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JP4891940B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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JP4891940B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータによる給電と商用電源による給電との間で負荷に対する給電の切換を行う電力変換装置に関するものである。
例えば、負荷に対する電源の供給を停止することのないようにするための無停電電源装置では、インバータのメンテナンス若しくは故障時に負荷への給電を無瞬断で継続させることが要求されている。
このため、無停電電源装置は、インバータによる給電と商用電源による給電との間で負荷に対する給電の切換を行う電源切換器を設けている。ここで、電源切換器により、常時は商用電源に同期させて運転しているインバータの出力からの給電を行っている。
そして、インバータのメンテナンス若しくは故障時にインバータによる給電から商用電源による給電に瞬時切換を行うようにしている。このインバータは給電形態に応じて単独接続又は複数台並列接続される。
図9は、従来の無停電電源装置を示す電力変換装置の構成図である。
図9に示す無停電電源装置は、インバータ4と、電源切換器5と、電圧位相差レベル判定回路11とを設けている。インバータ4は、バッテリ等のインバータ入力電源2から商用電源1に同期した交流電源もしくは内部の基準信号に基づいた交流電源を生成している。
電源切換器5は、サイリスタスイッチ等の高速スイッチ6で商用電源1による負荷3に対する給電をオン又はオフし、スイッチ7でインバータ4による負荷3に対する給電をオン又はオフする。
電圧位相差レベル判定回路11は、電圧検出器8で検出された商用電源1の電圧と、電圧検出器9で検出されたインバータ4の電圧とから、商用電源1の電圧とインバータ4の電圧との位相差を検出して、位相差判定結果12を出力する。
まず、判定回路15は、位相差判定結果12が「1」(同期時)で、かつ第1切換指令13が「1」のとき、商用電源給電からインバータ給電への瞬時切換指令17を電源切換器5に供給する。
このとき、電源切換器5は、まず、高速スイッチ6をオンにして、高速スイッチ6とスイッチ7を共にオンにした後に、スイッチ7をオフにする。
これにより、負荷3に対する給電を、商用電源1からインバータ4に無瞬断で切換える。
また、判定回路16のアンド回路16−1は、位相差判定結果12が「1」(同期時)でかつ第2切換指令14が「1」のとき、インバータ給電から商用電源給電への無瞬断切換指令18を電源切換器5に供給する。
このとき、電源切換器5は、まず、スイッチ7をオンにして、高速スイッチ6とスイッチ7を共にオンにした後に、高速スイッチ6をオフにする。
これにより、インバータ4による給電から商用電源1による負荷3に対する給電へ無瞬断で切換を行う。
さらに、第2判定回路16のアンド回路16−2は、位相差判定結果12が「0」であって(非同期時)、第2切換指令14が「1」のとき、インバータ給電から商用電源給電への断あり切換指令19を電源切換器5に供給する。
このとき、電源切換器5は、まず、高速スイッチ6をオフにする。このとき、高速スイッチ6をオフにしたときから内蔵のタイマをカウントして一定期間後にスイッチ7をオンにする。
これにより、インバータ4による給電を停止してから一定期間経過後に商用電源1による負荷3に対する給電を開始する。
図10は、図9で示す電力変換装置において、インバータ出力と商用電源が同期しているときにインバータ4による給電から商用電源1による給電へ無瞬断切換を行う瞬時切換指令18(同期時)が電源切換器5に供給されたときの各部の波形図である。
図10Aはインバータ出力電圧、図10Bは商用電源電圧、図10Cは負荷印加電圧、図10Dはインバータ出力電流、図10Eは商用電源電流、図10Fは負荷電流を示す。
図10Aに示すインバータ出力電圧と、図10Bに示す商用電源電圧は同期しているので、T11時点で切換を行うことにより、インバータ4による給電から商用電源1の給電に無瞬断で切り換わる。
