JP4852702B2 - 抗原パルスして得られた樹状細胞 - Google Patents
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Description
癌治療等の分野において、細胞免疫療法の一種である樹状細胞療法が注目されている。
肝炎とは、肝臓に起こる炎症であり、主にウイルス、アルコール、薬物が原因となって引き起こされる。最も多い肝炎は肝炎ウイルスが原因のものであり、今日まで、7種類の肝炎ウイルスが見つかっている。また、日本のウイルス性肝炎においては、B型、C型がそのほとんどを占める。
B型肝炎の患者は全世界的に分布しており、世界に3億5千万人のB型肝炎ウイルス感染者がいると言われている。特に、中国における感染者は1億2千万人と推定され極めて多く、東南アジア全体で、全世界の感染者数の70%以上を占めるとされる。また、世界で毎年約100万人が、この疾患が原因で死亡していることが報告されている。日本においては、100万人以上のB型肝炎ウイルス感染者がいると推定され、その10%程度が慢性肝炎患者であると推定される。
B型肝炎には特効的な治療薬はない。従って、治療は、ウイルスの数を減らしてその活動を抑えることが目的となる。代表的な治療法として、インターフェロン療法とラミブジン療法が知られている。
B型肝炎の予防の観点からは、一般に、HBワクチンが有効である。
本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含む培地で培養してパルスする工程とを含む方法によって得られた、HBs抗原提示能を有し、かつ肝細胞傷害性CTLを誘導しないヒト樹状細胞である。
本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞の製造方法は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含む培地で培養してパルスする工程とを含むことを特徴とする。これによれば、B型肝炎の予防又は治療に有効な、HBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を得ることができる。
本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を含む組成物は、本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を含むことを特徴とする。これによれば、本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を、例えば、他の物質と混合した状態、他の物質に懸濁した状態、他の物質と組み合わせた状態等で使用することができる。具体的には、本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を、例えば、PBS、生理食塩水、RPMI1640培地等に懸濁した態様や、本発明のHBs抗原提示能を有する樹状細胞に、例えば、TNF−α、IL−12、HBワクチン、GM−CSF、OK432、その他免疫賦活剤等を添加した態様で用いることができる。従って、本発明によれば、本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を、使用目的に適した態様で又は本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞の効果を高める態様で使用することが可能になる。
本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を用いたB型肝炎の予防又は治療方法は、本発明のHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を用いることを特徴とする。これによれば、本発明のHBs抗原提示能を有する樹状細胞が、HBs抗原に対する免疫応答を活性化することによって、B型肝炎を予防又は治療することができる。例えばヒトの場合、これまでのHBワクチンが非奏功であった健常者又は免疫能の低下を伴う疾患にかかっている人、免疫抑制剤投与中の人等、これまでのHBワクチンが効果を発揮できなかった人が、本発明のB型肝炎の予防又は治療方法によって、抗HBs抗体を産生することができ、B型肝炎を予防又は治療することが可能になる。
本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含むHBワクチンを含む培地で培養してパルスする工程とを含む方法によって得られた、肝細胞傷害性CTLを誘導しないワクチンパルスヒト樹状細胞である。
