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JP4874727B2 - 移動ユニット支持装置 - Google Patents
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JP4874727B2 - 移動ユニット支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動ユニット支持装置に関し、特に移動ユニットをボールで挟む際の予圧量調整が可能な移動ユニット支持装置に関する。
従来、カメラなどの撮像装置において撮像中に生じた手ブレ量に応じて、像ブレ補正レンズまたは撮像素子を光軸と垂直な平面上を移動させる移動ユニット支持装置を設けることにより結像面上での像ブレを抑制する像ブレ補正装置が提案されている。
特許文献1は、ボールを介して像ブレ補正レンズ又は撮像素子を有する移動ユニットを狭持する像ブレ補正装置を開示する。
特開2005−352113号公報
しかし、特許文献1の装置は、ボールを介して移動ユニットを一定の予圧量で狭持するための調整が困難である。
したがって本発明の目的は、ボールを介して移動ユニットを狭持する予圧量を精度良く調整できる移動ユニット支持装置を提供することである。
本発明に係る移動ユニット支持装置は、第1〜第3球と、第1〜第3球に対して、所定方向に予圧を加える第1〜第3予圧プローブと、第1〜第3予圧プローブの外周面で螺合し、第1〜第3球を保持する第1〜第3リテーナとを有する第1固定部と、ボール状の第1〜第3調整部材を有する第2固定部と、所定方向に垂直な平面上を移動可能な状態で、第1〜第3球、及び第1〜第3調整部材を介して予圧が加えられた状態で第1、第2固定部の間に挟まれる移動ユニットとを備え、第1〜第3リテーナは、第1固定部に固定された第1〜第3固定リテーナと、第1〜第3固定リテーナの内周面と外周面で螺合し、第1〜第3予圧プローブの外周面と内周面で螺合し、第1〜第3球を保持し、所定方向に移動可能な第1〜第3可動リテーナとを有する。
好ましくは、第2固定部は、第1〜第3調整部材が貫通可能な第1〜第3ボール受け穴と、第1〜第3ボール受け穴の第1固定部と反対側に取り付けられ第1〜第3調整部材を受ける第1〜第3受け板とを有し、第1〜第3受け板は、取り外し可能である。
さらに好ましくは、第1〜第3ボール受け穴は、第1〜第3受け板を取り外した時に、予圧の量を測定するための予圧量測定部が接触可能である。
また、好ましくは、第1〜第3ボール受け穴は、第1〜第3受け板を取り外した時に、第1〜第3可動リテーナの所定方向の移動に基づく第1〜第3調整部材の第2固定部に対する変位を測定する変位量測定部が接触可能である。
また、好ましくは、移動ユニットは、第1〜第3可動リテーナの所定方向の移動に基づいて、第1、第2固定ユニットの間の位置が仮調整され、第1〜第3予圧プローブによる第1〜第3球の予圧に基づいて、移動ユニットの最終位置と、予圧量が本調整される。
さらに好ましくは、仮調整の後、第1〜第3可動リテーナは、所定方向の移動が出来ないように固定され、本調整の後、第1〜第3予圧プローブは、予圧が出来ないように固定される。
また、好ましくは、仮調整において、第1〜第3可動リテーナは、移動ユニットと接触し、本調整の後、第1〜第3可動リテーナは、第1〜第3球の予圧により、移動ユニットと一定距離だけ離れる。
また、好ましくは、第1〜第3リテーナは、第1〜第3可動リテーナのバックラッシュによる所定方向のずれを調整する第1〜第3バックラッシュ取りバネを有する。
本発明に係る移動ユニット支持装置は、球と、球に対して、所定方向に予圧を加える予圧プローブと、予圧プローブの外周面で螺合し、球を保持するリテーナとを有する第1固定部と、ボール状の調整部材を有する第2固定部と、所定方向に垂直な平面上を移動可能な状態で、球、及び調整部材を介して予圧が加えられた状態で第1、第2固定部の間に挟まれる移動ユニットとを備え、リテーナは、第1固定部に固定された固定リテーナと、固定リテーナの内周面と外周面で螺合し、予圧プローブの外周面と内周面で螺合し、球を保持し、所定方向に移動可能な可動リテーナとを有する。
以上のように本発明によれば、ボールを介して移動ユニットを狭持する予圧量を精度良く調整できる移動ユニット支持装置を提供することができる。