図11は、図9に示した電力変換装置において、インバータ出力と商用電源が同期していないときにインバータ4による給電から商用電源1による給電へ断あり切換を行う切換指令19が電源切換器5に供給されたときの各部の波形図である。
図11Aはインバータ出力電圧、図11Bは商用電源電圧、図11Cは負荷印加電圧、図11Dはインバータ出力電流、図11Eは商用電源電流、図11Fは負荷電流を示す。
図11Aに示すインバータ出力電圧と図11Bに示す商用電源電圧との間には、位相差Δがあり、同期していない。このため、インバータ出力電圧と商用電源電圧とを無瞬断で切換ることができない。
まず、T11時点でインバータ4による給電が停止される。T11時点から、負荷への給電停止期間T21経過後のT12時点で、商用電源1による給電を開始する。負荷への給電停止期間T21があるために、上記位相差に起因して負荷に過電流が流れることはない。
図12は、インバータ出力と商用電源が同期していないときに無瞬断切換を行ったときの波形図である。図12Aはインバータ出力電圧、図12Bは商用電源電圧、図12Cは負荷印加電圧、図12Dはインバータ出力電流、図12Eは商用電源電流、図12Fは負荷電流を示す。
図12Aに示すインバータ出力電圧と、図12Bに示す商用電源電圧とは、位相差Δがあり、同期していない。この状態で、T11時点で、インバータ4による給電を停止すると共に、商用電源1の給電を開始する。
インバータ出力電圧と商用電源電圧との間に位相差Δがあることに起因して、図12Fに示す負荷電流は、T11時点において、負荷許容電流Imaxを超過する。
この現象は、負荷3が誘導性負荷や容量性負荷を含む場合に、鉄心の磁気飽和によるインダクタンスの大幅な低下や、容量性負荷の変位電流等によって発生するものである。
上述した技術の電力変換装置では、インバータ出力と商用電源が同期していないときに無瞬断切換はできず、一定期間(一周期以上)給電が遮断されず、負荷3に過大な影響を及ぼすことになる。
本発明は、インバータ出力と商用電源の位相が同期していないときにも、負荷の種類を判別して、可能な場合には無瞬断切換を行うことにより、より多くの場合に負荷への給電を継続させることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の電力変換装置は、負荷の力率を演算することにより、負荷の力率が予め定められた力率範囲であるか否かを判定する負荷力率判定部を備えている。
これにより、負荷の力率が予め定められた力率範囲内であるときは、インバータの出力と商用電源との位相差がある状態であっても、負荷への給電をインバータによる給電から商用電源による給電に無瞬断で切換える。
本発明によれば、負荷の力率が予め定められた力率範囲内であれば、インバータの出力と商用電源との位相差があっても、負荷への給電をインバータによる給電から商用電源による給電に無瞬断で切換えることができる。これにより、インバータ出力と商用電源が同期していないときにも、負荷への給電を継続させることができる。
負荷電流の許容電流値に対する余裕度が大きいときには、負荷力率判定の際の力率範囲を比較的緩やかに設定するというように、負荷力率判定の際の力率範囲を負荷電流値に応じて段階的に設定することにより、無瞬断切換ができる範囲を広げることができる。
また、特定周波数成分の負荷力率を測定して、複数の周波数における負荷の力率範囲をすべて満たす場合にのみ、切換可能とすることにより、例えば、誘導性負荷と容量性負荷が並列接続された結果として、見かけの負荷力率が大きくなっている場合には無瞬断切換とはならないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図1〜8を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電力変換装置の構成例を示している。
図1において、本実施の形態の電力変換装置は、インバータ4と、電源切換器5とを設けている。
インバータ4は、内部の基準信号に基づいてバッテリ等のインバータ入力電源2から商用電源1に同期した交流電源を生成する。
電源切換器5は、商用電源1による負荷3に対する給電をオン又はオフするためのサイリスタスイッチ等の高速スイッチ6と、インバータ4による負荷3に対する給電をオン又はオフするためのスイッチ7とで構成されている。
