Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4853906B2 - 遊技盤および弾球遊技機 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4853906B2 - 遊技盤および弾球遊技機 - Google Patents

遊技盤および弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4853906B2
JP4853906B2 JP2006183967A JP2006183967A JP4853906B2 JP 4853906 B2 JP4853906 B2 JP 4853906B2 JP 2006183967 A JP2006183967 A JP 2006183967A JP 2006183967 A JP2006183967 A JP 2006183967A JP 4853906 B2 JP4853906 B2 JP 4853906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game board
resin
substrate
variable display
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006183967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008011946A (ja
Inventor
拓雄 野田
則宗 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taihei Chemicals Ltd
Original Assignee
Taihei Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taihei Chemicals Ltd filed Critical Taihei Chemicals Ltd
Priority to JP2006183967A priority Critical patent/JP4853906B2/ja
Publication of JP2008011946A publication Critical patent/JP2008011946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4853906B2 publication Critical patent/JP4853906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技盤および弾球遊技機、詳しくは、パチンコやスマートボールなどの弾球遊技機およびこれに用いられる遊技盤に関する。
多数のパチンコ遊技装置が設置されているパチンコホールでは、遊技者を退屈させないように、頻繁に新しいパチンコ遊技装置に入れ替えが行われている。
その際、高価な液晶パネルなどからなる可変表示部を有した表示装置と、遊技盤とを併せて交換したり、パチンコ遊技装置の筐体ごと交換されている。その結果、多大な費用がかかっていた。しかも、このときには、交換する必要のないパチンコ遊技装置の構成部材などまでもが一緒に交換されている。例えば、液晶パネルなどは、劣化が少なく再利用が十分可能であるにもかかわらず、再利用される機会もなく廃棄処分されていた。
また、従前のパチンコ遊技装置では、遊技盤に液晶パネルなどからなる可変表示部を備えた表示装置が遊技盤に設けられている。表示装置からは多数の配線が導出されているため、表示装置を残したまま遊技盤のみを交換するということは困難であった。
これを解消するものとして、例えば特許文献1が知られている。
これは、遊技盤を、軟質材からなる透過性の表基板と、硬質材からなる透過性の裏基板とにより構成したものである。表基板は、弾球遊技機の本体枠体または裏基板と着脱可能とし、面換えを行う際、絵柄フィルムが配設され、かつ障害釘が植設された表基板のみを取り外して交換できるようにしたものである。
軟質材としては、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、ポリウレタンゴムなどの透明ゴムや、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂などが挙げられる。
硬質材としては、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)、ポリカーボネート樹脂などが挙げられる。表基板の厚さは2〜4mm、裏基板の厚さは1〜3mmであった。
しかしながら、特許文献1の遊技盤は、軟質材からなる表基板と硬質材からなる裏基板とにより構成されていた。そのため、遊技盤の作製時には、表基板と裏基板とを重ね合わせて接着したり、ねじ止めしたりする必要があり、両基板の重ね合わせ作業が面倒であった。
