Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4890366B2 - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4890366B2 - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4890366B2
JP4890366B2 JP2007172584A JP2007172584A JP4890366B2 JP 4890366 B2 JP4890366 B2 JP 4890366B2 JP 2007172584 A JP2007172584 A JP 2007172584A JP 2007172584 A JP2007172584 A JP 2007172584A JP 4890366 B2 JP4890366 B2 JP 4890366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developing device
developer
developing
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007172584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009009055A (ja
Inventor
恵美子 白石
文人 増渕
宏克 鈴木
元宏 宇佐美
暦 中村
三記子 今関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007172584A priority Critical patent/JP4890366B2/ja
Publication of JP2009009055A publication Critical patent/JP2009009055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4890366B2 publication Critical patent/JP4890366B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて現像を行う現像装置と、前記現像装置を備えたプロセスカートリッジと、前記現像装置または前記プロセスカートリッジを備え、電子写真方式を利用した画像形成を行う複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。さらに本発明は、前記現像装置または前記プロセスカートリッジを複数備え、カラー作像が可能な画像形成装置に関する。
従来、二成分現像剤を用いて現像を行う2軸搬送タイプの現像装置として、現像剤担持体(現像ローラ)への現像剤供給および回収用の現像剤搬送部材(スクリュ、オーガ等)および供給回収搬送路と、トナー補給後の搬送攪拌用の現像剤搬送部材および攪拌搬送路で構成され、これらが現像剤担持体の下方に略水平方向に配置されている構成のものが知られている。
このような2軸搬送タイプの現像装置においては、現像装置内の現像剤は、トナー補給や現像によるトナー消費によって空間的にトナー濃度変動している。そこで従来は、現像剤搬送部材で現像剤を拡散させることによってそのトナー濃度変動を小さくしてきた。例えば、特許文献1(特開平7−114209号公報)に記載の従来技術によれば、それぞれのスクリュに速度差を設けたり、スクリュの形状を切り欠き楕円板状にすることにより、現像剤搬送部材の拡散能力を上げる技術が開示されている。しかし、それらの技術を用いても、現像剤が現像剤担持体に到達するまでに十分に拡散しきれず、現像剤担持体に汲み上げられた現像剤にもトナー濃度変動が残ってしまっているのが現状である。特に、補給周期が、現像剤が現像装置内を1周するのにかかる時間と比べ大きい場合、現像装置内で長波長のトナー濃度変動が発生してしまうため、拡散が非常に難しい。
特開平7−114209号公報
前述したように、従来の2軸搬送構成の現像装置では、トナー補給や消費によってスクリュ上にできたトナー濃度変動を現像剤搬送部材による拡散効果だけで低減しようとしていた。しかし、この方法では、トナー濃度変動の波形において波長は変化せず振幅だけが低減されるため、トナー濃度変動が十分低減されるには、現像剤が現像装置内を何周も周る必要があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、トナー濃度変動の位相を制御することによってトナー濃度の均一化を瞬時に行なうことができ、現像剤担持体に現像剤が汲み上げられる前にトナー濃度の変動、さらにはトナー帯電量のばらつきを十分に抑えることができる構成の現像装置と、この現像装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明では以下のような技術的手段を採っている。
本発明の第1の手段は、現像器内に、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向し現像剤を軸方向に搬送する現像剤搬送部材とを備え、前記二成分現像剤のトナーで潜像担持体の潜像を現像し顕像化する現像装置において、
現像剤が前記現像器内を1周するのにかかる平均時間をT[s]、前記現像器へのトナーの補給周期をt[s]としたとき、該補給周期tは前記平均時間Tより大きく、かつ前記平均時間Tと前記補給周期tが以下の式(1)の関係を満たすことを特徴とする。
(1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
(n=0,1,2,・・・)
本発明の第2の手段は、第1の手段の現像装置において、前記トナーの補給周期tが複数あり、全てのtに対して、前記式(1)の関係が成り立っていることを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、第1の手段の現像装置において、前記トナーの補給周期tが複数あり、最も大きいtに対して、前記式(1)の関係が成り立っていることを特徴とする。
本発明の第4の手段は、第1または第2の手段の現像装置において、前記トナーの補給周期tが複数あり、tの異なるモードになったときに、それに応じて前記平均時間Tを変化させる機構をもつことを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第4の手段の現像装置において、前記現像剤搬送部材の回転数を変化させることにより前記平均時間Tを変化させることを特徴とする。
本発明の第6の手段は、第1〜第3のいずれか1つの手段の現像装置において、前記平均時間Tの経時変化に応じて、前記補給周期tを変化させることを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、第1〜第6のいずれか1つの手段の現像装置において、前記現像剤担持体から現像終了後の現像剤を回収するとともに回収した現像剤を供給用現像剤搬送部材と平行でかつ同方向に搬送する回収用現像剤搬送部材を備えることを特徴とする。
本発明の第8の手段は、少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを一体に備えたプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置として、第1〜第7のいずれか1つの手段の現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明の第9の手段は、少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを備えた画像形成装置において、第1〜第7のいずれか1つの手段の現像装置、あるいは第8の手段のプロセスカーリッジを備えたことを特徴とする。
本発明の第10の手段は、第9の手段の画像形成装置において、現像色の異なる複数の現像装置またはプロセスカートリッジを備え、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする。
また、本発明の第11の手段は、第9の手段の画像形成装置において、少なくとも潜像担持体と該潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットまたはプロセスカーリッジを複数備え、各画像形成ユニットまたは各プロセスカーリッジで現像色の異なる画像を形成して記録材に直接、または中間転写体を介して転写し、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする。
現像装置内の現像剤は、トナー補給やトナー消費(現像)によって空間的にトナー濃度変動している。従来、スクリュ等の現像剤搬送部材で現像剤を拡散させることによってそのトナー濃度変動を小さくしてきた。スクリュでの拡散能力を上げるには、スクリュの回転数を上げたりフィンを取り付けたりなどスクリュ形状を工夫したりできるが、それにも限界があり、現像剤が現像剤担持体(例えば現像ローラの現像スリーブ)に到達するまでに十分に拡散しきれず、現像スリーブに汲み上げられた現像剤にもトナー濃度変動が残ってしまっているのが現状である。特に、補給周期が長周期の場合、スクリュでの撹拌効果はほとんどない。
