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JP4877611B2 - 演奏練習装置および演奏練習プログラム - Google Patents
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演奏練習装置および演奏練習プログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば電子楽器に用いて好適な演奏練習装置および演奏練習プログラムに関する。
練習曲の曲データを再生してユーザに演奏操作を練習させる演奏練習装置が知られている。この種の装置として、例えば特許文献1には、1曲分の曲データとユーザの演奏操作に応じて入力される演奏データとを比較して両データの不一致部分を抽出しておき、この曲データの抽出部分を繰り返して演奏データと比較し、両データの一致が検出された時に抽出部分の出力を停止させて1曲分の曲データを出力させることによって、演奏ミスした部分を間違えなく演奏出来るようになるまで繰り返し練習させるものが開示されている。
特開平5−297794号公報
ところで、上記特許文献1に開示の装置は、演奏ミスした部分(小節)を間違えずに演奏出来るようになるまで繰り返し練習させることによって曲全体を完全に弾けるようにするものであるが、反復記号(リピートマーク)に従って繰り返し演奏する小節を含む練習曲であると、繰り返して演奏しない小節の練習回数が少なくなってしまい、結果的に曲全体を満遍なく練習することが出来なくなるという弊害が生じる。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、反復記号を含む練習曲であっても曲全体を満遍なく練習することができる演奏練習装置および演奏練習プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、繰り返し演奏する小節を表す反復記号を含み、曲を構成する各音を表す曲データを記憶する曲データ記憶手段と、前記曲データ記憶手段に記憶される曲データ中の反復記号を参照して当該曲データの各小節毎の練習回数を計数する計数手段と、前記計数手段により計数された各小節毎の練習回数の中から最大練習回数を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された最大練習回数と前記計数手段により計数された各小節毎の練習回数との差分に基づき最大練習回数より少ない練習回数の小節を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された小節毎に、その小節の練習回数と前記検出手段により検出された最大練習回数との差分に相当する回数分の演奏練習の実行を指示する練習指示手段とを具備することを特徴する。
請求項に記載の発明では、繰り返し演奏する小節を表す反復記号を含み、曲を構成する各音を表す曲データを記憶する曲データ記憶手段を有するコンピュータに、前記曲データ記憶手段に記憶された前記曲データ中の反復記号を参照して当該曲データの各小節毎の練習回数を計数する計数ステップと、前記計数ステップにより計数された各小節毎の練習回数の中から最大練習回数を検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出された最大練習回数と前記計数ステップにより計数された各小節毎の練習回数との差分に基づき最大練習回数より少ない練習回数の小節を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにより抽出された小節毎に、その小節の練習回数と前記検出ステップにより検出された最大練習回数との差分に相当する回数分の演奏練習の実行を指示する練習指示ステップとを実行させることを特徴する。
本発明では、反復記号を含む練習曲であっても曲全体を満遍なく練習することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
A.構成
図1は、本発明の第1実施形態による演奏練習装置10の構成を示すブロック図である。この図において、電子楽器20は鍵盤を備え、この鍵盤を用いたユーザの演奏操作に応じて発生する演奏データをMIDI出力する。こうした電子楽器20とMIDI接続される演奏練習装置10は、CPU1、ROM2、RAM3、入力部4、表示部5およびMIDIインタフェース部6を備える。
CPU1は装置各部の動作を制御する。本発明の要旨に係わるCPU1の特徴的な処理動作については追って述べる。ROM2は、CPU1が実行する各種プログラムを記憶する。ここで言う各種プログラムとは、後述するメインルーチン、設定処理、練習設定処理および練習処理を含む。
RAM3は、ワークエリアおよびデータエリアを備える。RAM3のワークエリアには、CPU1の処理により用いられる各種レジスタ・フラグデータが一時記憶される。RAM3のデータエリアには、図2に図示するように、複数の練習曲の曲データSONG[1]〜SONG[N]が格納される。
曲データSONGは、曲を構成する各小節にそれぞれ対応する第1〜第n小節データから構成される。1つの小節データは、小節中の各音を表す音符データ、カウンタPLAYCNTおよびカウンタPLACを備える。音符データには、繰り返し演奏する小節区間に該当する場合に、その旨を示す反復記号が含まれる。カウンタPLAYCNTには、該当する小節の練習回数がストアされる。つまり、曲中に含まれる反復記号に従って繰り返し演奏する場合における現小節の練習回数を表す。カウンタPLACには、カウンタPLAYCNTの値(現小節の練習回数)と最も多く繰り返し演奏する小節の練習回数との差分値がストアされる。