本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞の製造方法は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含むHBワクチンを含む培地で培養してパルスする工程とを含むことを特徴とする。これによれば、疾患の予防又は治療に有効な、ワクチンパルスヒト樹状細胞を得ることができる。
本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞を含む組成物は、本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞を含むことを特徴とする。これによれば、本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞を、例えば、他の物質と混合した状態、他の物質に懸濁した状態、他の物質と組み合わせた状態等で使用することができる。具体的には、本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞を、例えば、PBS、生理食塩水、RPMI 1640培地等に懸濁した態様や、本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞に、例えば、TNF−α、IL−12、HBワクチン、GM−CSF、OK432、その他免疫賦活剤等を添加した態様で用いることができる。従って、本発明によれば、本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞を、使用目的に適した態様で又は本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞の効果を高める態様で使用することが可能になる。
本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞を用いた疾患の予防又は治療方法は、本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞を用いることを特徴とする。これによれば、本発明のワクチンパルスヒト樹状細胞が、ワクチンに含まれていた抗原に対する免疫応答を活性化することによって、前記疾患を予防又は治療することができる。例えばヒトの場合、前記疾患を予防又は治療するためにこれまで用いられてきたワクチンが非奏功であった健常者又は免疫能の低下を伴う疾患にかかっている人、免疫抑制剤投与中の人等、ワクチンが十分な効果を発揮できなかった人が、本発明の疾患の予防又は治療方法によって、抗体を産生することができるようになり、前記疾患を予防又は治療することが可能になる。
本発明のヒト用ワクチンパルス樹状細胞は、ヒトのB型肝炎の予防又は治療のためのワクチンパルス樹状細胞であり、HBs抗原提示能を有し、かつ肝細胞傷害性CTLを誘導せず、前記ワクチンパルス樹状細胞は、B型肝炎患者又はB型肝炎ウイルスキャリア由来の末梢血から単離した単球を用いて樹状細胞を得る樹状細胞取得工程および前記樹状細胞をワクチンを含む培地で培養してパルスするパルス工程を含む製造方法によって得られたワクチンパルス樹状細胞であり、前記パルスに使用するワクチンは、B型肝炎の予防又は治療のためのHBsを含むHBワクチンであることを特徴とする。
本発明のヒト用ワクチンパルス樹状細胞の製造方法は、例えば、B型肝炎患者又はB型肝炎ウイルスキャリアから末梢血を採取し、その末梢血から単離した単球を用いて樹状細胞を得るヒト由来の血液から樹状細胞を得る樹状細胞取得工程、および、前記樹状細胞をワクチンでパルスして、ヒトのB型肝炎の予防又は治療のためのワクチンパルス樹状細胞を得るパルス工程を含む製造方法であって、前記パルス工程においてパルスに使用するワクチンは、B型肝炎の予防又は治療のためのワクチンであってもよい。本発明の製造方法により得られたヒト用ワクチンパルス樹状細胞によれば、ヒトにおいて、例えば、Th2を誘導し、Th1を誘導しないことが好ましく、さらにCTLを誘導しないことが好ましい。
