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JP4883740B2 - 制振装置 - Google Patents
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JP4883740B2 - 制振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、斜張橋ケーブル、並行ケーブル、吊り橋ケーブル、ポール、支柱、街灯、道路灯、信号機、避雷針、煙突、その他の構造物における制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、斜張橋に用いる斜張橋ケーブルを被制振部材とするケーブルの制振装置を例に従来技術を説明する。図11(a)は斜張橋の概略を示したものであって、同図で1は橋桁、2は支塔、3は斜張橋ケーブル、4はケーブル制振装置である。ケーブル制振装置4は、風や走行車両などの影響による斜張橋ケーブル3の振動を減衰させ、斜張橋ケーブル3に掛かる負荷を緩和して、斜張橋ケーブル3の破損を防止するものである。
【0003】
このケーブル制振装置4は、図11(b)(c)に示すように、橋桁1に取り付けたケーブル定着部11の近傍において、粘弾性体の一種である減衰性を有するゴムからなるゴムダンパー12を斜張橋ケーブル3の周囲に複数個等配状態で配設し、ゴムダンパー12の一端をケーブル定着部11側に取り付け、他端を斜張橋ケーブル3側に固定したもので、雨水や紫外線を遮蔽するためカバー13で覆ってある。ゴムダンパー12の取り付けは、図11(d)に示すように、ゴムダンパー12の一端に接着した鋼板製の取付板14を、ケーブル定着部11の上端の固定リング15に固着したフランジ16に取り付け、ゴムダンパー12の他端に接着した鋼板製の取付板17を斜張橋ケーブル3にクランプリング18で固定したホルダ19に取り付けている。
【0004】
このケーブル制振装置4によれば、風などの影響により振動する斜張橋ケーブル3の振動エネルギーを受けてゴムダンパー12がせん断方向に弾性変形し、そのせん断方向の反力で振動を減衰させて斜張橋ケーブル3の振動を抑制する仕組みになっている。
【0005】
上記の制振装置は、振動のエネルギーを受けてせん断方向に変形するゴムダンパー12のせん断方向の反力により振動を減衰させるものである。一般に同一材料で作られた同一断面積のゴム体の場合、引張方向の弾性係数である縦弾性係数E(σ/ε)と、せん断方向の弾性係数である横弾性係数G(τ/γ)との比(E:G)は、約3:1の関係にある。このことから、一般のゴム体は、同じ値の応力を引張(圧縮)方向に与えた場合とせん断方向に与えた場合とでは、せん断方向に応力を与えた場合の方がより大きく変形する性質がある。換言すれば、一般のゴム体は引張(圧縮)方向によりもせん断方向の方が軟らかい性質がある。
【0006】
このため、上記の制振装置4のように、斜張橋ケーブル3の半径方向の変位に対してゴムダンパー12がせん断方向に弾性変形するようにゴムダンパー12を配設している。
【0007】
しかし、ゴムダンパー12のせん断歪と、せん断歪を受けたときの反力との関係は、図12に示すように、ゴムダンパー12が破断するまでほぼ線形関係にあるので、例えば、設計時に想定した力よりも異常に大きな力が斜張橋ケーブル3に掛かった場合に、せん断歪に伴う反力を十分に発揮し得ないまま、ゴムダンパー12が弾性変形域を越えて破損してしまう可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人は、制振部材の形状について種々検討した結果、先に、ケーブルの軸線に沿った縦断面形状が、頂部から上下に一対の二股状に延びる斜辺部を有するV字状の制振部材、円弧状の頂部から一対の対称形状の円弧状部が延び、かつそれら円弧状部の端部を結合する平坦部を有するアルファベットのD字状の制振部材、頂部から一対の円弧状部が延び、かつそれら円弧状部の他端部が結合された底部を有し、外形が太鼓状で内部にラグビーボール状の孔を有する制振部材などを用いる制振装置を提案した。
【0009】