入力部4は、キーボードやマウスを備え、キー入力操作に応じたイベントを発生したり、クリック操作に応じたクリックイベントを発生したりする。表示部5は、LCDパネル等から構成され、CPU1から供給される表示制御信号に応じて、各部の動作状態を表示する他、曲全体を満遍なく練習できるように案内表示する。MIDIインタフェース6は、CPU1の制御の下に、電子楽器20側から送出される演奏データを取り込む。
B.動作
次に、図3〜図8を参照して第1実施形態の動作について説明する。以下では、最初に全体動作としてメインルーチンの動作について説明し、続いて設定処理、練習設定処理および練習処理の各動作について述べる。
(1)メインルーチンの動作
装置電源の投入に応じてCPU1は図3に図示するメインルーチンを実行し、ステップSA1に処理を進め、装置各部を初期化するイニシャライズを実行する。イニシャライズが完了すると、ステップSA2に進み、ユーザ操作により入力されるモード値を判断する。ユーザ操作により入力されるモード値が「1」であると、ステップSA3に進み、後述の設定処理を実行した後、上記ステップSA2に処理を戻す。一方、ユーザ操作により入力されるモード値が「2」ならば、ステップSA4に進み、後述の練習処理を実行した後、上記ステップSA2に処理を戻す。
(2)設定処理の動作
次に、図4を参照して設定処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA3(図3参照)を介して本処理が実行されると、CPU1は図4に図示するステップSB1に進み、RAM3のデータエリアに格納される複数の練習曲の曲データSONG[1]〜SONG[N]のいずれかを選択する曲選択処理を実行する。また、このステップSB1では、選択した曲データに含まれる反復記号に従った演奏順序の小節番号をレジスタORD[0]〜ORD[n]にストアする、
続いて、ステップSB2では、ポインタJに初期値「0」をストアする。また、ステップSB2では、ポインタJで指定されるレジスタORD[J]の値をレジスタIにストアする。上述したように、レジスタORD[0]〜ORD[n]には、上記ステップSB1にて曲データに含まれる反復記号に従った演奏順序の小節番号がストアされる。したがって、ステップSB2では、初期値「0」のポインタJで指定されるレジスタORD[J]の値、すなわち、最初に演奏する小節番号をレジスタORD[J]から読み出してレジスタIにストアする。以後、レジスタIの値を小節番号Iと記す。
次いで、ステップSB3では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の値、すなわち曲データ中で小節番号Iにより指定される小節の練習回数をインクリメントして歩進させ、続くステップSB4では、ポインタJを歩進させる。そして、ステップSB5では、歩進されたポインタJで指定されるレジスタORD[J]の値を、次の演奏順序を表す小節番号Iに更新する。次に、ステップSB6では、更新された小節番号Iが「0」、すなわち曲の最後の小節に達したかどうかを判断する。更新された小節番号Iが曲の最後の小節に達したならば、判断結果は「YES」となり、ステップSB7を介して後述の練習設定処理を実行する。
一方、更新された小節番号Iが曲の最後の小節に達していなければ、上記ステップSB6の判断結果は「NO」になり、上述したステップSB3に処理を戻す。以後、小節番号Iが曲の最後の小節に達するまで上述したステップSB3〜SB6を繰り返すことによって、曲データを構成する各小節毎の練習回数がそれぞれ対応する小節データ中のカウンタPLAYCNT(図2参照)にストアされる。
(3)練習設定処理の動作
次に、図5を参照して練習設定処理の動作を説明する。上述した設定処理のステップSB7(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU1は図5に図示するステップSC1に進み、最大練習回数MAXを「0」に初期化する。続いて、ステップSC2では、小節番号Iに初期値「1」をストアする。そして、ステップSC3では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数が最大練習回数MAXより多いか否かを判断する。
小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数が最大練習回数MAXより少なければ、上記ステップSC3の判断結果は「NO」になり、後述のステップSC5に進む。これに対し、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数が最大練習回数MAXより多ければ、上記ステップSC3の判断結果は「YES」となり、ステップSC4に進み、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数を、最大練習回数MAXとして更新する。次いで、ステップSC5では、小節番号Iをインクリメントして歩進させ、続くステップSC6では、歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さいか否かを判断する。
歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さければ、上記ステップSC6の判断結果は「YES」となり、上述のステップSC3に処理を戻す。以後、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えるまで上述したステップSC3〜SC6を繰り返すことによって、曲中で最も練習回数の多い小節の練習回数(カウンタPLAYCNT[I]の値)が、最大練習回数MAXとして登録される。