また、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレンゴム、ポリウレタンゴムなどの透明ゴムや、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂などからなる軟質材製の表基板では、素材が軟らか過ぎて障害釘の植設が安定せず、しかもパチンコホールでの度重なる釘調整により、表基板の釘孔が大きくなって、打ち込まれた障害釘がガタつきやすかった。
ところで、従来の遊戯盤の基板としては、セルロース・ジアセテートやセルロース・アセテート・ブチレートなどのセルロース・アセテート系樹脂に大量の可塑剤を配合した樹脂組成物を用いた透過性の1枚板からなるものが多く用いられている。しかしながら、このような従来の基板では、可塑剤を大量に使用しているため、自然環境に優しくなく、また可塑剤がブリードし、玉の滑り性を阻害するという問題や表示画面を曇らせるという問題点を有する。
一方、最近、セルロース・アセテート・ブチレートにポリブチレンサクシネートを特定量配合し、溶液キャスト法で得られたフィルムは透明性に優れていることが示されているが(非特許文献1)、該フィルムの用途については、まったく記載も示唆もされていない。
特開2004−160033号公報 Tohru Tatsushima, et al. Journal of Applied Polymer Science, Vol.96,400-406(2005)
本発明は、作製が容易で、かつ障害釘を1枚板からなる透過性の基板に打ったときの釘打ちの安定性(以下、釘打ち性)が高まるとともに、釘調整による釘孔のゆるみを防止することができ、また、可塑剤を使用していないので、自然環境にも優しく、玉の滑り性を阻害せず、表示画面が雲らない遊技盤および弾球遊技機を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、1以上の入賞口が形成され、かつ裏側に複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部が設けられる弾球遊技機用の遊技盤において、
(A)セルロース・アセテート・ブチレート樹脂、セルロース・アセテート・プロピオネート樹脂およびセルロースジアセテート樹脂の群から選ばれた少なくとも1種のセルロース・アセテート系樹脂、ならびに(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下である脂肪族ポリエステルを主成分とする樹脂組成物(ただし、可塑剤を含有しない)製の1枚板からなる透過性の基板を備えた遊技盤である。
請求項2記載の発明は、基板を構成する樹脂組成物が、(A)セルロース・アセテート系樹脂99〜50重量%、(B)脂肪族ポリエステル1〜50重量%〔ただし、(A)+(B)=100重量%〕を主成分とする請求項1記載の遊戯盤である。
請求項3に記載の発明は、上記可変表示部が液晶、プラズマおよびエレクロルミネッセンス(以下、ELという。)表示方式装置のいずれかである請求項1に記載の遊技盤である。
請求項4に記載の発明は、上記基板の表面または裏面には、絵柄が描かれた絵柄フィルムが設けられた請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の遊技盤である。
請求項5に記載の発明は、1以上の入賞口が設けられた遊技盤と、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部とを有し、
該可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能な弾球遊技機において、上記遊技盤は、請求項1〜請求項4のうち、何れか1項に記載のものである弾球遊技機である。
弾球遊技機としては、パチンコ、スマートボールなどを採用することができる。
ここでいう識別情報とは、文字、記号、絵柄又は模様(図柄)などの視覚によって識別可能な情報をいい、後述する可変表示部に表示される。また、識別情報には後述する変動図柄が含まれる。なお、変動図柄とは、変動表示され得る図柄をいう。
また、変動表示とは、識別情報が順次変化する場合、例えば、1つの識別情報である図柄「7」から他の識別情報である図柄「8」へ変化する場合や、図柄「9」から他の図柄へ変化する場合のほか、識別情報を表示し得る表示領域において1つの識別情報が表示されたままその識別情報が移動して表示されるような場合、例えば、1つの図柄「7」が表示領域内において表示されつつ移動する場合などを含む概念である。
変動表示結果とは、上述したように識別情報が変動表示された後、停止表示されたものをいい、この変動表示結果が、特定表示態様となった場合、所定の遊技価値が付与されることになる。また、遊技価値としては、例えば、遊技球を挙げることができるが、上記遊技価値は、例えば、遊技球の数と等価なデータが制御部のRAMなどに記憶されることにより付与されることとしてもよい。