そこで本発明の第1の手段の現像装置では、現像剤が現像装置内を1周するのにかかる平均時間Tと現像器へのトナーの補給周期tとを前記の式(1)の関係を満たすように調節することによって、前の周のトナー濃度変動とその次の周からトナー補給によってできるトナー濃度変動との位相をずらすことができる(前の周で撹拌しきれず残ってしまったトナー濃度変動の振幅の谷の部分にトナーを補給することができる)。
このように、空間的にトナー濃度変動のある現像剤に対し、位相をずらしてトナー補給を行うことにより、トナー濃度の高いところと低いところが平均化され、トナー濃度が均一化される。この位相をずらして重ねることによって得られるトナーの拡散効果は、スクリュ等の現像剤搬送部材による撹拌によって得られる効果と比較すると著しく大きい。
これにより、現像スリーブ上に汲み上げられる現像剤のトナー濃度変動は無視できるまで小さくなり、それに伴い帯電もより均一化される。
ところで、トナー補給を画像出力x枚ごとの周期で補給を行うような場合、出力する用紙の大きさに応じて補給周期tが変化する。
このように補給周期tを複数持つような場合、あるtでは位相がずらせても、あるtでは位相が重なってしまう可能性もある。
そこで第2の手段の現像装置では、すべての補給周期tに対して、前記の式(1)の関係を満たすようにTを設定することにより、補給周期tによらず位相をずらすことができ、トナー濃度変動を抑えることができる。
次に、現像装置内のトナー濃度変動は、波長が長いほど拡散されにくい。
そこで第3の手段の現像装置では、複数のトナー補給周期tを持つ場合、少なくとも最も大きなt(この補給によってできるトナー濃度変動波長が最も大きい)が前記の式(1)の関係を満たすようにTを設定することにより、拡散されにくい長波長のトナー濃度変動の振幅を抑えることができる。
次に、補給周期tが異なるモードでも、常に前記の式(1)の関係を満たすようにしたい。
そこで第4の手段の現像装置では、補給周期tの変化に応じてTも変化させることによって、常に前記の式(1)の関係を満たすことができる。
また、第5の手段の現像装置では、補給周期tの変化に応じてスクリュ等の現像剤搬送部材の回転数を変化させることによりTも変化するため、常に前記の式(1)の関係を満たすことができる。
現像剤は経時で劣化し、スクリュでの現像剤搬送効率が変化する。従って、初期の剤の状態で前記の式(1)の関係を満たしていても、経時で満たさなくなる可能性が高い。
そこで第6の手段の現像装置では、Tの変化に応じて、補給周期tを設定することにより、常に安定して位相をずらすことができ、トナー濃度変動を抑えることができる。
第7の手段の現像装置では、回収用現像剤搬送部材(例えば回収搬送スクリュ)を備えて一方向循環構成にしたことにより、現像後の現像剤が全て回収搬送スクリュに回収されて供給搬送スクリュに戻らないため、供給スクリュ上において現像トナー消費によるトナー濃度変動は発生しない。よってトナー濃度変動はトナー補給のみによって生じることになり、本発明の位相制御手段によって、より正確に位相制御がなされて均一なトナー濃度の現像剤を現像に供給することが可能となる。
本発明の第8の手段のプロセスカートリッジでは、現像装置として、第1〜第7のいずれか1つの手段の現像装置を備えたことにより、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高いプロセスカートリッジを提供することが可能になる。
また、本発明の第9の手段の画像形成装置では、第1〜第7のいずれか1つの手段の現像装置、あるいは第8の手段のプロセスカーリッジを備えたことにより、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、長期にわたり画像濃度変動が少なく、地汚れやトナー飛散がない安定した画質が得られる画像形成装置を提供することができる。
本発明の第10の手段の画像形成装置では、現像色の異なる複数の現像装置またはプロセスカートリッジを備え、記録材にカラー画像を形成することを特徴としており、複数の現像装置に第1〜7のいずれか1つの手段の現像装置を用いることで、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、画像濃度の安定性が高く、色再現性やカラーバランスの優れた高画質カラー画像を得ることの出来る画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明の第11の画像形成装置では、少なくとも潜像担持体と該潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットまたはプロセスカートリッジを複数備え、各画像形成ユニットまたはプロセスカートリッジで現像色の異なる画像を形成して記録材に直接、または中間転写体を介して転写し、記録材にカラー画像を形成することを特徴としており、各画像形成ユニットまたはプロセスカートリッジの現像装置に第1〜第7のいずれか1つの手段の現像装置を用いることで、長期間にわたって常に安定したトナー付着量を得ることができるので、長期にわたり画像濃度変動が少なく、地汚れやトナー飛散がない安定した画質が得られる、小型で低コストのカラー画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の具体的な構成、動作及び作用効果を、図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
[位相制御の説明]
図1は本発明に係る2軸搬送タイプの現像装置の現像剤循環経路とトナー濃度変動の説明図である。以下、図1に示した2軸搬送タイプの現像装置を例に上げて説明する。
画像に応じて現像部にてトナーが消費され、トナー補給部において間欠的なトナー補給が行われるような現像装置内では、2つの現像剤搬送部材(攪拌搬送スクリュ5cと供給搬送スクリュ5b)の長手方向において、トナー濃度の周期的な変動が見られる。ここでトナー濃度の高い部分を破線で囲んで点描した。
この変動の波長λ[m]は、トナー補給周期T1[s]、トナー消費周期(画像出力周期)T2[s]、搬送スクリュ上の現像剤の搬送速度u[m/s]によって決まる。
トナー補給によって作られる変動の波長は、
λ1=u・T1
であり、トナー消費によって作られる変動の波長は、
λ2=u・T2
である。
2つの波長の異なる変動があるが、多くの現像装置ではトナー消費により搬送スクリュ上にできる変動より、トナー補給によって搬送スクリュ上にできる変動の振幅の方が大きいので、
λ≒λ1
と近似できる。すなわちトナー濃度の変動とはトナー補給によるものを主に考慮すればよい。つまりこれは補給トナーの周期で発生するトナー濃度変動である。
この波長λの波は、攪拌搬送スクリュ5cと供給搬送スクリュ5bで攪拌されながら現像装置の現像器内を移動する際、波長は変化せず振幅だけが低減される。現像器内を現像剤が1周するのにかかる時間T[s]は、例えば以下のようにして測定できる。
図5(a)に示すように、現像装置の現像器内の攪拌搬送スクリュ5c上にトナー濃度センサ5Sを配置する。そして、トナー補給口からトナーを一回補給し、図5(b)に示すようなトナー濃度センサ5Sの測定値のピーク間の時間ΔtからTを測定する。Tは剤面の高さや現像スリーブ内の磁力配置、トナー濃度等によって変化するので、実際の作像条件と同じ条件にして測定しなければならない。
図2に従来の二軸攪拌方式における、現像剤循環経路および、現像剤循環経路のある場所の現像剤のトナー濃度変動の時間変化を示す。これは現像剤が現像装置内を1周するのにかかる時間10[s]に対し、10[s]おきにトナー補給を行った場合の分布である。現像装置内にできるトナー濃度変動が長波長になるためスクリュでの拡散能力は非常に低い。点Cや点Dなど現像スリーブに近接する位置においてもまだトナー濃度変動の振幅が大きく、トナー濃度の高い現像剤が現像領域に搬送されることで地汚れやトナー飛散が発生してしまう。特に現像スリーブ上流側(点C付近)においてトナー飛散や地汚れの発生がしやすい。よって、点Cに到達する前にトナー濃度変動を抑制することが課題となる。
そこで、前の周でトナー補給により生じたトナー濃度変動の波の位相と異なるようにトナー補給を行い、2つの波を重ね合わせることによりトナー濃度変動の振幅を低減することを考える。これを位相制御機構と呼ぶ。
異なるトナー濃度変動の重ね合わせによって振幅を低減するためには、位相差はπである場合がもっとも効果が高い。この時のトナー濃度変動の様子を図3に示す。
[トナー補給条件の説明]
ここで、トナー補給による位相制御の効果について説明する。図4に現像剤が現像装置内を一周するのにかかる平均時間Tとトナー補給周期tとトナー濃度変動の関係を示す。なお、ある瞬間に行われたトナー補給により生じるトナー濃度変動を点線、次のトナー補給により生じるトナー濃度変動を一点鎖線で示す。図4(1)のt=nTの時は、2つのトナー濃度変動の位相がずれていないためトナー濃度変動の低減効果が得られていないが、図4(2)のt=(n+1/2)Tの時は、位相がπずれるため最も低減効果が高い。二つのトナー濃度変動の位相差はπ±(1/4)πの範囲が望ましく、位相差がπの時が最も望ましい。よって、トナー補給周期tは、
(1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
の範囲にすることが望ましく、