本出願人の提案に係る上記の制振装置は、従来の断面形状が円形状のゴムダンパーを用いる制振装置に比較して、初期反力が高く、圧縮変形に対する余裕が大きく、優れた制振性能を有するものであるが、強いて難点を挙げれば、低歪領域において非線形性が強いため、ばね定数の予測性に弱点があった。また、制振部材の圧縮方向に方向性があるため、圧縮方向により制振特性が異なるという問題点があった。
【0010】
そこで、本発明は、制振性が高いことはもちろんのこと、従来よりも大きい圧縮(引張)応力に対して減衰域を有し、かつ、低歪領域から広い歪領域で一定のばね定数を有する制振部材を備え、設計・取り扱いが容易な制振装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の制振装置は、被制振部材の外周に、振動のエネルギーを受けてせん断方向に弾性変形し、そのせん断方向の反力で振動を減衰させるゴムダンパーを配置し、該ゴムダンパーを内包して支持するダンパーハウジングを備える制振装置において、前記ゴムダンパーと前記被制振部材とによって囲まれる空間部を有し、前記ゴムダンパーは前記被制振部材とダンパーハウジング間に延在する方向に形状中心軸を有して、該中心軸に対して回転対称の形状を有すると共に、前記ゴムダンパーの内面は連続した曲面部を有することを特徴とするものである。
【0012】
ここで、上記の「空間部」は、制振部材の変形を容易にするもので、その断面形状は、円弧形状が好ましいそのような形状によれば、圧縮歪を受ける制振部材の側と反対側に配置された制振部材に働く引張力に対して変形の余裕が大きくなり、変形の自由度が高い間は、圧縮応力対歪特性の直線性も高い。上記の制振装置によれば、広い範囲で略一定なばね定数が得られ、応力に対する制振部材の変形の直線性が高くなり、被制振部材の振動を効果的に抑制することができる。
【0013】
上記の制振装置によれば、ゴムダンパーの形状が応力を受けたときに空間部によって弾性的に変形するとともに、前記被制振部材とダンパーハウジング間に延在する方向に形状中心軸を有して、該中心軸に対して回転対称の形状を有するように構成されていることによって、比較的小さい応力負荷時から大きな応力負荷時にわたる広い領域で、ゴムダンパーのばね定数が線形に近くなり、応力に対する変形量が一定となり、安定した取り付け施行が可能になるという、取り付け上の優位性も大きくなる。
【0014】
請求項2に記載の制振装置は、前記ゴムダンパーが、周方向に連続した円錐台形筒状で、かつ、平面状の頂部を有することを特徴とするものである。
【0015】
上記の制振装置によれば、ゴムダンパーが周方向に連続した円錐台形筒状であるので、従来の横断面形状が矩形状のゴムダンパーに比較して、被制振部材に対するいずれの方向(軸線に垂直な面内の角度)からの応力に対しても、一定の制振特性が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、斜張橋ケーブルを被制振部材とする本発明の実施形態に係る制振装置30を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、被制振部材としての斜張橋ケーブル3に取り付けられた制振装置30の軸線方向の縦断面図であり、図2(a)は、図1における軸線方向に垂直なA−A線に沿った横断面図である。図1および図2(a)において、31は斜張橋ケーブル3に固定されたケーブルフランジ、32は制振部材としてのゴムダンパー、33は内周面33aがケーブルフランジ31の外周面31aに対向するように配設した多角筒形状のダンパーハウジング、34はダンパーハウジング33の変形を防ぐためにダンパーハウジング33の外周面に装着した拘束リング、35は調心フランジ、36は定着フランジ、37は定着フランジ36を橋桁1に締結するアンカーボルト、38は橋桁1に斜張橋ケーブル3を相通させるためのケーブル挿通管である。
【0020】
前記ケーブルフランジ31は、斜張橋ケーブル3に固定したフランジ部材である。ダンパーハウジング33は、内周面33aがケーブルフランジ31の外周面31aに対向するように配置した有底多角筒状(図示例は8角形)の部材で、ダンパーハウジング33の底部には、斜張橋ケーブル3が挿通する穴33bが形成してある。
【0021】
前記調心フランジ35と定着フランジ36は、半径方向および周方向に位置を調整してダンパ−ハウジング33を橋桁1に取り付けるものであり、斜張橋ケーブル3の取り付けを容易にするとともに、初期状態で斜張橋ケーブル3に掛かる負荷を低減させるものである。