本発明のヒトB型肝炎のための治療および予防のための医薬品は、前記本発明のヒト用ワクチンパルス樹状細胞を含むことを特徴とする。本発明の医薬品において、本発明のワクチンパルス樹状細胞が、例えば、Th2を誘導し、Th1を誘導しないことが好ましく、さらにCTLを誘導しないことが好ましい。このように、CTLを誘導しないため、本発明の医薬品によれば、例えば、CTLによる肝細胞の攻撃等により、劇症肝炎を引き起こすこともない。さらに、本発明の医薬品によれば、B型肝炎患者はもちろんのこと、B型肝炎を予防又は治療するためにこれまで用いられてきたワクチンが非奏功であった健常者等、ワクチンが十分な効果を発揮できなかった人が、抗体を産生することができるようになり、B型肝炎を予防又は治療することが可能になる。前記B型肝炎としては、B型慢性肝炎があげられる。本発明のヒトB型肝炎のための治療および予防のための医薬品の投与形態は特に制限されないが、例えば、皮下投与することが好ましい。
本発明のヒト用ワクチンパルス樹状細胞を用いたヒトのB型肝炎の予防又は治療方法は、例えば、自己の樹状細胞由来のワクチンパルス樹状細胞をB型肝炎患者又はB型肝炎ウイルスキャリアに投与することを含む予防又は治療方法であって、前記ワクチンパルス樹状細胞は、B型肝炎患者又はB型肝炎ウイルスキャリアから末梢血を採取し、その末梢血から単離した単球を用いて樹状細胞を得る樹状細胞取得工程および前記樹状細胞をワクチンでパルスするパルス工程を含む製造方法によって得られたヒト用ワクチンパルス樹状細胞であり、前記パルスに使用するワクチンは、B型肝炎の予防又は治療のためのワクチンであってもよい。
本発明のヒトB型肝炎の治療又は予防のためのヒト用ワクチンパルス樹状細胞の使用は、例えば、前記ワクチンパルス樹状細胞は、B型肝炎患者又はB型肝炎ウイルスキャリアから末梢血を採取し、その末梢血から単離した単球を用いて樹状細胞を得る樹状細胞取得工程および前記樹状細胞をワクチンでパルスするパルス工程を含む製造方法によって得られたヒト用ワクチンパルス樹状細胞であり、前記パルスに使用するワクチンは、B型肝炎の予防又は治療のためのワクチンであり、前記ワクチンパルス樹状細胞を、末梢血を採取したB型肝炎患者又はB型肝炎ウイルスキャリアに投与することを含んでいてもよい。
以下、本発明の最良の実施の形態を説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の要旨を超えない範囲で種々の変更が可能である。
本実施の形態に係るHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含む培地で培養してパルスする工程とを含む方法によって得られる。本実施の形態に係るHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞によれば、B型肝炎の予防又は治療に有効な、HBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を提供することができる。
本実施の形態に係るHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞の製造方法は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含む培地で培養してパルスする工程とを含む。これによれば、B型肝炎の予防又は治療に有効な、HBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を得ることができる。
本実施の形態に係る組成物は、本実施の形態に係るHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を含むことが好ましい。
本実施の形態に係るHBs抗原提示能を有する樹状細胞は、例えば、B型肝炎の予防又は治療に用いることができる。
以下に、本実施の形態に係るHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞の使用例及びその効果について示す。本使用例では、本実施の形態に係るHBs抗原提示能を有するヒト樹状細胞を、ヒトに投与する工程を含むことが好ましい。本使用例は、B型肝炎の予防又は治療に適用することができる。なお、本使用例は、以下の場合に限定されず、本使用例に係るヒト樹状細胞の使用態様は、本発明の要旨を超えない範囲で種々の変更が可能である。
健常者のうちの約10%は、HBワクチンに対して非奏功である人(non−responder)であり、HBワクチンを投与しても抗HBs抗体を産生することができないことが知られている。B型肝炎は血液を介して感染するため、医療従事者等は、特に抗HBs抗体の必要性が高いと考えられるが、これらの人々においてもHBワクチンnon−responderが少なくない。
B型肝炎の治療には、これまで主に抗ウイルス剤が用いられてきた。しかし、抗ウイルス剤を長期間投与することにより、抗ウイルス剤が効かない変異ウイルスが高頻度で出現することが知られている。その結果、B型肝炎ウイルス量が再上昇し、肝炎の憎悪をまねく危険性があった。