特定表示態様とは、予め定められた変動表示結果をいい、上記特定表示態様としては、例えば「7」−「7」−「7」などを挙げることができる。変動表示結果が特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与されることになる。
可変表示部とは、複数種類の識別情報を変動表示可能なものをいう。可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与される。
具体的に、上記可変表示部には、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される。また、上記画面画像には、可変表示ゲームを示す画像以外に、静画像や動画像などからなる演出画像が表示されることとしてもよい。上記可変表示部としては、特に限定されるものではないが、例えば、プラスチック液晶、液晶パネル、プラズマ、EL表示装置などからなるものを挙げることができる。
液晶パネルとは、液晶層、その両面に設けられた配向膜、透明電極、カラーフィルタなど(以下、液晶層等ともいう)が2枚のガラス基板により挟持されるとともに、2枚のガラス基板の外面に偏光板などが設けられたものであって、画像を表示することが可能であるものをいう。
本発明の弾球遊技機において用いられる液晶パネルとしては、特に限定されるものではなく、従来公知の液晶パネルを用いることが可能である。
また、プラスチック液晶とは、上述した液晶パネルにおいて、液晶層などがガラス基板ではなく、プラスチック基板により挟持されたものをいう。
本発明の弾球遊技機において用いられるプラスチック液晶としては、特に限定されるものではなく、従来公知のプラスチック液晶を用いることが可能である。
一方、プラズマディスプレイは、二枚のガラスの間にヘリウムやネオンなどの高圧のガスを封入し、そこに電圧をかけることによって発光させる表示装置である。発光する原理は、蛍光灯と同じで、他の方式に比べてコントラストが高く、視野角が広いという特徴がある。
また、エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイは、電圧をかけると発光する物質を利用したディスプレイである。発光体をガラス基板に蒸着し、基板にかける電圧を制御して表示を行う。低電力で高い輝度を得ることができ、視認性、応答速度、寿命、消費電力の点で優れており、液晶ディスプレイのように薄型にすることができる。
なお、本発明において、これら表示装置は特に限定されるものではなく、例えば、製造コスト、耐衝撃性などを考慮して、適宜選択することが可能である。
なお、以下においては、可変表示部として、液晶パネル又はプラスチック液晶が設けられている場合について説明することとする。また、本発明では、液晶パネルとプラスチック液晶とを併せて、液晶パネル等ともいうこととする。
本発明の弾球遊技機に設けられる液晶パネルなどの大きさは、遊技者が液晶パネルなどに表示される画像を視認することができる範囲であれば、特に限定されるものではない。また、液晶パネルなどが設けられる位置については、特に限定されるものではなく、1枚板からなる透過性の基板の裏面に設けられていてもよく、また、上記基板に嵌め込まれていてもよい。液晶パネルなどの位置および大きさについては、例えば、演出画像や可変表示ゲームを示す画面画像の大きさや、製造コストなどを考慮して、適宜設定することが可能である。また、本発明の弾球遊技機に設けられる液晶パネルなどの数は、必ずしも1枚である必要はなく、複数枚の液晶パネルなどが設けられることとしてもよい。
本発明に係る液晶パネルなどの駆動方式としては、特に限定されるものではなく、例えば、アクティブマトリックス駆動方式、パッシブマトリックス駆動方式、ダイナミック駆動方式などの従来公知の種々の駆動方式を用いることができる。
また、本発明に係る液晶パネルなどに光を照射するバックライトは、特に限定されるものではなく、その方式としては、例えば、反射板方式、導光体方式、面状光源方式などの従来公知の方式のバックライトを用いることができる。
ここでいう透過性とは、可変表示部に表示される画像を、1枚板の基板からなる遊技盤を介してはっきりと視認することが可能な程度に、上記基板が透明であることをいい、上記基板の可視光線透過率が共に30%以上であることが望ましく、共に50%以上であることがより望ましい。
本発明において、上記基板を構成する樹脂組成物のうち、(A)セルロース・アセテート系樹脂は、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂、セルロース・アセテート・プロピオネート樹脂、またはセルロースジアセテート樹脂であり、これらの樹脂は、通常、入手可能などのようなものを用いてもよい。
(A)セルロース・アセテート系樹脂は、これらの樹脂の1種単独でもよいし、2種以上を併用してもよい。
(A)セルロース・アセテート系樹脂としては、好ましくは、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂あるいはセルロース・アセテート・プロピオネート樹脂である。