なお、図示しないが、電源切換器5は、高速スイッチ6とスイッチ7をオン又はオフに制御する制御部、所定期間を計時するタイマを備えている。
ここで、スイッチ7は、インバータ4のメンテナンス若しくは故障時にインバータ4による給電をオフするために用いるものである。
高速スイッチ6は、商用電源1による負荷3に対する給電をオンするために用いるものであり、高速切換が要求される。
ここで、本実施の形態の電力変換装置は、商用電源1の電圧を検出する電圧検出器8と、インバータ4の電圧を検出する電圧検出器9と、電圧位相差レベル判定回路11とを設けている。電圧位相差レベル判定回路11は、商用電源1の電圧とインバータ4の電圧との位相差を検出して、位相差判定結果12を出力する。
さらに、本実施の形態の電力変換装置は、商用電源給電からインバータ給電への切換判定回路15と、インバータ給電から商用電源給電への切換判定回路16とを設けている。判定回路15は、位相差判定結果12と第1切換指令13を入力とするアンド回路である。
位相差判定結果12は、商用電源1の電圧とインバータ4の電圧との位相差が一定範囲内のとき「1」(同期時)、位相差が一定範囲外のとき「0」(非同期時)となる。第1切換指令13は、商用電源1からインバータ4への切換指令であり、常時は「0」、切換時に「1」となる。
判定回路16は、位相差判定結果12と第2切換指令14を入力とするアンド回路16−1と、位相差判定結果12の反転信号と第2切換指令14を入力とするアンド回路16−2から構成される。
第2切換指令14は、インバータ4から商用電源1への切換指令であり、常時は「0」、切換時に「1」となる。
ここで、本実施の形態の電力変換装置は、負荷3の電流を検出する電流検出器20と、負荷3の力率を演算する負荷力率演算回路21とを設けている。負荷力率演算回路21は、インバータ4の電圧を検出する電圧検出器9で検出された負荷印加電圧と、負荷3の電流を検出する負荷電流検出器20で検出された負荷電流とから負荷3の力率を演算する。
さらに、本実施の形態の電力変換装置は、負荷3の力率のレベルを判定する負荷力率レベル判定回路22と、切換条件追加回路24とを設けている。
負荷力率レベル判定回路22は、負荷力率演算回路21で演算された負荷3の力率が予め定められた力率範囲内であるか否かを判定して、負荷3の力率が予め定められた力率範囲内であるときは負荷力率判定結果23として「1」を出力し、力率範囲外であるときは負荷力率判定結果23として「0」を出力する。
この力率範囲は、例えば、力率「1」を中心として、進み位相の力率「0.9」と遅れ位相の力率「0.9」の間で設定される。
切換条件追加回路24は、位相差判定結果12と、負荷力率判定結果23を入力とするオア回路であり、位相差判定結果12が「1」のとき(同期時)又は負荷力率判定結果23が「1」のとき(力率範囲内)、切換条件出力として「1」を出力する。また、位相差判定結果12が「0」(非同期時)でかつ負荷力率判定結果23が「0」のとき(力率範囲外)、切換条件出力として「0」を出力する。
判定回路15は、位相差判定結果12が「1」(同期時)でかつ第1切換指令13が「1」のとき、商用電源給電からインバータ給電への瞬時切換指令17を電源切換器5に供給する。
判定回路16のアンド回路16−1は、切換条件出力が「1」(同期時又は力率範囲内)でかつ第2切換指令14が「1」のとき、インバータ給電から商用電源給電への無瞬断切換指令18を電源切換器5に供給する。
また、判定回路16のアンド回路16−2は、切換条件出力が「0」であって(非同期時又は力率範囲外)、第2切換指令14が「1」のとき、インバータ給電から商用電源給電への断あり切換指令19を電源切換器5に供給する。
上述するように構成された本実施の形態の電力変換装置において、判定回路15から商用電源給電からインバータ給電への瞬時切換指令17(同期時)が電源切換器5に供給されると、電源切換器5は、以下の動作をする。
まず、電源切換器5は、スイッチ7をオンにして、高速スイッチ6とスイッチ7を共にオンにした後に、高速スイッチ6をオフにする。
これにより、同期時に、商用電源1による給電からインバータ4による負荷3に対する給電へ無瞬断切換することができる。
また、判定回路16のアンド回路16−1から、インバータ給電から商用電源給電への無瞬断切換指令18(同期時又は力率範囲内)が電源切換器5に供給されると、電源切換器5は、以下の動作をする。まず、電源切換器5は、高速スイッチ6をオンにして、高速スイッチ6とスイッチ7を共にオンにした後に、スイッチ7をオフにする。