t=(1/2+n)・Tとすることが最も望ましい。ここで、n=1,2,3,・・・である。
なお、本実施例においては、トナー補給周期t=35[s]に対し、平均時間T=10[s]と設定した。
[画像形成装置全体及び、現像装置を含む作像部の構成の説明]
図6は本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構成図である。ここでは、電子写真方式の画像形成装置に適用した一実施例について説明する。
この画像形成装置は、イエロー(以下、「Y」と記す)、シアン(以下、「C」と記す)、マゼンタ(以下、「M」と記す)、ブラック(以下、「K」と記す)の4色のトナーを用いて多色またはカラー画像を形成するものである。
まず、画像形成装置の基本的な構成について説明する。この画像形成装置は、カラー画像形成ユニット30内に像担持体として4つの感光体1Y、1C、1M、1Kを備えている。なお、ここではドラム状の感光体を例に挙げているが、ベルト状の感光体を採用することもできる。各感光体1Y、1C、1M、1Kは、中間転写体としての中間転写ベルト10に沿って並設されており、それぞれ中間転写ベルト10に接触しながら、図中の矢印の方向に回転駆動する。各感光体1Y、1C、1M、1Kは、比較的薄い円筒状の導電性基体上に、光導電性の感光層を形成し、更にその感光層の上に保護層を形成したものである。また、感光層と保護層との間に中間層を設けても良い。なお、本実施例の感光体の外径は30mmである。
図7は、4つの感光体1Y、1C、1M、1Kのうちの、一つの感光体周りの構成を示す概略図であり、一つの作像部(各色毎の画像形成ユニット)の構成を示している。なお、各感光体1Y、1C、1M、1K周りの構成はすべて同じであるため、1つの作像部(画像形成ユニット)の構成についてのみ図示し、色分け用の符号Y、C、M、Kについては省略してある。
各色の画像形成ユニットの感光体1の周りには、転写残トナーを感光体から除去するクリーニング装置7、帯電手段としての帯電装置3、現像手段としての現像装置5の順に配置されている。ここで、図7に示す作像部の帯電装置3、現像装置5、クリーニング装置7と、感光体1とは、図示しないカートリッジ内に一体に構成されており、プロセスカートリッジを構成している。そして、このプロセスカートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成され、交換が可能となっている。すなわち、図6に示す画像形成装置は、中間転写ベルト10に沿って4つのプロセスカートリッジを着脱可能に並設した構成である。
また、図7に示す作像部(プロセスカートリッジ)の帯電装置3と現像装置5との間には、潜像形成手段としての露光装置4から発せられる光が感光体1まで通過できるようにスペースが確保されている。
帯電装置3は、回動可能なローラ状の帯電部材3aを感光体1に近接させて配置し、帯電部材3aに外部から交流に直流を重畳させた電圧を印加し、感光体1と帯電部材間で放電をさせて感光体1を帯電する。本実施形態では感光体1の帯電電位は−500Vである。また、帯電部材30aを接触させた接触帯電ローラを用いて感光体1を帯電させても良い。
このようにして帯電した感光体1の表面には、露光装置4によって光が露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。この露光装置4は、各色に対応した画像情報に基づき、感光体1に対して各色に対応した静電潜像を書き込む。なお、本実施形態の露光装置4は、複数の半導体レーザ光源、光偏向器、走査結像用光学系等からなるレーザ走査方式の露光装置であるが、LEDアレイと結像手段からなる露光装置などの他の方式の露光装置を採用することもできる。
現像装置5は、2軸搬送タイプの現像装置であり、現像剤を担持する現像剤担持体である現像ローラ5aと、現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材である攪拌搬送スクリュ5cと、現像剤供給搬送部材である供給搬送スクリュ5bからなる。攪拌搬送スクリュ5cと供給搬送スクリュ5bは仕切り板5dによって端部以外が隔てられている。ケーシングの開口から現像剤担持体としての現像ローラ5aが部分的に露出している。また、ここでは、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いている。
現像装置5は、図6に示したトナーボトル31Y、31C、31M、31Kから、図示しない補給手段により対応する色のトナーの補給を受けてこれを内部に収容している。このトナーボトル31Y、31C、31M、31Kは、それぞれが単体で交換できるように、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されている。このような構成とすることで、トナーエンド時にはトナーボトル31Y、31C、31M、31Kだけを交換すればよい。したがって、トナーエンド時にまだ寿命になっていない他の構成部材はそのまま利用でき、ユーザーの出費を抑えることができる。
トナーボトル31Y、31C、31M、31Kから現像装置5内に補給されたトナーは、攪拌搬送スクリュ5cによって現像剤と撹拌されながら供給搬送スクリュ5bへと搬送され、そこで現像ローラ5a上に担持されることになる。この現像ローラ5aは、内部に固定された磁界発生手段としての複数の磁極が着磁されたマグネットローラ(あるいは複数の固定磁石)と、その周りを同軸回転する現像スリーブとから構成されている。供給搬送スクリュ部(供給搬送路)の現像剤は、マグネットローラが発生させる磁力により現像ローラ上に汲み上げられ、現像剤規制部材5eによって薄層化されたあと、現像ローラ5a上に穂立ちした状態となって感光体1と対向する現像領域まで搬送される。
ここで、現像ローラ5aは、感光体1と対向する領域(以下、「現像領域」と記す)において感光体1の表面よりも速い線速で同方向に表面移動する。そして、現像ローラ5a上に穂立ちしたキャリアは、感光体1の表面を摺擦しながら、キャリア表面に付着したトナーを感光体1の表面に供給する。このとき、現像ローラ5aには、図示しない電源から−350Vの現像バイアスVBが印加され、これにより現像領域には現像電界が形成される。そして、感光体1上の静電潜像と現像ローラ5aとの間では、現像ローラ5a上のトナーに静電潜像側に向かう静電力が働くことになる。これにより、現像ローラ5a上のトナーは、感光体1上の静電潜像に静電的に付着することになる。この付着によって感光体1上の静電潜像は、それぞれ対応する色のトナー像に現像(顕像化)される。
転写装置6における中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ11、12、13に張架されており、図中矢印の方向に無端移動する構成となっている。この中間転写ベルト10上には、各感光体1Y、1C、1M、1K上のトナー像が静電転写方式により互いに重なり合うように転写される。静電転写方式には、転写チャージャを用いた構成もあるが、ここでは転写チリの発生が少ない転写ローラを用いた構成を採用している。具体的には、各感光体1Y、1C、1M、1Kと接触する中間転写ベルト10の部分の裏面に、それぞれ転写装置6としての一次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kを配置している。ここでは、各一次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kにより押圧された中間転写ベルト10の部分と各感光体1Y、1C、1M、1Kとによって、一次転写ニップ部が形成される。そして、各感光体1Y、1C、1M、1K上のトナー像を中間転写ベルト10上に転写する際には、各一次転写ローラ14に正極性のバイアスが印加される。これにより、各一次転写ニップ部には転写電界が形成され、各感光体1Y、1C、1M、1K上のトナー像は、中間転写ベルト10上に静電的に付着し、転写される。
転写装置6で転写されずに感光体上に残留した転写残トナーは、クリーニング装置7にて回収され,図示しない排トナー回収ボトルへと送られる。ここでクリーニング装置7ではゴムのクリーニングブレードが感光体1に当接されており、感光体1から転写残トナーを除去する。なお、ブレード以外にファーブラシ等によるクリーニングを行っても良い。
中間転写ベルト10の周りには、その表面に残留したトナーを除去するためのベルトクリーニング装置15が設けられている。このベルトクリーニング装置15は、中間転写ベルト10の表面に付着した不要なトナーをファーブラシ及びクリーニングブレードで回収する構成となっている。なお、回収した不要トナーは、ベルトクリーニング装置15内から図示しない搬送手段により図示しない廃トナータンクまで搬送される。
また、支持ローラ13に張架された中間転写ベルト10の部分には、二次転写ローラ16が接触して配置されている。この中間転写ベルト10と二次転写ローラ16との間には二次転写ニップ部が形成され、この部分に、所定のタイミングで記録材としての記録紙が送り込まれるようになっている。この記録紙は、露光装置4の図中下側にある給紙カセット20内に収容されており、給紙ローラ21、レジストローラ対22等によって、二次転写ニップ部まで搬送される。そして、中間転写ベルト10上に重ね合わされたトナー像は、二次転写ニップ部において、記録紙上に一括して転写される。この二次転写時には、二次転写ローラ16に正極性のバイアスが印加され、これにより形成される転写電界によって中間転写ベルト10上のトナー像が記録紙上に転写される。
