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JP4854344B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Description

本発明は、スキャナやデジタルカメラからデータを読み込み、この読み込んだ画像にシャープネス処理を行い、高品位に印刷する画像処理装置、画像処理装置の制御方法および記憶媒体に関する。
スキャナやデジタルカメラが読み取り、撮影した画像は、通信ネットワークへの負荷を考慮し、JPEG圧縮等の高圧縮法によってファイルに保存されることが多い。
この場合、圧縮による量子化ノイズが発生する可能性が高く、特に、小さいサイズの画像を拡大して印刷する場合、上記圧縮による量子化ノイズが目立つ。この圧縮による量子化ノイズを抑制させるために、いくつかノイズ除去処理が提案されているが、このノイズ除去によって、シャープ感が失われるという欠点がある。
近年、これらの欠点に対応するため、ノイズ除去、シャープネス処理、拡大処理を効率よく行うシステムが、提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−295236号公報
ユーザは、スキャナ、デジタルカメラが取り込み、撮影した画像を印刷する際、画像の色調整等を行うための画像編集ソフト(レタッチソフト)によって、画像を一旦取り込み、モニタ上を目視操作する。この目視操作によって、色調整やシャープネス処理、各種フィルタ処理によるノイズ除去を行うことができる。
特に、近年のPCの進化に伴い、複雑な画像処理をソフト上で実現することができる。また、デジタルカメラ等に設けられている内蔵メモリが高容量化され、RAWデータと呼ばれる非圧縮データの扱いも一般的になりつつある。
そして、ユーザは、画像編集ソフト上で編集した画像を印刷するために、プリンタを制御するプリンタドライバに、画像データの印刷を指示する。このときに、プリンタドライバ側での用紙設定や拡大率設定を利用して、印刷する出力サイズを設定することが多い。
近年、プリンタで印刷できるメディアのサイズ種類が増えたので、プリンタドライバ側の設定を利用すれば、画像編集ソフト側で、オリジナルの画像サイズをその都度変更しなくても、種々の出力サイズで気軽に印刷することができる。
また、大きな拡大処理を行うと、シャープネスの効果が現れ難くなるという問題があるので、近年、拡大設定だけでなく、シャープネス設定を、プリンタドライバ側でもできるようにし、拡大率に応じてユーザがシャープネス値を変更することができる。
図5は、従来の画像処理装置200を示すブロック図である。
従来の画像処理装置200において、画像編集ソフト80のシャープネス処理85と、プリンタドライバ90のシャープネス処理92とのように、2箇所でシャープネス処理をかけると、画質的な劣化が問題になる。
つまり、上記従来例では、シャープネス処理が複数あり、また、拡大処理を伴う印刷時に、印刷品位を向上することができないという問題がある。
本発明は、シャープネス処理が複数あり、また、拡大処理を伴う印刷時に、印刷品位を向上することができる画像処理装置、画像処理装置の制御方法および記憶媒体を提供することを目的とする。
本願の画像処理装置は、プレビュー表示を行いながら画像データを編集することが可能な編集ソフトと、上記編集ソフトから転送された画像データを印刷データに変換しプリンタへ送信するプリンタドライバとを具備する画像処理装置において、上記編集ソフトにおいて編集対象の画像データのプレビュー表示を行いながら当該画像データに対してユーザにより指定されたシャープネス値を取得する第1の取得手段と、上記プリンタドライバにおいて上記第1の取得手段により取得されるシャープネス値とは独立して設定されているシャープネス値を取得する第2の取得手段と、上記第1の取得手段が取得したシャープネス値と上記第2の取得手段が取得したシャープネス値とを合成する合成手段と、上記編集ソフトにおいてシャープネス値が指定された画像データであって、指定されたシャープネス値に従ったシャープネス処理が施されていない画像データを取得する第3の取得手段と、上記合成手段が合成した値に基づいて、上記第3の取得手段が取得した画像データにシャープネス処理を行う処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、編集ソフト上でプレビュー表示を行いながらユーザにより指定されたシャープネス値と、プリンタドライバ側で設定されたシャープネス値とを合成し、一括で処理するので、処理のスピードが上がり、また、画質面でも高品位な結果が得られるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である画像処理装置100を示すブロック図である。
画像処理装置100は、画像編集ソフト10と、プリンタドライバ20と、スキャナ31と、デジタルカメラ32と、外部記憶装置33と、プリンタ34とを有する。
画像編集ソフト10は、スキャナ31やデジタルカメラ32から画像データを読み込む。画像編集ソフト10は、画像データ読取生成処理12と、プレビュー表示処理13と、シャープネス値設定処理14と、シャープネス情報転送処理15と、画像転送処理17と、画像データ保存処理18とを有する。
