JP4890366B2 - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1の手段は、現像器内に、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向し現像剤を軸方向に搬送する現像剤搬送部材とを備え、前記二成分現像剤のトナーで潜像担持体の潜像を現像し顕像化する現像装置において、
現像剤が前記現像器内を1周するのにかかる平均時間をT[s]、前記現像器へのトナーの補給周期をt[s]としたとき、該補給周期tは前記平均時間Tより大きく、かつ前記平均時間Tと前記補給周期tが以下の式(1)の関係を満たすことを特徴とする。
(1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
(n=0,1,2,・・・)
また、本発明の第3の手段は、第1の手段の現像装置において、前記トナーの補給周期tが複数あり、最も大きいtに対して、前記式(1)の関係が成り立っていることを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第4の手段の現像装置において、前記現像剤搬送部材の回転数を変化させることにより前記平均時間Tを変化させることを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、第1〜第6のいずれか1つの手段の現像装置において、前記現像剤担持体から現像終了後の現像剤を回収するとともに回収した現像剤を供給用現像剤搬送部材と平行でかつ同方向に搬送する回収用現像剤搬送部材を備えることを特徴とする。
また、本発明の第11の手段は、第9の手段の画像形成装置において、少なくとも潜像担持体と該潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットまたはプロセスカーリッジを複数備え、各画像形成ユニットまたは各プロセスカーリッジで現像色の異なる画像を形成して記録材に直接、または中間転写体を介して転写し、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする。
このように、空間的にトナー濃度変動のある現像剤に対し、位相をずらしてトナー補給を行うことにより、トナー濃度の高いところと低いところが平均化され、トナー濃度が均一化される。この位相をずらして重ねることによって得られるトナーの拡散効果は、スクリュ等の現像剤搬送部材による撹拌によって得られる効果と比較すると著しく大きい。
これにより、現像スリーブ上に汲み上げられる現像剤のトナー濃度変動は無視できるまで小さくなり、それに伴い帯電もより均一化される。
このように補給周期tを複数持つような場合、あるtでは位相がずらせても、あるtでは位相が重なってしまう可能性もある。
そこで第2の手段の現像装置では、すべての補給周期tに対して、前記の式(1)の関係を満たすようにTを設定することにより、補給周期tによらず位相をずらすことができ、トナー濃度変動を抑えることができる。
そこで第3の手段の現像装置では、複数のトナー補給周期tを持つ場合、少なくとも最も大きなt(この補給によってできるトナー濃度変動波長が最も大きい)が前記の式(1)の関係を満たすようにTを設定することにより、拡散されにくい長波長のトナー濃度変動の振幅を抑えることができる。
そこで第4の手段の現像装置では、補給周期tの変化に応じてTも変化させることによって、常に前記の式(1)の関係を満たすことができる。
また、第5の手段の現像装置では、補給周期tの変化に応じてスクリュ等の現像剤搬送部材の回転数を変化させることによりTも変化するため、常に前記の式(1)の関係を満たすことができる。
そこで第6の手段の現像装置では、Tの変化に応じて、補給周期tを設定することにより、常に安定して位相をずらすことができ、トナー濃度変動を抑えることができる。
また、本発明の第9の手段の画像形成装置では、第1〜第7のいずれか1つの手段の現像装置、あるいは第8の手段のプロセスカーリッジを備えたことにより、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、長期にわたり画像濃度変動が少なく、地汚れやトナー飛散がない安定した画質が得られる画像形成装置を提供することができる。
図1は本発明に係る2軸搬送タイプの現像装置の現像剤循環経路とトナー濃度変動の説明図である。以下、図1に示した2軸搬送タイプの現像装置を例に上げて説明する。
画像に応じて現像部にてトナーが消費され、トナー補給部において間欠的なトナー補給が行われるような現像装置内では、2つの現像剤搬送部材(攪拌搬送スクリュ5cと供給搬送スクリュ5b)の長手方向において、トナー濃度の周期的な変動が見られる。ここでトナー濃度の高い部分を破線で囲んで点描した。
トナー補給によって作られる変動の波長は、
λ1=u・T1
であり、トナー消費によって作られる変動の波長は、
λ2=u・T2
である。
λ≒λ1
と近似できる。すなわちトナー濃度の変動とはトナー補給によるものを主に考慮すればよい。つまりこれは補給トナーの周期で発生するトナー濃度変動である。
図5(a)に示すように、現像装置の現像器内の攪拌搬送スクリュ5c上にトナー濃度センサ5Sを配置する。そして、トナー補給口からトナーを一回補給し、図5(b)に示すようなトナー濃度センサ5Sの測定値のピーク間の時間ΔtからTを測定する。Tは剤面の高さや現像スリーブ内の磁力配置、トナー濃度等によって変化するので、実際の作像条件と同じ条件にして測定しなければならない。
異なるトナー濃度変動の重ね合わせによって振幅を低減するためには、位相差はπである場合がもっとも効果が高い。この時のトナー濃度変動の様子を図3に示す。
ここで、トナー補給による位相制御の効果について説明する。図4に現像剤が現像装置内を一周するのにかかる平均時間Tとトナー補給周期tとトナー濃度変動の関係を示す。なお、ある瞬間に行われたトナー補給により生じるトナー濃度変動を点線、次のトナー補給により生じるトナー濃度変動を一点鎖線で示す。図4(1)のt=nTの時は、2つのトナー濃度変動の位相がずれていないためトナー濃度変動の低減効果が得られていないが、図4(2)のt=(n+1/2)Tの時は、位相がπずれるため最も低減効果が高い。二つのトナー濃度変動の位相差はπ±(1/4)πの範囲が望ましく、位相差がπの時が最も望ましい。よって、トナー補給周期tは、
(1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