そして、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えると、上記ステップSC6の判断結果が「NO」になり、ステップSC7に進む。ステップSC7では、小節番号Iに初期値「1」をストアする。続いて、ステップSC8では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数と最大練習回数MAXとの差分値(MAX−PLAYCNT[I])を、小節番号Iで指定されるカウンタPLAC[I]にストアする。この後、ステップSC9に進み、小節番号Iをインクリメントして歩進させる。そして、ステップSC10では、歩進された歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さいか否かを判断する。
歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さければ、上記ステップSC10の判断結果は「YES」となり、上述のステップSC7に処理を戻す。以後、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えるまで上述したステップSC7〜SC10を繰り返すことによって、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数と最大練習回数MAXとの差分値(MAX−PLAYCNT[I])が、小節番号Iで指定されるカウンタPLAC[I]に順次ストアされる。そして、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えると、ステップSC10の判断結果が「NO」となり、本処理を終える。
(4)設定処理および練習設定処理の具体的動作
次に、上述した設定処理および練習設定処理の具体的な動作について説明する。設定処理において選択された曲データが、例えば図6に図示する楽譜のように、第1小節〜第8小節から構成され、かつ第4小節に反復記号が設けられているとする。そうすると、設定処理では、第1小節〜第8小節にそれぞれ対応するカウンタPLAYCNT[1]〜PLAYCNT[8](図7(a)参照)に各小節毎の練習回数(演奏練習する回数)がストアされる。これにより、第1小節〜第4小節は演奏を2回繰り返し、第5小節〜第8小節は1回の演奏となることが表される。
そして、練習設定処理では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数と最大練習回数MAXとの差分値(MAX−PLAYCNT[I])を、小節番号Iで指定されるカウンタPLAC[I]にストアするので、図7(b)に示すように、第1小節〜第4小節に対応するカウンタPLAC[1]〜PLAC[4]には「0」が、第5小節〜第8小節に対応するカウンタPLAC[5]〜PLAC[8]には「1」がストアされる。これにより、第5小節〜第8小節の練習回数が第1小節〜第4小節より1回少ないことを表すようになっている。
(5)練習処理の動作
次に、図8を参照して練習処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA4(図3参照)を介して本処理が実行されると、CPU1は図8に図示するステップSD1に進み、演奏練習処理を実行する。演奏練習処理では、例えば小節データに含まれる音符データと演奏操作に応じて入力される演奏データとを比較して、両データが一致したときには次小節の音符データを読み出させ、一方、不一致であるときは同一小節の音符データを再び読み出すようにして、演奏ミスした小節をミスせず演奏し得るようになるまで繰り返し練習させてから次の小節に進む処理を行う。
こうした演奏練習処理を、例えば図6に図示した楽譜の曲データについて行った場合、上述したように、第1小節〜第4小節では演奏を2回繰り返し、第5小節〜第8小節では1回の演奏となる。そして、ステップSD2では、各小節データに含まれるカウンタPLACの値に基づき、練習回数の少なかった小節を何回練習するかを指示する案内メッセージを表示部5に画面表示する。
例えば、図7(a)に図示する一例であれば、第5小節〜第8小節の練習回数が第1小節〜第4小節より1回少ないことを表すので、図7(b)に示すように、「5、6、7、8小節目を、もう一度練習しましょう。」なる案内メッセージを表示する。この後、ステップSD3に進み、上記ステップSD2にて指示された小節の演奏練習処理を実行する。
次いで、ステップSD4では、指示された小節の演奏練習が終了したか否かを判断する。指示された小節の演奏練習が終了するまでは、判断結果が「NO」になり、上記ステップSD3〜SD4を繰り返す。そして、指示された小節の演奏練習が終了すると、上記ステップSD4の判断結果は「YES」になり、本処理を終える。
このように、第1実施形態では、曲データに含まれる反復記号に従って当該曲データを構成する各小節毎の練習回数を計数し、計数された各小節毎の練習回数の中から最大練習回数を検出する。そして、検出された最大練習回数と各小節毎の練習回数との差分に基づき最大練習回数より少ない練習回数の小節を抽出し、抽出した小節について最大練習回数との差分に相当する回数分の練習を指示するので、反復記号を含む練習曲であっても曲全体を満遍なく練習することが可能になる。
なお、上述した第1実施形態では、反復記号により繰り返し演奏する区間以外の小節の練習回数を増やすようにしたが、これに限らず、例えば繰り返し演奏する区間以外で演奏を間違えた場合にのみ、その演奏を間違えた区間の練習回数を増やす態様としても構わない。また、計数した各小節の練習回数の中で練習回数の少ない小節を他の小節の練習回数と同じになるように演奏練習させる態様としてもよい。
[第2実施形態]
前述した第1実施形態では、通常の反復記号を含む曲データに対応する練習設定処理について言及したが、第2実施形態では、括弧付きの反復記号を含む曲データに対応する練習設定処理の動作について説明する。図9は、第2実施形態による練習設定処理の動作を示すフローチャートである。