本実施の形態に係るワクチンパルスヒト樹状細胞は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含むHBワクチンを含む培地で培養してパルスする工程とを含む方法によって得られる。これによれば、疾患の予防又は治療に有効な、ワクチンパルスヒト樹状細胞を提供することができる。
本実施の形態に係るワクチンパルスヒト樹状細胞の製造方法は、ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含むHBワクチンを含む培地で培養してパルスする工程とを含む。これによれば、疾患の予防又は治療に有効な、ワクチンパルス樹状細胞を得ることができる。
本実施の形態に係る組成物は、本実施の形態に係るワクチンパルスヒト樹状細胞を含むことが好ましい。
本実施の形態に係るワクチンパルスヒト樹状細胞は、疾患の予防又は治療に用いることができる。前記疾患としては、B型肝炎およびB型慢性肝炎があげられる。
以下に、本実施の形態に係るワクチンパルスヒト樹状細胞の使用例及びその効果を示す。本使用例では、本実施の形態に係るワクチンパルスヒト樹状細胞を、ヒトに投与する工程を含むことが好ましい。本使用例は、疾患の予防又は治療に適用することができる。なお、本使用例は、以下の場合に限定されず、本使用例に係るヒト樹状細胞の使用態様は、本発明の要旨を超えない範囲で種々の変更が可能である。
(1)ヘパリン(ノボ・ヘパリン注1000:アベンティス社製)で内腔をぬらした注射器(テルモシリンジSS−50ESZ:テルモ社製)を用いて、被験者(すでにHBワクチンの投与を繰り返し受けた経験がある健常人ボランティア5人を対象とした。)1人あたり40〜60mLの採血を行った。得られた血液と、血液と同量のphosphate−buffered saline(PBS)を、専用クリーンベンチ内で十分に混合した。次に、Ficoll−Conray液(比重1.077)を用いた比重遠心法により、単核細胞を分離した。遠心は、室温、1800rpm〜3000rpmで30分間行い、遠心後の中間層を単核細胞として取り出した。
(1)実験例1で得られたヒト樹状細胞を2つに分けた。一方の樹状細胞に、HBワクチン(r−HBワクチン「ミツビシ」:三菱ウェルファーマ社製)(組成:HBs抗原20μg、チメロサール0.01w/v%、硫酸アルミニウムカリウム5.2g(それぞれ1mLあたり))を最終濃度2.5〜5μg/mLになるように添加して8〜24時間培養し、HBs抗原を含むHBワクチンでパルスした樹状細胞を作製した。(以下、この細胞を「HBワクチンパルス樹状細胞」と記す。)培養は、専用培養室にて、37℃、5%CO2濃度、75%のairの条件で行った。もう一方の樹状細胞は、HBワクチンを添加せず、ネガティブコントロールとして培養した。
(1)HBワクチンパルスヒト樹状細胞投与前の抗HBs抗体を測定した。まず、被験者(すでにHBワクチンの投与を繰り返し受けた経験がある健常人ボランティア)5人から採血を行い、実験例1(2)と同様の方法を用いて、それぞれの被験者から血清を得た。その血清を用いて、CLIA法によって抗HBs抗体値を測定した。結果を図1に示す。図1に示すように、被験者5人のうち、2人が抗HBs抗体を産生することができ(抗HBs抗体陽性,responder)、3人が抗HBs抗体を産生できない(抗HBs抗体陰性,non−responder)ことがわかった。
フローサイトメトリーを用いて、細胞表面抗原の解析を行った。
(1)ワクチンを打たない他人の末梢血から、実験例1(1)と同様にして単核細胞を採取した。
(1)被験者(すでにHBワクチンの投与を繰り返し受けた経験がある健常人ボランティアで、かつ、HBワクチンresponder)から1人あたり60mLの採血を行い、実験例1(1)、実験例5(2)の方法を用いて、T細胞を採取した。(以下、このT細胞を「HBsメモリーT細胞」と記す。)
(2)同じ被験者から、実験例1の方法を用いて樹状細胞を採取し、二つに分けた。一方の樹状細胞は、実験例2の方法を用いて、HBワクチンパルス樹状細胞とし、もう一方の樹状細胞は、HBワクチンでパルスせずネガティブコントロールとした。
(1)被験者(すでにHBワクチンの投与を繰り返し受けた経験がある健常人ボランティアで、かつ、HBワクチンresponder)から1人あたり60mLの採血を行い、実験例1(1)の方法を用いて単核細胞を採取した。
(1)実験例3にて、HBワクチンパルスヒト樹状細胞をそれぞれの被験者に皮下投与した後、0〜24時間において、ワクチン投与に伴う炎症等の過敏性反応の有無を確認した。