樹脂組成物中、(A)セルロース・アセテート系樹脂の配合割合は、通常、99〜50重量%、好ましくは95〜60重量%である。99重量%を超えると、押出機などの成型機器での加工性が悪くなる。一方、50重量%未満では、ヘイズ値が高くなり透明性が阻害される。
一方、上記樹脂組成物を構成する(B)脂肪族ポリエステルは、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下、好ましくは−20〜−50℃の必要がある。(B)脂肪族ポリエステルのガラス転移温度(Tg)が0℃を超えると、(A)成分とブレンドしても、得られるシートの可撓性が損なわれ、釘打ちの際、クラックが発生、遊戯盤の基板として好ましくない。
本発明に使用することができる(B)脂肪族ポリエステルは、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート共重合体、ポリブチレンサクシネート・カーボネート共重合体、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリ(3−ヒドロキシブチレート)とその共重合体、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・テレフタレート共重合体、ポリブチレンアジペート・テレフタレート共重合体、ポリテトラメチレンアジペート・テレフタレート共重合体、ポリブチレンサクシネート・アジペート・テレフタレート共重合体、およびこれらの混合物である。
なお、上記ポリブチレンサクシネートには、ポリブチレンサクシネート単独とランダム共重合体のポリブチレンサクシネート・アジペート(PBS−AD)とがある。ポリブチレンサクシネート単独の融点は116℃、ポリブチレンサクシネート・アジペートは96℃である。
樹脂組成物中、(B)脂肪族ポリエステルの配合割合は、通常、1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%である。1重量%未満では、得られるシートの可撓性が損なわれ、釘打ちの際、クラックの発生、また、押出機などの成型機器での加工性が悪くなる。一方、50重量%を超えると、ヘイズ値が高くなり、透明性が損なわれる。
上記樹脂組成物には、必要に応じて、通常用いられる帯電防止剤、安定剤、酸化防止剤、または色調調整のために染料や顔料を添加しても良い。
また、これら添加剤を合成樹脂に練り込む方法については、従来公知の方法が使用される。例えば、合成樹脂と帯電防止剤や安定剤とを混合攪拌機で充分に混合し、押出加工、ブロックプレス、キャスティングなどの装置により板状に成型すればよい。
基板は、上記の樹脂成分、さらに必要に応じて添加剤を配合した樹脂組成物を、常法に従い、押出加工、ブロックプレス、キャスティングなどにより基板化することによって得られる。
基板の厚さは、1〜30mmが好ましく、さらに好ましくは10mm前後である。
基板の表側はハードコートしてもよいし、しなくてもよい。ハードコート剤としては、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系、ポリエステル系などを採用することができる。
基板をハードコートする方法としては、例えばディッピング、スプレー、塗布、転写方法などを採用することができる。
以上の基板は、(A)セルロース・アセテート系樹脂および(B)脂肪族ポリエステルが特定割合で配合された樹脂組成物を用いているため、厚さ1.0mmに成形されたシートにおけるJIS K6714に準拠して測定したヘイズが20%以下、好ましくは0.1〜10%程度の透明なシートである。
基板の表面または裏面には絵柄フィルムを設けてもよい。絵柄とは、模様と色彩との結合をいい、絵柄フィルムとは、その表面または裏面に絵柄が描かれたフィルムをいう。
絵柄フィルムには、模様のみが描かれてもよいし、色彩のみが描かれてもよい。また、絵柄フィルムには、文字、数字、揮毫などが描かれてもよい。さらに、絵柄フィルムに描かれた絵柄は、光を一部透過してもよく、光を全て遮断してもよい。
絵柄フィルムに絵柄を形成する方法としては限定されない。例えば、オフセット印刷、シルク印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷などにより透明なフィルムに印刷層を形成してもよいし、絵柄の描かれたシールなどをフィルムに貼り付けてもよい。
本発明の遊技盤および弾球遊技機によれば、可塑剤を含有しない、上記(A)セルロース・アセテート系樹脂および(B)脂肪族ポリエステルを主成分とする樹脂組成物からなる1枚板からなる透過性の基板を備えたので、樹脂特有の伸縮性、柔軟性、透明性、加工性がパチンコ仕様として優れているという理由により、遊技盤の作製が容易で、かつ障害釘の釘打ち性が高まるとともに、釘調整による釘孔のゆるみを防止することができる。また、可塑剤を用いていないので、リサイクル性に優れ、自然環境にやさしく、また、玉の滑り性を阻害しない、表示画面が雲らないという利点を有する。
