JP4863137B2 - 工作機械における遮蔽装置 - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1に係る工作機械における遮蔽装置は、主軸ヘッドを備えコラムに支持されてX軸方向に移動するサドルの両側部に一端を取り付けた一対の遮蔽シートが、前記コラムの前部両脇に鉛直に設けられた案内ローラによってコラムの側面に沿って案内されると共に、それぞれの他端部どうしをコラムの後部の両側に設けられた案内プーリに巻き掛けた索条によって緊張状態として環状に連結され、前記サドルに追従して移動してサドルの両側に露出する前記コラムの前面側の空間を常時遮蔽するようにした工作機械における遮蔽装置であって、前記各案内プーリが、それぞれ、前記各遮蔽シートの他端部から前記コラムの後方へ延長された索条を上下方向の少なくとも一方へ向けて案内する第1の案内プーリと、前記索条が案内された方向におけるコラムの端部付近の高さに位置され、第1の案内プーリで案内された索条を対向する第1の案内プーリ側に向けて案内する第2の案内プーリとを備えていることを特徴としている。
すなわち、請求項1に係る工作機械における遮蔽装置によれば、遮蔽シートを緊張させる索条を、第1、第2の案内ローラによって、コラムの内側の空間部を避けて案内移動させることができるので、前記空間部で移動する主軸ヘッドに搭載された機器、機材に対し、コラムの背後側から作業者が容易に接近することができ、それらの保守点検作業を前記索条に邪魔されることなく、容易、迅速に行うことができる。また、前記索条は、従来のように、前記機器、機材との干渉を避けるためコラムの後方へ大きく迂回して配設する必要がないので、機械の所要設置空間を小さくすることができると共に、構造が簡単で、前記機器、機材の主軸ヘッドに対する配置、処理の自由度を増すことができる。
図1〜図3は本発明の第一の実施の形態に係る工作機械における遮蔽装置1を示す。
この遮蔽装置1は、例えば、横型のマシニングセンタである工作機械2に付設されている。
前記工作機械2は、ベッド3と、該ベッド3の後端部にボルトで固定して立設された門型のコラム4と、該コラム4の上部ビーム4Aにおける前面側と下部ビーム4Bにおける前面側にそれぞれ水平に設けたX軸レール4a,4bに案内されてX軸方向xに移動するサドル5と、該サドル5の両側に鉛直方向に設けたY軸レール(図示せず)に案内されてY軸方向yに移動する主軸ヘッド6と、前記ベッド3に設けた一対のZ軸レール(図示せず)に案内され、Z軸駆動モータによってコラム4の前側においてZ軸方向zに移動されるテーブル(図示せず)とを備えている。
前記案内ローラ16は、前記コラムの上端とベッド3の上面にそれぞれ固定された軸受金具20a,20bによって鉛直の軸回りに回転自在に支持されている。
なお、前部の第2の案内プーリ18aは前側の支持片23aの背面側に支持され、中間部の第2の案内プーリ18bは後側の支持片23bの前側に支持され、後部の第2の案内プーリ18cは後側の支持片23bの後側に支持され、前部、中間部、後部の第2の案内プーリ18a,18b,18cは、前側に位置するものほど高位となるように支持高さが若干異ならされている。
なお、図中、符号26a,26bは、前記主軸ヘッド6の上下に設けたY軸遮蔽装置であり、金属製等の多数の平板をリンク等によって伸縮自在に連結してなり、前記主軸ヘッド6の上下移動に追従して移動し、該主軸ヘッド6の上下部に生じるサドル5の前面の空間を遮蔽するもので、従来周知のものである。
前記工作機械2によってテーブル上のワークを切削加工する際は、Y軸サーボモータ10でボールねじ機構10aが駆動されて主軸ヘッド6がY軸レールに沿ってY軸方向yに移動されると共に、X軸サーボモータでボールネジ機構7が駆動されて前記サドル5がX軸レール4a,4bに沿ってX軸方向xに移動されることにより、前記主軸ヘッド6がX軸方向xに移動される。前記サドル5がX軸方向xに移動する場合は、前記遮蔽シート15,15が索条19,19によって環状に連結されているので、サドル5が一方(図1で右方)に移動すると、該サドル5の一方側に取り付けられている遮蔽シート15が、他方側の遮蔽シート15を介して索条19によって引っ張られ、また、前記サドル5が他方(図1で左方)へ移動すると、該サドル5の他方側に取り付けられている遮蔽シート15が、一方側の遮蔽シート15を介して索条19によって引っ張られる。
前記構成の遮蔽装置1においては、前記遮蔽シート15,15に上中下に等間隔をあけて取り付けられた複数の索条19a,19b,19cが、第1の各案内プーリ17a,17b,17cによって水平に案内されて移動して、遮蔽シート15,15を前記案内ローラ16,16に直交方向に緊張して接触させるので、該遮蔽シート15,15は上下方向にずれたり、皺が生じることなく、前記サドル5に追従してコラムの前面と側面に沿って円滑に移動する。
したがって、前記索条19は、可及的にコラム4の背面側や頂部側に接近させて配設して、機械の所要設置空間を小さくすることができると共に、メンテナンス時に作業者が主軸ヘッド6にコラム4の背後から容易に接近でき、該主軸ヘッドやそれに付設された機器の保守、点検が容易に行える。
第二の実施の形態に係る工作機械における遮蔽装置1Aにおいても、第一の実施の形態に係る工作機械における遮蔽装置1によると同様な作用、効果を奏するほかに、複数本の各索条19a,19b,19cを無端状に連結、調整する作業をコラム4の背後の低い位置で安全、容易に行うことができる。