【0022】
定着フランジ36は、図3(a)〜図3(c)に示すように、直径に沿って半分に分断した一組の円筒形状の部材であって、軸方向の両端にフランジ板36a,36bを備えるものである。橋桁1側のフランジ板36aは、周方向に長穴36cが形成され、この長穴36cを橋桁1に取り付けたアンカーボルト37に挿通して締結するものであり、ダンパーハウジング33の取り付け位置を橋桁1に対して周方向に調節するものである。この定着フランジ36の調心フランジ35側のフランジ板36bは、外形に対して偏心した位置aを中心として穴36dが形成してあり、この穴36dに沿うように所定の位置に植設した複数個の調心フランジ取付用のスタッドボルト36eを備えている。
【0023】
定着フランジ36は、図3(c)の二点鎖線3`で示すように、斜張橋ケーブル3がケーブル挿通管38の中心の位置からずれた位置にある場合、橋桁1側の周方向に長穴36cが形成してあることにより、定着フランジ36を所定量回転させて調心フランジ35側のフランジ板36bに形成した穴36dの中心を斜張橋ケーブル3の偏心の向きに合わせてアンカーボルト37で橋桁1に締結する。
【0024】
調心フランジ35は、図4(a)、図4(b)に示すように、直径に沿って半分に分割した一組の円板状の部材で、斜張橋ケーブル3を充分な余裕を持って遊嵌させることができる穴35aと、前記定着フランジ36のスタッドボルト36eをスライド可能に嵌める長穴35bとを有する。この長穴35bは定着フランジ36の穴36dの偏心方向に整列させて形成したものである。調心フランジ35は、その長穴35dに定着フランジ36のスタッドボルト36eを挿通し、斜張橋ケーブル3が調心フランジ35の中心となるように位置を合わせてナットで締結する。
【0025】
前記ゴムダンパー32は、(例えば、損失係数tanδが0.30よりも大きな)高減衰性を有する高分子弾性材からなるゴム製の制振部材であって、図5(a)、図5(b)に示すように、全体として円錐台形筒状体で、小傾斜円錘状部32aと、それに続く大傾斜円錐状部32bと、平面状の頂部32cと、大傾斜円錐状部32bの下端から外方に延びるフランジ部32dと、このフランジ部32dの上面の円周方向等間隔位置に鋼板製の取付板32gを収容するための複数個の凹部32eと、このフランジ部32dをケーブルフランジ31の外周面31aに取付ボルトで取り付けるための取付孔32fとを有する。前記取付板32gにも、フランジ部32dの凹部32eの取付孔32fと一致する位置に取付孔32hを有する。
【0026】
詳しくは、ゴムダンパー32の断面形状は、図5(b)に示すように、大傾斜円錐筒状部32bおよび平面状の頂部32cの内面において、連続した曲面部32iを有する空間部32jを有している。
【0027】
図示例のゴムダンパー32は、フランジ部32dの上面側(円錐筒状部32a,32b側)の凹部32eに取付板32gを収納して、取付板32gの上からボルトでフランジ部32dをケーブルフランジ31の外周面31aに取り付けるようにしたものである。このため、ケーブルフランジ31の外周面31aは、図2(a)に示すように、四角形状または多角形状の平面部を有するように形成することが望ましい。
【0028】
ゴムダンパー32の反対側、すなわち、平面状の頂部32c側は、ダンパーハウジング33の内周面33aに直接当接するか接着剤により固定接続してある。このため、ダンパーハウジング33の内周面33aは、図2(a)に示すように、多角形状の平面部を有するように形成することが望ましい。
【0029】
これにより、このゴムダンパー32は、図6(a)に示す無負荷状態から、図6(b)に示すように、斜張橋ケーブル3が半径方向に振動して圧縮される場合、斜張橋ケーブル3の振動エネルギーとダンパーハウジング33の反力を受けて、円錐筒状部32bが弾性変形して外側に膨らむようになる。このゴムダンパー32は、図6(c)に示すように、円錐筒状部32bに囲まれた空間32jがほとんど無くなる程度まで円錐筒状部32bの弾性変形が進むから、斜張橋ケーブル3の半径方向において約60%の圧縮歪に相当する圧縮変形にも十分に耐えることができ、斜張橋ケーブル3のより大きな変位を吸収することができる。
【0030】
