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JP4862349B2 - エレベータのスクリーン案内溝の点検装置 - Google Patents
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JP4862349B2 - エレベータのスクリーン案内溝の点検装置 - Google Patents

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この発明は、エレベータの乗場に設けられたスクリーン案内溝内の異物の有無を点検する点検装置に関するものである。
エレベータの乗場には、火災発生時にエレベータ昇降路を介して煙が建築物内に蔓延することを防止するため、乗場出入口を密封状態に遮蔽するスクリーンが設置されたものがある。かかる従来技術として、乗場三方枠の上枠に設けられた巻取り装置と、遮煙性及び遮炎性を有するスクリーンからなる耐熱性シートと、この耐熱性シートの幅方向の縁部に装着された磁石と、耐熱性シートの下端に装着された重錘と、煙感知器の動作によって巻取り装置の制御手段に回転制動解除を指令する制御装置とを備え、火災発生時に、煙感知器の作動に基づく制御手段の動作によって耐熱性シートを下降させ、乗場出入口を遮蔽するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−338160号公報
特許文献1記載のスクリーンは、その両端部が、乗場三方枠の縦枠に形成されたスクリーン昇降溝を通って縦枠内部に配置され、縦枠内に設けられたガイドレールによってその移動方向が案内されている。縦枠に形成された上記スクリーン昇降溝は、一般に使用されているシャッター等の昇降溝より細く、通常、約6mm程度しかないため、スクリーン昇降溝に異物が挟まっていないか、或いは、ガイドレール内にスクリーンの昇降を阻害するようなゴミ等が入り込んでないか等の判断が難しく、エレベータの保守点検時、スクリーン昇降溝及びガイドレール(以下、「スクリーン案内溝」という)の点検作業に時間と手間を要して作業性が悪いという問題があった。また、スクリーン昇降溝に挟まった異物や、ガイドレール内に放置されたゴミ等を保守点検時に発見することができなかった場合には、スクリーンによる乗場出入口の遮蔽が完全なものとはならず、火災発生時における防火及び防煙性能が十分に確保できなくなるといった問題も生じていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータの保守点検時、スクリーン案内溝の保守点検を簡単に、且つ、確実に実施することができるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置を提供することである。
この発明に係るエレベータのスクリーン案内溝の点検装置は、エレベータの乗場三方枠の縦枠に設けられ、縦枠を構成する乗場側及び昇降路側のパネルの互いに隣接する各端部が反乗降通路側に曲成されることによって端部間に形成され、火災発生時に乗場出入口の上方から下降して乗場出入口を遮蔽するスクリーンの両端部が配置されるスクリーン昇降溝と、スクリーン昇降溝を反乗降通路側から跨ぐように、一側部が乗場側のパネルの裏面に、他側部が昇降路側のパネルの裏面に設けられたガイドレールの内部と、を点検するエレベータのスクリーン案内溝の点検装置において、スクリーン昇降溝の幅よりも細い棒状部と、側端面側から見て棒状部に対して一直線状となるように棒状部の一端部に設けられ、スクリーン昇降溝の幅よりも大きな幅、及び、スクリーン昇降溝の幅よりも薄い厚みを有するプレート部とを備え、プレート部は、スクリーン昇降溝の溝方向に合わせて立てた状態でスクリーン昇降溝に挿入された後、ガイドレールの内部で棒状部を中心に回転されて水平な状態に配置されると、先端部及び両側部が、ガイドレールの内面と所定の間隙を有して対向するものである。
この発明に係るエレベータのスクリーン案内溝の点検装置によれば、エレベータの保守点検時、スクリーン案内溝の保守点検を簡単に、且つ、確実に実施することができるようになる
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はエレベータ乗場を示す正面図、図2は図1におけるA−A断面図である。図1及び図2において、1はエレベータ乗場に設けられ、乗場の床面2とともに乗場出入口を形成する乗場三方枠であり、乗場出入口の両側に立設されて、その一部が乗場出入口の側壁3aを形成する縦枠3と、この縦枠3の上部に渡って設けられ、乗場出入口の上方に配置された幕板4とから構成される。5は乗場に設けられて乗場出入口を開閉する乗場ドア、6は幕板4の裏面側に設けられたスクリーンケースであり、このスクリーンケース6の中に、防火性及び防煙性を有するスクリーン7が巻き取られて収納されている。