前述した第1実施形態と同様、設定処理のステップSB7(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU1は図9に図示するステップSE1に進み、最大練習回数MAXを「0」に初期化する。続いて、ステップSE2では、小節番号Iに初期値「1」をストアする。そして、ステップSE3では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数が最大練習回数MAXより多いか否かを判断する。
小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数が最大練習回数MAXより少なければ、上記ステップSE3の判断結果は「NO」になり、後述のステップSE5に進む。これに対し、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数が最大練習回数MAXより多ければ、上記ステップSE3の判断結果は「YES」となり、ステップSE4に進み、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数を最大練習回数MAXとして更新する。次いで、ステップSE5では、小節番号Iをインクリメントして歩進させ、続くステップSE6では、歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さいか否かを判断する。
歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さければ、上記ステップSE6の判断結果は「YES」となり、上述のステップSE3に処理を戻す。以後、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えるまで上述したステップSE3〜SE6を繰り返すことによって、曲中で最も練習回数の多い小節の練習回数(カウンタPLAYCNT[I]の値)が、最大練習回数MAXとして登録される。
そして、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えると、上記ステップSE6の判断結果が「NO」になり、ステップSE7に進む。ステップSE7では、小節番号Iに初期値「1」をストアする。続いて、ステップSE8では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数と最大練習回数MAXとの差分値(MAX−PLAYCNT[I])を、小節番号Iで指定されるカウンタPLAC[I]にストアする。
次いで、図10に図示するステップSE9では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAC[I]にストアされた差分値が「0」より大きく、かつ当該カウンタPLAC[I]を備える小節データ中に括弧付き反復記号が存在する場合、つまり練習回数が最大練習回数MAXより少ない小節であって、かつ括弧付き反復記号を有する小節であるか否かを判断する。該当する小節でなかったならば、判断結果は「NO」になり、後述のステップSE15に進む。
一方、練習回数が最大練習回数MAXより少ない小節であって、かつ括弧付き反復記号を有する小節であると、上記ステップSE9の判断結果は「YES」となり、ステップSE10に進む。ステップSE10では、ポインタJに初期値「0」をストアする。次いで、ステップSE11〜SE12では、レジスタORD[J]の値が現在の小節番号Iに一致するまでポインタJを歩進させる。すなわち、現在の小節番号Iを指定するポインタJの値をサーチする。
そして、現在の小節番号Iを指定するポインタJの値が見つかると、ステップSE11の判断結果が「YES」になり、ステップSE13に進み、現在の小節番号Iを指定するポインタJから1を減算した値(J−1)に基づき、レジスタORD(J−1)から1つ前の小節を指定する小節番号Kを読み出す。つまり、括弧付き反復記号を有する小節の1つ前の小節を指定する小節番号Kを発生する。
続いて、ステップSE14では、小節番号Kで指定され、括弧付き反復記号を有する小節の1つ前の小節のカウンタPLAC[K]をインクリメントして歩進させる。これにより、括弧付き反復記号を有する小節の1つ前の小節の練習回数を1回分増加する。この後、ステップSE15に進み、小節番号Iをインクリメントして歩進させる。
そして、ステップSE16では、歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さいか否かを判断する。歩進された小節番号Iが曲の小節数より小さければ、上記ステップSE16の判断結果は「YES」となり、上述したステップSE8(図9参照)に処理を戻す。
以後、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えるまで上述したステップSE8〜SE16を繰り返すことによって、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数と最大練習回数MAXとの差分値(MAX−PLAYCNT[I])が、小節番号Iで指定されるカウンタPLAC[I]に順次ストアされる一方、括弧付き反復記号を有する小節の1つ前の小節のカウンタPLACについてはインクリメントして練習回数を1回分増加する。そして、歩進された小節番号Iが曲の小節数を超えると、上記ステップSE16の判断結果が「NO」となり、本処理を終える。
(4)具体的動作
次に、第2実施形態の具体的な動作について説明する。設定処理において選択された曲データが、例えば図11に図示する楽譜のように、第1小節〜第6小節から構成され、その内の第5小節に第1括弧の反復記号が設けられ、第6小節に第2括弧の反復記号が設けられているとする。