以下、本実施形態について、図を用いて説明する。カメラ本体1はデジタルカメラであるとして説明する。なお、方向を説明するために、カメラ本体1において、レンズ鏡筒2内に収容されている撮影レンズ(不図示)の光軸Oと直交する水平方向を第1方向x、光軸Oと直交する鉛直方向を第2方向y、光軸Oと平行な水平方向を第3方向zとして説明する。
カメラ本体1は、レンズ鏡筒2、及び防振ユニット10を有する(図1参照)。
被写体像は、CCDなどの撮像素子ISによって撮影レンズを介した光学像として撮像され、A/D変換後、画像処理され、撮像された画像が表示される。また、撮像により得られた画像信号は、メモリーカードなどの記憶部により記録される。
防振ユニット10は、手ブレ量に対応して、撮像素子ISを含む移動ユニット15aを光軸Oに垂直な平面上(以下、xy平面上とする)を移動させることによって、手ブレによって生じた被写体像の結像面における光軸Oのずれを無くし、被写体像と結像面位置を一定に保つことで、像ブレを補正する装置である。
防振ユニット10は、移動ユニット15aと固定ユニット15bとから構成される(図2〜10参照)。移動ユニット15aは、ボール(第1〜第3基板支持部32A〜32C)を介して、カメラ本体1に固定された固定ユニット15b(第1、第2ヨークYA、YB)の間に挟まれ、xy平面上に移動可能である。移動ユニット15aは、ローパスフィルタLF、撮像素子IS、撮像板基板45、第1、第2水平方向駆動用コイルCXA、CXB、第1、第2鉛直方向駆動用コイルCYA、CYBを有する。固定ユニット15bは、第1、第2ヨークYA、YB、第1〜第5支柱31A〜31E、基板支持部32、第1、第2水平方向駆動用磁石MXA、MXB、及び第1、第2鉛直方向駆動用磁石MYA、MYBを有する。
第1、第2水平方向駆動用コイルCXA、CXB、第1、第2鉛直方向駆動用コイルCYA、CYBは、撮像板基板45上に取り付けられる。
第1、第2ヨークYA、YBは、板状の磁性金属部材で、第3方向zに垂直に並べられる。第1〜第5支柱31A〜31Eは、第3方向zに平行で、第1、第2ヨークYA、YBの間に取り付けられる。
第1〜第5支柱31A〜31Eの一端は、第1ヨークYAの第1〜第5取付部33A1〜33E1に取り付けられ、他端は、第2ヨークYBの第6〜第10取付部33A2〜33E2に取り付けられる。第1ヨークYAと第2ヨークYBとの間は一定距離に保たれる。
第1〜第3支柱31A〜31Cは、撮像板基板45に設けられた第1〜第3移動ユニット規制部34A〜34Cを通る。第1〜第3移動ユニット規制部34A〜34Cは、移動ユニット15aが、像ブレ補正のための移動ユニット15aの移動範囲内にある時に、第1〜第3支柱31A〜31Cが撮像板基板45(第1〜第3移動ユニット規制部34A〜34Cのいずれかの端部)と接触しない大きさと位置関係に設定される空間である。カメラ本体1が振られたりする時など、移動ユニット15aが、像ブレ補正のための移動ユニット15aの移動範囲を超えて移動した時に、第1〜第3支柱31A〜31Cの少なくとも1つが撮像板基板45(第1〜第3移動ユニット規制部34A〜34Cのいずれかの端部)に接触し、移動ユニット15aの移動が規制される。
カメラ本体1がオフ状態にされた場合は、第1鉛直方向駆動用コイルCYAなどによる移動ユニット15aをxy平面上の特定の場所への移動や固定動作が行われず、移動ユニット15aは重力に従ってxy平面上に移動せしめられ、第1〜第3支柱31A〜31Cの少なくとも1つが撮像板基板45に接触した状態で保持される。
第4、第5支柱31D、31Eは、撮像板基板45に設けられた第4、第5移動ユニット規制切り欠き34D、34Eを通る。第4、第5移動ユニット規制切り欠き34D、34Eは、移動ユニット15aがxy平面上を移動する際に、第4、第5支柱31D、31Eが接触しない大きさと位置関係に設定される。
撮像板基板45は、第1、第2ヨークYA、YB、第1〜第3支柱31A〜31C、及び第1〜第3基板支持部32A〜32Cによってxy平面上を摺動自在な状態で狭持される。
基板支持部32を構成する第1〜第3基板支持部32A〜32Cは、それぞれ第1〜第3リテーナ32A1〜32C1、第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2、第1〜第3球32A3〜32C3、第1〜第3調整部材32A4〜32C4、及び第1〜第3受け板32A5〜32C5を有する(図3〜図5参照)。本実施形態では、3対のリテーナ、予圧プローブ、球、及び3対の調整部材、受け板を有する形態を説明するが、いずれも4対以上であってもよい。