実施例1
以下、図面を参照して、本発明の実施例を具体的に説明する。ただし、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。
図1において、10は本発明の実施例1に係る弾球遊技機で、この弾球遊技機10は、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた本体枠12の窓枠16と、窓枠16の下側で本体枠12の前面に設けられた上皿20および下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26とを備えている。
遊技盤14は、樹脂製の透明な基板13を有している。基板13は、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(イーストマン・ケミカル社製、商品名:Tenite Butyrate)80重量%とポリブチレンサクシネート(昭和高分子社製、商品名:ビオノーレ、Tg=−32℃)20重量%を、既知の方法で特に制限されるものではないが、直接投入する方法や、一度押出機を用いてストランド状にするなどの方法をとり、溶融ブレンドし、シート化には、Tダイ押出法、インフレーション押出法、カレンダー法などのように、溶融押出してなる1枚板からなる透過性のものである。基板13の厚さは10mmである。
また、基板13の所定位置には、弾球の入賞口30が複数形成されている。また、基板13には、その表側から多数本の障害釘が打たれている。
なお、この基板13のJIS K6714に準拠して測定したヘイズ値(ただし、厚さ1mm)は3.4%であり、透明性に優れていた。
基板13は、本体枠12に形成された凹部12cに着脱不可能に固定されている。基板13は、本体枠12の爪部12aに掛止状態で立設されている。基板13の表面には、絵柄フィルム15が貼られている。絵柄フィルム15は、絵柄の描かれていない非絵柄描画領域15aと、絵柄の描かれた絵柄描画領域15bとからなる。従って、全体として、絵柄フィルム15を含む遊技盤14は、液晶パネル(可変表示部)32の前方部分が透明となっている。
絵柄フィルム15を含む遊技盤14の透明な部分(透明部)の裏面には、アクティブマトリックス駆動方式の液晶パネル32と、液晶パネル32に対して光を照射するバックライト34a,34bとを備えた表示装置35が設けられている。この液晶パネル32が、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される可変表示部である。
遊戯中、ハンドル26を操作して発射手段により発射された遊技球は、遊技釘に当りながら流下し、風車に当接して入賞口30に入るか、回収口(アウト口)に入る。
液晶パネル32により表示される特別図柄は、例えば「0」から「9」の10種類の数字からなり、図柄の変動表示が開始されると、その特別図柄の数字が移動および変化し、開始から一定時間後に停止する。そして、この停止時に表示された図柄が予め定められた特別図柄の組合せ(例えば「7、7、7」)であれば、当たりとなって大きい入賞口30の扉が所定時間だけ開き、遊技球が入賞し易く遊技者に有利な状態となる。
このように、実施例1では、基板13として、可塑剤を含有していない、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂およびポリブチレンサクシネートを主成分とする樹脂組成物からなる1枚板からなる透過性のものを使用するようにしたので、樹脂特有の伸縮性、柔軟性、透明性、加工性がパチンコ仕様として優れているという理由により、遊技盤の作製が容易で、かつ障害釘の釘打ち性が高まるとともに、釘調整による釘孔のゆるみを防止することができる。
また、基板13では、透明性、耐摩耗性、反り性に対しても良好な結果が得られた。
さらに、この基板13では、可塑剤を含有していないので、下記のようにして、該基板自体のブリードアウト試験を実施したが、ブリードアウト評価は良好であった。
さらに、この基板は、可塑剤を含有しないので、遊戯盤の廃棄処分の際も、取り外して焼却処分することができ、コンポスト中でも分解し、自然環境に優しいことが実証された。
さらに、この基板は、可塑剤を含有しないので、玉の滑り性を阻害せず、表示画面が雲らないことが確認された。
ブリードアウト試験
実施例1で使用された基板13に紙を載せて、温度50℃、湿度90%の雰囲気下で72時間放置し、ブリードアウトの経時変化を観察した。
○(良好):基板表面の変化がなく、紙への汚染が観察されない。
△(可):基板表面にやや曇りが観察され、紙への汚染が少量観測された。
×(不良):基板表面に著しく曇りが発生し、紙への汚染が多量観測された。
比較例1〜2
実施例1において、基板に用いられる樹脂組成物100重量部に対し、さらに可塑剤としてジエチルヘキシルアジペート(新日本理化社製、商品名サンソサイザーDOA)を9重量%(比較例1)、あるいは3重量%(比較例2)含有する樹脂組成物を用いて、実施例1と同様にして基板13を作製し、実施例1と同様にして、遊戯盤を組み立てた。