二次転写ニップ部の転写紙搬送方向下流側には、定着手段としての加熱定着装置23が配置されている。この加熱定着装置23は、ヒータを内蔵した加熱ローラ23aと、圧力を加えるための加圧ローラ23bとを備えている。二次転写ニップ部を通過した転写紙は、これらのローラ間に挟み込まれ、熱と圧力を受けることになる。これにより、転写紙上に載っていたトナーが溶融し、トナー像が転写紙に定着される。そして、定着後の転写紙は、排紙ローラ24によって、装置上面の排紙トレイ上に排出される。
[現像剤の説明]
次に、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に好適に用いられる現像剤について説明する。本発明では現像剤として、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いている。以下、二成分現像剤に用いるトナーとキャリアについて説明する。
[トナー]
本発明で用いる現像剤のトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーである。以下に、トナーの構成材料及び製造方法について説明する。
(ポリエステル)
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
多価カルボン酸(PC)としては、2価カルボン酸(DIC)および3価以上の多価カルボン酸(TC)が挙げられ、(DIC)単独、および(DIC)と少量の(TC)との混合物が好ましい。2価カルボン酸(DIC)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3価以上の多価カルボン酸(TC)としては、炭素数9〜20の芳香族多価カルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、多価カルボン酸(PC)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いて多価アルコール(PO)と反応させてもよい。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合反応は、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。ポリエステルの水酸基価は5以上であることが好ましく、ポリエステルの酸価は通常1〜30、好ましくは5〜20である。酸価を持たせることで負帯電性となりやすく、さらには記録紙への定着時、記録紙とトナーの親和性がよく低温定着性が向上する。しかし、酸価が30を超えると帯電の安定性、特に環境変動に対し悪化傾向がある。
また、重量平均分子量1万〜40万、好ましくは2万〜20万である。重量平均分子量が1万未満では、耐オフセット性が悪化するため好ましくない。また、40万を超えると低温定着性が悪化するため好ましくない。
ポリエステルには、上記の重縮合反応で得られる未変性ポリエステルの他に、ウレア変性のポリエステルが好ましく含有される。ウレア変性のポリエステルは、上記の重縮合反応で得られるポリエステルの末端のカルボキシル基や水酸基等と多価イソシアネート化合物(PIC)とを反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得、これとアミン類との反応により分子鎖が架橋及び/又は伸長されて得られるものである。
多価イソシアネート化合物(PIC)としては、脂肪族多価イソシアネート(テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエートなど);脂環式ポリイソシアネート(イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネートなど);芳香族ジイソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど);芳香脂肪族ジイソシアネート(α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなど);イソシアネート類;前記ポリイソシアネートをフェノール誘導体、オキシム、カプロラクタムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の併用が挙げられる。
多価イソシアネート化合物(PIC)の比率は、イソシアネート基[NCO]と、水酸基を有するポリエステルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]として、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。[NCO]/[OH]が5を超えると低温定着性が悪化する。[NCO]のモル比が1未満では、ウレア変性ポリエステルを用いる場合、そのエステル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の多価イソシアネート化合物(PIC)構成成分の含有量は、通常0.5〜40wt%、好ましくは1〜30wt%、さらに好ましくは2〜20wt%である。0.5wt%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。また、40wt%を超えると低温定着性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の1分子当たりに含有されるイソシアネート基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
次に、ポリエステルプレポリマー(A)と反応させるアミン類(B)としては、2価アミン化合物(B1)、3価以上の多価アミン化合物(B2)、アミノアルコール(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸(B5)、およびB1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)などが挙げられる。
2価アミン化合物(B1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミンシクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられる。3価以上の多価アミン化合物(B2)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。アミノアルコール(B3)としては、エタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。アミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。B1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得られるケチミン化合物、オキサゾリジン化合物などが挙げられる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、B1およびB1と少量のB2の混合物である。
アミン類(B)の比率は、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中のイソシアネート基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2を超えたり1/2未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
また、ウレア変性ポリエステル中には、ウレア結合と共にウレタン結合を含有していてもよい。ウレア結合含有量とウレタン結合含有量のモル比は、通常100/0〜10/90であり、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは、60/40〜30/70である。ウレア結合のモル比が10%未満では、耐ホットオフセット性が悪化する。
ウレア変性ポリエステルは、ワンショット法、などにより製造される。多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)を、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。次いで40〜140℃にて、これに多価イソシアネート(PIC)を反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得る。さらにこの(A)にアミン類(B)を0〜140℃にて反応させ、ウレア変性ポリエステルを得る。
多価イソシアネート(PIC)を反応させる際、及び(A)と(B)を反応させる際には、必要により溶剤を用いることもできる。使用可能な溶剤としては、芳香族溶剤(トルエン、キシレンなど);ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど);エステル類(酢酸エチルなど);アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)およびエーテル類(テトラヒドロフランなど)などのイソシアネート(PIC)に対して不活性なものが挙げられる。