図7は、斜張橋ケーブル3の半径方向の圧縮量とその反力との関係を示す。従来の断面形状がV字状のゴムダンパーが、図7の鎖線Bで示すように、約50%の圧縮変形が限界で,かつ、圧縮量が0〜10%の狭い範囲内で直線性を有するのに対して、このゴムダンパー32においては、図7の実線Aで示すように、約60%の圧縮変形が可能で、かつ、圧縮量が0〜35%の広い範囲で直線性を有し、優れた直線性を有する。
【0031】
すなわち、このゴムダンパー32は、斜張橋ケーブル3の振動によって0〜20%程度圧縮歪が生じるが、ゴムの減衰能力内で十分に斜張橋ケーブル3の振動エネルギーを吸収することができる。また、弾性圧縮変形可能領域においても優れおり、優れた制振作用を発揮することができる。
【0032】
すなわち、この制振装置30は、ゴムダンパー32が通常の斜張橋ケーブル3の振動を変形におけるその減衰域内で吸収して十分な耐久性と優れた制振機能を発揮することができるとともに、斜張橋ケーブル3に異常に大きな変位が生じた場合でも、半径方向の圧縮変形に対する許容量が大きく、構造的に破損する可能性が低く、かつ、斜張橋ケーブル3の異常な変位に対してはより大きな反力を発揮して斜張橋ケーブル3を拘束するように作用することができる。
【0033】
また、上記のゴムダンパー32は、円錐台形筒状であるため回転対称形状であり、ケーブルフランジ31およびダンパーハウジング33に対して取り付ける際に、従来の矩形状ダンパーのように、その取り付け方向を考慮しなくてもよくなり、取り付け作業性が著しく向上する。
【0034】
しかも、上記のゴムダンパー32は、前述のとおり、円錐台形筒状であるため回転対称形状であり、その中心軸に垂直な方向であれば、図8に示すように、どの方向からの圧縮力に対しても、同様の変形をするので、圧縮に対する方向性がなくなる。
【0035】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、ゴムダンパー32は、フランジ部32dの上面側(円錐筒状部32a,32b側)に鋼板製の取付板32gを配置する場合について説明したが、フランジ部32dの下面側(円錐筒状部32a,32b側と反対側)に取付板32gを配置するようにしてもよい。
【0036】
また、図9に示すゴムダンパー40のように、フランジ部40d内に取付板40gを埋め込むようにしてもよい。このようにすれば、ゴムダンパー40を取り付ける場合に、ゴムダンパー40と取付板40gが分離することがないので、取付作業性が一層向上する。
【0037】
さらにまた、上記の上記実施形態では、平面状の頂部32c(40c)を設けるとともに、ゴムダンパー32(40)の内面を円弧状の曲面部32j(40j)に形成する場合について説明したが、図10に示すゴムダンパー41のように、頂部41cに開口部を有するとともに、内面を円筒状部41kおよび円錐状部41mとによる多角形状に形成してもよい。このようなゴムダンパー41において、円環状の頂部41cに鋼板製の取付板41nを取り付けまたは埋め込むようにしてもよい。
【0038】
また、上記図1および図2(a)に示す実施形態の場合は、ゴムダンパー32を、そのフランジ部32dをケーブルフランジ31側の外周面31a側に、その平面状の頂部32cをダンパーハウジング33の内周面33a側に配置する場合について説明したが、上記と逆に、図2(b)に示すように、そのフランジ部32d側をダンパーハウジング33の内周面33a側に、その平板状の頂部32c側をケーブルフランジ31の外周面31a側に配置するようにしてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、ゴムダンパー32(40,41)を斜張橋ケーブル3の周囲に4個配置する場合について説明したが、その配置数は、それ以外の複数個であってもよい。ただし、斜張橋ケーブル3の直径方向の両側に、ゴムダンパーが配置されるようにする。そのようにすることによって、一方側のゴムダンパーが圧縮応力を受けると、他方側のゴムダンパーが引張応力を受けて、バランスがとれた制振作用を営む。
【0040】
さらに、上記の実施形態では、斜張橋ケーブルの制振装置について説明したが、斜張橋ケーブルに限定されず、吊り橋ケーブル、並列ケーブル、ポール、支柱、街灯、道路灯、信号機、避雷針、煙突、その他の振動を伴う構造物の制振装置として広く適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の制振装置は、被制振部材の外周に、振動のエネルギーを受けてせん断方向に弾性変形し、そのせん断方向の反力で振動を減衰させるゴムダンパーを配置し、該ゴムダンパーを内包して支持するダンパーハウジングを備える制振装置において、前記ゴムダンパーと前記被制振部材とによって囲まれる空間部を有し、前記ゴムダンパーは前記被制振部材とダンパーハウジング間に延在する方向に形状中心軸を有して、該中心軸に対して回転対称の形状を有すると共に、前記ゴムダンパーの内面は連続した曲面部を有するものであるから、従来の制振装置に比較して、圧縮量に対する反力の直線性が改善されて、低歪領域から広い歪領域で、ばね定数が一定で、制振装置の設計・取り扱いが容易になる。また、その取り付けの際の方向性がなくなるので、取付作業性が著しく向上する。さらに、いずれの方向からの応力に対しても同一の変形をする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制振装置の軸線に沿った縦断面図、
【図2】(a)は図1の制振装置における軸線に垂直なA−A線に沿った横断面図、
(b)は本発明の他の実施形態に係る制振装置の軸線に垂直な横断面図である。
【図3】(a)は本発明の定着フランジの底面図、
(b)は定着フランジの側面図、
(c)は定着フランジの平面図である。
【図4】(a)は本発明の調心フランジの側面図、
(b)は調心フランジの平面図である。
【図5】(a)は本発明の一実施形態に係る制振装置における制振部材の拡大斜視図、
(b)は(a)の制振部材の拡大縦断面図である。
【図6】(a)は本発明の一実施形態に係る制振装置の制振部材が圧縮されていない状態を示す拡大縦断面図、
(b)は制振部材が途中まで圧縮された状態を示す拡大縦断面図、
(c)は制振部材が略完全に圧縮された状態を示す拡大縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る制振装置の圧縮量と反力の関係を、従来の制振装置とともに示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る制振装置の制振部材に対する応力の方向性がないことを示す制振部材の平面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る制振部材の拡大縦断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態に係る制振部材の拡大縦断面図である。
【図11】(a)は一般的な斜張橋ケーブルの概略図、
(b)は従来の斜張橋ケーブルの制振装置の側断面図、
(c)は(b)の制振装置の横断面図、
(d)は制振部材部分の拡大縦断面図である。
【図12】従来の制振部材のせん断歪と反力との関係を示す図である。
【符号の説明】
3 斜張橋ケーブル
30 制振装置
31 ケーブルフランジ
32,40,41 制振部材(ゴムダンパー)
32a,40a,41a 小傾斜円錐状部
32b,40b,41b 大傾斜円錐状部
32c,40b,41c 頂部
32d,40d,41d フランジ部
32g,40g,41g,41n 取付板
32i,40i 曲面部
32j,40j,41j 空間部
33 ダンパーハウジング
34 拘束リング
35 調心フランジ
36 定着フランジ
41k 円筒状部
41m 円錐状部

Claims (2)

  1. 被制振部材の外周に、振動のエネルギーを受けてせん断方向に弾性変形し、そのせん断方向の反力で振動を減衰させるゴムダンパーを配置し、該ゴムダンパーを内包して支持するダンパーハウジングを備える制振装置において、
    前記ゴムダンパーと前記被制振部材とによって囲まれる空間部を有し、前記ゴムダンパーは前記被制振部材とダンパーハウジング間に延在する方向に形状中心軸を有して、該中心軸に対して回転対称の形状を有すると共に、前記ゴムダンパーの内面は連続した曲面部を有することを特徴とする制振装置。
  2. 前記ゴムダンパーが、周方向に連続した円錐台形筒状で、かつ、平面状の頂部を有することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
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