これにより、非同期時であっても予め定めた力率範囲内であれば、インバータ4による給電から商用電源1による負荷3に対する給電へ無瞬断切換することができる。
さらに、第2判定回路16のアンド回路16−2から、インバータ給電から商用電源給電への断あり切換指令19(非同期時又は力率範囲外)が電源切換器5に供給されると、電源切換器5は、以下の動作をする。
まず、電源切換器5は、スイッチ7をオフにする。スイッチ7をオフにしてから一定期間後に高速スイッチ6をオンにする。
一定期間経過後に商用電源給電を開始するのは、負荷3に印加される電圧もしくは電圧の位相が急変することに起因して負荷電流が過大になることを防止するためである。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る電力変換装置の構成の変形例を示している。
図2に示す電力変換装置が、図1に示した電力変換装置と異なる点は、負荷3の電圧を検出する負荷電圧検出器10を設けた点である。
負荷力率演算回路21は、負荷3の電圧を検出する電圧検出器10で検出された負荷印加電圧と、負荷3の電流を検出する電流検出器20で検出された負荷電流とから負荷3の力率を演算する。
この場合、インバータ4による給電から商用電源1による負荷3に対する給電へ切換を行う直前の負荷力率測定に対しては、上述した図1に示した電力変換装置と同様の負荷力率測定結果を得ることができる。
図3は、図1および図2の電力変換装置において、非同期時でかつ負荷力率が大のときにインバータから商用電源へ切り換えるときの波形図である。図3Aはインバータ出力電圧、図3Bは商用電源電圧、図3Cは負荷印加電圧、図3Dはインバータ出力電流、図3Eは商用電源電流、図3Fは負荷電流を示す。負荷力率が大とは、負荷3の力率が予め定めた力率範囲内と同じである。
図3Aに示すインバータ出力電圧と、図3Bに示す商用電源電圧とは位相差Δがあり、同期していない。このとき、インバータ出力電圧と商用電源電圧の瞬時切換を行った場合、各部の波形は以下のようになる。
まず、T1時点でインバータ4による給電を停止すると共に、商用電源1の給電を開始する。
このとき、図3Fに示す負荷電流は、T1時点において、負荷許容電流Imaxを超過することはない。これは、負荷3の力率が予め定めた力率範囲内であり、誘導性負荷に含まれる鉄心の磁気飽和によるインダクタンスの大幅な低下や、容量性負荷の変位電流等が発生することはないため、位相変化による変動が少ないためである。
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る電力変換装置の構成例を示している。
図4に示す電力変換装置が、図1に示した電力変換装置と異なる点は、しきい値変化負荷力率レベル判定回路25を設けた点である。
しきい値変化負荷力率レベル判定回路25は、異なる力率範囲をもった負荷力率レベル判定回路22−1〜3と、負荷3の電流に応じて、負荷力率レベル判定回路22−1〜3のいずれかを選択して、負荷力率判定結果23を出力する切換スイッチ26とを有している。
ここで、しきい値変化負荷力率レベル判定回路25の特性31について説明する。
切換時に生じる負荷3の電流の変動は、負荷力率が小さいほど大きくなる。一方で、負荷3の電流値A,B,Cが図3に示した負荷許容電流値Imaxに対して余裕度が大きいときには、切換時に生じる負荷3の電流の変動がその分大きくなることを許容できる。すなわち、負荷3の電流値が小さければ、負荷力率判定の際の力率範囲a,b,cをより広く設定することができる。
例えば、負荷3の電流がレベルAのとき負荷許容電流値Imaxに対して余裕度が小さいので、負荷力率判定の際の力率範囲を比較的狭い力率範囲aに設定する。
また、負荷3の電流がレベルCのとき負荷許容電流値Imaxに対して余裕度が大きいので、負荷力率判定の際の力率範囲をより広い力率範囲cに設定する。
図5は、図4の電力変換装置において、非同期時でかつ、負荷3の電流が比較的小さく、力率が大きくないときのインバータから商用電源への切換時の波形図である。図5Aはインバータ出力電圧、図5Bは商用電源電圧、図5Cは負荷印加電圧、図5Dはインバータ出力電流、図5Eは商用電源電流、図5Fは負荷電流を示す。
