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JP4891930B2 - 通行遮断竿の駆動装置 - Google Patents
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JP4891930B2 - 通行遮断竿の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等の通行を遮断する通行遮断機に関し、特に、垂直方向に通行遮断竿を回動させて開閉を行うようにした通行遮断機における通行遮断竿の駆動装置に関する。
地面に対し垂直方向(上下方向)に通行遮断竿を90°ほど回動させて開閉を行う通行遮断機(交通ゲート)は、駐車場の出入口や、最近では有料道路料金所のETCレーンに設置されることが多くなっている。このような通行遮断機は、特許文献1に示されるように、地上に立設した箱形のケース内に、通行遮断竿を回動させる駆動装置を収納した構造を有する。
特許文献1に代表される駆動装置は、モータの出力軸から減速機、リンク機構を介して、通行遮断竿の駆動軸へとトルクを伝達する仕組みをもつ。これは、通行遮断竿の回動及び停止に必要な駆動力を得るために要している構成であるが、通行遮断竿が最端部に駆動軸を接続した片持ち構造であることから、特に回動から停止するときの負荷が大きく、これに耐えることが必要なために小型化を図るのが難しい。したがって、通行遮断機の従来品と言えば、特許文献1のように、駆動装置を収納するために地面から小学生の背丈ほどの寸胴ケースを立てた大型のものとなっている。
特開2005−113526号公報
そこで、本願出願人は先に、より小型化を図ることの可能な駆動装置について、特願2006−316043号(先願発明)で提案している。当該通行遮断竿の駆動装置は、中間部にウォームを有すると共に軸方向へ摺動可能に保持されたウォーム軸と、該ウォーム軸の両端部に配設されてその摺動に抵抗する弾発力を発生する緩衝手段と、前記ウォームに噛み合うウォームホイールと、該ウォームホイールに従い回転する駆動軸と、前記ウォーム軸を回転させるモータと、を含んで構成され、前記駆動軸に通行遮断竿を接続して回動させるようになっていることを特徴とする。
この駆動装置は、コンパクトに設計できるウォームギアを採用し、且つ、モータの制動により通行遮断竿を開又は閉の停止位置に停止させる際には、回動から停止する通行遮断竿の慣性を、ウォーム軸の摺動及びこれに抗する緩衝手段の弾発力で吸収する構造が採用されているので、小型であっても、通行遮断竿が回転から停止するときの負荷に耐え得る構造となっている。したがって、特許文献1等の装置に比べて小型軽量化を図ることができるようになり、設置位置の自由度などが向上する。
さらに、先願発明では、上記のウォーム軸、緩衝手段、ウォームホイール、駆動軸及びモータを組み付けたハウジングを、水平方向へ回転可能にしてポール上に取り付ける構造も提案している。この先願発明に係る回転機構では、ゼンマイ機構を組み込むことにより復帰方向への回転テンションを回転軸にかけ、車両等が通行遮断竿にぶつかって回転した後にハウジングが正常向きへ自動復帰できるようにしている。
上述のような駆動装置により駆動される通行遮断竿について、特にETCレーンに使用する場合、速度超過による通行車両の衝突を考えなければならず、破損防止などのために、上記のような回転テンションによる自動復帰機能付きの回転機構が必須となる。このときに、先願発明の場合、車両(又は遮断竿)を破損させずに回転する程度の回転テンションの弱さと、強風などで勝手に回転してしまわない程度に正常向きを維持する回転テンションの強さと、の兼ね合いを考えなければならない。
先願発明の装置では、ゼンマイ機構による復帰方向への回転テンションで正常向きを維持する仕組みになっており、回転テンションの強弱の兼ね合いをとり難い。すなわち、風を考慮して、正常向きを維持するべく強いテンションのゼンマイを使用すると、復帰方向への回転テンションが強くなるので、回転し難くなり且つ復帰スピードも速くなって、破損防止に影響が出る。当該装置でその兼ね合いを調整するためには、テンションの異なるゼンマイを用意して交換する必要があるなど、両者の両立という点で改善の余地がある。
本発明はこの点に着目したもので、破損防止と正常向きの維持能力を両立させられるような仕組みをもった通行遮断竿の駆動装置を提案するものである。
本発明の提案に係る通行遮断竿の駆動装置は、中間部にウォームを有すると共に軸方向へ摺動可能に保持されたウォーム軸と、該ウォーム軸の両端部に配設されて当該ウォーム軸の摺動に抵抗する弾発力を発生する緩衝手段と、前記ウォームに噛み合うウォームホイールと、該ウォームホイールに従い回転する駆動軸と、前記ウォーム軸を回転させるモータと、を含んで構成され、前記駆動軸に通行遮断竿を接続して回動させるようになっている駆動装置であり、前記ウォーム軸、前記緩衝手段、前記ウォームホイール、前記駆動軸及び前記モータを組み付けたハウジングを、水平方向へ回転可能にしてポール上に取り付ける構造を有する。
このような通行遮断竿の駆動装置において、本発明では、上端面に位置決め凹部が設けられた支持筒と、上部に形成されたフランジに、前記位置決め凹部と係合する位置決め凸部が下向きに突設されており、前記支持筒内に回転可能に支持される回転軸と、前記支持筒内に支持された前記回転軸を下方へ付勢する付勢手段と、を含んだ構成、あるいは、上端面に位置決め凸部が突設された支持筒と、上部に形成されたフランジの下面に、前記位置決め凸部と係合する位置決め凹部が設けられており、前記支持筒内に回転可能に支持される回転軸と、前記支持筒内に支持された前記回転軸を下方へ付勢する付勢手段と、を含んだ構成とし、そして、前記支持筒に上方から前記回転軸を挿入して支持させ、前記付勢手段による付勢力で前記位置決め凹部と前記位置決め凸部とを係合させた状態で、当該支持筒を前記ポールに固定すると共に当該回転軸の上端に前記ハウジングを固定する構造を提案する。当該通行遮断竿の駆動装置は、前記付勢力に逆らって前記位置決め凹部と前記位置決め凸部との係合が外れることにより、前記ハウジングが水平方向に回転でき、該ハウジングの回転で前記付勢手段がねじられて復原力を生じるようになっていることを特徴とする。
上記提案に係る通行遮断竿の駆動装置は、位置決め凹部と位置決め凸部との係合によって正常向きを維持する構造を採用しており、風に対する正常向きの維持能力が高い。したがって、正常向きを維持するための回転テンションは不要となっている。
正常向きにおいて回転軸にかける復帰方向への回転テンションが不要であれば、回転開始に必要なのは、付勢手段の付勢力に逆らって位置決め凹部と位置決め凸部との係合を外す力であり、当該凹部及び凸部の形状を工夫してある程度の外れ易さを確保すれば、正常向きの維持能力と破損防止のための回転し易さとを両立させることができる。
これら凹部及び凸部の係合が外れて回転が始まると、付勢手段がねじられて弾性変形することで復原力が生じるので、当該復原力を復帰方向への回転テンションとして利用し、正常向きへ自動復帰することができる。すなわち、ゼンマイ機構を用いることなく、破損防止と正常向きの維持能力を両立させられる仕組みをもった通行遮断竿の駆動装置が提供される。
通行遮断竿及びその駆動装置の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の駆動装置1は、鉄製のハウジング2に、ウォーム軸3、緩衝手段4、ウォームホイール5、駆動軸6、そしてモータ7を組み付けて構成されている。
本実施形態の場合、ハウジング2を囲繞するケースCがさらに設けられており、駆動装置1が直接、日光に晒されたり、排気ガス(特にNox)に晒されたりすることのないように覆ってある。ケースCは外周面に塗装を施したステンレス製で、直射日光を防ぐことでハウジング2の温度上昇を抑制し、排気ガスを防ぐことでハウジング2の錆を抑制する。
ウォーム軸3は、中間部3aとこれより小径の両端部3b,3cとを有し、その両端部3b,3cをボールベアリングの軸受3d,3eに保持することで、軸方向(矢印X方向)へ摺動可能にしてハウジング2内に収められている。一方の端部3bは、軸受3dを貫通して反対側へ突出すると共に先端にプーリー3fが設けられており、当該プーリー3fが、モータ7の出力軸7aに巻回したタイミングベルト7bにより駆動されることで、ウォーム軸3が回転する。また、本実施形態の場合、この端部3bの先端面に六角穴3b’が凹設されており、当該六角穴3b’に嵌る六角レンチをもったハンドルにて、緊急時などには、手動でウォーム軸3を回すこともできるようにしてある。
螺旋状のウォーム3gはウォーム軸3の中間部3aに形成されており、また、当該中間部3aと両端部3b,3cとの境界部分に段部3h,3iが形成されている。この段部3h,3iと軸受3d,3eとの間に、緩衝手段として、各4枚の皿バネを組み合わせてなる組合皿バネ4が挟み込まれている。
組合皿バネ4は、端部3b,3cに緩挿され且つ段部3h,3iと軸受3d,3eとに当接して規制されているので、ウォーム軸3が軸方向へ摺動するとこれに抵抗する弾発力を発生する。このような緩衝手段としては、ゴム製ワッシャやコイルバネなどを使用することも可能であるが、弾発力が比較的強く且つ弾発力を調整し易いということで、組合皿バネ4とするのが適している。
このウォーム軸3のウォーム3gに噛み合うウォームホイール5は、ほぼ90°の通行遮断竿10の回動角度に必要な範囲でできるだけ小型に形成してあり、120°程度の円弧に形成してある。そして、当該ウォームホイール5の回転軸5aが延長されてハウジング2から突出し、通行遮断竿10を接続する駆動軸6が形成されている。断面四角形の駆動軸6には、通行遮断竿10の基端部11を保持した取付具12が嵌合される。
ウォーム軸3を回転させるモータ7は、本実施形態の場合、高出力を得やすいDCモータで、ハウジング2内に内蔵した駆動回路7cにより回転及び制動制御される。また、ハウジング2内にバッテリー7dを内蔵し、半導体回路制御により緊急時にはバッテリー7dで駆動するようになっている。モータ7にはACモータを使用することも可能で、この場合には、DCモータに必要な駆動回路等を省き、低価格品とすることができる。
以上の構成をもつ駆動装置1では、閉の停止位置(横臥状態)にある通行遮断竿10を、モータ7に通電して回動させ、開の停止位置(直立状態)で停止させる際、あるいはこの逆に開から閉にする際、モータ7により制動をかけて停止させる。モータ7の制動でウォーム3gが急停止すると、回動から停止する通行遮断竿10の慣性を駆動軸6を介してウォームホイール5が受けるので、当該慣性力によりウォーム軸3を摺動させようとする力が働く。この慣性に対し、ウォーム軸3の両端部3b,3cに設けられた組合皿バネ4が弾発力を発生し吸収するので、通行遮断竿10が回転から停止するときの負荷に耐え得る構造となっている。したがって、コンパクト設計の可能なウォームギアの採用とあわせて、従来に比べ小型軽量化を図ることができるようになり、遮断機設置位置の自由度などが向上する。
また、当該構成のウォームギア構造を採用していることにより、通行遮断竿10を持って手で回動させることは実質上できない構造となっている。従来品の場合、たとえば駐車場出入口の遮断機では、通行遮断竿を手で上げて不正を行うことができないように、閉の停止位置にある通行遮断竿の先端側をキャッチしてロックする機構(いわゆるキャッチャー)を備えている場合が多い。これは、従来品では通行遮断竿を持って手で上げることができてしまうためであるが、本実施形態の駆動装置1ではこれが不要となる。
このように、本実施形態の駆動装置1は、中間部3aにウォーム3gを有すると共に軸方向へ摺動可能に保持されたウォーム軸3と、ウォーム軸3の両端部3b,3cに配設されてウォーム軸3の摺動に抵抗する弾発力を発生する緩衝手段である組合皿バネ4と、ウォーム3gに噛み合うウォームホイール5と、ウォームホイール5に従い回転する駆動軸6と、ウォーム軸3を回転させるモータ7と、を含んで構成されており、その駆動軸6に通行遮断竿10を接続して回動させるようになっている。そして、当該駆動装置1は、これらウォーム軸3、組合皿バネ4、ウォームホイール5、駆動軸6及びモータ7を組み付けたハウジング2を、図3に示すように、水平方向へ回転可能にして円筒のポールP上に取り付けるようにして設置される。
そのポールPに対する回転取り付け機構について、図3〜図7に一例を示している。本例の回転取り付け機構は、ポールPの上部内に嵌入され固定された支持筒P1と、この支持筒P1内に回転可能に支持された回転軸P2と、回転軸P2を下方へ付勢する付勢手段として利用されるコイルバネP3と、を含んで構成される。
支持筒P1は、ポールP内に嵌入される外径で形成され、ポールP内に上から差し込むことで嵌合固定される。そして、その内周面の上部と下部とにそれぞれ、真鍮製の滑り軸受とした軸受部材P1a,P1bが配設されている。また、支持筒P1の上端面P1cには、部分的に、本例の場合は等間隔で三箇所に、位置決め凹部P1dが設けられている。この位置決め凹部P1dは、ハウジング2の回転を許容する方向に傾斜面が形成されると共に、該傾斜面の反対側は垂直面として、回転止めとなるように形成されている。
回転軸P2は、支持筒P1の軸受部材P1a,P1bによって支持される外径で形成され、回転可能にして支持筒P1内に挿入されている。その上部にはフランジP2aが形成されており、当該フランジP2aに、位置決め凸部P2bが下向きに突設されている。位置決め凸部P2bは、位置決め凹部P1dに相応する形状及び配置で形成されて該凹部P1dと係合する。この係合状態において、ハウジング2の回転許容方向には傾斜面で互いに当接しているので、当該傾斜面を滑り上がる力が加われば係合が外れる一方、反対側は垂直面で互いに当接しているので、この方向に係合が外れることはない。
なお、これら位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとは、逆の関係で形成してあってもよい。すなわち、位置決め凸部を支持筒P1の上端面P1cに突設し、位置決め凹部を回転軸P2のフランジP2aの下面に凹設することも可能である。
支持筒P1内に支持された回転軸P2を下方へ付勢する付勢手段を構成するコイルバネP3は、中空とした回転軸P2の内側に配置されている。この例のコイルバネP3は引っ張りバネで、その一端を回転軸P2の上部に且つ他端を支持筒P1の下部に係止させてある。具体的には、回転軸P2の上端面部P2c(上端の開口を塞ぐ蓋部材)から回転軸P2内へ上側ボルトP3aを突出させてあり、当該垂下した上側ボルトP3aにコイルバネP3の一端が係止している。一方、支持筒P1の下端面部P1e(下端の開口を塞ぐ蓋部材)から回転軸P2内へも下側ボルトP3bが突出しており、当該立ち上がった下側ボルトP3bにコイルバネP3の他端が係止している。
これらボルトP3a,P3bの突出量調整によってコイルバネP3を伸び縮みさせ、その付勢力を調整することができるが、本例の場合、上側ボルトP3aは、ハウジング2の取り付け台座が上から被せられて、装置組み立て後は隠れてしまうので、上端面部P2cに雌ねじを切って螺合させた固定側としている。他方、下側ボルトP3bは、下端面部P1eからの突出量を調整できるようにした調整側として組み付けられ、その突出量調整によってコイルバネP3の付勢力を調整できるようにしてある。すなわち、下側ボルトP3bは、下端面部P1eに設けた挿通孔を通して下端面部P1eを貫通しており、外側からナットP3cを螺合させて締め付けることにより、下端面部P1aから内部への突出量を調整できるようになっている。その突出量調整によって、コイルバネP3を適度に伸ばした状態に維持することができる。つまり、支持筒P1の上端面P1cに対する回転軸P2のフランジP2aの押し付け力、言い換えれば、位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとの係合解除力を調整することができる。なお、ハウジング2の構造によっては、上側ボルトP3aを調整側とすることも可能である。