画像編集ソフト10上で、画像を新規に作成することも可能である。また、読み込まれたデータや、作成されたデータは、画像データ保存処理18によってハードディスク等の外部記憶装置33に保存される。
ユーザは、モニタ上のプレビュー表示処理13を見ながら、各種色調整、ノイズ削減処理を行い、シャープネス値設定処理14によって、シャープネス値を設定する。この段階では、ユーザは、出力用紙のサイズを意識することなく、モニタ上の画像を見ながら、オリジナル画像のシャープネス値を設定する。
プリンタドライバ20は、シャープネス処理22と、シャープネス値設定処理23と、拡大率通知処理24と、拡大処理25と、シャープネス値合成処理26とを有する。
図2は、画像編集ソフト10のユーザインタフェースUI1の一例を示す図である。
「スキャナから読込」ボタン54や、「デジカメから読込」ボタン55を押すことによって読み込まれたデータのプレビュー画像が、プレビュー枠52に表示される。ユーザはこのプレビューを見ながら、シャープネス値設定ボタン53によって、シャープネス値を調整する。
およそのシャープネス調整が終わったら、データ転送ボタン56を押すことによって、対象の画像データと、画像編集ソフトによって設定されたシャープネス値とが、プリンタドライバ20に転送される。
ここで、大切なことは、画像編集ソフトで設定されたシャープネス値と、シャープネス処理をかけていない実画像とを、プリンタドライバ20に転送することである。なお、印刷用の画像を、プレビュー画像と区別して、実画像と呼ぶ。
プリンタドライバ20は、画像編集ソフト10のシャープネス情報転送処理15によってシャープネス値(この値を、以下、「シャープネス値A」と呼ぶ)を受け取る。また、画像転送処理17から、シャープネス処理がかけられていない実画像データを受け取る。
プリンタドライバ20では、画像編集ソフト10とは別に、シャープネス値設定処理23によって、シャープネス値を設定することが可能である。
このように、シャープネス設定を、画像編集ソフト10とプリンタドライバ20との両方に持つ理由は、次のとおりである。
つまり、画像編集ソフト10でのシャープネス設定は、あくまでもオリジナル画像に対する編集であり、オリジナル画像のピンぼけや、画像強調処理を行うことを目的とし、プリンタ等の出力機器の特性は考慮せずに調整される。一方、プリンタドライバ20側でのシャープネス設定は、プリンタ34への出力を意識した設定である。一般的に、色再現範囲の狭いメディアは、シャープネスの効果が現れにくいので、色再現範囲の広いメディアよりも、シャープネス値を大きく設定する必要がある。また、出力するメディアサイズが大きいと、それだけシャープネスの効果が弱くなる傾向にあり、この場合も、シャープネス値を大きく設定する。
図3は、プリンタドライバ20のユーザインタフェースUI2の一例を示す図である。
プリンタドライバ20上でのシャープネス設定ボタン63で、シャープネス値を設定する(この値を、以下、「シャープネスB」と呼ぶ)。シャープネスBは、プリンタドライバ20から転送されたシャープネス値Aとは、独立して、設定可能である。
また、拡大率設定ボタン64によって、印刷する画像の拡大率を設定する。
プリンタドライバ20において、シャープネス値と拡大率との設定が終わると、印刷ボタン65を押し、印刷する。
次に、この印刷処理の動作について説明する。
シャープネス値合成処理26において、画像編集ソフト10でのシャープネス値Aと、プリンタドライバ20でのシャープネス値Bとを合成する。この合成処理の際、拡大率通知処理24が得たプリンタドライバ20で設定された拡大率を加味し、合成処理を行い、最終的なシャープネス値Cを得る。
この合成処理に関しては、以下が一般的な例である。yを、xの関数とした場合、y=f(x)と表記すると仮定し、
シャープネス値C=f(拡大率)*(シャープネス値A+シャープネス値B)
である。
図4は、シャープネス値への乗数と拡大率との関係であるy=f(x)の一例を示す図である。
図4に示すように、拡大率100%を超えると、シャープネス値への乗数を徐々に大きくし、ある閾値(本例では500%)を超えると、シャープネス値への乗数を一定に保つようにする。シャープネス値があまりにも大きくなると、シャープネス処理が掛かり過ぎ、エッジ等に白抜けが発生する。
シャープネス値合成処理26において得られたシャープネス合成値Cを用い、プリンタドライバ20内のシャープネス処理22で、シャープネス処理を一括して行う。その後に、拡大処理25によって画像を拡大処理し、プリンタ34へ印刷データを転送する。
このように、シャープネス処理を一括して行い、また、シャープネス処理の合成時に、出力の際の拡大率を加味して算出することによって、高品位な画質を得ることができる。
また、上記実施例によれば、従来、画像編集ソフトの内部で行われていた実画像へのシャープネス処理が不要になるので、効率的に処理を行うことができる。
本発明の実施例1である画像処理装置100を示すブロック図である。 画像編集ソフト10のユーザインタフェースUI1の一例を示す図である。 プリンタドライバ20のユーザインタフェースUI2の一例を示す図である。 シャープネス値への乗数と拡大率との関係であるy=f(x)の一例を示す図である。 従来の画像処理装置200を示すブロック図である。