図5Aに示すインバータ出力電圧と、図5Bに示す商用電源電圧とは位相差Δがあり、同期していない。このとき、インバータ出力電圧と商用電源電圧の瞬時切換を行った場合、各部の波形は以下のようになる。
負荷3の力率が力率範囲a、bから逸脱しているが、力率範囲c内に入っていて、かつ負荷3の電流が負荷許容電流値ImaxであるレベルCよりも小さいときは、負荷電流がレベルC以下かつ負荷3の力率が力率範囲c内の条件を満たすことから、T1時点でインバータ4による給電を停止すると共に、商用電源1の給電を開始する。
図5Fに示す負荷電流は、T1時点において、電圧や電圧位相の変化に起因して変動するものの、事前の電流が小さいことから、51に示すように、負荷許容電流Imaxを超過することはない。
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る電力変換装置の構成例を示している。
図6に示す他の電力変換装置が、図1に示した電力変換装置と異なる点は、インバータ出力変動信号生成回路27と、インバータ出力電力指令部28と、特定周波数成分負荷力率演算回路29と、判定結果合成回路30を設けた点である。
インバータ出力変動信号生成回路27は、インバータ4の出力の主成分とは異なる周波数成分f1、f2、f3の信号を生成する。インバータ出力電力指令部28は、インバータ出力変動信号生成回路27で生成された周波数成分の微小信号をインバータ4に重畳させるための指令を出力する。
特定周波数成分負荷力率演算回路29は、インバータ4に重畳されている特定周波数変動成分f1、f2、f3における負荷3の力率を演算する。判定結果合成回路30は、すべての周波数成分f1、f2、f3について、負荷3の力率が負荷力率レベル判定回路22の予め定めた力率範囲内であるときに、負荷力率判定結果23として「1」を出力する。
従って、複数の周波数において負荷の力率条件をすべて満たす場合にのみ、瞬時切換を可能にすることができる。
これにより、例えば、誘導性負荷と容量性負荷が並列接続された結果として、見かけの負荷力率が大きくなっている場合には、周波数を変動させた場合に負荷の力率範囲を満たさないため、瞬時切換をしない。
図7は、誘導性負荷と容量性負荷が並列接続された負荷を示す図であり、図7Aは抵抗負荷R、誘導性負荷L、容量性負荷Cの接続例、図7Bは負荷全体および一部分の力率の例である。
例えば、図7Bに示す負荷X(R)、負荷Y(R+L+C)、負荷Z(R+L+C)は、いずれも定格周波数50[Hz]において力率「1」である。
これに対して、異なる周波数では、負荷X(R)の力率は「1」、負荷Y(R+L+C)の力率は「0.9」、負荷Z(R+L+C)の力率は「0.7」である。
図8は、負荷X(R)、負荷Y(R+L+C)、負荷Z(R+L+C)について、負荷力率を周波数特性により判定する例を示す図である。負荷X(R)や誘導性、容量性が小さい負荷Y(R+L+C)はいずれの周波数でも予め定めた力率範囲内となる。大きな誘導性負荷と大きな容量性負荷が並列接続された負荷Z(R+L+C)は、定格周波数50[Hz]以外では予め定めた力率範囲内とはならない。
なお、上述した本実施の形態例に限らず、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない限り、適宜変更しうることは言うまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る電力変換装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電力変換装置の構成例を示す図である。 図1および図2の電力変換装置における負荷力率大のときのインバータから商用電源への切換時の波形図であり、図3Aはインバータ出力電圧、図3Bは商用電源電圧、図3Cは負荷印加電圧、図3Dはインバータ出力電流、図3Eは商用電源電流、図3Fは負荷電流を示す。 本発明の第3の実施の形態に係る電力変換装置の構成例を示す図である。 図4の電力変換装置における非同期時でかつ、負荷3の電流が比較的小さく、力率が大きくないときのインバータから商用電源への切換時の波形図であり、図5Aはインバータ出力電圧、図5Bは商用電源電圧、図5Cは負荷印加電圧、図5Dはインバータ出力電流、図5Eは商用電源電流、図5Fは負荷電流を示す。 