第1〜第3リテーナ32A1〜32C1は、第1〜第3球32A3〜32C3のボール受けであり、第1ヨークYAに取り付けられる。第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2は、第1〜第3球32A3〜32C3に対して、第3方向zで且つ第1ヨークYAから撮像板基板45の方向に向けて予圧(荷重)を加える装置で、それぞれ第1〜第3リテーナ32A1〜32C1の内周面に螺合して取り付けられており、不図示の治具で回転させることにで、第3方向zにおける進退が可能となっている。第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2の第3方向zへの移動により、第1〜第3球32A3〜32C3に加える予圧量(荷重)が調整される。第1〜第3球32A3〜32C3は、回転自在な状態で、第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2による予圧によって撮像板基板45を第3方向zに付勢する。第3方向zに付勢された(予圧を受けた)撮像板基板45は、第1〜第3調整部材32A4〜32C4を予圧する。
第1球32A3と第1調整部材32A4は、第3方向z上に並べられる。第2球32B3と第2調整部材32B4は、第3方向z上に並べられる。第3球32C3と第3調整部材32C4は、第3方向z上に並べられる。
第1〜第3リテーナ32A1〜32C1の詳細について説明する(図5、図11〜13参照)。第1〜第3リテーナ32A1〜32C1は、第1〜第3固定リテーナ32A11〜32C11、第1〜第3隙間調整(可動)リテーナ32A12〜32C12、及び第1〜第3バックラッシュ取りバネ32A13〜32C13を有する。図5、図11〜13参照は、第3リテーナ32C1の詳細として、第3固定リテーナ32C11、第3隙間調整リテーナ32C12、及び第3バックラッシュ取りバネ32C13の構成を示す。第1、第2リテーナ32A1、32B1の詳細構成図は省略するが、第3リテーナ32C1の詳細構成と同様である。
第3固定リテーナ32C11は、第3リテーナ32C1の外側部分を構成し、第1ヨークYAに固定される。第3固定リテーナ32C11の内周面はネジ切りされており、第3隙間調整リテーナ32C12が螺合して取り付けられる。
第3隙間調整リテーナ32C12は、第3リテーナ32C1の内側部分を構成し、外周面は、第3固定リテーナ32C11と螺合し、内周面は、第3予圧プローブ32C2と螺合する。第3隙間調整リテーナ32C12は、第3球32C3を保持し、第3方向zに移動可能である。第3隙間調整リテーナ32C12の第3方向zの移動に伴って、第3予圧プローブ32C2、及び第3球32C3は第3方向zに移動しない。
第3隙間調整リテーナ32C12の撮像板基板45側の端部は、後述する仮調整時に、撮像板基板45と接触し、本調整後は、撮像板基板45との間が微少な隙間(第1距離)が空けられる。
第3隙間調整リテーナ32C12のネジのバックラッシュによる第3方向zのずれを調整するため、第3バックラッシュ取りバネ32C13が第3隙間調整リテーナ32C12を第3方向zに付勢する位置に取り付けられる。
第3隙間調整リテーナ32C12は、後述する仮調整後には、接着剤などのネジロックにより、第3方向zへの移動が出来ない状態に固定される。
第3予圧プローブ32C2は、後述する本調整後には、接着剤などのネジロックにより、予圧出来ない状態(第3方向zへの移動が出来ない状態)に固定される。
第1〜第3球32A3〜32C3は、第1ヨークYA上で三角形の頂点を構成するように配置される。第1〜第3調整部材32A4〜32C4は、第2ヨークYB上で三角形の頂点を構成するように配置される。
第1〜第3受け板32A5〜32C5、及び第2ヨークYAに設けられた第1〜第3ボール受け穴32A6〜32C6は、ボール状の第1〜第3調整部材32A4〜32C4を回転自在に保持するボール受けの役割を果たす。第1〜第3ボール受け穴32A6〜32C6は、第1〜第3調整部材32A4〜32C4のボール径よりもわずかに大きい穴で貫通している。
予圧量測定部50を使用した予圧量(荷重)測定の際、及び窪み量測定部60を使用した窪み量測定の際には、第1〜第3受け板32A5〜32C5は、第2ヨークYBから取り外しされ、第1〜第3調整部材32A4〜32C4は、第1〜第3ボール受け穴32A6〜32C6から第3方向zで且つ撮像板基板45と反対側に突出した状態にされる(図11、図13参照)。