この場合、演奏の順序は「第1小節」→「第2小節」→「第3小節」→「第4小節」→「第5小節」→「第1小節」→「第2小節」→「第3小節」→「第4小節」→「第6小節」となる。つまり、第1小節〜第4小節では演奏を2回繰り返し、第5小節および第6小節では1回の演奏となるので、第1実施形態と同様の設定処理に基づき、カウンタPLAYCNT[1]〜PLAYCNT[6]には、図12(a)に図示する練習回数(演奏する回数)がストアされる。
そして、第2実施形態の練習設定処理では、小節番号Iで指定されるカウンタPLAYCNT[I]の練習回数と最大練習回数MAXとの差分値(MAX−PLAYCNT[I])を、小節番号Iで指定されるカウンタPLAC[I]にストアする一方、括弧付き反復記号を有する小節の1つ前の小節の練習回数をインクリメントする結果、図12(b)に示すように、第1小節〜第3小節に対応するカウンタPLAC[1]〜PLAC[3]には「0」が、第4小節に対応するカウンタPLAC[4]には「2」が、第5小節〜第6小節に対応するカウンタPLAC[5]〜PLAC[6]には「1」がストアされる。この後、第1実施形態と同様に練習処理を実行すると、例えば、図12(a)に図示する一例であれば、図12(b)に示すように、「4小節目と5小節目、4小節目と6小節目を、もう一度練習しましょう。」なる案内メッセージが表示される。
このように、第2実施形態では、曲データに含まれる反復記号に従って当該曲データを構成する各小節毎の練習回数を計数し、計数された各小節毎の練習回数の中から最大練習回数を検出する。そして、検出された最大練習回数と各小節毎の練習回数との差分に基づき最大練習回数より少ない練習回数の小節を抽出し、抽出した小節について最大練習回数との差分に相当する回数分の練習を指示する一方、括弧付き反復記号を有する小節の1つ前の小節については練習回数を1回分増やすようにしたので、括弧付き反復記号を含む練習曲であっても曲全体を満遍なく練習することが可能になる。
また、第2実施形態では、練習回数の少ない小節が「1括弧」、「2括弧」の場合、これら「1括弧」、「2括弧」の前小節も含めて演奏練習する形態としたが、これに限らず、「1括弧」、「2括弧」が曲の途中にある場合には、前小節のみならず「1括弧」、「2括弧」の後小節も含めて演奏練習する形態としても構わない。
本発明による第1実施形態の構成を示すブロック図である。 RAM3のデータエリアに格納される曲データの構成を示す図である。 第1実施形態のメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の設定処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の練習設定処理の動作を示すフローチャートである。 反復記号を含む曲データの小節構成例を示す楽譜である。 第1実施形態の具体的な動作を説明する為の図である。 第1実施形態の練習処理の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態による練習設定処理の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態による練習設定処理の動作を示すフローチャートである。 括弧付き反復記号を含む曲データの小節構成例を示す楽譜である。 第2実施形態の具体的な動作を説明する為の図である。
符号の説明
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 入力部
5 表示部
6 MIDIインタフェース部
10 演奏練習装置
20 電子楽器

Claims (2)

  1. 繰り返し演奏する小節を表す反復記号を含み、曲を構成する各音を表す曲データを記憶する曲データ記憶手段と、
    前記曲データ記憶手段に記憶される曲データ中の反復記号を参照して当該曲データの各小節毎の練習回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された各小節毎の練習回数の中から最大練習回数を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された最大練習回数と前記計数手段により計数された各小節毎の練習回数との差分に基づき最大練習回数より少ない練習回数の小節を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された小節毎に、その小節の練習回数と前記検出手段により検出された最大練習回数との差分に相当する回数分の演奏練習の実行を指示する練習指示手段と
    を具備することを特徴する演奏練習装置。
  2. 繰り返し演奏する小節を表す反復記号を含み、曲を構成する各音を表す曲データを記憶する曲データ記憶手段を有するコンピュータに、
    前記曲データ記憶手段に記憶された前記曲データ中の反復記号を参照して当該曲データの各小節毎の練習回数を計数する計数ステップと、
    前記計数ステップにより計数された各小節毎の練習回数の中から最大練習回数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された最大練習回数と前記計数ステップにより計数された各小節毎の練習回数との差分に基づき最大練習回数より少ない練習回数の小節を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにより抽出された小節毎に、その小節の練習回数と前記検出ステップにより検出された最大練習回数との差分に相当する回数分の演奏練習の実行を指示する練習指示ステップと
    を実行させることを特徴する演奏練習プログラム。
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