比較例1〜2で用いられた基板を実施例1と同様にして、ブリードアウト性を評価したが、それぞれ、不良、可であった。
また、比較例1の遊戯盤では、組み立て後2週間経過した時点の確認で、表示画面の曇りと、貼り合わせた絵柄フィルムの剥がれが発生し、また、比較例2の遊戯盤では、可撓性が損なわれ、釘打ちの際、クラックが発生しており、いずれも、実施例1の遊戯盤に較べて、遊技盤としての安定性の点において劣っていた。
なお、実施例1で用いられた基板のブリードアウト試験前のヘイズ値(ただし、厚さ1mm)は3.4%、ブリードアウト試験後のヘイズ値(ただし、厚さ1mm)は3.5%、比較例1で用いられた基板のブリードアウト試験前のヘイズ値(ただし、厚さ1mm)は4.3%、ブリードアウト試験後のヘイズ値(ただし、厚さ1mm)は36.8%、比較例2で用いられた基板のブリードアウト試験前のヘイズ値(ただし、厚さ1mm)は3.9%、ブリードアウト試験後のヘイズ値(ただし、厚さ1mm)は21.4%であった。
ここで、ヘイズ値は、厚さ1.0mmに成形されたシートにおけるJIS K6714に準拠して測定した値である。
本発明の実施例1に係る弾球遊技機の正面図である。 本発明の実施例1に係る弾球遊技機に組み込まれた遊技盤の縦拡大断面図である。
符号の説明
10 弾球遊技機
13 基板
14 遊技盤
15 絵柄フィルム
30 入賞口
32 液晶パネル(可変表示部)

Claims (6)

  1. 1以上の入賞口が形成され、かつ裏側に複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部が設けられる弾球遊技機用の遊技盤において、
    (A)セルロース・アセテート・ブチレート樹脂、セルロース・アセテート・プロピオネート樹脂およびセルロースジアセテート樹脂の群から選ばれた少なくとも1種のセルロース・アセテート系樹脂、ならびに(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下である脂肪族ポリエステルを主成分とする樹脂組成物(ただし、可塑剤を含有しない)製の1枚板からなる透過性の基板を備えた遊技盤。
  2. 基板を構成する樹脂組成物が、(A)セルロース・アセテート系樹脂99〜50重量%、(B)脂肪族ポリエステル1〜50重量%〔ただし、(A)+(B)=100重量%〕を主成分とする請求項1記載の遊戯盤。
  3. (B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下である脂肪族ポリエステルが、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート共重合体、ポリブチレンサクシネート・カーボネート共重合体、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリ(3−ヒドロキシブチレート)とその共重合体、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・テレフタレート共重合体、ポリブチレンアジペート・テレフタレート共重合体、ポリテトラメチレンアジペート・テレフタレート共重合体、ポリブチレンサクシネート・アジペート・テレフタレート共重合体、およびこれらの混合物の群から選ばれた少なくとも1種である、請求項1または請求項2記載の遊戯盤。
  4. 可変表示部が液晶、プラズマおよびエレクトロルミネッセンス表示方式装置のいずれかである請求項1に記載の遊技盤。
  5. 基板の表面または裏面には、絵柄が描かれた絵柄フィルムが設けられた請求項1〜請求項4のうち、何れか1項に記載の遊技盤。
  6. 1以上の入賞口が設けられた遊技盤と、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部とを有し、
    該可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能な弾球遊技機において、
    遊技盤が、請求項1〜請求項5のうち、何れか1項に記載のものである弾球遊技機。
JP2006183967A 2006-07-04 2006-07-04 遊技盤および弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4853906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006183967A JP4853906B2 (ja) 2006-07-04 2006-07-04 遊技盤および弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006183967A JP4853906B2 (ja) 2006-07-04 2006-07-04 遊技盤および弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008011946A JP2008011946A (ja) 2008-01-24