(1)実験例3にて被験者に投与したHBワクチンパルスヒト樹状細胞の安全性をさらに確認するために、それぞれの被験者に対し、CBC、肝機能、腎機能等についての50項目以上の検査を行った。代表的な検査項目を図6に示す。
(1)実験例3にて被験者に投与したHBワクチンパルス樹状細胞による自己免疫反応の有無を検討するために、IgG量、IgM量の測定や、サイロイドテスト、マイクロゾームテスト、抗核抗体などの自己抗体検査を行った。
(1)実験例3にてHBワクチンパルスヒト樹状細胞の投与を受けた被験者それぞれから、実験例1(2)の方法を用いて血清を採取し、CLIA法によって抗HBs抗体値を測定した。
Claims (26)
- ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含む培地で培養してパルスする工程とを含む方法によって得られた、HBs抗原提示能を有し、かつ肝細胞傷害性CTLを誘導しないヒト樹状細胞。
- 前記HBs抗原は、HBワクチンに含まれるHBs抗原である請求項1に記載のヒト樹状細胞。
- ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含む培地で培養してパルスする工程とを含む請求項1または2に記載の樹状細胞の製造方法。
- 前記HBs抗原は、HBワクチンに含まれるHBs抗原である請求項3に記載の製造方法。
- 請求項1または2に記載のヒト樹状細胞を含む組成物。
- さらにHBワクチン添加物が含まれる請求項5に記載の組成物。
- 前記組成物は、実験試薬又は実験キットである請求項5または6に記載の組成物。
- 前記組成物は、医薬組成物である請求項5または6に記載の組成物。
- 前記組成物は、免疫応答活性化製剤である請求項5または6に記載の組成物。
- 前記組成物は、細胞ワクチンである請求項5または6に記載の組成物。
- 前記細胞ワクチンは、B型肝炎の予防又は治療ワクチンである請求項10に記載の組成物。
- ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含むHBワクチンを含む培地で培養してパルスする工程とを含む方法によって得られた、肝細胞傷害性CTLを誘導しないワクチンパルスヒト樹状細胞。
- ヒト末梢血から単離した単球を用いてヒト樹状細胞を得る工程と、前記ヒト樹状細胞を、HBs抗原を含むHBワクチンを含む培地で培養してパルスする工程とを含む請求項12に記載のワクチンパルスヒト樹状細胞の製造方法。
- 請求項12に記載のワクチンパルスヒト樹状細胞を含む組成物。
- さらにワクチン添加物が含まれる請求項14に記載の組成物。
- 前記組成物は、実験試薬又は実験キットである請求項14または15に記載の組成物。
- 前記組成物は、医薬組成物である請求項14または15に記載の組成物。
- 前記組成物は、免疫応答活性化製剤である請求項14または15に記載の組成物。
- 前記組成物は、細胞ワクチンである請求項14または15に記載の組成物。
- 前記細胞ワクチンが、疾患の予防又は治療ワクチンである請求項19に記載の組成物。
- ヒト用ワクチンパルス樹状細胞であって、前記ワクチンパルス樹状細胞は、ヒトのB型肝炎の予防又は治療のためのワクチンパルス樹状細胞であり、HBs抗原提示能を有し、かつ肝細胞傷害性CTLを誘導せず、前記ワクチンパルス樹状細胞は、B型肝炎患者又はB型肝炎ウイルスキャリア由来の末梢血から単離した単球を用いて樹状細胞を得る樹状細胞取得工程および前記樹状細胞をワクチンを含む培地で培養してパルスするパルス工程を含む製造方法によって得られたワクチンパルス樹状細胞であり、前記パルスに使用するワクチンは、B型肝炎の予防又は治療のためのHBsを含むHBワクチンであるヒト用ワクチンパルス樹状細胞。
- 前記ワクチンパルス工程において、パルス時間が、8時間〜24時間である請求項21に記載のヒト用ワクチンパルス樹状細胞。
- 前記樹状細胞取得工程において、単離した単球をGM−CSFおよびIL−4と共培養する請求項21または22に記載のヒト用ワクチンパルス樹状細胞。
- ヒトにおいて、Th2を誘導し、Th1を誘導しない請求項21から23のいずれか一項に記載のヒト用ワクチンパルス樹状細胞。
- ヒトB型肝炎のための治療および予防のための医薬品であって、請求項21から24のいずれか一項に記載のヒト用ワクチンパルス樹状細胞を含む医薬品。
- 前記B型肝炎が、B型慢性肝炎である請求項25に記載の医薬品。
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