また、ポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との架橋及び/又は伸長反応には、必要により反応停止剤を用い、得られるウレア変性ポリエステルの分子量を調整することができる。反応停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
ウレア変性ポリエステルの重量平均分子量は、通常1万以上、好ましくは2万〜1000万、さらに好ましくは3万〜100万である。1万未満では耐ホットオフセット性が悪化する。ウレア変性ポリエステル等の数平均分子量は、先の未変性ポリエステルを用いる場合は特に限定されるものではなく、前記重量平均分子量とするのに得やすい数平均分子量でよい。ウレア変性ポリエステルを単独で使用する場合は、その数平均分子量は、通常2000〜15000、好ましくは2000〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。20000を超えると低温定着性およびフルカラー装置に用いた場合の光沢性が悪化する。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを併用することで、低温定着性およびフルカラー画像形成装置100に用いた場合の光沢性が向上するので、ウレア変性ポリエステルを単独で使用するよりも好ましい。尚、未変性ポリエステルはウレア結合以外の化学結合で変性されたポリエステルを含んでも良い。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは、少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホットオフセット性の面で好ましい。従って、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは類似の組成であることが好ましい。
また、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとの重量比は、通常20/80〜95/5、好ましくは70/30〜95/5、さらに好ましくは75/25〜95/5、特に好ましくは80/20〜93/7である。ウレア変性ポリエステルの重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを含むバインダー樹脂のガラス転移点(Tg)は、通常45〜65℃、好ましくは45〜60℃である。45℃未満ではトナーの耐熱性が悪化し、65℃を超えると低温定着性が不十分となる。
また、ウレア変性ポリエステルは、得られるトナー母体粒子の表面に存在しやすいため、公知のポリエステル系トナーと比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。
(着色剤)
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
着色剤は樹脂と複合化されたマスターバッチとして用いることもできる。マスターバッチの製造、またはマスターバッチとともに混練されるバインダー樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体、あるいはこれらとビニル化合物との共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
(荷電制御剤)
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
荷電制御剤の使用量は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、好ましくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、0.2〜5重量部の範囲がよい。10重量部を超える場合にはトナーの帯電性が大きすぎ、荷電制御剤の効果を減退させ、現像ローラとの静電的吸引力が増大し、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。
(離型剤)
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
荷電制御剤、離型剤はマスターバッチ、バインダー樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えても良い。
(外添剤)
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2μmであることが好ましく、特に5×10−3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。
無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に両微粒子の平均粒径が5×10−2μm以下のものを使用して攪拌混合を行った場合、トナーとの静電力、ファンデルワールス力は格段に向上することより、所望の帯電レベルを得るために行われる現像装置内部の攪拌混合によっても、トナーから流動性付与剤が脱離することなく、ホタルなどが発生しない良好な画像品質が得られて、さらに転写残トナーの低減が図られる。
酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性の悪化傾向にあることより、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、この副作用の影響が大きくなることが考えられる。しかし、疎水性シリカ微粒子及び疎水性酸化チタン微粒子の添加量が0.3〜1.5wt%の範囲では、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、所望の帯電立ち上がり特性が得られ、すなわち、コピーやプリントの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られる。
次に、トナーの製造方法について説明する。ここでは、好ましい製造方法について示すが、これに限られるものではない。
(トナーの製造方法)
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
2)トナー材料液を界面活性剤、樹脂微粒子の存在下、水系媒体中で乳化させる。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。
また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムべタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
また、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を用いることにより、非常に少量でその効果をあげることができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜10のフルオロアルキルカルボン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3−[ω−フルオロアルキル(C6〜C11)オキシ]−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(C6〜C8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カルボン酸及び金属塩、パーフルオロアルキルカルボン酸(C7〜C13)及びその金属塩、パーフルオロアルキル(C4〜C12)スルホン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる。
商品名としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(住友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−102(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−102、103、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204、(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
また、カチオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基を右する脂肪族1級、2級もしくは2級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6−C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、商品名としてはサーフロンS−121(旭硝子社製)、フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダインDS−202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEF−132(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−300(ネオス社製)などが挙げられる。