JP4853906B2 true JP4853906B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39069590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006183967A Expired - Fee Related JP4853906B2 (ja) 2006-07-04 2006-07-04 遊技盤および弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4853906B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5323587B2 (ja) * 2009-06-03 2013-10-23 旭化成ケミカルズ株式会社 弾球遊技機基盤用複合シート及び弾球遊技機基盤
JP5638267B2 (ja) * 2010-03-18 2014-12-10 株式会社足立ライト工業所 樹脂製遊技盤

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3765363B2 (ja) * 1998-08-20 2006-04-12 アルゼ株式会社 遊技機
JP2005066088A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Toyo Kasei Kk 遊技機の装飾シート
JP2005124955A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Takara Celluloid:Kk 遊技機用化粧板
JP4834980B2 (ja) * 2004-11-26 2011-12-14 東レ株式会社 成形材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008011946A (ja) 2008-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10624173B2 (en) Invisible, light-transmissive display system
JP5489153B2 (ja) 印刷用フィルム及び積層フィルム
EP3799013A1 (en) Color display device, vehicle interior/exterior member, lamp for panel light, signboard for display and vehicle
JP5969375B2 (ja) 紫外線硬化型接着剤組成物、それを用いた積層体
JP2012091406A (ja) 透明導電性積層フィルム及びタッチパネル
JP4928277B2 (ja) 電飾看板
JP4853906B2 (ja) 遊技盤および弾球遊技機
CN107151470A (zh) 硬质涂布组合物
JP2012079474A (ja) 発光体
JP4793810B2 (ja) 遊技盤及び弾球遊技機
KR20150052074A (ko) 적층판 및 표면보호판
KR102633397B1 (ko) 유리 부착형 led 전광판
JP2015000822A (ja) 飛散防止膜付きカバーガラス及びその製造方法
JP2021161244A (ja) 粘着剤組成物、粘着フィルム及び光拡散フィルム
JP7135937B2 (ja) パネル積層体及びその製造方法
JP7144220B2 (ja) 光透過性樹脂シート
JP6150546B2 (ja) 画像表示装置用粘着シート、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置
JP2006096952A (ja) 紫外線硬化型インキおよび印刷表示物
KR100710983B1 (ko) 박형 대전방지 하드코팅 필름의 제조방법 및 이를 이용한박형 대전방지 하드코팅 필름
JP2000136360A (ja) 粘着シ―ト
JP6289542B2 (ja) 熱硬化ポリウレタンシートの製造方法
KR20140119860A (ko) 표시장치용 윈도우 및 이를 포함하는 표시 장치
JPH11106713A (ja) 粘着シート
US20250157994A1 (en) Light-emitting diode film
JP6724949B2 (ja) 応力緩和層としてのシリコーンゴムフィルムおよびそれを有するフレキシブルデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111019

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4853906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees