JP4876564B2 - 転写用凹版を用いた遮光性隔壁の形成方法 - Google Patents
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その方法が検討され、例えば特許文献3は全面撥インク性の隔壁の側面を親インク性にする方法を開示している。また、特許文献4、特許文献5、特許文献6には、隔壁材料を塗布した後に、撥インク剤による処理を行い、次にフォトリソ工程によってパターンニングし、その後隔壁で囲まれた凹部を親インク化処理する方法を開示している。さらに、特許文献7では、撥インク性のブラックマトリクスの隔壁を作成し、後工程で、ブラックマトリクス側面と、画素部に親インク材の層を形成している。
いずれせよ、隔壁の上面を撥インク性とし、別工程で凹部の側面および底面を親インク性とすることは、コストアップの原因であった。
まず、カラーフィルタ用基板dに撥インク剤eを添加したブラックマトリクス材fの溶液(フォトリソ用ブラックマトリクス材溶液)を塗布する。溶剤が揮発する前には、撥インク剤eはブラックマトリクス材に均一に分散している。図において撥インク剤eを斑文様で図示している。
・図2(b)
溶剤が揮発すると、撥インク剤eは上表面(空気と接触する面)に浮き出る(析出する)。この浮き出る現象は、撥インク剤として好ましいフッ素樹脂系のもの、シリコーン樹脂系のもので顕著であり、撥インク剤eが自由エネルギーの小さい表面を好むため、空気と接する面に浮き出してしまうためである。
・図2(c)
つぎに、ブラックマトリクス用のフォトマスクgを使用して、露光hする。光が照射されたブラックマトリクス材の表面部分では、ブラックマトリクス材が硬化すると共に、撥インク剤の下部がブラックマトリクス材に固定される(析出した撥インク剤の下部とブラックマトリクス材の上部とが連結された状態となる)。そして、後述の現像工程や有機溶剤に接触する工程で流出しなくなる。
ただし、すべての撥インク剤が固定されるのではなく、固定されるように組成や構造に工夫をこらした撥インク剤が開発されている。例えば、特許文献8、特許文献9、特許文献10に開示されている撥インク剤がそれである。
・図2(d)
現像液iにより現像を行なう。
・図2(e)
水洗、乾燥する。これにより所望のブラックマトリクス材fのパターンを得る。
なお、ブラックマトリクスの隔壁の上表面を撥インク性とする場合に必要なインクジェットインクに対する接触角は、隔壁の高さと、充填するインク量によって大きく異なるが、インクの固形分比率30%程度がインクジェットインクの限度であるとすると、35度程度あればよい。通常の撥インク剤を使用すると、この程度の接触角をある程度容易に得ることができる。
この凹版転写法での凹版は裏面露光可能なものが用いられていて、この裏面露光可能な凹版転写法用凹版jは、裏面露光光透過性基板kの上に、裏面露光光透過性の離型層lと離型性を有する遮光膜mとを設けたものよりなっている。遮光膜mのない部分が所望のブラックマトリクスのパターンである。
・図3(b)
まず、感光性のブラックマトリクス材nを凹版転写法用凹版jの版面に塗布する。
・図3(c)
次に、裏面露光hして、遮光膜mのない部分に充填されたブラックマトリクス材nを硬化する。
・図3(d)
次に、現像液iの散布などにより現像して遮光膜m上のブラックマトリクス材nを除去する。
・図3(e)
カラーフィルタ用基板dと図3(d)の工程を終了した凹版転写法用凹版jとを、その間に透明である感光性無溶剤型接着剤oを挟み込みながら重ね合わせ、カラーフィルタ用基板d側から露光hして、前記接着剤oを硬化する。
・図3(f)
カラーフィルタ用基板dを引き剥がすと、ブラックマトリクス材nは、感光性無溶剤型接着剤oを介してカラーフィルタ用基板d側に転写する。