また、8は乗場出入口の側壁3aを構成する乗場三方枠1の各縦枠3に互いに対向するように設けられたスクリーン昇降溝であり、スクリーンケース6から乗場の床面2に渡って鉛直方向に形成されている。9はスクリーン昇降溝8が設けられた各縦枠3の反乗降通路側に設けられて、スクリーン7の昇降時にその両端部の移動方向を案内するガイドレールである。
ここで、上記スクリーン昇降溝8は、乗場出入口の側壁3aを構成する縦枠3aの乗場側及び昇降路側に配置されたパネルによって形成されている。即ち、スクリーン昇降溝8は、縦枠3aを構成する上記両パネルの互いに隣接する端部3b及び3cが、横断面が略L字状となるように上下に渡って反乗降通路側に曲成されて、所定の幅を有して互いに対向するように配置されることによって形成されている。また、ガイドレール9は、横断面が略コ字状を呈しており、このコ字状部によってスクリーン昇降溝8を跨ぐように、一側部が乗場側の上記パネル裏面に、他側部が昇降路側の上記パネル裏面に固定されている。
上記構成を有するエレベータの乗場では、火災感知器等によって火災が発生したことが検知されると、この火災感知器からの信号を受信して、スクリーン7が乗場出入口の上方から降下するように制御されている。スクリーン7の昇降時、スクリーン7の両端部は、乗場の通路側から縦枠3の各スクリーン昇降溝8を通って縦枠3内に配置され、ガイドレール9によってその移動方向が案内される。そして、スクリーン7の下端部が乗場の床面2に達することにより、乗場出入口が遮蔽されて、防火区画が形成される。なお、乗場三方枠1の縦枠3に形成された各スクリーン昇降溝8は、一般に使用されるシャッター等の昇降溝よりも細く、約6mm程度で構成されている。
次に、上記スクリーン昇降溝8及びガイドレール9からなるスクリーン案内溝の保守点検を行う点検装置について説明する。エレベータの保守点検時、エレベータ保守作業員によって、スクリーン昇降溝8に異物が挟まっていないか、或いは、ガイドレール9内にスクリーン7の昇降を阻害するようなゴミ等が入り込んでいないか等の点検が、後述する点検装置を用いて実施される。
図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置であり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。図3において、スクリーン案内溝の点検装置は、所定の大きさ及び厚みを有する略四角形状のプレート部10と、一端部がプレート部10の一端面に設けられた所定の直径を有する略円柱状の棒状部11と、棒状部11の他端部に設けられた把手部12とから構成される。
ここで、上記棒状部11は、所定の長さを有し、その直径がスクリーン昇降溝8の幅Bよりも細くなるように構成されている。一方、上記プレート部10は、棒状部11に対して略一直線状となるように棒状部11の一端部に設けられ、ガイドレール9内において棒状部11を中心に垂直状態から水平状態に回動可能なようにガイドレール9の横断面よりも一回り小さい所定の形状、及び、スクリーン昇降溝8の幅Bよりも薄い厚みを有している。
次に、上記構成を有する点検装置を用いて、スクリーン案内溝の点検を行う場合について説明する。図4は、この発明の実施の形態1におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の動作を説明する図である。図3及び図4において、エレベータの保守点検時、保守作業員は、点検装置のプレート部10をスクリーン昇降溝8の溝方向に合わせて垂直に立てた状態で持ち、このプレート部10をスクリーン昇降溝8内に挿入する。そして、プレート部10を完全にガイドレール9内に配置した後、このプレート部10を90度回転させて水平な状態とし、プレート部10を水平な状態に保持したまま上下方向に移動させる。
ここで、プレート部10はガイドレール9の横断面形状よりも一回り小さい形状を有しており、ガイドレール9内で水平状態に配置された際に、その先端部がガイドレール9の内面と所定の僅かな間隙を有して対向するように構成されている。このため、ガイドレール9内に異物が入り込んでいる場合には、点検装置を上下方向に移動させた際にプレート部10がこの異物に接触するため、保守作業員はガイドレール9内の異物の存在を容易に把握することができる。また、スクリーン昇降溝8に異物が挟まっている場合には、点検装置を上下方向に移動させた際に棒状部11がこの異物に接触するため、保守作業員はスクリーン昇降溝8内の異物の存在も容易に把握することが可能となる。
