程間連携情報データベース、27…トレーサビリティ情報データベース。

Claims (2)

  1. 第1製造工程と、前記第1製造工程で製造された製造物を一つの部品としてさらに加工し、最終製造工程であれば製品にする第2製造工程と、この第2製造工程と前記第1製造工程との間に設けられ、前記第1製造工程で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動工程とを有する製造工程における工程トレーサビリティを管理する工程トレーサビリティ管理システムにおいて、
    前記製造物を構成する部品の構成部品の部品番号が記憶された製造物構成マスタと、
    各工程に投入されている部品の部品情報として部品番号及び製造番号が記憶可能な工程投入部品記憶部と、
    前記製造物の製造物情報としての製造物品番及び製造番号と前記製造物の製造時に組み付けられる部品の前記部品情報とを対応付けて記憶可能な工程トレーサビリティ情報記憶部と、
    前記第1製造工程に投入される部品に取付けられる第1識別用媒体の識別番号と前記部品の部品情報とを対応付けて予め記憶されており、前記製造物を次工程に移動する時に、前記製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報を対応付けて記憶可能な工程間連携情報記憶部と、
    前記第1製造工程における作業場所を特定する作業場所番号と、前記作業場所で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動手段の移動手段識別情報と、前記移動手段に搭載している製造物の製造物情報とを対応付けて記憶可能な移動手段管理情報記憶部と、
    前記移動工程に配置され、前記移動手段の移動手段識別情報と、前記第1製造工程で投入された部品の使用開始時に取外された前記第1識別用媒体の識別情報と、前記部品を組み付けて製造された製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号とを読み取る読取装置と、
    前記読取装置により読み取られた前記移動手段識別情報から前記移動手段管理情報記憶部を参照して前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号を特定し、
    前記製造物構成マスタと、前記工程投入部品記憶部を参照して、前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号の作業場所に投入されている部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録し、
    前記読取装置により読み取られた前記第1識別用媒体の識別情報から、前記工程間連携情報記憶部を参照し、新規に投入された部品の部品情報を特定し、
    前記製造物の製造物情報と新規に投入された部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録し、
    前記読取装置により読み取られた前記製造物に取付けられる前記第2の識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報とを対応付けて前記工程間連携情報記憶部に記憶する手段と
    を具備することを特徴とする工程トレーサビリティ管理システム。
  2. 部品を組み付けて製造物を製造する第1製造工程と、前記第1製造工程で製造された製造物を一つの部品としてさらに加工し、最終製造工程であれば製品にする第2製造工程と、この第2製造工程と前記第1製造工程との間に設けられ、前記第1製造工程で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動工程とを有する製造工程における工程トレーサビリティを管理する工程トレーサビリティ管理システムにおける工程トレーサビリティ管理方法において、
    前記工程トレーサビリティ管理システムは、
    前記製造物を構成する部品の構成部品の部品番号が記憶された製造物構成マスタと、
    各工程に投入されている部品の部品情報として部品番号及び製造番号が記憶可能な工程投入部品記憶部と、
    前記製造物の製造物情報としての製造物品番及び製造番号と前記製造物の製造時に組み付けられる部品の前記部品情報とを対応付けて記憶可能な工程トレーサビリティ情報記憶部と、
    前記第1製造工程に投入される部品に取付けられる第1識別用媒体の識別番号と前記部品の部品情報とを対応付けて予め記憶されており、前記製造物を次工程に移動する時に、前記製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報を対応付けて記憶可能な工程間連携情報記憶部と、
    前記第1製造工程における作業場所を特定する作業場所番号と、前記作業場所で製造された製造物を前記第2製造工程へ移動する移動手段の移動手段識別情報と、前記移動手段に搭載している製造物の製造物情報とを対応付けて記憶可能な移動手段管理情報記憶部とを備え、
    前記移動工程に配置された読取装置が、前記移動手段の移動手段識別情報と、前記第1製造工程で投入された部品の使用開始時に取外された前記第1識別用媒体の識別情報と、前記部品を組み付けて製造された製造物に取付ける第2識別用媒体の識別番号とを読み取るステップと、
    前記読取装置により読み取られた前記移動手段識別情報から前記移動手段管理情報記憶部を参照して前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号を特定するステップと、
    前記製造物構成マスタと、前記工程投入部品記憶部を参照して、前記製造物の製造物情報と前記作業場所番号の作業場所に投入されている部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録するステップと、
    前記読取装置により読み取られた前記第1識別用媒体の識別情報から、前記工程間連携情報記憶部を参照し、新規に投入された部品の部品情報を特定するステップと、
    前記製造物の製造物情報と新規に投入された部品の部品情報を対応付けて前記工程トレーサビリティ情報記憶部に登録するステップと、
    前記読取装置により読み取られた前記製造物に取付けられる前記第2の識別用媒体の識別番号と前記製造物の製造物情報とを対応付けて前記工程間連携情報記憶部に記憶するステップと
    を有することを特徴とする工程トレーサビリティ管理方法。
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