樹脂微粒子は、水系媒体中で形成されるトナー母体粒子を安定化させるために加えられる。このために、トナー母体粒子の表面上に存在する被覆率が10〜90%の範囲になるように加えられることが好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル微粒子1μm、及び3μm、ポリスチレン微粒子0.5μm及び2μm、ポリ(スチレン―アクリロニトリル)微粒子1μm、商品名では、PB−200H(花王社製)、SGP(総研社製)、テクノポリマーSB(積水化成品工業社製)、SGP−3G(総研社製)、ミクロパール(積水ファインケミカル社製)等がある。
また、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト等の無機化合物分散剤も用いることができる。
上記の樹脂微粒子、無機化合物分散剤と併用して使用可能な分散剤として、高分子系保護コロイドにより分散液滴を安定化させても良い。例えばアクリル酸、メタクリル酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、マレイン酸または無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有する(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸−β−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−β−ヒドロキシエチル、アクリル酸−β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−β−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコールモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコールモノメタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとのエーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの含窒素化合物、またはその複素環を有するものなどのホモポリマーまたは共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用できる。
分散の方法としては特に限定されるものではないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。この中でも、分散体の粒径を2〜20μmにするために高速せん断式が好ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は特に限定はないが、通常1000〜30000rpm、好ましくは5000〜20000rpmである。分散時間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.1〜5分である。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。
3)乳化液の作製と同時に、アミン類(B)を添加し、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)との反応を行わせる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
4)反応終了後、乳化分散体(反応物)から有機溶媒を除去し、洗浄、乾燥してトナー母体粒子を得る。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
5)上記で得られたトナー母体粒子に、荷電制御剤を打ち込み、ついで、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子等の無機微粒子を外添させ、トナーを得る。
荷電制御剤の打ち込み、及び無機微粒子の外添は、ミキサー等を用いた公知の方法によって行われる。
これにより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状からラクビーボール状の間の形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状の間で制御することができる。
さて、以上のようにして製造される本発明に係るトナーの特性のうち、トナーの粒径について、トナーの体積平均粒径は3〜8μmが好ましい。粒径が小さくかつ粒径分布のシャープなトナーを用いることで、トナー粒子間の間隙が小さくなるため、色再現性を損なうことなくトナーの必要付着量を低減することができる。よって現像における濃度変動を小さくすることができる。また、600dpi以上の微小なドット画像の安定再現性が向上し、長期間安定した高画質を得ることができる。一方、体積平均粒径(D4)が3μm未満では、転写効率の低下、ブレードクリーニング性の低下といった現象が発生しやすい。体積平均粒径(D4)が8μmを超えると、画像のパイルハイトが大きくなり、文字やラインの飛び散りを抑えることが難しい。また、同時に体積平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)は1.00〜1.40の範囲にあることが好ましく、1.00〜1.30の範囲にあればより好ましい。(D4/D1)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。
このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
ここで、トナー粒子の粒度分布の測定方法について説明する。
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの体積平均粒径(D4)、個数平均粒径(D1)を求めることができる。
チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
次に、トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。図9(A),(B)は、形状係数SF−1、形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記の式(2)で表される。これはトナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4) ・・・式(2)
この形状係数SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記の式(3)で表される。これはトナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π) ・・・式(3)
この形状係数SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入し該トナーの粒子100個について解析して計算した。
トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。一方、形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
[キャリア]
本発明の二成分現像剤に用いるキャリアとしては、磁性キャリアを用いれば良く、鉄、マグネタイト、Mn、Zn、Cu等の2価の金属を含むフェライトであって、体積平均粒径20〜100μmが好ましく、20〜60μmがさらに好ましい。平均粒径が20μm未満では、現像時に感光体にキャリア付着が生じやすく、100μmを越えると、トナーとの混合性が低く、トナーの帯電量が不十分で連続使用時の帯電不良等を生じやすい。また、Znを含むCuフェライトは飽和磁化が高いことから好ましいが、画像形成装置のプロセスに合せて適宜選択することができる。磁性キャリアを被覆する樹脂としては、特に限定されないが、例えばシリコーン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、含フッ素樹脂、オレフィン樹脂等がある。その製造方法は、コーティング樹脂を溶媒中に溶解し、流動層中にスプレーしコア上にコーティングしても良く、また、樹脂粒子を静電的に核粒子に付着させた後に熱溶融させて被覆するものであってもよい。被覆される樹脂の厚さは、0.05〜10μm、好ましくは0.3〜4μmがよい。
次に本発明の第2の実施例として、実施例1に記載の画像形成装置において、トナー補給を10枚プリントごとに紙間で行なうトナー補給制御方法とした。このトナー補給制御方法は、トナー補給用モータの駆動による衝撃による画像の乱れを防止するため、あるいは特願平6−328274号に記載されているトナー補給手段等の理由により従来から採用されている。このようなトナー補給制御方法の場合、紙サイズや通紙方向によってトナー補給周期tが異なる。本実施例においては、紙サイズはA4縦,A4横,A3横の3種類である。10枚プリントごとに行うそれぞれのトナー補給周期tは、t(A4縦)=13.3[s],t(A4横)=18.7[s],t(A3横)=26.6[s]である。このとき、現像装置内を現像剤が一周するのにかかる時間Tは全てのtに対して式(1)の関係、