の範囲にすることが望ましく、
t=(1/2+n)・Tとすることが最も望ましい。ここで、n=1,2,3,・・・である。
なお、本実施例においては、トナー補給周期t=35[s]に対し、平均時間T=10[s]と設定した。
図6は本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構成図である。ここでは、電子写真方式の画像形成装置に適用した一実施例について説明する。
この画像形成装置は、イエロー(以下、「Y」と記す)、シアン(以下、「C」と記す)、マゼンタ(以下、「M」と記す)、ブラック(以下、「K」と記す)の4色のトナーを用いて多色またはカラー画像を形成するものである。
次に、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に好適に用いられる現像剤について説明する。本発明では現像剤として、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いている。以下、二成分現像剤に用いるトナーとキャリアについて説明する。
本発明で用いる現像剤のトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーである。以下に、トナーの構成材料及び製造方法について説明する。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合反応は、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。ポリエステルの水酸基価は5以上であることが好ましく、ポリエステルの酸価は通常1〜30、好ましくは5〜20である。酸価を持たせることで負帯電性となりやすく、さらには記録紙への定着時、記録紙とトナーの親和性がよく低温定着性が向上する。しかし、酸価が30を超えると帯電の安定性、特に環境変動に対し悪化傾向がある。
また、重量平均分子量1万〜40万、好ましくは2万〜20万である。重量平均分子量が1万未満では、耐オフセット性が悪化するため好ましくない。また、40万を超えると低温定着性が悪化するため好ましくない。
また、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとの重量比は、通常20/80〜95/5、好ましくは70/30〜95/5、さらに好ましくは75/25〜95/5、特に好ましくは80/20〜93/7である。ウレア変性ポリエステルの重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
また、ウレア変性ポリエステルは、得られるトナー母体粒子の表面に存在しやすいため、公知のポリエステル系トナーと比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
荷電制御剤、離型剤はマスターバッチ、バインダー樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えても良い。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2μmであることが好ましく、特に5×10−3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
また、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト等の無機化合物分散剤も用いることができる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
荷電制御剤の打ち込み、及び無機微粒子の外添は、ミキサー等を用いた公知の方法によって行われる。
このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4) ・・・式(2)
この形状係数SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π) ・・・式(3)
この形状係数SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。一方、形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
本発明の二成分現像剤に用いるキャリアとしては、磁性キャリアを用いれば良く、鉄、マグネタイト、Mn、Zn、Cu等の2価の金属を含むフェライトであって、体積平均粒径20〜100μmが好ましく、20〜60μmがさらに好ましい。平均粒径が20μm未満では、現像時に感光体にキャリア付着が生じやすく、100μmを越えると、トナーとの混合性が低く、トナーの帯電量が不十分で連続使用時の帯電不良等を生じやすい。また、Znを含むCuフェライトは飽和磁化が高いことから好ましいが、画像形成装置のプロセスに合せて適宜選択することができる。磁性キャリアを被覆する樹脂としては、特に限定されないが、例えばシリコーン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、含フッ素樹脂、オレフィン樹脂等がある。その製造方法は、コーティング樹脂を溶媒中に溶解し、流動層中にスプレーしコア上にコーティングしても良く、また、樹脂粒子を静電的に核粒子に付着させた後に熱溶融させて被覆するものであってもよい。被覆される樹脂の厚さは、0.05〜10μm、好ましくは0.3〜4μmがよい。
(1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
(n=0,1,2,・・・)
を満たす範囲にすることが望ましい。
7.6≦T≦8.18
とすることで、以下の式に示すように全てのtについて式(1)の関係を満たすことができる。なお、本実施例においては、T=8.0[s]となるように、攪拌搬送スクリュの回転数を決定した。
13.3/(3/4+n)=7.6≦T≦10.64=13.3/(1/4+n)
(n=1)
t(A4横):
18.7/(3/4+n)=6.8≦T≦8.31=18.7/(1/4+n)
(n=2)
t(A3縦):
26.6/(3/4+n)=7.09≦T≦8.18=26.6/(1/4+n)
(n=3)
7.09≦T≦8.18
であることが望ましい。本実施例においては、位相をπずらすことにより最も効果が得られるT=7.6[s]とした。
そこで、数百枚のプリントごとにTを測定することにした。測定方法は、前述の図5に記載の通りである。そして本実施例では、Tが経時変化により上記の式(1)の範囲から外れたら、トナー補給間隔tを変化させる制御を組み込んだ。