この発明の実施の形態1によれば、検出装置のプレート部10及び棒状部11によって、ガイドレール9内及びスクリーン昇降溝8内の異物を容易に、且つ、確実に発見することができ、保守作業時間を大幅に短縮させることが可能となる。なお、プレート部10が水平になっているかを確認することができる目印等を把持部12に設けることにより、保守点検作業をより確実なものとすることもできる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置であり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。図5において、スクリーン案内溝の点検装置は、スクリーン昇降溝8の幅Bよりも薄い一枚の薄板から成形されている。即ち、上記点検装置は、一枚の薄板から、所定の大きさ及び厚みを有する略四角形状のプレート部13と、一端部がプレート部13に接続された、スクリーン昇降溝8の幅Bよりも細い幅を有する棒状部14と、棒状部14の他端部に接続された把持部15と、が成形される。かかる構成を有することにより、点検装置をレーザー加工や型での打ち抜き加工等によって製作することが可能となり、安価に提供することが可能となる。なお、その他は、実施の形態1と同様の構成及び効果を有する。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置であり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。図6において、スクリーン案内溝の点検装置は、所定の大きさ及び厚みを有する略四角形状のプレート部10と、一端部がプレート部10の一端面に設けられた所定の直径を有する略円柱状の棒状部11と、棒状部11の他端部に設けられた把手部12と、棒状部11の他端部側にこの棒状部11に直交するように設けられた所定の直径を有する略円形状の保護プレート16とから構成される。
なお、図7はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の動作を説明する図であり、プレート部10をガイドレール9内に配置した後に90度回転させてプレート部10を水平状態にした状態を示している。ここで、上記保護プレート16は、プラスチック等の軟質材で構成され、プレート部10をスクリーン昇降溝8内に挿入してガイドレール9内に配置したときに、縦枠3の側壁3aに僅かな間隙を有して対向するような位置に配置されている。かかる構成を有することにより、保守点検作業中に側壁3aの意匠面に傷を付けることを防止することができ、保守性を向上させることが可能となる。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の正面図、図9はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の動作を説明する図である。図8及び図9において、スクリーン案内溝の点検装置は、所定の大きさ、形状及び厚みを有するプレート部17と、一端部がプレート部17の一端面に設けられた所定の直径を有する略円柱状の棒状部11と、棒状部11の他端部に設けられた把持部12とから構成される。
ここで、上記プレート部17は、棒状部11に対して略一直線状となるように棒状部11の一端部に設けられ、ガイドレール9内において棒状部11を中心に垂直状態から水平状態に回動可能なようにガイドレール9の横断面よりも一回り小さい所定の形状、及び、スクリーン昇降溝8の幅Bよりも薄い厚みを有している。即ち、プレート部17の先端部は、ガイドレール9内で水平状態に配置された際に、ガイドレール9の内面と所定の僅かな間隙を有して対向するように構成されている。このため、プレート部17をガイドレール9内に配置後に90度回転させて上下方向に移動させることにより、ガイドレール9奥側の異物の存在を容易に点検することができる。
一方、プレート部17の反先端部側は、プレート部10がガイドレール9内で水平状態に配置された際に、スクリーン昇降溝8を形成する溝構成部と所定の間隙を有して対向するように構成されている。即ち、プレート部17の反先端部側には、プレート部10がガイドレール9内で水平状態に配置された際に、上記溝構成部となるパネルの端部3b及び3cに所定の間隙を有して対向する凹部が形成されている。したがって、プレート部17をガイドレール9内に配置後に90度回転させて水平状態とし、さらにプレート部17を乗場通路側に所定距離スライドさせることにより、上記パネル端部の両側の空間にもプレート部17が配置されるため、かかる空間に存在する異物も容易に発見することが可能となる。
この発明の実施の形態4によれば、検出装置のプレート部17及び棒状部11によって、ガイドレール9内全体及びスクリーン昇降溝8内の異物を、より確実に発見することが可能となる。その他は、実施の形態1から3の何れかと同様の構成及び効果を有する。
なお、この発明の実施の形態4では、プレート部17の反先端部側に、パネルの端部3b及び3cの形状に合わせた凹部を形成することにより、パネルの端部3b及び3c両側に存在する異物を発見することとしているが、プレート部17の反先端部側の形状は凹部に限るものではなく、ガイドレール9内全体の異物を発見することができるように溝構成部の形状に合わせて成形すれば良いことは言うまでもない。
エレベータ乗場を示す正面図である。 図1におけるA−A断面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置であり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置であり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置であり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の正面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータのスクリーン案内溝の点検装置の動作を説明する図である。
符号の説明
1 乗場三方枠
2 乗場の床面
3 縦枠
3a 側壁
3b、3c 端部
4 幕板
5 乗場ドア
6 スクリーンケース
7 スクリーン
8 スクリーン昇降溝
9 ガイドレール
10、13、17 プレート部
11、14 棒状部
12、15 把手部
16 保護プレート

Claims (4)

  1. エレベータの乗場三方枠の縦枠に設けられ、前記縦枠を構成する乗場側及び昇降路側のパネルの互いに隣接する各端部が反乗降通路側に曲成されることによって前記端部間に形成され、火災発生時に乗場出入口の上方から下降して前記乗場出入口を遮蔽するスクリーンの両端部が配置されるスクリーン昇降溝と、
    前記スクリーン昇降溝を反乗降通路側から跨ぐように、一側部が乗場側の前記パネルの裏面に、他側部が昇降路側の前記パネルの裏面に設けられたガイドレールの内部と、
    を点検するエレベータのスクリーン案内溝の点検装置において、
    前記スクリーン昇降溝の幅よりも細い棒状部と、
    側端面側から見て前記棒状部に対して一直線状となるように前記棒状部の一端部に設けられ、前記スクリーン昇降溝の幅よりも大きな幅、及び、前記スクリーン昇降溝の幅よりも薄い厚みを有するプレート部と
    を備え、
    前記プレート部は、前記スクリーン昇降溝の溝方向に合わせて立てた状態で前記スクリーン昇降溝に挿入された後、前記ガイドレールの内部で前記棒状部を中心に回転されて水平な状態に配置されると、先端部及び両側部が、前記ガイドレールの内面と所定の間隙を有して対向することを特徴とするエレベータのスクリーン案内溝の点検装置。
  2. 前記プレート部は、前記スクリーン昇降溝の溝方向に合わせて立てた状態で前記スクリーン昇降溝に挿入された後、前記ガイドレールの内部で前記棒状部を中心に回転されて水平な状態に配置され、更に乗降通路側に所定距離スライドされると、反先端部が、前記スクリーン昇降溝を形成する乗場側の前記パネルの端部の裏面と昇降路側の前記パネルの端部の裏面とに所定の間隙を有して対向することを特徴とする請求項1に記載のエレベータのスクリーン案内溝の点検装置。
  3. 前記プレート部は、
    前記棒状部の他端部に設けられた把持部と、
    を備え、
    前記プレート部と前記棒状部と前記把持部とが、一枚の板材から成形されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのスクリーン案内溝の点検装置。
  4. 前記プレート部が前記ガイドレール内に配置された際に前記乗場三方枠の前記縦枠と所定の間隙を有して対向する保護プレートが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のエレベータの点検装置。
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