(1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
(n=0,1,2,・・・)
を満たす範囲にすることが望ましい。
例えば、現像剤一周の時間Tを、
7.6≦T≦8.18
とすることで、以下の式に示すように全てのtについて式(1)の関係を満たすことができる。なお、本実施例においては、T=8.0[s]となるように、攪拌搬送スクリュの回転数を決定した。
t(A4縦):
13.3/(3/4+n)=7.6≦T≦10.64=13.3/(1/4+n)
(n=1)
t(A4横):
18.7/(3/4+n)=6.8≦T≦8.31=18.7/(1/4+n)
(n=2)
t(A3縦):
26.6/(3/4+n)=7.09≦T≦8.18=26.6/(1/4+n)
(n=3)
実施例2に記載の画像形成装置において、対応できる紙サイズおよび通紙方向に、B5縦,B5横を追加した。このとき、全てのtにおいて上記の式(1)の関係を満たすTは、8〜10[s]の範囲には存在しなかった。これよりTを遅くすることは現像スリーブ上のトナー濃度の左右偏差を大きくしてしまうといった問題点につながってしまうし、これより早くすることはスクリュの軸受けの耐久性を考えると難しい。
このような場合、波長の短いトナー濃度変動は、現像剤搬送部材による現像剤の拡散によって変動が小さくなりやすいため、Tは、最も波長の長いトナー濃度変動に対して上記の式(1)の関係を満たす範囲にすることが望ましい。本実施例においては、最も長い波長は補給周期t=26.6[s]のトナー補給によって発生するため、Tは、
7.09≦T≦8.18
であることが望ましい。本実施例においては、位相をπずらすことにより最も効果が得られるT=7.6[s]とした。
実施例2に記載の画像形成装置において、トナー補給周期t(A4縦),t(A4横),t(A3横)に対し、常にTが上記の式(1)の関係を満たすように、スクリュの回転数を変化させ現像剤搬送速度uを制御した。本実施例においては、スクリュ回転数をA4縦:400[rpm]、A4横:474[rpm]、A3横:467[rpm]にすることにより、Tは、A4縦:8.87[s]、A4横:7.48[s]、A3横:7.6[s]となった。これにより、すべてのtの条件で効率のよいπ分の位相制御(t=T×n+T/2)ができ、トナー濃度変動の拡散効果がアップした。
実施例1に記載の現像装置においては、現像剤の劣化によってスクリュの搬送効率が変化する。例えば、実施例1に記載のとおり、初期的にはT0=10[s]であった場合でも、経時でT=13[s]に変化し、上記の式(1)の関係を満たさなくなっていることが分かった。
そこで、数百枚のプリントごとにTを測定することにした。測定方法は、前述の図5に記載の通りである。そして本実施例では、Tが経時変化により上記の式(1)の範囲から外れたら、トナー補給間隔tを変化させる制御を組み込んだ。
実施例1に記載の画像形成ユニットやプロセスカートリッジ及び画像形成装置に用いる現像装置のその他の実施例として、現像ローラから現像後の現像剤を回収し、供給搬送スクリュと平行でかつ同方向に搬送する回収搬送スクリュを備えた3軸搬送タイプの現像装置があげられる。
図1、図7に示したような通常の二軸搬送スクリュ(供給搬送スクリュ5b、攪拌搬送スクリュ5cの2つの現像剤搬送スクリュを持つ)構成と本構成の差異について以下に説明する。
二軸搬送スクリュ構成においては、現像後の現像剤が供給搬送スクリュに落ち、ふたたび現像ローラに汲み上げられるため、画像面積率の大きい画像を連続出力すると、現像ローラ下流にてトナー濃度の低下した現像剤が現像に使用される。するとその部分においては画像濃度が不足した画像となってしまう不具合がある。ここで本実施例の回収搬送スクリュを備える現像装置においては、現像後の現像剤を供給搬送スクリュには戻さずに回収搬送スクリュにて全て回収させるので、トナー濃度の低下した現像剤を直ぐに現像に使用することがなくなり、出力画像の面積に寄らずに画像濃度の安定した画像を得ることができるというものである。よって供給搬送スクリュ上においてはトナー消費によるトナー濃度変動が発生しない。また、回収搬送スクリュにおいてはある程度の距離を攪拌搬送されてから攪拌搬送スクリュに送られる。よってトナー濃度の変動がトナー補給のみの寄与となるため、実施例1〜5で説明した位相制御機構によって、より正確な制御が安定に行われ、地汚れやトナー飛散の発生を抑制できる。
以下、図8にて3軸搬送タイプの現像装置40の構成について説明する。この現像装置40は主に現像ローラ41、回収搬送スクリュ43bを備えた回収搬送路43a、供給搬送スクリュ44bを備えた供給搬送路44a、攪拌搬送スクリュ45bを備えた攪拌搬送路45a、ケースの仕切り部48、現像剤層規制部材42、回収部ケーシング46a、回収ケーシング先端部46b、トナー濃度センサ47、トナー補給手段50等から構成される。
回収搬送スクリュ43bの軸中心位置は、現像ローラ41のそれよりも下方に、かつ、供給搬送スクリュ44bと攪拌搬送スクリュ45bのそれよりも上方になるように、回収部が配置されている。供給搬送路44aと攪拌搬送路45aは仕切り部48の端部および開口部にて連通しており、現像剤が循環するようになっている。端部および開口部以外の部分ではケースの仕切り部48により仕切られていて供給搬送路44aと攪拌搬送路45a間で現像剤の移動はない。本実施例の現像ローラの外径は18mm、各スクリュの外径は14mm、軸径は5mmとした。また、各スクリュのスクリューピッチは25mmとした。なお、これらの値は本発明を限定するものではなく、一例を示したものである。
現像ローラ41は主に内部に固定された磁界発生手段(例えば複数の磁極が着磁されたマグネットローラ)と回転可能な現像スリーブから構成されている。
供給搬送路44aから現像ローラ41へ現像ローラ41内の磁極により汲み上げられた現像剤は、現像剤層規制部材42により薄層化され、像担持体である感光体1と近接する現像領域に搬送されて現像が行われる。現像領域を通過した回収現像剤は反発磁極により現像ローラ41から離れ、回収搬送部43aに落下する。回収ケーシング端部46bと現像ローラ41は当接することなく、所定の間隙を保って設置される。
以上のような構成の3軸搬送タイプの現像装置40では、回収搬送スクリュ43bを備えて一方向循環構成にすることで、現像後の現像剤が全て回収搬送スクリュ43bに回収されて供給搬送スクリュ44bに戻らないため、供給搬送スクリュ44b上において現像剤のトナー消費によるトナー濃度変動は発生しない。よってトナー濃度変動はトナー補給のみによって生じることになり、実施例1〜5で説明した本発明の位相制御手段によって、より正確に位相制御がなされて均一なトナー濃度の現像剤を現像に供給することができる。
本発明に係る2軸搬送タイプの現像装置の現像剤循環経路とトナー濃度変動の説明図である。 (a)は図1の2軸搬送タイプの現像装置における現像剤循環経路を模式的にループとして示した図であり、(b)は(a)の現像剤循環経路のある場所の現像剤のトナー濃度変動の時間変化を示す図である。 トナー濃度変動の波の位相と異なるようにπだけ位相をずらしてトナー補給を行い、2つの波を重ね合わせることによりトナー濃度変動の振幅を低減する位相制御方法の説明図である。 現像剤が現像装置内を一周するのにかかる平均時間Tとトナー補給周期tとトナー濃度変動の関係を示す図である。 (a)は搬送スクリュ上の現像剤搬送速度uを測定するためのトナー濃度センサの設置位置の説明図であり、(b)はトナー濃度センサの出力の変化を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。 図6に示す画像形成装置の一つの感光体周り(作像部)の構成を示す概略構成図である。 本発明に係る3軸搬送タイプの現像装置の一実施例を示す概略構成図である。 形状係数SF−1とSF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。
符号の説明
1(1Y、1C、1M、1K):感光体(潜像担持体)
3:帯電装置
4:露光装置(潜像形成手段)
5:現像装置
5a:現像ローラ(現像剤担持体)
5b:供給搬送スクリュ(現像剤供給搬送部材)
5c:攪拌搬送スクリュ(現像剤攪拌搬送部材)
5d:仕切り板
5e:現像剤規制部材
5S:トナー濃度センサ
6:転写装置
7:感光体クリーニング装置
10:中間転写ベルト(中間転写体)
11、12、13:支持ローラ
14(14Y、14C、14M、14K):一次転写ローラ
15:ベルトクリーニング装置
16:二次転写ローラ
20:給紙カセット
21:給紙ローラ
22:レジストローラ対
23:加熱定着装置(定着手段)
24:排紙ローラ
30:カラー画像形成ユニット
31Y、31C、31M、31K:トナーボトル
40:3軸搬送タイプの現像装置
41:現像ローラ(現像剤担持体)
42:現像剤層規制部材
43a:回収搬送路
43b:回収搬送スクリュ(現像剤回収搬送部材)
44a:供給搬送路
44b:供給搬送スクリュ(現像剤供給搬送部材)
45a:攪拌搬送路
45b:攪拌搬送スクリュ(現像剤攪拌搬送部材)
46a:回収部ケーシング
46b:回収ケーシング先端部
47:トナー濃度センサ
48:仕切り部
50:トナー補給手段

Claims (11)