予圧量測定部50は、第1〜第3調整部材32A4〜32C4に接触して、第1〜第3基板支持部32A〜32Cの予圧量(荷重)を測定するプッシュプルスケール(プッシュプルゲージ)である(図11参照)。
窪み量測定部60は、第1〜第3調整部材32A4〜32C4に接触して、第1〜第3基板支持部32A〜32Cの第2ヨークYBに対する位置関係(窪み量、変位)を測定するデジタルゲージである(図13参照)。
本実施形態では、移動ユニット15aを、ボールを介して挟む際に、移動ユニット15aが第3方向zに変位しないように、複数位置(第1〜第3基板支持部32A〜32C)で第3方向zに予圧がかけられている。この予圧量について、予圧量測定部50を使って測定できる構造を有するため、予圧量の調整が出来ない形態に比べて精度のよい予圧が可能になり、防振制御のばらつきを抑制することが可能になる。
第1〜第3受け板32A5〜32C5が第2ヨークYBに取り付けられた時、第1〜第3調整部材32A4〜32C4は、回転自在な状態で、第1〜第3受け板32A5〜32C5の反力(第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2による予圧の反力)によって撮像板基板45を第3方向zに付勢する。
第1、第2水平方向駆動用磁石MXA、MXB、及び第1、第2鉛直方向駆動用磁石MYA、MYBは、第1ヨークYA上に取り付けられる(図3参照)。
撮像板基板45は、移動ユニット15aが移動を開始する前の初期状態において、光軸Oが撮像素子ISの有効撮像領域の中心を通り、有効撮像領域の矩形を構成する辺が第1方向xまたは第2方向yに平行である位置関係(移動中心位置)に配置されるのが望ましい。撮像素子ISは、撮像板基板45上で且つ第1ヨークYAの穴35と対向する側に配置される。
第1水平方向駆動用コイルCXAは、第1水平方向駆動用磁石MXAと第3方向z上で対向する位置関係にある。第2水平方向駆動用コイルCXBは、第2水平方向駆動用磁石MXBと第3方向z上で対向する位置関係にある。
第1鉛直方向駆動用コイルCYAは、第1鉛直方向駆動用磁石MYAと第3方向z上で対向する位置関係にある。第2鉛直方向駆動用コイルCYBは、第2鉛直方向駆動用磁石MYBと第3方向z上で対向する位置関係にある。
第1、第2水平方向駆動用磁石MXA、MXBは、N極とS極とが、交互に並べられる。
第1、第2鉛直方向駆動用磁石MYA、MYBは、N極とS極とが、交互に並べられる。
第1水平方向駆動用コイルCXAのコイルパターンは、自身に流れる電流と、第1水平方向駆動用磁石MXAの磁界から生ずる電磁力により、第1水平方向駆動用コイルCXAを含む移動ユニット15aを第1方向xに移動させる駆動力を発生すべく、第2方向yに平行な線分を有する。第2水平方向駆動用コイルCXBのコイルパターンは、自身に流れる電流と、第2水平方向駆動用磁石MXBの磁界から生ずる電磁力により、第2水平方向駆動用コイルCXBを含む移動ユニット15aを第1方向xに移動させる駆動力を発生すべく、第2方向yに平行な線分を有する。
第1鉛直方向駆動用コイルCYAのコイルパターンは、自身に流れる電流と、第1鉛直方向駆動用磁石MYAの磁界から生ずる電磁力により、第1鉛直方向駆動用コイルCYAを含む移動ユニット15aを第2方向yに移動させる駆動力を発生すべく、第1方向xに平行な線分を有する。第2鉛直方向駆動用コイルCYBのコイルパターンは、自身に流れる電流と、第2鉛直方向駆動用磁石MYBの磁界から生ずる電磁力により、第2鉛直方向駆動用コイルCYBを含む移動ユニット15aを第2方向yに移動させる駆動力を発生すべく、第1方向xに平行な線分を有する。
第1ヨークYAは、第2ヨークYBに対して、レンズ鏡筒2側に近い側に配置される。第1ヨークYAは、撮像素子ISの有効撮像領域に入射する光を遮らないように、撮像素子ISと対向する部分がくりぬかれた穴35を有する。穴35は、移動ユニット15aが移動した際に撮像素子ISやローパスフィルタLFなどが第1ヨークYAの穴35がある部分に接触しない程度の大きさと位置関係を有する。具体的には、カメラ本体1が振られた時などであっても、第1〜第3支柱31A〜31Cの少なくとも1つが、第1〜第3移動ユニット規制部34A〜34Cに接触して移動ユニット15aの移動が規制され、その時に移動ユニット15aが第1ヨークYAの穴35がある部分に接触しない程度の大きさと位置関係である。