二軸搬送スクリュ構成においては、現像後の現像剤が供給搬送スクリュに落ち、ふたたび現像ローラに汲み上げられるため、画像面積率の大きい画像を連続出力すると、現像ローラ下流にてトナー濃度の低下した現像剤が現像に使用される。するとその部分においては画像濃度が不足した画像となってしまう不具合がある。ここで本実施例の回収搬送スクリュを備える現像装置においては、現像後の現像剤を供給搬送スクリュには戻さずに回収搬送スクリュにて全て回収させるので、トナー濃度の低下した現像剤を直ぐに現像に使用することがなくなり、出力画像の面積に寄らずに画像濃度の安定した画像を得ることができるというものである。よって供給搬送スクリュ上においてはトナー消費によるトナー濃度変動が発生しない。また、回収搬送スクリュにおいてはある程度の距離を攪拌搬送されてから攪拌搬送スクリュに送られる。よってトナー濃度の変動がトナー補給のみの寄与となるため、実施例1〜5で説明した位相制御機構によって、より正確な制御が安定に行われ、地汚れやトナー飛散の発生を抑制できる。
供給搬送路44aから現像ローラ41へ現像ローラ41内の磁極により汲み上げられた現像剤は、現像剤層規制部材42により薄層化され、像担持体である感光体1と近接する現像領域に搬送されて現像が行われる。現像領域を通過した回収現像剤は反発磁極により現像ローラ41から離れ、回収搬送部43aに落下する。回収ケーシング端部46bと現像ローラ41は当接することなく、所定の間隙を保って設置される。
3:帯電装置
4:露光装置(潜像形成手段)
5:現像装置
5a:現像ローラ(現像剤担持体)
5b:供給搬送スクリュ(現像剤供給搬送部材)
5c:攪拌搬送スクリュ(現像剤攪拌搬送部材)
5d:仕切り板
5e:現像剤規制部材
5S:トナー濃度センサ
6:転写装置
7:感光体クリーニング装置
10:中間転写ベルト(中間転写体)
11、12、13:支持ローラ
14(14Y、14C、14M、14K):一次転写ローラ
15:ベルトクリーニング装置
16:二次転写ローラ
20:給紙カセット
21:給紙ローラ
22:レジストローラ対
23:加熱定着装置(定着手段)
24:排紙ローラ
30:カラー画像形成ユニット
31Y、31C、31M、31K:トナーボトル
40:3軸搬送タイプの現像装置
41:現像ローラ(現像剤担持体)
42:現像剤層規制部材
43a:回収搬送路
43b:回収搬送スクリュ(現像剤回収搬送部材)
44a:供給搬送路
44b:供給搬送スクリュ(現像剤供給搬送部材)
45a:攪拌搬送路
45b:攪拌搬送スクリュ(現像剤攪拌搬送部材)
46a:回収部ケーシング
46b:回収ケーシング先端部
47:トナー濃度センサ
48:仕切り部
50:トナー補給手段
Claims (11)
- 現像器内に、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向し現像剤を軸方向に搬送する現像剤搬送部材とを備え、前記二成分現像剤のトナーで潜像担持体の潜像を現像し顕像化する現像装置において、
現像剤が前記現像器内を1周するのにかかる平均時間をT[s]、前記現像器へのトナーの補給周期をt[s]としたとき、該補給周期tは前記平均時間Tより大きく、かつ前記平均時間Tと前記補給周期tが以下の式(1)の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
(1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
(n=0,1,2,・・・) - 請求項1に記載の現像装置において、
前記トナーの補給周期tが複数あり、全てのtに対して、前記式(1)の関係が成り立っていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1に記載の現像装置において、
前記トナーの補給周期tが複数あり、最も大きいtに対して、前記式(1)の関係が成り立っていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2に記載の現像装置において、
前記トナーの補給周期tが複数あり、tの異なるモードになったときに、それに応じて前記平均時間Tを変化させる機構をもつことを特徴とする現像装置。 - 請求項4に記載の現像装置において、
前記現像剤搬送部材の回転数を変化させることにより前記平均時間Tを変化させることを特徴とする現像装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置において、
前記平均時間Tの経時変化に応じて、前記補給周期tを変化させることを特徴とする現像装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像装置において、
前記現像剤担持体から現像終了後の現像剤を回収するとともに回収した現像剤を供給用現像剤搬送部材と平行でかつ同方向に搬送する回収用現像剤搬送部材を備えることを特徴とする現像装置。 - 少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを一体に備えたプロセスカートリッジにおいて、
前記現像装置として、請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを備えた画像形成装置において、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像装置、あるいは請求項8に記載のプロセスカーリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9記載の画像形成装置において、
現像色の異なる複数の現像装置またはプロセスカートリッジを備え、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項10記載の画像形成装置において、
少なくとも潜像担持体と該潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットまたはプロセスカーリッジを複数備え、各画像形成ユニットまたは各プロセスカーリッジで現像色の異なる画像を形成して記録材に直接、または中間転写体を介して転写し、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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