符号の説明
100…画像処理装置、
10…画像編集ソフト、
12…画像データ読取生成処理、
13…プレビュー表示処理、
14…シャープネス値設定処理、
15…シャープネス情報転送処理、
17…画像転送処理、
18…画像データ保存処理、
20…プリンタドライバ、
22…シャープネス処理、
23…シャープネス値設定処理、
24…拡大率通知処理、
25…拡大処理、
26…シャープネス値合成処理、
31…スキャナ、
32…デジタルカメラ、
33…外部記憶装置、
34…プリンタ、
UI1…画像編集ソフト10のユーザインタフェース、
UI2…プリンタドライバ20のユーザインタフェース。

Claims (6)

  1. プレビュー表示を行いながら画像データを編集することが可能な編集ソフトと、上記編集ソフトから転送された画像データを印刷データに変換しプリンタへ送信するプリンタドライバとを具備する画像処理装置において、
    上記編集ソフトにおいて編集対象の画像データのプレビュー表示を行いながら当該画像データに対してユーザにより指定されたシャープネス値を取得する第1の取得手段と;
    上記プリンタドライバにおいて上記第1の取得手段により取得されるシャープネス値とは独立して設定されているシャープネス値を取得する第2の取得手段と;
    上記第1の取得手段が取得したシャープネス値と上記第2の取得手段が取得したシャープネス値とを合成する合成手段と;
    上記編集ソフトにおいてシャープネス値が指定された画像データであって、指定されたシャープネス値に従ったシャープネス処理が施されていない画像データを取得する第3の取得手段と;
    上記合成手段が合成した値に基づいて、上記第3の取得手段が取得した画像データにシャープネス処理を行う処理手段と;
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    上記プリンタドライバにおいて画像の拡大率を設定する拡大率設定手段を有し、
    上記合成手段は、上記拡大率設定手段で設定された拡大率が100%となるまでは上記第1の取得手段で取得したシャープネス値と上記第2の取得手段で取得したシャープネス値とを加算した値を上記処理手段がシャープネス処理を行う際のシャープネス値とすることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2において、
    上記合成手段は、上記拡大率設定手段で設定された拡大率が100%より大きい所定の拡大率を超えた場合、上記加算した値に所定の値を乗じた値を、上記シャープネス処理を行う際のシャープネス値とし、上記拡大率が100%より大きく上記所定の拡大率となるまでは拡大率の増加に伴って1より大きく上記所定の値より小さい範囲で単調増加させた値を上記加算した値に乗じた値を、上記シャープネス処理を行う際のシャープネス値とすることを特徴とする画像処理装置。
  4. プレビュー表示を行いながら画像データを編集することが可能な編集ソフトと、上記編集ソフトから転送された画像データを印刷データに変換しプリンタへ送信するプリンタドライバを用いた画像処理方法において、
    上記編集ソフトにおいて編集対象の画像データのプレビュー表示を行いながら当該画像データに対してユーザにより指定されたシャープネス値を取得する第1の取得工程と;
    上記プリンタドライバにおいて上記第1の取得工程において取得されるシャープネス値とは独立して設定されているシャープネス値を取得する第2の取得工程と;
    上記第1の取得工程で取得されたシャープネス値と上記第2の取得工程で取得されたシャープネス値とを合成する合成工程と;
    上記編集ソフトにおいてシャープネス値が指定された画像データであって、指定されたシャープネス値に従ったシャープネス処理が施されていない画像データを取得する第3の取得工程と;
    上記合成工程で合成された値に基づいて、上記第3の取得工程で取得した画像データにシャープネス処理を行う処理工程と;
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項4において、
    上記プリンタドライバにおいて画像の拡大率を設定する拡大率設定工程を有し、
    上記合成工程は、上記拡大率設定工程で設定された拡大率が100%となるまでは上記第1の取得工程で取得したシャープネス値と上記第2の取得工程で取得したシャープネス値とを加算した値を上記処理工程でシャープネス処理を行う際のシャープネス値とすることを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項5において、
    上記合成工程は、上記拡大率設定工程で設定された拡大率が100%より大きい所定の拡大率を超えた場合、上記加算した値に所定の値を乗じた値を、上記シャープネス処理を行う際のシャープネス値とし、上記拡大率が100%より大きく上記所定の拡大率となるまでは拡大率の増加に伴って1より大きく上記所定の値より小さい範囲で単調増加させた値を上記加算した値に乗じた値を、上記シャープネス処理を行う際のシャープネス値とすることを特徴とする画像処理方法。
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