  1. 現像器内に、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向し現像剤を軸方向に搬送する現像剤搬送部材とを備え、前記二成分現像剤のトナーで潜像担持体の潜像を現像し顕像化する現像装置において、
    現像剤が前記現像器内を1周するのにかかる平均時間をT[s]、前記現像器へのトナーの補給周期をt[s]としたとき、該補給周期tは前記平均時間Tより大きく、かつ前記平均時間Tと前記補給周期tが以下の式(1)の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
    (1/4+n)・T<t<(3/4+n)・T 式(1)
    (n=0,1,2,・・・)
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記トナーの補給周期tが複数あり、全てのtに対して、前記式(1)の関係が成り立っていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記トナーの補給周期tが複数あり、最も大きいtに対して、前記式(1)の関係が成り立っていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1または2に記載の現像装置において、
    前記トナーの補給周期tが複数あり、tの異なるモードになったときに、それに応じて前記平均時間Tを変化させる機構をもつことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4に記載の現像装置において、
    前記現像剤搬送部材の回転数を変化させることにより前記平均時間Tを変化させることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記平均時間Tの経時変化に応じて、前記補給周期tを変化させることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体から現像終了後の現像剤を回収するとともに回収した現像剤を供給用現像剤搬送部材と平行でかつ同方向に搬送する回収用現像剤搬送部材を備えることを特徴とする現像装置。
  8. 少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを一体に備えたプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像装置として、請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 少なくとも、表面に静電潜像が形成される潜像担持体と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて前記潜像担持体上の静電潜像を現像し顕像化する現像装置とを備えた画像形成装置において、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像装置、あるいは請求項8に記載のプロセスカーリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9記載の画像形成装置において、
    現像色の異なる複数の現像装置またはプロセスカートリッジを備え、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10記載の画像形成装置において、
    少なくとも潜像担持体と該潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットまたはプロセスカーリッジを複数備え、各画像形成ユニットまたは各プロセスカーリッジで現像色の異なる画像を形成して記録材に直接、または中間転写体を介して転写し、記録材にカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
JP2007172584A 2007-06-29 2007-06-29 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Expired - Fee Related JP4890366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172584A JP4890366B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007172584A JP4890366B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009009055A JP2009009055A (ja) 2009-01-15
JP4890366B2 true JP4890366B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=40324157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007172584A Expired - Fee Related JP4890366B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4890366B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009009055A (ja) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5382499B2 (ja) 粉体搬送装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4585237B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP4863902B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2007127944A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5044790B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4806542B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5370830B2 (ja) 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP5396739B2 (ja) 粉体搬送装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4246582B2 (ja) 画像形成装置
JP4890366B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP4890365B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2009122190A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009015052A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2007334170A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009015053A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP5124184B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、および、プロセスカートリッジ
JP2004252163A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ、及びこれらに用いるトナー
JP6338197B2 (ja) 画像形成装置
JP2007003713A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5598781B2 (ja) 粉体搬送装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP5055615B2 (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP5288270B2 (ja) 粉体搬送装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2004177555A (ja) 画像形成装置
JP2013195890A (ja) 現像装置、現像方法および画像形成装置
JP2008090188A (ja) 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100205

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4890366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees