JP5610994B2 - 車両通行遮断機 - Google Patents
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Description
通行遮断機に関する。
即ち、車両の通行を阻止する阻止位置と車両の進行を許容する許可位置との間で回動されて開閉動作を行う阻止棒と、該阻止棒を車両による衝撃を解放するリリース方向に回動可能に支持するリリース軸と、リリース状態とされた前記阻止棒を前記リリース方向の反対方向である復帰方向に回動させる復帰駆動部と、前記復帰方向に回動する前記阻止棒が非リリース状態に到達する手前の所定位置に到達した際に、該阻止棒に対して前記復帰方向に向かってのトルクを付与する補助復帰駆動部とを備えることを特徴とする。
遮断機10は、図1〜図3に示すように、遮断機本体11と、該遮断機本体11に支持された支持アーム20と、該支持アーム20に支持された阻止棒30とを備えている。さらに、この遮断機10には、復帰駆動部40と、リリース状態保持部60と、非リリース状態保持部70と、補助復帰駆動部80と、制御部90(図1〜3において図示省略、図16参照)とが設けられている。
アーム本体21は開閉軸12の直径方向を長手方向とするように該開閉軸12に固定支持されている。このアーム本体21は、開閉軸12の回転に伴って、該アーム本体21の長手方向が水平方向に平行な水平状態と鉛直方向に平行な鉛直状態との間で、鉛直面に沿って90°の範囲で開閉軸12の軸線回りに回動可能とされている。
このような阻止棒30は、リリース軸22の回転に伴って該リリース軸22の軸線回りに回動可能とされている。
また、阻止棒30においては、図2に示すように、リリース軸22の回動に伴って非リリース状態から車両進行方向Gに90°回動し、阻止棒30の延在方向が支持アーム20の長手方向と直交する状態、即ち、阻止棒30が開閉軸12及び車両進行方向Gと平行に延在する状態がリリース状態とされている。なお、ここではリリース状態から車両進行方向Gに90°回動した状態をリリース状態と定義したが、リリース状態から車両進行方向Gに向かって任意の角度だけ回動した状態をリリース状態としてもよい。
以下では、阻止棒30が非リリース状態からリリース状態に回動する方向、即ち、リリース動作を行う方向をリリース方向T1とし、これとは逆にリリース状態から非リリース状態に回動する方向、即ち、復帰動作を行う方向を復帰方向T2とする。
復帰駆動部40は、リリース方向T1に回動した阻止棒30を復帰方向T2に回動させて非リリース状態に復帰させるための機構であって、図1〜図3に示すように水平状態とされた支持アーム20の下部に一体に固定されている。この復帰駆動部40は、図4〜図7に示すように、筐体状をなす復帰駆動部本体40a内に収納された復帰用モータ(電動機)41と、該復帰用モータ41の正回転をリリース軸22に伝達させる動力伝達機構42と、阻止棒30の非リリース状態又はリリース状態を検知する状態検知手段55(図4にて図示省略)とを備えている。
第一回転軸44は、支持アーム20が水平状態とされた場合における復帰駆動部本体40aの上下方向(以下、復帰駆動部40の説明においては単に上下方向と称する。)に延在する軸であって、例えば復帰駆動部本体40aに配された図示しない軸受を介して軸線回りに回転可能に設けられている。
第二回転軸47は、第一回転軸44と平行をなして上下方向に延在する軸であって、例えば復帰駆動部本体40aに配された図示しない軸受を介して軸線回りに回転可能に設けられている。
第一ギア49は、第二回転軸47に対して同軸かつ一体に固定された略円盤状をなしており、第二回転軸47とともに軸線回りに回転するように構成されている。この第一ギア49の外周面にはギア歯が形成されており、当該ギア歯は第一平歯車46のギア歯と互いに噛み合っている。これによって、第一ギア49と第一平歯車46とは、それぞれの軸線回りに互いに連動回転可能とされている。
この第二ギア50には、図6(a)に示すように、該第二ギア50の厚み方向に貫通する一対の溝部50a,50aが形成されている。これら溝部50a,50aは、第二ギア50の軸線回りに延びる円弧状をなしており、第二ギア50の軸線を挟み込むようにして該軸線を中心とした180°の点対称となるように配置されている。
以上のように、第一ギア49及び爪部49a,49aは、復帰用モータ41の出力軸41aの正逆回転に応じて90°の角度範囲を往復回動する。
第二ギア50がリリース連動動作を行った後は、図10に示すように、第一ギア49における初期位置の爪部49a,49aが、溝部50a,50aにおける図10の時計回り前方側の端部となる当接端部50bにそれぞれ当接する。
以上のように、第二ギア50と阻止棒30とは、互いに連動する構成とされ、即ち、第二ギア50のリリース連動動作と阻止棒30のリリース動作とが対応するように、また、第二ギア50の復帰連動動作と阻止棒30の復帰動作とが対応するように互いに連動する。
被検知円盤56は、図5、図8及び図10に示すように、略円盤状をなす部材であって、上記クラッチ機構48における第二ギア50の上面に同軸かつ一体に固定されている。被検知円盤56は、その外径が第二ギア50の外径よりも大きく形成されており、さらに、外周縁部から径方向内側に向かって切り欠くように形成された第一スリット56a及び第二スリット56bを備えている。これら第一スリット56a,第二スリット56bは、被検知円盤56の周方向に互いに90°の間隔をあけて配置されている。
以上のようにして、状態検知手段55は、阻止棒30が非リリース状態にあるかリリース状態にあるのかを検知する。
リリース状態保持部60は、阻止棒30をリリース状態において保持する機構であって、図1〜図3に示すように、水平状態とされた支持アーム20の先端における上面に設けられている。なお、このリリース状態保持部60の説明においては、当該水平状態とされた支持アーム20の上下方向を単に上下方向と称する。
スライドバー63は、上下方向に延在するバー状をなしており、保持部本体61を貫通するようにして上下方向の所定範囲にわたってスライド可能に設けられている。このスライドバー63の下端には、リリース状態とされた阻止棒30に係合可能な係止端部63aが設けられている。この係止端部63aはスライドバー63が最下位置にある場合に阻止棒30に係合する。また、このスライドバー63における上下方向略中央部には、該スライドバー63の外周面が一段拡径するようにして形成されたフランジ部63bが設けられている。
付勢部材収容部64の付勢部材により最下位置に位置するスライドバー63は、該スライドバー63の係止端部63aが阻止棒30に対して係止することで阻止棒30をリリース状態に保持している。
解除用モータ66は、保持部本体61内において、出力軸が下方に向くように配置されている。この出力軸には、外周面にギア歯が形成されたモータ側ギア66aが同軸かつ一体に固定されている。
ここで、ブラケット69は、スライドバー63のフランジ部63bに対して下方から当接している。これによって、ブラケット69が上方に向かって移動する場合には、該スライドバー63を持ち上げるようにして上方に移動させる。この動作によって、スライドバー63における係止端部63aの阻止棒30に対する係止を解除するようになっている。
非リリース状態保持部70は、阻止棒30を非リリース状態に保持するための機構であって、図1〜図3、図12に示すように、支持アーム20のアーム本体21に上下一対が設けられている。
これら一対の非リリース状態保持部70,70は、詳しくは図12に示すように、ナット71及びボルト72を介して、アーム本体21の上板部21a、下板部21bにそれぞれ設けられた付勢突起73を備えている。この付勢突起73は、上板部21a、下板部21bを支持アーム20の上下方向の外側から内側に向かってそれぞれ付勢されている。 付勢突起73は、阻止棒30が非リリース状態とされて支持アーム20内に収納されている場合には、該阻止棒30の基部32の上面及び下面にそれぞれ形成された凹部32a,32bにそれぞれ係合する。
補助復帰駆動部80は、復帰方向T2に回動する阻止棒30が非リリース状態に到達する手前の所定位置に到達した際に、該阻止棒30に対して復帰方向T2に向かってのトルクを付与する役割を有している。
この補助復帰駆動部80は、図13及び図14に示すように、支持アーム20におけるアーム本体21の後端(車両通行路Rの反対側の端部)に固定された筐体状をなす補助復帰駆動部本体80aと、補助復帰用モータ81と、第一平歯車82と、第一回転軸83と、第二平歯車84と、第三平歯車85と、第二回転軸86と、引き込み用ギア87と、被係止部88と、第一検知部89aと、第二検知部89bとを備えている。
第一回転軸83は、上下方向に延在するように補助復帰駆動部本体80a内に設けられた軸であって、該補助復帰駆動部本体80aに配された図示しない軸受を介して軸線回りに回転可能とされている。
第二平歯車84は、第一回転軸83に同軸かつ一体に固定されており、その外周面にはギア歯が形成されている。この第二平歯車84のギア歯は第一平歯車82のギア歯と互いに噛み合っており、これによって第一平歯車82と第二平歯車84とはそれぞれの軸線回りに互いに連動回転するようになっている。
第二回転軸86は、第一回転軸83と平行をなすように、即ち、上下方向に延在するように、補助復帰駆動部本体80a内に設けられた軸であって、該補助復帰駆動部本体80aに配された図示しない軸受を介して軸線回りに回転可能とされている。
また、この引き込み用ギア87の外周面におけるギア部87aに対して軸線を挟んだ反対側の部分には、該軸線の径方向外側に向かって突出するように形成された引き込み部87bが形成されている。
そして、この引き込み用ギア87は、初期位置から図14及び図15の時計回り方向(係止回転方向U1)に回転することによって、被係止部88に対して引っ掛かるようにして係合する。また、被係止部88に対して係合した引き込み用ギア87は、図14の半時計回り方向(解除回転方向U2)に回転することによって、被係止部88との係合を解除するとともに初期位置に復帰する。
そして、車線サーバ130は、これら車両検知器131及び路側アンテナ132からの信号の入力に基づいて、制御部90に対して車両通行許可指令及び車両退出検知信号を送出する。制御部90は、車両通行許可指令に基づいて開閉用モータ13を正回転駆動させることにより阻止棒30に開動作を行わせる。一方、制御部90は、車両退出検知信号に基づいて開閉用モータ13を逆回転駆動させることにより、開動作後の阻止棒30に閉動作を行わせる。
車両通行路Rに車両が進入しておらず遮断機10が待機状態の際には、図1及び図3に示すように、支持アーム20が水平状態とされるとともに阻止棒30が非リリース状態とされ、即ち、阻止棒30はホームポジションである阻止位置Sにある。
さらに、リリース状態保持部60においては、係止解除部65のボールナット68及びブラケット69が最下位置にあり、付勢係止部62のスライドバー63は付勢部材収容部64の付勢部材の付勢に従って最下位置にある。
また、このように阻止棒30がリリース動作をした際には、状態検知手段55における円盤検知用センサ57のレーザ照射領域が、第一スリット56a、被検知円盤56、第二スリット56bと変化する。これにより、状態検知手段55において阻止棒30がリリース状態となったことが検知される。
この復帰動作は、リリース動作後の阻止棒30がリリース状態にある場合において、例えば料金所の係員による操作部133の操作によって送出されるリリース復帰指令に基づいて行われる。図18は、制御部90が実行する阻止棒30の復帰動作の処理の流れを示すフローチャートである。
そして、第一検知部89aから信号が未入力と判断した場合(S24:No)、該第一検知部89aから信号が入力されるまで待機する。
そして、第二検知部89bから信号が未入力と判断した場合(S26:No)、該第二検知部89bから信号が入力されるまで待機する。
なお、ここでは、阻止棒30の復帰動作が完了した後に係止端部63aが最下位置に復帰する構成としたが、これに限定されることはなく、復帰動作をする阻止棒30の基部32が最下位置の係止端部63aに係止不能となる位置まで回動した時点で、係止端部63aが最下位置に復帰する構成であってもよい。
即ち、リリース軸22がリリース状態となった際にのみ、第二ギア50の溝部50a,50aの当接端部50b,50bが爪部49a,49aに当接することによって、第一ギア49及び爪部49a,49aの正回転動作が第二ギア50に伝達される。これによって、リリース軸22と連動する阻止棒30を復帰方向T2に回動させることができる。
したがって、例えば、阻止棒30が非リリース状態に復帰した直後に車両が阻止棒30に衝突した場合であっても、該阻止棒30のリリース動作が妨げられることなく、当該車両による衝突を円滑に逃がすことが可能となる。
なお、非リリース状態保持部70を設置しない構成の場合であっても、補助復帰駆動部80があることにより、阻止棒30の迅速かつ円滑な非リリース状態への復帰が可能となる。
11 …遮断機本体
12 …開閉軸
13 …開閉用モータ
20 …支持アーム
21 …アーム本体
22 …リリース軸
30 …阻止棒
31 …棒部
32 …基部
40 …復帰駆動部
41 …復帰用モータ(電動機)
41a …出力軸
42 …動力伝達機構
48 …クラッチ機構
49 …第一ギア
49a …爪部
50 …第二ギア
50a …溝部
50b …当接端部
55 …状態検知手段
60 …リリース状態保持部
62 …付勢係止部
65 …係止解除部
70 …非リリース状態保持部
80 …補助復帰駆動部
81 …補助復帰用モータ
87 …カム
87a …ギア部
87b …引き込み部
88 …被係止部
89a …第一検知部
89b …第二検知部
90 …制御部
T1 …リリース方向
T2 …復帰方向
R …車両通行路
G …車両進行方向
Claims (5)
- 車両の通行を阻止する阻止位置と車両の進行を許容する許可位置との間で回動されて開閉動作を行う阻止棒と、
該阻止棒を車両による衝撃を解放するリリース方向に回動可能に支持するリリース軸と、
リリース状態とされた前記阻止棒を前記リリース方向の反対方向である復帰方向に回動させる復帰駆動部と、
前記復帰方向に回動する前記阻止棒が非リリース状態に到達する手前の所定位置に到達した際に、該阻止棒に対して前記復帰方向に向かってのトルクを付与する補助復帰駆動部とを備えることを特徴とする車両通行遮断機。 - 前記阻止棒の前記所定位置への到達を検知する第一検知部をさらに備え、
前記補助復帰駆動部は、該第一検知部による前記阻止棒の検知に基づいて該阻止棒に対して前記トルクを付与することを特徴とする請求項1に記載の車両通行遮断機。 - 前記阻止棒の前記非リリース状態への到達を検知する第二検知部をさらに備え、
前記補助復帰駆動部は、前記第二検知部の検知に基づいて前記阻止棒へのトルクの付与を解除することを特徴とする請求項2に記載の車両通行遮断機。 - 前記補助復帰駆動部は、
前記第一検知部の検知に基づいて正回転する電動機と、
前記電動機の正回転に連動することで初期位置から回動して前記阻止棒を復帰方向に引き込む引き込み用ギアとを備えていることを特徴とする請求項3に記載の車両通行遮断機。 - 前記電動機は、前記第二検知部の検知に基づいて逆回転し、
前記引き込み用ギアが、前記電動機の逆回転に連動することで前記初期位置に復帰することを特徴とする請求項4に記載の車両通行遮断機。
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