第1、第2ヨークYA、YBは、第1、第2水平方向駆動用磁石MXA、MXB、及び第1、第2鉛直方向駆動用磁石MYA、MYBの磁界が周囲に漏れにくくして、第1水平方向駆動用コイルCXAと、第1水平方向駆動用磁石MXAとの間の磁束密度、第2水平方向駆動用コイルCXBと、第2水平方向駆動用磁石MXBとの間の磁束密度、第1鉛直方向駆動用コイルCYAと、第1鉛直方向駆動用磁石MYAとの間の磁束密度、及び第2鉛直方向駆動用コイルCYBと、第2鉛直方向駆動用磁石MYBとの間の磁束密度を高める役割を果たす。
本実施形態における予圧量の調整手順を説明する。予圧量調整の際、防振ユニット10は、第2ヨークYAが鉛直方向上側に、第1ヨークYAが鉛直方向下側になるように、設置される。また、第1〜第3受け板32A5〜32C5は取り外される。ボール受け穴32A6〜32C6のうち、窪み量が測定される穴で、窪み量測定部60のデジタルゲージと調整部材とが接触可能な状態にされる(図13参照)。デジタルゲージによる窪み量測定は、3つのボール(第1〜第3調整部材32A4〜32C4)を同時に行ってもよいし、1つずつ行ってもよい。
まず、第1手順として、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12が第3方向zに移動せしめられる。第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12を、第3方向zで且つ撮像板基板45に近づく方向に移動させると、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12の撮像板基板45に対向する側の端部(先端部)が、第1〜第3固定リテーナ32A11〜32C11よりも、撮像板基板45側に突出する(第1状態)。第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12の先端部の撮像板基板45側への突出により、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12が撮像板基板45に接触し、第3方向zで且つ第2ヨークYBに近づく方向に、力が及ぼされ、移動せしめられる。撮像板基板45を、第3方向zで且つ第2ヨークYBに近づく方向に移動せしめられると、第1〜第3調整部材32A4〜32C4も同じ方向に移動せしめられる。
第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12の移動量を調整(第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12の先端部の撮像板基板45側への突出量を調整)することにより、撮像板基板45と第2ヨークYBとの第3方向zの距離(位置関係)、及び第1〜第3調整部材32A4〜32C4の第1〜第3ボール受け穴32A6〜32C6からの窪み量が調整される。
第1〜第3調整部材32A4〜32C4の第1〜第3ボール受け穴32A6〜32C6からの窪み量は、窪み量測定部60によって調整される(仮調整、図13参照)。第1手順において、第1〜第3調整部材32A4〜32C4の第1〜第3ボール受け穴32A6〜32C6からの窪み量は、微少量(第1〜第3調整部材32A4〜32C4が、第2ヨークYBの撮像板基板45と反対側端面よりも微少量だけ窪んだ状態)に設定される。この時、第1〜第3球32A3〜32C3と、撮像板基板45との間には微少な隙間を有する状態にされ、予圧は行われていない。
仮調整後、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12は、第1〜第3固定リテーナ32A11〜32C11との間で動かないように接着剤などでネジロックされる。
次に、第2手順として、第1〜第3ボール受け穴32A6〜32C6のうち、窪み量が測定される穴で、予圧量測定部50のプッシュプルゲージと調整部材とが接触可能な状態にされる。プッシュプルゲージによる予圧量測定は、3つのボール(第1〜第3調整部材32A4〜32C4)を同時に行ってもよいし、1つずつ行ってもよい。
具体的には、第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2が第3方向zに移動せしめられる。第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2を、第3方向zで且つ撮像板基板45に近づく方向に移動させると、第1〜第3球32A3〜32C3の撮像板基板45に対向する側が、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12よりも、撮像板基板45側に突出する(第2状態)。第1〜第3球32A3〜32C3の撮像板基板45側への突出により、第1〜第3球32A3〜32C3が撮像板基板45に接触し、第3方向zで且つ第2ヨークYBに近づく方向に、力が及ぼされ、移動せしめられる。撮像板基板45を、第3方向zで且つ第2ヨークYBに近づく方向に移動せしめられると、第1〜第3調整部材32A4〜32C4も同じ方向に移動せしめられる。第1〜第3調整部材32A4〜32C4が第2ヨークYBの撮像板基板45と反対側端面から突出した状態にされると、予圧量測定部50のプッシュプルゲージと接触し、予圧量の測定が可能な状態にされる(図11参照)。
この状態で、第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2を第3方向zに移動させることにより、第1〜第3球32A3〜32C3、及び第1〜第3調整部材32A4〜32C4による撮像板基板45への予圧量が調整される(本調整)。本調整後、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12と、撮像板基板45との間には前述の窪み量と略同じ量の微少な隙間(第1距離)を有する状態にされる。
本調整後、第1〜第3予圧プローブ32A2〜32C2は、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12との間で動かないように接着剤などでネジロックされる。
撮像板基板45のxy平面上の移動をスムーズに行わせるためには、第3方向zへの予圧量は少ない方が望ましい。しかし、予圧量が少ないと、撮像板基板45が第3方向zにずれやすくなる。例えば、予圧方向と反対方向に予圧量以上の力が加えられると、撮像板基板45が第3方向zに移動せしめられ、この時撮像動作が行われるとピントずれが生じるおそれがある。本実施形態では、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12と、撮像板基板45との距離が第1距離に設定される。そのため、予圧方向と反対方向の力により、撮像板基板45が第3方向zで且つ第1ヨークYA側に移動せしめられたとしても、第1〜第3隙間調整リテーナ32A12〜32C12により、撮像板基板45の移動量は、隙間と同じ第1距離に抑えられるため、大きなピントずれが生じるおそれはない。
なお、本実施形態では、撮像素子ISを含む撮像板基板45が移動ユニット15aに配置されてxy平面上を移動する形態を説明したが、撮像素子ISは固定で、像ブレ補正レンズ(不図示)を移動ユニット15aに配置して移動させる形態でも同様の効果が得られる。
また、移動ユニット15a、固定ユニット15bを有する移動ユニット支持装置(防振ユニット10)は、像ブレ補正装置として使用されるが、これに限定されるものではなく、xy平面上を移動可能な状態で保持される移動ユニット15aを有する他の装置に使用されてもよい。
本実施形態におけるカメラ本体の外観を示す斜視図である。 防振ユニットを第1ヨーク側から見た斜視図である。 防振ユニットを第2ヨーク側から見た斜視図である。 防振ユニットの正面図である。 防振ユニットを第1方向から見た断面図である。 防振ユニットの背面図である。 移動ユニットの正面図である。 移動ユニットの背面図である。 第1ヨークの正面図である。 第1ヨークの背面図である。 防振ユニットの第3調整部材に予圧量測定部が接触する状態を示す第1方向から見た断面図である。 防振ユニットの第3リテーナの詳細を示す第1方向から見た断面図である。 防振ユニットの第3調整部材の窪み量測定部が接触する状態を示す第1方向から見た断面図である。
符号の説明
1 カメラ本体
2 レンズ鏡筒
10 防振ユニット
15a、15b 移動ユニット、固定ユニット
31A〜31E 第1〜第5支柱
32 基板支持部
32A〜32C 第1〜第3基板支持部
32A1〜32C1 第1〜第3リテーナ
32A11〜32C11 第1〜第3固定リテーナ
32A12〜32C12 第1〜第3隙間調整リテーナ
32A13〜32C13 第1〜第3バックラッシュ取りバネ
32A2〜32C2 第1〜第3プローブ
32A3〜32C3 第1〜第3球
32A4〜32C4 第1〜第3調整部材
32A5〜32C5 第1〜第3受け板
32A6〜32C6 第1〜第3ボール受け穴
33A1〜33E1 第1〜第5取付部
33A2〜33E2 第6〜第10取付部
34A〜34C 第1〜第3移動ユニット規制部
45 撮像板基板
50 予圧量測定部
60 窪み量測定部
CXA、CXB 第1、第2水平方向駆動用コイル
CYA、CYB 第1、第2鉛直方向駆動用コイル
IS 撮像素子
LF ローパスフィルタ
MXA、MXB 第1、第2水平方向駆動用磁石
MYA、MYB 第1、第2鉛直方向駆動用磁石
O 光軸
YA、YB 第1、第2ヨーク

Claims (9)

  1. 第1〜第3球と、前記第1〜第3球に対して、所定方向に予圧を加える第1〜第3予圧プローブと、前記第1〜第3予圧プローブの外周面で螺合し、前記第1〜第3球を保持する第1〜第3リテーナとを有する第1固定部と、
    ボール状の第1〜第3調整部材を有する第2固定部と、
    前記所定方向に垂直な平面上を移動可能な状態で、前記第1〜第3球、及び前記第1〜第3調整部材を介して前記予圧が加えられた状態で前記第1、第2固定部の間に挟まれる移動ユニットとを備え、
    前記第1〜第3リテーナは、前記第1固定部に固定された第1〜第3固定リテーナと、前記第1〜第3固定リテーナの内周面と外周面で螺合し、前記第1〜第3予圧プローブの外周面と内周面で螺合し、前記第1〜第3球を保持し、前記所定方向に移動可能な第1〜第3可動リテーナとを有することを特徴とする移動ユニット支持装置。
  2. 前記第2固定部は、前記第1〜第3調整部材が貫通可能な第1〜第3ボール受け穴と、前記第1〜第3ボール受け穴の前記第1固定部と反対側に取り付けられ前記第1〜第3調整部材を受ける第1〜第3受け板とを有し、
    前記第1〜第3受け板は、取り外し可能であることを特徴とする請求項1に記載の移動ユニット支持装置。
  3. 前記第1〜第3ボール受け穴は、前記第1〜第3受け板を取り外した時に、前記予圧の量を測定するための予圧量測定部が接触可能であることを特徴とする請求項2に記載の移動ユニット支持装置。
  4. 前記第1〜第3ボール受け穴は、前記第1〜第3受け板を取り外した時に、前記第1〜第3可動リテーナの前記所定方向の移動に基づく前記第1〜第3調整部材の前記第2固定部に対する変位を測定する変位量測定部が接触可能であることを特徴とする請求項2に記載の移動ユニット支持装置。
  5. 前記移動ユニットは、前記第1〜第3可動リテーナの前記所定方向の移動に基づいて、前記第1、第2固定ユニットの間の位置が仮調整され、
    前記第1〜第3予圧プローブによる第1〜第3球の前記予圧に基づいて、前記移動ユニットの最終位置と、予圧量が本調整されることを特徴とする請求項1に記載の移動ユニット支持装置。
  6. 前記仮調整の後、前記第1〜第3可動リテーナは、前記所定方向の移動が出来ないように固定され、
    前記本調整の後、前記第1〜第3予圧プローブは、前記予圧変化しないように固定されることを特徴とする請求項5に記載の移動ユニット支持装置。
  7. 前記仮調整において、前記第1〜第3可動リテーナは、前記移動ユニットと接触し、
    前記本調整の後、前記第1〜第3可動リテーナは、前記第1〜第3球の予圧により、前記移動ユニットと一定距離だけ離れることを特徴とする請求項5に記載の移動ユニット支持装置。
  8. 前記第1〜第3リテーナは、前記第1〜第3可動リテーナのバックラッシュによる前記所定方向のずれを調整する第1〜第3バックラッシュ取りバネを有することを特徴とする請求項1に記載の移動ユニット支持装置。
  9. 球と、前記球に対して、所定方向に予圧を加える予圧プローブと、前記予圧プローブの外周面で螺合し、前記球を保持するリテーナとを有する第1固定部と、
    ボール状の調整部材を有する第2固定部と、
    前記所定方向に垂直な平面上を移動可能な状態で、前記球、及び前記調整部材を介して前記予圧が加えられた状態で前記第1、第2固定部の間に挟まれる移動ユニットとを備え、
    前記リテーナは、前記第1固定部に固定された固定リテーナと、前記固定リテーナの内周面と外周面で螺合し、前記予圧プローブの外周面と内周面で螺合し、前記球を保持し、前記所定方向に移動可能な可動リテーナとを有することを特徴とする移動ユニット支持装置。
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