以上のような支持筒P1と回転軸P2とは、支持筒P1に上方から回転軸P2を挿入して支持させ、上下端面部(蓋部材)p1e,P2c、ボルトP3a,P3b、コイルバネP3及びナットP3cを組み付け、そのコイルバネP3による付勢力で位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとを係合させた状態で、当該支持筒P1をポールPに固定すると共に回転軸P2の上端にハウジング2を固定して使用する。このように位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとが係合しているときがハウジング2の正常向きとなる(図3及び図5)。
ポールP及びハウジング2との組み付け後、風圧でハウジング2が水平回転しない程度に、ナットP3cによってコイルバネP3の付勢力を調整する。位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとの係合によって正常向きを維持する構造を採用しているので、コイルバネP3の付勢力は回転軸P2のフランジP2aを支持筒P1の上端面P1cへ押し付けるものであり、正常向きを維持するためのゼンマイ機構などによる回転テンションは不要となっている。正常向きにおいて復帰方向への回転テンションが回転軸P2にほぼかかっていないので、回転開始に必要なのは、コイルバネP3の付勢力に逆らって位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとの係合を外す力である。当該凹部P1d及び凸部P2bには、上述のように回転許容方向に傾斜面を設けてあるので、コイルバネP3の付勢力をナットP3cにより適切に調整するという容易な作業で、風圧には耐え得るけれども、通行車両が衝突するような衝撃に対しては容易に回転するように、正常向きの維持能力と破損防止のための回転し易さとの両立を図ることができる。
通行車両が通行遮断竿10に衝突した場合、コイルバネP3の付勢力に逆らって位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとの係合が外れることにより、ハウジング2は水平方向に回転する(図6)。このハウジング2の回転でコイルバネP3がねじられて弾性変形すると、ねじりを元に戻す復原力が生じる。このコイルバネP3の復原力が、正常向きへ復帰する方向への回転テンションとして回転軸P2に作用し、ハウジング2を、位置決め凹部P1dと位置決め凸部P2bとが係合する正常向きへ自動復帰させることができる。
本例の支持筒P1は、上端部分に所定厚のフランジが形成されており、当該フランジがポールPの上端縁に当接してそれ以上は支持筒P1が嵌入しないようになっている。図7に一例を示すように、この支持筒P1のフランジ外周面に、円周方向に並べて複数の着脱口P1fを形成することもできる。各着脱口P1fには雌ねじが切ってあり、ストッパピンP1gを六角レンチで螺合させることができる。一方、ハウジング2にはストッパロッド2aが固定されて下面から垂下しており、支持筒P1のフランジ外周面に沿ってハウジング2と共に回転する。したがって、着脱口P1fのいずれかにストッパピンP1gを装着しておけば、このストッパピンP1fにストッパロッド2aが当接したところでハウジング2の回転はストップする。ストッパピンP1fを着ける着脱口P1fを変えることで、ハウジング2の回転角度を適宜規制することができる。なお、ストッパロッド2aは、回転軸P2におけるフランジP2aの外周面に固定されて垂下するものとすることもできる。