また、前記案内プーリ18,18の前部、中間部、後部案内プーリ18a,18b,18cの高さ位置を、前側に位置するものほど高さが高くなるように若干異ならせて設定し、前記索状19,19の各索状19a,19b,19cの高さを異ならせたので、それらが前後方向に近接されている場合でも、索条19,19の張力調整等の操作を行うスペースを十分に確保することができて好ましいが、これに限らず、各案内プーリ18a,18b,18cの高さ位置を同一に設定し、前記各索状19a,19b,19cの高さが同一となって案内プーリ18,18間に掛け渡されるようにしてもよくい。さらに、それらの高さはコラム4の前後方向おける順位に従って傾斜変位させる必要はない。
また、前記実施の形態に係る工作機械におけるX軸遮蔽装置1においては、本発明を適用する工作機械として横型のマシニングセンタを例にして説明したが、本発明はこれに限らず、縦型のマシニングセンタ、フライス盤、研削盤、その他の工作機械に適用することもできる。
2 工作機械
3 ベッド
4 コラム
4a X軸レール
4b 空間部
5 サドル
6 主軸ヘッド
8 主軸モータ
15 遮蔽シート
16 案内ローラ
17,17a,17b,17c 第1の案内プーリ
18,18a,18b,18c 第2の案内プーリ
19,19a,19b,19c 索条
21 ブラケット
22,24a,24b,24c 支軸
23 支持部材
Claims (3)
- 主軸ヘッドを備えコラムに支持されてX軸方向に移動するサドルの両側部に一端を取り付けた一対の遮蔽シートが、前記コラムの前部両脇に鉛直に設けられた案内ローラによってコラムの側面に沿って案内されると共に、それぞれの他端部どうしをコラムの後部の両側に設けられた案内プーリに巻き掛けた索条によって緊張状態として環状に連結され、前記サドルに追従して移動してサドルの両側に露出する前記コラムの前面側の空間を常時遮蔽するようにした工作機械における遮蔽装置であって、
前記各案内プーリは、それぞれ、前記各遮蔽シートの他端部から前記コラムの後方へ延長された索条を上下方向の少なくとも一方へ向けて案内する第1の案内プーリと、前記索条が案内された方向におけるコラムの端部付近の高さに位置され、第1の案内プーリで案内された索条を対向する第1の案内プーリ側に向けて案内する第2の案内プーリとを備えていることを特徴とする工作機械における遮蔽装置。 - 前記索条は各遮蔽シートにその上下方向に所定間隔をあけて複数本設けられ、前記各第1の案内プーリは、索条の本数と同数で上下方向に同間隔をあけ、かつ下位のものほど前記コラムの後方側へ位置をずらして配置されて、各索条を水平方向に平行に案内した後上方へ向けて案内するように設けられ、また、前記各第2のプーリは、索条と同数のものがコラムの前後方向に間隔をあけてコラムの上端付近の高さ位置に配置されて、各第1の案内プーリで上方へ垂直に案内された各索条を水平方向に案内するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械における遮蔽装置。
- 前記索条は各遮蔽シートにその上下方向に所定間隔をあけて複数本設けられ、前記各第1の案内プーリは、索条の本数と同数で上下方向に同間隔をあけ、かつ上位のものほど前記コラムの後方側へ位置をずらして配置されて、各索条を水平方向に平行に案内した後下方へ垂直に案内するように設けられ、また、前記各第2のプーリは、索条と同数のものがコラムの前後方向に間隔をあけてコラムの下端付近の高さ位置に配置されて、各第1の案内プーリで下方へ垂直方向に案内された各索条を水平方向に案内するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の工作機械における遮蔽装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2006259254A JP4863137B2 (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 工作機械における遮蔽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006259254A JP4863137B2 (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 工作機械における遮蔽装置 |
Publications (2)
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| JP2008073829A JP2008073829A (ja) | 2008-04-03 |
| JP4863137B2 true JP4863137B2 (ja) | 2012-01-25 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2006259254A Active JP4863137B2 (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 工作機械における遮蔽装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4863137B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2950155B2 (ja) * | 1994-07-21 | 1999-09-20 | 株式会社新潟鉄工所 | 工作機械 |
| JP4573237B2 (ja) * | 2003-09-19 | 2010-11-04 | キタムラ機械株式会社 | 工作機械 |
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2006
- 2006-09-25 JP JP2006259254A patent/JP4863137B2/ja active Active
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