しかし、実際問題として、カラーフィルタのブラックマトリクスパターンは幅20μm以下、厚さ2〜4μm以下と非常に微細であり、一方サイズは40インチ以上の液晶テレビがあり、さらに低コスト化のためにカラーフィルタはサイズ2000mm角程度の大きな一枚のガラス板に、多面付けで形成される。そのような仕様の転写用凹版を、フッ素樹脂板の表面加工で得ることはかなり難しい。
さらに、撥インク用添加剤として使用されるフッ素樹脂系の添加剤やシリコーン樹脂系の添加剤で、表面に偏析する性質があるもの(α)を表面に偏析した材料を使用することによって、表面に移行する性質をもつ撥インク剤(β)を添加した硬化性材料Xをその上に載せて硬化すると、表面にαが析出している面に対応した材料Xの面に撥インク材(β)が偏析することを見いだした。さらにまた、αがフッ素樹脂系の撥インク剤であってもシリコーン樹脂系の撥インク剤であっても、対応する材料Xの表面に撥インク剤βの偏析を誘起することを見いだした。すなわち、フッ素系添加剤やシリコーン樹脂系添加剤が偏析した表面は、フッ素樹脂系撥インク剤とシリコーン樹脂系撥インク剤の偏析の誘起作用を有することを見いだした。
以上の偏析誘起作用を有する材料はいずれも表面エネルギーが低い。表面エネルギーは臨界表面張力に比例するとされている。従って臨界表面張力が低い材料面は上記の偏析を誘起作用を有すると言える。これを応用することによって本発明に至った。
すなわち、前記課題は以下の材料と手段を提供することにより解決される。
請求項1の発明は、インクジェット法によるカラーフィルタ形成に使用される撥インク性の遮光性隔壁の形成方法が、少なくとも以下の工程を含むことを特徴とする遮光性隔壁の形成方法であり、この発明を提供して上記課題を解消するものである。
(1)裏面露光硬化性のカラーフィルタのブラックマトリクス用遮光性材料に自由エネルギーが低い表面へ移行する性質があるフッ素樹脂系添加剤、シリコーン樹脂系添加剤のどちらか、あるいは混合物を添加してブラックマトリクス材を調製するA工程。
(2)ブラックマトリクス材を、
撥インク剤が添加された液状状態の転写材料を転写用凹版に充填しこの転写用凹版に接して転写用凹版側の面に撥インク剤が偏析する前記転写材料が硬化または固化してから接着剤を介して重ねた被転写体の引き剥がしでこの被転写体側に前記転写材料からなる所望の物体を形成する凹版転写法で使用する前記転写用凹版であって、
版面の表面層の少なくとも一部分が、
フッ素樹脂分あるいはシリコーン樹脂分を含むブロック共重合体あるいはグラフト共重合体であり、かつ感光硬化性を付与することが可能である物質よりなるもの、
あるいは、
シリコーン樹脂系添加剤またはフッ素樹脂系添加剤が添加された液状の硬化性材料よりなる層の表面に前記シリコーン樹脂系添加剤またはフッ素樹脂系添加剤が偏析して、前記硬化性材料の層が所定の加熱処理により硬化してなるもの
であり、
表面層の前記部分に接した転写材料に添加されている撥インク剤に対する当該部分側への偏析誘起作用を備えてなるものである転写用凹版
に塗布するB工程。
(3)裏面露光によって、前記転写用凹版の凹部に充填されたブラックマトリクス材を所定の厚さまで硬化するC工程。
(4)ブラックマトリクス材の未硬化の部分を現像液で洗浄して除去し、カラーフィルタのブラックマトリクス用の撥インク性の隔壁のパターンを形成するD工程。
(5)カラーフィルタ用の透明基板と転写用凹版と向かい合わせて、カラーフィルタ用の透明基板と転写用凹版との間に透明な無溶剤UV硬化性接着剤を挟み込んだ状態でプレスするE工程。
(6)カラーフィルタ用基板側からUVを照射して無溶剤硬化性接着剤を硬化するF工程。
(7)カラーフィルタ用基板と転写用凹版を引き剥がして、接着剤を介してカラーフィルタのブラックマトリクス用の撥インク性の隔壁のパターンをカラーフィルタ用基板側に転写するG工程。
・図4(a)
この図にあっては転写用凹版1の基本的構成が示されていて、裏面露光光透過性であり、遮光層がない部分が、目的とする上表面が撥インク性の遮光性隔壁を形成する部分である。この転写用凹版1の製法、材料については後に述べる。この転写用凹版1は、ガラス基板2の上に、遮光層3と、遮光層3間であって裏面露光光透過性であり、かつ撥インク性誘起層として低臨界表面張力層4とがある構造である。
・図4(b)
撥インク剤5として低臨界表面張力層4に移行・偏析する性質のフッ素樹脂系添加剤、シリコーン樹脂系添加剤(撥インク剤)を添加したブラックマトリクス材6(溶液)を、転写用凹版1に充填する。ブラックマトリクス材6の部分の点(斑模様部分)は撥インク剤5を示している。この図4(b)は充填直後であって、撥インク剤5はブラックマトリクス材6の全体に均一に分布している。
・図4(c)
ブラックマトリクス材6を有した転写用凹版1を所定の温度・時間放置し、ブラックマトリクス材6から溶剤が揮発し、さらにブラックマトリクス材6中の撥インク剤5が空気に面するブラックマトリクス材6の上表面と転写用凹版1の凹部の底面にある低臨界表面張力層4に接するブラックマトリクス材面に偏析させる。
・図4(d)
つぎに裏面露光hし、ブラックマトリクス材6を所定の厚さで硬化する。
・図4(e)
現像液iで現像して、未硬化のブラックマトリクス材6を除去する。その際、空気面と接する面にあった撥インク剤5は除去される。
カラーフィルタ用基板dと合わせ、間に無溶剤型UV硬化透明接着剤7を挟み込み、プレスする。この工程で使用する前記無溶剤型UV硬化透明接着剤7は感光性無溶剤型の可視光透明な接着剤である。この接着剤7としては、例えば、樹脂、希釈モノマー、光増感剤を主成分とする感光性無溶剤型のカラーフィルタ用接着剤であって、樹脂がエチレン性不飽和基とカルボキシル基を有するアクリル系共重合体であるが、必要に応じ熱硬化成分、添加剤などが用いられる。
・図5(g)
カラーフィルタ用基板d側から露光hして、接着剤7を硬化する。
・図5(h)
転写用凹版1とカラーフィルタ用基板dを引き剥がすと、目的物であるブラックマトリクス材6よりなり、上表面が撥インク性である隔壁がカラーフィルタ用基板d側に転写される。
シリコーン樹脂系添加剤、フッ素樹脂系添加剤は請求項1の説明の部分に記載した材料である。すなわち、フッ素樹脂系添加剤、およびシリコーン樹脂系添加剤であって、添加された物質が空気に接した表面に移行、偏析する性質を有するものは、偏析した部分の臨界表面張力を減少させる作用を有するので、使用することができる。内添型のフッ素樹脂系のものと、同じくシリコーン樹脂系のもののなかから、自由エネルギーが低い表面、すなわち臨界表面張力が低い面へ移行する傾向の強いものを選択して使用することができる。現在使用されている内添型のものはほとんど、表面に移行する傾向が強いので、選択して使用することができる。例えばフッ素樹脂系添加剤としては、モディパーF、(日本油脂製)、GM―101等(ダイキン)、等がある。シリコーン樹脂系添加剤としては、例えば、モディパーFS―710(日本油脂)、OPTO ER R−065(日本ペイント)がある。中でも好ましいのは、特開2004−45910号公報、特開2004−177948号公報、特開2005−60515号公報に記載のものがブリードしないので好ましい。
また、裏面露光光遮光性とは、ガラス基板を透過する波長の光に対する遮光性であり、光学濃度としては少なくともD=2.0は必要であり、好ましくはD>3.0である。実際の材料としては、カラーフィルタのブラックマトリクスをフォトリソ法で形成する場合の材料を使用することができる。このような材料としては、たとえば、アクリル樹脂系やカルド樹脂系を感光硬化性とし、遮光材としてカーボンブラックや酸化チタ粉を混合したものがある。
通常のフォトリソ法に使用するブラックマトリクス材としては、例えば特許文献6、特許文献7に記載されているブラックマトリクス材があり、本発明において使用することができる。
・図6(a)(b)
ガラス基板2の上の全面に、裏面露光光透過性であり、かつ表面が低臨界表面張力である層4を設ける。前記層4はアクリル樹脂系の感光性のある材料に、フッ素樹脂系、シリコーン樹脂系の表面移行性のある添加剤(撥インク剤5)を添加したものを塗布し、乾燥、露光硬化して形成する。実際の材料としては、カラーフィルタ用の色材インクから色材を除いた透明な感光硬化性のアクリル樹脂系のものを使用することが、不純物汚染の問題がすくないので好ましい。乾燥厚さは、数μm程度で充分である。
・図6(c)
遮光層3を得るために、まず、感光性の遮光材3a(たとえばフォトリソ法用のブラックマトリクス材)を塗布する。下面の層4の撥インク性が強く、塗布し難い場合には、適当なレベリング剤を選定し遮光材に添加して塗布する。塗布方法は、フォトリソ法によってブラックマトリクスを形成する際に使用する方法、例えばスリットコートを使用する。
・図6(d)
ブラックマトリクス部分が遮光部であるフォトマスクgを使用して、パターン露光hする。
・図6(e)
所定の現像液iを使用して現像する。その際、遮光材が下面層から剥離してしまうようなら、現像前に全体を加熱処理して、接着力を高めておく。
・図6(f)
乾燥、加熱処理することにより遮光層3、低臨海表面張力層4を備えた転写用凹版1が完成する。だたし、遮光層3の離型性が不足する場合には、以下の工程を行って、遮光層4における遮光材の離型性を向上する。
転写用凹版1の版面全面に硬化性離型層用材料8(例えばカラーフィルタ用の色材インクから色材を除いた透明な感光硬化性のアクリル樹脂系のもの)を塗布し、硬化する。得られた離型層9の厚さは0.01〜0.3μm程度でよい。
・図7(h)(i)
ガラス板10と上記転写用凹版1の間に、無溶剤感光性接着剤7を挟み込み、ガラス板10側からUVを照射qして硬化する。この接着剤7としては、例えば特開2000−136354号公報に記載されているものを用いる。
・図7(j)
ガラス板10を転写用凹版1から引き剥がすと、転写用凹版1の凹部の底面にあった離型材8からなる離型層9は、その下の低臨界表面張力層4との接着力が低く、界面から剥離して接着剤7側に転写する。その結果、底面は低臨界表面張力の層4となる。一方、遮光層3の部分では、遮光層3と離型層9の間の接着力は、離型層9と接着剤7との界面の接着力より高いので、離型層9と接着剤7の界面から剥離する。
以上の工程によって、底面のみが低臨界表面張力である転写用凹版1を得ることができる。
・図8(a)
ガラス基板2の上に通常のフォトリソ法で遮光層3を形成する。遮光層3の乾燥厚さは、所要のブラックマトリクス隔壁の高さ+凹部底面の低臨界表面張力層4の厚さとする。
・図8(b)
ガラス基板2と上記遮光層3とを覆うように上面全面に硬化性離型用材料8を塗布し、これを硬化させて離型層9を形成する。離型層9を得るために使用する硬化性離型用材料8は先に記載の転写用凹版1に使用したものを使用することができる。離型層9の厚さは0.01〜0.3μm程度でよい。なおこの工程は上記遮光層3に離型性がある場合には不要である。
・図8(c)
さらに上記離型層9を覆うように(離型層9を設けない場合はガラス基板2と上記遮光層3とを覆うように)上面全面に、裏面露光光透過性で低臨界表面張力を発現するUV硬化材料11を層状に塗布する。そのUV硬化材料11としては、たとえば、カラーフィルタの色材インクから色材成分を除いたものに、フッ素樹脂系の表面移動性を有する添加剤(撥インク剤)を添加したものを用いることができる。添加剤(撥インク剤)を添加して上面全面に層状に塗布されたUV硬化材料11から溶剤が揮発した後、所定の温度、時間で熱処理することによりフッ素樹脂系添加剤を表面に偏析させて、表面を低臨界表面張力の面としたUV硬化材料11を全面的に層状形態で形成する。
・図8(d)
上面側全面にUV硬化材料11を有した上記形態のものにおけるガラス基板2に対して裏面露光hして図8(c)で塗布されていたUV硬化材料11の層を硬化する。なお、ガラス基板2上で凹部の底面だけでなく、凹部の側面も硬化させる。これによりUV硬化材料11の層が凹部において形成される。遮光層3がマスクとなっているため、この遮光層3に対応するUV硬化材料11の層は硬化しない。
・図8(e)
現像により未硬化部分のUV硬化材料11の層を現像液で除去する。
・図8(f)
つぎに加熱処理して各層間の接着強度を高くして、転写用凹版1が完成する。
一般にテフロン(登録商標)板に溶剤を塗布することは難しいが、本例のように溶液に撥インク剤を添加すると表面張力が低下して塗布することができるようになる。それでも塗布することが困難な場合には、レベリング材を添加する。
ブラックマトリクスの隔壁の間にインクジェット装置でインクを充填してカラーフィルタを形成する場合に、隔壁に要求される撥インク性はインクの溶剤に対して接触角として30度あればよい。したがって、上記の方法で隔壁を形成することによって、インクジェット法でカラーフィルタを作成する際の隔壁として使用することができる。
この版を用いて図4に示した凹版転写法により、ブラックマトリクス材の隔壁を形成した。なお、ブラックマトリクス材に添加した撥インク材はGM101で、同様に固型分率3%添加した。形成したブラックマトリクス隔壁の接触角は30度であった。これを200℃で10分間熱処理すると、インクジェット用カラーフィルタのインクの溶剤に対する接触角が50度に増加した。
インクジェット装置を用いて、カラーインクを充填した。所定量を充填したが隔壁を乗り越える溢流はなかった。
2…ガラス基板
3…遮光層
3a…遮光材
4…低臨界表面張力層
5…撥インク剤
6…ブラックマトリクス材
7…無溶剤型UV硬化透明接着剤
8…硬化性離型層用材料
9…離型層
10…ガラス基板
11…裏面透過光光透過性の低臨界表面張力のUV硬化材料
Claims (1)
- インクジェット法によるカラーフィルタ形成に使用される撥インク性の遮光性隔壁の形成方法が、少なくとも以下の工程を含むことを特徴とする遮光性隔壁の形成方法。
(1)裏面露光硬化性のカラーフィルタのブラックマトリクス用遮光性材料に自由エネルギーが低い表面へ移行する性質があるフッ素樹脂系添加剤、シリコーン樹脂系添加剤のどちらか、あるいは混合物を添加してブラックマトリクス材を調製するA工程。
(2)ブラックマトリクス材を、
撥インク剤が添加された液状状態の転写材料を転写用凹版に充填しこの転写用凹版に接して転写用凹版側の面に撥インク剤が偏析する前記転写材料が硬化または固化してから接着剤を介して重ねた被転写体の引き剥がしでこの被転写体側に前記転写材料からなる所望の物体を形成する凹版転写法で使用する前記転写用凹版であって、
版面の表面層の少なくとも一部分が、
フッ素樹脂分あるいはシリコーン樹脂分を含むブロック共重合体あるいはグラフト共重合体であり、かつ感光硬化性を付与することが可能である物質よりなるもの、
あるいは、
シリコーン樹脂系添加剤またはフッ素樹脂系添加剤が添加された液状の硬化性材料よりなる層の表面に前記シリコーン樹脂系添加剤またはフッ素樹脂系添加剤が偏析して、前記硬化性材料の層が所定の加熱処理により硬化してなるもの
であり、
表面層の前記部分に接した転写材料に添加されている撥インク剤に対する当該部分側への偏析誘起作用を備えてなるものである転写用凹版
に塗布するB工程。
(3)裏面露光によって、前記転写用凹版の凹部に充填されたブラックマトリクス材を所定の厚さまで硬化するC工程。
(4)ブラックマトリクス材の未硬化の部分を現像液で洗浄して除去し、カラーフィルタのブラックマトリクス用の撥インク性の隔壁のパターンを形成するD工程。
(5)カラーフィルタ用の透明基板と転写用凹版と向かい合わせて、カラーフィルタ用の透明基板と転写用凹版との間に透明な無溶剤UV硬化性接着剤を挟み込んだ状態でプレスするE工程。
(6)カラーフィルタ用基板側からUVを照射して無溶剤硬化性接着剤を硬化するF工程。
(7)カラーフィルタ用基板と転写用凹版を引き剥がして、接着剤を介してカラーフィルタのブラックマトリクス用の撥インク性の隔壁のパターンをカラーフィルタ用基板側に転写するG工程。
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