本発明の第4の実施の形態に係る電力変換装置の構成例を示す図である。 負荷力率の変化例を示す図であり、図7Aは抵抗負荷R、誘導性負荷L、容量性負荷Cの接続例、図7Bは負荷の成分に応じた力率の変化例である。 負荷力率を周波数特性により判定する例を示す図であり、図8A、図8Bはいずれの周波数でも予め定めた力率範囲内、図8Cは予め定めた力率範囲外となる場合である。 従来の無停電電源装置を示す電力変換装置の構成図である。 従来の電力変換装置におけるインバータ出力と商用電源が同期しているときの切換時の波形図であり、図10Aはインバータ出力電圧、図10Bは商用電源電圧、図10Cは負荷印加電圧、図10Dはインバータ出力電流、図10Eは商用電源電流、図10Fは負荷電流を示す。 従来の電力変換装置におけるインバータ出力と商用電源が同期していないときの切換時の波形図であり、図11Aはインバータ出力電圧、図11Bは商用電源電圧、図11Cは負荷印加電圧、図11Dはインバータ出力電流、図11Eは商用電源電流、図11Fは負荷電流を示す。 従来の電力変換装置におけるインバータ出力と商用電源が同期していないときの瞬時切換時の波形図であり、図12Aはインバータ出力電圧、図12Bは商用電源電圧、図12Cは負荷印加電圧、図12Dはインバータ出力電流、図12Eは商用電源電流、図12Fは負荷電流を示す。
符号の説明
1…商用電源、2…インバータ入力電源、3…負荷、4…インバータ、5…電源切換器、6…高速スイッチ、7…スイッチ、8…電圧検出器、9…電圧検出器、10…電圧検出器、11…電圧位相差レベル判定回路、12…位相差判定結果、13…第1切換指令、14…第2切換指令、15…商用電源給電からインバータ給電への切換判定回路、16…インバータ給電から商用電源給電への切換判定回路、17…商用電源給電からインバータ給電への瞬時切換指令、18…インバータ給電から商用電源給電への無瞬断切換指令、19…インバータ給電から商用電源給電への断あり切換指令、20…電流検出器、21…負荷力率演算回路、22…負荷力率レベル判定回路、23…負荷力率判定結果、24…切換条件追加回路、25…しきい値変化負荷力率レベル判定回路、26…切換スイッチ、27…インバータ出力変動信号生成回路、28…インバータ出力電力指令部、29…特定周波数成分負荷力率演算回路、30…判定結果合成回路

Claims (5)

  1. 負荷への給電をインバータによる給電から商用電源による給電に切換える電源切換部と、
    前記インバータの出力と前記商用電源との位相差を検出することにより、前記インバータの出力と前記商用電源とが同期しているか否かを判定する位相差判定部と、
    前記負荷の力率を演算して前記負荷の力率が予め定められた力率範囲であるか否かを判定する負荷力率判定部を備えて、
    前記負荷の力率が前記力率範囲内のときには、前記位相差判定部による位相差が前記所定範囲を超えた場合であっても、前記電源切換部による無瞬断切換を行うことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記力率範囲は、前記負荷が誘導性負荷又は容量性負荷を含まない場合の力率範囲であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記負荷の電流を検出する負荷電流検出部を設け、
    前記負荷電流検出部で検出した電流に応じて、
    前記負荷力率判定部で使用する定められた力率範囲を変化させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記インバータの出力を変動させるインバータ出力変動部と、
    前記変動させたインバータの出力成分である特定変動成分の前記負荷の力率を演算する特定変動成分負荷力率演算部と、
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記特定変動成分は、前記インバータの出力の主成分とは異なる周波数の微小電圧を重畳させるか、又は前記インバータの出力の周波数若しくは電圧を変動させて形成することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
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