図8〜図10に示すように、本実施形態における通行遮断竿10は、断面が長円状(陸上トラック状)のグラスファイバー入樹脂製の筒状本体13と、該筒状本体13を包み込む所定厚のゴム製被覆体14と、を含んで構成されている。グラスファイバー入樹脂製で且つ断面を長円状とした筒状本体13は、中空であることも相まって軽量であり且つ所定厚のゴム製被覆体14で包んで強さを向上させてあり、その基端部11を直接、取付具12を介して駆動軸6に接続することができる。すなわち、鉄パイプ等を間に介装させて駆動装置へ取り付けていた従来技術の遮断竿に比べて軸荷重を軽くすることができ、駆動軸6にかかる負荷を軽減し、駆動装置1の小型化に貢献する。
また、所定の厚み(あまり厚いと重くなるので好ましくは2mm程度の厚さ)をもたせた天然又は合成ゴム製被覆体14で、筒状本体13を包み込む構造としてあるので、車両が衝突して筒状本体13が破損するようなことがあったとしても、ゴム製被覆体14により飛散が防止される。これにより、飛散した破損片による二次災害が防止され、また、交換作業等を楽にすることができる。
このような通行遮断竿10の上下側周囲には、LEDを内蔵した発光チューブ15を張り巡らしてあり、通電により当該発光チューブ15が光ることにより、視認性を向上させている。また、筒状本体13の車両進入側の側面には、高輝度のフラッシュライト16,17が二箇所設置してあり、さらに視認性を高めている。このフラッシュライト16,17の配線は、筒状本体13の内部を通してあり、極力断線等しないように工夫されている。
本発明に係る駆動装置の内部構成例を示した断面図。 図1中のA−A線断面で見た駆動装置の断面図。 ポール上に駆動装置を回転可能に取り付ける回転機構を説明する断面図。 図3の回転機構に係る支持筒と回転軸の分解斜視図。 位置決め凹部及び凸部が係合した状態で示す支持筒及び回転軸の斜視図。 位置決め凹部及び凸部の係合が外れた状態で示す支持筒及び回転軸の斜視図。 支持筒に形成した着脱口とこれに取り付けられるストッパピン、該ストッパピンに当接するストッパロッドを示した要部斜視図。 本発明に係る駆動装置を内蔵した通行遮断機の正面側斜視図。 図8の通行遮断機の背面側部分斜視図。 内部配線を省略して示す、図8中のB−B線断面で見た通行遮断竿の断面図。
符号の説明
1 駆動装置
2 ハウジング
2a ストッパロッド
3 ウォーム軸
3a 中間部
3b,c 端部(小径部)
3d,e 軸受
3f プーリー
3g ウォーム
3h,3i 段部
4 緩衝手段(組合皿バネ)
5 ウォームホイール
5a 回転軸
6 駆動軸
7 モータ
7a 出力軸
7b タイミングベルト
10 通行遮断竿
11 基端部
12 取付具
13 筒状本体
14 ゴム製被覆体
15 発光チューブ
16,17 フラッシュライト
P ポール
P1 支持筒
P1a,P1b 軸受部材
P1c 上端面
P1d 位置決め凸部
P1e 下端面部(蓋部材)
P1f 着脱口
P1g ストッパピン
P2 回転軸
P2a フランジ
P2b 位置決め凹部
P2c 上端面部(蓋部材)
P3 付勢手段(コイルバネ)
P3a 上側ボルト
P3b 下側ボルト
P3c ナット

Claims (6)

  1. 中間部にウォームを有すると共に軸方向へ摺動可能に保持されたウォーム軸と、該ウォーム軸の両端部に配設されて当該ウォーム軸の摺動に抵抗する弾発力を発生する緩衝手段と、前記ウォームに噛み合うウォームホイールと、該ウォームホイールに従い回転する駆動軸と、前記ウォーム軸を回転させるモータと、を含んで構成され、前記駆動軸に通行遮断竿を接続して回動させるようになっており、
    前記ウォーム軸、前記緩衝手段、前記ウォームホイール、前記駆動軸及び前記モータを組み付けたハウジングを、水平方向へ回転可能にしてポール上に取り付ける通行遮断竿の駆動装置であって、
    上端面に位置決め凹部が設けられた支持筒と、
    上部に形成されたフランジに、前記位置決め凹部と係合する位置決め凸部が下向きに突設されており、前記支持筒内に回転可能に支持される回転軸と、
    前記支持筒内に支持された前記回転軸を下方へ付勢する付勢手段と、
    を含んで構成され、
    前記支持筒に上方から前記回転軸を挿入して支持させ、前記付勢手段による付勢力で前記位置決め凹部と前記位置決め凸部とを係合させた状態で、当該支持筒を前記ポールに固定すると共に当該回転軸の上端に前記ハウジングを固定してあり、
    前記付勢力に逆らって前記位置決め凹部と前記位置決め凸部との係合が外れることにより、前記ハウジングが水平方向に回転でき、
    該ハウジングの回転で前記付勢手段がねじられて復原力を生じるようになっている
    ことを特徴とする通行遮断竿の駆動装置。
  2. 中間部にウォームを有すると共に軸方向へ摺動可能に保持されたウォーム軸と、該ウォーム軸の両端部に配設されて当該ウォーム軸の摺動に抵抗する弾発力を発生する緩衝手段と、前記ウォームに噛み合うウォームホイールと、該ウォームホイールに従い回転する駆動軸と、前記ウォーム軸を回転させるモータと、を含んで構成され、前記駆動軸に通行遮断竿を接続して回動させるようになっており、
    前記ウォーム軸、前記緩衝手段、前記ウォームホイール、前記駆動軸及び前記モータを組み付けたハウジングを、水平方向へ回転可能にしてポール上に取り付ける通行遮断竿の駆動装置であって、
    上端面に位置決め凸部が突設された支持筒と、
    上部に形成されたフランジの下面に、前記位置決め凸部と係合する位置決め凹部が設けられており、前記支持筒内に回転可能に支持される回転軸と、
    前記支持筒内に支持された前記回転軸を下方へ付勢する付勢手段と、
    を含んで構成され、
    前記支持筒に上方から前記回転軸を挿入して支持させ、前記付勢手段による付勢力で前記位置決め凸部と前記位置決め凹部とを係合させた状態で、当該支持筒を前記ポールに固定すると共に当該回転軸の上端に前記ハウジングを固定してあり、
    前記付勢力に逆らって前記位置決め凸部と前記位置決め凹部との係合が外れることにより、前記ハウジングが水平方向に回転でき、
    該ハウジングの回転で前記付勢手段がねじられて復原力を生じるようになっている
    ことを特徴とする通行遮断竿の駆動装置。
  3. 前記支持筒の外周面に、ストッパピンの着脱口が円周方向に並べて複数形成され、
    該着脱口のいずれかに装着した前記ストッパピンに、前記ハウジング又は前記回転軸のフランジから垂下したストッパロッドが当接することにより、前記ハウジングの回転が止められるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通行遮断竿の駆動装置。
  4. 前記付勢手段は、中空とした前記回転軸内に配置したコイルバネを含んで構成され、
    該コイルバネの一端を前記回転軸の上部に係止させると共に他端を前記支持筒の下部に係止させてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の通行遮断竿の駆動装置。
  5. 前記コイルバネの一端が、前記回転軸の上端面部から前記回転軸内へ突出したボルトに係止しており、
    該ボルトの突出量調整によって当該コイルバネの付勢力を調整できるようになっていることを特徴とする請求項4記載の通行遮断竿の駆動装置。
  6. 前記コイルバネの他端が、前記支持筒の下端面部から前記回転軸内へ突出したボルトに係止しており、
    該ボルトの突出量調整によって当該コイルバネの付勢力を調整できるようになっていることを特徴とする請求項4記載の通行遮断竿の駆動装置。
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